ある時間の断片ー22〜24歳の日記

ーある時間の断片 12月12日 1968年 朝9時に目が覚める。しかし起きることが出来ない。どうしたことか、学校に行かなくてはならないのに。 結局は行かないで、本を読んだり、風呂に行ったりして一日を過ごす。 千葉いる姉の優子さんに電話をして、来…

2002年12月12日(木) 608,ある時間の断片-22 ー1968年 10月18日 一時間目の人事管理に出る。その後朝食も含めた食事をしていると、ゼミの田島と川村がくる。 ゼミのOB会の連絡簿の案内書の住所書きをコモンルームで12時半まで手伝う。 その後田島…

ある時間の断片 12月11日 1968年 11時に起床。 学校の図書館に行って卒論の勉強のために行く。2時間位集中する。 欧州旅行で一緒だった江夏君にバッタリ会う。 宮崎の大きな酒メーカーの御曹司だ。少し話す。朴訥としたいい男だ。 4時過ぎに帰路…

2002年12月11日(水) 607,ある時間の断片-21 10月15日 1968年 9時起床。午前中卒論のまとめをするが集中しない。 夕方まで机に向かう。 夕方米林君が部屋に遊びにくる。 夜は夜で集中できない。 10月16日 10時起床。オリンピックのせいか集中…

ある時間の断片 12月10日 1968年 昼の13時に起床。 姉の突然の來京で、また予定が狂ってしまった。あと二週間で卒論を書き上げなくてはならない。 どういうことだ、これでは間に合わないではないか。 あと二週間では無理である。 どうしようか。 …

2002年12月10日(火) 606,ある時間の断片-20 10月13日 9時半起床、午前中は何事もなく時間が過ぎる。午後、姉正子さんが来て、一昨日の事を聞く。 姉が東京に友達といって、夜どこかの東京の夜を深井に案内してもらった件だ。 深井にしたらあれが精一杯…

12月9日 1968年9時半起床。 11時45分に上野へ、正子さんを迎えに行く。上野の寿楽で食事をしていると、軽井沢で知り合った、 小林君と大井君でバッタリ会う。 彼等と一時間話をする。やはり方向に迷っているみたいであった。 その後、正子さんの…

2002年12月09日(月) 605,ある時間の断片-1910月12日 1968年 8時起床。 11時半に長岡に出発する。15時過ぎに帰宅。家はやはりよい。 両親が帰ってくる。 学校町と柏崎のおばも来る。兄の三郎さんが婚約したという。どんな人か早く会ってみたいものだ…

2004年12月09日(木) 1346, 23歳の日記−5実際のところ、書きうつしていて気持ちの良いものではない。三十五年前の自分と直面するのも恐ろしい。 正常と異常の塀の上を一日一日歩いているようなものだった。 それが若さということなのだろう。何か焦りと焦燥感…

12時8日(日曜日)1968年12時に起床する。 昼飯後、何か落ち着かない。夕方独りで池袋に出てみる。 独り目的もなく池袋の街をブラブラするのもよい。皆がそれぞれ楽しんでいるのを見ると、自分まで楽しくなる。 田島がアルバイトをしているスナック…

2002年12月08日(日) 604,ある時間の断片-18 ー10月9日ー 7時半起床。どうしても6時半には起きれない。 まず初日からこれではどうしようもない。 もっと気合を入れなくてはならない。一人で自分を律するのは厳しい。土曜日まで頑張らなくては。 ー10月…

ある時間の断片 12月7日(土曜日)1968年 12時過ぎに目が覚める。 何となく時間が過ぎる。 18時に、山岡さんがくる。 先日のバザーのお金を受け取ってないという。 私はただ言われたまま無料奉仕をしただけだ。 20個の歯ブラシ代を永田さんがポ…

2002年12月07日(土) 603,ある時間の断片-17 10月8日 1968年10時起床。12時40分に上野に向け出発。 六日町の雲頓庵へ。 久々だ雲頓庵だ。 計画はこうだ。 6時半起床、一時間掃除、食事、30分間座禅、9~12時勉強、昼飯後、13時から15時…

12月6日 1968年 朝7時半目覚まし時計がなる。しかし起きることが出来なかった。やっと10時過ぎに起きた。 タクシーで学校へ。11時20分にやっとのことで、食事をしてゼミの「工場見学」に、時間ギリギリで間にあう。 新宿から京王線で府中へい…

2002年12月06日(金) 602,ある時間の断片-16 1968年 10月6日 日曜日 朝10時半に起床。 部屋の大掃除後、洗濯屋に行くため部屋を出ると、大妻女子大の5人と出くわす。 この前に来ていた人もいた。彼女たちの会いに来た相手がいないので、私の部屋で一時…

ある時間の断片 1968年 12月5日 試験で最後の問題を書くのを忘れる。 自分に腹が立つ。 川崎と兼子と一緒に食事。 兼子が私の分を出してくれる、悪かったが。 帰寮後、佐藤と飲みに行く。このところ気まずかったが、真剣に話をする。 色いろあったが…

2002年12月05日(木) 601,ある時間の断片-15 1968年 10月5日 土曜日昨夜飲み過ぎせいか頭が痛い。10時に深井に電話をするが、アユに用とかでお流れ。 集団デートお流れ。 小作の方にしておけばよかった。 その後、酒井君が部屋にきて疎外論から人間…

12月4日 ー1968年・11時に起床。 中間試験の勉強だ。 ところで昨日の件で、今になって怒りが押し寄せる。 「何なんだ!」という感情がくる。 といって考えてみたら何でもない事だ。 パーテーの日が変った事で、一つのチャンスが消えただけでしかな…

11月24日 (日曜日) 1968年 10時に起床。 ある部屋で、朝っぱらからダンスの模擬講習会をしていた。 面白そうなので早速参加をする。ジルバとルンバとブルースを一通りマスターはする。 15時に市川さんが部屋に来る。その話をすると「自分にもダンスを教え…

ある時間の断片 1968年 11月23日(土曜日) 10時起床。洗面後、OB会に行く準備をする。 駒村のところに「多恵ちゃん」と、飯野さんが来ている。 佐藤のことだが、何か割りきりがつかない。先日の件で陰険な抵抗にあっているようだ。 飯野さんは別に約束を破…

ある時間の断片 11月22日(金) ー1968年・8時起床 今日は人事管理に出席。 ゼミの同期の外山君と食事。彼は新潟の三条市の同郷だ。おとなしく誠実な男だ。 彼と行きつけの喫茶店の‘ウイーン’に行く。 田島のグループがいる。 彼らと口泡を飛ばして話し合う…

ある時間の断片 −11月21日 1968年11時過ぎ起床。 12時に登校、学食で食事後、「価格理論」に出席をする。 16時から寮の駒村君のところで過ごす。18時に、大妻女子大の宮本さんと、その友人が間中君のところに来る。 宮本さんに「誰か可愛い人を紹介してよ!…

ある時間の断片 ー1968年11月20日(水曜日)11時過ぎ起床。 14時に市川さんがくる、休みのようだ。 彼は早稲田を卒業をして、この春より医薬品メーカーに勤めている。 MEという職種で、医者病院まわりが仕事だという。この8ヶ月でまるで人が変わってしまった…

585, ある時間の断片ー12 - 2002年11月19日(火) 1968年 10月1日 9時半に起床、11時までボーと過ごす。 その後学校に行く。石川と入れ違いに兼子がくる。 一緒にコピーをとりに校外にでる。そこでフェステバルの行進にであう。 かれの食事に付き…

579,ある時間の断片ー11 2002年11月13日(水) 1968年 9月29日ー日曜 8時起床、午前中は部屋と寮の大掃除。気持ちもすっきりした。 午後は3時間、明日のための準備の読書だ。そういえば最近寮の他の人との距離が出てきたようだ。 仕方がないのかも…

576, ある時間の断面ー10 2002年11月10日(日) ー1968年 9月27日 7時半起床、8時55分に受講するがプリントをもらい損ねる。 受講後、川崎と池永とタッカーホールで話し合う。 石川をチョット無視をする。 たまには薬になるだろう。 図書館で合気道…

575, つれづれに学生時代のこと ー2 2002年11月09日(土) 現在、学生時代の日記を書き写していることは意味のあることだ。 ユングは「人生に午前の人生と午後の人生がある」といっている。その価値観はまるで違う物差しになる。 今の私は午後の人生の学生期…

574, つれづれに-学生時代のこと 2002年11月08日(金) 学生時代の最後の半年間の日記を「ある時間の断片」という題で書き写している。 そのときは34年の時空を飛び越えて青春真っ只中の自分に立ち返っている。 記憶もそのときのことが走馬灯のように立ち返…

572, ある時間の断面ー9 2002年11月06日(水) *1968年 9月24日 8時前に市川さんが起こしにくる、そのまま寝てしまう。9時半に目がさめる。川崎との待ち合わせに間に合わない。 顔を洗い寮を飛び出る。タクシーで校庭の通称 4丁目の交差ベンチに行く。…

569、ケーススタデー ー2 2002年 11月03日(日) 1968年 毎週金曜日の15時か16時より2時間開かれる。ゼミが終わると太陽が黄色に見える位疲れていた。 知的訓練など全くしたことがなかったためか? 二年間コースで初めの一年は課題の本を読んで、それの…