12時8日(日曜日)1968年

12時に起床する。 昼飯後、何か落ち着かない。夕方独りで池袋に出てみる。
独り目的もなく池袋の街をブラブラするのもよい。皆がそれぞれ楽しんでいるのを見ると、自分まで楽しくなる。
田島がアルバイトをしているスナックに行ってみたが、日曜日でもやっていた。しかし彼はいない。
今度は銀座にしてみよう。本屋などは独りで立ち寄るが、何の当てもなく出かけるのは初めてだ。
違った遊び方を一つおぼえた。 今度は銀座にしよう。
ところで朝寝ていると、長岡の一番上の姉の正子さんから電話が来る。明日東京に遊びに来るから、
よろしくとの内容であった。 ニューオータニだそうだ。 高木・川崎・松村が案内の候補にあがった。
高木は遊びすぎで謹慎の身だそうだ。次に川崎に電話をするとOKであった。
友人の車があるから、車つきである。明日は明日になってみなくては判らない。
それにしても、いろいろ毎日有り過ぎだ。一日一日がギリギリである。何せ、卒論と卒業を絶対に成し遂げないと。