閑話小題 ~東京オリンピックですか…

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   * 東京オリンピックは、安倍元首相のアベノミクスの…焚火。
 この時節に至っても、実しやかに開催云々が議論されている。
数兆円かけた無駄金と揶揄されるのを怖れているのだろうが…これは、100年前
スペイン風邪から、世界恐慌、第一次+第二次世界大戦の大変動に匹敵する
一連のイベント! それさえ確定して議論をすれば、中止が当然。オリンピック
など小さなイベント。何を今さら。 ガヤ・タレントが実しやかに開催有無など
論じているが、その内容の実は全く見当たらない。…そう言う、この論もまた、
ガヤ芸人の域内でしかない。としてもアベノミクスとか宣う阿倍元首相は何を
残していったか? オリンピック・シンジケートが、巨大化をして独り歩きを
している中、何とも難しい難問である。
 ――
   * この日曜日から大相撲が始まる
 さて、大相撲が始まる。数年前より、三段目後半から幕下上位の取組をみる。
これが面白い。若手から、幕内上位の陥落組まで、まずは十両を目指して闘う。
十両は前に立ち、それ未満は、褌担ぎとして後につく厳しい身分社会。そこは
虐めがキツイ。「関取」とは、よくいったもの!給料も、関取から貰える。
スポーツで、給与が一番、割りに合わないのが相撲取り。体重別が無いことと、
立合い後、数秒で勝負がつくため、観ている分には、これ程面白いのはないが… 
有望力士も、或る日、突然、怪我か糖尿で、キズモノになる厳しい世界。
辞めてしまえば「大飯喰らいの大男」でしかない。潰しが効かない典型事例。
転落し、40歳になろうとする大男が幕下辺りに低迷する姿は痛々しい。
このコロナ禍も例外なく、この業界に大いに影響している。
 有望な新弟子の話題が無いのは如何なることか… ? 何の将来の保証も、
経験の保証もなく、あるのは恩情のみ。モンゴルの相撲取りがエゲツナクなる
のも当然といえば当然。貴乃花の行末をみれば、何だろう?と思うのは当然。

・・・・・・
6934,閑話小題 ~新型コロナの現状と、行方は? ~10
2020年03月09日(月)
    * 誰も予測不能の事態に…
 毎日、この問題をテーマにしてネット・サーフィンをしていると、これまで
全く知らなかった知識、情報に出くわす。 私も数日前までは、<あと1~2ヶ月
で終焉に向う>と思い込んでいたが、これはインフルエンザの話で、コロナ菌
とは別物。まだまだパンデミック序盤となると、話は違う。この数日来の識者も、
これが前提のようだ。5000万人が犠牲になった「スペイン風邪」レベルの大参事
の可能性を含むというのも、最近知ったばかり。正しく恐れて本当にいいのか?
 今日、歯医者の予約t0、スポーツジム、行こうか行かないか? 私の年齢
だと、二割の死亡率では、考えて当然。
 ――

【 東京五輪中止なら損失7.8兆円 新型コロナ影響試算
            3/6(金) 18:59配信 :時事通信
 SMBC日興証券は6日、新型コロナウイルス感染が7月まで収束せず、東京五輪
パラリンピックが開催中止に追い込まれた場合、約7.8兆円の経済損失が発生
するとの試算を公表した。国内総生産GDP)を1.4%程度押し下げ、日本経済は
大打撃を被るという。
 SMBC日興は、新型ウイルスの世界的な感染拡大が7月まで長期に及ぶ場合は
五輪開催中止の可能性が高いとみている。五輪に絡む損失では、宣伝や輸送と
いった大会運営費に加え、訪日客を含む飲食・グッズ購入など観戦関連支出で
計6700億円とはじいた。新型肺炎の感染拡大が収まらず、国内消費のほかサプラ
イチェーン(部品供給網)の依存度が高い中国を取引先とする輸出入減少などの
影響と合わせると、損失総額は7.8兆円程度に上ると見込んだ。 
 ――
【 橋下氏の投稿を高須氏が添付し、「戦犯はWHO。テドロス事務局長。
 彼が大惨事のキーマン。」とツイートした。
高須氏は6日、この投稿以前にも「『大したことない、警報を出すほどでない』
と楽観的発表を繰り返したWHOのテドロスさんが対策を遅れさせて大惨事を引き
起こした主犯だと思います。」と糾弾。 5日にも
「WHOの情報は信頼性に欠ける。『武漢肺炎は子供からは感染しない』とか
『死亡率は高くない』『中国に感謝しよう』とか『マスクは予防に役だたない』
とか変だ。中国の隠蔽体質とWHOの中国への忖度アピールだけは急速に理解が
深まっている。」とWHOと同事務局長の対応を批判していた。】
 ――
【 <安倍首相が表明した中韓2国からの入国規制は、まともな官僚がついて
 いればあり得ない選択肢だった。そのせいで、新型コロナウイルス危機は
大きな経済危機に発展するかもしれない> ~ついに日本は終わった。
 安倍首相は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、中国、韓国から
の入国者(両国から帰国する日本人も含まれる)に指定場所で二週間待機し、
国内の公共交通機関を使わないことを要請すると表明した。
  学校の一斉休校要請は99%誤りだが、これは200%誤りだ。
 価値観の違い、見通しの違い、事実認識の違い、すべてを超えて、あらゆる面で
誤りである、どのような立場を採ろうとも、この施策は誤りであり、意味がない
どころか、日本を決定的に積極的に駄目にする決定だからだ。水際対策は、いまや
意味がない。やるなら1月せいぜい2月頭だ。感染拡大防止をするなら、国内の対策
がすべてであり、それ以外は意味がない。 いまや中国や韓国から観光に日本に
来る人はほとんどいない。来るのはどうしても必要だからで、ビジネスだ。
そして、日本人も含まれ、これは100%ビジネスか、現地からの退避者で、
日本経済をつぶすだけでなく、日本国の同胞を犠牲にする(隔離されるなら
帰国せずに現地でリスクにさらされることになる)措置であるからだ。
 なぜ、こんなことになってしまったのか。】 ※ それだけ深刻な事態!
 ――
▼ 日曜午後の関西系の政治・経済を中心にしたバラエティ・ショーで、
 あれだけシリアスなメンバーの意見が、あまりに稚拙。時が時だけに、
失言御法度としても、この事態の認識が軽すぎ。大相撲は、無観客でも、
それはそれで、中止より遥かによい。次の場所で、より状況が悪くなっている
可能性もある。『外出をしないで家の中でジッとしていろ!特に年寄りは』
では、「誰もお金を使うな」と同じ響きをもつ。これでは世界恐慌の可能性が…
問題は、先行きが全く見えないこと。見えても、それが妄想の可能性がある。

・・・・・・
6204,閑話小題 ~スペイン風邪
2018年03月09日(金)
   * インフルエンザの時節に考える
 例年のごとくインフルエンザが流行っているが、第一次世界大戦の最中の
スペインかぜは、記録に残ってる中で、人類最初のインフルエンザの大流行
パンデミック)である。 ネット辞書によると…
≪ ・感染者は約5億人以上、死者は5,000万人から1億人に及び、当時の世界人口
 は約18億人~20億人と推定されているので、全人類の約3割近くがスペイン
 かぜに感染したことになる。
・日本では、当時の人口5,500万人に対し39万人(当時の内務省は39万人と発表
 したが、最新の研究では48万人に達していたと推定されている)が死亡、
 米国でも50万人が死亡した。これらの数値は感染症のみならず戦争や災害など
 すべてのヒトの死因の中でも、もっとも多くのヒトを短期間で死に至らしめた
 記録的なもの(ただし、第一次大戦の戦死者のうち、戦闘活動による死亡以外
 が多く占め、スペインかぜによる戦病死も含まれていることから、スペイン
 かぜの死亡と第一次大戦の戦死者には重複がある)。
 ~流行の経緯としては、
・第1波は1918年3月に米国デトロイトサウスカロライナ州付近などで最初の流行
 があり、米軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、5~6月にヨーロッパで流行。
・第2波は、1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり、重症
 な合併症を起こし死者が急増した。
・第3波は、1919年春から秋にかけて第2波と同じく世界的に流行した
(日本ではこの第3波が一番被害が大きかった)。
犠牲者が主に若い健康な成人だったのはなぜなのか、これまで明らかになって
いなかった 答えは驚くほどシンプル。1889年以降に生まれた人々は、1918年
に流行した種類のインフルエンザウイルスを子どもの頃に経験していなかった
ため、免疫を獲得していなかったのだ…。≫
≪ スペイン風邪の正体は、A型インフルエンザウイルス。それまでヒトに感染
 しなかった鳥インフルエンザウイルスが突然変異を繰り返すなかでヒトに感染
する新型インフルエンザになったと考えられています。
4000万人の死者数といわれても、あまり実感できないが、第一次世界大戦での
死者数が1600万人ともいわれますから、4000万人いうと、その倍以上。しかも
この1600万人には、戦場でスペイン風邪に感染して死亡した兵士も含まれ、
戦死者のおよそ3分1は、スペイン風邪が原因とされています。≫

 以上の経過からして、パンデミックの恐ろしさは分かる。
そこで「パンデミック」で検索すると、
【 パンデミックとは、感染症の全国的・世界的な大流行をいう。爆発感染など
 とも表現される。古くは、14世紀のヨーロッパにおけるペスト(黒死病)、19世紀
以降7回にわたって発生したコレラの大流行などがある。 また、昨今では
「インフルエンザ・パンデミック」と同義語として使われることもある。インフル
エンザ・パンデミックとは、新型インフルエンザウイルスがヒトの世界で広い範囲
に急速に感染して広がり、世界的に大流行している状態である。】とある。

▼ 飛行機などにより、僅かな時間で、人体を通して世界中に拡散する時代、
 いつ何時、新しいウィルスで数百万、数千万人の命が奪われる可能性が、何処
にもある。さらに細菌やウイルスや化学毒素による、テロの危険がある。そう遠く
ない近未来に人類が絶滅する可能性もある。百年持たないとも言われているが…
・・・・・・
6568,閑話小題 ~「人のする9割は間違ったことをしている」
2019年03月09日(土)
   * つれづれなるままに
 出自は忘れたが、「人のする9割は間違ったことをしている」の言葉が妙に
頭に残っている。 人生全般にいえることか? 誰も自分のすることは正しいと
信じて疑わないで生活をしている。ところが、ある日、否応なく、思いもしない 
激変の黒鳥が舞い降り襲いかかってくる。これは東北大震災の被災や、イラク
シリアなどの中東をみれば解る。 その時に初めて、「何をしてきたか」
「何だったのだろう」という、根本的問い直しが始まる。 
 人生の長い道で知ったのが「最悪の裏腹に最善」が…「最善の裏腹に最悪」
があること。 母親が晩年、私に語った話が、これ。 
《結婚して数年。小姑に虐められて、耐えきれず実家に帰った時の祖母の言葉…
<人生で一番苦しい時が最も良い時なのよ! 味わいなさい!>の言葉でハッと
して我に返り耐えることが出来た。人生を振返ると、全く、そのとおりだったと!》
 改めて振返えみると、逆境と思っていた時節ほど、実は順境だったのでは?
あれは、順境でも逆境でもない。「順調」そのものでないかと!
 ―
 面白い夢をみた。 面接をされている相手に、マル秘データーが握られて、
「御前の秘密を握っているぞ!」と無言で語りかけられている物語? 離婚に
至るほどの悪いこともしてないし、「後味の悪さが残ることはしない」は、
個人主義を標榜するものの前提条件。それで尚、後味の悪さは残ってしまうのは
致し方がない。。会社経営も、様々な利害関係が絡みトラブルは付きもの。 
それも最小?のつもりだったが… 事業経営も、人生も、気が強くなければ
務まらない。その気の強さが、
自分の歪みを棚に上げて、他者を攻撃する。ところで、あの手の中のデーター
の中身は何? 他人のことなら、簡単に推測できるが。 人生を生き抜くに、
<ご覧のとおり、そのまま結構> だが、果たして言い切れるだろうか!
 ―
 先日、少年4人が、仲間?の一人をリンチにした動画が拡散したのを切っ
掛けに逮捕された。劣悪な家庭環境から学業についていけない不良?は、学年に
数人は存在している。その殴る蹴るは日常茶飯事…。 ところが撮影され、投稿
されて拡散すれば全国ニュースになり、逮捕に至る。 落ちこぼれも、おちおち
突っ張っていられない時代。 暴力団の脅し、恐喝、強請りも、情報端末で記録
されれば、即、逮捕。情報化は相互監視の側面が強くなる。 大方の地域社会は、
500m~5km程の範囲で形成されている。情報端末は、その人的環境の枠組みを
いっそう強くもするし、希薄にもする。
 ―
 昨夜は飲み会。17時半から始まり、帰って就寝したのが23時。今朝は5時に起床。
2軒目に同級生に遭遇して盛上る。殆ど話をしたことがなかった人だが、ハイに
なって… よくあるパターン。昼は、シネマ。明日の丁度良いネタですか。

 ・・・・・・
4001,4000回の随想日記 ー2
2012年03月09日(金)
「11年も休むことなく2~3時間もかけてエネルギーを入れて、それが何?」
という疑問が立ち上がる。そのことは私自身が、まず感じていること。40歳
 後半から60歳まで、秘境・異郷旅行に年数回行っていた折に、義母が家内に、
 「何で好きこのんで、そんなところにワザワザ出かけるのか分からない」と、
 首を傾げていたという。これと同じ。そこで大自然の懐の中で出会う感動は、
 実際に経験しないと分からない。毎日、一文章を書き上げる習慣で得られる
知識と情報の蓄積が、物事の視点を変ていく面白さは、実際に書き続けないと
分からないのと同じ。1ヶ月ほど前に朝日新聞の投稿欄に面白い。要約をすると
≪ 自分は退職後、ボランティアで忙しく充実した日々をおくっているが、
  聞くところ、定年後、暇を持て余して図書館で時間潰しをしている人が多い
 という。それなら自分のように人のため、世のために、ボランティアをする道
がありますよ!≫  一見、正しく、道理である。ボランティアこそ定年後の
人生の義務かもしれない。 しかし図書館に通い人生の経験の糧を得た後の
読書もベストの時間の使い方になる。問題は自分のボランティアに酔いしれて、
 読書三味の人が、ただ時間潰しにしか思えない自惚れに気づかないこと。
その人の人生の余白の埋め方は当人が決めること。それを批判する知性が問題。
 万人が、このことと似た勘違いをし自画自賛をしている無知の自分に気づかない。 
 四千回も書き続けている自分に自己満足をしているのと、ボランティアを自画
 自賛している人を合わせ鏡にして、そのバカさを、自覚していない愚かな自分が、
ここにいる。自分のため、11年、書き続けてきた、ただそれだけのこと。 
 人生は、経験と知識と感動を得ていく旅路である。面白いのは、書いている
 プロセスで、自分の枠組が自然と浮かび上がり、内側を覗き見えてくること。
 ・・・・・・ 
5107,閑話小題 ~「セルフディアローグ」とは
2015年03月09日(月)
   * 「セルフディアローグ」とは
 ー内なる親愛なる対話相手は、数年後の私とする「セルフディアローグ」
という言葉があった。 内語の自己対話である。創業計画や、事業計画を練る
 とき、思い浮んだことをノートに書きなぐり、独り内語を声に出して、
テーゼ、アンテーゼ、そしてジンテーゼへの対話をする。 
   ~この言葉をネット検索で調べると~
≪ セルフディアローグとは、内語たる自己対話の相手(対自)を、自分を大切
  にしてくれる友人として対話すること。日記が、これ。ディアは「親愛」、
ローグは「言葉」。親友が失敗したとき、励ましたり慰めたりするが、自分が
 ミスを犯したとき、何ゆえ自分を怒ったり自己卑下したりするのか。対話の相手
を外部から刷り込まれた自己認知を中心にしないで、親愛なる対話相手を自分の
中に作るのです。≫ とあった。
  読書も、日記も、随想も、そこに自己対話。この随想日記も、一種
 「セルフディアローグ」になるが、後年、再読する時、当時の自分との自己対話
が何とも奇妙。それも毎朝、過去の同月同日分を読み返し内省する。一種の瞑想? 
 写真家が動物や大自然の景色をシャッターチャンスを待つ間、独り頭の中で、
 言葉を探すという。それは被写体と、自分との間に生じるセルフディアローグ
 でもある。『対話の相手を外部から刷り込まれた自己認知を中心にしないで、
 親愛なる対話相手を自分の中に作るのです。』が、よい。
  私など、このブログの想定したビュアーと、来年、再来年の同月同日の自分を
「親愛なる対話相手」としている。だから、どうしても本音の吐露になる。
 ・・・・・・・
3635, 他のせいにするな!
2011年03月09日(水)
  「自分の感受性くらい」 茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを
怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな  
しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな  
なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを  暮らしのせい
 にはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を  
 時代のせいにはするな  わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい  
 自分で守れ  ばかものよ
▼ 自分を批判する目が失われることが、老いの一現象かもしれない。
  若い人でも、心が老いてしまっている人がいる。その目は他人にいき、
 己の乾いた心が硬直しているのが見えなくなってしまっている。
 「駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄」 
が身に沁みる! とはいえ、100年、500年来の地殻変動であることは確か。
 「駄目な一切」を「時代のせい」ではなく、「他のせい」にするな、
ということ。 感受性が鈍るから。

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閑話小題~ 『孤独論』ですか… ~3

          <『孤独論』 ―逃げよ、生きよ― 田中慎弥・著>
   * まずは、実家に引籠りをしましょうよ!
 副題が ―逃げよ、生きよ― である。家庭を持って、その生活を支えな
ければならないのに、何を優著なだが、それでも死んだまゝより遥かに良い。
この年齢で同年代の人たちをみると、あまりに、死んだまゝ生涯を過ごしてきた
人が多いのに驚かされる。世間とかいう、妄想に縛られ、現実社会との見境が
つかぬまま、最晩年を迎えようとしている輩。
 
 私たちは目先の事象の縛られた奴隷でしかない。それはそれで良しとして毎日
をマンベンダラリと生きているに過ぎないなら、実家にでも引籠って、七転八倒
でもすればいい。誰かから、<あの人の息子さん、一流大学を直にやめて今では
務めるでなし、懸賞金で食い繋ぐ日々>という。フリーランスそのものも、他者
からみれば、こんなもの。一流大学を卒業して、一流企業で無事退社。 それが
如何してというのか! 時代は、そんな人を求めていない。テレワークの時代、
自宅勤務で自由業みたいな働き方改革の時代である。 
 お堅い銀行員でさえ、フリーランス的センスが必要とされ、ほゞ全てが器械化
され、本部決済されて、必要とされるのがインテリジェンス。 上を向いて口を
開けているば何となく、過ごせて時代は終わった。 …まあ、大変だ。
 で、彼らが出来ることは、仲間内の足の引張合い。そこには侘しさしかない。

 逃げることは、決して恥ずかしいことではない。恥ずかしいのは仲間内の食い
合い。地軸が逆さまになってしまった現在、居酒屋でも、スナックでも、小さな
中華料理店でもいい、一度、そこから逃げれば良い。まずは助かって活きる事!
「色即是空」より、むしろ『空即是色』である。折角の人生、生きたままの仮死
よりも、一度、サッサと空になればいい。「捨ててこそ、浮かぶ瀬もあり!」
あの奴隷のごときゾンビの集団から、逃げる事から第一歩を踏み出すこと。

 孤独とは、1人の周囲に囲いをつくり閉じ籠ること。その為に準備が必要。
あのオバサンの臭気が、その嫌らしさを物語る。 5百メートル内の比較社会に
生きてきたヘドロの臭いは、その中にいては全く気付かない。

・・・・・・
6933,閑話小題 ~新型コロナの現状と、行方は? ~9
2020年03月08日(日)
   * 身の毛もたつ程、末恐ろしい事態か?
 このシリーズをテーマに書いてきたが、時間経過をする程に深刻さが増している。
まずはリーマンショック、3・11東北大震災以上か?の見極めから始めないと!
◉ 毎日、通っているSJの実態を垣間見ると、大フロアーに15人位のメンバーが
居るだけ。エアロが休止しており、席取りの行列は無し。二週間と区切っているが、
これで再開は無理? この騒ぎが始まったと同時に、一人ヨガの際にマットを
丹念に拭いてきたが、それも数日前から消えた。 その代り、スタッフが、その後
に拭いている。 何か末恐ろしくなった。これが半年も続くわけがない。
<平日の昼間コース>は人気があり、メンバーが溢れかえっていたのに今は疎ら。
◉ 夜の居酒屋、スナックも虫の息だろうに。そのレポートのニュースも、報道規制
か全く見当たらない。若い人がいくキャバクラなら、関係ないか。
「インフルエンザのように夏になれば消滅すると考えるのは間違い。現時点では
そのように考える根拠が見つかっていない」とWHOが強調するのも当然。
 以下の記事をみると、異次元の驚きの内容。
 ――
【 新型コロナウイルスで死亡する日本人は最悪のシナリオでは57万人。
   世界では、最悪6800万人が死亡。
 恐るべき数字を伝える報告書「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパク
 :7つのシナリオ」が、3月2日(米国時間)、アメリカの著名シンクタンク
ブルッキングス研究所」のウェブサイトに掲載された。
 この報告書の著者は、オーストラリア国立大学教授のワーウィック・マッキビン氏
とローシェン・フェルナンド氏。両氏は、新型コロナによる病気や死亡のため各国で
減少する労働者数、消費者の商品嗜好の変化、製造網が受ける障害によるビジネス
コストの上昇など世界経済に与える経済的ショックを分析、新型肺炎パンデミック
となった場合に、適切な経済的判断が行われないと起こりうる7つのシナリオを紹介。
 この報告書によると、7つの中の最善のシナリオであっても世界のGDPは2.4兆ドル
(約254兆円)も失われることとなり、最悪のシナリオでは世界のGDPは9兆ドル
(約954兆円)も失われるという。 】
 ――
【 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日、新型コロナウイルス感染に
 よる致死率がこれまでのところ約3.4%となっていることを明らかにした。
 季節性インフルエンザの1%未満を大きく上回る。
  ~テドロス事務局長の主な発言は以下の通り。
新型コロナウイルスは季節性のインフルエンザよりも重篤な疾患を引き起こす。
世界の多くの人が、インフルエンザへの免疫を持っているが、新型ウイルスへの
免疫は誰も持っていないからだ。つまり多くの人が感染しやすく、重症化する
ケースもある。】
 ――
【 イタリアで感染者3000人超 死者100人超 新型コロナウイルス
             2020年3月5日 2時22分新型コロナウイルス
イタリア政府は4日、北部を中心に感染が広がる新型コロナウイルスについて
感染者の数が新たに587人増えて3089人となり3000人を超えたと発表しました。
また死者も28人増え、107人になったとしています。】
 ――
【 <ジュネーブ共同> 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括する
 ライアン氏は6日、新型コロナウイルスについて「気象条件が変わればウイルス
の活動がどうなるのか、まだ分かっていない」と述べ、気温が上昇すればインフル
エンザ同様に終息するかどうかは見通せないとし、過度の期待を戒めた。
ライアン氏は「インフルエンザのように夏になれば消滅すると考えるのは間違い。
現時点ではそのように考える根拠が見つかっていない」と強調。
「ウイルスが自然に消えてくれると期待するのではなく、今こそウイルスと
闘わなくてはならない」と述べた。】
 ―
 ―
▼ 新潟駅前で30年実業してきた事業を止めざるを得なくなった。最終場面の
 2001~2011年の10年が、酷かった。2割、4割、6割減の大波が到来。東北大震災
で7割減となり、即座に事業断念した経験を持つため、この降ってわいた事態
(何処かのホテルの責任者が、東北大震災よりも、落込みは深刻)とコメント
していたが、人一倍、この事態の深刻度が理解できる。…としても、タイミング
も含めて不可解さ残る大惨事である。第一次世界大戦時の「スペイン風邪」までで
ないとしても、リーマンショックを遥かに超えたレベルでないと幸いだが。
知れば知る程に、ことは深刻。 関係者には酷だが『オリンピック開催?』とは
異次元の大問題が既に発生してしまった! 中国帰りの日本人が宣った
『中国と日本とでは、これに対する危機感が全く違う』が、全てを物語る。

 ・・・・・・
6567,閑話小題 ~白鵬よ、モンゴル大統領を目指せ!
2019年03月08日(金)
   * 白鵬よ、モンゴル大統領を目指したら!
 貴乃花が、次のステージに向かって動き出した。あのサッパリした表情。
少なくとも、大相撲協会の理事長より遥かに条件が良い。顔見せパンダとして
東京オリンピック協会の役員の1人にでも… その前に代議士選挙ですか。
生れる前から、相撲の世界にドップリ浸かっていた人間が、離婚をした上に、
一匹狼とは… まず精神の切替えに2年は要する。『精神は自由ほど不自由』を
肌身に感じとり、新たに、問題から目を逸らさず判断、決断をする難しさは
並大抵ではない。少なくとも、あの延長上より、道は大きく開ける。あれはあれ。
8年前、20年、40年前の自分と重なる部分が… あのままでは、親父の
大関貴乃花と同じくストレスで早死に! まあ、良かった。世の中、粗悪の
人間が多いからね! 他人事でないか? 人生の味わい深い経験は、50歳辺り
から経験できる。見えない筈の先が、見えてくるため。それも、思い込みとして。
 ところで白鵬よ。年内でキッパリ引退をして、数年後にモンゴル大統領に
立候補を宣言したら。 この男なら可能な筈。日本で門外不出の優勝回数
重ねたことを考え合わせると、話題性もあるし― 9割かたは可能である! 
 要するに地頭が異常に良い! ハロー効果もあるだろうが…
 ―
 逮捕されていたゴーンが108日ぶりに釈放された。工事関係者に扮して隠れる
ように記者団の前に現れた姿は往年の姿がない。これも一週間もすればギアが
元に戻り、執拗な反撃が始まる。出世街道を順調に駆け上がってきたゴーン。
さて次のラウンドは? 一度、道を踏み外すと、元に戻すに膨大なエネルギーを
要するのは人の常。次期フランス大統領を狙っていた飢えた狼、さて如何する?

・・・・・・
6203,閑話小題 ~宇宙は本当にひとつなのか -9
2018年03月08日(木)
    * 再び、多次元宇宙論
 6年前に、8回にわたって要約していたテーマ。内容は遠大で、当時の驚きが
そのまま伝わってくる。自分の死など大したことはないと、宇宙科学に面前に
突きつけられたようだ。
<我々の宇宙は10の500乗分の1個でしかない!>という科学的事実?の前に、
プーチン、習主席、金、トランプが、それが如何した? 一兆、100兆、千兆円
が何んだ? 人生の一大命題の「死」の問題も、些細でしかなくなるような思い
に誘う破天荒な説である。6年前、ここにビッグバンが137億年前とあったが、
数年前に、正式に1億光年がプラスされた。1億光年といえば、気の遠くなる数値。
半世紀前の学生時代に「ビッグバン」を知り、驚いた。宇宙に外側があるか?が、
そこに、多元宇宙論である。6年前も、驚きそのままを書いていた。この本を読む
までは、宇宙は拡大するにつれて、密度が薄れていき、最後は縮小に転じて消滅
するとあった。観測からして、薄れてないという。他宇宙からループ状の管から
我々の宇宙に素粒子が注ぎ込まれており、永遠に拡大し続けるという。私たちは
三次元世界に生きているが、宇宙には7次元、8次元の世界があるという。三次元
世界からは考えられない次元というと、私たちは、宇宙も、世界も殆ど知らない
ことになる。子供じみたような、異次元宇宙の知的生物の管理下にあるのでは?
という説がまことしやかに語られている。それを否定する実証が不可能とか。
 論理の飛躍は、ここで止めておくが、孔雀の羽根のデザイン? 高度の知的
レベルの…と考えたくもなる。自己の存在を含めて、世界は、宇宙は不思議である。
私たちは何処から来たのか?=ビッグバン。 
何処に 行くのか?=いったん消滅。
はたまた多宇宙の一つに? 生残りし者の心の内? 宗教めいてきたか!
 重油で燃やされ、永遠の彼方に消滅するのが現実? 
…で、魂とは何ぞや? このブログに残した魂を込めた言葉。
私の両親をみると、娑婆に残した愛情。 心残りだったのだろうが…

閑話小題 ~何も理解できない各おの方へ!

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    * 魔の3月、4月がやってきた
 去年の今時分に国内のパンデミックが発生し、瞬く間に広がりを始めて
世界が様変わりした。 この2月、3月末とゴールデン・ウィーク明けは、飲食、
小売り業界の決算月になる。ここが見切りの時節になるのか。今夜辺りに全国
一斉に閉店の貼紙が店頭に出る可能性が大きい。

 10年前の吾が身の経験があればこそ、感慨が理解できる。会議後、その決断を
して席を立上った瞬間に不気味な揺れ発生しそれが暫く続いたためTVを付けると、
現地から悲鳴に近い大津波避難の放送が流れてきた。 
 そして、10年後が、このパンデミック。規模が一回り、二回り大きくなり、
世界的に拡大! まだまだ実感として受止められないのが現状と言えよう。
分ろうとしないのである。当事者として、決定事項なら粛々と手順を踏むだけ。
哀しむのも、泣くのも、それが終了した後。
 
 ところが、地球上で一億人が感染し、500万人の死者の大災害に対しても、
まだ、その実態の把握が出来てないのが日本… 何とか政府がしてくれる!
と信じて疑わない島国の日本。アメリカに目を遣れば、当初は逆の方向の避難
をしめすアメリカ前大統領が現に存在した。助かるには、自ら避難先に捨身で
逃げなければならないのに… まだ、大本営の指示待ち。 …おかしな情報が
流されて、凡庸な国民を逆方向に導いている。 
 
 …これは、非常に危ない事態であり、大本営筋の人たちの好い加減な情報を
信じてはいけない事態。 現場感覚からくる判断こそ、信じるべきこと! 
10年前には後ろを向いて一散に逃げたから、軽症で済んだ。躊躇していたら、
津波の犠牲者そのもの。後ろ向きなればこそ助かった。それを何処かの??に、
非難されたが、逃げ切ればこそ生きていられた。 政府は真実を言えない… 
他人様の命より、まず自分の命! 命あればこそ、生命体として自然の息吹きを
実感できる。この10年間は、何ともいえない味わいがした。御蔭で、この惨状を
冷静に見極めが可能。 昨日、YouTubeで、津波、大波で海岸の人たちが、のみ
込まれる映像をみた。 誰もが、その瞬間まで、自分は大丈夫と仲間内、他者を
笑っていた、その次の瞬間、大波に浚われ姿を消していった! 他人事ではない。

・・・・・・
2020年02月28日 6924,読書日記 ~余命宣告されたら
         <生きることばへ 余命宣告されたら何を読みますか?> 
                          金子 直史 (著)
 ガンで余命宣告された記者が、渾身をこめて書いた記事なればこそ、
ここで紹介した短文に魂のシリアスな息吹きが感じとれる。
誰かに縋る思いで発する言葉が、<余命宣告されたら何を読みますか?>。
その自問自答なればこそ、読者を惹きつける。
  ~Amazonの読書案内~~
≪ 病を得て余命宣告された硬派のジャーナリストの最後の仕事は、
 死に直面した文化人たちの格闘を読み解き、伝える連載だった。
絶筆となった渾身の連載稿に、並行して書かれた詳細な日記を付す。
【 人は普段、いつもの平穏な日常が続くことを疑わない。だから思いも
寄らない病や命の危険に突然直面すると、未来への不安、死への恐怖が避け
ようもなく広がる。そこで人の生、そして死は、どう見えてくるだろう。
その問いに正面から向き合った文化人らの作品を読み解きながら、生きるため
の希望を探りたい。本文より… 】 特別寄稿:窪島誠一郎  解説:黒川創
●目次
  まえがき──共同通信社 文化部長 加藤義久
「生きることばへ」
 「命の叫び」を画布に──戦没画学生慰霊美術館「無言館
 病を楽しむという境地──俳人正岡子規「小さな世界」の輝き
 豊かな感受性と闘う意志─スーザン・ソンタグ 生の美しさ、揺るがない軸
 恐れに屈しない快活さ──中江兆民「一年半は悠久なり」
 祈りを収める小さな函──高見順「なまの感慨」
 無数の死の悲しみを受けて──原民喜 生と死の記憶を胸にたたえ
 日常の奥底、止まる時間──被爆者にとっての記憶とは
 特攻というあまりに特殊な死の形態──戦争による生死の意味
 原爆から水俣へ──「なぶりもの」にされた人々の現実
 「海と陸の精霊」が交歓する世界─悲しみを引き受け希望を胸に 石牟礼道子
 水俣で見えた近代の闇─鶴見和子 「魂」を地域で再生させる「アニミズム
 病を受け入れ世界へまなざしを開く──鶴見和子 人生の最後を彩る病と歌
 未来と関係しない時間の豊かさ──見田宗介 近代のむなしさを超える契機
 世界の奥底の兆し見つめる──宮沢賢治の「天空の地質学」
 悲しみを通じて見えてくる輝き──自分という存在の「解放への通路」
 生者と死者の共生感覚──奥野修司 東日本大震災遺族への聞き取り
 死者の実在を身近に感じる思い──若松英輔柳田国男「日本人の死生観」
 ありふれた日常的な生活用品だからこそ─生々しい石内都ひろしま』の面影
 生の極限で保つ人間の尊厳──フランクル『夜と霧』の問いかけ
 濃厚に立ちこめる戦争の記憶─目取真俊 忘れ去ることのできない死者の存在
 基地の存在のリアリティー──大城立裕と目取真俊の作品から
 戦争とは一人一人の悲惨の記憶──大田昌秀「生き方の原点」
 今を問い直す沖縄の現実──他人の苦しみを自らのものと感じる心
 ベラボーなものを核に──岡本太郎の「殺すな」
 歴史を生きる一人一人への洞察と共感─その一方で、吉村昭の衝撃的な選択
 揺るぎない生命の姿──西部邁自死いざなう徳義の思想について
 「美しい死」「ロマン的な死」─過剰な意味付けを超える「生そのもの」
日記(金子康代編)
 2016 2017 2018
特別掲載 ある記者との糸電話──窪島誠一郎
解説 金子直史さんのこと──黒川創
あとがき──金子康代
 ――
▼ そう遠くない、今日、明日でもあるかもしれない『余命宣告』。
 還暦過ぎれば…、特に男は、何時なんどき宣言されても不思議でない。
私の代わりに?、誰かに順番がまわった話は聞くが、恐れは意外と少ない。
こういった本を数多く読んできたこともある。‘魂という名のエネルギーは、
何らかのカタチで残ることを直感できている’こともある。 一回限りの、
その人の人生は決して消えはしない。いや消えたで消えたで、それも良し。
一生とは、その道標そのもの。それはそれで… 私たちの周囲には。多くの
死者の存在に囲まれている。 毎日、4~5時間パソコン前に座っているが、
そこに仏壇が3m先にある。何かガッチリと抑え込まれている感覚がある。
最期には、祖先の元(絶対無)に還っていく実感がある。
 次回から、その幾つかを紹介するが、これが深くて、なま温かくて…
魂のオーラがあり… まだ生かされていることの意味は何でしょう。
ただ、まだ死ぬ気が全くしないのは… 
なる程、この心境が〈前期高齢の最終年〉ですか。    
                        ~つづく
・・・・・・
2019年02月28日(木)
6559,閑話小題 ~
     <『考えるとはどういうことか
             ~知のトレッキング』外山 滋比古 (著)
 思考とは「知識と経験とを結合して新知識を創造する際の『触媒』である、
とする内容。とすると、このブログは、その役割を担っていることになる。
触媒とは言い得て妙。触媒の対象によって、結合がマイナスに働き、知識、
経験を劣化させる可能性を含んでいる。『考えるとは~知のトレッキング』。
ウォーキングであり、ランニングであり、トレーニングでもある。
6550のテーマと、内容。これに毎日、新たな知識と経験を書き加えいく日々。
細やかな思考と、内省。これも慣れてくると面白い。右手の人差し指の触媒と、
自分に向けた中指、薬指、小指と、上に向いた親指で融合する。
左手は受けてたつ役割。 空の手か、宝を持つ仏の姿。 考える姿そのもの。 
  ~Amazonの読者レビューの要約から~
≪本書において,既存の「知識」と組み合わせるべき自己の「経験」を重視し,
他人の作った知識よりも,自分自身の経験の場である生活を重視すべきだとする
考え方,すなわち,思考とは,「知識」と「経験」とを結合する「触媒」であり,
自己の経験を従来の知識と関係させることなしには,新知識を創造すること
できないとする考え方は,最後まで一貫しています。
・著者が第1章で「球面思考」(筆者はこれをを四次元の世界にたとえています)
を強調しているのは,考えるという触媒作用にとっては,他人の「知識」は
もちろん,自分の「経験」とも適切な距離を置き,「岡目八目」的な場に身を
置く必要があるからでしょう。
・第2章で,「考える」とは,他人から得た「知識」を素材として,それに自分の
「経験」を加味して,二次的な知識を創造するための「触媒」(作用)である
(50-51頁)と述べて,読者の最大の疑問(考えるとはどういうことか)に答えて
います。
・第3章で,人生における大切な選択のためには,冷静に「考える」ことが重要
であり,他人の意見ばかりでなく,自分の直感を鵜呑みにすることの危険性を
強調しているのも,同じ発想に基づくものと思われます。
・第4章と第5章は,日本人が良く陥る,自己の文化を低く評価することに対する
反省を促すものであり,球面思考の応用となっています。
・第6章(最終章)は,触媒作用としての「考えること」がいかに価値があるか
を示すために,他人による一次的創作よりも,自分の経験を加味して創作した
二次的創作の方が価値がある例を挙げて論証しています。

 このように,本書は,日本文化をはじめ,二次的著作等について再評価しよう
とする主旨は一貫しているのですが,記憶の整理・消去に関する記述において,
ノンレム睡眠レム睡眠を間違えて記述したり(7頁),著者の経験談が繰り
返されたり(54頁と153頁)ということで,本書の説得力が弱められているのが
惜しまれます。そうとはいえ,「思考」を新たな知識を生み出す際の「触媒」
と捉えたことは卓見であり,思考を「知識」や「経験」と同等のものとして
扱ってきた従来の発想を転換するものとして,高く評価されるべきだと思います。
 私自身,読書をして感銘を受けた場合であっても,それを「自分の頭で考え直す」
作業を経ないと,理解できたはずの知識を自分のものにすることができないことを
実感していましたが,本書の「触媒」理論を通じて,はじめて,その意味を理解
できたように思います。「自分の頭で考える」という触媒作用によって,
「他人の知識」とこれまでの「自分の知識」とが融合し,自由自在に使うことが
できる「新しい自分の知識」が生み出されていると感じることができたからです
 (なお,「自分の頭で考える」ということの意味については,
稲垣佳世子=波多野誼余夫『人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 』中公新書
(1989)46-63頁。 山鳥重『「わかる」とはどういうことか−認識の脳科学
(2002)77-78,110頁が認知科学の視点から考察を行っており,参考になります)。
本書には,普通の読み物としても,面白い箇所(全寮制教育がジェントルマンを
生み出す,ことわざ・川柳・日本語の再評価,民主主義の盲点,料理は高度な
知的活動であるなど)がたくさんあるので,「自分の頭で考えること」が好きな
すべての人に本書を薦めたいと思います。≫

▼ ため息が出るほどの識見。「(全寮制教育がジェントルマンを生み出す),
 には納得。学生時代の「青雲寮」は人生の砂場そのもの。 その割には、
ジェントルマンの真逆とは、是、如何に? だって、面倒とはいえ、
フリでもしなければならないのが、これ! やっておけば良かった?
世間の常識から身を守るには、ジェントルマンじゃあね。
 いや、御品が悪いだけ! ところで、「みられているよ」の婉曲の非難。
『何を、何処をみているの? 自分の三本指を親指に向けた創作でしょう。』
  今日のオチは、こんなところで、‘おちつき’ました。
 
追文: 書き残しておく意義は、私にとって充分ある。書いてなければ、
永遠の彼方の忘却で消え去っていた行蔵。 時どき、うす笑いの蔑視の視線を
受けるが、覚悟のうえで晒しているので、仕方がないと受入れている。

・・・・・・
2018/07/08
閑話小題 ~今年も半期の終了 -6
   * ~スイス 名門寄宿学校~ Ⅲ 『ボー・ソレイユ』
 まだまだ書き足りない感が残ったため、録画の三度目の見直しをした。
以前、『3・10・60・27の法則』の法則をテーマに取上げた。ここの教育方針は
帝王学』で、まずインテリジェンス(知性)のベースを構築を図っている。
インフォメーションが「生の情報」であるのに対して、インテリジェンスは
「加工された情報」という意味で、インフォメーションをもとに分析された情報
などのことをいう。加工された情報を鵜呑みにしないで、ベースに自らの知性で、
生の情報として考えられる能力を生徒に身に付けることを目指している。
そのためには、「何故、何故、何故」と、常に自己問答する習慣が必要と教える
のである。洗練された自由人である。この情報・知識を元に、知恵に変えて、
モノゴトを判断し、プラスに導くことが、インテリジェンスになる。
  ~この紹介文より~
≪ アルプス山中のヴィラールにあるボー・ソレイユ校は1910年の設立で、由緒
ある著名なプライベートスクールです。英語で学ぶ国際部とフランス語部があり、
卒業時にそれぞれIB、FBを取得することを目指して学習します。進学率はほぼ
100%で、ヨーロッパ、北米の大学を中心に進学します。
 「バランスを大事に」をモットーに勉強だけではなく、スポーツや色々な活動
に全面的に参加し、一つに偏らないバランスの取れた人間形成を目指します。
スポーツだけではなく、演劇や音楽などバラエティに富んだ課外活動が用意
されており、週末には屋外探検活動や近郊都市への遠足に出かけることも多く
あります。修学旅行や休暇期間には、ヨーロッパだけでなく、南米、アフリカ、
アジアなど世界中の様々な場所への旅行に参加することができます。

11歳から13歳が学ぶ科学の授業では教科書を使いません。低学年のカリキュラム
には五つのテーマがあり、これらのテーマに基づいてあらゆる授業が行われます。

1.Adaption(適応力):語学、数学、科学、地歴、芸術、体育
2.Discoery(発見):語学、数学、科学、地歴、芸術、体育
3.Risk(リスク):語学、数学、科学、地歴、芸術、体育
4.Respect(敬意):語学、数学、科学、地歴、芸術、体育
5.Traditions(伝統):語学、数学、科学、地歴、芸術、体育

――
課外活動のイアン・レイ氏はリーダーシップは生徒たちの人生において重要で、
すべてに影響を与える存在であるリーダーに役に立つスキルを身に着けてもらう
と言いました。責任感があり向上心を持っていること、それがリーダーの条件
だと言います。学校では世界に広く目を向けるだけでなくそれぞれの国の言葉や
文化も大切にしています。


▼ 11歳といえば、日本では小学校五年である。この頃から、年に1200万の教育費
 をかけてベースを教え込む。それも8年も。まあ、能力格差がつくのは自然の理。
選ばれた教師が、その全てを注いで、生徒に教え込む。それも、俗世を遮断した、
浮世離れしたスイスの山麓で… それも、世界中の国から集まった異色の人種と、
寄宿するのだから… こうなると、問題は血筋・血統まで行きつく。成るほど、
自分とは、自らの分、分際ですか。私の分際から見えてくるのは、当然こうですか。
 
――――
2018/07/09
閑話小題 ~今年も半期の終了 -7
   * ~スイス 名門寄宿学校~ Ⅳ 『ボー・ソレイユ』
 様々な授業を紹介していたが、「地理」が、非常に面白い。
マダガスカルの貧困問題の扱いの切口が良い。同じような年代の真逆の立場の
少女の悲鳴に似た訴えを紹介し、キーワードを幾つか提示して、考えさせる。
ある生徒の一日の使用水道量が、マダガルカルの少女の運ぶ数十、数百倍の量と
知らしめる。

≪ 地理ではリーダーシップというテーマをもとに、アフリカのマダガスカル
 水問題についてケーススタディをします。水を得るために一時間かける女性。
安全とはいえない水を19L頭に抱えて女性は水を運びます。それを一日に3~4回。
マダガスカルは貧困を抱えています。先生は女性が持っていたのと同じ19Lの水を
用意し生徒に運んでもらいます。生徒たちと同じ年代のある女の子(ララ)は
最貧の地域に住んでいます。ララは靴もなくはだしで泥道を水くみに出かけます。
ララは次のような詩を詠みました。
< 私の一日もあなたの一日と同じだったらいいのに
  学校に行って勉強して公園で遊ぶの
  頭に浮かぶのは蛇口をひねるだけで出てくるきれいな水
   歯磨きしてシャワーを浴びるのもいいわ >
地理の先生は生徒たちに問いを投げかけます。生徒の一人が自分たちは水を
無駄遣いしていると言いました。またある生徒はどんな気持ちか想像します。
ある生徒はその水はどんな用途に使うのか質問しました。先生はララのお母さんは
子どもたちの面倒を見なければならないので水を運ぶことができないと言いました。

地理の先生は貧しい地域の人々についていくつかのカードを示しました。
 •公衆衛生
 •子どもの健康のケア
 •教育
 •栄養
 •疫病の予防
 •食の安全確保
 •妊婦の健康ケア
 •住宅環境
 •女性の社会進出

自分がリーダーならどのキーワードから優先して取り組むか生徒たちは考え
三人一組で話し合いカードを優先順に並べます。女生徒のグループは妊婦の健康
ケアが一番大事だと答えました。多くの生徒が女性の社会進出は優先度が低いと
考えました。先生は女性の社会進出が進まず地位が低いままで職にも就けなければ
一番大事だと言った妊婦の健康ケアは改善されるのか?子どもを産む機械として
利用され続けるだけではないかと問題を投げかけます。女生徒はまず力を持つ
男性とともに解決し… …わからないと答えました。地理の先生エリオット・
グリーン氏は裕福な家庭の子供たちが旅の経験や両親の仕事、授業から学んだ
ことを議論してもらい、将来持つであろう財力と影響力で世界が直面する問題に
取り組んでもらいたいと語ります。

生徒たちは年十三カ国を旅して自分の目で世界を知ります。
キリマンジャロへの登頂に挑戦することもできます。   ≫


▼ 半世紀近く、早朝と、午前中に数時間の読書習慣を持って、それまでの基礎
 知識不足をホローしてきた。受験システムに縛られ、自らも格付けをしていた
愚かさに気づくことが、第一歩であった。英会話能力や、対話力、文章化能力は、
付け焼刃では、直に欠けてしまう。このような指導と、長年かけたベースの知識が
必要となる。その理想形の教育システムが、これである。このスイスの寄宿舎が
素晴らしいのは、スイスが長年、中立国家で、権力者の手前勝手な価値観から、
解放されていることが重要である。「何が英国王室だ、日本の天皇だ。」を、
スイスの山麓で気づくこと、それが、教養ということ。そう、それぞれの内側から
見えている世界としての世間だけでなく、その真逆の視点に気づくこと、多様な
世界を知ることの必要性に気づくこと。特に、ネット社会こそ、理想形の、知識
獲得が必要になる。「クールヘッド、ウオームハート」こそ、情報化社会の絶対
条件といえる。 でないと、世間人の典型の、「ウォームヘッド、クールハート」
で、近所の500mを、徘徊するだけで… あれらは小池のホワイト・ナイトですか。
薄汚れて、愛嬌を振りまいて生きる姿も良し、外の世界で汚れたダーク・ナイトの
生き方もある。どのみち、同じでしかないが… 地球外生命の眼で、宇宙の彼方
からの生命体の視線で見る世界は、何と、綺麗で、明るく、刺激に満ちている。
早朝の自転車散歩で、大手大橋上をイオンよりから、ヒキチャリをしながら、
見える信濃川と、旧市内と、その向こうに見えてくるパノラマは、正しく、宇宙舟
からの視線のようである。スイスと、ロッキーの山並みに近い絶景とさえ思える
光景である。世界の絶景を知ればこそ、これに気づかされたこと。足元の世間の
素晴らしこそ、気づかないと… 52回目のチャレンジで、スイスアルプスの
向う側のイタリア・アルプスに行ってみたくなってきた。 
問題は、腰痛など体力と、固くなった頭と、気合。

 で、これまた偶然、丁度よい脈絡として、以下につづく。

閑話小題 ~久々の悪太郎

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   * 巨人9連覇のエース…堀内恒夫
 何気なくTVを地上波にまわすと、堀内恒夫の顔が出てきた。それが何とも
説得力と味わいがあって面白い。日曜朝の「サンデモーニングのスポーツ版の
そろそろ限界が見えてきた、『張本』の交代に良いのでは?と思ってしまった。
 巨人の九連覇は、私の青春時代のメルクマールでもある。そのエースが
堀内恒夫

 ~まずは堀内の経歴から…
≪◉ V9のエースだった堀内投手は、第一回のドラフト会議で巨人に1位指名され
 入団し、新人の年から大活躍。デビューから13連勝! V9時代のエースとして
13年連続2桁勝利!200勝達成!
昭和23年1月16日に山梨県甲府市で生まれ。 小学生のときに、うどんを作る
機械に指を挟まれて右手人差し指の先を1センチほど失う怪我をしてしまいます。
昭和53年まで13年連続2桁勝利。左エースの高橋一三投手とともに投手陣を支える。
◉ バッティングも得意で、2年目にはチームの優勝後にノーヒットノーラン
 達成しますが、その試合で3本のホームランを打っています。
投手による1試合3本塁打は他に川崎徳次がいるだけです。
昭和47年には26完投で26勝9敗、防御率2.91で自身初の20勝投手となり、王、
長嶋さんを抑えて2度目の沢村賞とMVPを受賞しました。≫

▼ 巨人の投手として明らかにNO/1だが、そのわりにはTV出演が少ない人物。
 当時のマスコミのsports欄の巨人担当といえば、エリート中のエリート。
その連中からみれば少し有望の少年でしかない彼が、その実績を借りて好き放題!
それも収入からして桁違いとくれば… 腹の中は煮えくり返っていただろう。
しかし、インタビューの話は、なかなか奥行きが深い。
< 当時から私生活は固く、真面目そのもの。野球と私生活はキッチリと分けて、
野球は、全てパフォーマンス。悪太郎も、練習嫌いも、傲慢さも、全てが野球を
合理的に仕上げるため。 得意のナックルは、人差し指が短いための自然球!
そのことは、絶対に秘密にしていたと… 

・・・・・・
6923,読書日記 ~快活こそ悟り! -6
2020年02月27日(木)
             <『老年を愉しむ10の発見』>
 9章 「そのとき」を迎える心構え
 10章 「生きる意味」について
  ――
    * 9章 「そのとき」を迎える心構え
        ―宝石のような人生、小石のような人生―
    * 誰もが通る、避けようがない道標
< 時間に限りがあることを認識できるからこそ、できるかぎり、自分の人生を
 「肯定する価値があるもの」にしようとする動機がうまれる。>
◇ < 『いい人生だった』―― この一言を口にするために >
  < 死ぬ日は、「特別の日」ではなく「いつもと変わらない一日」
   もしも、今日が最後の日としたら、この一日は、いつもと同じにしたい。
   私が愛しているのは、これまで過ごしてきた毎日なのだから。何時もと違う
  のは、この日は、仕事をしないことだけだ。朝はいつものように、ベッドに
  横になったまま、少しばかり瞑想をする。これは、私なりの宗教だ。
  時間をかけて、シャワーを浴びた後で、自分でミックスした特性のシリアル
  食品を食べ、新聞を隅々まで目を通す。それから、行きつけのカファに一軒
  に行き、好きな種類のコーヒーを飲む。 そして、コーヒーとともに普段は、
  注文しないチェリーケーキを味わう。 まだ、時間があるので、私が属して
  いる種族にもっとも近い親戚と最後に一度会っておこう。そう、動物園の猿の
  いるところだ。そして、今さらだが、私たち人間が彼らに似ているかに驚く。
  最初は僅かな差異だったが進化の過程でしだいに大きくなり、やがてはっきり
  目立つほどになった。人間が猿と違うのは、たとえば、つねに異なるものに
  対して憧れを抱くことであり、それに駆り立てられて、人間は、この世の中へ
  と出てきたということ。>
 ―
▼ 15年程前、ある病院に知人が入院した時、何か理由を付けて最期まで見舞った。
 その病室は最上階にあり、上の病室ほど病が深刻。サラ金ビルの階層と同じ。
知人は、その一番、危なそうな看護受付の前。 そこに通う度に、その部屋の病人
数が減ったり、病人の顔ぶれが変わる。そこでも、普通の生活が淡々と続いていた。
 カウンターの奥に無菌室が10数質あり、近くの病室の住人の近々の移動先。
その中に知人が移動をした後、そこに入室したが、ビジネスホテルのような小部屋が
両側に並んでいた。苦痛で7転八倒する断末魔の喚き声が、聞えないように防音完備。

 ――
   * 10章 生きる意味について
 泰然とした落ち着きとは、「自分は無限性の中に抱かれている」と感じることで
あり、そう考えることにある。大切なのは「終わり」が近づきあるときに、自分と
いう存在が有限であることと折合いをつけることである。 …「死」とは、世俗的、
宗教的のどちらの意味でも、「超越を経験する問い」だ。重要なことは、人がそれ
ぞれ〔「死」というものを自分自身にどう言い聞かせるか〕ということだ。
それこそが泰然とした落ち着き」へ至るための10のステップだ。 
『有限の生』向うに広がっている『無限の次元』に向けて、人生を開放することで
あり、少なくとも、無限の次元に心を描くことだ。
 たとえば、死が近づいたときのように、極度に弱った瞬間にこそ、人間はある
「意味」に包まれていると感じることができる。その意味は、『有限の生』が、
そこで途切れるのでななく、無限の生に繋がっているものと教えてくれる。
 そのような『意味』が存在しうると教えてくれるのは、
・熱狂的経験をする時 
・熱狂的な官能な経験をする時 
・感情的に強く揺さぶられた時、
・実りぶかき思考の旅をする時、
・奥深い会話や、読書を楽しむ時などである。
あるいは、遊びや仕事に没頭する時に、あらゆる種類の「フロー」を経験したり、
夢のような時間を味わったりする時などもそうだ。
 ―
▼ 夜半に目が醒め、一種のフロー状態になり、これ幸いと「白い雲」に乗った
 イメージで過去を遊泳をする。…これが面白い。 他宇宙から細い管を通って、
この地球に舞い戻ってくるイメージも、これに近い。人生の最後で明らかになる
のは、「エネルギーこそが、生きている体を死んでいる体と、区別するものであり、
エネルギーは今まさに、死んでいく自分から出ていこうとしている」ということ。
 この経験を父親が亡くなった数日後に経験をした。
《以前、書いたが、父親の死への恐怖心が自分に乗りうつり、父親の魂が、私の
魂に同化したような感覚。10年近く、続いただろうか。 私だけでなく、全ての
人は、知らないままで、娑婆から御退出をしていく。それはそれで、良いが。
 人生は、老年は、一ぱい一ぱい生きたものにとって、充実したエネルギーその
まま、自身に、周囲にも、温かい風、オーラとして充実感を残す。
 これは両親の後ろ姿から学んだこと…  

・・・・・・
2013/06/17
宝くじが当たる確率(何倍?)はどのくらい?
 宝くじには全く興味がなかった。一度、一枚だけ話の種に買ったことがある。
SCなどの店先の宝くじ売場で買っている人を見かける度、
「夢を買っているんだ!」と思っていた。 ー教えて!Goo、によるとー
【 問い=  例えば、以下のような宝くじは当選確率はどのくらい。
  1等 1億円  20名  2等 1千万円 20名
  3等 百万円 200名  4等 5万円 30000名  
  例えば、1億円当たる確立は百万人に一人とか…
【 答え=
 ○ あなたが、宝くじの1等に当る確率は、1等の当選番号が、
          「11組111111番」になるのと同じです
 ○ 一般的な宝くじは、100kgの米の中からある1粒の米粒を探し出すのと
   同じくらいの確率。
 ○ 売り上げ枚数を調べれば簡単に分かりますよ 7億6千万枚ほど売れて
   いるようですから、完全ランダムで3800万枚に1枚ほど入っているかと
 ○ 年末ジャンボの場合、1ユニットで1000万枚発売されている。
  1等は1ユニットあたり1本ですから、単純に1000万分の1となります。
 ○ 当選番号が 123456番だとした場合 最初のくらいの1番はどのくじにも
  ついているわけで,あとは1の位から万の位までの5つの数字の組合わせは 
  10×10×10×10×10で10万分の1となりますよね。ただし,これは一枚 
  買った場合で 連番で10枚買ってると 確率は その10分の1で 1万分の1。
  一等は宝くじでは この組の数が二桁あるので、その10×10の100倍 
  つまり、一枚 買って一等に当たるのは千万分の1となりますよね
 ○ ちなみに東京ドームの敷地に新聞紙を敷き詰め、天井から針を落として
  新聞の一番小さい1文字に当たる確率と同じくらいとか聞きました。
 ▼ 一等、二等で合計500万分1の確率で、当たる分けがない。買う当人に
  とっては千分一の気持ち。アメリカなどで数十億円が当たるケースがあるが、
 それが元で不幸のどん底に落ちるケースが殆どという。悪銭身につかずである。
それなら毎日、何とか5百円預金をすれば一年で18万円、10年で180万円、30年で
金利を含め1千万になり、遥かに効率が良い。 が、そうはいかないのが人間。
生を受け、今、存在していること自体が奇跡なのに、それを生き切らなくて何が
宝くじ。せめて、当たった夢をみたいのは分かるが。1億当たったところで、
したいこと、買いたい物など、何も無いのも面白くないが。
――――
2015/06/21
宝くじを当てた95%が、5年以内に
      『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著)
  * 宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金を失う
 日本では『悪銭、身につかづ』という諺がある。入る器の方を育て上げないと、
その殆どが溢れ流れていく。私も事業投資の当初の10年で5倍まで純資産を
増やしたが、2001年の9・11と、リーマンショックと、2011年の3・11の10年で
壊滅! 辛うじて保険代りに家内名義で積みたててきた給与の預金と、
二人厚生年金で、これまでの生活を維持している。 その辺りから ~p40
≪ アメリカやイギリスでは、「宝くじを当てた人が、その後どうなったか?」と
いう追跡調査が、よく行なわれます。 それによると、「宝くじの一等が当たった
人の95パーセントが、5年以内に手にした当選金の全てを失っている」という。
「器のできていない人がお金を持っても身につかないこと」を、データは如実に
証明しているわけです。 いえ、当選金を失うどころか、それ以上のマイナスを
被るとがあります。たとえばアメリカでは、宝くじに当選すると、宝くじ売り場
まで乗ったタクシーの運転手まで「分け前を寄こせ」と主張してくるそうですし、
100万ドルを当てたーカ月後に毒殺されるという事件まで起こっています。
『となりの億万長者』というベストセラーで知られるトマス・J・スタンリーは、
その著書で「宝くじを買う頻度と、その人の資産レベルの間には非常に顕著な
反比例関係がある」(『なぜ、この入たちは金持ちになったのか』日本経済新聞社)
ということを証明しています。それは、「お金があるから、宝くじなんて買わない」
という理由だけではないのです。宝くじの当選確率など、計算すれば、ビジネスで
成功する確率よりはるかに低いとすぐにわかります。大富豪になるような人で
あれば、そんな確率の低いことよりも、もっと確実に稼げることに、時間とお金
を投資しようと考えるのが当然でし欲う。それでも多くの人が宝くじをほしがり、
"当たる"と評判の宝くじ売り場に朝一から並んでいるのは、
「楽して莫大な富が手に入る」という誘惑に逆らえないからです。≫
▼ 宝くじは夢を買うもので、それ自体に矛盾がある。夢は長年かけて地道に
 積み上げ実現するもの。そのプロセスにこそ価値(意味)がある。数羽の
ブラックスワンで、私の事業は終わったが、プロセスで元をとっていたので、
後悔は意外に少ない。宝くじの当選金を5年で失っても、持ったままより、
遥かに良い!とも考えられる。「失う」と思うのは傍目で、実際に使えば、
その価値を味わい尽くすことが出来る。 5年で数億など使ってみたいもの。
いや実際に使ってみた。一棟、ホテルを建てると土地代を入れると3~10億。
そのプロセスを遊びに昇華すれば、遊びとして、それだけ使ったことになる。
遊びとしてみても、実際に面白かった。当事者の実感は、「失った」というより
「使った」である。本人が言うから間違いない! ということは、著者は浅い?
ボロボロになって涙した方が、その数倍増やしニヤニヤしているより味は濃い。
「大恋愛の成就より、失恋をした方が遥かに良い」ことを考えれば解るだろう。
『宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金の全て使う!』 …良いでないか。

・・・・・・
6194,閑話小題 ~銃と犯罪 -5
2018年02月27日(火)
           『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著
   * 銃社会アメリカから見え隠れすること
 連日のように、アメリカの銃による大量殺戮のニュースが報じられていれ、
その都度、銃規制強化が叫ばれるが、建国以来の個人主義国家のアメリカは、
弾の込めた銃で身を守る文化は非常に強固のようだ。日本の文化には秀吉に
よる「刀狩」以来、侍の帯刀以外、特別の事情が無い限り、各家庭内も含め、
武器を持たない文化がある。ここで紹介している2015年の調査によると、
アメリカ国民の半数以上が、銃購入の規制より、所有の権利を守ることが重要
だと考えている。 これも数年前のギャラップ調査だが、
<1993年~2010年の間に、アメリカの凶悪犯罪率が急激に下がった。銃器に
よる殺人がほぼ半数に(10万人につき7・0から3・6人に低下)。その一方で、
非致死性の犯罪が、これまでの4分の1に減っている。>
 が、その事実はあまり知られてない。
にも拘らず、56%の人は、犯罪は上昇したと答え、26%が横ばいと答えた。
減ったというのを知っていたのは、12%だけだという。
 TV画面に流れるイメージと現実の趨勢があまりに大きいことに、驚いたが、
原因は凶悪犯罪の主役が若者。1990年代にはベビーブーマー世代は、年齢
コーホート群から既に抜けていたため。さほど、統計とは当てにならないもの。
 統計の背景にある現実?を前に、どうすればクラウド時代に、賢明な判断を
するか? この日記で、流されてくる情報そのままを鵜呑みにして… 
真面目風に、解りきったように意見をする自分を合わせ鏡で、見えてくるのを
凝視する? のも厳しいもの。こうも、私たちは、いや私が軽いか。
「下手の考え休むに似たり」そのもの。 休むには丁度良いと思って… 
 ~以下の文脈を読むにつけ、<そうだね!>そのもの。 しょうがない!

・・・・・・
2018/01/28
閑話小題 ~キツネとハリネズミ -2
          『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著
   * キツネとハリネズミタイプの事例
 まあ、シェークスピアとダンテを対極におくとは、解りやすい分析である。
 その二つを兼ね備えているのがトルストイバーリンはいう。トルストイ
 自らはハリネズミ族に属していると信じていたようだ。 
  ~その辺りから抜粋~
≪ 政治哲学者アイザイア・バーリンは自身の著書『ハリネズミと狐』で、
 トルストイの超大作『戦争と平和』の歴史哲学を真っ向から論じた。
バーリンは、ダンテは“ハリネズミ”であり、
 シェイクスピアは“狐”と分析
 ─では、トルストイは? ロシア文学者で東京大学名誉教授の川端香男里
ハリネズミと狐』で語られるトルストイの姿を聞いた。
【『戦争と平和』を真っ向から論じた本は日本では数少ないですが、外国では
たくさんあります。あまたの文献の中で傑出しているのが、『戦争と平和』の
歴史哲学を論じた、ラトヴィア出身の政治哲学者アイザイア・バーリンの著書
ハリネズミと狐』でしょう。
 バーリンは、人間類型を二つに分け、
第一に、一つの基本的ヴィジョン・体系を中心にして、自分の作品を求心的に
 構築して行く「一元的」タイプを置きます。
第二に、遠心的に拡散した「多様な」対象を、自分固有な心理的・生理的脈絡
 の中にとらえようとするタイプを置きました。
そしてギリシアの詩人アルキロコスの詩の断片「狐はたくさんのことを知って
いるが、ハリネズミはでかいことを一つだけ知っている」を、バーリンは上記の
二つのタイプにあてはめ、第一部類をハリネズミ族、第二部類を狐族と名付けた。
 第一類の代表選手はダンテで、第二類の方はシェイクスピアです。
プラトンパスカルヘーゲルドストエフスキイニーチェイプセン
 プルーストハリネズミであり、
ヘロドトスアリストテレスモンテーニュエラスムスモリエール
 ゲーテプーシキンバルザックジョイスは狐です。
ロシア文学バーリンによれば、プーシキンドストエフスキイという二つの
極の間で成り立っています。ところでトルストイはこの二つの部類のいずれに
属しているといえるのでしょうか。 バーリンの仮説では、
トルストイは本来は狐族であるのに、自分はハリネズミ族であると信じていた、
とされます。トルストイほど世界の多様性ともろもろの状況の多面性を明確に
把握していた作家はいません。しかもトルストイはこの多様な世界を普遍的に
説明してくれる統一原理を終生求めて止みませんでした。狐とハリネズミの共存
です。対象の多様性を明敏に知覚することのできたトルストイは、既存の統一的
原理のまやかしに反発し、それをロシア化され単純化された合理的教説で破壊
して行きました。このような破壊の背後には必ず、本物の統一的原理があるはず
という「ハリネズミ」の信念がありました。
ですからトルストイの破壊・否定は、真理の探究と表裏一体だったのです。≫

▼【 熊さん: 俺なんて、針ネズミじゃなくて、ドブネズミだね。
  寅さん: じゃあ、俺はモグラですか。せめてリスかモモンガ?
    こうシリアスにタイプに選り分けられると嫌になるよ。ったく。
 大家さん: とするとワシはムジナ辺りですか。
八つぁん: 一応、役割はキツネですがね… じゃあ私は何でしょうか。
  ハリネズミに近いハツカネズミ? 私が、‘世間人’を子キツネというが、
  他人様の家族の内情の覗き込みのネタを餌に渡り歩くのを性にする人たち。
  とすると、子ネズミの方が適切な言葉になるね。
大家さん: 世間様の話は、御品が悪くなるから止めておきましょうや!
  誰もが持っている悪い癖だもん… 
寅さん: 八つぁんが「世間」の話をすると、俺のことかと冷や冷やだよ。
  俺はね、裏話に花を、いやゴミを添えて楽しむしかないのさ。悩がないから。
  熊さんは、素朴だが、俺は少しマシな役割のようですか。
熊さん: 呆け役なんだろう。それも天然呆け役。でも、純粋な疑問ほど道理
  を突くって言うじゃないか。しかし寅さんは、少し捻った性格なんだろう。
寅さん: 低俗の中の、上が俺、下が御前だよ。
八つぁん: 呆け役の切口に彩をつけるには二人の呆けが必要だからさ。
  何かさ、自分の言えないことを二人が代弁してくれいて便利だね。
  しかし、品格が下がったね。
大家さん: ワシの役割は、八っあんの中の知性というか、冷静さを持った
  役割だろう。それにしては、自分で、それが全く感じられませんね。
熊さん: だいたい、これを書いている奴の程度が低いからね! 
八つぁん: 『 … 』  
寅さん: ここまで話を引っぱって、落ちがこれ? 俺らを呼び出すのも、
  そろそろ止めたら。 …いや、大相撲の総括で言いたいことがあるか。】

 

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ホリデイスポーツクラブ小倉南|ナッセ北九州

閑話小題 ~・・・・・・

   * スポーツジムの現状
 この時節、毎年、積雪もあって会員の参加数が少なくなる。
現時点はパンデミックもあり極端に少ない。急速拡大で経営の根幹に明らかに
支障が有って然るべき。他人事ながら大変だ! 参加する立場からして、決して
安全とはいえない環境。 1年前からして、3分の1?辺りか。
 居酒屋好きもあり、月・2回が、去年は問題発生以降、一度も行ってない。
居酒屋の売上はネットを見ている限りでは、2~3割というところ。先が見えない
ため、お先真っ暗。日本で夢のワクチンが開発と報じているが、これも希望的
観測から出ていない。知人の店が、この10年間で急速に店舗を拡大したが、その
店主がTVインタビューで、『この10年で、20数億も借金をして、止めるに止めら
れない!』と話していた。水モノ商売の厳しさを感じざるをえない。
日本中の居酒屋、ホテル旅館業界の悲鳴が聞こえてきそう。これは、
全業種とも同様のはず。アメリカ、欧州、中国、インドも似たようなもの。
次の段階の影が近づいている。

・・・・・・
6922,読書日記 ~快活こそ悟り! -5
2020年02月26日(水)
             <『老年を愉しむ10の発見』>
  
  * 第8章 深い思慮がもたらすもの
      ~最高裁判所の判断を自らにすべきである~

 ―『自分の人生をどう解釈するか』が自分の人生の意味に最終決着を下す―
 
 老年時になると、自分の人生に対して… 「その意味(価値)に対して、
最終決定を下す「最高裁判所」の役割を果たし、弁明をしなければならない。
そして、迷いながら、生臭い風と共に永遠の彼方に消え去る。
 老い先が短くなると、過去の失敗に対する論告が心の底から湧きいづる。
何でまた、あのような判断をしたのか、何ゆえ失敗したか。逆に何故成功したか。
こういう人生をおくったのは偶然だったか、必然だったか。 私は誰から恩恵
を受けてきたのか。誰を追落したか。追落されたか。あの節目の判断は果たして
正しかったか。 これまた、『日々 是 好日』じゃなくて、『日々 是 口実』
をしているにすぎないのか… その意味では、この19年間の早朝の、このテーマ
日記には多いに助けられた。これでも一応、思慮の畑をこね回していたことに…
 生きてきた全てが有効に働いているようであり、無駄だったようでもある。
 ―
   * 快活に、朗らかに
 ~同じ人生なら、快活に、朗らかに活きたいもの~
 ラッセルは「幸福論」(1930)で、<幸福の反対は不幸ではなく、退屈である
としている>。ケインズも、<退屈は経済的豊かさを克服した後に人類が直面
する最大の危機であるとしている>。 多くの識者が指摘するのは、幸福の反対
概念は不幸ではなく、退屈や無力感であるということ。 だから、習慣の力を
借りて積極一貫に、活きることを勧める。
 デモクリストは、自らの朗らかさを、外的な財産や感覚的満足感に依存しない、
最高な「内的財産」とみなした。彼は極めて明く快活な人間で、「笑う哲学者」
とも言われている。快活になるきっかけは、人生の様ざまな瞬間家局面に結び
ついている。快活な人間にとっての幸福は、人生の意味などが見えたときにある
【満たされた幸福感】であり、そこには人生のどの瞬間よりも、はるかに多くの
ものが含まれている。それは子供が感じる幸福に似ている。 つまり、
子供が抱くような充実感や、特定の考え方にとらわれない心は、年をとってから
でも取り戻せる。年をとって手に入れた快活さは、これまであったこと全てに
対する感謝の念や、人生全体を見渡せる視線と結びついている。こうした視線は、
豊かな経験を積重ねることで、はじめて成立つ。困難を乗り越えながら長い道
のりを後にしてこそ得ることができる。特に回り道、困難を乗り越えた時に、
細かいこと全部でなくとも、心の底から幸福感を得ることができる。
 『人生という作品を完成することが出来る』という明るい喜びで、
『人生に別れを告げなければならない』という暗い悲しみを埋め合わせなければ
ならない時がきたら、私は如何バランスをとればよいのだろうか」と…
 ―
▼ 難しいなら、まずは<快活に、朗らかなフリから> せめて言葉から。
「生きてきたように、老いて、病い、死んでいく」。生きている間は、書物も、
相手も選ぶべき。それ以前に、絶対量の選別が必要となる。
 ――
 幸福のキーワードでネットサーフィンをしていたら、次なるレポートが、
なかなか説得力がある。
《 アメリカのジョージ・メイソン大学のリチャード・フロリダ教授はこのような
ライフスタイルを持つ人々をクリエイティブ・クラス(クリエイティブ階級)と
呼んでいる。彼らの特徴は、
【 自立心が強く、多様性を好み、半匿名性のある社を望む。他人から支配
 されることを嫌い、時間の支配権を 自分で持ちたいと思う人々である。
いつも仕事のことを考えている状態であるが、それは苦痛ではない。
遊びたいときにはメリハリをつけて思い切り楽しむ。所得は結果として高い
ものの、収入の高い仕事よりも、自分にとってやりがいのある仕事を選ぶ。
 しかし所得は自分の能力に対する評価だと考えているので、所得に無関心な
わけではない、というものである。 】 
 何かの刺激によって幸福が高まるという発想で幸福感を高めるための要因探しを
するよりは、自分の望むライフスタイルが「持続可能」に発展できる状況があるか
という視点が、今後の幸福感の鍵となるだろう。そのためにも、経済が成長して
社会にダイナミズムがあり、様々な新しいチャンスが開けるような社会が求めら
れている。》
  
・・・・・・
6557,読書日記 ~バーチャル資本主義の行方
2019年02月26日(火)
     スペシャル「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」
   * バーチャル資本主義の行方
"欲望の資本主義"は2016年の第1弾放送以来、3回シリーズの
NHK異色経済ドキュメント。同番組は、国民国家や市場原理などすべてを
超越して巨大化する"GAFA"への懸念や、仮想通貨への期待と不安といった
議論を交え、資本主義の行きつく先や、その原点にあった誤りを問い掛ける。
第一弾は、「欲望の資本主義2017」
第二弾、「欲望の資本主義2018 ~闇の力が目覚める時・ルールが変わる時」
第三弾、「欲望の資本主義2019 ~偽りの個人主義を越えて~」
 今回は、録画をしていた第3弾!
BS1スペシャル「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」
  ~番組内容~
≪「ネット界の四天王」と呼ばれるGAFAを巡る議論が熱い。強大な力に
 国家の枠組み前提の市場経済が揺れている。仮想通貨をめぐる議論も沸騰、
バーチャル経済時代の資本主義はどこへ行く?2017年富を生むルールの
変化を捉え2018年社会構造に地殻変動が起きている現実に迫ってきた
番組は次のステージへ。テクノロジーが社会を変える今、格差、分断を越え
自由への道は? 切迫感ある今問う、自由の形と資本主義の行く末は?

 資本主義という怪物が世界で暴れる
 GAFA、仮想通貨…野望がめぐる
 いま 怪物の正体を突きとめるには?

第3弾はハイエクを軸に構成されている。内容的に盛り込み過ぎの印象もあるが、
「資本主義」やそのなかの「市場」や「自由」そして「貨幣」のあり方を考え
させる深いテーマが貫く。そして「人間」という根源的なテーマ。
ケインズハイエクという構図は単純だが、結局のところ、これからの経済学は
この構図をあらためて再考し、超えていくことが求められている。
人間の幸福は自己決定権を持つこと。それはまさしく、自由に最大限の価値を
置く考え方で、資本主義の根本であると思います。それはそうと、ノーベル賞
受賞者など高名な学者の方々においても、考え方が全く違うことを認識して、
改めてこの社会に正解はないことを思い知らせれました。
 ――
 ☆ 第一弾は、<やめられない、止まらない、欲望が欲望を生む世界。>
わたしたちはいつからこんな社会を生きているんだろう――。そんな問題意識
から、気鋭の若手経済学者・安田洋祐大阪大学准教授が世界のトップランナー
との対話を通じて、資本主義の本質に迫った番組が、NHK「欲望の資本主義」だ。
番組はカルト的な人気で話題を呼び、番組の未放送インタビューも多数収録した
書籍『欲望の資本主義』も刊行された。この異色の経済教養ドキュメントの
プロデューサーは、「英語でしゃべらナイト」「爆問学問」をはじめ、柔らかな
演出で、経済、仕事を解きほぐす異色エンタメ「ソクラテスの人事」
仕事ハッケン伝」など、多数のヒット番組を手掛けてきた丸山俊一氏。
記憶に残る異色の番組を次々と生み出せるのはなぜなのか? 
番組作りの核となる発想の原点を紹介する。
 ――
 ☆ 第2弾は、
より速く、より多く、より遠くへ...。
 私たちはいつからこんな世界に生きているんだろう?やめられない、止まらない、
欲望が欲望を生む、欲望の資本主義…。昨年その本質に迫り、話題を呼んだ異色
ドキュメントの第2弾。世界経済のフロンランナーたちは、この不確実性に満ちた
世界状況の中、どう資本主義をコントロールすべきと考えるのか?安田洋祐阪大
准教授はパリへと飛び、フランスの知性ダニエル・コーエンから資本主義の未来像
を引き出し、チェコの異端の奇才トーマス・セドラチェクと気鋭の哲学者マルクス
ガブリエルは、ボンで激論。経済学の巨人、ケインズマルクスシュンペーター
らが残したビジョンは、今どこまで有効か?
 「闇の力」が目覚め始めた、「分断の時代」を生き延びる術を世界の知性
たちと共に考え、経済の最前線に迫る。

▼ ここで、<資本主義の暴走は「お金の本質は本来は契約であるのに、
「物質」と解釈したことから始まった」という言葉が、印象に残った。
その契約額の大小で、物事を判断するするため、欲望が肥大化する。
リタイアをして、一種、煉獄の住人の立場から、社会を、娑婆を、世界を
見つめ直すと、今さら大金を欲しいとも思わないし、成るほど、手持ちの資金は
預金通帳額としての契約事項の額でしかない。お金は「自由の塊り」と思うのは、
それがモノと信じるから。契約の大小で、価値を決めつけるのは、これ如何に?
とはいえ、手元の資金がゼロでは食事もありつけない。
まとまった資金といえば、今では3億円。 その現実を前に、解ったようなことは
口に出せない。といって、「それが如何した?」に、確固たる答えは出来ない。
『いやいや、その額だけ、欲望が満たせる!』 
『で、満たして如何なる!』
『そこには、愛と、満足感と、逸楽感と、逆に虚無感が少し残る。』 
『そんなの、3日もすれば、彼方に消え去ってしまうし、酒、薬物で、直ぐに、 
 その感覚を得ることが可能』 
『現に味わってみないで何をオッシャル、ウサギさん』と、延々とつづく。
 この正しい答えなど、あろう筈はないが… グローバル化は、冷酷に、私たち
を、手持ち資金の大小で、価値選択をされる。 先日、見た映画で、
「上の世界」と「下の世界」があって、下の世界の人は、上に行こうと必死に
なるという現代社会そのままを、風刺したものだが… なかなか、シリアス。
 大相撲の幕下上位と、十両の幕尻力士の千秋楽前の取組。負けると関取の後で、
御世話係で、召使い扱い。そのシリアスの取り組みが、何とも哀愁が漂っている。 
これが資本主義社会では、3・30,67%で、区分される。それが端的に現われる
のが、小・中・高校の同期会。それが何ともコミック的シリアスで面白い! 
これに死際も加わり何とも? 死にかけた人ほど、それはそれは! で… 
定番の物語がリアルに、「まさかの筋書き」で展開していく。その前にチャクラ
の揺らぎが、漂い、彷徨いを誘発する。他者に対する攻撃は、自己のデドックス
でしかないため、毒は自分に、そのまま猛毒として帰ってくるのが見てとれる。

 

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    * 何が何だか
 中国と米国の、その後の動きや、そして日本の、この一連パンデミックから
して私の感覚からして理解不可解のことばかり。アメリカと、ブラジル大統領の
甘い判断をした結果の死者数の多さ。 何も知らないのが、イタリア、スペイン、
イギリス、フランス。中国が、この一連で逆手をとって、香港を支配下に置き、
あわよくすると、台湾、尖閣列島周辺も支配下に置こうとする動き。何とも…
100年前のスペイン風邪から第二次大戦の一連に重なりあう動きとみると、末恐
ろしくなる。この最終年に生を受けて75年。まあ、丁度良い時代に生きてきた。
このまま推移すれば、世界人口の1~2割は抹消される可能性が無いとも言えない。
ワクチン効果が期待され、楽観的空気が漂い始めているが、そう甘い状況でない。
世界的にワクチンが普及し、理想的に収束に向かえば良いが…本当の修羅場は、
これからになる。
  ――
   * ÝouTubeネタ…
 昨年末からの腰痛で、ベッドで寝込む時間が多く、これ幸いとYouTubeを多く
みているが、それが飽きることがない。様々な切り口の動画が新鮮に感じる。
アマゾンの森林地帯で、無法伐採が行われて、現地人と無法者たちとの殺戮の
生々しい映像が、痛々しい。世界各地の現場では、幾らでもある物語。
中東沿岸ソマリアの海賊と運搬船との攻防などがシリアスである。これを映画化
したのを数年前にみたが、ライブ的映像には驚かされる。これを見ていると、
邦モノのドラマや、ドキュメントは、足元に及ばない。餓死をするより、戦死を
選ぶ覚悟が彼らの環境が、それを訴えるだけの内容になる。

・・・・・・
2020年02月25日(火)
読書日記 ~快活こそ悟り! -4
             <『老年を愉しむ10の発見』>
    ― 今回は、第7章のみ ―
  ♦  ☆ 7章 人生を豊かにする「つながり」
   * 家族という小さな物語
 親より、子供の方が、新しい生活環境では、慣れ親しんでいる。
これが、現代の切実な問題になっている。これが、親子だけでなく、祖父母も
加わってくるため、「一人の人生」が「大きな物語」へ、変わっていった。
クロマニョンが滅び、ホモ・サピエンスが生き残ったのは、祖父母、特に祖母
の存在が、それまでの経験を子孫に伝える役割を果たしたため。祖父母との、
「思いやり」と「落ち着き」に満ちた牧歌的生活が、子供の成長に決定的な
影響を及ぼす。世間に出る前に、家庭生活で、「生」の繋がりを通じて、他者と
供に暮らす知恵を学ぶ。自分に子供や、孫がいない時にどうすべきか?
その機会を自ら求めればよい。
1人の人生という小さな物語から、「大きな物語」と自ら求めていくべきである。
 ―
   * 「老いない心」を持つために『友情』が必要
 家族以外にも、人生を、あるいは少なくとも人生の一部を過ごす相手への
愛情が必要。どれほど評価してもしきれないのが、『友情』である。これには、
「望まない、求めない」距離感が必要となる。4人の姉を含めて8人兄姉の家族の
末っ子のため、互いに自然と身につくのが「距離感」。女子を中心にした職場で
これが最も役に立った。美形の女性は、常に、その間合いを置いておかないと、
心を開かない。コツは、心持ち開くこと。 褒めること。 気を抜かないこと。
年を重ねる度に、友人の数が減少し、逆に新たな友人をつくる機会がなくなる。
 男女の友情が成り立つか? 様々なケースがあるが、少し間合いをおいた
友情は、むしろ良好ではないか? 逆のケースが、私の場合、多く生じる。
「歌を忘れたカナリア」ではないが、「女の慎みを忘れた小母さん」。
互いの間合いも何もあったものではない。それも中年期の小母さんの群れ。 
大阪の小母ちゃんの生々しい「それ」。 間合いも、心遣いも、品位を捨てた、
あれら! まずは傍に寄らないがよい。若さが老いに支配された鬼婆化した姿。
世の中の中年以降の大部分が陥っているため、これ以上は止めておくが… 
 友情にも、その辺りにラインを引く必要がある。
 年齢を重ねるということは、「友であれ敵であれ、よく知っている顔に満ちた
世界は、いつか見知らぬ顔ばかりの砂漠のようなものに変わってしまう。
必要なのは、それら腐った葉っぱを落とすこと、木そのものの伐採」となる。
自分が世の中から去るのではなく「世の中の方が失われてしまう」という訳だ。
 <「老いない心」を持つために『友情』が必要> ということだ。

ここに当人にとって… 敵対関係の「好きになれない、あれら」が必要となる。
あれら?の御蔭で長年続いてきた『友情』の価値が浮び上ってくる。それが
「老いない心」を育んでくれる。それも、維持すればこそ、逆用効果が上がる。

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5095,悪夢の21世紀 ー3
2015年02月25日(水)
   * 「ニヒリズムに落ち込む世界」~③  佐伯啓思
(7・A)
≪ 端的に言えば、近代文明はヨーロッパという独自の「文化」の中で
成育し発展してきた。それが完成すると、普遍的な<文明> として世界化。
しかし、この文明化は、その< 文明> を生み出す「文化」のエネルギーを
枯渇させる。たとえば、ヨーロッパがキリスト教の神学的教養との闘争を経て
生み出した近代科学は20世紀に入ると実証科学としていかにも形式化された。
主権国家国民国家も、ローマ教会とのプロセスで世俗的権力の自立を目指す
ヨーロッパの歴史から出てきたが、20Cに入ると、アジア、アラブ、アフリカ
など、あらゆる地域が国民国家へと編成された。中東など、地図を広げれば
分かるが、砂漠の真中に見事に一本の直線で、人工的に国民国家が作り出された
ことが分かる。民主主義も、王権との闘争の中から、古代ギリシャやローマを
参照しながら作り出された。だから、ヨーロッパでは民主主義への警戒感も
強かったが、20Cに入ると民主主義こそは理想的で普遍的な政治体制となった。
アメリカのウイルソン大統領は、第一次大戦への参戦にあたり、アメリカは
「世界の民主主義を守る」と言った。ヨーロッパが生み出した近代は普遍化され、
世界化され、普遍文明とみなされ、これを代表するのはアメリカであった。
2 0Cになるとアメリカは急に移民国家の様相を呈した。ロシア革命を逃れて
ロシアや東欧から流れ込み、ナチズムを逃れてユダヤ人が流れ込み、職を求めて
アジア人が流れ込んだ。→ アメリカは多様な民族や人種からなる「世界の縮図」
となり、アメリカこそは、「世界的な普遍文明」を代表することになった。
アメリカこそが、「民主主義」を代表するだけでなく、それを「世界化する使命」
を帯びるようになった。かくして、実証主義、科学技術、市場経済、民主主義、
自由な個人、基本的人権といった観念は、『グローバル・スタンダード』と
見なされていった。これが近代主義というもの。 アメリカなる国が、この
近代主義を理想としグローバル化を推し進めた。特に20世紀の二つの戦争後、
アメリカ的な近代文明が世界へと拡散する時代。それが一気に爆発するのが
1990年代以降、ソ連社会が崩壊し、冷戦が収束してからだった。
▼ イスラム国が、欧米がつくり上げたアラブ国家の枠組みを否定し、
 マホメットイスラム経をつくった原点に立ち返り、新たなイスラム国家を
つくろうという理念は、発生して然るべきだが、、奴隷制度の復活とか、首切り
処刑や、その写真公開は容認できようはずがない。欧米が、近代になって
各地域の部族の首長を巻きこみ、勝手に線を引いて都合の良い国家をつくって、
そのまま現在に至っている厳然たる事実がある。9・11テロも、アメリカが
国家的陰謀で、テロを見逃していたという説もある。そして、アフガンと、
イラクの利権を狙った?とか。世界の隅々まで高性能の情報機器が普及し、
ネット社会が覆ってしまったことが、ニヒリズムに落ち込む結果となった。
偶然だが、以下の文章につながる! 

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5825,閑話小題 ~しまった! ー夢のカルフォルニアー 12
2017年02月25日(土)
   * 夢のカルフォルニア 
 スポーツジムに通い始めて6年になるが、月に20日以上は通っている。
月会費が6000円のため、日割りにして1日につき300円でしかない。ゴルフも、
スポーツジム、スナックのボトルキープも、見通しの甘い人たちの存在がある。
この本を読みこむにつれ、過去の‘しまった!’が次々と思い出されてくる。
 金が有り余っていれば、それもありだが… 無いのに限って甘いのが常。
【 全米で最も住みたい州の夢のカルフォルニアに、年間220万人が引越して
 きて、150万人が出ていく。これが現実である。これは人生と同じで、遠く
から眺めるのと近くで見るのとは違って見える。例えば、医師や健康な人を
対象に、「三ヶ月の延命のための治療を受けますか」の質問に、「受ける」
と答えた人は僅か。ガン専門医で6%、化学療法士が0%、健康な人で10%。
それが、現に命の危険にさらされている人たちに尋ねると、42%が「化学療法」
を受けると、答えた。別の研究で、重病患者の58%までが、死が近づいてきたら、
たとえ一週間でも延命治療を受けるだろうと答えた。アメリカでは発行された
割引クーポンの4割が未使用で終わる。ギフト券も同様の結果になった。…】 
 ▼ その瞬間がくるまで、実態が理解できないのが人間。
 「その時は、その時」と、煙草を喫い続けた肺ガン患者が、その典型。
カルフォルニアで、良かった思っている人も多いだろう。とにかく、脱皮が
出来たのだから! しない後悔より、した失敗の方が、プラスの方が多い?
「若いうちの失敗は買ってでもしろ」というが。夢のカルフォルニアでも、
ハワイでも、一度は住んでみればよい。何処も変わりばえはしないことが、
分かるだけでも充分。その経験が無いと…  あとは次回。
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6192,閑話小題 ~映画鑑賞 ―ギフテッド
2018年02月25日(日)
   * 本当の幸せは何かを問いかけ
 ギフテッドの意味とは、<先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を
持っている人のこと。 半面、大きなマイナーを抱える人もいる。将棋や、囲碁
チェスのチャンピオンに多く見かけられる。天から非凡な才能を与えられた少女の
育て方をめぐって対立する祖母と叔父を通して、幸せは何かを問いかける筋立て。
≪ 制作HPの解説: フロリダに暮らす、ちょっと変わった2人と1匹の家族。
 7歳の生意気ざかりのメアリーと、彼女の叔父でシングルのフランク、そして
“歴史上一番すごい猫”のフレッドだ。 互いがいるだけで、毎日が記念日の
ように楽しい時間は、メアリーが学校へ行くことになり揺らぎ始める。
彼女には、生まれながらにして数学の天才的な才能があった。「普通に育てたい」
というメアリーの母である亡き姉の遺志に従って、フランクはメアリーの英才
教育を頑なに拒む。しかし、そこへ縁を切ったはずのフランクの母親が現れ、
彼からメアリーを奪おうとする。歴史を変える才能の開花か、愛する者と生きる
人生か ─果たして、メアリーにとってどちらが幸せなのか?さらに悩める
フランクには、姉から託された“ある秘密”があった─。≫

▼ モンスターの祖母に反発し、母親が自殺したが、同じことを孫にまで強要
 しようとする。ところが天才だった母親が、数学の世界的難問を解いていた。
しかし、その解答を弟に託して自殺をしていた。そのことを祖母が知らなかった
という落ちがある。最後は、最高学府で大人と授業を受ける天才教育の道を
歩むことになるが… この7歳の少女が私たちに教えてくれた本当の幸せって
なに? の問題。 
 この映画の中で、祖母がいうところの凡庸な地方の小学校一年生の宿題が、
キッズによる「箱庭の動物園」つくりには驚いた。砂場の遊びと同じく、
あらゆる教育の原点が、そこに詰まっている。 
 そこで今、彼方60数年ぶりに想いだしたのが、小学2年の図工時間のこと。
グループの共同作業で動物の絵を切取って、糊代を下にして立体的に貼りつけ、
動物園つくりをしていたが、間違えて麒麟の首が切れてしまった。そこで、
必死の思いで、二つを重ねてノリを貼りつけて無事に立ち上げた。ところが、
それを見つけた女性の先生が、大声で、これは誰ですか? 部屋全体に鳴り
響く声を張上げた。てっきり叱られたと思ったが、実は、その知恵を褒めて
くれたのである。ということは、その頃から「箱庭づくり」に似た?教育が
行われていたようだ。7歳でも遅すぎる天才教育。その間に、叔父によるベース
の教育環境があればこそ。 数百万人に一人の天賦の才能、強引だとせよ、
そのコースに導こうとする祖母の考えも、理解できるし間違えてない。
それを引出す指導は、周囲の大人の責任である。 祖母の存在が無ければ、
自殺した実母の思惑どおりに凡庸の子供で終わっていた可能性があった。
 どちらが幸せか? 人類最大の課題だが… 様ざまな問題が垣間見られた
映画であった。
『いちばん大切なのは、<愛する>才能』ですね。それと、『感謝する能力』。
その上に、『感動…』と、『感激…』。 これも育て上げれば才能になる。
 せっかく頂いた地球旅行の人生だもの。愛し、感謝し、感動し、感激し、
深く広く、人生を味わわなければ、生きている甲斐がないじゃないですか。
天才は天才として、凡庸は凡庸でも、地球という世界を感知しないとね…。
どのみち直にプッツンだもの。元もとこのブログ、墓場のつもり。遺言かいな。

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4363, 書くことが思いつかない人のための文章教室  ー7
2013年02月25日(月)
    「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤勝重 (著)
 * 情景描写の効果 ー鱒寿司の話
 伝える効果の「人プラス物」の他に情景がある。その中でとりわけ生活情景の
ワンシーンは抜群。その幾つかが紹介されているが、むしろ私の子供時代の
思い出になっている「鱒寿司の話」を書いてみた。
≪ 子供の頃、父が店の仕入れの御土産に、北陸まわりの車内販売で、鱒寿司
 買ってきてくれた。笹の葉に包まれた鱒寿司は、当時の家族にとって最上の
食べ物だった。それを家族が集まり八等分の一切れが分配される。
その大きさが微妙に違っているのを固唾をのんでみているが、末っ子のため、
最後の一切れが私に配られる。それに醤油を一タリつけて食べると、それが
美味いのである。ケーキを切って食べるのと似ている。それから何年後に、
義兄が、車内で思いついて土産に買ってきた。その時の話が印象に残っている。
隣席の人が、車内販売の鱒寿司を幾つか買う義兄に連られて買い求めて、早速、
食べた。ところが期待したほど美味いと思わなかったのか、不思議そうに、
「それほど美味くないが、どうして、こんなに買うのですか?」と尋ねたので、
義兄は、「これは家族が集まり、幾つか切った一切れを団欒しながら食べるから
美味しいので、一人で列車内で食べるものでないですよ!」と教えたところ、
その人も納得していたという。≫
▼ これを書いていて、鱒寿司を兄姉と分かちあって食べた当時の情景が、
 鮮明に思い出てくるから不思議。 ウィキペデアによると、
鱒寿司は、富山県の郷土料理。駅弁としても知られ、鱒(サクラマス)を
用いて発酵させずに酢で味付けした押し寿司の一種。】とある。今では、
スーパーなどで催事で時々、見かけるが買う気になれない。小学校の5年から
高校を卒業するまで、長岡駅裏に8年住んでいた。そのため、そこの生活が、
いやに懐かしい。母親が極度の「うつ病」になり、心筋梗塞を誘発し、あわや
死にそうになったり、近隣の遊び友達と遊んだり、十姉妹や文鳥、カナリヤを
飼ったり・・ あの受験勉強さえなければ、良いことずくめ。 
読書を薦めてくれる人はいなかった。
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3623, 日本人発明の食べ物
2011年02月25日(金)
 カレーはインドのものだが、ライスの上に乗せてカレーライスたるものを
作ったのが日本人である。日本人は西欧の香りのするカレーを、ハイカラ、肉食、
手軽というカレーライスに仕上げた。明治の頃に明治政府が肉食を勧めるために
天皇が肉を食べてみせた。そして仮名垣魯文がカレーレシピを作ったのが始まり。
カレーといえば新宿の中村屋の純印度式カリーは有名で、香りが何ともいえない。
これは、東京帝大前のパン屋のハイカラ文化の経由。そして、極めつけが、
インスタントカレールー。 これで誰もが手軽に夕飯にカレーをつくれる
ようになった。これは、同じ頃に「すき焼き」が日本特有のものとして大衆に
浸透していった。 更に、『きむらや』は明治七年に銀座に進出し、やがてパンに
アンを入れたものを売り出したのが始まり。これもカレー、すき焼きと共に
日本文化の一つになっている。これは饅頭の皮をパンに思いついたのだろう。
 そして戦後になって、『チキンラーメン』と『カップラーメン』である。
日本というより世界屈指の発明である。これは日清食品の、創業者の安藤百福
つくりあげたもので、今や年間一千億食も食べられている。世界の一人当たり、
15食以上も食べられていることになる。 宇宙食として、災害や紛争の救援食
として、世界中の津々浦々まで浸透している。最近では、回転寿司である。
酢飯と魚が丁度、健康ブームとあいまって、爆発的に進出をしている。
古来からあるもの食文化を、外来のものとアレンジをして新たに日本人好みに
変えてしまったもの。最近は米粉を材料としたパンや麺なるものが出てきている。
 ところで、話しは違うが、日本の夜の世界のクラブ。着飾った女性が客に
サービス(踊ったり、歌ったり、話し相手になったり)する業種は日本だけ。
外国は、何?の前段階の品定めならあるが、ただ、接客や、雰囲気を楽しむのは
日本だけ。これは昔からある芸者遊びを現代版にしてものだが、何か、
上記の日本特有の食べ物と、進化過程が似ている。