ある時間の断片
  12月11日   1968年
11時に起床。
学校の図書館に行って卒論の勉強のために行く。2時間位集中する。 欧州旅行で一緒だった江夏君にバッタリ会う。
宮崎の大きな酒メーカーの御曹司だ。少し話す。朴訥としたいい男だ。 4時過ぎに帰路につく。
途中に池袋駅の地下の床屋で、レザーで髪の毛をすいてもらう。 私の髪の毛が硬いので、頭にきているのがよく解る。
帰寮すると、ゼミの同期の高木から電話で、人事管理の問題を教えてくれとのこと。
今の私には、人事管理に関して教えるだけの蓄えがないといい、石川譲治に頼んだらといった。
何か悪いことをしたようで後味が悪かった。 明日、謝らなくてはならない。