ある時間の断片ー22〜24歳の日記

1月7日 1969年 11時起床。 12時に食事。 午後は本を読み、甥の慶昭と話をしたりする。 夕方、店でコートを買う。 0時から3時まで勉強をする。会社の佐藤さんの分析解剖をしてみる。 文章に書いてみると、やはり気がつかなかった部分が見えてくる。「…

ある時間の断片 1月6日 1969年10時起床。 食後、11時から16時までジャスコに出す論文の下書きを完成。 それにしても集中力が足りない。構想力や文章力のなさに自分でも情けない。 絶対量の本を読んでなかったツケがこういうカタチになって出ている。…

1月5日 1969年 8時半に起床。 店に11時前にいく。長岡の街には人があまり出ていない。 14時に兄三郎さんの婚約者の「木村恵美子」さんと初対面。 可愛い人というのが感想だ。17時に店を手伝い、家に帰る。 正子さんに頼まれたものを間違えてしまっ…

1月4日 1969年 10時に起床。 食事をして、顔を洗い、新聞を読んだりして時間を過ごす。 午後は裏に住む姉の正子さん宅の屋根の雪下ろしだ。 2時間した後に、従妹の旦那の関口さんが来る。 高専の先生をしている。彼と学生運動から教育論について話す。 …

ある時間の断片 1月3日 1969年 10時に実家の店に手伝いに行く。17時まで働く。あまり街には人出はない。家に帰って食事をする。 22時から本を読む。そういえば店にいたら中学校の同級生の山本に会う。 中学校以来だが、殆ど変わっていない。実直な大…

1月2日 1969年 朝8時にたたき起こされる。9時過ぎに店に出発。新年の初売りの手伝いである。初めは支店で一時間位働く。 雪のためか人の出は少ない。その後本店で17時過ぎまで手伝う。18時に帰宅をする。 食後団欒。 22時過ぎのNHKの「出会い」…

ある時間の断片 12月31日 1968年あと10分で1968年も終わる。 学生時代最後の年になる。今年を振り返ると、色いろなことがあった。 ・三月下旬から2週間、石川君と一緒に、卒論の「流通革命」を書くために大阪の船場のメリヤス問屋に 住み込みで流通の現状を…

ある時間の断片 12月30日 1968年12時に起床する。正子さんと母と食事をとる。正子さんが、今の私が陰鬱という。前の私の方がよいという。 何か頭だけが先走っているようだ。社会に出ることに対する不安による動揺が陰に振れているのは解っているが。 14時に…

ある時間の断片 12月29日 1968年今朝5時に長岡に到着する。バスで帰るのは初めてである。 6時に就寝、11時に起床する。12時まで裏に住む正子さんと話をする。昼飯を食べた後に本を読む。 昨夜、この日記を書くために頭を使いすぎたようだ。あまり頭を使うと…

12月28日 1968年 11時に起床。13時に千葉の姉の優子さん宅に向かう。途中花屋で植木の花を買っていく。 卒論の清書をしてもらった分をもらい、16時半に帰路につく。 途中に集団すりを目撃をする。財布を掏ろうとして騒がれて慌てて逃げていった。 17時半…

ある時間の断片 12月27日 1968年12時に起床する。 午後読書をする。夕方に新宿の紀伊国屋に行くが、目的の本がない。 帰寮後、21時に瓜生の部屋で、彼と佐藤と緒方と酒を飲んで騒ぐ。 22時に先輩の永田さんと渡辺文雄さんがくる。飲んでいるうちに、現実社会…

ある時間の断片 ー12月25日 1968年 11時に起床。午後本を読んだり、食事をして過ごす。夕方、米林が帰省をしていく。 夕食後、会社の論文の構想を色いろ書いてみる。21時に、市川さんの友人等5人を引き連れて赤坂に行く。 いざ中に入ろうとすると、誰も物…

ある時間の断片 12月24日 火曜日 1968年9時ごろ、長岡の姉の正子さんから電話。千葉の姉の西村、小林さんの所にクリスマスプレゼントを届けるように頼まれる。 16時に部屋を出て、伊勢丹に行って、犬の玩具と電車を買って東京駅に行く。 西村さんと待ち合わ…

12月23日 日曜日 1968年11時過ぎに起床。 午後はTVを見たり、本を読んだりして過ごす。 21時過ぎに、永田さん等が寮のOB会の忘年会の帰路に寮による。 高橋の部屋で飲み会にでてこいとのこと。 そこで飲んだ後、近くの「ヤマ」という居酒屋で飲む。 一年…

12月22日 土曜日 1968年9時起床に後、食事。土砂降りである。 千葉に住む、すぐ上の姉・礼子さん宅へ向かう。 しかし早速、二人でいがみあう。あいも変わらず仲が良いのか悪いのか解らない。 彼女の悲観的な面から抜け切れてないのが気に入らない。如何して…

2004年12月22日(水) 1359, 「23歳の日記」ー8 ー9月01日 1969年新潟の六日町の雲屯庵にきている。学生時代に司法試験のため一人勉強している三条の高橋さんがいた 新井石龍禅師と、早速話しをさせてもらう。私「世の中こんなに厳しいとは思ってもいませ…

ある時間の断片 12月21日 ー1968年 昨日に続き、今日も空白になっていました。 明日からは続いています。 (おそらく卒論の最後のまとめで、書いている余裕が無かったと思います)

2003年12月20日(土) 990, 軽井沢の思い出ー2軽井沢駅から少し歩いたところに「離山」という小さな山がある。 麓から頂上まで一時間もしないうちに登れる山で、独りで何回か登った。 その頂上から見る風情は何ともいえない趣があった。 また別荘地の散策も面…

2004年12月20日(月) 1357, 23歳の日記ー71969年 7月17日 神戸・垂水にてこの会社で、もう何人から誘われたが、女の職場は厳しい。 一人に振り向けば、その人以外は全てに無視されるのが女性の職場である。 地方のせいか、心の綺麗な純粋な人が多い。また…

ある時間の断片 12月19日 1968年 目が覚めたのが12時少し過ぎである。少し寝すぎたようだ。食後13時から17時まで集中して卒論を書き上げる。 休んで、21時から0時まで再び集中する。そこから頭を休めるつもりで、「愛について」を読む。 今…

2003年12月19日(金) 989, 軽井沢の思い出 現在書いている随想日記に「軽井沢」のことが頻繁に出てくる。 記憶の彼方のことが、今更のように思い出される。 大学二年の秋に、隣の部屋の先輩から「OBの先輩がペアレントをしている軽井沢の山荘」のアルバイト…

ある時間の断片 12月18日 1968年9時に甥のムーちゃんに起こされる。食後。浅草近くで電気商をしている従兄弟の治田さんが遊びに来る。 12歳も年上だが、子供の頃から殆ど変わってない万年青年だ。 彼を見ていると青春は年齢でなく、 理想と創造性…

ある時間の断片 12月16日ー月曜日1968年 10時起床。 卒論のテーマの変更のため登校する。武沢教授に会うことができた。 10分位で用件が終わる。 食事をして帰寮するが、急に眠くなる。 今日は、姉の優子さんのところ行く予定であったが17時過ぎ…

2002年12月16日(月) 612,ある時間の断片-26 10月27日1968年 土曜日夕方6時に、欧州旅行の????会が集合。池袋の「嵯峨」に集合。 川崎と隣で話す。彼は私のことをよく解かってくれる。 欧州旅行中に私のことを一番理解してくれた。 でもいい加減な自分を…

ある時間の断片 12月15日 ー日曜日 1968年 朝10時に起床。午後も何となく過ごす。 夕方食事に行き、その後独りで本を読む。 その後卒論をまとめたりして過ごす。今朝ゼミの植本君から一昨日の礼状がきていた。 その番のうちに礼状を書いて翌朝速達…

2002年12月15日(日) 611,ある時間の断片-25 1968年 10月25日 金曜日8時前に起床。学校へ向かう。 人事管理で討論をやる。 我々のグループでは予習をいいかげんの割には論議に筋が通っていた。 授業後、兼子と奥村と食事。その後、ゼミの同期の連中…

2004年12月15日(水) 1352, 23歳の日記ー6 6月17日 (2)今日は休日である。 何かしらない安堵感と、寮で一人いる不安感が複雑な気持である。 何か日ごとに、会社に染まりつつある。それ自体悪いことでないが。流されている自分が不安である。 自分が目指し…

12月14日 土曜日 1968年 12時に、同級生の雨宮のフォーソングのライブを聞きに行く。 以前、長岡の自宅の遊びがてら泊まりにきたことがある友人だ。 ーその見返りに茅ヶ崎の旅館に泊まりに行った。知り合いでは彼と角田などがいる。 想像をしてい…

2002年12月14日(土) 610,ある時間の断片-24 10月24日 木曜日6時半起床。 7時半に三浦さんが上京の為に、車で駅までおくる。 ホステラーが帰った後、一人で過ごす。16時半に寮の高橋君と佐々木弟を迎えに行く。 寮の難波嬢もくる。そういえば彼女と一…

ある時間の断片 12月13日 1968年 昨日に続き、朝起きることが出来ない。結局起きたのが11時過ぎ。やっとタクシーに乗り、学校へ向かう。 昼飯後、ゼミに出席する。 この日は、ゼミの「ケーススタデー」は、私の番である。 私が創作した「ある会社…