ある時間の断片
 1968年 11月23日(土曜日)
10時起床。洗面後、OB会に行く準備をする。 駒村のところに「多恵ちゃん」と、飯野さんが来ている。
佐藤のことだが、何か割りきりがつかない。先日の件で陰険な抵抗にあっているようだ。
飯野さんは別に約束を破った私が悪いが、まあいいか。佐藤とはこれで完全に気持が離れてしまったようだ。
ゼミのOB会の出席のため、高輪ホテルにいく。14時半に始まる。17時半に終了。
空腹に油系を食べたためか、気分が悪くなる。先輩は組織人という感じで、魅力のある個性的な人はいない、
仕方がないが。 その後、高輪プリンスに行き、コーヒを飲んでくつろぐ。
そこで、ゼミの同期で親しかった石川がしつこくからんでくる。最近無視をしていることに対する怒りだろう。
いま石川と妥協したら、お互いマイナスだ。腹を立てないことだ。
その後、高木と三年生の三人と5人で、武蔵小山の「なつめ」というスナックに飲みに行く。
そのママさんが面白い。 千田敏さんという名のホステスもなかなか面白い。
非常に面白い時間を過ごす。 ホステスどうしの争いの大変に見えた。
0時過ぎに店を出る。1時に帰寮、2時に就寝。いろいろあった一日であった。