哲学

閑話小題 ~持って生まれた気性

* 人間には大方、二種類のタイプがある 姉・兄、従兄から同僚、部下など多くの人物と邂逅してきたが、そこには悲観主義者と楽観主義者の二種類が存在する。人生の経験を重ねる過程で、それが補強されたり、逆に削られたりする。そらを見るには、人生の節目…

読書日記 ~ネガティブ・バイアス

< 『しあわせ仮説』 藤澤隆史著 >」 * ネガティブ・バイアス 他の本にも、ネガティブは生物が生抜く手立てとして、『狩るもの、狩られる両者の立場の中で、一度狩られたら、お終いだが、狩られなければ、再度の兆銭が可能のため、狩られないよう否定の念…

読書日記 ~快活こそ悟り! -5

<『老年を愉しむ10の発見』> * 第8章 深い思慮がもたらすもの ~最高裁判所の判断を自らにすべきである~ ―『自分の人生をどう解釈するか』が自分の人生の意味に最終決着を下す― 老年時になると、自分の人生に対して… 「その意味(価値)に対して、最終決…

閑話小題 ~‘つれづれに哲学的’ですか?

* 知らずに教え込まれていた教え <ショーペンハウアー(その大切な教え)> 〈 ▽は、私の評論 〉 ショーペンハウアーの言葉は、何故か残らないと思っていたが、沁みとおるから原型をとどめないことに、改めて、この書を読んで気づいた。その幸福論が典型。…

閑話小題 ~安楽死の選択 ―2

「安楽死」の選択 2019年8月1日 第31号 * 何とまあ、生々しい これだけ普遍的問題に対して、安楽死の問題が、不思議なことに、世界的に認められてないこと。誰も直視したくないし、その現実から可能な限り避けて通りたい問題。「人が死を恐れるのは、充実し…

読書日記 ~『自由への旅』

< 自由への旅「マインドフルネス瞑想」実践講義 > * 自由とは… 「今、ここ」に意識を集中すること! ~まずはマインドフルネスをネット検索すると…≪ マインドフルネスとは、自分に‘かかわる’すべての状況をありのままに 受け入れ、「今 ここ」の瞬間に意…

閑話小題 ~<「医療業界」では、死は敗北>の過ち

* 死は敗北ではなくて、完成 ! 現代の世界通念では、<死は敗北>となっている。だから「生死の質の問題」に微妙な反応を示す。目先を胃婁の付けて生きる方が、自然死よりも優先することになる。長生きを希望するのは、現在の健康状態が前提にしてだが、そ…

閑話小題 ~急遽、変更して…

* 24歳の私との対話 テーマ日記を書上げ、過去文を読返すと、去年の文章に引き寄せられた。40歳の私との内的対話である。それでは昨日、74歳の誕生日をむかえた私と、50年前の24歳の私との対話が面白そうと… 人生真只中で、五里霧中。危なく、際どくなるか…

閑話小題 ~ミネルヴァのフクロウ  ー1

* 情報化で、知識から知恵の時代へ 哲学者ヘーゲルは『法の哲学』の序文で、 『ミネルバの梟(ふくろう)は黄昏に飛び立つ』という言葉を記している。 ローマ神話 … 一つの文明、一つの時代が終わる黄昏の時に、ミネルバは梟を飛ばした。 ローマ神話の女神ミ…

閑話小題 ~辛いけど、正視しておかないと!

<NHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』> * 目さえ叛けなければ… 死の問題は…! 録画をしていたNHKスペシャルを半年ふりに見た。スイスの療養所で、死にいく瞬間を、医師と看護師、そして2人の姉妹が見届ける瞬間は神神しくて、私も涙が溢れ出ていた。後…

ドキュメント ~「遊びの科学」

<BS世界のドキュメンタリー 「遊びの科学」 2019年> * 世界のドキュメント「遊びの科学」 価値観には、学び、遊び、働きの3つの要素があり、その中で、取分け「遊び」が重要視される。他に「休み」を加えたい。 欧米の夏場の長期休養が、これにあたる…

読書日記 ~『神の発明』―形而上学革命 -2

『神の発明』中沢新一著 内部視覚といえば夢が考えられるが、自然史としての神(ゴッド)の出現とした宗教的思考を「精神の考古学」とは言い得て妙。古代人が洞窟の奥に残した壁画が、その名残である。 Amazon商品説明 ≪ ◉ 水木しげる漫画「妖怪」たちや、宮崎…

閑話小題 ~傾聴ボランティア

* 傾聴と傾聴でない聞き方は何が違うか? 学生時代の都会生活で、寮、学園のクラブ、ゼミ、欧州一周のツアー仲間と人間関係が広まる中で、カーネギーの『人を動かす』『道は開ける』や、ガードナーの『J自己革新』なる本に出合った。アメリカ的合理主義の考…

閑話小題 ~幸福のパラドックス

人生を振返りみれば、浮沈みはあったが、沈んでも丸裸ということもなく、比較的安定?をしていた。「事前の一策は、事後の百策に勝る」… 万一の構えを事前にしていたこともある。ブラック・スワンはいずれ飛来するか、潜んでいる。幸福のパラドックスをさし…

閑話小題 ~予測が外れたラグビー

* まさか、南アフリカが優勝するとは 少し古い話になるが、ラグビー・ワールドカップ決勝戦までの両者の戦いを見る限り、圧倒的にイングランドが優勝と思ったが、結果は南アフリカの優勝で終わった。ベスト8の顔ぶれが、日本を除くと英国連邦の国々。体格…

読書日記 ~具体と抽象 -3

<『具体と抽象』 ―細谷功・著> * 抽象度の高いものほど自由度が大きく汎用性が高く、応用可能 抽象度を高めるプロセスが考えることになる。米を、餅に加工するように、具体という飯(めし)を、こね回し、練上げて抽象にする。 食べ手も、餅を噛みしめる…

閑話小題 ~デフォルメとは

* デフォルメの意味とは ~ネット検索によると~≪「デフォルメ」という言葉の意味を聞いたことはあっても、何となくでしか 理解していない。その意味は、絵画などで対象物を変形させて表現する行為。フランス語。 本来は単に「形を変える」という意味だが、…

読書日記 ~「人生の目的」

< 『人生の目的』 五木寛之・著 > * 人生に目的が有りか、無しか? 人生の黄昏時に、今さら「人生の目的」と問いかけられたら何をか言わん。現役なら、『全機』『生甲斐を見出し、邁進すること』『後味の良い人生を』『節目を叩く』『宇宙の彼方からの旅…

閑話小題 ~「美」を感じる心が魂 -2

<文芸春秋 令和元年6月特別号/新連載 第一回 「醜」> ◉ <…だから、「何かに憧れたり、ひととき、我を忘れる時間を作ろうとする。 それによって、醜い自分や居心地の悪さから飛躍できる> 芸術家は、己の醜さからの解放を求め、結果的に美を生み出すことに…

閑話小題 ~「美」を感じる心が『魂』の器 -1

<文芸春秋 令和元年/6月特別号 新連載 第一回「醜」> * 玉三郎かく語りき 大自然の絶景に魂がうち震えた経験を何十回、いや何百回もある。大自然の絶景に、天空のオーロラに、時に、ふと邂逅した若い女性美に、我を忘れて魅入ってしまった瞬間、「ああ、…

閑話小題 ~そんなまでして生きたいか ー1

* ステージ3の知人との対話◉「少しでも、生きていたい!」は、銃殺直前に突然許されたドストエフスキーの緊迫した心理状態と同じかと… 最期は誰も、その苦しみの中で…プツン!限られた時間内で考えることは?「何をするため生れてきたのか」「もっと何事に…

閑話小題 ~今度は、エピクロスですか!

お知らせ! : Yafooブログの【バードウォッチ】が、 ライブドアブログへ引っ越しました。 http://horii888888.livedoor.blog/ 引き続き、よろしく閲覧ください。 これは、このブログの補助サイトの役割を果たしており、 日常の行動やツブヤキを中心に書き込…

読書日記 ~「魂の」思想史 ―3

<「魂の」思想史/ 酒井健著 > * 「万物は数である」 …古代ギリシャのある教団 何とまあ、この重苦しく、深いテーマを、一つずつ掘下げている。 ~その概要をまとめると~≪ 古今東西、多くの人が夜空を見上げて人や神々の霊魂を想像してきた。 それまでの…

読書日記 ~『サードプレス』 ー2

<『サードプレイス』―― コミュニティの核になる> サードプレスといえば、スペインのバール文化。都市の繁華街、田舎の街の中心地には必ずと言ってよいほどある。昼時、夕暮れ時に自然と人が集う場所。日本の居酒屋と違うところは、家族連れや、若者、女性…

読書日記 ~『サードプレス』 ー1

<『サードプレイス』―― コミュニティの核になる 「とびきり居心地よい場所」レイ・オルデンバーグ著> * そこは、竜宮城のような解放区 何故に、この本を知らなかったのか、読まなかったのか? 誰もが持っている行きつけの店と、お気に入りの疑似家族世界…

閑話小題 ~反語法

『オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里(著) 』 面白い本である。以前、図書館で借りた『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の姉妹書と位置付けられる内容。『反語法』は、確か50年前の学生時代に知った思考法で、誰かに誤解されてから注意をして使ってきたが、…

閑話小題 ~つれづれに哲学 ―本当に頭が良い人とは?

* 本当に頭の良い人ってのは! 世の中には、頭が良い人が実に多い。それ以前に…「それにつけても、自分の頭の悪さよ、カッパエビセン」である。頭の良い人とは、「難しい言葉を簡単な言葉に変えて、相手も、自分に対して理解しやすく出来る人。 自分の語彙…

閑話小題 ~つれづれに哲学

* それは本当に自由意志なのか ~スピノザの予言 哲学の入門書を暇を囲った中で、時どき手にして、ここで取上げてきた。これが結構、暇つぶしに良いのである。毎日、一テーマを自らに課して書き続けていると、哲学的になってしまう。自問自答の世界にドップ…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話 ―2

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 フランクルの哲学の柱になっている【人生、よく遊び、よく学び、良く働け】のとおり、バランスをとって、人生を生きてきた。 人生には思いもよらぬ『まさか!』が、突然に襲いくるとものと… だから、楽しい釣りとか、山…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 * 私は、島に辿りついた3人兄弟の話が好き。 何気なく借りてきた、この本の中で紹介されていた村上春樹の『アフターダーク』の一節を読んで、驚いた。 著者が「現実」と「本」が交差して、「現実」そのものが変えられ…