哲学

閑話小題 ~反語法

『オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里(著) 』 面白い本である。以前、図書館で借りた『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の姉妹書と位置付けられる内容。『反語法』は、確か50年前の学生時代に知った思考法で、誰かに誤解されてから注意をして使ってきたが、…

閑話小題 ~つれづれに哲学 ―本当に頭が良い人とは?

* 本当に頭の良い人ってのは! 世の中には、頭が良い人が実に多い。それ以前に…「それにつけても、自分の頭の悪さよ、カッパエビセン」である。頭の良い人とは、「難しい言葉を簡単な言葉に変えて、相手も、自分に対して理解しやすく出来る人。 自分の語彙…

閑話小題 ~つれづれに哲学

* それは本当に自由意志なのか ~スピノザの予言 哲学の入門書を暇を囲った中で、時どき手にして、ここで取上げてきた。これが結構、暇つぶしに良いのである。毎日、一テーマを自らに課して書き続けていると、哲学的になってしまう。自問自答の世界にドップ…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話 ―2

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 フランクルの哲学の柱になっている【人生、よく遊び、よく学び、良く働け】のとおり、バランスをとって、人生を生きてきた。 人生には思いもよらぬ『まさか!』が、突然に襲いくるとものと… だから、楽しい釣りとか、山…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 * 私は、島に辿りついた3人兄弟の話が好き。 何気なく借りてきた、この本の中で紹介されていた村上春樹の『アフターダーク』の一節を読んで、驚いた。 著者が「現実」と「本」が交差して、「現実」そのものが変えられ…

読書日記 ~哲学の女神との空想上の対談 ―2

『哲学の慰め』ポエティウス著 ポエティウスは、『夜と霧』のフランクや、ロシアの小説家ソルジェニーツィンなど、絶望の牢獄の中で、人間の生と死を考えた人のはしり。彼の「哲学の女神」を通した言葉は千数百年の時空を超えて迫ってくる。成るほど、高貴な…

読書日記 ~哲学の女神との空想上の対談 ―1

『哲学の慰め』ポエティウス著 * 何とも驚かされる対談 AC6世紀に、獄死を前に、哲学の女神と対話する方式が、自らをTPOSの場において、哲学の女神との対談方式で考えるのだから何とも斬新、かつ迫真の説得力を持つ。 ~ まずは、この本の概要から… (…

閑話小題 ~教養とインテリジェンスは違う!

* 考えさせられる日々 3時半に起床。書上げて、去年の同月同日分を読返してハッとした。18年以上、毎日一文章を書き、公開を続けている。それにより、考えを文章化、物語化する能力は少しは付いた。 しかし、何かしら足りない基礎知識が…これは第三者からは…

閑話小題 ~怒りの正体

* 古代、神々は怒り狂っている 怒りをテーマに、これまで多く書いてきた。先週末の朝日新聞の日曜版<Globe>の特集記事が…【angry? 怒りの正体】であった。様々の切口が新鮮の内容。その一つが、『古代から神々は怒り狂っていた』のテーマ… ~その概要は~…

閑話小題 ~サイレント・ブルー 2

* サイレント・ブルーの世界 ブルーは空と海の色。人が青に魅かれるのは、生物の起源が海にあるため、緑と茶に魅かれるのは、陸地の森と林を起源となるため。深海は、まだまだ未知の世界。 ~海の概要といえば…【 ・地球表面の70%を占める海。その海全体の…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -6

* 身もふたもない事実 =訳者のあとがきが簡潔で解りやすい=≪・私たちは自分が思っているよりずっと無知である。合理的な個人という 今日の民主政治や自由経済の土台になってきた概念自体が誤りであった。そんな身も蓋も無い事実を本書は突きつける。それ…

読書日記 ~「無知の科学」だってさ! -5

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン,フィリップ ファーンバック(著)> * 未知の未知・21歳時に初めて一ヶ月間の欧州旅行で経験したのが「未知の未知」。 欧州は石の文化。世界史そのままが遺跡として、そのまま現存する世界。「世界…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -4

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン,フィリップ ファーンバック(著)> * 知識の錯覚 「私たちは嘘をいきている」 読むほどに、実は思いの外、私たちは無知であることに気づかされる。それを学生時代に知り得たため、読書習慣を自ら…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -3

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン, フィリップ ファーンバック(著)> * 恐ろしいかな無知・人生を長く生きてきて振返り思うことは、『無知』の恐ろしさ。それでも、 何とか切抜けることがことが出来たのは、?? 著者が言いたいこ…

読書日記 ~『怒りを活かす人…』 ~2

<「怒り」を活かす人、「怒り」に振り回される人 ―和田秀樹(著) > * 精神科医からみた「怒り」について 感情の中でも「怒り」、とりわけ二人称のそれは日常生活を左右する難題。一神教の色濃い欧米世界の建前、<自由、平等、博愛>を理想とすれと、真逆…

つれづれに哲学 ~属事思考と、属人思考と、属場思考

* 想いだすのは可愛い… それぞれの是非を正しく判断するには、・「この人の言うことだから」というだけで是非を判断してしまう思考法を、 社会心理学の世界では「属人思考」といい、・もう一つは、「人」に対する怨念や敬意を脇に置いて、意見そのものを 吟…

閑話小題 ~平成の終わりに ~5

* 平成、最後の早朝に… 今日で平成の年号が終わり、空気は少し変わることになる。昭和生まれ、とりわけ団塊世代以上の世代は急に老け込んだ感覚になる。 平成から令和と、昭和から平成への改元の意味と考え合わせると現時点の時代と、自分自身の立ち位置が…

閑話小題 ~自殺について考える

<「四苦八苦の哲学」永江朗著 > * つれづれに ~自殺について この本の中に、「自殺について考える」があったが、「これまでテーマにしたような?」と、HP内検索をすると、あるある。テーマがテーマだけに、かなり立入った際どい内容… …病気による肉体的…

閑話小題 ~老いについて

<「四苦八苦の哲学」永江朗著 > * 漫画家は姿勢によって年齢を描き分ける 永江らしい厳しい言葉の羅列である。老いた自分の姿と顔を鏡で みる度に、愕然とする日々。とはいえ、老いは時間の問題で、誰の頭上にも降り注ぐのはごく当然のこと。長生きもプラ…

閑話小題 ~即席・ショートショート -2

* 10年後の「技術的特異論者」の呟き≪ 今から十年前の、この随想日記を紹介しよう。成るほど「死にぞこない」である。 しかし、生死の際なればこそ、情報機器の進化の御蔭で、技術的特異の現象を味合うことができた。まさか、83歳まで生きようとは… そして…

閑話小題 ~つれづれに哲学 ~考えましょうよ

* 一番の重労働は、「考える」ということ! ブルームバーグの言葉… <考えるということは、あらゆる作業の中で一番の重労働なのですが、そこを 省いてしまう人が多い。そこを楽にしようとしても、何も手に入らない。>何ごとも、利益の源泉となるのは、肉体…

つれづれに哲学 ~相対的価値観を絶対と思うから

* 思い込みによって生きている 池田晶子の『14歳からの哲学』の中で、≪人間はあらゆる思い込みによって生きている。その思い込み、つまり価値観は人によって違う。その相対的な価値観を絶対だと思い込むことによって人は生きる指標とするけれど、まさにその…

閑話小題 ~つれづれに哲学 ーカタルシス効果について

* カタルシス効果について よく聞く言葉だが、その詳細は一般的に知られてない。老いるにしたがい、同級会、同期会の幼馴染との再会で、自分の人生を話し合う中で、心の安逸を得ることが多くなる。人生、誰も、それぞれの山あり、谷あり。誰にも言えない苦…

読書日記 ~本当のことも、ほどほどに…

<『誰もが嘘をついている ~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性 』 セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ (著)> * 検索は口ほどに物を言う! 若い時は親の影響で保守的だが、年齢を重ねて社会を知るにつけ、どうもその実態は嘘だらけに気づく。本…

読書日記 ~すべての悩みは対人関係 ~3

『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 * 魂を浄化するには、そのままの自分を認めよ 人間と、他の霊長類の違いは、イメージを持てるか否か。そのイメージは、言葉と文字化の能力がなせる技。だから読書習慣の必要性がある。それを育てるには…

読書日記 ~すべての悩みは対人関係 ~2

『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 アドラーは読めば読むほど、その奥行きの深さに驚かされる。前向きで明るい健康的であるのが特徴。『日々是好日』こそ人生と…その業績が多大で無料の採石場のように盗用されている割に、誰もが、それを…

読書日記 ~すべての悩みは対人関係

『アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』小倉広・著 * 一つ皮剥きゃホンダラホイホイ! またまたアドラーである。19・20世紀が、フロイト、ユングが潮流なら、21世紀の混沌とした時代はアドラーである。これまでアドラーについて幾つか書いてきた。彼は、…

「脳と仮想」茂木健一郎著 −読書日記松井孝典の「レンタルの思想」の中のキーワードの一つが「共同幻想」で、以前、読書日記で取り上げたことがある。 ーウィキペディアによると 共同幻想(きょうどうげんそう)とは、複数の人間で共有される幻想である。 日…

2007年03月11日(日) 2168, 池田晶子が亡くなった!ー 2 おはよう!♪? ヽ(´π`)ノ 先日、8年前に出版された『考える日々』の中古本をネットで買ったが、最近の本を読んでいるためか、 一つピンとこない部分があった! 哲学者も8年で大きく成長するようだ。 彼…

2005年03月10日(木) 1437, 感動について人間の一番重要な能力は感動である。 感動力という言葉もあるが、その能力は‘感動の回数と質の賭け合わせ’により醸造される。 「質の高い感動をいかに多く体験をするか」が人生のポイントになる。 親は子供に、感動体…