哲学

閑話小題 ~幸福のパラドックス

人生を振返りみれば、浮沈みはあったが、沈んでも丸裸ということもなく、比較的安定?をしていた。「事前の一策は、事後の百策に勝る」… 万一の構えを事前にしていたこともある。ブラック・スワンはいずれ飛来するか、潜んでいる。幸福のパラドックスをさし…

閑話小題 ~予測が外れたラグビー

* まさか、南アフリカが優勝するとは 少し古い話になるが、ラグビー・ワールドカップ決勝戦までの両者の戦いを見る限り、圧倒的にイングランドが優勝と思ったが、結果は南アフリカの優勝で終わった。ベスト8の顔ぶれが、日本を除くと英国連邦の国々。体格…

読書日記 ~具体と抽象 -3

<『具体と抽象』 ―細谷功・著> * 抽象度の高いものほど自由度が大きく汎用性が高く、応用可能 抽象度を高めるプロセスが考えることになる。米を、餅に加工するように、具体という飯(めし)を、こね回し、練上げて抽象にする。 食べ手も、餅を噛みしめる…

閑話小題 ~デフォルメとは

* デフォルメの意味とは ~ネット検索によると~≪「デフォルメ」という言葉の意味を聞いたことはあっても、何となくでしか 理解していない。その意味は、絵画などで対象物を変形させて表現する行為。フランス語。 本来は単に「形を変える」という意味だが、…

読書日記 ~「人生の目的」

< 『人生の目的』 五木寛之・著 > * 人生に目的が有りか、無しか? 人生の黄昏時に、今さら「人生の目的」と問いかけられたら何をか言わん。現役なら、『全機』『生甲斐を見出し、邁進すること』『後味の良い人生を』『節目を叩く』『宇宙の彼方からの旅…

閑話小題 ~「美」を感じる心が魂 -2

<文芸春秋 令和元年6月特別号/新連載 第一回 「醜」> ◉ <…だから、「何かに憧れたり、ひととき、我を忘れる時間を作ろうとする。 それによって、醜い自分や居心地の悪さから飛躍できる> 芸術家は、己の醜さからの解放を求め、結果的に美を生み出すことに…

閑話小題 ~「美」を感じる心が『魂』の器 -1

<文芸春秋 令和元年/6月特別号 新連載 第一回「醜」> * 玉三郎かく語りき 大自然の絶景に魂がうち震えた経験を何十回、いや何百回もある。大自然の絶景に、天空のオーロラに、時に、ふと邂逅した若い女性美に、我を忘れて魅入ってしまった瞬間、「ああ、…

閑話小題 ~そんなまでして生きたいか ー1

* ステージ3の知人との対話◉「少しでも、生きていたい!」は、銃殺直前に突然許されたドストエフスキーの緊迫した心理状態と同じかと… 最期は誰も、その苦しみの中で…プツン!限られた時間内で考えることは?「何をするため生れてきたのか」「もっと何事に…

閑話小題 ~今度は、エピクロスですか!

お知らせ! : Yafooブログの【バードウォッチ】が、 ライブドアブログへ引っ越しました。 http://horii888888.livedoor.blog/ 引き続き、よろしく閲覧ください。 これは、このブログの補助サイトの役割を果たしており、 日常の行動やツブヤキを中心に書き込…

読書日記 ~「魂の」思想史 ―3

<「魂の」思想史/ 酒井健著 > * 「万物は数である」 …古代ギリシャのある教団 何とまあ、この重苦しく、深いテーマを、一つずつ掘下げている。 ~その概要をまとめると~≪ 古今東西、多くの人が夜空を見上げて人や神々の霊魂を想像してきた。 それまでの…

読書日記 ~『サードプレス』 ー2

<『サードプレイス』―― コミュニティの核になる> サードプレスといえば、スペインのバール文化。都市の繁華街、田舎の街の中心地には必ずと言ってよいほどある。昼時、夕暮れ時に自然と人が集う場所。日本の居酒屋と違うところは、家族連れや、若者、女性…

読書日記 ~『サードプレス』 ー1

<『サードプレイス』―― コミュニティの核になる 「とびきり居心地よい場所」レイ・オルデンバーグ著> * そこは、竜宮城のような解放区 何故に、この本を知らなかったのか、読まなかったのか? 誰もが持っている行きつけの店と、お気に入りの疑似家族世界…

閑話小題 ~反語法

『オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里(著) 』 面白い本である。以前、図書館で借りた『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の姉妹書と位置付けられる内容。『反語法』は、確か50年前の学生時代に知った思考法で、誰かに誤解されてから注意をして使ってきたが、…

閑話小題 ~つれづれに哲学 ―本当に頭が良い人とは?

* 本当に頭の良い人ってのは! 世の中には、頭が良い人が実に多い。それ以前に…「それにつけても、自分の頭の悪さよ、カッパエビセン」である。頭の良い人とは、「難しい言葉を簡単な言葉に変えて、相手も、自分に対して理解しやすく出来る人。 自分の語彙…

閑話小題 ~つれづれに哲学

* それは本当に自由意志なのか ~スピノザの予言 哲学の入門書を暇を囲った中で、時どき手にして、ここで取上げてきた。これが結構、暇つぶしに良いのである。毎日、一テーマを自らに課して書き続けていると、哲学的になってしまう。自問自答の世界にドップ…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話 ―2

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 フランクルの哲学の柱になっている【人生、よく遊び、よく学び、良く働け】のとおり、バランスをとって、人生を生きてきた。 人生には思いもよらぬ『まさか!』が、突然に襲いくるとものと… だから、楽しい釣りとか、山…

閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話

『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 * 私は、島に辿りついた3人兄弟の話が好き。 何気なく借りてきた、この本の中で紹介されていた村上春樹の『アフターダーク』の一節を読んで、驚いた。 著者が「現実」と「本」が交差して、「現実」そのものが変えられ…

読書日記 ~哲学の女神との空想上の対談 ―2

『哲学の慰め』ポエティウス著 ポエティウスは、『夜と霧』のフランクや、ロシアの小説家ソルジェニーツィンなど、絶望の牢獄の中で、人間の生と死を考えた人のはしり。彼の「哲学の女神」を通した言葉は千数百年の時空を超えて迫ってくる。成るほど、高貴な…

読書日記 ~哲学の女神との空想上の対談 ―1

『哲学の慰め』ポエティウス著 * 何とも驚かされる対談 AC6世紀に、獄死を前に、哲学の女神と対話する方式が、自らをTPOSの場において、哲学の女神との対談方式で考えるのだから何とも斬新、かつ迫真の説得力を持つ。 ~ まずは、この本の概要から… (…

閑話小題 ~教養とインテリジェンスは違う!

* 考えさせられる日々 3時半に起床。書上げて、去年の同月同日分を読返してハッとした。18年以上、毎日一文章を書き、公開を続けている。それにより、考えを文章化、物語化する能力は少しは付いた。 しかし、何かしら足りない基礎知識が…これは第三者からは…

閑話小題 ~怒りの正体

* 古代、神々は怒り狂っている 怒りをテーマに、これまで多く書いてきた。先週末の朝日新聞の日曜版<Globe>の特集記事が…【angry? 怒りの正体】であった。様々の切口が新鮮の内容。その一つが、『古代から神々は怒り狂っていた』のテーマ… ~その概要は~…

閑話小題 ~サイレント・ブルー 2

* サイレント・ブルーの世界 ブルーは空と海の色。人が青に魅かれるのは、生物の起源が海にあるため、緑と茶に魅かれるのは、陸地の森と林を起源となるため。深海は、まだまだ未知の世界。 ~海の概要といえば…【 ・地球表面の70%を占める海。その海全体の…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -6

* 身もふたもない事実 =訳者のあとがきが簡潔で解りやすい=≪・私たちは自分が思っているよりずっと無知である。合理的な個人という 今日の民主政治や自由経済の土台になってきた概念自体が誤りであった。そんな身も蓋も無い事実を本書は突きつける。それ…

読書日記 ~「無知の科学」だってさ! -5

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン,フィリップ ファーンバック(著)> * 未知の未知・21歳時に初めて一ヶ月間の欧州旅行で経験したのが「未知の未知」。 欧州は石の文化。世界史そのままが遺跡として、そのまま現存する世界。「世界…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -4

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン,フィリップ ファーンバック(著)> * 知識の錯覚 「私たちは嘘をいきている」 読むほどに、実は思いの外、私たちは無知であることに気づかされる。それを学生時代に知り得たため、読書習慣を自ら…

読書日記 ~『無知の科学』だってさ! -3

<『知ってるつもり――無知の科学』 スティーブン スローマン, フィリップ ファーンバック(著)> * 恐ろしいかな無知・人生を長く生きてきて振返り思うことは、『無知』の恐ろしさ。それでも、 何とか切抜けることがことが出来たのは、?? 著者が言いたいこ…

読書日記 ~『怒りを活かす人…』 ~2

<「怒り」を活かす人、「怒り」に振り回される人 ―和田秀樹(著) > * 精神科医からみた「怒り」について 感情の中でも「怒り」、とりわけ二人称のそれは日常生活を左右する難題。一神教の色濃い欧米世界の建前、<自由、平等、博愛>を理想とすれと、真逆…

つれづれに哲学 ~属事思考と、属人思考と、属場思考

* 想いだすのは可愛い… それぞれの是非を正しく判断するには、・「この人の言うことだから」というだけで是非を判断してしまう思考法を、 社会心理学の世界では「属人思考」といい、・もう一つは、「人」に対する怨念や敬意を脇に置いて、意見そのものを 吟…

閑話小題 ~平成の終わりに ~5

* 平成、最後の早朝に… 今日で平成の年号が終わり、空気は少し変わることになる。昭和生まれ、とりわけ団塊世代以上の世代は急に老け込んだ感覚になる。 平成から令和と、昭和から平成への改元の意味と考え合わせると現時点の時代と、自分自身の立ち位置が…

閑話小題 ~自殺について考える

<「四苦八苦の哲学」永江朗著 > * つれづれに ~自殺について この本の中に、「自殺について考える」があったが、「これまでテーマにしたような?」と、HP内検索をすると、あるある。テーマがテーマだけに、かなり立入った際どい内容… …病気による肉体的…