閑話小題 ~人生75年は実に短い ―4

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   * 銀座の夜の物語…
 昨夜…フジテレビで…『ザ・ノンフィクション
『銀座の夜はいま…⑵ ~菜々江ママとコロナの1年~』が放送された。 
一年前のコロナ禍で経営が崖っぷちとなった銀座の一流クラブ「クラブNanae」
を舞台に、オーナーママの唐沢菜々江(47)と、キャストと呼ばれるホステス、
黒服男性たちのシビアな闘いを追う。昨年5月に放送され大きな反響を呼んだ
『銀座の夜はいま… …菜々江ママの天国と地獄』の第2弾。
そういえば、しっかりと見ていたが、完全忘却していた! が、まだ瀬戸際で
踏ん張っていたのには驚かされた。そこで検索すると…

  ~小池栄子の感想を交えた感想方式は成る程、説得力がある。
≪◉ 番組が取材を始めた2019年秋。当時、銀座で最も勢いあるクラブと言われた
「クラブNanae」は、キャスト50人を抱え、月の売り上げが1億円を超える人気店。
菜々江ママは銀座で働いて22年。銀座の伝統を守りながら、型にはまらない柔軟
な手法で客足を伸ばし、開業1年で絶大な人気を誇るクラブに成長させた。
しかし、2020年春、状況は一変。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、
店は営業休止を強いられることに。その厳しい現実を放送したのが昨年5月。
今回カメラは、菜々江ママのその後の1年を追った。≫

◉ 昨年に続きナレーションを担当した小池は…
――今回の物語をどんな気持ちで読みましたか?に――
<昨年、第一弾の時は、もし第二弾をやることがあれば、そのころには銀座の
街がいい流れになっているんじゃないかな、と期待していました。ですが、
今回の映像を見て「これが(今の)現実か…」とショックでした。
あまり悲しい気持ちで読むのも嫌だなとは思いましたけど、なんとなく、
やり場のない怒りというか、悲しみみたいなものを感じました。
――店が崖っぷちに立たされた状態で「ピンチはチャンス」なんてなかなか
言えるものではありません。『日経スペシャカンブリア宮殿』(テレビ東京
をやっていると、「コロナはチャンスだ」という経営者の方がいらっしゃるん
ですよ。それで、同じく出演者の村上龍さんとあ然としちゃっうんですけど、
「過去を振り返ると、もっと大変なこといっぱいあったから」とおっしゃるです。
経験って大切だなと思います。菜々江ママも、いつか『カンブリア宮殿』に来て
くださるかな(笑)。≫

 ――
▼ 10年前に、バブル崩壊の1990年頃から20年にわたった難題の連続の結果、
会社清算に至った経験があるため、このコロナ禍を重ねてしまう。…あの事態
より数倍も今回は厳しく、辛辣の事態。そう甘くはない。これは最大級の災害。
これを起点に、全てが変化するビッグ・ウエーブ。この事態で、銀座の高級
クラブで豪遊は、犯罪に近い状態と判断される。時代は変わってしまった。

・・・・・・
7045,閑話小題 ~現場は… やば!
2020年06月28日(日)
    * 米国の感染者数は2000万人超えの可能性!
 まだ拡大過程で、とんでもない数値だが、その結末は如何なることに…
コロナ禍規制の緩和が始まったが、ここが踏ん張りどころ。野球に譬えると
一回の表裏が終わったばかりの段階。本格的パンデミックは、これから。
どんなシナリオのドラマが待っているか。
 100年前のスペイン風邪パンデミックか、中世の黒死病のレベルか、終わる
まで分りはしない。相手は細菌なればこそ不気味。…人間には「正常バイアス」
が根付いている。 何処かにこれは一時的な現象?の期待が根付いてる。
アメリカで12万人が既に死亡。マイナー階級に属する者が、圧倒的に多い。
白人警官による黒人圧死事件の背景には、人種差別がある。
 
< 米当局者の、抗体検査に基づく米疾病対策センターの推計によると、
米国の新型コロナウイルス感染者数は2000万人を超えてる可能性があると明らか
にした。米当局者は、抗体検査に基く米疾病対策センター(CDC)の推計によると、
米国の新型コロナウイルス感染者数は2000万人を超えている可能性があると
明らかにした。公式統計の10倍に当たり、多くの人が感染しても無症状だったか、
症状が出ても軽症だった可能性がある。当局者は24日夜、少数の記者に対し、
抗体検査では平均して10人に1人に抗体が確認されたとし、「これに基づくと、
感染者数は2000万人に上る可能性がある」と述べた。 米国では感染による
死者は12万人を超えているが、この推計が事実だとすると、米国の死亡率は
現在の想定よりも低いことになる。 >
 ―
▼ 日本は第一波は比較的無難?に乗りきれたが、問題は第二波? 怖ろしい
 のが、治った後の苦痛が生半可でない!この証言内容が生々しい。お陰で、
サービス・第三次産業を中芯の業界にマイナーが直撃した。一年、二年後の
社会問題が如何なることか想像すらできない。バブル崩壊から30年も経過し…
疲弊している上に、これ…。受皿となる業界への直撃である。 ~つづく

・・・・・・
6678,閑話小題 ~まさかの坂が
2019年06月28日(金)
   * 今日の午後は、卒50周年記念の集い
 今日は卒業50周年記念で、9時過ぎに上京予定。腰痛をおしてだが… 
何とかなるだろう! 20,30,40周年と10年単位で大学主催で開かれてきたが、
50周年ともなれば合同の生前葬のような気持でもある。 年齢からして、既に
4分の1が亡くなっているのだろうが… 平均介護年齢が72歳というから、残り
4分の3のうち、介護される身か、する身で、出てこれない人が大多数になる。
現実は、10年前と様変わり。これから10年後には、更にその傾向が強くなる。
 要するに老いてしまったということ! 自分だけは死なないで生きている
のだから。二次会の誘いの電話があったが、参加者が集まらず不成立の電話が
あり、「何でまた?」と思ったが、介護される、する年齢を考えると…
何の不思議ではないことになる。 考えてみれば、夫婦して無事安泰である
ことに感謝すべきことと、あいなる。 さて、今日、どんなドラマが?

    * まさか!の坂が、人生を、事業を、左右してきた。
 過去を俯瞰すると、人生には、「上り坂、下り坂、そしてマサカ」の3つの
坂があるというが、振返えみると、人生を大きく左右したのは、マサカの坂。
ある日、突然、飛び降りてくる。別名が『ブラックスワン』と言われている。
世界的レベルでは、20世紀前半に起きた第一次、第二次世界大戦が、これ。
間接的殺戮を加えると一億以上の人々が虐殺された歴史的参事である。
私たち世代は、その直後に生を受けたため、その受難は少なかったが、
小中学校の同級生の多くは長岡空襲の被害者。それを背負っていたようだ。
面白いのが、人間の誰もが持つ、『自分は大丈夫!』という固いバイアスに
縛られていること。それが、ある日、突然、「まさか」の坂に行き当たる。
そして、『まさか、自分がね… 何でまた、どうして?』と、茫然となる。
 いい歳をして、何を今さらだが… 
私にとっても、ドルショック、石油ショックバブル崩壊、9・11テロと、
それを起因としたアメリカによるイラク、アフガン戦争。そして、リーマン
ショック、中国の資本主義への転向。地元の中越地震と、柏崎・刈羽地震
そしてトドメは、東北大震災と相成る。それが、8年前の事業の清算
相成る。我ながら手際は良かったが、これを良しとしない見方もあるが、
その判断は正しかった! 「まさか」の坂が、立ち現われたのである。
ならば、置くものはさて置き、裏山の避難所に… 有象無象には、これが
理解できない。 今日明日、大阪でサミットが行われる。 何が決まる?
 まさか無いと思うけどね~ 
< 韓国、台湾、日本を含めたアジアは中国にくれてやる。その代わりに、
 南北アメリカと、アフリカには手を出すなよ!> ぐらいのことは、
トラや、プ~なら言いかねない。まさかね? 安倍ちゃん本当に大丈夫?
 
  で、日本は叩き犬に? 

・・・・・・
6315,読書日記 ~エスキモーの「叩き犬」
2018年06月28日(木)
            ~『善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか』
                          曽野綾子著より 
   * 叩き犬と日大アメフト部
 これを読んで、暫しショックと驚きで茫然… その数日後、思いついたのが、
日大アメフト部の一連の事件の、鉄砲玉のラグビー選手のこと。選手間では、
精神的に圧力をかけて選手を追い込んでいく内田前監督のターゲットになる
ことを選手たちは『ハマる』と呼んでいた。プラスに考えれば、見込みがある
から対象にされるから判断は難しいところ。 しかし、エスキモーの犬は… 
 ポン督として、「チーム強化策として、その位でないと宿敵校は破れない」
というのも至極当然かもしれない。
             ~『死の準備教育』曽野綾子著より
≪ 本多勝一のカナダ・エスキモーのレポートに、面白い話がある。
 それは、犬橇のことで、エスキモーは橇の前面に犬を扇方に立ててひかっせる。
もっとも長い綱をもらい、先頭に立つのは、頭のいい優等生の犬で、これが群れ
を引っ張る。ところが、いつも、綱がたるんでしまっているのが一匹いるという。
綱がたるんでいるということは、橇を引くのに全く役立ってない。こんな犬は、
連れて行かなければいいのに、と本多氏も思うが、それが面白い。
 この犬は、たえず振り下ろすムチの目標として存在価値がある。犬たちは、
一種のパニックに陥りながら走るが、この能無し犬は、いつもムチを受けて
キャンキャン啼き声が他の犬を奮い立たせる。この犬のお尻は、あまりに多くの
ムチを受けるので、次のムチが自分の上に落ちてくるかと、絶えず振り返る。
この犬は、この世に生れてよかった、ということはないが、その姿は、私を慰め
てくれる。 この犬のような存在になって生きることも意味があるのだと、
思わせてくれる。≫

▼ これをヒントにポン督(日大アメフト監督)とコーチが考えたチーム強化策
 か如何かは分からない。 サラリーマン社会の浮沈みの中では「叩かれ犬」の
経験をしている人は多いだろう。 この逆の話もある。養殖場の魚を活気つける
ため、食肉種の魚を数匹入れるという。自然界では、その存在が有って然るべし
だから。定年後、急に元気が無くなるのは、食肉魚の存在がいなくなるため。
いや、小池で酸欠不足?。それとも、家庭内食肉魚に追回され疲れはてるため?

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5218,聴覚の方が、視覚情報より根源的!
2015年06月28日(日)
      『人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか』堤未果:佐治晴夫対談 
  * 聴覚の方が、視覚情報より根源的!
 全盲辻井伸行が、譜面をみないで多くの曲を弾きこなすことに不思議?と
思っていたが、「皮膚の外側全部が宇宙」と聞くと成るほど、「聴覚の方が、
視覚情報より根源的!」というのも納得できる。 ~その辺りから~
≪ 堤◎ ー目に見えるものだけを信じることはなぜ危険なのでしょう?
佐治◎ 一耳のほうが優れているともいえます。目は見たいようにものをものを
 見る特性が顕著です。 聖書にも「神の姿をかたちづ~てはいけない」と書かれ
 ているでしょう。神の姿が見えようとすると、自分に都合の良い神をつくりだして
 しまって、極端の場合は、その神の命令によって、という思い込みから殺傷事件
 を起こしてしまう。 それも、脳のメカニズムに関係してくるらしいのですが。、
堤◎ ーどんなメカニズムでしょう? 耳との違い?.
佐治◎ ー目は三種類の色を識別する細胞からできています.「RGB」、つまり
 赤REDと緑(GREEN))と、青(BLUE)の細胞にどういう光が入るかによって
 いろいろな色を識別します。 ところが耳の聴覚器官は、二万五〇〇〇種類
 くらいの細胞が縦に並んでいる。ある音が片側からやってきた場合、われわれ
 は二つの耳で、その方向を識別できます。ところが音が片側の耳に入って、
 次にもう片側の耳に入るまでの時間差は一〇〇〇分の一秒くらいで、神経の
 伝達速度では、間に合わない。となると、音源の方向を識別できないはずです。
 そこで・片方の耳から入ってくる音は細胞の上から、もう片方は下から入って
 きて、その合致する位置から、脳が計算して方向の認識をしている。
 しかも、目から入った信号が脳に到達する時間と、耳からの信号が脳に到着
 する時間を比べると、耳からのほうが速い。つまり、耳のメカニズムのほうが
 ある意味では優れています。人類の進化の歴史を見ても視覚情報は、母親の
 胎内にいる時にはシャットアウトされている。でも、音だけは聞こえている。
 視覚情報のほうが優先されているということです。聴覚情報は、より根源的
 ということです。
堤◎ ーならば目の不自駐方の感じ方は全然違うのでしょ-か?
佐治◎ ー生まれながら全盲の人の言葉を借りると、「先生にとっての宇宙は、
 月とか太陽とか星なんでしょうけれど、ぼくにとっての宇宙は、皮膚の外側が
 ぜんぶ宇宙なんです」という。すごいですね。・・・
佐治◎ ー目が不自由で、耳は健常な人と、逆に耳が不自由で、目は健常な人
 とでは、感じている世界はまったく違うようです。  
佐治◎ ー全盲のピアニスト、辻井伸行さんによると、カルテッドでの共演など、
 通常はアイコンタクトで合わせますが、彼は、相手の呼吸を耳で読むといって
 いた。われわれには五感があるが、そのなかでいちばん深いところに入って
 いくのが音情報です。≫
▼ 動物は海中から陸上に、上がって進化?してきた。海中は視覚より聴覚の
 方が生存競争に有効に働くため、人間も、その流れを引継いでいるのだろうか。
ウツの対策に音楽療法があると、この書で述べているが、iPodで軽音楽を聴き
ながらの早朝の自転車散歩で、その実感は確かにある。 情報端末の進化は、
聴覚、視覚情報を、より手軽に修得可能にする。

・・・・・・
5583,閑話小題 ~暇とは、こんなに忙しいものか
2016年06月28日(火)
   * 暇とは、こんなに忙しいものか
 欧州サッカー選手権とプロ野球WOWOWの映画とTVドラマと、時間が
足りないほどTVを観るのに忙しい。他動的で後ろ向きだが、面白いのは面白い。
これにスポーツジムとポタリングとパソコンと読書が加わる。更に近くの‘
ツタヤ’のビデオ・レンタルでも借り始めたら、本当にどうなるか?
 で、レンタルは、ウィンドウショッピングに止めているが面白そうなのが
多くある。 隠居になってみて、内向きの忙しさとしても、こんなに面白い
日々とは思いもしなかった。苦しみ1に対して、楽しみ3の割合に意図的に
加えていることもある。これは楽しい時間をスケジュールに組めば済む。
 例えば、早朝のペダリングだったり、TVで観る映画やドラマや、金曜日の
シネマ通いだったり、この随想日記のテーマ探しと書上げだったり・・ 
 これは75歳を健康年齢の目安に設定すると、自由に動けるのは、あと4年半! 
とすると当然、何事にも貪欲になる。 <死んで花実が咲くものか>だが、 
70歳という自覚が少ないためか。同年代の知人友人が次々と倒れるためか。
   * 2016年上半期 重大ニュース
 あと数日で、今年の上半期が終わろうとしている。世界をみると、ベルギー・
ブリュッセル国際空港のテロと、アメリカの大統領泡沫候補共和党の代表に
選ばれたこと。国内では、枡添都知事の辞任と、熊本地震ぐらいだったが、
先週になって、『英国のEUからの離脱』という政治的激震が起こった。
 この影響は、今後、5~10年と続くが、日が過ぎる度に、事の重大さに
世界は震撼としている。離脱自体も然ることながら、ドイツ、フランス、
イタリアなどにも離脱の動きが大きくなる。スペインのように、英国の離脱
を受けて、逆に熱が下がった、思わぬ効果もある。当初、トランプに順風と
思えたが、これまた逆のようだ。毎日の為替・株の相場から目が離せない。

・・・・・・
5948,閑話小題 モンテッソーリ教育 -1
2017年06月28日(水)
   * モンテッソーリ教育とは
 天才将棋少年の藤井君の秘密の一つが、幼児期の「モンテッソーリ教育
にあったという。そこで調べてみると、知的障害児の感覚教育で知的水準
上げる効果から、貧困層の健常児への独特の教育に発展し、この教育法が欧米
社会に広がったという。要するに天才教育である。
 家内には私の持ってない異様な能力がある。聞くところによると、直ぐ上の
兄が、生まれて間もなく死んでしまったため、両親が、我がまま放題に育てた。
それが、習い事にも現れて、バレー、小唄、習字など、次々と本人の気分に
従って、1~2年で変わっていった。その辺に、変な能力? 異常な位の好奇心
の元にあるのではと、思ってきたが、それを当人が、自分で、してきたことに。
ただし、『受験勉強で、そのエネルギーの全てを使い果たして、この有様!』と
宣う。知的好奇心と、マスコミに取上げられる流行に対する直感は、異様に強い。
この教育法を読むにつれて、武澤ゼミの基本が、ここにあったと、気づくこと
になる。知識にしろ、経験にしろ、私たちは小さな世界に閉じ込めれれている。
まず、その認識をして、外にも内にも、その壁を壊さなければならない。
 その前に、その壁に入らない教育法が、これである。
  ~ネット検索によると~
≪ 20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法。
 イタリアのローマで医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは知的
障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せ、1907年に設立
した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な
教育法を完成させた。以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」
と呼ばれるようになる。
 1907年、ローマに最初に誕生した「子供の家(Casa dei bambini)」は…

 

閑話小題 ~人生75年は実に短い ―3

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   * 勇気ある行為とは…
◉ 20世紀と21世紀的な大断層、…IT、AI化、そしてパンデミックなど、3密を
合理化した都市化への否定に向かい勇気ある行為を決断することが求められる
現在、それは茨への道でもある。その方向に向かって歩き出すのは大きな勇気
が必要となる。群れを最小にして、リモートを有効に利用した生活に踏み出す
勇気ある行為は、それは大変になる。これまで必要としなかった知識・情報の
駆使と、リスクが必要になるためである。
◉ 18~19世紀に起った産業革命蒸気機関の普及で、ブルーカラーの仕事が
激減することに。そして21世紀、情報革命… インターネットがブルーカラー
は勿論、ホワイトカラーまでを減らしてきた。 その為、人間が出来るのは、
創造的な仕事に絞られてきた。それは知識と限りない情報を必要とする、
これまでの教育では成り立たなくなってきた。そこで世界中に生じているのが、
その格差である。それはそのまま、所得格差になってしまう。
これが、グレートリセットを最大限に働いてきた。そこでこそ、勇気ある
行為が求められる。ここにownership of lifeに溢れた社会が必要となる。
そこで勝者になるには、「いばらの道」がまっている。まずは、それへの挑戦
する能力が必要となる。子供たちだけでなく、その親も再教育が必要となる。
◉「自分の人生は、自分が支配する」生き方こそ、21世紀に向かう姿勢が必要。
倒れてもよい。 倒れるのは闘ってきたからと割切る能力こそ、現代人に求め
られる。困難の解決をゲームに見たてる能力の開発こそ、21世紀の生き方。
そこで、パンデミックで、根底から見直す必要性が、目の前の問題として浮上
している。そうこう考えると、現在は、<創業>がキーワードになる。
                             ~つづく
・・・・・・                                    
7043,チョッとした小噺 ~むしろ、この世界も悪くない!
2020年06月26日(金)
   * 閑話小題のかわりに
 閑話小題を、少しカジュアルな話題を書くに数日前から取入れているテーマ、
ーチョッとした小噺ー 頭の中で、次々と想念が浮かび消えていくのを掬い取り
テーマにするが。 面白いと思って書いたテーマが、いざ文章にすると大して
面白くないこと屡々。しかし、逆もある。
 一昨日は、壊れた電動アシスト自転車の部品が届いたと連絡があり、片道30分
ほどの川西まで行ったが、帰路、代用の自転車のハンドリングが、慣れないため、
転倒の恐怖を覚え乍らの運転で、最後の10分はヒキチャリをして辛うじて家に。…
…昨日は、その店までの道のりを何とか辿り着いた。帰り道は、乘り慣れた自転車。
ついでにタイヤ交換をしたのが良かった。
 ―
   * コロナ禍の中で…
 こういう時節には、台風、地震などの大災害がえてして重なる。まずは9年前
の東北地震の余震があり… 浅間山の噴火と動き出してきた。…最悪の時節には、
最悪のリーダーが独裁者として君臨する。とすると、トランプ再選の可能性が!
残る期間が4ヶ月。北朝鮮との交戦があれば、何とか再選?で、恐れをなし、
韓国弄りを急遽、中止。
 …ところで、コロナ禍で、群れるな、3密を避けろと言われ出し数ヶ月、経過。
これって、9年前からの経済破綻者の身分で身に付いた娑婆世界の立場と同じ。
最初は戸惑いがあったが、慣れてしまえば解釈次第でプラス面も多い。
<個に徹して無駄を省け。家族を大事にして、「人(他人)は人、我は我」と
割切り、濃厚接触を最小に。要するに… 御隠居生活のように生きろ。>
 鳥に譬えると、渡り鳥のように一ヶ所に、こだわることなく、自然の理に従い、
互いに社会的距離を置きながら日々を過ごす。今さら、比較をすることもなし。
日々刻々、世界は変化していく。

・・・・・・
6677,閑話小題 ~ 思いもしなかった「管見妄語」 -2  
2019年06月27日(木)
               <常識は凡人のもの>藤原正彦
   * グローバリズムの欺瞞
 白人の中下流層の岩盤が思いの外、固いことはアメリカ生活が長い著者は
よく知っている。そこは保守的白人層が支配しており、その中にも、階層が
明確に存在する世界。グローバリズムは、一強多弱を、まずもたらす。それが
国境を超えて、欧米世界に雪崩れこんできたから、溜まらない。特に中下流層の
白人達には堪ったものではない。
 ―
≪ グローバリズムと、「エスタブリッシュメント(=支配体制・特権階級)と、
PCが三頭立て馬車になって世界が動いてきた。トランプ勝利と、英国のEU離脱
決定は、この三頭馬車に対する初めての大がかりの反乱。 ところが、この混乱
の中で、メディア、御用学者、評論家と政官財の密着ぶりがあからさまになった。
彼らは、国民にとっての唯一の情報源だから、国民はいつも色のかかった情報に
浸っているのが現実。グローバリ信奉の学者達が国民を説得する際に使った
トリクルダウン理論(裕福層や大企業などに富を集中させれば、そこから富が
しずくのように落ちこぼれて国民まで及ぶ)は、完全に否定された。誰が、滴を
落としますか? 世界は、大富豪と、大多数の貧しい人たち分断され、格差は、
拡大された。競争社会のストレスは移民の急増などで、欧米を中心に社会は
大混乱に陥っている。
 グローバリズムとは、創始者フリードマンが言ったように、
<国家も民族も力も持たず、一つのメカニズムが世界を結びつける>
 自国のことは国民の意志で決める、という民主主義とは、もともと、あい
れない。人は祖国で生れ、その自然で成長し、その文化、伝統、情緒で育った、
涙を滲ませた存在である。 この二つの歴史的事件とは、グローバリズム
最先進国である米英国民の「経済メカニズムに支配されてたまるか」の叫びで
あった。 ≫
 ―
▼ 成るほど、面白い。米英の中下流層の白人が、自分たちの職業を脅かす、
 移民に、反旗を掲げるのは至極、当然のこと。 自分の生活を考えてみたら、
トヨタの車で、コンビニに行き。TV、パソコンはソニー。映画はハリウッド。
乗っている電動自転車はパナソニック。買物は、Amazon…。 それらは、
グローバル企業で占められている。何が今さらの感がする。 成るほど、
私たちはPC(ポリティカリー・コレクト=あらゆる差別や偏見をなくす)で、
目暗ましされてきたのか? PCに抵触すればマスコミに袋叩き、政権に一つや
二つが軽く吹っ飛ぶのである。これがグローバリズムと手を組んで、大衆を
誘導しているとみると納得するが… 生命誕生以来の、大変革期にある現在、
ますます、私たちは、現在地の自分の立ち位置を見つめ直す必要がある!
 問題なのが、これが二年半前の「週刊新潮」(2016・10月~2017・10月)。
PCの言葉も、意味すら知らずに… これが地方で閉塞している限界だろうが。

・・・・・・
6314,閑話小題 ~覚醒剤と、マリファナ ―2
2018年06月27日(水)
   * 麻薬の二次災害
 麻薬を吸った高揚の音楽、『上を向いて歩こう』『今日は赤ちゃん』
『夢で会いましょう』などから、その一部を感じることが出来る。
作曲家の故・中村八大は重症の薬中患者。あの感覚は異次元の快感の世界。
何曲か、それらしきα波のCDをネットで購入しiPodに入れ、時々、
聴いている。 『余命、半年』と宣言されたら、考えても良いが… 
やはり止めておくべきと、和歌山ドンファンなどの一連の報道が教えている。
 
 私の至高体験は、秘異郷ツアー先の大自然との邂逅の感動体験と、アルコール
による高揚感が多々ある。薬物中毒には、禁断症状がついてくるため始末が悪い。
「達磨さん、ちょいとこっち向け、世の中は、月雪花に酒に女だ」の禅語がある… 
美味い酒は数限り飲んできた。酒の肴と、美女を侍らせば別に薬物使用の必要も
ない筈だが… 中毒者は、金の無いため? 中間カットの薬にいくのか?
問題は止めどなく深みにはまること? 二次災害の問題が当然生じる。
 
 「CSI: 科学捜査班」というラスベガスなどを中心に最新科学を駆使した操作
技術で様々な凶悪犯罪を解明していく1話完結形クライム・サスペンスがある。
 これが面白い、10数年にわたり数百本はみただろうか。
その一つに、麻薬にやられた妻に、支配された夫との共犯事件の筋書きがあった。
表向きは普通の夫婦が、実はサイコパスで… これに近い話を知人から聞いた。
鬱病の治療薬の長期服用から薬中が酷くなり、痴呆症に陥った姉が、夫と供に
 妻の妹のところにやってきて、「高校時代にお金が紛失したが、犯人は絶対に
アナタ。正直に言いなさいよ」 旦那も止めるふうもなく…40,50年前の話を>
身内に痴呆症の人を抱えたことのある人は、理解できるはず。 私は5年半… 
これをマダラ呆け状態で周辺に言って周るため、たまったものではない。
薬中の場合にも多々ある。私にも、幾つか憶えがある。具体的には、あまりに
酷すぎて書けない内容。そこに、世間バカが絡み込んでくるから始末が悪い。
 ならば、不幸系ほど世間様度数が高くなる…その観察を楽しめば良い。

――――
2007/07/06
LSDを一服した状態とは、どんな状態? -1

植草甚一の「カトマンズLSDを一服」という本が面白い。
植草甚一スクラップブック」の一冊でNO/11になるが
古今東西植草甚一の読んだ麻薬に関する記事・文献などが話題になっている。
図書館で借りてきた本だが面白そうなので、一とおり目を通して、中古本だが、
直にアマゾンで注文をいれた。麻薬のトリップに対して興味がある。しかし麻薬
をまさか使うことは出来ないし、中毒になったら取り返しがつかない。
といってバッド・トリップやグッド・トリップの状態を、経験してみたい誘惑も。
まあ、死ぬ直前の楽しみにしておいた方がよい。ならせめて、どういう状態か、
知識として知りたくもなる。手元に何冊か、その状況を紹介した本がある。

私の枕元には、麻薬を使った状態に近づける音楽のCDがある。
買ってから10年近く、寝る前などに聴いてきたが、寝つきがよい。
酒を飲んでホンワカした気分と同じである。
私の場合、秘境旅行や、酒席などで至高体験を数知れないほど経験してきたので、
アルコールや、寝る前の音楽で、直にトリップしやすい蓄積があり、
体質的に脳内には回路が出来ている。まあ、それはいい!

以下は、この本の冒頭に出てくる心理学者ジュラール・ボルの
「麻薬への旅」の中の一節である。麻薬のトリップの状態を書いた本を何冊か
持っているが、どれも似ている。面白く解りやすいので紹介しておこう。
 ーー1967年10月から著者ボルの2年間の経験談であるーー
 
                   ーーー p・12~13
 ネパールではハシーシを政府が許可しているし、1㌔の値段が150フラン
前後(ヨーロッパでは五十倍の値段)なので、ヒッピーの顔ぶれは変るが、
いつも400人ぐらいいるそうだ。力トマソズには彼らの連絡場所になっている
「リトル・チペタソ」というチベヅト人経営の小さなキャバレーがあるが、
ある日のことリーというアメリカのヒッピーがLSDを持ってやってきた。
そうしてカトマソズの谷間の平地に仲間たちと「ヒヅピーラソド」と名付けた
小コミュニティのテソト生活をはじめるのだが、夜の十時ごろ、
みんなしてカプセル入りのLSDを少量の水で飲んだときの経験を、
著者ポルは書きはじめる。暗い夜で、キャンプの焚火が赤い。
遠くにヒマラヤ山脈の輪郭が見える。

 みんな声を出さないでLSDが効きはじめるのをジーッと待っている。
夜の静寂さ。二十分したとき、耳のうしろの首筋が急に熱くなったかと思うと、
舌ざわりが金属的になった。まだ効果はあらわれないし、意識は平常どおりだ。
すると始まったなと思う感覚の変化。神経が局部的にピリッと硬直し、
その瞬間はロではいえない異常な現象がおそいかかった気持である。
いろいろなLSD体験記から想像していたのと同じ状態であって、自己が解体し、
まわりの知覚世界に溶けこんでいく。それがすこしたつと、こうなった。
 
 焚火を見ていると、その火のなかに、ぼくがいる。ぼくは火なんだな、
いや火の向うに存在しているようだ。というのは火や明りや影が、
ぼくの思考や意志に服従するように動いているからで、まわりの世界を、
ぼくが上からブタをしているような気持になってきたからである。それなのに、
ぼくとは違ったものなのだ。まわりのすべてと同じものになっていく。

 と同時に余計だと思う漠然としたものが、仮面をかぶったように引っこんで
しまった。そうして宇宙的になりはじめた精神的内部の知覚作用。
いろいろなものが重なり合って見える。
その重なりかたの度合が強烈な作用をもっていて、たがいに矛盾するかと思うと
無限の連想へとみちびいていく。そのときレコードをかけた者がいて、
チベットの宗教音楽が流れてきた。

 すると意識がより複雑になり、その音楽は、ぼくが作曲したものではないか、
なぜならばくの体内から生まれてきたようだし、ぼくの思考と厳格に一致して
いるからだ。単調だが美しく流れていく音楽は、ぼくなのである。
一つの音が、つぎの音になるまでにハッキリと分離して耳に入ってくる。
ぼくと周囲との溶解状態が、さっきよりずっと完全なものとなった。

 ハシーシやメスカリンが効きだしたときのように、しぜんと目ぶたがふさがる。
すると音楽が目に見えてきた。一つの音が明りで書いたようになり、キラギラと
雑色になって飛び散る。無限に大きい万華鏡のまん中にいるようだし、ある音が、
ほかの音よりも強くぼくのなかで反響し、それが後頭部や胃のあたりをシピれさせ、
打楽器の音が強烈な電気ショックのように全身を飛びあげるようにするのだった。
 
 ぼくは手を見る。それは歪んだり、大きさや色の具合が変化したりする。そばに
いる仲間の顔を見ると、小さなダイヤモソドがちりばめられていてピカピカと輝き、
とても美しい。ぼくは目を閉じる。するとまた心の奥ふかくへと落ち込んでいく。

 自己と別世界との溶解。非現実の現実的な知覚状態。
これは,「シュールモア」(超我)と呼びたい。
そのときの解放感は、口ではいえないくらい気持を昂揚させる。
道徳的な規準といったタブーのすべてが取りのぞかれてしまうのだ。
そうした宇宙をなにかのシソポルや連想や知覚の種類や合理的なイメージで
説明しようとしても、文字や言葉は単純化された嘘になるだけである。
ただあとで考えたことだが、人間というものは、いかに不条理で憐れむぺき存在か、
歴史や文化の発展のなかで「権力」に支配されて生きてきたのだ。
そこから解放されるものがLSDだということはハッキリといえるのだった。

 そのとき誰かの笑い声がした。なぜ笑ったのだろう。
それは、ぼくが四十年間というもの、無知だったことを笑っているような気がする。
三十人くらいの仲間が、誘われたように笑い声を出し、ぼくもいっしょに笑いだした。
以上は「麻薬への旅」の、ほんの一部の紹介だが、LSDの研究は、
ますます興味ぶかくなってきた。

・・・・・・
5582,閑話小題 ~まさか、離脱派が勝つとは! ~②
2016年06月27日(月)
   * 欧州サッカー選手権と、EUの離脱問題
 今回の英国のEUからの離脱問題。欧州サッカー選手権の最中の熱い時期の
タイミングが良くなかった。英の自国内も含めた、欧州同士のサッカー試合を
通した代理戦争のような試合が行われている最中の離脱成否の国民選挙である。
何とか抑えてきた抑えてきた愛国心、郷土愛が欧州連邦を崩す切欠になるのか。
 英国とユーラシア大陸の位置関係と、日本とアジア大陸の地勢上の立ち位置
から類推してみると似ている。日本に大陸から大挙して押し寄せて、街の一角
に住んだとしたら、当然、離脱をしたくなる。 中国、韓国、フィリッピン
インド人が、近くのアパートに住んで、大声で深夜、騒いだとしたら、それは
拒否反応を示しす。現に自宅前のアパートの何世帯が、住人である。
我慢できないレベルではないが、数倍になったとしたら、考えるだろう。
それも犯罪が激増するとしたら・・ 
 離脱問題が、大した問題でないのか、想像を絶した大問題なのか、二日間、
新聞、TV、ネットの情報を通して考えてみたが、これはパンドラの箱が開いた
リーマンショック以上の大問題。プラス面に光が当てられたグローバリズム
の問題が、マイナス面に表出した一現象である。これでトランプがアメリ
大統領に選出される可能性が出てきた。EUは、解体もありうる。それと、
スコットランドの独立もである。
 ソ連邦解体と、中国の共産主義政策の放棄と、情報社会の到来をみた上に、
EUの壮大な生成の実験と、その崩壊過程?まで目撃できるとは! 驚き。
アメリカの不良債権も、各国政府、金融機関の金庫の中に押し込まれたまま。
何かの切欠で表立った時、世界恐慌は表立つ。今週は、先週に続いて見もの!
まず株式と為替から。現役だったら、夜も寝れないだろうに。
アベノミックスは、株安、円高の潮目で、失敗が露呈してくる。娑婆は面白い。

・・・・・・
5217,神学と物理学と哲学の三位一体論
2015年06月27日(土)
              『立花隆の書棚』立花隆・蒼田純一写真    
   * 神学と物理学と哲学の三位一体論 
 書店の店頭で数ヶ月前から黒表紙の『立花隆の書棚』という分厚い本が並んで
いた。面白そうだが買うのを控えていたのを図書館で見つけ、さっそく借りた。
  その「まえがき」の内容が良い!
≪ 「やはり、若い才能というのはあるもので、昔のいい本にもう一度出会う
 のも悪くないが、若いブリリアントな才能の持ち主と出会うことは嫉妬の対象
にこそなれ、なかなか賛嘆の対象にはならなかった。しかし、七十を過ぎて、
素直に、何でも、よいものはよい、と言いたくなった」 ・・・(略)
 『20歳の君へ』の中で、キリスト教の三位一体説を取り上げ、父なる神と、
子なる神と、精霊なる神が一体であるとはどういうことか、それに対する異論から、
最初の異端、アリウス派が生まれたという話をした。
イエス・キリスト=神」とする正統的な三位一体論に対して、歴史上、
異論を唱える教派が何度も出ては、異論とされてきたのである。現代においても、
アメリカで最も有力な教派(ユニテリアン)が同じ見解の下に集団を作っていて、
アリウス派の現代版と目されるということを指摘した。
「現代版三位一体論を考えるなら、今こそ、神学と物理学と哲学の三位一体論を
やるべきだと思う。それは、光とエネルギーと物質の三位一体論であり、これは
物理学の公式で書き表せば、E=mc2のアインシュタインの相対論と、E= hνの
プランク量子力学から導き出せる。これがこの本を書きながらたどり着いた
一つのことである。・・ 光とエネルギーと物質は、結局は同じものであり、
われわれ自身も、われわれを作ったものも、われわれが作り出してきたものも、
すべてこの三位一体説の中にあるのである。≫
▼ そもそも光とは? エネルギーとは? 物質とは何か?を知らなければ
 ならない。結局は同じものというが、それは何か?である。 猫ビルなどの
書棚の写真を見ていると、本という媒体という物質。そこに込められた著者の
エネルギー。光は情報・知識ということか。 あるいは、人間そのものも、
肉体が物質、エネルギーが行為、光は情報・知識になる。どれもこれも磨き
続けないと、劣化を始める。 問題は行き先の設定。それぞれ違ってくるが。                                                    
                     

閑話小題 ~人生75年は実に短い ―2

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   * グレート・リセットの中で…
 肉体的老化を考えると、現在の死亡平均年齢が丁度良いようだ。
としても、長く生きるほど、知らないことが多くあったのに驚いている。
まずは、知っていること以外は何はも知らない自分を自覚すること。
折角の地球に来たというのに、何でまた、常識に捉われて、何も見ようと
しない私と、大部分な人たち。先日、知の巨人と言われる立花隆が亡く
なった… その知識の質量は半端ではなかった。
 ツアーの帰路の機内で夢をみた内容<自分の身体が、上空に浮かんでいく。
ところが、地上の元の肉体に戻ろうとしたが、この瞬間は、機内で、戻る
『場』が無いと知った恐怖感は「魂が機体から永遠のかなたに放り出され
飛行機と並列して飛んでいる感覚」の永遠孤独感の経験。…私たちは、
実は、その冷寒の真っ只中に存在している実感!

  …さて、前回の続きをコピペする…
≪ グレート・リセットが必要とされる理由を、
  以下の3つに分類してご説明します。
・持続可能な社会をつくるため
・加速する気候変動に終止符を打つため
・働き方や雇用市場を見直すため

それぞれの項目について、ひとつずつ見ていきましょう。
◉ 持続可能な社会をつくるため
 まず、持続可能な社会をつくるために『グレート・リセット』が注目される。
ここで、持続可能な社会を定義するのに必要な要素は、
『格差や不平等を解決すること』。コロナ禍でも、被害をより大きく受けた
層が貧困層ジェンダー、人種的に弱い立ち場にいる者であることから、
構造的な格差は注目される課題です。
 つまり、社会の動きのなかで発覚した不平等や格差を是正するために、
グレート・リセット』が必要となっています。
◉ 2つ目の背景は、進行を続ける気候変動に終止符を打つため。
世界各国が脱炭素を宣言しているように、カーボンニュートラル(脱炭素)な
社会を実現するために、今ある資本主義が影響する気候変動を止める動きが
必要とされています。日本では異常気象による豪雨、世界各地では大規模な
森林火災、そして極めて珍しい熱波など『異常』な環境問題が普通に起こって
いる現代。しかし、コロナ禍で人の往来や工場が止まると、観光地などを中心
として一時的に環境汚染が改善しました。気候変動を食い止めるためにも、
現代の活動を考え直し、リセットすることが求められています。
その中でも、期待されているのが石炭電力から脱し、再生可能エネルギー
移行することで、脱炭素社会を実現することです。
◉ 3つ目の背景は、従来の働き方や雇用市場を見直す目的です。
 現在、AIの台頭やDXが著しく進むことで、必要とされる職が変わり、雇用市場
は大きく変化しています。また、コロナ禍で職を失いやすい職種が明らかに
なりました。WEFは、AIによる職の自動化を人の仕事を奪う変化ではなく、より
多くの雇用を生む変化へとするために、各国政府には労働法や社会保護などの
見直しを求めています。
 また、グレート・リセットでは、雇用市場の変化に対応するために新たな
教育制度を導入することが必要に。パンデミックのような変化や、目まぐるしく
変化する雇用市場にも柔軟に対応できる人材育成と、労働者を守る制度が求め
られているのです。
◉ 資本主義をグレート・リセットする
上記の背景の他にも、WEFによると、『資本主義のグレート・リセット』が
重要であると訴えられています。
 
グレート・リセットは、ステークホルダー資本主義を推し進める機会に。
ステークホルダー資本主義とは、企業の経営に関わるすべてのステークホルダー
との関係性を大切にし、取り組みを通してステークホルダーへ貢献する長期的に
評価される企業経営を指します。
 
従来の資本主義は、よりよいサービスを提供し、個人や企業の利益を拡大する
経済システムのこと。すなわち、目の前の利益を拡大する取り組みではなく、
長期的な企業経営を実現するために、資本主義のグレート・リセットが必要だと
言われています。                   ≫
 ――
▼ 情報化の最中に、このパンデミック。その断層は、あまりに大きい。
 この断層は、強者の立場にあるものにとって、むしろプラスになる。
ネット関連とか、中国などの独裁国家にはプラスに働く。 
                         ~つづく
・・・・・・
6676,閑話小題 ~ 思いもしなかった「管見妄語」  
2019年06月26日(水)
                  <常識は凡人のもの>藤原正彦
   * 中下流層は、既に見破った
 知らずと私も『朝日新聞』の大きく影響されているのか?と、考えさせられた、
藤原正彦の『常識は凡人のもの』の中の「二つの快挙」という思いもよらぬ内容。
何と、英国によるEU離脱と、トランプ勝利を肯定している内容。
日本を含めた世界中の有識者やメディアが、英国残留と大統領選のトランプの
敗北を信じて疑わってない中で、鳩に豆鉄砲を食らったように、しばし茫然。
 著者の論を大まかにまとめると…
【 この二つの出来事は、一見無関係のように見えるが本質的には同じ。
 これは、30年間のアメリカ、そして世界中を跋扈したグローバリズム
およびPC(ポリティカリー・コレクト=ありとあらゆる差別や偏見をなくす)
への反乱であった。グローバリズムにによって、各国で所得格差が急拡大し、
中産階級がやせ細り、国民は、持つもの、持たざる者とに二分された。
アメリカ型金融資本主義により、一蓮托生になってしまったのである。
ギリシャ程度の小国の経済状況に世界中が一喜一憂するようになった。
一方で難民による社会や教育の混乱、治安の悪化が進んだ。
それどころか、PCに抵触すればマスコミに袋叩き。このPCで、誰も本音を
語れなくなった。 この閉塞感とグローバリズムに厳然と立上ったのが、
トランプ大統領の当選と、英国のEU離脱である。この快挙は本質的に同じ。
その支持層は、どちらも主に低学歴労働者。英米の知識層は、グローバリズム
自由経済を錦の御旗で弱者を追込んでいるのに、自身は強者に属しながら
強い義憤を感じている。また、自国の文化、社会、教育、伝統を守るために、
移民の急増を抑制の必要性を感じていたが、それはPCの嵐の中では、差別主義
と烙印される。メディアはトランプのセクハラ、差別を攻撃した。 しかし、
致命傷にはならなかった。中下流の大衆はすでに見破っていた。政府、金融、
メディアなど支配層が弱肉強食のグローバリズムを推し進め、大量の社会的
弱者を生んできたことも。そしてPCとはグローバルリズムの過酷を隠すための
小さな善行、すなわち目くらましでしかないことを。グローバルリズムの過酷
にしがみつく人々と、その体制を倒してくれるなら、無教養の成金オヤジでも
誰でも構わないと。そこまで、彼らの怒りは深かったのである。】
 ―
▼ 成るほど、ずばり現在のアメリカ、欧州の問題の本質をついている。

・・・・・・
6313,閑話小題 ~覚醒剤と、マリファナ ―1
2018年06月26日(火)

   * 薬物について…
 学生時代後半の二年ほど親しくしていた友人が軽い覚醒剤の常用者?
その特徴は、気分にムラがあり躁鬱の起伏が激しいこと。「心の起伏の
コントロールに私を当てていたのでは?」と、疑ったこともあったが、明るく
話題豊富で、純粋で面白いことこの上なかった。彼は3~4年と○○ゼミに
参加しており、4年の進級時に私をゼミに誘い、推薦してくれた掛けがえない
恩人だった。一度、埼玉の自宅に遊びにいき、夕食を家族とともにし、一泊
したことがあった。父親譲りで、俗にいう‘ハッタリ’屋が特徴であった。
妹が、なかなかの美人。当時のアルバイト先の軽井沢山荘に同行したことも
あってか、現在、軽井沢に大半の時間、住んでいると聞いている。
親戚以外で泊まり込みは、4回目だったが、学生時代の特権の一つ。逆に、
友人を自宅に泊めたのはドライブがてらの複数人だったため10人以上はいた。
首都圏の人は、地方の家に何故か泊まりたがる。
 
 30年経営していた会社の取引先に、鬱病治療の服用で深い薬中になった人
がいた。素知らぬふりをして観察していたが、学生時代の友人との共通点は、
気が優しく、孤独に弱く、人と群れていないと不安になるタイプ。或る時、
突然、切れ、病的に怒り狂う。 世間病の合併症?が、薬効で爆発する現象
が屡々ある。気分の切替が下手。
 半世紀前の青年期の頃、親戚に覚醒剤中毒の人がいた。当時、覚醒剤は薬局
で売っており、今ほど取締は厳しくなかった。眼が座り、顔はスカッとして、
それはそれは明るく場を持ち上げていた。 数錠、口に入れガリガリと…。
10数年前に鬼籍に入ったが…前記のタイプと同じ。
 
 数年前に、「タレントが、銀座ホステスと、覚醒剤使用のセックスで快楽
云々… 死亡事件」が話題になったことがあった。和歌山の色ボケした老人が、
若い妻に覚醒剤を盛られた?殺人疑惑がマスコミを賑わせている。被害者が
常用者でなかったため、殺人疑惑が増しているが、痴呆症で若い妻との快楽に
服用していた可能性もあるため、事件の解明は難しい。痴呆症と、薬物依存の
合併症の典型の事件。脱糞とか、実情は酷いとの証言もある。 ~つづく
 
以下は、『至高体験』の検索で出てきた文章
悟りを開いた坊様のような… 修行でなく、薬物でなく、何で、
こんな状況になれる? 毎朝のチャリでの一時間の遊行で、少し近い
心的状況になってはいるが… 
――――

私が至高体験と呼んでいるものが
異様に増えてきたな…と春あたりから思っていました

以前の至高体験は向こうからのプレゼントでした
1年に、2,3回あったら、かなり調子いい方で
1年の内に1回もないという時期もあったようなペースでした

ふとしたときに、突然訪れる、至福の体験
明るすぎる輝く光だけになる体験
草の前に佇んだり、海を見ていたりとか
何でもない時に訪れる

その何でもない時、というのはよく言われる形としては、
「無」に入っている瞬間とも言えるかもしれない

私はあの豊かな瞬間を、「無」だとは思えないのですけれど…
「無」は「全」かもしれないけれど
それが、向こうからのプレゼントではなくなった
私が、意識的に至高体験の中に入って行ける

というよりも、私が入って行きたい領域の前に
至高体験がヴェールのようにかかっているようなのです

そのヴェールを上げると、あの世界が在る
そのヴェールが、自分で意識的に上げられるようになってきたらしいのです
これは一重に、トレーニングのおかげだと思っています

ひとつひとつの美しさが増す
全てが輝いて、私の内に映って入ってくる

どうやら、ヴェールが上がりっぱなしになりかけているようで
世界の美しさが、直接、ダイレクトに私に語り掛けて来て
あまりに素晴らしいのでした

この、良くて困るところは
友人が子どもを抱きしめているとかの
日常的な瞬間に号泣しそうになることです(笑)
あまりに素晴らしく、美しくて…ね

日常は、見える以上の深みを湛えている…!!

・・・・・・
5216,借金人間 製造工場
2015年06月26日(金)
       『借金人間 製造工場―“負債"の政治経済学』
                 マウリツィオ・ラッツァラート (著)
  * 借金苦は権利書と共に、サラバ!
 公立、私立大学の6割が奨学金を受けていて、平均300万。旅たち時点で、
既に借金人間である。日本の国債が1千兆円、一人当たり750万の借金を
負わされている。社会全体がローンとクレジットに覆われ、国家予算全体が
国債で半分が賄われている。国家も、社会も、個人も借金人間の塊だ。
 ーアマゾンの案内が、ミニ概要になっている。
≪ “負債"が世界を支配している!  私たちは、借金しているのではない。
 金融資本主義によって、借金させられている! 欧州で話題のベストセラー!
現在、国家の“負債"も、個人の“借金"も、世界的に急増しつづけており、
国家財政にとっても、私たちの人生にとっても、最大の脅威となっている。
 では、なぜ“負債/借金"は、それほどまでに増大しつづけるのか?
書は、今ヨーロッパで注目される社会学者・哲学者が、経済学から、ニーチェ
ドゥルーズ/ガタリフーコーの哲学までも駆使しながら、“借金/負債"とは
何かを、古代ギリシャから現代までの歴史をさかのぼり考察し、現在では、
グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを
明らかにした、欧州で話題のベストセラーである。本書は、現在、最も世界的な
注目を集めている問題をあつかっている。とくに興味深いのは、それを表層的な
経済問題の議論を超えて、ダイナミックに歴史的に考察を深めていることである。
 哲学者にして社会学者でもある著者にとって、社会的なもののパラダイムは、
象徴的交換ではなくて、“債権者/負債者"の関係にほかならない。
「各個人を、借金を背負った経済的主体に変えること」―これが、我々が現在
生きている経済システムである。 “借金人間"こそが“経済的人間"の新たな
相貌、と著者は喝破する。“借金人間"である我々は、
・住居を得る権利を持っているのではなく、住宅ローンの権利を持っているだけ。
・教育を得る権利を持っているのではなく、学歴を得るために奨学金を組む
 権利を持っているだけ。
・現在の経済システムにとって、負債(借金)は、社会的コントロールの願っても
 ない道具である。それは“人々の未来を所有する"ことを可能にするからである。
 つまり“人々の予測不可能な行動"をあらかじめ封じ込めることができる。
・そして、“借金は返済するべきだという倫理を製造すること"の背後に、
 “罪悪感の製造"を見る。
著者は、マルクスニーチェフーコードゥルーズ/ガタリなどを援用しながら
考察を深める。最も刺激的なのは、現在、われわれは、負債と永遠に手を切る
ことができないというところだろう。これは、著者のテーゼの中で最も注目すべき
指摘であるが、人類の歴史において“負債(借金)"とは、太古の社会では“有限"
なものであったが、近代化の過程で“無限"なものへと移行し、さらに金融資本
主義の誕生によって、けっして完済することのない“借金人間"が創り上げられて
いったというものである。こうして我々は、借金を背負い返済しつづける
“現代のシジフォス=☆"となったのである。    ――『ル・モンド』評
 ☆ 【シジフォスとは、ギリシャ神話で、狡猾 な コリントスの王。
  ゼウスの怒りにふれ、死後、地獄に落とされて大石を山頂まで 押し
 上げる罰を受けたが、大石はあと一息のところで必ず転げ落ちたという。】≫
▼ 消費社会において、常に2割増の過剰消費の欲望が掻き立てられる仕組みに
 なっていて、そこにローンという落し穴が組み込まれ、蟻地獄に陥っていく。
私の事業が装置産業のため、長期ローンの恐ろしさも知らず、結果は、このザマ。
ホテル4棟のオーナーではなく、最大時に23億の借金の土地屋敷の権利書を
持っていただけ。で、整理をして、初めてそのことに気づく。しかし、
「ただ権利書と相殺しただけ」も事実。だから、これで良かった!が実感で、
何も命を奪われることもない。 経験しなければ、この道理を実感できない!
・・・・・・
4484, 怒らないって本当は恐い!
2013年06月26日(水)
               『怒りの作法』小川仁志 著
 生家が大家族で商売をしていたこともあり、自分の感情を顕わにすることは
絶対タブーの中で育った。それもあって『情念の話術』ーヒトラーの魔力 ーを
学生時代に読んだ時、私の常識と全く逆の内容に驚いた。この本でナチスの大衆
誘導の手法を教えていた。「大衆は女子供のようなもの。喜怒哀楽を込めた情念
で煽って集団催眠にかける手法。右手を胸につけ右上にあげる。演説で大声を
振り上げ怒りの感情を大衆に訴え扇動する。それらの手法を日常の話術や、行動
のエネルギーの源泉にせよ。喜怒哀楽をエンジンとみたてフル回転し行動の
アクセルにせよ」というのだから・・ 当時の私にとって、これは性格を変えて
しまうほどのインパクト。私が怒りっぽくなったのは、これ。これを人知れず
ノウハウにしたら、突然狂ったと思われる。喜怒哀楽の中で一番疎んじられている
怒りこそ日本人に欠けている。(仏教の影響もある)これを、コミニケーション
の扉を開くための道具とすべしというのも納得できる。コミニケで怒りの訴える
強度が一番高い。 もし人種差別の場合、笑って抗議しても、泣いて抗議しても、
怒りほどのインパクトはない。問題は、その表現の仕方である。
これが『怒りの作法』の中で貫かれている主旨である。 怒りこそ感情の主。
逆に人間関係を一瞬に破壊してしまう薬にも毒になるしろもの。 
そこに作法が必要になる。ここで、アリストテレスの「怒りは、
しばしば道徳と勇気の武器なり」という言葉を紹介している。
《 それはまさに「正しく怒る」ことである。「怒らないこと」でなく、
 「正しく怒ること」が大事ということ。アリストテレスの「中庸」という
思想を見ると、このことがわかる。中庸とは最も望ましい状態のこと。
怒りに対する「穏和」を意味する。つまり、然るべき事柄に対し、然るべき人に、
然るべき仕方で、然るべき時に、然るべき間だけ怒る。これが賞賛すべき怒り方
であって、こうした怒り方の出来る人を穏和の人という。怒ることは、必ずしも
悪いことではない。しかし、現代人は怒ることを出来るだけ避けようとする。
もっと怒るべきなのに。(p3)》
 以前は、今に比べれば、穏和に怒ってくれる人が多かった。でも現代は違う。
怒りを抑えることが良いとされ、それが沈殿してしまう。
そして爆発し全てが破壊する。 怒らないって、本当は恐い。

・・・・・・
5946,閑話小題 ~驚異の天才将棋士
2017年06月26日(月)
  * 驚異の天才将棋士
 中学三年の将棋の藤井4段が、負けなしの28連勝で歴代トップに並らんで、
今日、29連勝に挑戦する。これが、いかに凄いかを大相撲に例えると(幕下
でない)幕内付け出しの新弟子(実際にはない)が、横綱を含めた上位力士に
28連勝をしている歴史的所業。新入プロ棋士としては
自閉症か、発達障害的の感がするが。彼の練習相手は、かなりレベルの高い
将棋ロボット? とすると、ソフトの進化につれ、数年後には、もっと凄い子
が出てくる可能性が? 小学4年の時に、羽生名人の角落ちの勝負に勝ったと
いうから、羽生は白鵬に値する。 それだけの力量があったということ。
TVの特集で、親方にあたるプロ棋士の師匠に練習試合だが、勝っていた。
 ~ネットで彼の記録を検索すると~
【 ☆ 脚光をあびることになった数々の記録
 ・最年少棋士
藤井四段が14歳2か月でプロになるまでは、加藤一二三九段の14歳7か月が
最も早い記録でした。この記録は62年間破られることなく続いていました。
その加藤九段が藤井四段のプロ公式戦の最初の相手となったのは感慨深い
ものがあります。
 ・プロ入り初年度を全勝
プロ入りした初年度を全勝したケースは、清野静男(1949年度・9勝0敗)
以来、67年振り。(藤井四段は10勝0敗)
 ・新人連勝記録
デビューから10連勝。1995年松本佳介(現六段)、
1996年の近藤正和(現六段)。
なお、中学生棋士のデビュー後の連勝は、羽生三冠、渡辺竜王の6連勝。
 ・最多連勝記録
神谷広志八段の28連勝(1986~1987年にかけて)。
なお、藤井四段の28連勝は対アマの2局を含んでいる。(2017年6月21日現在)
 ・他にも…
竜王戦棋王戦の挑戦者決定トーナメント進出と史上最年少での予選通過。
第67回NHK杯戦に史上最年少での本戦出場。新しい風が吹く時、過去の記録に
光が当たる。 これは、イチロー選手がメジャーリーグで長年破られなかった
記録に光を当てたのと似た状況である。】

▼ 去年の暮れに、シネマで、29歳で逝った実在の天才棋士村山聖の映画、
『聖の青春』をみていた。  ~映画案内によると~
《幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の病気を患っている村山聖は、完治
しない身体と戦いながら将棋界最高峰の「名人」を目指していた。大阪の師匠
の森のもとで七段まで上り詰めた聖だが、彼の前に同世代の天才棋士の羽生
が立ちはだかった。羽生に負かされた聖は、その側で将棋をしようと上京。
周囲に迎合しない強烈な個性は時に摩擦を生むが、将棋に没頭して結果を出して
いくその姿勢に、みなもいつしか彼を支えるようになる。そんな時、聖の身体に
癌が見つかる…》 将棋界を知るにはうってつけの映画。
 村山聖も極端な内向きだが性格が強い青年。将棋一点にエネルギーを集中
すればこそ、天才棋士になれた。電脳の匂いは、しなかったが、如何だろう。

閑話小題 ~人生75年は実に短い

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   * このコロナ禍が突きつけた現実
 このコロナ禍が齎した生活習慣の変換は想像を絶するほど大きい。
群れるな、と急に言われても、効率よい社会を目指してきた人類にとって青天

の霹靂である。 まだまだ悪質化するコロナ菌に対して成す術を持たない人類。 
グレート・リセットとは、社会システムを一旦リセット、刷新しようという
試み。アフターコロナの社会をより良くするためにも、世界のトップたちは
グレート・リセットを実現させようとすでに動き出している。いやせざるを
得ないということ。
 
  …ネット検索によると…
≪ グレート・リセットとは何で、どのような背景で必要とされているのか、
 そしてグレート・リセットをするため重要な3つの要素を中心に説明。
さらに、グレート・リセットを成功させるに当たって、今注目されているのが
日本の経営体系。日本の企業や、私たち個人にとっても外せない概念なので、
この記事で理解を深めていただければ幸い。
  …グレート・リセットとは?…
((英訳:The Great Reset)とは、現代社会にて、社会や経済などあらゆる
システムを見直し、世界がより良い場所へとなるよう『リセット』をすること。
 現状、世界を動かす政治や経済システムなどの社会システムは、第二次世界
大戦後に勝者となった先進国が中心でつくったものです。
これらの既存のシステムは、当時は途上国だった新興国が台頭する現代に
当てはめようとすると、どうしてもひずみが生じてしまいます。
なぜなら、現代にある格差問題を解決しようとしても、社会システムがある故、
構造的に解決できないものが多いため。
 
ここで、現在必要とされているのは、持続可能で平等な社会を実現するために
社会の構造自体をリセットすること。つまり、社会システムをリセットする
グレート・リセット』に注目が集まっているのです。≫
 
 ――
▼ 当然、この次は、戦争に続いていく。これまでの物語は、効率良い都市化が
 テーマになるが、リモート社会の到来は、その常識が二の次となる。21世紀の
社会は、鉄とセメンの高層ビルが主流だったのが、自然と融和した快適な職場。
新たな創造が必要となる。このコロナ禍で、一挙に20世紀は遠のいてしまった。

・・・・・・
7042,チョッと小噺 ~『さてはお立合い!』
2020年06月25日(木)
チョッと小噺 ~『さてはお立合い!』

   * ‘さてお立合い!’と、今さら言われても… 
 このパンデミックで、世界と、身近の諸相が…特大の「まさか!」の黒鳥の
到来で一変した地球軸が真逆になったように。 【さてお立合い、現状を、全て
投げうち、全く違う業態に創業し直せと!と今さら言われても! そこで壁に
なるのが…『正常性バイアス』 まずは既存のシステム。捨てるに忍びない! 
想定外には想定外の知恵が必要だが、そう簡単に出るわけがない。 今日、張り
付けた数枚の写真。これが現実の世界の諸相だが、それが理解できない。
私が可能なのは、9~12年前に「2008年リーマンショックと、2011年の東北大震災」
を経験してきたため、まさに、現実の実態は、この写真のごとくであった。
こういう写真を何度も何度もみても、正常アイアスが働いて、何をホザクカと
しか受け取れない。リーマンショック時には、このイメージが涌かなかった!
現在の黒鳥が、この数倍も恐ろしい筈だが… 少しでも気づけばよいが…
これがまた、何とかなる!という正常バイアスが働いている。
二人の倒れた男が、つい半年前に私の持論に薄ら笑いを浮かべていた!
 ―
   * また二人、倒れた
 脳梗塞で一人。複数疾患で一月で4回も入退院を繰り返してる男を加えると二人。 
2人とも長年の深酒が原因で…再起は不能? この数年、毒素を振りまき出し問題
ありと思っていたが。後期高齢の75歳ともなれば歪みは仕方ないが、分ってない
のが、己自身。脳梗塞で一発で逝ければピンコロでいいが、寝たきりは残酷。 
それらを他人事にしか思えないのが、『正常性バイアス』。
 ~ネット検索をすると…
<「自分は大丈夫!」が、正常性バイアス 
社会心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を
無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。自然災害や火事、事故、
事件などといった自分にとって被害が予想される状況下に 「自分は大丈夫!」
と硬く信じて、判断を間違える。>
 
・・・・・・
6675,読書日記 ~『極上の孤独/下重暁子著』
2019年06月25日(火)
               『極上の孤独/下重暁子・著』
   * リッチな孤独者
16世紀スペインの神秘主義詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩
{孤独な鳥の条件」が、「はじめに」に紹介されている。
 ~孤独な鳥の条件は五つある
第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ
第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされずその同類にさえわずらわされない
第三に孤独な鳥は嘴を空に向ける
第四に孤独な鳥ははっきりした色をもたない
第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう
 孤独死を発見された問題になった大原麗子は、この言葉を自筆で
スクラップブックに書いて部屋に置いていたと…
 
 孤独者には、人間関係に不器用な孤独者と、逆に孤高を保ちたいタイプある。
彼女は、後者のようだ。
  ~「はじめに」が概略で理解しやすいため、全文を書き写す~
≪  「はじめに」
「孤独」をどう受け止めるか。人によって様々だが、「淋しい」「いやだ」
「避けたい」というほうが日本では多い気がする。
逆に、ある種の人たちは「孤高」「自由」「群れない」などを連想して「孤独」
に惹かれ、一種の憧れすら抱く。私もその一人である。
 私は小学校二年で結核にかかったのだが、当時はまだ特効薬もなく、二年間、
自宅の一室で栄養をとって安静にしているしかなかった。友達と遊ぶこともなく、
否応なく孤独だった。
 私は、幼くしてその愉しさを知ってしまった。誰にわずらわされることなく、
自分と向き合い、自分自身を知ることは、極上の時間であった。好きな本を読み、
妄想にふける。今の私は、その延長線上にある。
 一人の時間を孤独だと捉えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども
尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何が
したくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる。

 孤独ほど、贅沢な愉楽はない。誰にも邪魔されない自由もある。群れず、
媚びず、自分の姿勢を貫く。すると、内側から品も滲み出てくる。そんな成熟
した人間だけが到達出来る境地が「孤独」である。
 昨今、「孤独な高齢者は長生き出来ない」などといわれており、実際に
イギリスでは「孤独担当大臣」なるものが新設されたそうだ。だが、孤独いやだ
からといって、表面的に他人に合わせて一緒にいることに意味かおるのだろうか。
 確かに、自分のことを孤独で淋しい人間だと考えると、それがストレスに
なって、寿命にも影響するかもしれない。
 しかし、人間、誰もが最期は一人。孤独を愉しむことを知っていれば、一人
の時間が何ものにも代えがたく、人生がより愉しくなると私は考えている。

孤独死はかわいそう」「出来れば孤独死は避けたい」と耳にすることがある。
ほんとうにそうだろうか。最期が他人から見て孤独死であったとしても、
本人にとっては充実した素晴らしい人生だったかもしれないのである。
女優の大原麗子さんが典型的な例だ。
 彼女の家の衣装部屋には「孤独な鳥の五つの条件」という十六世紀
スペインの詩人、サン・フアン・デ・ラ・クルスの詩が貼ってあったという。
1、孤独な鳥は、高く高く飛ぶ。
(2,3,4,5は略す)
なかでも私は、<五、第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう>に惹かれる。
孤独を知る者のみが、自分の人生を知り、しずかに自分の歌を歌うことが出来る≫ 

 ―
▼ 私が学生時代にNHKのアナウンサーで、10歳年上になる。一年先輩に、
 野際アナがいた。高度成長期と重なり、恵まれた環境の中で、離婚をし、
その後、独身を通した。少女時代に結核で、二年間の療養で、孤独癖が身に
ついたと。Amazonの書評には、プアー・リッチの孤独者の非難が多々、ある。
「互尊」は、「和同(和して同ぜず)」には、互いの孤独に対し尊ぶがある。
「世間の輩」は、「孤独なれない5つの条件」が、明確に現われ出ている。
それは、次回に… いや、止めておこう。8割以上の人の罵倒になってしまう。
 でも、書くんだよな~ 何で書かずにいられますか。 次回、お楽しみ!
                            ~つづく
・・・・・・
6312,閑話小題 ~3、5、10億の宝籤に当ったような経験ってある?
2018年06月25日(月)
   * 人生で大当りした経験は?
<・人生で、3、5、10億の宝籤に当ったような経験ってある?>って言われれば、
  何回もあると答えられる。その幾つかの一つが、何度も書いてきた21歳時の
「30日間、欧州一周旅行」。その10年後に、余裕が出来て、ハワイに行くことに
 なるが、40歳から本格的ライフワークに格上げし、合計51回が籤の景品になる。
・これに準備期間15年と、30年間の実業を加えた45年の事業人生。
装置産業の選択そのことが大当り’であった。新潟駅前シリーズのビジネス・
ホテル事業は、これ。 20年以上は、これほど面白く、刺激に満ちた日々は、
心の財産として深く残っている。最後は、事業断念で終わったが、遣り残した
後悔は全くない。良かったのが、装置産業のため、立ち上げた後に、余裕時間
が与えられること。海外ツアーも、この17年間続いたブログ作成も、読書時間
の確保も、余裕時間があればこそ。小さな世界だが、時間だけは満ち足りていた。

◉寅:高度経済成長時代に、宝籤を当てた自慢話じゃないか。何か感覚が時代
 掛かっていて変だよ。終戦直後に生まれた時節が大当りで、その成長に合わせて
 舞上がった凧でしかないじゃないか。父親が明治38年生まれなら、然もあらんだ。。
◉熊:俺だって宝籤を大当てして、人生を楽しみたかったよ。
◉大家:人間として生まれ、この年齢まで生きてこられただけで、充分に宝籤の
 大金を得ることより、遥かに奇跡的だよ。それも、この日本に。
◉八:何か、周りを見渡すとさ、小さな既成概念に捉われて、何にも知ろうとも、
 見ようともしないんだから。ガチガチの世間バカに囲まれて、それを全世界と
 信じて疑わないんだよ。家内の愚痴になるけどね。居間のボードにね、代々
 ある、あるいは世界中で買ってきたコーヒーカップとか、グラスがあるの。
 それを使おうとしないの。地震で、時々、2~3割が粉々になっても、使おうと
 しないの。勿体ないから時々、使うと嫌な顔をするの。あれと同じことを、
 自分たちの持っているお金や、能力に気づかないでさ。
◉大家:それを使うには、習慣の力を利用すると、何時も八つぁんが言ってるね。
 時間も、お金も、使って何ぼのものでしょう。宝籤で当たっても、その使い方
 を知らずに、5年で、スッカラピンになるというじゃないか。有効に如何に
 使うかが問題だよ。
◉神様:地球旅行に人間の身体をもらって、何しに来たの?人生を味わい、
 地球の大自然を果てしなくみて、存在する日々を味わうのが人生の役割なのに。
 ノンビリしすぎですよ。一回、こっきりなのに。せっかく、宝籤に当って、
 地球旅行に来ているのに。それさえ気づかないとはね! 
――――
5215,閑話小題 ~私の高度成長時代 ~②
2015年06月25日(木)
   * 欧州旅行、一ヶ月
 大学の『海外旅行研究会』という愛好会が企画した40名参加のツアーで、
当時の参加費は30日間で、32万円。他を含めると40万円。現在換算で300万相当。
その前年に、海外旅行の規制が大幅に緩和され、非常に好評だった前年のツアー
に続いての企画。当時、親しくしていた友人から、この企画に参加しないかと、
誘われていたが、「私とは別世界」と、決め込んでいた。ところが、たまたま、
軽井沢の山荘で、アルバイト仲間との仕事が終わった後の4人のティータイムで、
近々、海外旅行の予定が無いのが私だけだった。
 その時、「自分も行こうと思えば可能のはず。そう、父親が幼稚園の頃から、
晦日にお年玉をもらったのを、積立預金してくれた10数万を、高校時代に選ばせ
買った『科研』の株式が値上がりをしていた。あれを売って残りを父親に借金を
すれば可能なはず」と、その夜半に思い立ち、バイト終了後、実家にとって帰った。
まず母親を説得、そして父親を説得した。 その一ヶ月は、馬小屋のような寮生活
とは全く違った世界に浸った。20歳の年齢で、国内旅行の経験も、海外の情報、
知識も殆どない中での欧州を十数カ国の旅行。20年間の固定観念が根こそぎ
壊され、帰国後、数ヶ月は茫然自失。その頃、父が、突然、私の寮を訪ねてきて、
生活の実態に驚き、仕送りを二倍にしてくれた。友人関係が、自ずと金持ちの
子弟に代わっていった。その友人達は、スカイラインGT、イタ車のカルマンギア
などのスポーツカーを持っていた。彼らのお気に入りが、逆に私のボロ寮の部屋。
一度も、見たこともない底辺の漫画的世界に、逆に安らぎを感じた?
 軽井沢の別荘地で見た富豪の邸宅群、そして、友人の私生活を見るにつけ、
「事業を興し勝組になる」という思いが強くなっていった。そして、学生時代
の最終の4年に、武澤ゼミに入会することになる。 事業の最後はクラッシュ?
だったが、後悔はない。 高度成長時代の右上がりは熱気が溢れていた。
この温もり、時代が変わって抜けることはない。良い時代に奇跡的生きてきた。
 逆目線でみれば、「この馬鹿が出来上がった原因は、この旅行と時代」になる。

・・・・・・
2015/09/18
閑話小題 ~宝くじで5億円当たったら何に使いますか
   * 5億円当たったら何に使いますか?
 昨日の朝のTVショーで、『宝くじで5億円当たったら何に使いますか』
の街頭インタビューがあった。 回答が多かった順というと
1位、高級マンションなど住宅購入
2位、お店などの起業
3位、世界一周 (豪華客船の旅など)
4位、健康などのエステに (健康食品、スポーツジム)
5位、整形手術 の順であった。
 その中の一人が、『当たった人をみると、多くが離婚をしている』という
答えがあったが、そうだろう。 当選をしたとして、上記の夢が実現
したところで、それが何だ?ということか。 今回の会社整理の中で、
気づいたことが、一千万、二千万分の一しか可能性がない宝くじに夢を
託している人たちの視線。要するに世間様の夢でしかないのが宝くじ。
 高級マンション以外は、5年10年スパンで計画を実行に移せば、
可能なことばかり。答える方も面白半分としても、考えさせられる内容。 
『二週間で死ぬと宣言されたら何をしますか?」の質問に似ている。
その答えは、今すぐにでも出来ることばかり。宝くじの場合の質問が軽い
ものなら、ジョークで『ホストクラブで、ドンペリをあけて大騒ぎをしたい』
とか、『全部、周りの人にあげる』とか、『宇宙旅行をしたい』とか、どうせ
御遊びの質問なら、御遊ぶの答えがよい。 それに答えている庶民?の、
あの活き活きした顔がよい。1位から4位は実現したが、だから如何した?
である。残ったのは充実感だけだが、人生で、一番、大事なことでもある。
 2位の起業希望が多いのに驚いた。だから、何もしない、できない連中が
失敗をみると、「人の不幸は蜜の味」と大喜びをする心の内は、こんなもの。
その蜜には毒がある。その毒は、自分の膿ゆえ、撥ね返って来るのが己の脳。
 で、どういう訳か、去年の同月同日の、以下の内容に続く・・
が、その前に、以前書いた、「宝くじ」に関連した文章をコピーする。
・・・・・・
2013/06/17
宝くじが当たる確率(何倍?)はどのくらい?
 宝くじには全く興味がなかった。一度、一枚だけ話の種に買ったことがある。
SCなどの店先の宝くじ売場で買っている人を見かける度、
「夢を買っているんだ!」と思っていた。 ー教えて!Goo、によるとー
【 問い=  例えば、以下のような宝くじは当選確率はどのくらい。
  1等 1億円  20名  2等 1千万円 20名
  3等 百万円 200名  4等 5万円 30000名  
  例えば、1億円当たる確立は百万人に一人とか…
【 答え=
 ○ あなたが、宝くじの1等に当る確率は、1等の当選番号が、
          「11組111111番」になるのと同じです
 ○ 一般的な宝くじは、100kgの米の中からある1粒の米粒を探し出すのと
   同じくらいの確率だそうです。
 ○ 売り上げ枚数を調べれば簡単に分かりますよ 7億6千万枚ほど売れて
   いるようですから、完全ランダムで3800万枚に1枚ほど入っているかと
 ○ 年末ジャンボの場合、1ユニットで1000万枚発売されている。
  1等は1ユニットあたり1本ですから、単純に1000万分の1となります。
 ○ 当選番号が 123456番だとした場合 最初のくらいの1番はどのくじにも
  ついているわけで,あとは1の位から万の位までの5つの数字の組合わせは 
  10×10×10×10×10で10万分の1となりますよね。ただし,これは一枚 
  買った場合で 連番で10枚買ってると 確率は その10分の1で 1万分の1。
  一等は宝くじでは この組の数が二桁あるので、その10×10の100倍 
  つまり、一枚 買って一等に当たるのは千万分の1となりますよね
 ○ ちなみに東京ドームの敷地に新聞紙を敷き詰め、天井から針を落として
  新聞の一番小さい1文字に当たる確率と同じくらいとか聞きました。
 ▼ 一等、二等で合計500万分1の確率で、当たる分けがない。買う当人に
  とっては千分一の気持ち。アメリカなどで数十億円が当たるケースがあるが、
 それが元で不幸のどん底に落ちるケースが殆どという。悪銭身につかずである。
それなら毎日、何とか5百円預金をすれば一年で18万円、10年で180万円、30年で
金利を含め1千万になり、遥かに効率が良い。 が、そうはいかないのが人間。
生を受け、今、存在していること自体が奇跡なのに、それを生き切らなくて何が
宝くじ。せめて、当たった夢をみたいのは分かるが。1億当たったところで、
したいこと、買いたい物など、何も無いのも面白くないが。
・・・・・・
2015/06/21
宝くじを当てた95%が、5年以内に
      『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著)
  * 宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金を失う
 日本では『悪銭、身につかづ』という諺がある。入る器の方を育て上げないと、
その殆どが溢れ流れていく。私も事業投資の当初の10年で5倍まで純資産を
増やしたが、2001年の9・11と、リーマンショックと、2011年の3・11の10年で
壊滅! 辛うじて保険代りに家内名義で積みたててきた給与の預金と、
二人厚生年金で、これまでの生活を維持している。 その辺りから ~p40
≪ アメリカやイギリスでは、「宝くじを当てた人が、その後どうなったか?」と
いう追跡調査が、よく行なわれます。 それによると、「宝くじの一等が当たった
人の95パーセントが、5年以内に手にした当選金の全てを失っている」という。
「器のできていない人がお金を持っても身につかないこと」を、データは如実に
証明しているわけです。 いえ、当選金を失うどころか、それ以上のマイナスを
被るとがあります。たとえばアメリカでは、宝くじに当選すると、宝くじ売り場
まで乗ったタクシーの運転手まで「分け前を寄こせ」と主張してくるそうですし、
100万ドルを当てたーカ月後に毒殺されるという事件まで起こっています。
『となりの億万長者』というベストセラーで知られるトマス・J・スタンリーは、
その著書で「宝くじを買う頻度と、その人の資産レベルの間には非常に顕著な
反比例関係がある」(『なぜ、この入たちは金持ちになったのか』日本経済新聞社)
ということを証明しています。それは、「お金があるから、宝くじなんて買わない」
という理由だけではないのです。宝くじの当選確率など、計算すれば、ビジネスで
成功する確率よりはるかに低いとすぐにわかります。大富豪になるような人で
あれば、そんな確率の低いことよりも、もっと確実に稼げることに、時間とお金
を投資しようと考えるのが当然でし欲う。それでも多くの人が宝くじをほしがり、
"当たる"と評判の宝くじ売り場に朝一から並んでいるのは、
「楽して莫大な富が手に入る」という誘惑に逆らえないからです。≫
▼ 宝くじは夢を買うもので、それ自体に矛盾がある。夢は長年かけて地道に
 積み上げ実現するもの。そのプロセスにこそ価値(意味)がある。数羽の
ブラックスワンで、私の事業は終わったが、プロセスで元をとっていたので、
後悔は意外に少ない。宝くじの当選金を5年で失っても、持ったままより、
遥かに良い!とも考えられる。「失う」と思うのは傍目で、実際に使えば、
その価値を味わい尽くすことが出来る。 5年で数億など使ってみたいもの。
いや実際に使ってみた。一棟、ホテルを建てると土地代を入れると3~10億。
そのプロセスを遊びに昇華すれば、遊びとして、それだけ使ったことになる。
遊びとしてみても、実際に面白かった。当事者の実感は、「失った」というより
「使った」である。本人が言うから間違いない! ということは、著者は浅い?
ボロボロになって涙した方が、その数倍増やしニヤニヤしているより味は濃い。
「大恋愛の成就より、失恋をした方が遥かに良い」ことを考えれば解るだろう。
『 宝くじを当てた95%が、5年以内に当選金の全て使う! 』良いでないか。

 

閑話小題 ~つれづれに …「コロナ禍」

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   * 去年の今時分のコロナ禍の実態は 
 去年の今時分のコロナ禍の実態は如何かとブログをみると、シリアスな
内容があった。これからは、益々中南米、アフリカ、中東など悲惨な実態が
表立ってくる。ワクチン接種が先進国を中心に始まったが、この効果が出るのは
先ざき。 不思議なことに、東京オリンピックの強行開催!飽きれる以前の問題。
見事、やりぬける自信が有ってか? リモートが普及している現在、秘策でも有る
のだろうが! 都知事疲労で、入院したとか云々。 …それは激務の筈…
 …現時点の世界の死者は、400万人(388万)弱、コロナ感染者は1億8千万人。
まだまだ頭打ちにはなってない。
 
  …まずは一年前のブログの内容から~
≪ 2020年06月30日(火)
  7047,閑話小題 ~現場は… やば! -3
  * 世界の感染1千万人が半年で死者50万人に!

◉ 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・
 地域で計1005万8010人余りの感染が確認され、少なくとも499万8900人が回復。
・最も被害が大きい米国では、これまで12万5709人が死亡、253万4981人が感染し、
・次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は5万7070人、感染者数は131万3667人。
・以降は英国(死者4万3550人、感染者31万1151人)、
・イタリア(死者3万4738人)、
・フランス(死者2万9778人)となっている。

◉ 地域別の死者数は、
・欧州が19万6085人(感染264万2741人)、
・米国・カナダが13万4277人(感染263万8191人)、
中南米カリブ海諸国が11万883人(感染243万)、
・アジアが3万3107人(感染121万8767人)、
・中東が1万5505人(感染73万977人)、
・アフリカが9520人(感染37万9795人)、
オセアニアが133人(感染9158人)と

100万人を超えたのが4月2日だったことから、3カ月足らずで10倍の1千万に急増!
このペースだと…10月には1億人? 来年早々には10億人?に… としても急激!
この数値から見て、来年のオリンピックは無理がある。 問題は、病後が長く
続くことに加え、潜伏期間が長いこと。 アメリカ大統領が再選を目指すための
口実のトランプリスク。当初の対策遅れが問題になっているが、誰もが、これ程
とは思いもしないのは… 致し方ない。あとは、この大波が退くのを待つしかない。
5年間の説があるが、これでは世界恐慌が起こる。100年前は10年後だったが、
今回も、その辺り。蟄居閉塞を自らして! 
 この9年近く経験した感想は、世界を真逆の視点も、決して悪くない。≫
 ――
▼ コロナ禍のブラックスワンの到来で、オリンピックの勢いを借りて、当分は
 自民党政権の持続が戦略だったのが、当てが外れた自民党。それより数段は
性質が悪いのは、情報化の御蔭で、露出していることを野党は気づかない。
大上段に構えずに音無しの構えで息を殺して居れば、自動的に権力が落ち込んで
くるのに… 

・・・・・・
7941,チョッと小噺… Uber Eats
2020年06月24日(水)
   * 【Uber Eatsとは?】
 このコロナ禍で、一気に行きわたったUber Eats。YouTubeで知ったが、
大都市圏では、当り前に走りまわっているようだ。爆弾テロの温床になる
可能性を孕むため、危険といえば危険。自宅や事務所だけでなく、街中も可能。
  ~検索すると~
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?】 いつでもどこでも簡単にスマホアプリ
 やウェブサイトから注文することができ、レストランの出来立て料理を配達
パートナーが注文者の元までお届けするフードデリバリーサービスです。
グルメ通のみが知る隠れた名店のメニューやホームパーティーのオードブルなど、
気分やシチュエーションに合わせお好きな料理を選べ、届けてくれるUberEats】
 ー
▼ 4~500円のようだ。コツを覚えると結構、稼げるようだ。大手の宅配業に
とっては大打撃。登録すると、ナビで一番近いところが有利になるシステム。
大都市だから成立つようだ。時代の産物ということか。
 何処かの国の個人救急車のドキュメントを最近見た。父子が街中に待機して
悲惨な現場に我先と駆けつける。そこには自ずとドラマが生じる。
21世紀は、何やら20世紀とは様変わった時代に突入。朝は、電動自転車で一時間、
ポタリング、昼間からはスポーツジムでエアロをしている自分が、現にいる。
そして、このコロナ禍… こんな黄昏時を生きるとは思わなかった。

・・・・・・
6674,閑話小題 ~TVショッピングの「数の子松前漬け」
2019年06月24日(月)
   * 知人が買ってみた「数の子松前漬け」は!
 最近、よく目にする『TVショッピング人気商品!北海松前漬函館セット』
【黒醤油(400g×2)+白醤油(400g×1)+塩辛(60g×1) =4980円 】
 美味しそうなので少し迷ったが、結局、買わずしまい。ところが、知人が、
その広告に乗せられて購入したが、これが期待していたモノとはホド遠い代物で、
これは酷い!と怒るは怒るは。 似た話では、家内の知人の<北海道、カニ食べ
放題ツアー>が、失望ものだったのがある。 
 ~松前漬けのTVコマーシャルでは~ YouTubeで検索してみると
<贈答用として使用される大きな数の子を使用しているため、歯ざわり・食べ
 ごたえともに大満足の商品です。 主に贈答用で使用される一本羽と呼ばれる
艶・形が優れた良い状態の数の子を贅沢に使用しています。 B級品と比べ、
しっかりとした固さで歯ごたえ抜群! さらに製造工程ででてしまうバラ子も
追加。数の子が5割も入る贅沢な松前漬け!>と。
 ネットの購入者の商品評価は、
数の子が一袋(400g)に一本しか入ってなく、TVコマーシャルで見るより
かなり見劣りした。味はまずまずといった感じだが、残念な気持ちは否めない>
数の子どこ?ってくらいしか入ってなくて…はぴねすくらぶさんだから信用
してたのに残念です。 もう二度と買いません>
 ―
▼ ほぼ、知人が愚痴っていたのと同じ評価。改めて、YouTubeでコマーシャルを
 見たが、成るほど美味しそうだ。 そして次々と出てくるイクラや、ホタテ
セットが出てくる。本来、日本海に面した越後地域は、魚と米が美味しいのに…
敢えて北海道のカニを食べに行くまでもない。 美味しい肴を食べ尽した満足感
もまた、人生に大事な要素。 この年齢になると、少し美味けりゃ、皆、同じ!
 誰か曰く、『酒飲みは、酒と肴の美味いのを食べ尽した満足感があるが、それが
無いものには、その欲求は消せない』と… そりゃそうだ! 何ごとも、盛りの
時節がある。その都度、消化してきたかどうか? 

・・・・・・ 
6311,閑話小題~「知」の読書術 -2
2018年06月24日(日)
           <『「知」の読書術』佐藤優著>
   * 20世紀は今だに続いている
 朝鮮戦争は、今だに続行中であり、北による核実験、大陸弾道弾実験は、
その戦略の一環である。それは、20世紀の延長線上にあり、ソ連崩壊も含めても、
まだ短い20世紀の延長上の出来事と捉えると、この朝鮮戦争危機の一端が理解
できる。決して、北の金王朝が変でも何でもない当然の存在という考えも、
この説から垣間見ることが出来る。

≪ イギリスの歴史学者エリック・ボブズボームが提唱する「長い19世紀」と
 「短い20世紀」という考え方。
・「長い19世紀」とは、1789年のフランス革命から1914年の 
 第一次世界大戦が勃発するまでの時代、
・「短い20世紀」とは、1914年からソ連が崩壊する1991年までを指す。

ソ連崩壊はアメリカ主導のグローバリゼーションの時代に歴史が移行したかの
ように思われたが、21世紀の今日、ナショナリズム帝国主義が再び世界を覆い
つつある。それで、前世紀の遺物が墓場から戻ってきたかのように思われるが、
その認識は間違っている。世界大戦はいまなお継続しているし、20世紀はいまだ
続いていると言って過言でない。19世紀、いや1648年の「ウェストファリア条約
の時代にまで遡って、人類の抱えている諸問題の実態を正確に把握しなければ
ならないということ。

 前者が「啓蒙思想の時代」、すなわち理性を用いて知識を増やし、科学技術を
発展させれば理想的な世の中が実現する、という考え方だ。しかし、政治的には
民主主義と自由主義、経済的には自由経済を基盤とする資本主義が発展したが、
最終的に第一次世界大戦という、「大量殺戮・大量破壊」へと帰結した。
 ボブズボームは、ここに「時代の切れ目」を見出した。
・19世紀の市民革命と産業革命(=二重革命)の時代、
・資本の時代、帝国の時代から、破局の時代・黄金の時代・危機の時代の
三期に分かれる「短い20世紀」へ時代は変わっていく。

 ボブズボーム著 『20世紀の歴史 ー 極端な時代』は、その「短い20世紀」
を詳しく分析している。過去の歴史を検証する上で、ボブズボームのように時代を
「意味の固まり」して捉える見方はとても重要だ。…  ≫

▼ 中東、北アフリカ、アジアなどの諸問題は、欧州の世界戦略の一環の政策が
 根にある。それ以前に、ユダヤ教キリスト教イスラム教の争いまで、拡大
して考えられる。人種間、民族間、国家間、宗教間の相克の問題でもある。
極東の島国で、その問題を最小の影響で済んできたが、今ではグローバル化は、
それを許さなくなった。それも米朝の真中で、核ミサイルの絶好な標的になる。
 この著書は4年前に書かれたものだが、朝鮮戦争危機にある現在に、書かれた
ような内容。悪いことに、こともあろうにトランプ大統領が選ばれて… 北朝鮮
の懐柔など、中国、ロシアの諸事情からみて簡単な案件ではない。そういうこと!

・・・・・・
5579,突然、余命宣告を受けました ー⑧
2016年06月24日(金)
 『あの世へ逝く力』 小林玖仁男著
   *「虎穴問答」と、余命宣言
 これまで、「虎穴問答」について何度か書いてきた。以下は4年前の内容。
『余命宣言』された本人にとって、治療余地のない、二年以内に間違いなく
死んでしまう病気が虎。いつ何時、陥った虎穴に飛びこんできて襲われる運命
の中、救われるために、自ら食われてやれば愛と誇りが残ることになる。 
 以下のスピーチは、まさに、虎穴問答の悟りと同じ。死をマイナスに捉えず、
積極的に、明るく迎えることが、虎に自ら食われてやることに、あい通じる。
≪ 所属している川口ロータリークラブの、決戦というか、人生の幕引きの
スピーチが始まりでした。会場を埋めた約八十人を前に、余命宣告を受けた
身であることを告げ、死に対する自分の向き合い方などを語り、最後に
このような話を付け加えました。
「多くのことの始まりには理由はありませんが、どう終わらせるかは
自分で考えて決めることができます。」生まれた理由は見つけられません。
しかし、終わるための納得する理由は、自分で見つけられます。自分で、
人生の終わりの意義を、明るく納得するように考えればいいんです。
 私のラストテーマ、"死を、積極的に、明るく迎える"こと。死を恐れ、
死を忌み嫌い、死を避けながら終わるのではなく、前向きに納得できる
ものとして組み立てていくのが大事だと思っています。私は、最後まで
元気を出していきたいと思います。」会場は水を打ったように静かでしたが、
私が明るく話すので、途中からは笑いも起こりました。ほとんどの方は
驚きつつも、好意的に受け止めてくれたようです。≫
 この虎穴問答、私の事業の幕引きのときも引合いに出していた。
辛い、厳しい、誰もが経験する最期の一週間の苦痛の中で、後向きにならず、
立ち向うことが出来るか否か。息が出来なくなり、最期は窒息状態でもがき、
死んでいく。ガンの壮絶な苦しみとは違った苦痛。
―――
2012/08/07
虎穴問答
 以前に少し取り上げた「虎穴問答」について。 金沢の「いとはん」という
衣料チェーンにいた時の話。同期10数人で勉強会をつくって、そこに石川県
知事を呼んで話を聞いたことがあった。それが社長の逆鱗にふれ、「預りの身?」
の立場上、抜き差しのならない事態になった時に、書店で見つけた本にあった
問答。そして自から、その会を潰すことになった。 去年の倒産劇の時も、
この問答を思い出していた。死に体の会社を一歩早く潰すか、ぎりぎりまで
頑張るべきかの決断の際に、この問答を何度も類推し、考えてみた。  
 逃げまくった末に、食べられるか、自ら、早々、食べられてやるか?
 ーネットで「虎穴問答」を調べてみたが、その部分からー
≪ 大阪控訴院でのこと、ある日、審理の最中に王仁三郎は裁判長に向い、
「人虎孔裡に墜つ」という禅問答をいどんだことがある。これはひとりの人間が
虎の穴へ落ちこんだ場合どうしたらよいか、という問答だ。 王仁三郎が、
「裁判長、あなたはどうお考えになりますか」というと、裁判長は自分は法律家
だからわからないが、どういうことかと逆に問う。そこで王仁三郎の説法が始まる。
<人間より虎のほうが強いから逃げようとすると殺される。刃むかっていっても
同じことだ。ジッとしていても虎が腹がへってくると殺しにくる。どっちに
しても助からない。けれど一つだけ生きるみちがある。それは食われてはだめだ。
こちらから食わしてやるのだ。食われたらあとにはなにも残らんが、自分のほう
から食わしてやればあとに愛と誇りとが残るのだ。
 王仁三郎はこの問答で大本事件を語ったのである。裁判長はさすがにうたれる
ものがあったとみえ、うーんと嘆声を漏らしたという。また、粛然とした空気が
法廷に流れ、敵味方の区別なく一同思わず襟を正したそうだ。さて、この虎穴
問答はもうひとつ深い意味をもっている。というのは、虎に身を与えた愛と
誇りの犠牲が、現実の事件全般の進行に一大転機をもたらしたからだ。奇跡的に
死地に生を得たもので、九分九厘だめだったものがあと一厘で逆転にむかう。
これこそ一厘の仕組みとかいうものだろう。≫
▼ 戦前・戦中の時代に、破竹の勢いで信者を増やしていった大本教が、軍部や
 政治家から目をつけられ、大弾圧にあった。その過程の裁判での、この虎穴
問答は人生に色々な示唆を与えている。虎を、生老病死などの四苦八苦と
例えることができる。それぞれの苦を、自ら受け入れることこそ解決の最短の道、
と考えることができる。事業断念も決意も、虎を3つの断層=9・11テロ、
9・15のリーマンショック、3・11大災害の三つの震災とみなし、
その重なりから、虎穴に落ち込んでしまったと想定。逃げ回るより、
先んじて喰われてしまおうと、最後に思い出したのが、この問答。
当時、大本教を題材にしたー『邪宗門高橋和巳著ーを読んだが、これが面白い。

・・・・・・
5214,私のゴールデンタイム
2015年06月24日(水)
   * ゴールデンタイム
 30数年前から就寝を20時半、起床を4時(冬場は4時半)にした。
就寝して4~5時間、爆睡後、起床するまでの4時間、半睡状態が続く。
その間、脳が活性化をして、様々のプラスとマイナスの思いが起こってくる。
このコントロールが難しいが、これも慣れると、思いの大波の上のサーフィン
をしているような感覚になる。で、時どき、睡魔に沈むが、これは自然に
任せておけばよい。そして起床をして、前日書き上げた随想日記の下書きの
当日分を、推敲し完成する。と同時に、翌日分のテーマと内容も書き始める。 
その時、0~4時までの半睡状態で考えたことが、材料になることもある。
そして、ブログにアップした後に、一時間の自転車散歩に出発する。
 帰ってきて7時半にコーヒーを飲み、軽い食事後、風呂に入る。それまでの
0時~9までが、私のゴールデンタイムになる。 9時過ぎから12時近くの読書
タイムも、ゴールデンタイムに加えてもよいが、9時から17時までは、シルバー
タイムに区分した方が生活実感に近い。すると、17時から20時のTVを見ながらの
晩酌やiPadタイムの時間帯はプラチナタイムになる。20時から0時は、そのまま
爆睡タイムか。 現在、週に三日間、スポーツジムで45分間の、「ヨガ」に
参加しているが、毎回、終了直前の5分間に、ヨガマットの上で「大の字」に
なって、全身を弛緩してマントラを聞きながら、「死者のポーズ」をとる。
その時のイメージを0~4時に思い浮べて、瞑想の要素を入れたところ、
その時間帯のマイナス思考の割合が少なくなった。その時間帯のフラッシュ
バックや半睡を冷静に見つめる視線を持つことが出来る。老いは、どうしても
弱気になり、動揺が起こり沈みがちになるが、バウンドをつけるのは自分だけ!
生きてきた、そのまま、老いて死んでいくというが、なるほど。 娑婆!

・・・・・・
4849,閑話小題 ー最後は、金目でしょ!
2014年06月24日(火)
   * つい本音が出てしまう!
 時と場合によるが、やはり拙い発言である。 実際ところ、そうだが・・ 
普通の子女史が売春する値段が世界共通で、その地区の平均給与の一週間分とか。
それなりの事情で「最後は、お金でしょ!」が、この値。リーマンショック直前
の2007年暮れから6年余りで、ドルの発行量が三倍になったが、為替値が
112円。一割しかドル安になってない。常識的にみれば、三分の一の40円
以下になって然るべきなのに。その差額は? アメリカが刷った分、何もしない
で手にいれたことになる。これ某国の偽ドル札と、どこが違うのだろうか?
当時の650~700ドル金価格が、現在は2倍。これも3倍になっておらず、
不自然。 大元が、コントロールしているため。最後は、お金だが、その価値も
当てにはならないことが、これから垣間見れる。 金の本質は所詮幻想! 
としても生活には必需品である。 歴史的に見ると、意図的に戦争を起こし、
ドサクサでハイパーインフレにし、一度、国家の借金を清算するのが常だったが、
世界大戦は無理。そこで、国債と株式の暴落で清算するしかなくなった。元々、
貧乏な中国、ロシアが、元に戻り、欧米と日本の大半が、負組みの貧乏になる
図式が近未来の姿。で「最後は、金目でしょ!」が、更なる本音になっていく。 
当地の住民のインタビューが的を得ている。 『最後は金だろうが、それを
担当大臣の口からは言われたくない!』が、よい。
本当のことは言わないことだが、本当のことは、つい口に出てしまう。
   * 都議会の女性差別?発言
 この程度の野次は、都議会、国会では当り前だが、偶然、マイクに拾われ、
大騒ぎになってしまった。当然、バッシングで政治生命が完全に絶たれるが。
少子問題を取り上げる当人が独身で、『それなら、自分から、結婚して、子づくり
をして、その範を示せ!』というのも一理はあるが、あの場では、絶対に禁句。
阿部首相が、「この難局には、更なる女性の社会進出が必要」と政策を掲げて
いる中での、身内からの、この発言はいただけない。世界的に、女性蔑視発言と、
嘘をつき逃れようとするプチ権力者の哀れな姿が蔑まれて報道される? 
当人は、これが世界的に注目をされて時の人になるとは、思ってなかった
だろうに、言葉は恐ろしい。
・・・・・
4482, 静かなる大恐慌 ー2
2013年06月24日(月)
          「静かなる大恐慌 」柴山 桂太 (著)
 グローバル化は多くの問題を世界中に撒き散らすが、情報化社会では今さら
止めることは出来ない。それは弱肉強食を推し進める。 痛みを伴なっても、
乗り越えなければならない現実がある。
 ー グローバル化についての部分を更に抜粋すると
◎「過去の行きすぎたグローバル化は、最終的には二度の戦争によって終わり
 を迎えた。それを繰り返さないために何が必要かを考えることこそ、この危機
 の時代における思想と行動の、真の指針となるべき課題です。」(219頁)
◎「グローバル化と国家主権と民主政治の組み合わせを比較し、行き過ぎた
 グローバリゼーションへのバックラッシュのなかで、いかにグローバル化路線
 を各国レベルで修正していくか、そこが問われる局面が始まろうとしている。
 それは、グローバル化の進展による国内対立の激化とそのための
 「大きな政府」の必要性になる。
◎「大きな政府」が主導する経済を「国家資本主義」という言葉で言い表せば、
 「自由資本主義」とはいえ、一皮剥けば国家資本主義的な側面をかなり
  もったものになる。それは一握りの勝者に力が集中することを意味する。
  ネットで世界が繋がった、これまでなかった情報社会でのグローバル化
  今さら変えることも否定も出来ない。この事態は何事も事前に対策をとる
  ことが不可能である。リーマンショック後にアメリカが行った財政出動で、
  何とか世界は巨大な崩壊を避けたが、実体経済が正常化したとは
  到底思えない。 これらから、以下の問題点が見えてくる。
グローバル化大きな政府をつれてくる。
  (格差や失業は福祉でカバーしなければならない)
グローバル化は単なる新自由主義者の自己救済でしかない。
グローバル化した資本主義は戦争に行き着かざるを得ない。
グローバル化新興国の足かせになる。
グローバル化は地方を疲弊させる。
▼ 今度の、グローバル化は、以前より遥かに大きな断層になっている。
 パソコン、携帯電話が地球の隅々まで行渡りネット社会が現実社会の上を
覆いかぶさった。これをコントロールするのは至難の業である。否が応でも
民が主になってしまったのである。これに対する新しい政治経済の新システムが
全く確立出来てない。その経済的側面が恐慌であり、独裁国家が次々と崩壊して
いる「アラブの春」といわれる現象である。したがって、政治経済の混乱は、
あと20年、30年は続くとみてよい。だから、現在起こって問題は数百年、
数千年に一度の大変動のウネリということになり、変化を拒否するのでは
なく、可能な限り静かに順応していくし

閑話小題 ~大谷翔平の心身統一法とは

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  * 大谷の精神の支柱に、中村天風の経験論がある
◉ 中村天風の名言に「心身統一法」がある。
<「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に生きよ」、
「『終始一貫』… 勇気一貫で押し切るのだ」など…がある。
大谷が熟読した哲学書の紹介とも受け取れるが、実は、講談社が発行した
『感動の創造 新訳 中村天風の言葉』である。
 
◉ 30年前の経営セミナーで、『成功の実現』という中村天風の書を知り、
 当時、1万2千円もしたが思い切って買った。その値段の価値は充分あり
満足をした。1988/09の頃の話である。 神かかった語り口調で一言一言が
魂のこもった内容。 この思想は、大谷が渡米直前に手にした本。青少年
時代から学び実践してきたのではない。 …当時、唯我独尊の実践で独り
悩むことが多かったが、この書と『精神力』を読も加味することで、シップ
のように、腫れがひいていった。5~6年前に、シリーズで、天風の思想に
ついて書いてあった。
  ~以下、参照~ (ブログ内、検索より)

・・・・・・
5212,3%の本当に幸せな成功者から学んだこと
2015年06月22日(月)
      『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著)
  * 世の中全体の一割が成功者、3%が心満たされた人たち
 この本に、【いわゆる「成功者」「お金持ち」と言われる人たちは、世の中
全体の10%ほどいて、7%が「お金があっても時間がないとか、人間関係や、
健康に恵まれておらず、本当に幸せでない」と言われている。】とある。
 別に、金満や、成功者でないとしとも、5人、いや3人に2人は、けっこう
幸せと思っているようだ。 私の場合、会社整理というハードランディングに
近い着陸だったが、ショックによる鬱症対策に、早朝から就寝するまで、好きな、
楽しいと思えるスケジュールを組みこんだ。そうもしないと、自滅する可能性が
あった。いや、現在もである。 それらを、淡々とこなすことで、心身の健康
管理をしている。 このストレスの「苦」は、たやすく消せるシロモノでない。
それをカバーすには、その3~6倍の「楽」をスケジュールに組み込むしかない。
 著者はテーマで、3%が心満たされる人と決めつけているが、私の見立てでは、
金満でない人も含めると、3割。そのうちの上位の一割の3%が、十分に心満た
されているということか。 金だけは有るにこしたことはない。
 去年の暮れに、【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】エイカー著
を取上げたが、その中で、<ボジティブ比~繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」
を、マルシャル・ロサダが発見、2・9013という数字で表した。 これは、業績の
よいチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と「ネガティブな意識」
が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功はもたらされない> 
という法則を取り上げた。大富豪になるほど、その比率が飛躍的に高くなると
著者は言いたいようだ。 世の中を見渡すと、『貧すれば鈍す』か、
その真逆である。上手くいったから、成功したから豊かということではなく、
豊かだから上手くいく。 で、どうした? どうもしません! 全て夢幻。
 ところで面白い時間帯を見つけた。 20時から4時間爆睡後の、0時から4時。
意識し、茫洋として無意識との塀上と見立て過去、現在を浮遊する。
 これ、昼間やると、ボケ!

・・・・・・
5942,閑話小題 ~「ベストエフォート」とは
2017年06月22日(木)
   * 「ベストエフォート」とは
 「ベストエフォート」とは、《日々、できる限り全力を尽くしている感覚を
持つことで、大きな結果が出なくとも、全力を出していることが大事と考える。
例えば、大事業を起こせなくとも、毎日、やれるだけのことをしているという
実感があれば、それで十分と考え、自分を支える継続的な成功体験になる。》
 このベストエフォートの言葉を知った時、この随想日記を16年、続けてきた
意味そのままを言当てられたように思えた。
『ともかく、ベストをつくして一日一文を書き上げる』と。
 6年前の節目で、挫折からの落込み対策に「少し厳しい日課」を立て、
実施してきたが、これが私にとって「ベストエフォート」のプログラム?
私の範囲では、これ以上ないプログラムだったが、数ヵ月もしない内に習性
になり、現在に至っている。鬱症状態に追詰められる前の、事前の一策である。
 面白いことに、この日程を熟す内に、何かしら面白い感覚、「内なる自己」
というか、「真なる自己」が、クッキリと浮上がってきた。その視線で他者と、
普段の自己の間に顔を出すのである。
 ~ネット検索によると、こうとも~
《最大の結果を得られるよう努力することをいう。通常、委任契約等における
 受任者の負うべき義務を規定する場合に使われる用語で、そのような努力が
なされないときは債務不履行責任を負うものの、そのような努力がなされた
うえは、結果に対する責任を負わないことを定める際に用いられる。》
 仏教でいう『全機=十分に機能する人間』と意味が似ている。人は須らく、
ひたすら努力をして、結果は天にまかせるしかないもの。

・・・・・・
4847,閑話小題 ー75歳が死の目安が、級友と一致
2014年06月22日(日)
   * 75歳が死の目安が級友と一致して
 前回、葬式で連合いを亡くしたばかりの同級生のことを書いた。
私が「75歳を死亡年齢に目安に、歯医者以外、病院に行かないことにした」
と他の級友から聞き、曰く、「数年前に、ある病院で検査をしたところ、肝臓
に、オデキがあると言われ、肝臓ガンと覚悟を決め、親戚を集めた家族会議を
して、生前葬の案も出たが、その前に、別の病院で検査を勧められ、再検査を
したところ何もなかった。それから、一切の検査をしないことにした。
母親と父親の死亡年齢を合計し、半分にすると75歳。その年齢の目安と、
病院に行かない方針が同じことに、驚いた」と。しかし、死や、生について
の知識を持っている様子がなく、漠然とした不安が全体を覆っていた。
少しでも、その類の知識を持ったと持たないとでは雲泥の差になるが・・ 
 私の平均余命11年。そのうち介護年齢9年、寝たきり6年とすると、
決して長寿は、私らしくない。下手に治療で死にそこなうと、薬の逆効果で、
拷問のようは束縛の寝たきりか、痴呆症が出てくる。ならば出たとこ勝負。
75歳を目標、目安にした。その分、運動量を多くし、食生活を気をつけて
いるが、いざ、余命を告げられ、目先は後悔をして逝くことになっても・・ 
死に方、自分の選択も有りである。
   * つれづれに
 ー「事業人生を決心して45年」の語り直しーをテーマに、回を重ねて
書いているが、思いもよらない当時の記憶、40数年前の出来事が、昨日の
ように、次々に連動してフラッシュバックしてくる。それだけ、激しい日々
だったが、封印しておいた記憶を見つめ直すのは、当時の自分を慰め、癒すと
同時に、多くの過ちを知り、後悔も出ることになる。それは、それぞれの
行蔵から、自省をすることにもなる。私は何をしてきたのだろう? 
「面白かった!」だけでは済まない、未熟な己が、厳然と、そこにいる。
神様は、人生を自省させるため、老後という余白を人生に与えたようだ。 
 私を含めた大部分には、基礎教養の絶対量が足りてない。だから
「死ぬまで勉強」が必要になる。周辺を見わたすと、それが分かるが、
自分自身になると分からないのが人間の性。
 「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」
=「往ける者よ 往ける者よ 彼岸に 往ける者よ さとりよ 幸いあれ 」。 
「往ける者よ」を「過ぎ去りし日の自分」に置換えて、「青き者よ、
幸いあれ!と、祈り直すしかない。成るほど、私は、こんな人間だったか!
と・・  南無阿弥陀仏の念仏は、そのためある! 私もお近い ようで? 
「では、皆様、さようなら!」

・・・・・・
『人類は絶滅を逃れられるのか―」
2008・03/22
      『人類は絶滅を逃れられるのか―
              ―知の最前線が解き明かす「明日の世界」』 
     * 否定論: 未来は暗い! 
  「人類が今世紀中、生存可能か否か?」の設問に当初は、冗談にしか思え
 なかったが、今では3割は有りうると思うようになった。ロシアのスパイ上り
の大統領の策謀で、アメリカ大統領が選出され、アメリカ国内だけでなく、
世界が混乱の際に陥っている現状を見るにつけ、悲観的になるのも当然のこと。
  
   〜マルコム・グラッドウェル
☆ 進歩は新たなリスクを生む
 有る問題を解決する進歩は、新たな問題を生む。
  原子力がいい例。原子力は良いエネルギー源だが、究極的には街を吹飛ばす。
☆ 1%のリスクが進歩を台無しにする可能性がある
 人類の99・9%の暮らしが昔より良くなった、残りの0・1%で、恐ろしく
 惨めな状況に突き落とされる可能性がある。ソ連ではスターリンの一人のため、
  2000万人が殺された。この男一人以外全員が天使だったとしてもである。
  私たちはキリスト教の起源から現代まで進歩に取りつかれていたようだ。
  今はAIの時代である。人間は進歩により、自分の能力への不満を補ってきたが、
  テロリズムと気候変動のリスクは増大する。

  〜アラン・ド・ボトン
☆ 人間の本質は1000年たっても変わらない
 人口爆発の危機、核戦争へのシナリオ、増大し続けるテロ、AIの脅威、
  気候変動リスク…が山積み。
☆ データ(寿命、貧困、平和、民主主義といった指標)によって人間の暮らしは
 豊かになっているのは既に証明されているとする肯定派に対して、5年、10年後、
  25年後に人類が今より進歩していると言う保証は全くないと言う否定派。
・人間は結局「死への恐れ」と「妬み」から自由になれない/絶対的な貧困は未来
  でも消えることはない。寿命がいくら伸びてもそれに対応する「哲学」を人類は
 持っていない。
・人間の脳は不完全だ
 ・世界史の災禍は完璧主義が引き起こしてきた。

 ▼ インド、中国で10億人が貧困から脱出しても、その隣では、怒れた独裁者
  一家が国を私物化し、核ミサイルを恐喝手段にした危険極まりない戦争の間際
に陥っている。 しかし、アメリカも同じか… 人間という生き物、欲望に際限
はなく、どんなに豊かになっても、満足することはない。進歩をしても、満足が
出来ないから始末が悪い。人間の肯定と否定感の比率は、2対1というが、会場の
聴衆も大たい、その位の7対3の割合だった。ところで、進歩を内的、外的に分け、
 学生時代に比べて、『進歩をした? 後退をしたか? どうだ?』と問われたら、
 如何だろう? 『山は高くなった反面、谷は深くなった!』になるが… 
 『こんな筈ではなかった!』か、『こんな時代を経験出来ようとは、進歩7対、
ところにより後退3じゃないか! ただ、面白かったと言えるだけ幸せか。』
 自分に対する言訳のところもあるか。「日々、是、口実」で良いじゃないですか!

・・・・・・
4755,そんなに長生きしたいですか ー7
2014年03月22日(土)
    『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
    * 早いーうまいー安いー
現状の終末医療の現状を知れば知るほど、恐ろしくなる。以下の内容が現実。
 《 ある医療講演会で、こんな話を聞きました。「早い!うまい!安い!」
  という看板のスライドを見せて、これはある牛丼屋の宣伝文句ですが、
うしろに「治療」という言葉をつけると、そのまま病院のキャッチフレーズに
 なるというのです。たしかに、早い治療、うまい(上手い)治療、安い治療は
患者にとって最良のもの。講演者はさらに続けて言いました。
 「『治療』の代わりに、「死」という言葉をつければ、今度は理想の末期医療
になります」早い死、うまい死、安い死というわけです。なるほど、うまいこと
 を言うなと、私は感心しました。・・ その発想だけでは現実は立ち行かない。
 患者はほとんど見込みがなくても治療を求める、医師は治療すればするだけ
儲かる、この状況では、医療費が膨大になって当然。そろそろ冷静になって、
 現実をしっかり受け止め、無駄な延命治療から死を支える医療に転換すべき
 ではないでしょうか。 死を支える医療は、よけいな治療をしません。
 医療費が安くなれば、患者側も自己負担が少なくてすむし、国民の医療費も
削減されます。これで困るのは、無駄な治療で収入を得ている医師だけでしょう。
 早い死というのは、患者を見捨てることでありません。苦しむ時間を短くする
 という意味です。病気や老いと闘いながら、精いっぱい生きてきた人も、死が
近づくとどうしても衰弱します。食事や排泄などが自力でできなくなり、これ
以上生きることの意味が見出せなくなってしまいます。それを理想主義的な
励ましで無理にがんばらせたり、延命治療で長引かせるのは残酷なことです。
 死は自然の成行きですから、どこまでも抵抗するのは不毛です。極論かも
 しれませんが、死が避けられない状態になってから、少しでも長くとあがくのは、
 手遅れだと私は思います。そうなる前に時間は十分あったはずです。・・・ 》
▼「終末期医療費が全老人医療費の2割を占める!とか、国民一人が一生に
 使う医療費の半分が、死の直前の二ヶ月に使われる!」という報告がある。
だから、医療側からすると、可能な限り生かしておいて方が良いことになる。
 生かしておいて拷問の苦しみを与え、その治療費を膨大に絞るとる末恐ろしい
現実が、そこにある。末期ガンは、どのみち助からない。だったら死をサポート
 する医療があるべきである。これでは入院前に、青酸カリか、致死量の睡眠薬
準備をしておくべきと、考えてしまう。そう簡単には、死ねないのである。 
 良くも悪しくも死ぬまでは生きている。死ぬのは挫折でも、何でもない。
 目出度いことなに、何で延命をするか、それが利益のためなら、
 犯罪的システムではないか。
・・・・・・
5850,物語で経験する「生老病死
2017年03月22日(水)
       <老いの風景 ー物語で経験する「生老病死」〜石光勝(著) >
   * 経験の4つの形と、物語化
  経験の意味を、ここで理解しやすく紹介している。 〜P/18
 ≪ 本屋大賞吉川英治文学新人賞などを受賞した冲方丁が『天地明察』で、
  「人間は経験したことがないものを、理解できない」としてうえで、経験には
4つの形があると言います。
  【人間は、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の5感で直接的経験をする。
  生きていくうえで、それだけに足りず、他者の経験による間接的経験に
依存する。しかし、誰にも実証は不可能な神話的、宇宙的な経験をする。
こういた3つの経験をもとに万人に伝える形にするのが第四の経験、いわゆる
物語です。物語は架空にあるにかかわらず、時には社会を動かすような力を
発揮します。】
  つまり、物語を読むことが‘経験’になるというのです。
 言われてみれば、私たちは『三国志』で、中国の後漢時代を、『戦争と平和』で
帝政ロシア時代を、『竜馬がゆく』で日本の幕末期を経験した。それは世界史や
日本史の資料や知識では決して得られなかったはずです。
  批評の神様の小林秀雄の同じようか言葉に出逢いました。
 「経験という言葉は西洋の言葉だが、誰も合理的な経験なんてしません。
ナマの経験の意味というのは、各自みんな自覚しえないものです。みんな、
 自分の経験に対しては支離滅裂なことしかわからない。そこで創作という形式が
必要になる」というのです。これを逆に捉えると、創作という形式の物語によって
初めて、合理的な‘経験’が得られるということでしょう。≫
 ――
 ▼ 16年続けてきた、このテーマ日記は、毎日の読書や体験をテーマを元に、
  物語化の創作をしていることになる。事業人生45年をテーマに、50回以上に
 わたって書いたのも支離滅裂で行き当たりばったりの転職、転業を、尤もらしく
文章化をすることで、合理的経験として修練したに過ぎない。人生など、所詮、
その程度のことでしかない。それぞれの人にとっての物語化の方法がある。
 散歩の最中、頭に浮かぶ雑念を、物語化するとか、旅行に出て、日常に溺れて
 いる自分を見つめ直すのも一人語りの物語化になる。そのためには独りの場が
必要になる。毎日、TVで楽しんでいる映画とドラマも、その物語を経験をして
 いることになる。だから、やみ雲にみないことだが… 著者は、現在進行形の
生老病死」の「老」を‘経験’するために、小説などにある「老い」を訪ねる
 という奇妙な構図の物語なら、面白、可笑しく、哀しく共感する内容である。
 山の麓から見ていた「老い」の雲に、一歩踏み込んだ霧の中で、一日一日、
 「老」と「死」の何たることかを問うている道先案内人の言葉は、重く響き
 わたってくる。還暦、古希を過ぎ、霧は晴れたり、濃霧になったりである。
 前をみれば、日々、人数が減り、横をみれば、バタリバタリと… 
  生きている限りは、他人はお先! である。 
・・・・・・
4388, 「うつ」かもしれない ー3
2013年03月22日(金)           
   * ウツの治療 ー「うつ」かもしれないー
            死に至る病とどう闘うか〜磯部潮著
  ウツ症とウツ病の境は、日常生活に支障をきたすかどうか、軽症か重症かは、
 「死にたくなる度合い」がが目安という。逆にいえば、それだけ苦しいのである。 
 身近にも自死した人が何人かいる。共通しているのは、真面目で、几帳面、感情
は表に出さず、周りの人を思いやる心優しさがある。また、考えに弾力性がなく、
 自分一人に固まっている。 こういう人が暴発すると秋葉原の無差別殺人のよう
 になる。私がウツ病に何で興味があるかというと、人間の原点が、見え隠れする
 かである。人生は生易しくはない。要は難題への対処である。息をつくところが
 ないと、ストレスが蓄積していく。ウツの治療には、「薬事療法」と「認知療法
がある。薬事療法は、医者と相談して症状にあった薬をみつけ最小を前提に治療
すること。それに対し認知療法は、ウツの人の持つマイナス思考、悲観的考え方
を修正するスキルをいう。私は昔から、その類の本を身近において常に手に
取ってきた。その一つに中村天風の一連の「積極一貫」の哲学の本がある。
これは本当によい。 ウツによる歪みが固定化されると、「視野狭窄」に陥り、
 自殺の危険性が出てくる。だから普段より予防剤として、少し気持ちが落ち
込んだとき手にする習慣をつけておくとよい。この本にある、
 「「5つのコラム」も心のコントロールによい。
 1枚の紙に5つのコラム(欄)を作って、何か問題が起きたときの状況や
自分の考えを書き留めていく方法で、頭であれこれ考えるよりも、冷静に
客観的に検討することができる。5つのコラムのうち、(状況、感情、自動思考)
の3つは、自分の「認知のゆがみ」をはっきりとさせるのに役立つ。
あと2つのコラム(別の見方・考え方と最終的な心の変化)を合わせて
書いていくことで、「認知のゆがみ」を直すに役立つ。
  第1コラム 状況(気持ちが落ち込んだり、不安になったときの出来事)
  第2コラム 感情(不安、怒り、悲しみなど))
  第3コラム 自動思考(不快な感情を経験するときに心に浮かんだ考え)
  第4コラム 自動思考とは別の見方・考え方
  第5コラム 最終的な感情と考え(心の変化)
ここで詳細を省くが、ネット検索で「5つのコラム」で調べると、事例が
数多く出てくる。 著者は、日常生活での日々の習慣づけは大変なので、
 第三と、第四だけを頭に思い浮かべるシュミレーションを薦めている。
 書いるうちに自分の思考の癖が見えてくるだけでも効果がある。
 心は荒馬のようなもの、時間と愛情をかけて乗りこなしていくしかない。

 

閑話小題 ~ユダヤの教え~ 「イヒエ・トーヴ」

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   * 何とかなるさ、人生は
≪ 日常生活で 言うにいえない逆境に 立たされることがある。
 そんなとき 地獄の底で永遠にもがき苦しむような 絶望に立たされる。
解決の 糸口も 見出すことができず 逆に 泥濘 にはまるかの如く事態になる。
そんなとき、ユダヤの人たちは 「あわてず 待っていれば、そのうちに
しあわせが やってくるだろう」と 信じるのです。なぜかというと
親を信じるがごとく心から 神を信じていれば 神は きっと
私たちの未来を良くしてくださると 信じているからですね。≫
 ▼ …母親の口癖が
<私には幼児の頃に亡くなった父が守護霊がいて何時も守っている。>
 そうとしか、考えられないの!> これを神の力と妄想したのが宗教。
人生を振りかえると危機の連続だった。他者は基本、誰も助けてくれない。
本来、人生とは押寄せる難問、危機を乗越えることと、割切ってしまえば良い。
ならば計決を愉しめばよい。 対事する問題解決は5分5分だが、経験があって
考えるためか、身近の誰かに相談するため、自ずから確率が上がる。
後は時間が解決してくれる。 少なくとも他者に助けを求めない。
自分の問題として解決するしかない。
――
――
   * 失う哀しみの感情は、得る喜びの2倍は強い
 人間は基本的には保守的で、これが人間の行動範囲を狭める由縁。
そして、ヘドロ化してガスになり、毒素をまき散らす。
< 失う哀しみの感情は、得る喜びの2倍は強い>を、常に意識して
 おかないと… 若い時の恋愛が然り! 哀しみは、喜びより数倍は
内的に深く沁みとおり、後さき繰返すことになる。
逆に<得た喜びは、至高体験は、その過程で失った哀しみの数倍は強い。
あの感激、感動は、何ものにも変え難い。それが、端的に現われ出るのが、
大自然に隠された一期一会として自ずから発する神秘の力。それが内なる、
それと同化した時に現われる大自然の神秘の能力!それが悟りかも。

・・・・・・
7039,閑話小題 ~一日、15万人の感染者
2020年06月22日(月)
   * 初めて聞いた時は
 ニュースで「一日、15万人の感染者」数値を聞いた時に、エッ?と耳を疑った。
一月だと450万人、一年で5400万人になる。2・5%の確率で亡くなるとしたら、
135万人が… 後進国だと医療制度が無いに等しいので、その倍の人が… 
景気に水をさすようで意図的に話題にしない空気が流れているような… 
しかし、現実は現実。
 
≪ 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は19日、新型コロナ ウイルスに
ついて、前日の世界の新規感染者が15万人超と過去最大となり、「 パンデミック
(世界的流行)は加速している」と表明した。 氏は「世界は新たな、危険な
段階に入った」と強調。「多くの人が家にとどまることにうんざりしており、
各国は社会・経済活動の再開を熱望している」と指摘した上で「しかしこの
ウイルスは依然として急拡大しており、致死的だ」と警告した。 ≫
 ―
▼ これで、何故に規制を緩めるのか? 経済無くば、生活が成り立たないため、
 財源が無いなら止むを得ない。厳しいところ。 何しろ、1万、1万2千年前から
の人間の本分の否定?なら、これまた…  問題は、後進国の人たちがスマフォを
持っていること。生々しい残酷なシーンがライブで発信される。これでは暴動が
世界各地で生じる。昨日の朝、チャリで信濃川・土手のコースを一周したが20人位
のグループでマスクをしている人はゼロ。一晩んで、よくぞ変わるものと…
…かく言う私も、先週末に久々に「シネマ館」に。 それでも10人位は入館者が!

・・・・・・
6672,閑話小題 ~教養とインテリジェンスは違う!
2019年06月22日(土)
    * 考えさせられる日々
 3時半に起床。書上げて、去年の同月同日分を読返してハッとした。
18年以上、毎日一文章を書き、公開を続けている。それにより、考えを文章化、
物語化する能力は少しは付いた。 しかし、何かしら足りない基礎知識が…
これは第三者からは丸見え? 気持ちがインテリジェンスばかりに向かい、
人間としての誠実さ、篤実さなどの何か欠けていたのでは? 
  ~去年の同月同日分にある一文~
【 教養とは生き残るために必要な知恵のことですが、
 インテリジェンス=教養 ではありません。知性や理解力に訳される
インテリジェンスは、極論すればゴキブリや猫に対しても使える概念です。 
しかし人間にしか使えない知恵は、知識に裏付けされてなければいけない。
教養とは「知識に裏付けされた知恵」です。知識に裏付けされた知恵を持つと
いうことは、考えを言語化できるということです。…
 …教養とは疑う力である。自分で考える力のない人間が教養書を読んだ
ところで、色眼鏡で世の中を見るようになるだけだ。… 】
 これからすると、50年以上の読書歴からして、18年間の個人HPでの一日
一文の物語の作成(テーマ日記)の継続の習慣から得た社会現象の解読や、
新たな知識の公開を続けた。しかし国内外の古典などの知識の絶対的不足が
ベースにある? 今さらだが… これが私の何か残された人生の課題か?
何を私は、焦っているのだろう。今さらだが、遊べ、楽しめ、自由になれ!
そして、愛せ! さらに飛べ! それより、少し呆けっとしたら? 

・・・・・・
6309,読書日記 ~「知」の読書術
2018年06月22日(金)
            <『「知」の読書術』佐藤優著>
   * 電子書籍専用端末は別物で持つべし
 この本の圧巻は、第二部の「知のツール」の活用法
  ー第五章 私が電子書籍を使うわけー 電子図書関係への提言である。
≪・まず、本は紙で読め。流し読みや復習は電子書籍専用端末が適して
 いるので、両者の併用を勧める。
タブレット電子書籍専用端末は別物で、電子書籍を真剣に考えるなら、
 迷うことなく専用端末を買うことを勧める。そのメリットは、「ネット断ち」
 が可能になるため。どうしてもネットサーフィンなど、他のアプリに…

・過って読んだ本、つまり二冊目の本を買うことです。端末が、「携帯図書館」
 になるから。携帯化にはさまざまなメリットがある。これを持ち歩くと、
 何度も再読が可能になり、理解が深まり上に、知識が定着しやすい。
 著者は、『カラマーゾフの兄弟』をキンドルに入れて、時々読んで、最大の
 山場である「大審問官」について正確に話すことができるようになった。
・また自発光でないので、目が疲れない。
・電子図書は「流し読み」にも向いている。平凡社の世界大百科事典を電子辞書
 で持ち歩く。
  ~教養にカネを惜しまない。
◉ 教養とは生き残るために必要な知恵のことですが、
インテリジェンス=教養 ではありません。知性や理解力に訳されるインテリ
ジェンスは、極論すればゴキブリや猫に対しても使える概念です。 しかし
人間にしか使えない知恵は、知識に裏付けされてなければいけない。
教養とは「知識に裏付けされた知恵」です。知識に裏付けされた知恵を持つと
いうことは、考えを言語化できるということです。
 ―カスタマー・レビューより―
【・そもそも教養というものは、著者の言うところの「情報」や或いは「経験」
 に触れる積み重ねの中で自らの頭で考え、得られたものを言うのであって、
いわゆる教養書と言われるものを読んだから「教養」が得るわけではないはず。
そのときに得られた(と思い込んでいる)「教養」なるものは、単なる「受け売り」。
「教養と情報」の差異よりも、むしろ強調すべきは「教養と受け売り」の違いで
あろう。著者の言うことを真に受けるなら、その教養書を書いた人間の「教養」は
一体どこから得たのかという話になる。こういうところに著者の詐術が潜んでいる。
・また、著者が勧めるようないわゆる教養書はかなりクセの強いものが多い。
大して知識のない人間がいきなりそのような本に接すれば変に影響を受けすぎて、
自分の基礎になる考えがそれによって固まってしまう可能性がある。そして、
そもそもの話で言うなら、情報を集積してそれを自らの頭で分析・解体・統合
(=教養化)することのできない人間が、無理にお仕着せの教養などを身につける
必要はないのである。「マルクスを読んでマルクスを疑う」くらいの知的能力の
あるもののみが教養を身につける資格を有する。 マルクスを読んで「なるほど
なあ、資本主義反対!」などと納得してしまうとしたら、その知識は単なる
「受け売り」であって「教養」とは言わない。
教養とは疑う力である。自分で考える力のない人間が教養書を読んだところで、
色眼鏡で世の中を見るようになるだけだ。】

▼ 私の読書録など、受け売れでしかなかったのか。しかし、タドタドシク、
 書込み、記録し、繰返し読みかえすうちに、自然と身についている実感はある。
誰もが最初は受け売りしかないだろう。

・・・・・・
4480, 宇宙に外側はあるか
2013年06月22日(土)
   ー内容紹介ー    「宇宙に外側はあるか」松原隆彦 (著)
◎ 私たちの住んでいるこの宇宙がここに確固として存在している、
 つまり唯一絶対の存在である、ということは疑いようもなく当たり前の
 ことだと思われるでしょうか。実は、現代の物理学の知識をもって
 この宇宙を眺めてみると、そんな基本的なことさえも疑わしくなってきます。
 いま、人類の宇宙を見る目は大きく開かれつつある。宇宙の何がわかって
 いて、何がわかっていないのか? 宇宙の全体像とは?  
 宇宙の「外側」とは? 人類はどこまで宇宙のことを知ることができるのか? 
 現代宇宙論のフロンティアへと旅立つ一冊。
◎ 目 次 第 1 章 初期の宇宙はどこまで解明されているか
  第 2 章 宇宙の始まりに何が起きたのか
  第 3 章 宇宙の形はどうなっているのだろうか
  第 4 章 宇宙を満たす未知なるものと宇宙の未来
  第 5 章 宇宙に外側はあるか
▼ 宇宙論を分かりやすく解説してあって、私のように最近、興味を持ち
 始めた素人向けの本。村山斉著「宇宙は何でできているのか」と
「宇宙は本当にひとつなのか」のフォローに丁度良い内容。
村山斉の著書は、明快で分かりやすいが、それでも一歩も二歩も踏み込んだ
内容だが、この本の第1章から第4章までは、宇宙論の優しい入門のあらまし。
第5章で、マルチバースがあるかないかに触れているが、ハッキリした説明が無い。
私のような入門者にとって第1~第4章の方が、噛み砕いてあって、分かりやすい。
 村山斉の二冊を含めた三冊が私にとっての宇宙入門書になるが、としても
何がなにやらである。 プロローグに 
≪ 現代宇宙論が明らかにしたことの中で最も大きな驚きのひとつは、
「宇宙は永遠不変のものではない」という事実。約137億年前に宇宙の始まり
があるという「ビッグバン理論」が確立したことで、このことが明らかになった。
この宇宙に「始まり」があることがわかると、根源的な疑問がたくさん湧いて
きます。≫ がある。 ーその疑問とは、
「宇宙はどうして始まったのか」
「宇宙が始まる前は何だったのか、宇宙が始まる前の宇宙は宇宙ではないのか」
「宇宙に始まりがあるなら、宇宙に終わりもあるのか」
「宇宙に終わりがあるとすると、宇宙の終わりの後には何があるのか。
 次の宇宙が始まるのか」
「そもそも、始まったり終わったりするような宇宙はどこに存在するのか。
 この宇宙よりももっと大きな、何か得体の知れないものの中にこの宇宙が
 あるのか」 等々である。マルチバース、それも10の5百乗の宇宙の存在
 の可能性には驚いた。村山斉著「宇宙は本当にひとつなのか」に詳しく
 書いてあるが、コペルニクスの地動説と同じ位の驚きを与えた根源的な問題
 である。そうこう考えると、再び、人間原理の問題の戻ってきざるを
 得なくなる。 宇宙は面白い! 宇宙お宅のブログにはビックリ。

・・・・・・
5212,3%の本当に幸せな成功者から学んだこと
2015年06月22日(月)
      『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著)
  * 世の中全体の一割が成功者、3%が心満たされた人たち
 この本に、【いわゆる「成功者」「お金持ち」と言われる人たちは、世の中
全体の10%ほどいて、7%が「お金があっても時間がないとか、人間関係や、
健康に恵まれておらず、本当に幸せでない」と言われている。】とある。
 別に、金満や、成功者でないとしとも、5人、いや3人に2人は、けっこう
幸せと思っているようだ。 私の場合、会社整理というハードランディングに
近い着陸だったが、ショックによる鬱症対策に、早朝から就寝するまで、好きな、
楽しいと思えるスケジュールを組みこんだ。そうもしないと、自滅する可能性が
あった。いや、現在もである。 それらを、淡々とこなすことで、心身の健康
管理をしている。 このストレスの「苦」は、たやすく消せるシロモノでない。
それをカバーすには、その3~6倍の「楽」をスケジュールに組み込むしかない。
 著者はテーマで、3%が心満たされる人と決めつけているが、私の見立てでは、
金満でない人も含めると、3割。そのうちの上位の一割の3%が、十分に心満た
されているということか。 金だけは有るにこしたことはない。
 去年の暮れに、【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】エイカー著
を取上げたが、その中で、<ボジティブ比~繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」
を、マルシャル・ロサダが発見、2・9013という数字で表した。 これは、業績の
よいチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と「ネガティブな意識」
が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功はもたらされない> 
という法則を取り上げた。大富豪になるほど、その比率が飛躍的に高くなると
著者は言いたいようだ。 世の中を見渡すと、『貧すれば鈍す』か、
その真逆である。上手くいったから、成功したから豊かということではなく、
豊かだから上手くいく。 で、どうした? どうもしません! 全て夢幻。
 ところで面白い時間帯を見つけた。 20時から4時間爆睡後の、0時から4時。
意識し、茫洋として無意識との塀上と見立て過去、現在を浮遊する。
 これ、昼間やると、ボケ!

・・・・・・
5942,閑話小題 ~「ベストエフォート」とは
2017年06月22日(木)
   * 「ベストエフォート」とは
 「ベストエフォート」とは、《日々、できる限り全力を尽くしている感覚を
持つことで、大きな結果が出なくとも、全力を出していることが大事と考える。
例えば、大事業を起こせなくとも、毎日、やれるだけのことをしているという
実感があれば、それで十分と考え、自分を支える継続的な成功体験になる。》
 このベストエフォートの言葉を知った時、この随想日記を16年、続けてきた
意味そのままを言当てられたように思えた。
『ともかく、ベストをつくして一日一文を書き上げる』と。
 6年前の節目で、挫折からの落込み対策に「少し厳しい日課」を立て、
実施してきたが、これが私にとって「ベストエフォート」のプログラム?
私の範囲では、これ以上ないプログラムだったが、数ヵ月もしない内に習性
になり、現在に至っている。鬱症状態に追詰められる前の、事前の一策である。
 面白いことに、この日程を熟す内に、何かしら面白い感覚、「内なる自己」
というか、「真なる自己」が、クッキリと浮上がってきた。その視線で他者と、
普段の自己の間に顔を出すのである。
 ~ネット検索によると、こうとも~
《最大の結果を得られるよう努力することをいう。通常、委任契約等における
 受任者の負うべき義務を規定する場合に使われる用語で、そのような努力が
なされないときは債務不履行責任を負うものの、そのような努力がなされた
うえは、結果に対する責任を負わないことを定める際に用いられる。》
 仏教でいう『全機=十分に機能する人間』と意味が似ている。人は須らく、
ひたすら努力をして、結果は天にまかせるしかないもの。

・・・・・・
4847,閑話小題 ー75歳が死の目安が、級友と一致
2014年06月22日(日)
   * 75歳が死の目安が級友と一致して
 前回、葬式で連合いを亡くしたばかりの同級生のことを書いた。
私が「75歳を死亡年齢に目安に、歯医者以外、病院に行かないことにした」
と他の級友から聞き、曰く、「数年前に、ある病院で検査をしたところ、肝臓
に、オデキがあると言われ、肝臓ガンと覚悟を決め、親戚を集めた家族会議を
して、生前葬の案も出たが、その前に、別の病院で検査を勧められ、再検査を
したところ何もなかった。それから、一切の検査をしないことにした。
母親と父親の死亡年齢を合計し、半分にすると75歳。その年齢の目安と、
病院に行かない方針が同じことに、驚いた」と。しかし、死や、生について
の知識を持っている様子がなく、漠然とした不安が全体を覆っていた。
少しでも、その類の知識を持ったと持たないとでは雲泥の差になるが・・ 
 私の平均余命11年。そのうち介護年齢9年、寝たきり6年とすると、
決して長寿は、私らしくない。下手に治療で死にそこなうと、薬の逆効果で、
拷問のようは束縛の寝たきりか、痴呆症が出てくる。ならば出たとこ勝負。
75歳を目標、目安にした。その分、運動量を多くし、食生活を気をつけて
いるが、いざ、余命を告げられ、目先は後悔をして逝くことになっても・・ 
死に方、自分の選択も有りである。
   * つれづれに
 ー「事業人生を決心して45年」の語り直しーをテーマに、回を重ねて
書いているが、思いもよらない当時の記憶、40数年前の出来事が、昨日の
ように、次々に連動してフラッシュバックしてくる。それだけ、激しい日々
だったが、封印しておいた記憶を見つめ直すのは、当時の自分を慰め、癒すと
同時に、多くの過ちを知り、後悔も出ることになる。それは、それぞれの
行蔵から、自省をすることにもなる。私は何をしてきたのだろう? 
「面白かった!」だけでは済まない、未熟な己が、厳然と、そこにいる。
神様は、人生を自省させるため、老後という余白を人生に与えたようだ。 
 私を含めた大部分には、基礎教養の絶対量が足りてない。だから
「死ぬまで勉強」が必要になる。周辺を見わたすと、それが分かるが、
自分自身になると分からないのが人間の性。
 「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」
=「往ける者よ 往ける者よ 彼岸に 往ける者よ さとりよ 幸いあれ 」。 
「往ける者よ」を「過ぎ去りし日の自分」に置換えて、「青き者よ、
幸いあれ!と、祈り直すしかない。成るほど、私は、こんな人間だったか!
と・・  南無阿弥陀仏の念仏は、そのためある! 私もお近い ようで? 
「では、皆様、さようなら!」