閑話小題 ~ユダヤの教え~ 「イヒエ・トーヴ」

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   * 何とかなるさ、人生は
≪ 日常生活で 言うにいえない逆境に 立たされることがある。
 そんなとき 地獄の底で永遠にもがき苦しむような 絶望に立たされる。
解決の 糸口も 見出すことができず 逆に 泥濘 にはまるかの如く事態になる。
そんなとき、ユダヤの人たちは 「あわてず 待っていれば、そのうちに
しあわせが やってくるだろう」と 信じるのです。なぜかというと
親を信じるがごとく心から 神を信じていれば 神は きっと
私たちの未来を良くしてくださると 信じているからですね。≫
 ▼ …母親の口癖が
<私には幼児の頃に亡くなった父が守護霊がいて何時も守っている。>
 そうとしか、考えられないの!> これを神の力と妄想したのが宗教。
人生を振りかえると危機の連続だった。他者は基本、誰も助けてくれない。
本来、人生とは押寄せる難問、危機を乗越えることと、割切ってしまえば良い。
ならば計決を愉しめばよい。 対事する問題解決は5分5分だが、経験があって
考えるためか、身近の誰かに相談するため、自ずから確率が上がる。
後は時間が解決してくれる。 少なくとも他者に助けを求めない。
自分の問題として解決するしかない。
――
――
   * 失う哀しみの感情は、得る喜びの2倍は強い
 人間は基本的には保守的で、これが人間の行動範囲を狭める由縁。
そして、ヘドロ化してガスになり、毒素をまき散らす。
< 失う哀しみの感情は、得る喜びの2倍は強い>を、常に意識して
 おかないと… 若い時の恋愛が然り! 哀しみは、喜びより数倍は
内的に深く沁みとおり、後さき繰返すことになる。
逆に<得た喜びは、至高体験は、その過程で失った哀しみの数倍は強い。
あの感激、感動は、何ものにも変え難い。それが、端的に現われ出るのが、
大自然に隠された一期一会として自ずから発する神秘の力。それが内なる、
それと同化した時に現われる大自然の神秘の能力!それが悟りかも。

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7039,閑話小題 ~一日、15万人の感染者
2020年06月22日(月)
   * 初めて聞いた時は
 ニュースで「一日、15万人の感染者」数値を聞いた時に、エッ?と耳を疑った。
一月だと450万人、一年で5400万人になる。2・5%の確率で亡くなるとしたら、
135万人が… 後進国だと医療制度が無いに等しいので、その倍の人が… 
景気に水をさすようで意図的に話題にしない空気が流れているような… 
しかし、現実は現実。
 
≪ 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は19日、新型コロナ ウイルスに
ついて、前日の世界の新規感染者が15万人超と過去最大となり、「 パンデミック
(世界的流行)は加速している」と表明した。 氏は「世界は新たな、危険な
段階に入った」と強調。「多くの人が家にとどまることにうんざりしており、
各国は社会・経済活動の再開を熱望している」と指摘した上で「しかしこの
ウイルスは依然として急拡大しており、致死的だ」と警告した。 ≫
 ―
▼ これで、何故に規制を緩めるのか? 経済無くば、生活が成り立たないため、
 財源が無いなら止むを得ない。厳しいところ。 何しろ、1万、1万2千年前から
の人間の本分の否定?なら、これまた…  問題は、後進国の人たちがスマフォを
持っていること。生々しい残酷なシーンがライブで発信される。これでは暴動が
世界各地で生じる。昨日の朝、チャリで信濃川・土手のコースを一周したが20人位
のグループでマスクをしている人はゼロ。一晩んで、よくぞ変わるものと…
…かく言う私も、先週末に久々に「シネマ館」に。 それでも10人位は入館者が!

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6672,閑話小題 ~教養とインテリジェンスは違う!
2019年06月22日(土)
    * 考えさせられる日々
 3時半に起床。書上げて、去年の同月同日分を読返してハッとした。
18年以上、毎日一文章を書き、公開を続けている。それにより、考えを文章化、
物語化する能力は少しは付いた。 しかし、何かしら足りない基礎知識が…
これは第三者からは丸見え? 気持ちがインテリジェンスばかりに向かい、
人間としての誠実さ、篤実さなどの何か欠けていたのでは? 
  ~去年の同月同日分にある一文~
【 教養とは生き残るために必要な知恵のことですが、
 インテリジェンス=教養 ではありません。知性や理解力に訳される
インテリジェンスは、極論すればゴキブリや猫に対しても使える概念です。 
しかし人間にしか使えない知恵は、知識に裏付けされてなければいけない。
教養とは「知識に裏付けされた知恵」です。知識に裏付けされた知恵を持つと
いうことは、考えを言語化できるということです。…
 …教養とは疑う力である。自分で考える力のない人間が教養書を読んだ
ところで、色眼鏡で世の中を見るようになるだけだ。… 】
 これからすると、50年以上の読書歴からして、18年間の個人HPでの一日
一文の物語の作成(テーマ日記)の継続の習慣から得た社会現象の解読や、
新たな知識の公開を続けた。しかし国内外の古典などの知識の絶対的不足が
ベースにある? 今さらだが… これが私の何か残された人生の課題か?
何を私は、焦っているのだろう。今さらだが、遊べ、楽しめ、自由になれ!
そして、愛せ! さらに飛べ! それより、少し呆けっとしたら? 

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6309,読書日記 ~「知」の読書術
2018年06月22日(金)
            <『「知」の読書術』佐藤優著>
   * 電子書籍専用端末は別物で持つべし
 この本の圧巻は、第二部の「知のツール」の活用法
  ー第五章 私が電子書籍を使うわけー 電子図書関係への提言である。
≪・まず、本は紙で読め。流し読みや復習は電子書籍専用端末が適して
 いるので、両者の併用を勧める。
タブレット電子書籍専用端末は別物で、電子書籍を真剣に考えるなら、
 迷うことなく専用端末を買うことを勧める。そのメリットは、「ネット断ち」
 が可能になるため。どうしてもネットサーフィンなど、他のアプリに…

・過って読んだ本、つまり二冊目の本を買うことです。端末が、「携帯図書館」
 になるから。携帯化にはさまざまなメリットがある。これを持ち歩くと、
 何度も再読が可能になり、理解が深まり上に、知識が定着しやすい。
 著者は、『カラマーゾフの兄弟』をキンドルに入れて、時々読んで、最大の
 山場である「大審問官」について正確に話すことができるようになった。
・また自発光でないので、目が疲れない。
・電子図書は「流し読み」にも向いている。平凡社の世界大百科事典を電子辞書
 で持ち歩く。
  ~教養にカネを惜しまない。
◉ 教養とは生き残るために必要な知恵のことですが、
インテリジェンス=教養 ではありません。知性や理解力に訳されるインテリ
ジェンスは、極論すればゴキブリや猫に対しても使える概念です。 しかし
人間にしか使えない知恵は、知識に裏付けされてなければいけない。
教養とは「知識に裏付けされた知恵」です。知識に裏付けされた知恵を持つと
いうことは、考えを言語化できるということです。
 ―カスタマー・レビューより―
【・そもそも教養というものは、著者の言うところの「情報」や或いは「経験」
 に触れる積み重ねの中で自らの頭で考え、得られたものを言うのであって、
いわゆる教養書と言われるものを読んだから「教養」が得るわけではないはず。
そのときに得られた(と思い込んでいる)「教養」なるものは、単なる「受け売り」。
「教養と情報」の差異よりも、むしろ強調すべきは「教養と受け売り」の違いで
あろう。著者の言うことを真に受けるなら、その教養書を書いた人間の「教養」は
一体どこから得たのかという話になる。こういうところに著者の詐術が潜んでいる。
・また、著者が勧めるようないわゆる教養書はかなりクセの強いものが多い。
大して知識のない人間がいきなりそのような本に接すれば変に影響を受けすぎて、
自分の基礎になる考えがそれによって固まってしまう可能性がある。そして、
そもそもの話で言うなら、情報を集積してそれを自らの頭で分析・解体・統合
(=教養化)することのできない人間が、無理にお仕着せの教養などを身につける
必要はないのである。「マルクスを読んでマルクスを疑う」くらいの知的能力の
あるもののみが教養を身につける資格を有する。 マルクスを読んで「なるほど
なあ、資本主義反対!」などと納得してしまうとしたら、その知識は単なる
「受け売り」であって「教養」とは言わない。
教養とは疑う力である。自分で考える力のない人間が教養書を読んだところで、
色眼鏡で世の中を見るようになるだけだ。】

▼ 私の読書録など、受け売れでしかなかったのか。しかし、タドタドシク、
 書込み、記録し、繰返し読みかえすうちに、自然と身についている実感はある。
誰もが最初は受け売りしかないだろう。

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4480, 宇宙に外側はあるか
2013年06月22日(土)
   ー内容紹介ー    「宇宙に外側はあるか」松原隆彦 (著)
◎ 私たちの住んでいるこの宇宙がここに確固として存在している、
 つまり唯一絶対の存在である、ということは疑いようもなく当たり前の
 ことだと思われるでしょうか。実は、現代の物理学の知識をもって
 この宇宙を眺めてみると、そんな基本的なことさえも疑わしくなってきます。
 いま、人類の宇宙を見る目は大きく開かれつつある。宇宙の何がわかって
 いて、何がわかっていないのか? 宇宙の全体像とは?  
 宇宙の「外側」とは? 人類はどこまで宇宙のことを知ることができるのか? 
 現代宇宙論のフロンティアへと旅立つ一冊。
◎ 目 次 第 1 章 初期の宇宙はどこまで解明されているか
  第 2 章 宇宙の始まりに何が起きたのか
  第 3 章 宇宙の形はどうなっているのだろうか
  第 4 章 宇宙を満たす未知なるものと宇宙の未来
  第 5 章 宇宙に外側はあるか
▼ 宇宙論を分かりやすく解説してあって、私のように最近、興味を持ち
 始めた素人向けの本。村山斉著「宇宙は何でできているのか」と
「宇宙は本当にひとつなのか」のフォローに丁度良い内容。
村山斉の著書は、明快で分かりやすいが、それでも一歩も二歩も踏み込んだ
内容だが、この本の第1章から第4章までは、宇宙論の優しい入門のあらまし。
第5章で、マルチバースがあるかないかに触れているが、ハッキリした説明が無い。
私のような入門者にとって第1~第4章の方が、噛み砕いてあって、分かりやすい。
 村山斉の二冊を含めた三冊が私にとっての宇宙入門書になるが、としても
何がなにやらである。 プロローグに 
≪ 現代宇宙論が明らかにしたことの中で最も大きな驚きのひとつは、
「宇宙は永遠不変のものではない」という事実。約137億年前に宇宙の始まり
があるという「ビッグバン理論」が確立したことで、このことが明らかになった。
この宇宙に「始まり」があることがわかると、根源的な疑問がたくさん湧いて
きます。≫ がある。 ーその疑問とは、
「宇宙はどうして始まったのか」
「宇宙が始まる前は何だったのか、宇宙が始まる前の宇宙は宇宙ではないのか」
「宇宙に始まりがあるなら、宇宙に終わりもあるのか」
「宇宙に終わりがあるとすると、宇宙の終わりの後には何があるのか。
 次の宇宙が始まるのか」
「そもそも、始まったり終わったりするような宇宙はどこに存在するのか。
 この宇宙よりももっと大きな、何か得体の知れないものの中にこの宇宙が
 あるのか」 等々である。マルチバース、それも10の5百乗の宇宙の存在
 の可能性には驚いた。村山斉著「宇宙は本当にひとつなのか」に詳しく
 書いてあるが、コペルニクスの地動説と同じ位の驚きを与えた根源的な問題
 である。そうこう考えると、再び、人間原理の問題の戻ってきざるを
 得なくなる。 宇宙は面白い! 宇宙お宅のブログにはビックリ。

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5212,3%の本当に幸せな成功者から学んだこと
2015年06月22日(月)
      『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中(著)
  * 世の中全体の一割が成功者、3%が心満たされた人たち
 この本に、【いわゆる「成功者」「お金持ち」と言われる人たちは、世の中
全体の10%ほどいて、7%が「お金があっても時間がないとか、人間関係や、
健康に恵まれておらず、本当に幸せでない」と言われている。】とある。
 別に、金満や、成功者でないとしとも、5人、いや3人に2人は、けっこう
幸せと思っているようだ。 私の場合、会社整理というハードランディングに
近い着陸だったが、ショックによる鬱症対策に、早朝から就寝するまで、好きな、
楽しいと思えるスケジュールを組みこんだ。そうもしないと、自滅する可能性が
あった。いや、現在もである。 それらを、淡々とこなすことで、心身の健康
管理をしている。 このストレスの「苦」は、たやすく消せるシロモノでない。
それをカバーすには、その3~6倍の「楽」をスケジュールに組み込むしかない。
 著者はテーマで、3%が心満たされる人と決めつけているが、私の見立てでは、
金満でない人も含めると、3割。そのうちの上位の一割の3%が、十分に心満た
されているということか。 金だけは有るにこしたことはない。
 去年の暮れに、【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】エイカー著
を取上げたが、その中で、<ボジティブ比~繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」
を、マルシャル・ロサダが発見、2・9013という数字で表した。 これは、業績の
よいチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と「ネガティブな意識」
が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功はもたらされない> 
という法則を取り上げた。大富豪になるほど、その比率が飛躍的に高くなると
著者は言いたいようだ。 世の中を見渡すと、『貧すれば鈍す』か、
その真逆である。上手くいったから、成功したから豊かということではなく、
豊かだから上手くいく。 で、どうした? どうもしません! 全て夢幻。
 ところで面白い時間帯を見つけた。 20時から4時間爆睡後の、0時から4時。
意識し、茫洋として無意識との塀上と見立て過去、現在を浮遊する。
 これ、昼間やると、ボケ!

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5942,閑話小題 ~「ベストエフォート」とは
2017年06月22日(木)
   * 「ベストエフォート」とは
 「ベストエフォート」とは、《日々、できる限り全力を尽くしている感覚を
持つことで、大きな結果が出なくとも、全力を出していることが大事と考える。
例えば、大事業を起こせなくとも、毎日、やれるだけのことをしているという
実感があれば、それで十分と考え、自分を支える継続的な成功体験になる。》
 このベストエフォートの言葉を知った時、この随想日記を16年、続けてきた
意味そのままを言当てられたように思えた。
『ともかく、ベストをつくして一日一文を書き上げる』と。
 6年前の節目で、挫折からの落込み対策に「少し厳しい日課」を立て、
実施してきたが、これが私にとって「ベストエフォート」のプログラム?
私の範囲では、これ以上ないプログラムだったが、数ヵ月もしない内に習性
になり、現在に至っている。鬱症状態に追詰められる前の、事前の一策である。
 面白いことに、この日程を熟す内に、何かしら面白い感覚、「内なる自己」
というか、「真なる自己」が、クッキリと浮上がってきた。その視線で他者と、
普段の自己の間に顔を出すのである。
 ~ネット検索によると、こうとも~
《最大の結果を得られるよう努力することをいう。通常、委任契約等における
 受任者の負うべき義務を規定する場合に使われる用語で、そのような努力が
なされないときは債務不履行責任を負うものの、そのような努力がなされた
うえは、結果に対する責任を負わないことを定める際に用いられる。》
 仏教でいう『全機=十分に機能する人間』と意味が似ている。人は須らく、
ひたすら努力をして、結果は天にまかせるしかないもの。

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4847,閑話小題 ー75歳が死の目安が、級友と一致
2014年06月22日(日)
   * 75歳が死の目安が級友と一致して
 前回、葬式で連合いを亡くしたばかりの同級生のことを書いた。
私が「75歳を死亡年齢に目安に、歯医者以外、病院に行かないことにした」
と他の級友から聞き、曰く、「数年前に、ある病院で検査をしたところ、肝臓
に、オデキがあると言われ、肝臓ガンと覚悟を決め、親戚を集めた家族会議を
して、生前葬の案も出たが、その前に、別の病院で検査を勧められ、再検査を
したところ何もなかった。それから、一切の検査をしないことにした。
母親と父親の死亡年齢を合計し、半分にすると75歳。その年齢の目安と、
病院に行かない方針が同じことに、驚いた」と。しかし、死や、生について
の知識を持っている様子がなく、漠然とした不安が全体を覆っていた。
少しでも、その類の知識を持ったと持たないとでは雲泥の差になるが・・ 
 私の平均余命11年。そのうち介護年齢9年、寝たきり6年とすると、
決して長寿は、私らしくない。下手に治療で死にそこなうと、薬の逆効果で、
拷問のようは束縛の寝たきりか、痴呆症が出てくる。ならば出たとこ勝負。
75歳を目標、目安にした。その分、運動量を多くし、食生活を気をつけて
いるが、いざ、余命を告げられ、目先は後悔をして逝くことになっても・・ 
死に方、自分の選択も有りである。
   * つれづれに
 ー「事業人生を決心して45年」の語り直しーをテーマに、回を重ねて
書いているが、思いもよらない当時の記憶、40数年前の出来事が、昨日の
ように、次々に連動してフラッシュバックしてくる。それだけ、激しい日々
だったが、封印しておいた記憶を見つめ直すのは、当時の自分を慰め、癒すと
同時に、多くの過ちを知り、後悔も出ることになる。それは、それぞれの
行蔵から、自省をすることにもなる。私は何をしてきたのだろう? 
「面白かった!」だけでは済まない、未熟な己が、厳然と、そこにいる。
神様は、人生を自省させるため、老後という余白を人生に与えたようだ。 
 私を含めた大部分には、基礎教養の絶対量が足りてない。だから
「死ぬまで勉強」が必要になる。周辺を見わたすと、それが分かるが、
自分自身になると分からないのが人間の性。
 「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」
=「往ける者よ 往ける者よ 彼岸に 往ける者よ さとりよ 幸いあれ 」。 
「往ける者よ」を「過ぎ去りし日の自分」に置換えて、「青き者よ、
幸いあれ!と、祈り直すしかない。成るほど、私は、こんな人間だったか!
と・・  南無阿弥陀仏の念仏は、そのためある! 私もお近い ようで? 
「では、皆様、さようなら!」