閑話小題 ~つれづれに …「コロナ禍」

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   * 去年の今時分のコロナ禍の実態は 
 去年の今時分のコロナ禍の実態は如何かとブログをみると、シリアスな
内容があった。これからは、益々中南米、アフリカ、中東など悲惨な実態が
表立ってくる。ワクチン接種が先進国を中心に始まったが、この効果が出るのは
先ざき。 不思議なことに、東京オリンピックの強行開催!飽きれる以前の問題。
見事、やりぬける自信が有ってか? リモートが普及している現在、秘策でも有る
のだろうが! 都知事疲労で、入院したとか云々。 …それは激務の筈…
 …現時点の世界の死者は、400万人(388万)弱、コロナ感染者は1億8千万人。
まだまだ頭打ちにはなってない。
 
  …まずは一年前のブログの内容から~
≪ 2020年06月30日(火)
  7047,閑話小題 ~現場は… やば! -3
  * 世界の感染1千万人が半年で死者50万人に!

◉ 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・
 地域で計1005万8010人余りの感染が確認され、少なくとも499万8900人が回復。
・最も被害が大きい米国では、これまで12万5709人が死亡、253万4981人が感染し、
・次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は5万7070人、感染者数は131万3667人。
・以降は英国(死者4万3550人、感染者31万1151人)、
・イタリア(死者3万4738人)、
・フランス(死者2万9778人)となっている。

◉ 地域別の死者数は、
・欧州が19万6085人(感染264万2741人)、
・米国・カナダが13万4277人(感染263万8191人)、
中南米カリブ海諸国が11万883人(感染243万)、
・アジアが3万3107人(感染121万8767人)、
・中東が1万5505人(感染73万977人)、
・アフリカが9520人(感染37万9795人)、
オセアニアが133人(感染9158人)と

100万人を超えたのが4月2日だったことから、3カ月足らずで10倍の1千万に急増!
このペースだと…10月には1億人? 来年早々には10億人?に… としても急激!
この数値から見て、来年のオリンピックは無理がある。 問題は、病後が長く
続くことに加え、潜伏期間が長いこと。 アメリカ大統領が再選を目指すための
口実のトランプリスク。当初の対策遅れが問題になっているが、誰もが、これ程
とは思いもしないのは… 致し方ない。あとは、この大波が退くのを待つしかない。
5年間の説があるが、これでは世界恐慌が起こる。100年前は10年後だったが、
今回も、その辺り。蟄居閉塞を自らして! 
 この9年近く経験した感想は、世界を真逆の視点も、決して悪くない。≫
 ――
▼ コロナ禍のブラックスワンの到来で、オリンピックの勢いを借りて、当分は
 自民党政権の持続が戦略だったのが、当てが外れた自民党。それより数段は
性質が悪いのは、情報化の御蔭で、露出していることを野党は気づかない。
大上段に構えずに音無しの構えで息を殺して居れば、自動的に権力が落ち込んで
くるのに… 

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7941,チョッと小噺… Uber Eats
2020年06月24日(水)
   * 【Uber Eatsとは?】
 このコロナ禍で、一気に行きわたったUber Eats。YouTubeで知ったが、
大都市圏では、当り前に走りまわっているようだ。爆弾テロの温床になる
可能性を孕むため、危険といえば危険。自宅や事務所だけでなく、街中も可能。
  ~検索すると~
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?】 いつでもどこでも簡単にスマホアプリ
 やウェブサイトから注文することができ、レストランの出来立て料理を配達
パートナーが注文者の元までお届けするフードデリバリーサービスです。
グルメ通のみが知る隠れた名店のメニューやホームパーティーのオードブルなど、
気分やシチュエーションに合わせお好きな料理を選べ、届けてくれるUberEats】
 ー
▼ 4~500円のようだ。コツを覚えると結構、稼げるようだ。大手の宅配業に
とっては大打撃。登録すると、ナビで一番近いところが有利になるシステム。
大都市だから成立つようだ。時代の産物ということか。
 何処かの国の個人救急車のドキュメントを最近見た。父子が街中に待機して
悲惨な現場に我先と駆けつける。そこには自ずとドラマが生じる。
21世紀は、何やら20世紀とは様変わった時代に突入。朝は、電動自転車で一時間、
ポタリング、昼間からはスポーツジムでエアロをしている自分が、現にいる。
そして、このコロナ禍… こんな黄昏時を生きるとは思わなかった。

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6674,閑話小題 ~TVショッピングの「数の子松前漬け」
2019年06月24日(月)
   * 知人が買ってみた「数の子松前漬け」は!
 最近、よく目にする『TVショッピング人気商品!北海松前漬函館セット』
【黒醤油(400g×2)+白醤油(400g×1)+塩辛(60g×1) =4980円 】
 美味しそうなので少し迷ったが、結局、買わずしまい。ところが、知人が、
その広告に乗せられて購入したが、これが期待していたモノとはホド遠い代物で、
これは酷い!と怒るは怒るは。 似た話では、家内の知人の<北海道、カニ食べ
放題ツアー>が、失望ものだったのがある。 
 ~松前漬けのTVコマーシャルでは~ YouTubeで検索してみると
<贈答用として使用される大きな数の子を使用しているため、歯ざわり・食べ
 ごたえともに大満足の商品です。 主に贈答用で使用される一本羽と呼ばれる
艶・形が優れた良い状態の数の子を贅沢に使用しています。 B級品と比べ、
しっかりとした固さで歯ごたえ抜群! さらに製造工程ででてしまうバラ子も
追加。数の子が5割も入る贅沢な松前漬け!>と。
 ネットの購入者の商品評価は、
数の子が一袋(400g)に一本しか入ってなく、TVコマーシャルで見るより
かなり見劣りした。味はまずまずといった感じだが、残念な気持ちは否めない>
数の子どこ?ってくらいしか入ってなくて…はぴねすくらぶさんだから信用
してたのに残念です。 もう二度と買いません>
 ―
▼ ほぼ、知人が愚痴っていたのと同じ評価。改めて、YouTubeでコマーシャルを
 見たが、成るほど美味しそうだ。 そして次々と出てくるイクラや、ホタテ
セットが出てくる。本来、日本海に面した越後地域は、魚と米が美味しいのに…
敢えて北海道のカニを食べに行くまでもない。 美味しい肴を食べ尽した満足感
もまた、人生に大事な要素。 この年齢になると、少し美味けりゃ、皆、同じ!
 誰か曰く、『酒飲みは、酒と肴の美味いのを食べ尽した満足感があるが、それが
無いものには、その欲求は消せない』と… そりゃそうだ! 何ごとも、盛りの
時節がある。その都度、消化してきたかどうか? 

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6311,閑話小題~「知」の読書術 -2
2018年06月24日(日)
           <『「知」の読書術』佐藤優著>
   * 20世紀は今だに続いている
 朝鮮戦争は、今だに続行中であり、北による核実験、大陸弾道弾実験は、
その戦略の一環である。それは、20世紀の延長線上にあり、ソ連崩壊も含めても、
まだ短い20世紀の延長上の出来事と捉えると、この朝鮮戦争危機の一端が理解
できる。決して、北の金王朝が変でも何でもない当然の存在という考えも、
この説から垣間見ることが出来る。

≪ イギリスの歴史学者エリック・ボブズボームが提唱する「長い19世紀」と
 「短い20世紀」という考え方。
・「長い19世紀」とは、1789年のフランス革命から1914年の 
 第一次世界大戦が勃発するまでの時代、
・「短い20世紀」とは、1914年からソ連が崩壊する1991年までを指す。

ソ連崩壊はアメリカ主導のグローバリゼーションの時代に歴史が移行したかの
ように思われたが、21世紀の今日、ナショナリズム帝国主義が再び世界を覆い
つつある。それで、前世紀の遺物が墓場から戻ってきたかのように思われるが、
その認識は間違っている。世界大戦はいまなお継続しているし、20世紀はいまだ
続いていると言って過言でない。19世紀、いや1648年の「ウェストファリア条約
の時代にまで遡って、人類の抱えている諸問題の実態を正確に把握しなければ
ならないということ。

 前者が「啓蒙思想の時代」、すなわち理性を用いて知識を増やし、科学技術を
発展させれば理想的な世の中が実現する、という考え方だ。しかし、政治的には
民主主義と自由主義、経済的には自由経済を基盤とする資本主義が発展したが、
最終的に第一次世界大戦という、「大量殺戮・大量破壊」へと帰結した。
 ボブズボームは、ここに「時代の切れ目」を見出した。
・19世紀の市民革命と産業革命(=二重革命)の時代、
・資本の時代、帝国の時代から、破局の時代・黄金の時代・危機の時代の
三期に分かれる「短い20世紀」へ時代は変わっていく。

 ボブズボーム著 『20世紀の歴史 ー 極端な時代』は、その「短い20世紀」
を詳しく分析している。過去の歴史を検証する上で、ボブズボームのように時代を
「意味の固まり」して捉える見方はとても重要だ。…  ≫

▼ 中東、北アフリカ、アジアなどの諸問題は、欧州の世界戦略の一環の政策が
 根にある。それ以前に、ユダヤ教キリスト教イスラム教の争いまで、拡大
して考えられる。人種間、民族間、国家間、宗教間の相克の問題でもある。
極東の島国で、その問題を最小の影響で済んできたが、今ではグローバル化は、
それを許さなくなった。それも米朝の真中で、核ミサイルの絶好な標的になる。
 この著書は4年前に書かれたものだが、朝鮮戦争危機にある現在に、書かれた
ような内容。悪いことに、こともあろうにトランプ大統領が選ばれて… 北朝鮮
の懐柔など、中国、ロシアの諸事情からみて簡単な案件ではない。そういうこと!

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5579,突然、余命宣告を受けました ー⑧
2016年06月24日(金)
 『あの世へ逝く力』 小林玖仁男著
   *「虎穴問答」と、余命宣言
 これまで、「虎穴問答」について何度か書いてきた。以下は4年前の内容。
『余命宣言』された本人にとって、治療余地のない、二年以内に間違いなく
死んでしまう病気が虎。いつ何時、陥った虎穴に飛びこんできて襲われる運命
の中、救われるために、自ら食われてやれば愛と誇りが残ることになる。 
 以下のスピーチは、まさに、虎穴問答の悟りと同じ。死をマイナスに捉えず、
積極的に、明るく迎えることが、虎に自ら食われてやることに、あい通じる。
≪ 所属している川口ロータリークラブの、決戦というか、人生の幕引きの
スピーチが始まりでした。会場を埋めた約八十人を前に、余命宣告を受けた
身であることを告げ、死に対する自分の向き合い方などを語り、最後に
このような話を付け加えました。
「多くのことの始まりには理由はありませんが、どう終わらせるかは
自分で考えて決めることができます。」生まれた理由は見つけられません。
しかし、終わるための納得する理由は、自分で見つけられます。自分で、
人生の終わりの意義を、明るく納得するように考えればいいんです。
 私のラストテーマ、"死を、積極的に、明るく迎える"こと。死を恐れ、
死を忌み嫌い、死を避けながら終わるのではなく、前向きに納得できる
ものとして組み立てていくのが大事だと思っています。私は、最後まで
元気を出していきたいと思います。」会場は水を打ったように静かでしたが、
私が明るく話すので、途中からは笑いも起こりました。ほとんどの方は
驚きつつも、好意的に受け止めてくれたようです。≫
 この虎穴問答、私の事業の幕引きのときも引合いに出していた。
辛い、厳しい、誰もが経験する最期の一週間の苦痛の中で、後向きにならず、
立ち向うことが出来るか否か。息が出来なくなり、最期は窒息状態でもがき、
死んでいく。ガンの壮絶な苦しみとは違った苦痛。
―――
2012/08/07
虎穴問答
 以前に少し取り上げた「虎穴問答」について。 金沢の「いとはん」という
衣料チェーンにいた時の話。同期10数人で勉強会をつくって、そこに石川県
知事を呼んで話を聞いたことがあった。それが社長の逆鱗にふれ、「預りの身?」
の立場上、抜き差しのならない事態になった時に、書店で見つけた本にあった
問答。そして自から、その会を潰すことになった。 去年の倒産劇の時も、
この問答を思い出していた。死に体の会社を一歩早く潰すか、ぎりぎりまで
頑張るべきかの決断の際に、この問答を何度も類推し、考えてみた。  
 逃げまくった末に、食べられるか、自ら、早々、食べられてやるか?
 ーネットで「虎穴問答」を調べてみたが、その部分からー
≪ 大阪控訴院でのこと、ある日、審理の最中に王仁三郎は裁判長に向い、
「人虎孔裡に墜つ」という禅問答をいどんだことがある。これはひとりの人間が
虎の穴へ落ちこんだ場合どうしたらよいか、という問答だ。 王仁三郎が、
「裁判長、あなたはどうお考えになりますか」というと、裁判長は自分は法律家
だからわからないが、どういうことかと逆に問う。そこで王仁三郎の説法が始まる。
<人間より虎のほうが強いから逃げようとすると殺される。刃むかっていっても
同じことだ。ジッとしていても虎が腹がへってくると殺しにくる。どっちに
しても助からない。けれど一つだけ生きるみちがある。それは食われてはだめだ。
こちらから食わしてやるのだ。食われたらあとにはなにも残らんが、自分のほう
から食わしてやればあとに愛と誇りとが残るのだ。
 王仁三郎はこの問答で大本事件を語ったのである。裁判長はさすがにうたれる
ものがあったとみえ、うーんと嘆声を漏らしたという。また、粛然とした空気が
法廷に流れ、敵味方の区別なく一同思わず襟を正したそうだ。さて、この虎穴
問答はもうひとつ深い意味をもっている。というのは、虎に身を与えた愛と
誇りの犠牲が、現実の事件全般の進行に一大転機をもたらしたからだ。奇跡的に
死地に生を得たもので、九分九厘だめだったものがあと一厘で逆転にむかう。
これこそ一厘の仕組みとかいうものだろう。≫
▼ 戦前・戦中の時代に、破竹の勢いで信者を増やしていった大本教が、軍部や
 政治家から目をつけられ、大弾圧にあった。その過程の裁判での、この虎穴
問答は人生に色々な示唆を与えている。虎を、生老病死などの四苦八苦と
例えることができる。それぞれの苦を、自ら受け入れることこそ解決の最短の道、
と考えることができる。事業断念も決意も、虎を3つの断層=9・11テロ、
9・15のリーマンショック、3・11大災害の三つの震災とみなし、
その重なりから、虎穴に落ち込んでしまったと想定。逃げ回るより、
先んじて喰われてしまおうと、最後に思い出したのが、この問答。
当時、大本教を題材にしたー『邪宗門高橋和巳著ーを読んだが、これが面白い。

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5214,私のゴールデンタイム
2015年06月24日(水)
   * ゴールデンタイム
 30数年前から就寝を20時半、起床を4時(冬場は4時半)にした。
就寝して4~5時間、爆睡後、起床するまでの4時間、半睡状態が続く。
その間、脳が活性化をして、様々のプラスとマイナスの思いが起こってくる。
このコントロールが難しいが、これも慣れると、思いの大波の上のサーフィン
をしているような感覚になる。で、時どき、睡魔に沈むが、これは自然に
任せておけばよい。そして起床をして、前日書き上げた随想日記の下書きの
当日分を、推敲し完成する。と同時に、翌日分のテーマと内容も書き始める。 
その時、0~4時までの半睡状態で考えたことが、材料になることもある。
そして、ブログにアップした後に、一時間の自転車散歩に出発する。
 帰ってきて7時半にコーヒーを飲み、軽い食事後、風呂に入る。それまでの
0時~9までが、私のゴールデンタイムになる。 9時過ぎから12時近くの読書
タイムも、ゴールデンタイムに加えてもよいが、9時から17時までは、シルバー
タイムに区分した方が生活実感に近い。すると、17時から20時のTVを見ながらの
晩酌やiPadタイムの時間帯はプラチナタイムになる。20時から0時は、そのまま
爆睡タイムか。 現在、週に三日間、スポーツジムで45分間の、「ヨガ」に
参加しているが、毎回、終了直前の5分間に、ヨガマットの上で「大の字」に
なって、全身を弛緩してマントラを聞きながら、「死者のポーズ」をとる。
その時のイメージを0~4時に思い浮べて、瞑想の要素を入れたところ、
その時間帯のマイナス思考の割合が少なくなった。その時間帯のフラッシュ
バックや半睡を冷静に見つめる視線を持つことが出来る。老いは、どうしても
弱気になり、動揺が起こり沈みがちになるが、バウンドをつけるのは自分だけ!
生きてきた、そのまま、老いて死んでいくというが、なるほど。 娑婆!

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4849,閑話小題 ー最後は、金目でしょ!
2014年06月24日(火)
   * つい本音が出てしまう!
 時と場合によるが、やはり拙い発言である。 実際ところ、そうだが・・ 
普通の子女史が売春する値段が世界共通で、その地区の平均給与の一週間分とか。
それなりの事情で「最後は、お金でしょ!」が、この値。リーマンショック直前
の2007年暮れから6年余りで、ドルの発行量が三倍になったが、為替値が
112円。一割しかドル安になってない。常識的にみれば、三分の一の40円
以下になって然るべきなのに。その差額は? アメリカが刷った分、何もしない
で手にいれたことになる。これ某国の偽ドル札と、どこが違うのだろうか?
当時の650~700ドル金価格が、現在は2倍。これも3倍になっておらず、
不自然。 大元が、コントロールしているため。最後は、お金だが、その価値も
当てにはならないことが、これから垣間見れる。 金の本質は所詮幻想! 
としても生活には必需品である。 歴史的に見ると、意図的に戦争を起こし、
ドサクサでハイパーインフレにし、一度、国家の借金を清算するのが常だったが、
世界大戦は無理。そこで、国債と株式の暴落で清算するしかなくなった。元々、
貧乏な中国、ロシアが、元に戻り、欧米と日本の大半が、負組みの貧乏になる
図式が近未来の姿。で「最後は、金目でしょ!」が、更なる本音になっていく。 
当地の住民のインタビューが的を得ている。 『最後は金だろうが、それを
担当大臣の口からは言われたくない!』が、よい。
本当のことは言わないことだが、本当のことは、つい口に出てしまう。
   * 都議会の女性差別?発言
 この程度の野次は、都議会、国会では当り前だが、偶然、マイクに拾われ、
大騒ぎになってしまった。当然、バッシングで政治生命が完全に絶たれるが。
少子問題を取り上げる当人が独身で、『それなら、自分から、結婚して、子づくり
をして、その範を示せ!』というのも一理はあるが、あの場では、絶対に禁句。
阿部首相が、「この難局には、更なる女性の社会進出が必要」と政策を掲げて
いる中での、身内からの、この発言はいただけない。世界的に、女性蔑視発言と、
嘘をつき逃れようとするプチ権力者の哀れな姿が蔑まれて報道される? 
当人は、これが世界的に注目をされて時の人になるとは、思ってなかった
だろうに、言葉は恐ろしい。
・・・・・
4482, 静かなる大恐慌 ー2
2013年06月24日(月)
          「静かなる大恐慌 」柴山 桂太 (著)
 グローバル化は多くの問題を世界中に撒き散らすが、情報化社会では今さら
止めることは出来ない。それは弱肉強食を推し進める。 痛みを伴なっても、
乗り越えなければならない現実がある。
 ー グローバル化についての部分を更に抜粋すると
◎「過去の行きすぎたグローバル化は、最終的には二度の戦争によって終わり
 を迎えた。それを繰り返さないために何が必要かを考えることこそ、この危機
 の時代における思想と行動の、真の指針となるべき課題です。」(219頁)
◎「グローバル化と国家主権と民主政治の組み合わせを比較し、行き過ぎた
 グローバリゼーションへのバックラッシュのなかで、いかにグローバル化路線
 を各国レベルで修正していくか、そこが問われる局面が始まろうとしている。
 それは、グローバル化の進展による国内対立の激化とそのための
 「大きな政府」の必要性になる。
◎「大きな政府」が主導する経済を「国家資本主義」という言葉で言い表せば、
 「自由資本主義」とはいえ、一皮剥けば国家資本主義的な側面をかなり
  もったものになる。それは一握りの勝者に力が集中することを意味する。
  ネットで世界が繋がった、これまでなかった情報社会でのグローバル化
  今さら変えることも否定も出来ない。この事態は何事も事前に対策をとる
  ことが不可能である。リーマンショック後にアメリカが行った財政出動で、
  何とか世界は巨大な崩壊を避けたが、実体経済が正常化したとは
  到底思えない。 これらから、以下の問題点が見えてくる。
グローバル化大きな政府をつれてくる。
  (格差や失業は福祉でカバーしなければならない)
グローバル化は単なる新自由主義者の自己救済でしかない。
グローバル化した資本主義は戦争に行き着かざるを得ない。
グローバル化新興国の足かせになる。
グローバル化は地方を疲弊させる。
▼ 今度の、グローバル化は、以前より遥かに大きな断層になっている。
 パソコン、携帯電話が地球の隅々まで行渡りネット社会が現実社会の上を
覆いかぶさった。これをコントロールするのは至難の業である。否が応でも
民が主になってしまったのである。これに対する新しい政治経済の新システムが
全く確立出来てない。その経済的側面が恐慌であり、独裁国家が次々と崩壊して
いる「アラブの春」といわれる現象である。したがって、政治経済の混乱は、
あと20年、30年は続くとみてよい。だから、現在起こって問題は数百年、
数千年に一度の大変動のウネリということになり、変化を拒否するのでは
なく、可能な限り静かに順応していくし