閑話小題 ~今日のひと言… ―引き籠りもキャリアになる

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   * 何とも… 驚かされた言葉 -引き籠りもキャリア成りうる!

    
 御隠居生活は、どうしても引籠り傾向になるが、それでもスポーツジムや、
シネマ館通い、自転車散歩、このブログなどで、鬱憤晴らし?が出来るので、
むしろ御隠居生活が有難くもある。ここで何度も書いている『世間』の批判。 
 NHKクローズアップ現代の夏季特集の再放送で、「キャリアの引き籠り」
の問題。10年、20年の長期引き籠りの人たちを集めて、その深刻な胸の内を
披露していた。 問題は、世間に対する親の妄信。私が知る限り8割が重症。 
特に都会から放れるほど理解の低さ?が強くなる。彼らは、まず親の無理解を
指摘する。
 「引き籠りは世間体が悪い」「常識じゃ考えられない」「普通であれ」と。
何も考えようとせず、押し付ける。これじゃあ、堪ったものではない。その
序の口が、小中高校時代の虐め。特に両親の不仲なるが故の苛めっ子の虐め。 
彼らの狙い目の対象が、まず変わった普通でない子供。子供は加減を知らない
ため、それは残酷極まりない。実社会にはパワハラの残酷さが待っているが、
幼児・少年時の虐め体験で必要でもある。しかし弱い子供が、ここでやられる。 
500m圏社会の常識、噂に怯える人びとへの気配りで神経を擦り減らす。
その子供版が、クラスの仲間内での虐め。「世間並みに」「社会常識」
「普通であること」。 これらは、一見、正しいようだが… いや正しいが、
それを鳥瞰できる視線があればの前提がつく。引き籠りの本人にも問題がある。
引き籠りを、当の本人が自己否定する。 そして親からして無知とくれば!
 それでも親・兄弟がいればよいが… 存在しないと、ホームレス、そして
孤独死が待っている。当人にとって、それに抵抗感がないとしても…
欧米の一神教に対して、日本は『御世間教』が厳然と存在している。
この酷く感化された低俗の?両親の子供が、親と、幼友達から遣られてしまう。

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2018/03/07
閑話小題 ~大変な人のでき方

   * 旅は根こそぎ人生観を変えた
 何度も書いてきたが、51年前の21歳の「30日間・欧州旅行」が人生を変えた。
国内さえ殆ど旅行したことがない私が、年間20万人しか渡航してなかった当時に、
ツアーに大金持ちの子女・子息たちと豪遊旅行に参加したのだから…、当時の
日常との段差が如何ばかりか。それまでの人生と、その後の人生というほどの
段差によるカルチャーショックが、そこにあった。 
 良かったのが、事前情報が皆無に近かったこと。名所名跡に出あいがしらの
感銘がより大きくなっていた。その衝撃は、その後の秘異郷旅行のライフワーク
に繫がっていた。 
 
 当時よく聞いた話が「カルチャーショックで気が変になる人が多々ある」。
今では情報化で現地の事前情報があるため少ないようだ。私も帰国後の数ヶ月は
自失茫然状態であった。それまでは、私なりの世界観、価値観を保って秩序を
守ってきたが、そのベースが根本から揺れ、それが新たな再生になっていた。
 老いる度に、私たちは小さな世界に閉じこめられ、その世界しか知らなかった
ことに気づき、慌てる。その後、数知れない衝撃を受ける度に、生き方、人生観
が根こそぎ変化していった。成るほど、「大変な人」と言われるのは至極当然。
私の限界の中の衝撃で、破壊と再生の「変化」を経験すれば、「変」が大きく
なる筈である。 とはいえ、その道のプロ、例えば、秘境の地への赴任とか、
添乗員から見たら、何をバカなことと笑われる半端なド素人でしかない
。 
 一歩、旅行に向け踏出すと、非日常の世界になる。 新幹線から成田線
乗継いで、機内に入ると、非日常が、日常になり、これまでの普段生活の日常が
非日常に逆転する。黄色のミニ集団の一員として、こちらの正しいことは、旅先
では正しいとは限らない世界になる。世界は多様であり、それぞれが特殊であり、
また自分の世界も特殊であることに、気づかされる。それぞれの地域で、それ
ぞれの言葉を話し、様々な考え方をし、地産地消をしており、それぞれの文化
の中で生活をしている。その実体験が旅行の醍醐味になる。一回の旅行で、
ホテルや、観光先や、乗り物内で、様々な文化文明に触れ、感動や感激をする。
変わっていく旅先に順応しながら、自分も変わっていく。感動、感激の経験は自分
の感情を豊かにする。旅に出て、感動し、感激し、感涙する度に、違った自分に
変化していることに気づく。

一年前に入れた4KTVが内なる世界を変えた。『アクティブ・カウチポテト族』
と言うが、世界の秘異郷先を、実際の人間の視力より、遥かに鮮明に映し出す。
今では、YouTubeで4kの映像を見ることが可能になっている。数十年経っても、
これで追体験が可能になる。更にブログで、旅先からライブの生々しい写真と
映像と実感の言葉を見ることが出来る。 21世紀は、楽しみ方を知ってるものに
とって面白い時代だ。 これは何事でも言えることが…

・・・・・・
6358,閑話小題 ~年寄りの不幸感覚
2018年08月10日(金)
   * 老いの自覚を…
 年齢と共に、年々、肉体的、精神的の老いの新感覚に唖然とする。
ボクシング協会の老醜丸出しの78歳の会長。ここまで唯我独尊となると、
漫画の世界。 引き際を間違えた典型。勝手に立場を悪用して「終身会長」
とは、何をか言わん。 …ハーフの朝鮮人で、元暴力団・準構成員上がり。
前科が無かったのが幸いし、過去の身体検査から漏れたようだ…
論理は、ヤクザの脅しと同じ手法。脅し口調に、ナダメと涙を駆使して、
自分のペースにまきこんでいく。演劇的で面白いといえば面白いが… 
よくみればハッタリかましのオジイチャン。肉体系駆使の格闘技の世界は、
こういうのが多く生き残っているようだ。

  * 再び、長岡花火の話題に
 一昨夜、TVで長岡花火のハイライトを放映していた。今日も同じ内容かどうか
定かでないが… 放映される。それを見ていたところ、家内がYouTubeの4k録画
を『綺麗だから見たら!』という。昨年、熱の冷めやらぬ8月末に「大曲の花火」
を見ながら、YouTubeの長岡花火を見ていたが、今年は、その前に、見ることに。
この数年、寝室で独りで見ていたことを家内は知らなかったようだ。
 今年も家内は二日間とも、駅まで自転車で行き、あとは駅か信濃川に向かう
群れに加わり二キロ程先の大手大橋近くまで行くという。数年前まで同行して
いたが、家内も自由気ままの単独行動に慣れてしまった。
 二日目のこと、家内の後ろの男の人がフェニックスに感極まって、
<『凄い、凄い!』の感動そのままの言葉が伝わってきた… けれど、もう私
には、それほど感動は無い…。>と宣わく。 花火文化の中で、毎年、繰返し
見れば、初回の格差は大きくて当然。これは悠久山、福島江の桜にも言えるが。 
 
 夜空の比較の話なら、北極圏のオーロラと段違いのスケールの差がある。
比較すること自体、オカシイ自慢話の領域になる。
――――
2003/10/13
922, アイスランド旅行記-2
              ー 2003年10月13日(月)
   ーアイスランドを印象順に書いてみる
・何といっても、『オーロラ』である。
 オーロラは二度目だが、前回のノルウエーのトロムソは外れであった。
 今回は一回だけだが大当たり!しっかり目に焼き付けてきた。
 ー明日オーロラについて書く。
・海に突き出た雄大な断崖のディルホゥラエイのパノラマが素晴らしい。
 高さ100mの断崖がどこまでも続く絶景と、断崖から見えた果てしない
 海岸線が何とも美しい。
 北の果てという感じが一番でている場所であった。
・クレーバルバトン湖の背景に広がる景観は、 正しく月の景色に一番似て
 るといわれている。スターウォーズの映画の場面を思わせる茶色のパノラマ
 が別の惑星にいるようだ。アームストロングがここで訓練をしたという。
・氷河から流れ出た滝が、それぞれ素晴らしい。
 何といっても迫力のあったグトルフォスの滝が印象的であった。
 イグアスの滝に似ており、北極のイグアスとう感じだ。
 またスコォガフォスの滝の美しさも忘れることができない。
・霙の中で見た3~4分ごとに吹き上げるストロックルの間欠泉も
 アイスランドならではのものだ。
・溶岩でできている大地がほとんど国を覆っている。
 土がまだ殆どできていないのだ。大地の上を数百年かけてできた20cm
 ほどの苔が土の役割をはたして、その上を草が生えているのだ。
 我々は何げない土の上に住んでいるが、数億年かけて有機物の新陳代謝
 繰りかえして土になっていったのが、このアイスランドに来てよく解った。
 岩山も緑の苔が覆っていて、景色としはアイスランドならではの異様な景色だ。
・少し場所を移動しただけで、景色がドンドン変わっていくのが印象的である。
 テーブルマウンテンや溶岩で出来た岩山、氷河に荒涼とした荒野などなどだ。
 そこに羊と馬が放牧されている。
 その中で目立ったのが、アイスランドポニーという小型の馬である。
 冬でも極北の寒さに耐え、そのまま放牧をしておいても大丈夫だという。
 性格が穏やかで欧米で人気があり輸出用だという。
 
 見た感じとして似ている国としては、ニュージーランドパタゴニアである。
 氷河とどこまでも続く荒涼とした大地と、吹き付ける冷たい風は北も南も一緒だ。

「一生に一度に行きたいアイスランド」という言葉が一番にあっている国である。
    本当に世界は広い!

――――
2003/10/14
923, アイスランド旅行記ー3
          ー 2003年10月14日(火)
ーオーロラハントー
 数年前に、ノルウエーのトロムソにオーロラハントに行ったことがあった。
その時は「何だこんなものか」という程度で、期待とは全く違うものであった。
薄い雲がスジ状に光っているだけであった。だだ行きの飛行機から見たオーロラが
カーテン状に広く光っていたが。今回も5日間で一日しか見えるチャンスが無かった。
夜になると寒くなる為か曇ってしまうのだ。
感動するような大きなオーロラのはそうそう見ることができないのだ。
 そしてたった一回だけの私にとって一生もののオーロラが出たのだ。
天空に展開した時の感激は、想像をしていたより遙かに神秘的かつ荘厳であった。
写真など撮っている余裕など無く、ただ呆然と見とれるだけであった。
これをどう言葉で表現したらよいのだろうかと考えていた。

 天空の黒をキャンパスに、滝が降るように頭上の両側に壁になり揺らぐ青白光の
波がこの世のものと思えない、神秘的なものであった。。
あとは「 ・・・・・  」である。
 取材できていた共同通信社のカメラマンが、
「このオーロラをどう東京の友人に説明したらよいか解らない」と話しかけてきた。
「実際、この目で見るしか理解はできないでしょうね」と答えるしかなかった。
その時、涙が出そうになっていた。
 以前ツアー仲間から、この体験談を聞いたことが何回もあったが。
「もういつ死んでもよいと思った!」
「聞くと見ると大違い、実際見なくては!言葉で表現できない」
それを聞いて、「ちょっとオーバーではないか?」としか思ってなかった。
しかし、この言葉の意味が実際見て初めて解った気がした。
 あと一度見たら、アフリカの大地のように完全にハマってしまうのだろう!
 

つれづれに

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 ミーちゃんハ―ちゃんだが、小泉進一郎と、クリステル滝川
  の組合せには驚いた。熟年が故の幸せがあるのだろう。




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5990,5991閑話小題 ~最後の講義・10(11) ー石黒浩:対談
2017年08月09日(水)
  * 複数体のロボットが人間に与える変化
     ~3つの小型ロボットに役割分担~
1つが男性、2つ目が女性、3つ目が色々知っている先生の役割にした
ロボットと客を対話をさせて、指輪の購買を喚起させる実例を紹介。
現場では既に活躍しているようだ。 ~石黒のHPより~
≪ 人工知能やロボティクスの発展によってロボットが当り前のように
 働いている未来。そこでは、どんな情景が広がるのでしょうか。
複数台のロボットが人とコミュニケーションを図った最新の実証実験を、
第一人者の石黒浩教授が評価します。
   ~意思決定を促す3体のロボット~
1 、結婚を決めたカップルを対象に

石黒 この映像は、どこで撮影されたものですか?
稲川 結婚前のカップルが、プロのアドバイザーに結婚式に関する相談が
 できる店舗「ゼクシィ相談カウンター」です。ここでは、結婚準備や式場に
 ついて様々なことを相談できますが、その中の1つとしてブライダルジュエリー
 もご案内しています。
 ブライダルアドバイザーの方が、カップルの2人から結婚式に対する希望を
 聞いた後、その希望に合う結婚式場をピックアップする時間があるんですね、
 その7?8分をいただき、人間の代わりにロボットが指輪の選び方、買い方を
 説明するシーンです。

(動画内の音声)
Sota(ブルー)「あっ、お客さんだ。ここに来たってことは、
        ついに結婚するんですね」
Sota(ピンク)「今日は結婚が決まったラブラブなお二人と指輪の
        お話がしたいな」
Sota(オレンジ)「そこの綺麗なあなた、いま幸せですよね」
Sota(ブルー)「やっぱりね」
Sota(3体)「結婚、おめでとう!」
――
石黒 それぞれのロボットの役割分担があるのですね。
稲川 ブルーが男性、ピンクが女性、オレンジが色々知っている先生という設定。
   ブルーと対面する形で左側に男性、ピンクと対面する形で右側に女性が
   て、挙式のアドバイスを受けに来店した際にブライダルジュエリー
   (本検証では婚約・結婚指輪)に対する購買意欲を喚起しようと。
   ゼクシィ相談カウンターはジュエリーショップと提携しています。
   顧客の送客につなげられるかを検証するため、ジュエリーパンフレットの
   持ち帰り率の向上を検証しました。ロボットは目線を男性と女性、両方に
   目配せしながら語りかけています。ロボット同士の対話にカップルが参加
   していく感じを出していますね。        ≫
――
▼ この着想には驚いた。漫才ロボットに使えそうだ。ボケと突っ込みの漫才の
 ソフトを入替えれば、数限りなく聞くことが可能。 先週、見た『トランス
フォーマー』が、人間代わりに、宇宙の彼方の星からきたロボット同士を闘わす
物語。これでは残酷さからくる気分の悪さが少なくて済む。実社会で、アルバイト、
パートタイマーが、ロボットに近い状態。 思考作業を極力取除いた単純作業を
従事する人間のロボット化である。ロボットには判断作業も可能となれば、これ
如何に? その上の単純労働を管理するのが、「一般社員」になるが、その上の
管理職は、システム化で、極力少なくてよい。とすると、トップと、スタッフと、
サービス部門に、ラインのスペシャリストしか、人間の能力を要しなくなる。
金融機能など、その最たるものと、先日の週刊誌の見出しに載っていた。
 自動車のロボット化が、そう遠くない未来に(5~10年後)に売りだされる
見通しのようだが、この応用が、全ての分野で起こるとすれば、人間の存在とは
何ぞやという根本問題が生じてくる。

――――
閑話小題 ~最後の講義・11 ー石黒浩:対談

 ロボットそのままを人間に当てはめて考えることが出来る。
一対一の対話の訓練、複数の人達との対話。その対話は物語を伝え、互いに
理解しあうことが目的である。その為には、互いに信頼感がなくてはならない。
ということは、ロボットは、人間を深く理解してないと、創れない。
   ~その辺りから~

   ―対話のつくり込みが肝心―
・石黒 売り子がロボットが人間に代わって販売業務をする際、僕は「対話戦略」
  がすべてだと思っています。大阪髙島屋の紳士服売り場に設置した「ミナミ
 ちゃん」の場合、実際に購入してもらうことにこだわりました。髙島屋で一番
売り上げがある販売員を数ヶ月かけて観察し、彼女の対話戦略を組み込んだ。
数日間のイベントとして非日常的な存在のロボットに関心が向けられるでしょうが、
これまでの実験結果、イベント性効果の持続はせいぜい3日間だとわかっています。
ロボットが人間に代わるためには、ちゃんと対話を通じて人間を説得できるよう
にしなくては。年齢、性別、性格、売り場の状況、全部想定して対話の中身を
デザインできたらいいですね。男女も「ケチ」「見栄っ張り」といったタイプ別
に場合分けして、それらの相性まで考えると、どちら側を説得すれば買ってくれる
のかなど、説得の仕方が全部変わるんですよ。
――
   ―ストーリーを伝える存在―
・稲川 ミナミちゃんと違って、今回の実証実験で3台のロボットを
  使いました。この台数は適正だったと思われますか。
・石黒 男女が相談する意思決定ですし、悪くなかったと思いますよ。ただ、
  3台の関係性は複雑なので、対話の構造に気づく必要が出てきます。
 私たちの研究室では複数台のロボットを使って様々な実験を行っているので、
共同研究をしていただければ、対話戦略をいくらでも教えられます(笑)。
少しだけヒントを教えると「人はなんのために対話するのか」を考えればいい。
簡単に言えば、自分の中にないストーリーを取り込んで、共感し、自分の想像の
世界を膨らませることにあるんですよね。ただ、取り込むときに納得できないこと、
共感できないこともあるわけです。共感しやすくするため、男性役、女性役の
ロボットをいかに使うかという枠組みを考えればいい。人はそこに冷静な観察者
として引き込まれていくはずです。
――
  ーロボットとの信頼感のある対話―
・石黒 婚約指輪に関しては、男女の間で意思決定するバランスだから良かった
 と思いますよ。それが、例えば「1人の男性を説得する」といったケースでは、
女性がいたらダメなんです。すべての対話で、パターンを変えないといけません。
よく私たちが設定するのは、1対1で人間同士で対話するとき、ロボットを
「陪席者」として隣に置くというシチュエーションです。
昔は医者の横に「大丈夫よ」「そうよ」なんて言う役割の看護婦がいましたが、
それに代わるものです。最近は人手が減って医者とマンツーマンで喋らなくては
いけないでしょう。あれって結構、緊張しませんか?
・稲川 確かにそうですね。
・石黒 あくまで主役は医者と患者の対話ですが、横に置いたロボットが相槌を
 打ち、ときどき代わりにロボットは先生と喋るわけです。患者はそれを横で
見ている。すると意思決定がすごく楽になるんですよ。1人で意思決定しなくても
いいと感じるので。東大病院と阪大病院の外来で臨床実験をしたときは、実際に
アンドロイドを医者の横に置くと、患者の理解度が有意に上がることが示された。

▼ 一強のベストのソフトを、多弱の人達のソフトに入替えれば、それだけ社会
 が進化することになるが、実態は、そうはならないことを歴史が示している。
<「人はなんのために対話するのか」と言えば、「自分の中にないストーリーを
取り込んで、共感し、自分の想像の世界を膨らませることにある」と述べている。
この随想日記は、読書や、ネット、TV、実体験などから得た知識、経験をテーマ
にして物語化して、将来の自分や、読み手に伝えることが目的。受け取る読み手
は、様ざまな解釈をして…?? まあ、読まれないより、批判するより、遥かに
面白いこと上なしを実感しているため、「そのまま、結構」になる。

閑話小題 ~美しいことは、どう、良いのか?  -3

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    * 具体的な美女の共通点とは…
 昔から,好きなタイプの女性には共通点があった。そこで、それぞれの地区で
出あった(というより、傍観?してきた)5人を想い浮かべると、共通点がある。
 
 ・お嬢様タイプ
 ・清潔感抜群
 ・輪郭が卵型
 ・目が生きている
 ・衣装のセンスがよい
 ・自信を持っている
 ・明るく、積極的
 ・肌がきれい
 ・歯並び、口元が締まっている
 ・健康的
 ・姿勢がよい
 ・知性・教養が満ちている


  ~これらに、5人の特殊要因…
 ・身長が中肉中背の162cm当たり
 ・血液A型?
 ・長女タイプ

 ・プラス思考・
私の知る限り、性格の明るさ・暗さと、知性・教養を除くと、上記の条件を
ほぼ満たしている。4人の姉が基準があったため、ある程度は冷静でいられたが、
やはり男の生理が?目を眩ませる。「一人を選ぶということは、一人以外から
除外される」周囲の事例をあまりに知り過ぎていた? 青春が一瞬で消滅して
しまう現実。
 誰もが認める美女には悩みがある。適応できる相手の絶対数が少ない。
条件が良質ほど機会が少ないのである。 こんな筈がなかった、何で? 声を
かけても、自信なさそうに、反応してこない。 現実に妥協した相手の内実を
知れば知るほど、隣の芝生が緑に見えてくるが、反応なし。自分を、少なくとも
二ランク上の逆上せが、更に自尊心を傷つける。世間の常識に縛られて、息も
出来ない程のプレッシャーの結果の妥協が、今の私? そして、それも諦めが…
で、その結果が、世間にまみれた小母さんに! 何より可哀そうで、哀れな
のが初な男! 人類の永遠のテーマ? でも、何故か、何れのステージでも、
美女に恵まれていた! 4人の姉の基準があったお陰ですか。 いや、逆か?
ところで、小泉進次郎と… 何、あれ? お似合い過ぎて、嫉妬が湧き上がる?

・・・・・・
6357,閑話小題 ~つれづれに哲学=言語ゲーム
2018年08月09日(木)
   * 日常生活の中で言語を考える!
1日1テーマで、文章を書上げ、ここに提示しているが、これはテーマ探しから、
起承転結の文を書上げ、推敲し、完成に至るゲームでもある。毎日、何か黒い影
に追いたてられている感覚になるが、これも慣れ。気ままに、ゲーム感覚で、思い
のままにテーマを決めて、論理を組みたてる遊び。どうしても、過去の話に捉われ
がちになるが、前向きな創造的内容も多くある。 5年、10年、17年間、読み続けて
いる読者(自分も含め)に向け書いている点でゲームに近い。
 ウィトゲンシュタインとは少し意味合いが違う。彼は日常用語に注目し、
諸活動に織り込まれた言語に注目し、分析する。 ~その幾つかを紹介する~

≪ 言語ゲームとは、言語哲学ウィトゲンシュタインの用語。
 彼は言語を、「命令する」「演劇をする」「ジョークを作って話す」などの、
諸々の活動に織り合わされたものとして考察した。
このような言語を伴った諸活動が、言語ゲームと呼ばれる(『哲学探究』1953年〉)。
 そこには「言語に先立って個人の内的感覚や客観的事実があらかじめ存在しており、
言語はそれを写し取る道具である」とする古典的言語観を解体しようとする意図がある。
・言語が客観的事実を描写するとしても、それは単に事態を写すのではなく、例えば
 火事を知らせる場合のように、「自己や他者に対するなんらかの活動」なのである。
・第2に、言語による表現は、人々の間に共有されたルールにもとづくものとされる。
 個人の内的感覚でさえも、そうしたルールに基いてはじめて表現され理解されうる。
・第3に、ルールはたまたま成立している慣習的なものにすぎず、絶対のルールなど
 存在しないとされる。 例えば真偽を判断する際も、なんらかの慣習的なルールに
 基いて行われる以外になく、絶対的な判断基準などは存在しない。
こうして言語ゲームの考え方は、相対主義的ニュアンスを強く帯びることになった。
現在では言語ゲームは、社会学上の用語としても広く用いられている。例えば、学校
や家庭やもろもろの宗教などを、それぞれ異なったルールをもつ言語ゲームと見なし、
それぞれの特質を分析することができるからである。≫

≪ 言語の本質はなにか、というのを考えて行き着いた概念。
例として挙ているのは、石置き場におけるやりとり。親方が「柱石」と叫ぶとする。
すると、弟子が柱石を持ってきてそれを親方に渡す。この場合、別にその「柱石」
という語の意味を把握して何かの行為をしているわけではない。この台詞を聞けば
このように行為せよ、というのを既に習得していて、それに従って行為したという
だけだ。だから、たとえばこの「柱石」という言葉は、別のところに行けばまた
別の意味を持ってくるわけである。個々の状況から独立した言葉の意味というものは
存在しない。すべての語の意味は、状況に規定されるものだ、ということになるわけ。
このことを、ゲーム(互いに理解しているルールに基づいてやりとりするもの)と
似ているという理由で言語ゲームと呼んでいる。≫


▼ <諸活動に織り込まれた言語活動という点で、このブログ活動は言語ゲーム。>
 新たな読者が読みはじめて半年、一年では、脈絡が理解しにくいだろうが、
慣れてしまえば、こんなものか?と。ウィトゲンシュタインの後期には、日常言語
に立ちもどって日常会話に注意を向け分析をしている。哲学者たちは神、魂などの
語りえないものについて語ろうとしているわけになるが、彼は哲学から、こういう
形而学を排除し、語りえないことには沈黙を守るべし!と主張した。それは、この
ブログを読めば、生半可な知識、情報を、未消化で提示している愚かを気づくはず。
それでも、私にとってプラスと思えるから続けている。毎日、同月同日分の
文章を読み直しているが、書き、提示する目的が自分自身向けのためか、状況説明
が甘い欠点と、それ故の誤解も多くなる。大相撲協会の怪しげな体質を代表とする
諸々のスポーツ協会の問題。現在は、レスリング協会、日大アメフト問題、そして
ボクシング協会へと問題が移動しているが、彼らの言語活動から垣間見る異常な
世界が、言語ゲーム感覚で何とも面白い。格闘技など、言語の代わりに「暴力」を
入替えた「暴力ゲーム」でしかないため、そこには、『言葉足らず』の活動が
独り歩きし、独特の世界を形成する。「力」とは「知空」とゲーム感覚で当て
はめるのも言語ゲームですか。スマートフォンの進化の御蔭で、言語ゲームから、
インスタバハエの『映像ゲーム』に世の中は変化をしている。これも、添えて書き
こまれた言語次第だが、それさえ必要としない映像が溢れている。
豊かさって何でしょう? その根本が、世界で問われている。「意味の意味?」…
 さて、エネギー補充のため、信濃川土手に向けて出発だ! 
・・・・・・
5260,永劫回帰  ~ニーチェ「超」入門~
2015年08月09日(日)
             ~ニーチェ「超」入門~白取春彦
   * 永劫回帰 ~人生の肯定
 ニーチェといえば、「超人思想」の他に「永劫回帰」があるが、この本
では、大きく取り扱われてない。しかし、これを避けてニーチェは語れない。
『哲学で自分をつくる』瀧本往人著の中に、以下のような文章があった。ーp141
≪ 二ーチェは「奴」のいない「主」を超人とした。超人は誰にも何にも依存
しない。確かにこれは人間を超えている、人間はもとより社会的な生き物で
あるがゆえに、誰にも何にも依存しないということはほぼ考えられない。
考えられないことを創出したからニーチェの思考は飛びぬけているが、
同時に危険でもある。それはまた自分の生き方にも適用される。
「いやもう一度、いや何度でも、まったく同じ自分の人生を」といった、
自分の生を絶対的に肯定する。これがニーチェの言う「永劫回帰」である。 
人は誰もが死に至る。しかしこの「私」とは、生まれてきた以上、永遠である。
生まれ変ったら別の人生を歩もうとか、前世は立派な人間だったはずだ、とか、
そういう考えはたわごとにすぎない。永遠にくりかえし、足し引きがなく、
まったく変わらず、そのままの人生に戻ってくる、と二ーチェは述べる。
永劫回帰は、どうみても当時ヨーロッパにおいて流行した仏教の輪廻思想との
近似性を感じるが、ただし輪廻においては全く同じ人生に戻ることはない。
世界のあらゆる事象が有機的に結びつき、死もまた新たな生と結びついている
ということを輪廻は教える。また、輪廻思想では、自分が死んだあとには
別の何者かに生まれ変わるが、ニーチェは生まれ変わってもまた、全く同じ
自分が「生きる」だけなのだ。これは、一般的には好まれない考え方だろう。
人はみな、生まれ変わったら、別の自分でありたい、と思う場合が多いからだ。
 つまり何かしら後悔をしており、やり直したい、別の人生を歩みたい、
あのときもし、ああしていれば、そういった後悔の修復・訂正を求めている。
 しかしニーチェはそういった考えをやめよ、と強く主張しているのである。
つまり死んだらおしまい、である。永劫回帰とは、絶対的な虚無主義を基盤と
しつつも、だから人生は虚しい、と考えるのではなく、人間は本来、この一度
きりの生を十分に楽しみ自己を肯定して生きるべきである、という人生観を
現している。そこにニーチェの強烈な、魂の咆哮を感じずにはおれない。
二ーチェの嫌ったソクラテスが自らの運命として毒杯をあおったように、
ニーチェは自らの「表現」に稲妻を落とすのであった。しかし、ニーチェは、
このように並なみならぬ強さ、超人的な生き方を強調するが、実際の彼は
きわめて病弱だった。そんな彼が異常なまでに健康や生の強度(内的な充実性
に溢れた自己経験)にこだわった文章を遺していることこそ、実は、彼の生の
弱さを物語っているとも言える。そして同時に(だからこそ)彼がここで「超人」
に至っているのは、それでもなお、自分の生を肯定的に受けとめ、しかも
それを永遠にくりかえしてもかまわない、と言い切ってしまったところである。
ここに他の哲学者にはない迫力と緊張を私たちは見ることになる。・・ ≫
▼ 『再び、生まれ変わったても同じ人生を!』と言えるかどうかが、晩年の
 私たちに 突きつけられる大問題。自分の人生が肯定できるか、否かは、
本人にとっての一大問題。しかし、肯定できたとしても、死んで三日もすれば!
ならばこそ、「一度限りの人生を楽しみ、自分を肯定して生きるべき」になる。

・・・・・・
5625,人生を幸福で満たす20の方法 ~⑤
2016年08月09日(火)
         <人生を幸福で満たす20の方法>三宮 麻由子(著)
    * 空虚な日々を楽しむ方法  
  5.海を渡って心をリセット
≪ あなたは、あなたという船の船長です。乗組員がいてもいなくても、海に
乗り出した以上、あなたは航海しなければなりません。漕ぎ手や修理係りは
来てくれるでしょう、でも舵取りはあなたの役目です。・・(略)
  川では小さすぎる。隔てるものもあるが、文化を結びつける働きもする。
 しかし、海は「文化を隔てる」ものである。だから、海を渡ると、実に
 多くのことが見えてきて、心も経験も豊かになる気がする。海を渡ることは、
 リセットの極意である。 ・・海を渡るということは、自然の境界を越える
 ということである。自然や文化を大きな変化を体験できるということ。
 これは、一つの冒険であり、リセットの極意でもある。 ≫
▼ 21歳の「欧州30日間の旅行」は、人生にとっての大きな分岐点(リセット)
 になった。アラスカ経由でデンマークコペンハーゲンに下り立った時の、
あの空気と、宿舎への道すがらのバスからみた光り輝く緑の中にある街並み。
その時から行く先々の光景のどれもが、異界を見ているようであった。
この経験は、それからの人生の浮沈みの中で大きな支えになっていた。
 その時の経験が私にとって、いかに衝撃だったかである。それから10数年は、
仕事、家庭に専念、十数年間は出ることが出来なかった。 40歳前半辺りから、
年に二回は出るようになっていた。年に二度のリセットで、何とか人生の峠を
のり超えてきた。これも絶対量が蓄積すると、強力な磁力なる。

・・・・・・
5990,5991閑話小題 ~最後の講義・10(11) ー石黒浩:対談
2017年08月09日(水)
  * 複数体のロボットが人間に与える変化
     ~3つの小型ロボットに役割分担~
1つが男性、2つ目が女性、3つ目が色々知っている先生の役割にした
ロボットと客を対話をさせて、指輪の購買を喚起させる実例を紹介。
現場では既に活躍しているようだ。 ~石黒のHPより~
≪ 人工知能やロボティクスの発展によってロボットが当り前のように
 働いている未来。そこでは、どんな情景が広がるのでしょうか。
複数台のロボットが人とコミュニケーションを図った最新の実証実験を、
第一人者の石黒浩教授が評価します。
   ~意思決定を促す3体のロボット~
1 、結婚を決めたカップルを対象に

石黒 この映像は、どこで撮影されたものですか?
稲川 結婚前のカップルが、プロのアドバイザーに結婚式に関する相談が
 できる店舗「ゼクシィ相談カウンター」です。ここでは、結婚準備や式場に
 ついて様々なことを相談できますが、その中の1つとしてブライダルジュエリー
 もご案内しています。
 ブライダルアドバイザーの方が、カップルの2人から結婚式に対する希望を
 聞いた後、その希望に合う結婚式場をピックアップする時間があるんですね、
 その7〜8分をいただき、人間の代わりにロボットが指輪の選び方、買い方を
 説明するシーンです。

(動画内の音声)
Sota(ブルー)「あっ、お客さんだ。ここに来たってことは、
        ついに結婚するんですね」
Sota(ピンク)「今日は結婚が決まったラブラブなお二人と指輪の
        お話がしたいな」
Sota(オレンジ)「そこの綺麗なあなた、いま幸せですよね」
Sota(ブルー)「やっぱりね」
Sota(3体)「結婚、おめでとう!」
――
石黒 それぞれのロボットの役割分担があるのですね。
稲川 ブルーが男性、ピンクが女性、オレンジが色々知っている先生という設定。
   ブルーと対面する形で左側に男性、ピンクと対面する形で右側に女性が
   て、挙式のアドバイスを受けに来店した際にブライダルジュエリー
   (本検証では婚約・結婚指輪)に対する購買意欲を喚起しようと。
   ゼクシィ相談カウンターはジュエリーショップと提携しています。
   顧客の送客につなげられるかを検証するため、ジュエリーパンフレットの
   持ち帰り率の向上を検証しました。ロボットは目線を男性と女性、両方に
   目配せしながら語りかけています。ロボット同士の対話にカップルが参加
   していく感じを出していますね。        ≫
――
▼ この着想には驚いた。漫才ロボットに使えそうだ。ボケと突っ込みの漫才の
 ソフトを入替えれば、数限りなく聞くことが可能。 先週、見た『トランス
フォーマー』が、人間代わりに、宇宙の彼方の星からきたロボット同士を闘わす
物語。これでは残酷さからくる気分の悪さが少なくて済む。実社会で、アルバイト、
パートタイマーが、ロボットに近い状態。 思考作業を極力取除いた単純作業を
従事する人間のロボット化である。ロボットには判断作業も可能となれば、これ
如何に? その上の単純労働を管理するのが、「一般社員」になるが、その上の
管理職は、システム化で、極力少なくてよい。とすると、トップと、スタッフと、
サービス部門に、ラインのスペシャリストしか、人間の能力を要しなくなる。
金融機能など、その最たるものと、先日の週刊誌の見出しに載っていた。
 自動車のロボット化が、そう遠くない未来に(5~10年後)に売りだされる
見通しのようだが、この応用が、全ての分野で起こるとすれば、人間の存在とは
何ぞやという根本問題が生じてくる。

――――
閑話小題 ~最後の講義・11 ー石黒浩:対談

 ロボットそのままを人間に当てはめて考えることが出来る。
一対一の対話の訓練、複数の人達との対話。その対話は物語を伝え、互いに
理解しあうことが目的である。その為には、互いに信頼感がなくてはならない。
ということは、ロボットは、人間を深く理解してないと、創れない。
   ~その辺りから~

   ―対話のつくり込みが肝心―
・石黒 売り子がロボットが人間に代わって販売業務をする際、僕は「対話戦略」
  がすべてだと思っています。大阪髙島屋の紳士服売り場に設置した「ミナミ
 ちゃん」の場合、実際に購入してもらうことにこだわりました。髙島屋で一番
売り上げがある販売員を数ヶ月かけて観察し、彼女の対話戦略を組み込んだ。
数日間のイベントとして非日常的な存在のロボットに関心が向けられるでしょうが、
これまでの実験結果、イベント性効果の持続はせいぜい3日間だとわかっています。
ロボットが人間に代わるためには、ちゃんと対話を通じて人間を説得できるよう
にしなくては。年齢、性別、性格、売り場の状況、全部想定して対話の中身を
デザインできたらいいですね。男女も「ケチ」「見栄っ張り」といったタイプ別
に場合分けして、それらの相性まで考えると、どちら側を説得すれば買ってくれる
のかなど、説得の仕方が全部変わるんですよ。
――
   ―ストーリーを伝える存在―
・稲川 ミナミちゃんと違って、今回の実証実験で3台のロボットを
  使いました。この台数は適正だったと思われますか。
・石黒 男女が相談する意思決定ですし、悪くなかったと思いますよ。ただ、
  3台の関係性は複雑なので、対話の構造に気づく必要が出てきます。
 私たちの研究室では複数台のロボットを使って様々な実験を行っているので、
共同研究をしていただければ、対話戦略をいくらでも教えられます(笑)。
少しだけヒントを教えると「人はなんのために対話するのか」を考えればいい。
簡単に言えば、自分の中にないストーリーを取り込んで、共感し、自分の想像の
世界を膨らませることにあるんですよね。ただ、取り込むときに納得できないこと、
共感できないこともあるわけです。共感しやすくするため、男性役、女性役の
ロボットをいかに使うかという枠組みを考えればいい。人はそこに冷静な観察者
として引き込まれていくはずです。
――
  ーロボットとの信頼感のある対話―
・石黒 婚約指輪に関しては、男女の間で意思決定するバランスだから良かった
 と思いますよ。それが、例えば「1人の男性を説得する」といったケースでは、
女性がいたらダメなんです。すべての対話で、パターンを変えないといけません。
よく私たちが設定するのは、1対1で人間同士で対話するとき、ロボットを
「陪席者」として隣に置くというシチュエーションです。
昔は医者の横に「大丈夫よ」「そうよ」なんて言う役割の看護婦がいましたが、
それに代わるものです。最近は人手が減って医者とマンツーマンで喋らなくては
いけないでしょう。あれって結構、緊張しませんか?
・稲川 確かにそうですね。
・石黒 あくまで主役は医者と患者の対話ですが、横に置いたロボットが相槌を
 打ち、ときどき代わりにロボットは先生と喋るわけです。患者はそれを横で
見ている。すると意思決定がすごく楽になるんですよ。1人で意思決定しなくても
いいと感じるので。東大病院と阪大病院の外来で臨床実験をしたときは、実際に
アンドロイドを医者の横に置くと、患者の理解度が有意に上がることが示された。

▼ 一強のベストのソフトを、多弱の人達のソフトに入替えれば、それだけ社会
 が進化することになるが、実態は、そうはならないことを歴史が示している。
<「人はなんのために対話するのか」と言えば、「自分の中にないストーリーを
取り込んで、共感し、自分の想像の世界を膨らませることにある」と述べている。
この随想日記は、読書や、ネット、TV、実体験などから得た知識、経験をテーマ
にして物語化して、将来の自分や、読み手に伝えることが目的。受け取る読み手
は、様ざまな解釈をして…?? まあ、読まれないより、批判するより、遥かに
面白いこと上なしを実感しているため、「そのまま、結構」になる。
 

つれづれに

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 滝川クリステルと、小泉進次郎にはドッキリ。
これこそ、当たるも八卦、当たらないも八卦
生活臭が全くしないお二人。熟年同士でうまく
いって欲しいが。 マスコミが手のひらを反す時期は
何時なのでしょうか。

滝川クリステルは妊娠しており、年明けにも出産する予定。
妊娠可能な見妙な年齢が故に、その確認のうえで発表となった。







・・・・・・
・・・・・・

3787, 閑話小題
2011年08月08日(月)
  * アメリカ国債の格下げ
 ここでアメリカ国債が、アメリカ議会での共和・民主党の対立で危うく債務不履行になりかけた。
このため70年維持してきた格付けがトリプルAからダブルAに下げと発表になった。これはアメリカ国家の
格付けと同じである。3年前のリーマンショックは世界経済システムの崩壊だったが、それに対してアメリ
政府は、やれることは全てやり尽した。それが限界にきた結果がデフォルトの危機である。 このことは、
円高、ドル安は当分の間は続くことを意味する。その結果として世界にとって、とりわけ日本にとって最悪の
事態になる。 まず世界同時株安、そして世界恐慌の具体的現象化とみてよい。それが今年の後半から来年に
始ることはリーマンショック直後からいわれていた。欧州経済も右倣いで崩壊寸前の事態で、その歪が何時
爆発してもおかしくない異常事態。 まず今週から来週にかけて世界の株価がどうなるか見ものである。
  * 原発事故、これから始る影響
 原発事故による放射能汚染の実態が一つずつ表面化している。まず、この秋の新米がどうなるのか。
最悪の場合、東北・関東甲信越の新米が全滅ということもありえる。その対策として消費者は既に古米の購入に
走っている。 特に子供がいる世帯は他人事ではない。汚染が、どの程度で収まるか今のところ誰も分からない。 
それは時間と共に現われ出てくる。悲観楽観論は、この事態では失せてしまう。放射能は水の循環の中で動植物
の生態の循環の中に静かに入り込み我々に影響してくる。昨日、チェルノブイリの事故の、その後の現地民の
汚染による影響のTV番組の再放送を見た。 あそこまで酷くはないとしても、日本人は放射能に敏感である。
それが水と農作物、畜産物から体内汚染とくれば、壊滅的打撃になる。 本州崩壊と原発事故直後に風評が
聞こえてきたが、それが現れ出てきているのか。
  * 私は特別の人間! だもの
 若い女性は、いや人間そのものは、心の何処かに「自分は特別な存在」と思っている。しかし少し考えれば、
それぞれが特別の存在であり、今さらいうことではない。しかし世界の広さと深さを知り、自分の卑小さ知る
につけ、特別の存在という思いなど吹っ飛んでしまう。 最近、身近の人が正直に「私は特別の存在なの」と
面といわれて驚いてしまった。その言葉の中に、特別選ばれしものという思いあがりを感じたが、そう心の
底に、思える純真は大事なのかもしれない。ただ見方によれば、ただ無知なだけだが・・ 今、此処にある
存在の不思議からみれば、私は特別の存在と思うのも仕方がないのか?
 たまため去年の同日に取りあげたテーマの通じていた。
 ・・・・・・・・
3422, 哲学者の言葉 100 ー2
2010年08月08日(日)
 * 第一章、哲学と人間
   ≪ すべての人は、われわれのようなものである。<ヤスパース> ≫
 これまで生きてきて、どの世界にも同じような人がいて、同じことを考えていた。ただ違うのは、地方性と、
レベルの差。そこで差異をみると同時に、同じところをみることが、早く同化するポイントになる。年齢差、
男女、地域性、学歴差、などあるが、まずは、同一性が問題になる。まず P-21の以下の部分を、抜粋。
【 そもそも人間とは何であるかについて、ヤスパースは次のように考えました。
「人間は一つの点のように存在しているのではなく、いつも何かの状況の中に拘束されて生きている、
そのような"状況内存在"である。さまざまな状況と関わりをもち、いろいろな予測や判断によって危険を
回避しながら事を運んでいくが、最後には乗り越えることのできない壁にぶち当たる。それは、争い事や、
責め苦や、死によってもたらされる」  ヤスパースにとっては、人間は言葉をもち思考する生物であり、
行為によって国家(都市国家・ポリス)を法律のもとに共同体としてつくった生物であり、道具を製作し仕事
をし、経済によって生計を営む生物なのであるが、決定的なことはそういう事柄にはない。人間の本質は
運動の中にあるという。人間は現状のままにとどまってはいられず、他の動物のように平穏無事に世代から
世代へと同じことを繰り返す存在ではない。人間は、袋小路、退化、転倒を繰り返し、自己疎外に陥ること
すらある……。・・・ ヤスパースは、このような意味で「すべての人は、われわれのようなものである」
と言いました。そして、人間が、やがてどこかで、いつの日か、限界状況にあるのを知ったときに、人間は
これまでと違うことを始める。知識欲や、航海の冒険、とどめがたい好奇心等々いろいろありますが、それは
勇気を伴なう。この勇気こそが限界状況でも人間に自由への希望を与え、勇敢に終局へと向かわせるもの、
ヤスパースは考えた。 人間が何であり得るかは、やはり彼の自由の希求の中に秘められています。
人間が生きていく限り、絶えず努力して獲得しなければならないのは、人間として品位であり、人間が人間
であるのは、その品位をまた他人の中にも認めること、それが「すべての人は、われわれのようなものである」
というヤスパースの言葉の内実(内なる事実)でもありました。】
《 人間が生きていく限り、絶えず努力して獲得しなければならないのは、人間として品位であり、
人間が人間であるのは、その品位をまた他人の中にも認めること、それが、「すべての人は、われわれの
ようなものである」》は、究極の真理である。そうありたいが、そうはいかないのが人間様である。
人間としての品位のないのが、人の中にあるわけのない品位を求めてしまうから、ことが拗れてしまう。
勇気こそが限界状況の中で自由への希望を与える、というのも道理である。老いは勇気の喪失からくる。
 ・・・・・・・
3047,自信過剰な人
2009年08月08日(土)
 異常なくらい自信過剰な人を最近、身近で見かけた。その位でないと、この時代では前進できないが、
それが自分の実力を超えた思い込みでは、自滅する確率は高くなる。 やはり身近で自信喪失の人もいる
から、その両者の断層から多くのことが見えてくる。世の中は自信過剰な人と自信喪失の人で成り立って
いるし、人生はその交互作用でもある。この不況の中では「私」は少々自信喪失気味だが、そのぐらいの方
が良いのだろう。 特に若いときなどは自信過剰と、その結果としての無残な失敗の繰り返しがある。
 失敗に対して、繰り返し立ち上がってチャレンジできるかで人生が決まってくる。
 大学を卒業し数年、大きな挫折体験の中で、「自己能力の限界の設定」という言葉に出会ったが・・
   ーまずは、ある本の説明部分を抜粋してみるー
《 英語では(overconfidence)という。 自己の能力や知識を過信すること。悪い事態が起きる確率を
 過小評価し(「過度の楽観主義」という)、いま目の前に起こっていることがコントロール可能だと思い、
成功の確率を主観的に高く評価する(「支配の錯覚」ないしは「マジカル・シンキング」という)。まだ、
いくつもの可能性を残しているにもかかわらず(「狭すぎる予想範囲」という)、そのまま突き進んでしまう。 
そこへ追加的な情報が与えられても、自分の予測を補完するものだと確信を強めてしまい、予測の範囲が
それほど広がらない。たとえば、投資家の心理として、情報の正確性を誤認し、過度の取引をしてしまう
(予測が外れるのは数%と判断しても、実際は20-30%外れていることは多々ある)。また、「後知恵」的
解釈の原因でもある。 》
  こういう実験がある。
 質問=あなたは幾ら賭けますか?
Aーコインを投げる前に、表と裏と幾ら賭けますか?
Bーコインは既に投げられたけれど、どちらが出たか分からないが、幾ら賭けますか?
  この実験の結果は、後者の方が掛け金が少なくなる、という。
 そこには、本人の意志は通らないが、何か心理トリックで意志が通るような錯覚に陥ってしまう結果
 が出てしまう。それが事業でも全てにいえるのである。 自信も同じで、自分で気づかない心理トリック
 が潜んでいる。新規に何かをする方からしたら、考えつくした上で発狂するしかない。 何もしない
 人間の壁を見ているからだ。しかし心理トリックを実験で導き出す面白い事例である。 この心理
トリックで女も男も、相手をどんどん換えていくのである。 許されるのは若いうちだけだが。
 ・・・・・・・・・
2682, マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術 -2
2008年08月08日(金)
 この本は、特に目次が面白い。
結局は、金融のエリートと称する詐欺師に素人が騙されたいる図式しか見えてこない。 しかし時代は
、断層の時である。自分がその真只中に居るから、その大きさに気づかないだけ。いや、目を逸らして
いるのである。この本の目次を見ているだけで、この本の概要がわかる。間違いなく、アメリカの崩壊
が始った。アメリカはイギリス連邦と、日本と組んでブロック化をしていくだろう。
それが早まるか、遅くなるかは大統領選挙の結果で決まる。その意味で、この選挙の結果は大きい。
 ー目次ー
   (字数の関係でカット 09年08日)
 ・・・・・・・・
2007年08月08日(水)
2318, 岸洋子の世界        
      おはよー (((。・-・)从(・-・。) さん!
一昨夜、何げなくまわしたチャンネルNHK・BSで、懐かしい岸洋子が歌っていた。彼女は十数年前(1992年)
に亡くなったが、今でも強い印象が残っている歌手である。番組は丁度半分過ぎていたが、後半だけでも充分に
見ごたえのある内容であった。早速インターネットで調べてみた。後に、その番組の紹介内容をコピーしてある。
波乱に富んだ人生を紹介しながら彼女の、その時々の歌の録画を構成していた。そのエピソードを聞きながら
岸洋子の歌を聞いていると、涙が溢れてきた。その歌の合間の石井好子菅原洋一のコメントが好い。菅原洋一
をして「全ての面で彼女の歌は私の上です。彼女には敵いません!」と言わせている。 菅原は私の大好きな
心の歌を多く歌っている。最盛期の彼の歌は絶品であり、魂から迸る叫びを感じた。菅原洋一のコメントを
聞いて彼女の一曲一曲を改めて魂を込めて聞いてみると、なるほど彼より上、というのも謙遜と思えなくなる。
彼女が死の病を抱えて開いたステージの歌があった。命を賭けた魂の歌とは、このことか!と、思い知らされた
歌であった。石井好子の彼女への言葉「一流の歌い手とは、歌に命を賭けています。命を賭けた歌は、声が
かすれようが、その心は相手に伝わるものです。彼女の歌は、それを感じます!」が好い。好きな人と別れ、
その人がパリに行く。その後、彼女は一日だけパリに立ち寄ったが、彼と会わずに帰ってきた。パリのタクシー
の中で聞こえてきた歌を、日本に帰ってきて自分のものにして涙ながら歌っている場面があった。
たしか「恋心」だったが・・一人の誰かを思い浮かべ感情を込めて囁きかけていたようだ。その囁きは全ての
人にも通じ、奥深く振動する。そのナレーターの話を聞いた後に、彼女の歌を聞けば誰でも涙が出る。
世の中は、人生は、感動で満ちている。感じ取れないのは「日常の牡蠣の貝殻」が、コビリツイテいるから。 
たしか、それがバカの壁になってしまうとか?横に流れている時間に、縦に立つ時間(魂の入った、感動した
時間・・)がクロスする時に人間は活きているのである。そして、そこに永遠が立ちあがっている。
この人の歌を聞いていた時に、永遠を感じていたようであった。「感動を子供にシャワーのように浴びせて
あげなさい!それが親の一番の努め」という。大人になったら、自分に常に感動のシャワーをかけ続けないと・・
それが自分への一番の勤めです。  BSエンターテインメント 歌伝説 岸洋子の世界 - 
 8月6日(月)BS2 午後7:45~9:15}
(字数の関係でカット 09年08日)
 ーーーーーーー
2006年08月08日(火)
1953, ローマから日本が見える-22
    Good☆':.*^ヾ('c_'ヽ,,)*.:'☆Morning    ー読書日記ー
第九章 ローマから日本が見える -2
 ー「ゲルマニア撤退」を決意 ー
アウグストゥスの政策の中で唯一の失敗は、ゲルマニア地方への遠征であった。
カエサルの定めたローマの基本防衛はライン川であった。しかし、彼はその基本ラインをライン川より更に
東にあるエルベ河に移そうとする。アウグストゥスカエサル暗殺後の内戦に勝ち続けることができたのは、
生前カエサルがつけてくれた優秀な副官アグリッパのお陰であった。彼が長生きしていたら、ゲルマニア
遠征は行われなかっただろう。カエサルでさえも、「ゲルマニア」は短期の征服はできても、最期の征服は
無理と見た土地である。長年軍事を任せていたアグリッパを失った彼は、現地の状況を充分知らないまま遠征
プランを立てて実行に移してしまった。そのままローマがこの地で戦いを続けていたら、帝国はどうなって
いたか解りません。ところがローマ帝国はやはり違った。アウグストゥスの次の、第二代皇帝ティベリウス
によってAC17年、ゲルマニアからの撤退を決めてしまう。 
  (字数の関係でカット 11年08日)
・・・・・・・
2005年08月08日(月)
 1588, 自民郵政解散の攻防-2
郵政改革法案で、今日一日は大きなドラマになるだろう。昨日の日曜日の生のサンデープロジェクトなどの
モーニングショーは、今後の流れに大きく左右する。 各局は、ほぼ郵政改革を支持していた。やはり予測
していたとおり、旧守派への弾劾になっていた。今までの大きな政府か、小さな政府か、の選択である。
民間が血の出る思いでリストラをしているのに、政府はそのままなど許されるわけがない。いくら国民の
民度が低い?といっても、この程度の判断を国民ができないと思っているのだろうか。日経新聞をはじめ、
大新聞も郵政改革賛成である。もし否決されたら、小泉首相は選挙で直接国民の真意を問うべきである。
政治空白が問題などいっていられない。利権を守ろうとしている旧守派の哀れな姿は滑稽でさえある。
衆院の反対派が、逆に必死になって参院の反対票を潰している?可能性がある。彼らには、そこの浅い
利権の政治屋のエゴしかみえてこない。政治の世界に対して興味は持たないほうだが、今回だけは違う。
もう改革は待ったなし、否決されたら衆院は即刻解散しかない。それにしても、緊迫した面白い一日に。
戦後体制の総決算の選挙といってよい。旧守派の整理の丁度よいタイミングになる。
・・・・・・・・・・
2004年08月08日(日)
 1223, 思い出のメロデー
お盆前のこの時期は、NHKの歌謡番組の「思い出のメロデー」である。毎年必ず見ることにしているが、
生の番組みの迫力がよい。今年は、例年より長い時間(19時30分~23時30分)まで放映をしていた。
どういうわけか全員、熱が入っていたようで、圧倒されみていた。「歌は世につれ」というが、その時代
を反映をしている。次から次へとでてくる懐かしい歌にやはり長い年月を感じる。歌は過去に向かって
歌うものというが、「思い出のメロデー」はまさにタイトルどおりである。思い出の歌は魂の故郷である、
お盆の里帰りのようなもの。それぞれの人が、それぞれの思い出の中に帰っていく。終戦直後の戦災の
焼け跡に生まれたこともあって、当時流れていた歌が特に懐かしい。そして、戦後50年間は日本にとって
の黄金期であったことを、改めて思い知った。本当に良い時代に生きてきてよかった。繁華街の真ん中の
店で、10歳まで暮らしていたこともあり、いつもラジオから流行歌が流れていた。
当時の歌を聞くと、感無量になる。それと学生時代の歌謡曲黄金期のポップスも、思い出が深い。
時代は、どんどん変わっていく。だからこそ、思い出の歌が必要なのだ。
・・・・・・・・・
2003年08月08日(金)
856, 経済評論家ー高橋乗宣の本
 高橋乗宣の『日本経済、価値革命のうねり』と『日本経済の破断界』とたて続けに読んでみて、日本経済
悲観論者の論とはいえ背筋が寒くなる。彼はバブルの最中から今の日本は大恐慌になると警鐘をならしていた。
そしてあまりの悲観主義ゆえか三菱総研の理事からおろされてしまった。しかし大筋として彼の言ったとおり。
「数年前は地獄の釜の蓋が開いた!」と言っていたが、今は「地獄の釜の熱湯が溢れ出てきた!」といいた
いだろう。「日本経済の破断界」によれば今頃は恐慌でパニックに陥っているはずだが。
  (以下、字数の関係でカット 2008年08月08日)
・・・・・・・・・
2002年08月08日(木)
 481, ある信条 -経営セミナーにて
30歳代は数多くセミナーに行った。一番何でも頭に入る時期であった。それと焦りがあった。700人の席の
一番前の真ん中にいつも座って聞いていた。この豪華の第一線の学者や経営者は自分一人の為に、講義にきて
くれているのだと、思うように聴いていた。見ていると、日銀の総裁のような面の皮の厚くみえる人でも
震えている。テーマを話しながら結構自分の信条とか信念をいう。これがなかなか面白い。今でもハキッリ
憶えているのがある。香港の財閥家と結婚して、今はその財閥のトップになっていた日本女性の話。その信条
がよかった。「他人には優しく、自分に厳しく。いつもニコニコ、人によかれと思って生きる」を自分に言い
聞かせているという。なるほどな!と思った事を憶えている。ー人間は、そのままだと 自分に甘く、他人に
厳しく。何か人の不幸がないかと考えて、いつもブッスとしている。 教養のないあの子狐がその集約された
姿だが。考えてみれば、自分でもある。ところで何時も書いている子狐のモデルは誰?と聞かれる。
もちろんいるが80パーが合致している、いや90パーか。実際は過去に見てきた卑小の人間の複合体である。
しかし、誰もが持っている要素である。だからあれは自分の事ー影と言っている。先日も「自分が言われて
いるみたい?」と言われたが。その%の濃いか薄いかである。話しがそれたが、そこで感じた事は皆明るい事!。
それでも多くの人が逮捕されたり、倒産したり、失脚している。電電公社の会長、地産の会長、フットワーク
の社長、100円ライターの東海??の社長とか。そう甘くはない。
・・・・・・・・
2001年08月08日(水)
 [102] 夢について-6
これまで夢について書いてきたが‘天女二人とセックスをした夢’の事を書こう。 20年近くなるが私の
元部下の大森という人が亡くなって、暫くして大森さんしのぶ会が開かれた。彼の人柄もあって4~50人が
集まりスナックで盛大におこなわれた。非常に気持ちの良い会でもあり、かなり酒も入った。思い当たる
ふしがあるのだろう。夢としても感覚にしても、これ以上ないことは誰もわかることだが。夢は面白い!
学生時代の寮の友人に、夢コントロールのできるという男がいた。夢の中で寮の中を歩く事ができるという。
吉永小百合とも寝る事が出来るとも言っていた。少し内容が露わか?

閑話小題 ~今日のひと言…

f:id:horii888888:20190808043900j:plain

    * 人間には「勇気」は一つしかない
 昨日は、暑さを言い訳にスポーツジムを休んだ。そこで何気なく、警察内部の
暗部を背景にした弁護士モノの録画をみることに。それを昼時に、寝室で独りで
見ている御隠居生活に笑そみ… その中で強烈に残った上司の、
若い女弁護士に語ったひと言があった。  …大まか、こんな内容。

『告発された刑事の弁護を御前を担当させたのは若いから。人には一つだけ
勇気が与えられている。これは、一度、失うと二度と戻ってこない。わしは
権力に叩き潰されて、それを失った。告発された刑事は、その勇気を持っている。
そして正義を貫いている。この「正義」ってのを権力を持ったものは弱いのだ。
その勇気を彼は失おうとしている。救ってやれるのは若いアンタだよ。』
 ―
この言葉に、俄然、駆け出しの女弁護士に火が燃え上る。

事業撤退を決意した時節に思ったことは、この結果も想定内。準備の

シェルターは、ほぼ完ぺき。20歳の創業の決意と、34歳からの実践の

結果には、自ら決意でのこと。後悔は絶対にしないと決めていた。

何故か、平然としていられるのは、「勇気」だけは残してあったため。

 最期はフランクルの【態度価値】になる。 これは、
<人間が運命を受け止める態度によって実現される価値のこと。 たとえ病や
貧困やその他さまざまな苦痛の前で活動の自由(創造価値)を奪われ、楽しみ
(体験価値)が奪われたとしても、その運命を受け止める態度を決める自由が
人間にはまだ残されている、ということ。>
 ―
▼ 最近、よく目にする、死んだ弟を背負った、「焼き場の少年」の写真。
 何故か、少年と弟の想定が次々と浮ぶ。もし、それを口に出したら…
当事者の一生の傷になる可能性がある。今回は、背負われた弟が、『勇気』。
何処の家庭内にも、この構図が当てはまる事象がある? 
『神ありか?』ではなくて… 『神はあらねば!』である。 最近、思うことは、
このこと! 特に因縁という言葉。因は直接原因。縁は間接原因。その結びつき。
<孤立する、孤独する勇気> 何ごとにも立向かう勇気こそ、今・ここ・わたし
にとって、まず必要ということ。 さて、まだ5時前だが、信濃川の何時もの
コースの一周に出かけますか。

・・・・・・
6356,読書日記 ~努力の趣味化
2018年08月08日(水)
            <「好き嫌い」と才能 楠木建 編著>より
   * 好きこそものの上手けれ!
 両親が常日頃、言っていた言葉が、『仕事も何でも、取組んだら好きになるまで
集中し努力すること。そうすると努力が遊びになる。それと質の良いライバル。』 
そのわりに、この程度とは、これ如何に? 人生、最大の謎? いや楽しみ過ぎ!
 
・この随想日記も趣味、遊びの領域に入るのに10年近く要した。で、己の限界が
この程度と我ながら内省するしかないが、この程度の文に、テーマ探しと選定を
入れると、2~3時間のエネルギーが入っているため、どれもこれも愛着を感じ
取ることが出来る。ここで編者は、『努力の娯楽化』とは言いえて妙である。
17年数ヵ月続いたのだから、ライフワークである。
・いま一つのライフワークの『秘・異郷を中心にしたツアー・ゲーム』 
地球儀を五目目版に見たてゲーム感覚で埋めていく、これは『娯楽の長期継続化』。
所要期間、30~40年。夫婦と子供を含めて4000万、年150~200万が高いか安いか? 
は…別問題。『一点豪華主義』と、国内旅行は中断、普段の生活は合理主義に
徹していたため、家計の収入内で収まっていた。
・あとは、早朝散歩とポタリング(自転車散歩)。早朝散歩が30年、チャリが
10年近くになる。駅裏にある自宅から、長岡大橋と大手大橋を一時間かけ一周
するが、この間が、公園として整備されている上に、左右50キロの展望が抜群。
パリのセーヌ川ドナウ川の展望に遜色ない景色。これを4~11月の8ヶ月間も
毎朝、味わえる… 毎朝、ほぼ誰も、歩行者も、チャリダ―も居ないのは、
実際のところ知らないため? さすがに、土日は少し居るとしても少ない。
・それと毎日、数本はみているドラマと映画、これも… 
・更に読書習慣!
話は、尽きなくなるので、この辺で止めておく。

   好きと嫌いと どれほど違う 命ただやる ほど違う

残照の中で、好きなことをスケジュールで紡いで楽しんでいるが、
天気晴朗なれど、大した遠くない先に、うねりが近づいているような。
――――
Amazon 説明:
《 何をやるにしても「好きこそものの上手なれ」が最強の原理原則だと信じて
 いる楠木建が、さまざまな分野で余人を以て代え難い仕事をしている19人との
対談を通じて、それぞれの才能の起点にある「好き嫌い」を探る対談集。
~レビュより~
【「客観的に見れば大変な努力投入を続けている。しかし、当の本人はそれが理屈
 抜きに好きなので、主観的にはまったく努力だとは思っていない。むしろ楽しん
でいる。すなわち『努力の娯楽化』、これが仕事における最強の論理だというのが
筆者の考えだ」】
【「自分のほうを向いた趣味と違って、自分以外の誰かの役に立っての仕事。
人に価値を提供しなければ話にならない。人の役に立てるということは、そのこと
についてよっぽど上手だということ。じゃあ、なぜそれほど上手なのか。有り体に
言って努力投入してきたから。しかも、長い間やり続けているということですね。
結局のところ、努力量の積分値が大切に決まっている。ここから先がポイントだが、
『努力の長期継続』といっても、実際のところフツーの人にとってはなかなか難しい。
僕にしてもそうです。娯楽なら何の苦もなく続けられるのに、努力は続かない。
で、ある時に脳内革命が起きた。『努力』をしようと思うから続かない。
『努力が努力じゃない状態』になればいい。すなわち『努力の娯楽化』が仕事の
カギだという発想です。客観的には努力であることがその人にとっては娯楽に
等しくなる。その理由は、要するに『好きだから』。以上の一連のロジックの最初
と最後を取ると、『好きこそものの上手なれ』になる」。
自分の一番好きなことは何か、よし、その好きなことをこれからも続けていこうと、
心に誓った私。】

▼ 普通の人でも、「努力の長期継続」で普通でなくなる。で、努力を遊びに
 すれば良い。遊びはゲーム化。ゲーム化とは、ルールを何気なく決めていくこと。
それが出来るかが境目のポイント。そこで目につくのが、何も考えない、しよう
しない世間様の存在。 だから、繰返し、しつこく、取上げている。何でそんな者
というが、舟底に知らずにヘバリツク牡蠣のように舟を沈めてしまう力を持つ。
好きこそモノの上手けれを見いだせないで、それを他者に向けるヘドロ。
他者の中のそれは、自分の姿だから。半径500m、直径1000mの世界では、常に
舟底の牡蠣が… それも良いのだろうが、半世紀もかけて殺ぎ落としてきたのだ
から、今さらとなる。だから、好きなことを見つけ『努力の娯楽化』をしないと!
「あいつら、何やってんだ。それも夕飯時の残照の中で。」が、自分に言えること
だから? 美味い酒飲んで、涼しい部屋で、面白いTVの映画をみて、グッスリ寝て、
朝早くから、これ書いて、チャリで、信濃川で新鮮な空気と霊気を浴びて、朝風呂
入って、インコに餌やって、ジュースを飲んで、ネットサーフィンをして、それも
【努力の趣味化』の御蔭ですか。 …というより、痴呆化の入り口ですか?
他人のは分かるけど、自分だけは。合せ鏡で同年代を見ていると、それはもう… 
殆どが自己否定を他者否定への振替作業が主となり、身体同様の硬直化が日々進行。
――――
4152, 「B層」の害毒
2012年08月08日(水)
   【ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒】ー適菜収著 より
 哲学者の適菜収のー日本を蝕む「B層」の害毒ー論が面白い。B層といえば
(何度か取り上げたが)、小泉元総理が「ワンフレーズ」で、「マスコミに扇動
されやすい大衆に名付けた層」をいう。2005年の郵政選挙の際に選挙戦略として
国民をIQと構造改革への姿勢からA層、B層、C層、D層に分類、B層を選挙の
ターゲットとしたことに由来する。これで当時の自民党に圧倒的大勝利を収めた。
この層について、著者は以下のように分析している。
≪ 「B層」とは何かというと、
◎〈マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち〉
 とあり、〈B層は絶対に反省することがありません。無制限に拡大した
 権利意識と被害者意識がB層の行動を規定します。郵政選挙で騙され憤慨し、
 再び民主党マニフェスト詐欺に騙され失望し、将来にわたり「騙された!」
 と喚き続ける存在がB層です。〉とある。
◎〈今の世の中が肌に合わない人。今の世の中のどこかおかしいと感じている人。
 今の世の中を深く軽蔑している人。そういう人はニーチェの言葉に耳を傾けて
 みるべきでしょう〉という
◎〈B層の問題とは、すなわちキリスト教の問題なのです。〉 
〈B層が無知を自慢し、偉大な人物が死んでも「アタシ知らなーい」「誰それ?」
 などとわざわざネットに書き込むのは、彼らがキリスト教の影響下にあるから。〉 
◎〈まともな哲学者・思想家は、例外なく民主主義を否定しています。人類の知性
 は、民主主義と戦い続けてきたのです。 民主主義は、十八世紀に発生した
 キリスト教カルトです。〉(わが国にも「民主主義には寛容の精神がある」
「民主主義は少数意見を尊重する」などと言う人がいます。バカなんでしょうか?
 民主主義に一番たりないのは寛容の精神と少数意見の尊重です。) ≫
▼ 問題は、B層が悪いのではなく、彼らは、どの様にも操作されやすいという
 ことである。これまで、マスコミは、大衆として、彼らを捉えて、その操作を
駆使しトップダウンを役割にしてきた。 ところが、そのB層に超小型パソコン=
モバイル携帯が普及して、これが情報のコンテンツになってしまった。B層には、
自分がB層の自覚がないため、そのレベルの判断が体勢を占めてしまう。
これが「B層の害悪」になるのである。B層はA層にコントロールされてこそ、
社会は保たれるのに、B層が主導権をとったら、そこには混乱があるだけである。
現在の民主党の混乱は、これである。A層を自認してきた自民党も、あのざまで、
C層化している自覚が全くない。この超小型パソコンが、今後もたらす影響は
モンスターのように、世界を混乱に陥れることになる。タブレットPCも含めた
端末情報機器が、プラスにもマイナスにも社会を激変させている。

・・・・・・
5624,人生を幸福で満たす20の方法 ~④
2016年08月08日(月)
          <人生を幸福で満たす20の方法>三宮 麻由子(著)
   * 空虚な日々を楽しむ方法 ~
3.手触り感のある生活
<迷ったら、天に、地に、命に触れよう。それがあなたのこころを
 すませ原点にかえしてくれるから。>
<何故、ではなく、どうすれば、と問いなさい>
▼ カーライルという詩人が、一人の女性か. ら身の上の悩みを相談された時、
「帰って、あなたの針箱の 中を整理しなさい。そうすればあなたの悩みは
やがてなくなります」と答えたというが、まさに、これ。無心で何かに集中
すると、無心の彼方から問題解決のヒントが、沸いてくる。そういえば、
朝ドラで、編集長役が、ヒントを考えるときに、「知恵の輪」に集中する
手法を使っていた。
 ――
4.幸福に働くために
 働けることは幸福なことである。 果たすべきことをやる。
 仕事に楽しみを見出し、感謝することである。
「働き、遊び、学び」は、人間が生きていく上で必要な要素である。
「恒産あって、恒心あり」である。
「いま、ここでしか出来ないことを、自分から見つけてすること」である。
▼ 外海なら、一つの判断ミスで、致命傷になる。 だからこそ面白いが、
視界は、その人の能力範囲しか見えない。孝不幸など、考えていられる
ほど自然現象は甘くない。万一の場合の、準備が常日頃から必要になる。
空虚な日々など、経営にあろう筈はない。
 
・・・・・・
4527, 生きる悪知恵  ー6
2013年08月08日(木)
  「生きる悪知恵 ー正しくないけど役に立つ60のヒント」西原 理恵子(著)
 * 娘が、漫画家になりたいと言い出しました
Q: 高2の娘が、漫画家になりたいから、大学に行かずマンガを描くと言い
 出しました。昔からお絵かきが好きな子でマンカもよく読んでいましたが、
 まさかそんなことを考えているとは思わず、驚いています。特に成績がいい
 わけでもなく、この就職難の時代に中途半端な大学に行くより、なれるなら
 なってくれたほうがいいという気もします。でも、プロの漫画家になる
 なんて簡単なことではないでしょうし、娘の描きかけのマンガを見ましたが
 才能があるかどうかわかりません。娘に才能があるかどうか、どうやって
 判断すればいいのでしょう? 今は大学もマンガ学科があるようですし、
 そういうところやマンガ専門学校に行かせたほうがいいのでしょうか? 
 アドバイスいただればと思います。 
A:私が美術予備校に行って勉強になったのは、自分の作品と他者の作品を
 冷静に見比べることができるようになったこと。300人の絵を並べて、その中
 で最下位だということがわからなかったの、最初は。「なぜ、自分が最下位で、
 この人が一番?」なのか自分が見えてなかったの。 ・・すごい不細工なのに
 自分のことを可愛いと思い込んでるコがいるでしょ。あれと同じ。でも、
 予備校で本当に上手な人の絵を見て、大学に行ったらもっとみんな上手かった。 
 で、「ダメだ、こりゃ」って、自分の実力がいかにないかとわかって、
 「じゃあどうするのか」って、そこからですよね。そういう意味で、専門学校
 みたいに人が集まっているところに行くのも自分の位置を知るにいいかも。
 ・・才能があるかどうかなんてやってみないとわからんし、親が判断すること
 でなく、それは世間様が判断すること。・・まあ、別に漫画家じゃなくても、
 高校生にもなった娘が進路について「これをやりたい」というのに反対する
 ことはない。ひとつだけアドバイスするなら、「アルバイトはさせたほうが
 いい」ってことかなあ。お金をもらって、他人に怒ってもらえるという経験は
 貴重です。私もアルバイトでいろんな経験させてもらったのが財産になってる。 
 いるだけで「可愛いね」って言われる時代から、いるだけで「邪魔、パパア!」
 って言われる時代まで、女の人の方が描くことの引き出しが多いんですよ。
 だから、やっばりいろんな場所でいろんな経験してほしいですね。
▼ 早期退職のサラリーマンの蕎麦屋をしたいという話と同じ。遊びや趣味で
 やるのと、それで生活していくのは別問題。17~8年前になるが、甥っ子が
京セラに勤めて10年、何かで社長賞を貰ったのを契機に漫画家に転身と聞いた。
当初は、そこそこ売れっ子だったと聞いていたが・・ 漫画家の名は、自分の
名前を逆読みにした「きもと○○」という。次々と若い漫画家が出てくる中で
若い人の感覚を取り入れ続けて生き抜くのは大変のはず。この娘の場合は、
専門学校に入れるのがベスト。その世界で仕事が出来るだけでも、本人に
馴染むからである。
・・・・・・
5989,閑話小題 ~最後の講義・9 ー石黒浩:対談
2017年08月08日(火)
   * 新しいことは説明しても理解されない
 具体的人物をモデルに、例えば、落語の米朝とか、夏目漱石のロボットに
する効用は出来上がって初めて見えてくる。事前説明の理解は夢物語でしかない。
 米朝の落語をロボットで保存し、高座で披露するとか… 「石黒ロボット」を
通してロボット論の講演をさせたり。本人の代り、世界各地にロボットを派遣、
講演し、ネットで問答をすることが可能になっている。今では、石黒本人より、
ロボットの講演依頼が多いという。 今後は、テロの危険のある要人のロボット
講演で使われる可能性もある。
――
<石黒>  僕のプロジェクトは、自分自身の中では論理がつながっている
 のだけれども、他人へ説明するのがすごく難しいといったケースが多い。
 遠隔操作型アンドロイドをつかったロボット研究のときも、誰もこれが
 世の中に役立つとは信じてくれまいと確信していました。そのため、協業者
 に対しては、「僕が提案することに対して、一切説明を求めてはいけない」
 ということでスタートしました。結果は大成功しました。少しアーティスト
 っぽいアプローチかもしれません。でも新しいことは理由を説明するのが
 難しく、いくら言っても納得してもらえないので、見せるしかない。
<本荘>
  商品やサービスでも、最初はアホじゃないか。と言われたものがヒットして
 いますよね。企業でも、「俺を信じろ、言う通りにしろ」というかたちで稟議
 を通すと、夢が実現できるかもしれないですね。

▼ 世界中のビジネスの殆どが「代行業」という。人型ロボットの講演などは、
「お手伝い」そのものになる。孤独な老人に対する会話、対話の代行ロボットも、
現れてきた。最近のTVにはユーチューブなどで、行きたい、観たい出先の
映像が気楽に呼び出されるため、自分が飛んで行った錯覚に陥ることがある。
ドローンという飛行物体を人型にすると、何だろうか? アトムですか。
それより、8kTVとか、立体TVでも充分ですか。空間移動ならⅤr・TVでも。
・・・・・・
5259,閑話小題 ~インサイドヘット(シネマ感想)
2015年08月08日(土)
     ~インサイドヘット:なぜ、“カナシミ”は必要なの…?~
   * シネマ ~インサイドヘット 感想 
 先週みたシネマの感想になるが、面白い切口である。心の中の感情を
擬人化した人形のアニメとしての遣り取りに興味を持ってみたが、難しい
感情問題を、軽妙に?扱っているところが良い。ヒロインのヨロコビと、
カナシミが、「思い出保管庫」の世界に迷い込んでしまうが、その辺りが、
難しい問題を含む。 自分を考えると、膨大な保管庫から、フラッシュで
多くの記憶が漏れ出て己を悩ます日々だからこそ、色いろ考えさせられる。
  ~ ネットの映画ビュアーより~ 
≪ 思春期の戸惑いと成長を脳内アドベンチャーに重ねて描く世界初の
 フルCG長編アニメ「トイ・ストーリー」を1995年にリリースして以来、
おもちゃや車、昆虫や魚などさまざまなものに人格を与え、彼らが感情豊かに
関り合う上質のストーリーを紡いできたピクサー・アニメーション・スタジオ。
同社の20周年作品で、“感情”そのものを複数のキャラクターで表現する
コンセプトを初めて知ったとき、「今度はそう来るか!」という期待と、
「ファミリー層には難解かも?」との懸念が相半ばした。
 物語の外側=人間世界の主人公は11歳の少女ライリー。
ミネソタの田舎町で両親の愛を一身に受けすこやかに育ってきたが、家族で
引っ越したサンフランシスコでの暮らしに馴染めず、気持ちが不安定になる。
この辺から、ライリーの内側=脳内世界のヨロコビ、カナシミ、イカリなど
5つの感情たちがダイナミックに動き出す。彼らがいる司令部から、ある事件に
よってヨロコビとカナシミが放り出され、広大な思い出保管所に迷い込む。
感情の制御がきかなくなったライリーを救うために、ヨロコビたちは司令部に
戻ろうと駆け回るが……。
 ライリーの外側で起きるドラマと内側の感情たちによる冒険が、相互作用
しながら平行して進む――聞いただけでは複雑そうだが、実際に観てみると、
繊細な表現で魅力的に描かれたキャラクターたちと、心理学などを踏まえた
深みある設定、創造性に富んだ展開に94分間引き込まれっぱなし。
CG描画の面でも、うっとりするほどリアルな質感を伴うサンフランシスコ
の街並み、柔らかい光の粒で描かれた感情キャラたちの揺れる髪、さりげなく
視線をいざなう仮想カメラの滑らかなポジション移動など、技術の進歩を
印象づけるビジュアルと卓越した演出センスが随所に光る。 ・・・
鑑賞後は、頭の中が解きほぐされ、心がふわりと軽くなった。(高森郁哉)≫
▼ ヨロコビに影のように付添うカナシミの役割を解りやすく示している。
 カナシミは色いろの記憶を悲しみに書き換えてしまう強力な力を持つ反面、
ヨロコビを引きたてる力を持つ。ここでは、イカリに対して、注目されて
なかったが、実はイカリこそが司令塔を動かす力を持っている。虎に例えると
解りやすい。なだめ、飼いならし、時には、その背に乗って奔りまわることも
できる。 感情の擬人化した人形アニメとは、哲学的切り口でもある。

 

つれづれに

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 いや、暑い。
こういう日は、何もしないで部屋ごもり、ですか。
とはいえ、何とか、随想日記を書きあげ、ポタリングをこなし、
明日の、文章の下書きを準備をしている。







・・・・・・
・・・・・・

4526, 生きる悪知恵  ー5
2013年08月07日(水)             
  * 中ニの娘が父親と、今だ風呂に入っているのですが  
            「生きる悪知恵 」西原 理恵子 (著)
Q :  中2の娘が父親とお風呂に入っているのですが
A :  ・・ここは日本のお母さんたちの合言葉は「毛が生えるまで」。
 毛が生えたら自然と恥ずかしがり入らなくなります。吉田戦車のマンガに
あったけど、お父さんにとっては毎日がカウントでしょ。娘が一緒にお風呂に
入ってくれなくなるまで「あと何日」っていう、その時が来るまでじっくり
味わわせてあげてくださいよ。娘が「パパ大好き」って、すごくいいいこと。 
私も女子高だったんで、パパ大好き派の子いっばいいて、もう夜、パパの布団
に潜り込んで寝てたぞという子、結構多かった。 そこまでいかなくても、
腕組んで歩いたり、それはもう、パパ嫌いで、「臭いんだよ、オヤジ」
という家庭に比ぺたら天図みたい。ましてや「オヤジ死ね」って言ってる息子
がいるのに比べたら、どれだけいいか(笑)。ある意味、ぜいたくな悩みですよ、
好きなだけパパっ子にさせてあげてください。心配しなくても大丈夫。
毛が生えたら娘のほうから人らなくなりますから。
中2だから、そろそろでしょう。まさにカウントダウン。 
・・アメリカなら父娘が一緒に風呂に入ると逮捕されるとか。
▼ 数年前に、次男とツイッターでやり取りしたことがあったが、直ぐに、
「父と息子がツイッターをするとは 前代未聞」とのツブヤキが入って、
 やめたことがある。「だからこそ面白い」と今から考えれば良かったが・・ 
   * 60歳代の父が30歳代の女性と同棲。妙にやつれてきました
Q :数年前に母を亡くしてから、一人暮らしをしていた60歳代の父が30歳代
 の女性と同棲。妙にやつれてきました
A :「体が心配」って言うけど、腹上死したらそれはそれで最高に幸せな
 死に方じゃないですか。いがみ合ったり、寝たきりになったり、見たくない
ようなものばっかり見せて死ぬんですよ、普通。そんな嫌な死に方するのに
比べたら、もう万々歳。どうせいつかは死ぬんだし、これが最後の恋なんだ
から、好きにさせてあげましょうよ。 何の問題もありません。
放っときゃいいんです、ハイ。  結論、腹上死したらラッキーと思え!
▼ やつれた理由を下ネタと決め付けるのも何だが、やつれるほどの
 精力が残っているなら、最上の幸せ!」

・・・・・・
5623,人生を幸福で満たす20の方法 ~③
2016年08月07日(日)
         <人生を幸福で満たす20の方法>三宮 麻由子(著)
   * 空虚な日々を楽しむ方法 ~ゲーム感覚でチャレンジ
≪ 2.ゲーム感覚でチャレンジ
 楽しいチャレンジしてますか? 「楽しいチャレンジ」と「重荷」の差は、
「大変でも楽しい」と思えるかどうか。子供の頃から母親に、「何かをやろうと
決めたら、楽しみになるまで集中すること。始めたら絶対に諦めないこと。
それとライバルを見つけて、負けないこと」と言われてきた。母は何事も、
それでやり遂げてきた。著者は暗闇の中で、幸福を満たすに、人一倍の苦労が
必要だったろう。 それを前提で、これを読み解くと、一言一言が胸に刺さる。
ゲーム感覚は、もう一人の冷静な自分を見つめる視点を持つことが可能になる。
 26歳から新規事業に向け動き始めたが、何もかもが初めてもあり、店にしろ、
ビルにしても、立上げは一通りの困難が次々と押寄せる。それを繰返すうちに、
事業とは、これらを解決するプロセスと実感できるようになる。ならば事業は、
困難解決プロジェクトとして、ゲーム化をし、楽しむことが、合理的で面白い
ことに気づくことになる。この随想日記も、15年数ヶ月、ほぼ、休んだことが
ないが、これもゲーム化で楽しんでいる。2~3ヶ月に一度は、全くテーマが
浮かばず、呆然とする。問題は、ここから。 そういう時ほど、よい文章が
書けることを体験上知っているためか、どこか心に余裕がある。でなくては、
続かない。5年前の事業整理も、その一連をゲーム化をして楽しんでいる私が、
準備期間を入れた45年間の総括として割切っている私が、確かにそこに居た。
 そして、それを笑っている蓄群も、である。
~以下は、やはり偶然だが、何故か、面白い繋がりになる~

閑話小題 ~美しいことは、どう、良いのか?  -2

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   * 特に女性は外見で損得が大きく変わる
 そうこう考えると、私も男が故の分厚い美人優位に気づかなかったのかも。
美人は力のある男に優先され狩られる。その積み重ねの遺伝子が残るため、
遺伝格差の背景がある。とはいえ、アインシュタインと、モンローの組合せの
問題が…逆も考えられるから。また、特徴に一つが、『計上が上手』がある。
たんなるブリッコとの違いが、ここにある。相手が如何思うかを、読んで、
好い加減な落としどころを経験で熟知している。初な男には、その辺りが
弱点と知り尽くしている。クレオパトラが、この計上のうまさで知られている。
 ―
≪  ~前回のつづき
 ◉ 1972年に発表された社会心理学の古典的論文「美しいものがいいものだ」
と、それに続く数多くの研究が、外見がいい人は、そうでない人より <知的で、
有能で、信頼出来そうに見える>という説を確立している。振返ると、やはり、
部下の判断に美人に甘くなるのは否めない。
◉ これに加え、仕事において、「女性は美しくなければならない」という
「美の神話」が作用することで、本来労働者としての能力で評価が行われるべき
職場において、美しい女性が贔屓され、美しくない女性は差別されるという指摘が
されている。現代では女性の雇用や昇進の条件としてPBQ が広く慣行化されつつ
あり、ファッションモデルや女優などのセックス・ワーカーのように、人に見て
もらう職業ではない職種や仕事でもPBQ(美の職業資格、女性は美しくあることが
職業の資格であるかのように重視されること)は求められるという。そうした
強制力の中で、働く女性は働きながらも、美しさを気づかわなくてはならず、
疲れ切ってしまうという。
◉ このような、Wolf(ibid.)が美の神話に関して女性同士の関係や仕事について
指摘した事柄は女子力にも共通するのだろうか。検討したい。また、先ほどの
上野千鶴子碓井真の指摘からは、女子力が仕事上の能力・活躍をも意味する
概念となったことが強調されているが、果たして女子力はフェミニズムにとって
それほど望ましい概念となりうるのだろうか。≫
 ―
▼ 映画、ドラマの主人公は、当然、美男美女だけ。それが逆に、美男美女
 なればこそ、有能で、善人で、自分を助けてくれるヒーローと思い込んで
しまう。 …誠実そうな人と、誠実な人とは全く違うことに、気づかない。
特に女性に関しては、美しいことが存在意義になっている。 それも美しさが
高いほど、その重要度が比例して増していく。それに加えて、美人度に加えて、
振る舞いが加味される。 数日前に、全英ゴルフで、1年前までアマチュア
だった20歳の日本女性が40数年ぶりに優勝をした。姿見は悪くないが、発する
言動が何とも… 半年もすれば、変身、するのだろうが! 10年ほど以前の
話になるが慶応高校が甲子園に出場した時、その父兄を含めた応援団の姿が
地方出身校と、全く違っていた。
 
・・・・・・
6355,閑話小題 ~つれづれに夏
2018年08月07日(火)

◉ ボクシング協会の会長。同年代に近い?が、時代掛かった昭和残存の唯我独尊
の姿が、自分に被さって見えて気恥ずかしくなった。…そういえば、偉そうな肩書
『何々協会会長』になって、急にふんぞり返って… とかくあるケース。 
ヤクザの親分とのトラブルで、怒らせてしまいネタバラシをされたザマ。さすがに
TVで放映されるプロの世界タイトルマッチには、疑惑の判定は少なくなった。

◉ 毎日のように入ってくるニュースは、災害絡みのニュースばかり。 国内では、
中越地震柏崎刈羽地震の二つの地震から、大きな地震、噴火、大豪雨が、たて
続きに起こっている。それ以前の淡路・神戸大地震が、前ぶれとも考えられる、
地球規模の自然災害の一連のため、手の施しようがない。
 過って、こんな自然災害の連鎖は無かった。東欧とソ連解体、中国の自由
経済圏への参入。インドなどの自然化石エネルギーの爆発的消費の拡大が大きく
影響を及ぼしている。首都圏直下型地震、富士山噴火、南海トラフ巨大地震など、
何が起きても不思議でない状況と悲観的見方も出来る。で、今日を愉しみますか。

◉ 金曜日の振替で、昨日、映画『ミッション・インポッシブル』を見てきた。
評価は85点。極限の中で、主役は絶対死なないと解っていても、次々と押寄せて
くるアクションに、爽快さより恐怖心が先に立つ。とはいえ、製作会社の思惑に
乗って、何時の間に、その世界に順応し楽しんでいる自分がいる。老いのストレス
は年々大きい。その分、楽しむしかない為、必要悪でもある。何かの標語?の、
『最短距離の最大インパクト』があるから、これほど人気になる。映画館の観客は
老若男女60人位はいた。終了後の15時過ぎに、SJのヨガに参加。帰って、高校野球
を見ながらビールを飲んで20時過ぎに就寝。

◉ 昨日の中越、慶応高校の一戦、最後の回の三・本塁間のタッチプレー、
私の眼には中越選手へはノータッチ、20センチほどの間隔があいており、
セーフに見えたが。当人もビデオを繰返し見るだろうが、高校野球にこそビデオ
判定システムを入れるべきと痛感。一生一度のゲームに、あれじゃ浮かばれない。

◉ 今ほど、20分をかけて過去文を読返したが、特に今日の過去文が、自分で書く
のも何だが、面白い。毎日、毎日、よくネタが尽きないもの。時どき、芯の底
からバカバカしくなるが、今さら、「こんなに面白いことを止められない」。 
努力というより、『娯楽』。没頭して、自分を消してしまわないと集中出来ない 
フロー状態の結果のようだが…。

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4151, 虎穴問答
2012年08月07日(火)
 以前に少し取り上げた「虎穴問答」について。 金沢の「いとはん」という
衣料チェーンにいた時の話。同期10数人で勉強会をつくって、そこに石川県
知事を呼んで話を聞いたことがあった。それが社長の逆鱗にふれ、「預りの身?」
の立場上、抜き差しならない事態になった時に、書店で見つけた本にあった問答。
そして自から、その会を潰すことになった。去年の倒産劇の時も、この問答を
思い出していた。死に体の会社を一歩早く潰すか、ぎりぎりまで踏んばるべきか
の決断の際に、この問答を何度も類推し、考えてみた。  
  ーそこでネットで「虎穴問答」を調べてみたが、その部分からー
≪ 大阪控訴院でのこと、ある日、審理の最中に王仁三郎は裁判長に向い、
「人虎孔裡に墜つ」という禅問答をいどんだことがある。これはひとりの人間が
虎の穴へ落ちこんだ場合どうしたらよいか、という問答だ。王仁三郎が、
「裁判長、あなたはどうお考えになりますか」というと、裁判長は自分は法律家
だからわからないが、どういうことかと逆に問う。そこで王仁三郎の説法が
はじまった。人間より虎のほうがつよいから逃げようとすると殺される。
刃むかっても同じことだ。ジッとしていても虎が腹がへってくると殺しにくる。
どっちにしても助からない。けれどひとつだけ生きるみちがある。それは
食われてはだめだ。こちらから食わしてやるのだ。食われたらあとにはなにも
残らんが、自分のほうから食わしてやればあとに愛と誇りとが残るのだ。 
王仁三郎はこの問答で大本事件を語った。裁判長はさすがにうたれるものが
あったとみえ、うーんと嘆声を漏らしたという。また、粛然とした空気が法廷に
流れ、敵味方の区別なく一同思わず襟を正したそうだ。さて、この虎穴問答は
もうひとつ深い意味をもっている。というのは、虎に身を与えた愛と誇りの
犠牲が、現実の事件全般の進行に一大転機をもたらしたからだ。奇跡的に死地
に生を得たもので、九分九厘だめだったものがあと一厘で逆転にむかうのである。
これこそ一厘の仕組みとかいうものだろう。≫
▼ 戦前戦中の時代に、破竹の勢いで信者を増やしていった大本教が、軍部や
 政治家から目をつけられ、大弾圧にあった。その過程の裁判での、この虎穴
問答は人生に色々な示唆を与えている。虎を、生老病死としての四苦八苦と
例えることができる。それぞれの苦に、自ら受け入れ苦しむことこそ解決の最短
の道になる、と考えることができる。 事業断念も決意も、虎を3つの断層=
9・11テロ、9・15のリーマンショック、3・11大災害の三つの震災と
みなし、その重なりから、虎穴に落ち込んでしまったと想定。逃げ回るより、
先んじて喰われてしまおうという最後に思い出したのが、この問答。
 その時に、当時の大本教を題材にしたー『邪宗門高橋和巳著ーを
読んだが、これが面白い。

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4893,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー45
2014年08月07日(木)
   * 面白かったという手応えが残った有難さ! 
 改めて45年を振返ると、これは人生そのものの総括であり、自分の限界の
再認識にもなる。経済雑誌『財界』を発行する財界研究所の創設者・三鬼陽之助
の弁『経営者たるものは、その行蔵を表立てないこと、秘しておくこと』がある。 
経営者失格の私が、こんな行蔵を書くべきでないのが、本当だが、今さらである。
先日、ここで取上げた『意味としての心』の中で
《「意味」の『意』は「気持」。『味』は、ミ。満るのミ、記号で言う、身、
実、につながる。その時々の節目で、何が満ち、何が実として、あったか? 
逆に、何が足りなかったか、の棚卸は、ある意味、内省になる。》と書いた。
 生きてきた中で、その時々に空虚な心を少しでも満たそうと、エネルギーを
ひたすら注ぎ込んできた。それが、そのまま自分の姿であり、その凝視が内省に
なっている。 逆境時にも、ひたすら読書三昧を重ね、1日、2~4時間の読書
を続けてきた。 最近ではネットサーフィンを含め、現在も続いている。
それでも、一番肝心なところを理解し得なかった。知らないこと、知らない知識
へのチャレンジが少なかったことになる。 「得意淡然/失意泰然」は勝海舟
のことばだが、私には、逆の「得意泰然/失意沈然」が悲しいかな、見て取れる。
最期に、この結果が当然である。逆の結果としても、私には大して変わらない? 
ご覧のとおりの結果を、現実に経験をしてみて、事前で考えていたことと、
大きく違う! 事前の見方をしていた自分が薄っぺらに見えている。 
まず<倒産が悪い!という一連の思い込みの間違い>がある。
<倒産には、悪い倒産と、良い倒産があり、良い倒産は、むしろ勧めるべき
決断であって、ワーストでなく、ベターでもなく、ベスト>という経験から
得た実感である。もちろん、ケースによるが。激動の時代ほど、事業サイクルが
短くなる。だから、見極めをつけたら、銀行などに植付けられた<倒産は悪い>
という先入観をかなぐり捨て、見切りをつけるのが「良い倒産」に繋がる。
『倒産に良いも悪いもあるものか!』が間違い。<従業員の生活を破綻させる>
<取引先を連鎖倒産させる><家庭が破綻する><生活の目処が立たない>等々、
多くの問題があるが、決断しなければならない時節には、決断しなければなら
ないことがある! 結果からすれば、戦争などで大家族が生き抜くなどの事情が
ない限り、起業家などすべきでない! しかし、後悔が少ないのは、日本の
歴史上に過って無かった高度成長期で、良い思い味わったり、起業の面白さを
充分経験できたことがある。『面白かった!』という実感が、間違いなく残って
いるのは、有難いことである。意味のミが満(ミ)ちていたため。装置産業
プラス面の「時間持ち」と、マイナスのブラックスワンとの遭遇の経験も、
振り返ってみれば、光の中での夢幻でしかない。

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3786, ユング -17
2011年08月07日(日)
  * ユングについての総括
・ 父親の死の時の不思議な体験をキッカケに奇妙な感覚が10年余りの間、
 身についておたこともあり、ユングの理論には非常に興味をひかれた。
ユング本人に元もと通常以上のシックス・センスがあったため、それを、
そのまま発達すればよかった。大本教出口なお天理教教祖の中山みきは、
そのセンスが強力だった。また日蓮には身体全体にオーラが包み込んでいたと
いう記述が残っている。 27歳時の父の死亡時での実体験が無ければ、
シックス・センスに対して信じることはなかっただろう。現に幽体離脱
ような体験をしたのだから、これは信じるしかない。ユングフロイト
対立・離別をしてまで、この方面の研究を続けた内容は侮れない。
・ ユングが取上げた中で、「共時性」と「布置」に、まず興味をひかされる。 
 奇妙な偶然の一致の不思議さ。これは多くの人が経験しているはずだが、
 それを話すと、何か軽薄と誤解されるのを恐れてか、あまり口外をしない。
 子供の頃に親戚の人が、その類の話しをするのを聞いて、「いい大人が、他
 愛無い話をしている」と心底で感じていた。しかし人生経験を積み重ねる
 うちに、親戚の人たちの言っていることは、決して他愛無い話でなかった
 ことを知った。幽霊の話しも、その一つになるが、これも、あり得ること。
 共時性、布置とは少しズレルが・・
・ またオカルト現象も、ユングを読んで、実際のところ驚いてしまった。
 これも個人が持っている、ある能力が何かに感応した働きだろう。そうこう
 考えれば、哲学の存在論に関わってくる。現在、自分が、現に此処にいる
 不思議からみれば、オカルトなど、他愛にないもの。エスキモーで5キロ先
 にいる白兎を見つけることが出来る人がいるとか、犬が数千キロ先の親の
 鳴声に反応するとかを疑問に思うこと自体が、小さな限界の範囲内で決めて
 いるからである。脳には20億年の生物進化の記憶がある。
・ 最近、特に感じるのが、それぞれが持っている経験と能力の深さと広がり
 である。特に、ブログなどで、それが比較的簡単に覗き見ることが可能に
 なったこともある。デジタル化で人間の五感を遥かにしのぐ機器が不朽を
 はじめると、逆に人間の持つ不思議さが一つずつ解明されることになる。
 ブログ、ツイッターなどの普及はユングの世界を超える可能性がある。
 ネット世界の出現こそカルト?

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5988,閑話小題 ~最後の講義・8 ー石黒浩:対談
2017年08月07日(月)
   * 意識の場所を指し示すことは難しい
       ―他人を見る以外自分の姿は見えない―
 彼は、小型の人型ロボットを幾つか並べて、色いろな相談の質問に対応する
効用を示している。専門分野が違ったフレンドリーの人型ロボットなら、対話
も進むことになる。初めて知った時は、仰け反るほどの驚きであった。
 ――
<石黒> 「嫌なことはやらない」というのを貫いています。やりたいことを
 やるのは小学校の時から同じです。だから、つらいと思った記憶はありません。

<本荘>  普通、これはやるけど、これはやらない。と決めてしまうと、
 可能性が限定されそうですが、石黒さんは興味のあるものだけをやるという
 考えを持ちつつ、他分野・異業種の人と関わり、フィールドを広げていますね。
<石黒> 他人を見る以外に自分の姿は見えてこないじゃないですか。
 自己意識を持つには、人と関わるしかないわけです。異業種の人でも、意外に
 自分との共通点を見つけると面白くなって、一緒に何かをしたくなります。
 要するに、すべて自分を知るためです。自分自身や人間という存在に興味を
 持っているので、大抵何でもできるし嫌なことはないわけです。

<本荘>  一般の人は、自分の録音した声を聞いたり、録画したものを見たり
 するのは違和感があると思いますが、石黒さんはそういう感覚はないのですか。
<石黒> 自分自身の感覚がよくわからないフワフワしたものだから、それを
 確かめたい思いがあるので全く抵抗がありません。もしかすると、リアリティ
 がないのかもしれませんね。「意識の場所」は、このあたり(場所)にあると、
 ピンポイントで指し示すことは難しいですよね。
――
▼ 秘異郷ツアーには全国から「面白い人、大変な人」を選りすぐったと信じ
 ざるをえないこと屡々。その旅仲間の中に、それぞれが合せ鏡で自己を見つめる
研修をしていることになる。行先は、異世界が次々と現れ出てくるから面白いこと、
この上ない。違った異世界を目指し、感動するのが目的。どれもこれも、生涯、
忘れえぬ人生体験になる。<他人だけでなく、他所を見る以外、自分の居場所は
見えてこない。> ということ。魂を大自然に開放するため、私たちは旅に出る。
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4526, 生きる悪知恵  ー5
2013年08月07日(水)             
  * 中ニの娘が父親と、今だ風呂に入っているのですが  
            「生きる悪知恵 」西原 理恵子 (著)
Q :  中2の娘が父親とお風呂に入っているのですが
A :  ・・ここは日本のお母さんたちの合言葉は「毛が生えるまで」。
 毛が生えたら自然と恥ずかしがり入らなくなります。吉田戦車のマンガに
あったけど、お父さんにとっては毎日がカウントでしょ。娘が一緒にお風呂に
入ってくれなくなるまで「あと何日」っていう、その時が来るまでじっくり
味わわせてあげてくださいよ。娘が「パパ大好き」って、すごくいいいこと。 
私も女子高だったんで、パパ大好き派の子いっばいいて、もう夜、パパの布団
に潜り込んで寝てたぞという子、結構多かった。 そこまでいかなくても、
腕組んで歩いたり、それはもう、パパ嫌いで、「臭いんだよ、オヤジ」
という家庭に比ぺたら天図みたい。ましてや「オヤジ死ね」って言ってる息子
がいるのに比べたら、どれだけいいか(笑)。ある意味、ぜいたくな悩みですよ、
好きなだけパパっ子にさせてあげてください。心配しなくても大丈夫。
毛が生えたら娘のほうから人らなくなりますから。
中2だから、そろそろでしょう。まさにカウントダウン。 
・・アメリカなら父娘が一緒に風呂に入ると逮捕されるとか。
▼ 数年前に、次男とツイッターでやり取りしたことがあったが、直ぐに、
「父と息子がツイッターをするとは 前代未聞」とのツブヤキが入って、
 やめたことがある。「だからこそ面白い」と今から考えれば良かったが・・ 
   * 60歳代の父が30歳代の女性と同棲。妙にやつれてきました
Q :数年前に母を亡くしてから、一人暮らしをしていた60歳代の父が30歳代
 の女性と同棲。妙にやつれてきました
A :「体が心配」って言うけど、腹上死したらそれはそれで最高に幸せな
 死に方じゃないですか。いがみ合ったり、寝たきりになったり、見たくない
ようなものばっかり見せて死ぬんですよ、普通。そんな嫌な死に方するのに
比べたら、もう万々歳。どうせいつかは死ぬんだし、これが最後の恋なんだ
から、好きにさせてあげましょうよ。 何の問題もありません。
放っときゃいいんです、ハイ。  結論、腹上死したらラッキーと思え!
▼ やつれた理由を下ネタと決め付けるのも何だが、やつれるほどの
 精力が残っているなら、最上の幸せ!」
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5623,人生を幸福で満たす20の方法 ~③
2016年08月07日(日)
         <人生を幸福で満たす20の方法>三宮 麻由子(著)
   * 空虚な日々を楽しむ方法 ~ゲーム感覚でチャレンジ
≪ 2.ゲーム感覚でチャレンジ
 楽しいチャレンジしてますか? 「楽しいチャレンジ」と「重荷」の差は、
「大変でも楽しい」と思えるかどうか。子供の頃から母親に、「何かをやろうと
決めたら、楽しみになるまで集中すること。始めたら絶対に諦めないこと。
それとライバルを見つけて、負けないこと」と言われてきた。母は何事も、
それでやり遂げてきた。著者は暗闇の中で、幸福を満たすに、人一倍の苦労が
必要だったろう。 それを前提で、これを読み解くと、一言一言が胸に刺さる。
ゲーム感覚は、もう一人の冷静な自分を見つめる視点を持つことが可能になる。
 26歳から新規事業に向け動き始めたが、何もかもが初めてもあり、店にしろ、
ビルにしても、立上げは一通りの困難が次々と押寄せる。それを繰返すうちに、
事業とは、これらを解決するプロセスと実感できるようになる。ならば事業は、
困難解決プロジェクトとして、ゲーム化をし、楽しむことが、合理的で面白い
ことに気づくことになる。この随想日記も、15年数ヶ月、ほぼ、休んだことが
ないが、これもゲーム化で楽しんでいる。2~3ヶ月に一度は、全くテーマが
浮かばず、呆然とする。問題は、ここから。 そういう時ほど、よい文章が
書けることを体験上知っているためか、どこか心に余裕がある。でなくては、
続かない。5年前の事業整理も、その一連をゲーム化をして楽しんでいる私が、
準備期間を入れた45年間の総括として割切っている私が、確かにそこに居た。
 そして、それを笑っている蓄群も、である。
~以下は、やはり偶然だが、何故か、面白い繋がりになる~