2007年03月29日(木) 2186, 「勝負脳」の鍛え方
               才八∋ウ_〆(∀`●)サン

    図書館から月刊現代の新年号を借りてきたら、
    ー第四の知能「勝負脳」の鍛え方ーというレポートがあった。
    数日前にフィギア・スケートで安藤美姫が逆転で優勝をしたばかりであった。
    トリノのオリンピックで惨敗、他の試合でも、ここ一番の大勝負に勝てなかった。
    勝負を決めるのは鍛錬だけでなく、色いろな運や脳力が必要ではないかと、実感していた。

ーまず、このレポートの概要をまとめてみるー

「頭が良い」とは、どんな脳を指して言うのかというと、
?記憶する能力 
?イメージをつくる能力
?覚えたことをパフォーマンスする能力(多重能力)という。
要約すると、「ものを覚え、それでも脳が忘れてしまうために、覚えた情報を一度脳内で再編集し、
その内容を表現するという流れを鍛えることで、頭をよくすることが大事である」ということになる。

    この3つの能力を活用できる人が、勝負事で勝てるかというと、必ずしもそうはいかない。
    スポーツの試合や受験、ビジネスといった実戦で勝つには「頭が良い」だけではダメ。
    レポーターの提唱する脳の第四番目の知能は
   ?独創性や創造力を生み出す能力が勝負の鍵を握っている。この能力を勝負脳となずけている。
    端的に言えば、勝負に勝つための独創性のある戦略を練る知能である。
    アメリカのマックスウェル・マルツがサイバネティックスという成功の理論を提唱した。
    それは、目的を明確にし、それを目的が達成するまで忘れない、というものです。
    そんなことは、当たり前と思うかもしれないが、それがナカナカできない。

勝負脳を鍛える第一のポイントは、「目的と目標を区別すること」が挙げられる。
・目的は勝つことであり、
 目標はどのように勝利するかです。
・そして勝負脳を使って勝つには、
 目的よりも目標に集中することが大切なのです。
目標も目的も同じようなものだと思うが、それが違うのである。

両者の違いを説明するのに、フィギアスケートの荒川静香選手の例で考えてみると・・
06年のトリノでオリンピックの金を取ったあと、こんなコメントを挙げていた。
「順位はまったく考えていませんでした。新しい採点方法に対応するために、
演技ごとに自分の欠点を明らかにして、一つ一つをいかに完璧にこなすかに
集中していました。一位になれたことにビックリしました。」
彼女はトリノから採点方法が変わったことを理解していた。
その意義を理解し、一つ一つの技をいかに素晴らしく見せるかに集中したのです。

    スポーツだけでなく、ビジネスでも簡単に成功する人と努力をしても
    成功しない人がいます。それは目的と目標を分けているかどうかで決まります。
    目的と目標を分けて、自分の劣っている部分を明らかにし、相手の長所に打ち勝つ、
    どんな状況でも手を抜かないという勝負脳を使うか使わないかである。
    出世したい、勝負に勝ちたいという結果を目的にして、それを追い求めるだけでは、
    科学的とはいえません。大リーグのイチロウは、初球を打ってのヒット、つまり初球の打率が
    非常に高く、誰よりも早く球場に入ってモチベーションを高めると言います。
  相手のピッチャーが十分に力を出し切らない第一球も見逃さない勝負脳を働かせていると言えます。

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以上が、このレポートの概要だが、
目的と目標を明確に分けて、使いわける必要性を述べている。
そこで「目的と目標の違い」を調べたら、
目的: 達成すべき事項
   (上記を参考にすれば「到達しようとして目指す事柄」の意味に近い)
目標: 目的達成を可視化するために数字で表現できる到達地点、
    とあった。
大學生活の目的と目標を例にとると、
目的は、広く知識を学び、多くの人を知り、自分の適性とは何かを知ることで、
目標は、優を幾つ取るか数値を決め、部活動やアルバイトなどを通し多くの人を知り、
   広い範囲の本を数を読み、無事卒業することである。
この二つをはっきり分離しておかないと、やはり学生時代を最有効に活用できない。
目標を明確にしておけば、それが結果として目的達成になるのである。
しかし、目的意識も重要である。
多くの挫折の中で、耐え抜くのは目的意識である。
この二つを明確にして、割り切って楽しむことが勝負脳を育てるのである。

             (o ・д・)ツ  バイ! 
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