* なる程、図書館は危ない・・
◉ 図書館の入館者が少ないが最も危険な場所で、平気で行くだけ隙があると
いうことか…。 読書コーナーで坐っているだけで心休まるが… これを習慣
付けると、追出されそうだ。これも最終的には電子本に取って変るのだろう。
暇ということは、知的好奇心を沸かす。としても、図書館の有効性を教えて
くれた人は学生時代には居なかった。 50歳半ばにブログを立ちあげて、20年に
至るが、それで少しの穴埋めが出来た?
◉ 10年前のリタイア後に世界観が一変した。知らない世界が…あまりに多い
ことに気づいた。まだ気づいたから、少しは穴埋めが出来たが、それも、知り
えた周辺。 車で5~6分程のところに図書館が有るため、助かってはいるが!
これに52回の秘異郷ツアーと、TVの教養番組が小さい世界を埋めてくれる。
◉ 老いが加わるにつれ、人生の有限性を実感する。この年齢に至ると、モット
枠を超えた経験をしておくべきだったという後悔も加わる。有名画家の絵画と
直面すると、作品の絵画を通して永遠に書き留めた想念である。老いるという
ことは、甘くはないが、その年齢なればこそ実感することがある。
先日、刑務所の中学校の卒業式があった。その日、涙顔で男が言うには、
<教育の有難さを知っていたら、犯罪を犯すことはなかった!>…が印象的。
行き付いた結論は…
【平々凡々でいい。明るく、優しく、質素に、清潔に、日々、是、好日で、
笑って過ごせれば充分‼} 年齢相応になるが、それで良い。面白けりゃ、
充分だけでは、何かが物足りない。 としても、
【 凸凹あったが、それらを込めてあまりに面白かった!…】
・・・・・・
6974,閑話小題 ~『私の家って、何処?』
2020年04月18日(土)
* 遥か遠い記憶に残ってるのは?
50数年前の学生時代、新宿の早大近くにある学生寮近くを歩いていると、
少女が突然、血相をかえて…『私の家って、どう行くの?』と聞いてきた。
『何処にあるの?』と聞き返すと…『それが分らないから、聞いているのよ!
私の家よ、そんなことを知らないの?』と怪訝な声で怒りだした。 そこには
素朴な発想が見てとれた。何やら哲学的であったが妙に今でも、その新鮮な
幼女との一瞬のクロスが… 私たちは、この感覚で世界を見ているのでは…?
自分が知っている常識が、他と違うことに気づかないで、当てはめようと…
それが世間ということだが… 小さい世界観も悪くはないとしても。
―
* 新型コロナ騒ぎで表立ったことは…
あの文明最先端と信じて疑わなかったアメリカが、こと医療制度に関しては、
後進国並み…? それが、この新型コロナで露わになった。一般人は、その高額
の医療費にしり込みをし、受診に躊躇をする。病院側も当然、窓口で門前払い。
これがニューヨーク州で、あれだけの感染につながった。それさえ、ニュースに
ならないのがアメリカ社会の実態。死者の多くが…3+30%以外の、67%の下層の民。
この構図は、日本にも当てはめることが可能。それでも、真面目な日本は社会保険
制度があり、手厚く保護されている。3%、30%の壁が歴然としてあるのはタブー。
一度、ランク落ちをすると、元に戻るに…
新型コロナの蔓延が厄介なのが、67%の階部分に直撃したこと。 3+30%層の
人たちにとって、何これ? だが、67%層にとっては命綱になる。解っちゃいるが、
表立って口に出せないため、問題が残る。 …嫌なことだが、現実社会のの定め。
―
* シリアスになるが、逆もある
前科者、倒産・破産者は、最下位の3%へ押しこまれる。そしてその上の30%層
の攻撃対象になり、それは残酷なリンチが… ならば、それを逆に楽しめばと、
気晴らしに自分の一日のプログラムの世界に入りこみ、『閉』の『門』の『木』と
なれと、超然とした日々を過ごすしかない。 これも慣れると面白い。TVドラマ、
映画館、読書、ネットサーフィンの世界が現実生活を覆い被ってくる。 縁は因を
呼寄せて因縁の結果、現実世界を塗り替えてくれる。 そして、この新型コロナの
パンデミック。足元から火の手が上がり右往左往。 フッと気づくと、自分自身が、
弱者の立場に様変わり。如何にあがいても、助かりようがない。僅か9年前の経験
したこと。 …これ、短期間なるが故に、容赦ない。 外には冷たい雨の音!
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5512,人類史上最大のバブルが弾ける時 ~②
2016年04月18日(月)
~【中国とどう付き合うか】人類史上最大のバブルが弾ける時
熊谷亮丸『大和総研』チーフエコノミスト
* 中国の成長モデルは賞味期限切れ
隣りの中国は、今や世界恐慌をもたらすかもしれない火薬庫でもある。
経済の失敗を覆い隠すために、戦争を仕掛ける可能性もあり、その時期が、
3~5年先かもしれないというから、尋常の話でない。日本は、大地震と
大噴火、そして異常な国債過剰などを抱え、中国経済の問題は、他山の石
ではない。現役だったら、その危機感は想像を超えたものだろう。特に、
地方は、激流の波の被害を一番早く受けることになる。問題は、その後の、
日本への難民の処遇問題になる。 グローバル化とは、こういうこと!
≪ 中国の成長モデルは最早、賞味期限切れが近付いている。
構造問題が山積しており、経済的・社会的な矛盾が臨界点を超えつつある。
経済面では、政府との癒着が続く中、国有企業の改革は遅々として進まず、
労働生産性が低迷している。 国有企業は利益を配当として政府に還元する
ことなく、非効率な事業への再投資を続けている。経済の牽引役は依然として
“箱物”中心のインフラ投資で、経済のサービス化も遅れている。
結果として民業は圧迫され、規制緩和等を通じた民間企業のイノベーションは
進展していない。社会構造の面では格差が拡大・固定化し、低賃金労働者の不満
が溜まっている。社会保障・教育・医療等のセーフティーネットの整備が不十分
であることも、消費低迷を助長している。
中国には“ネズミ族”という、地下の明かりの無いところで共同生活を送る
貧困層が100万人以上存在すると言われる。その多くが地方からの出稼ぎ労働者
(農民工)だ。彼らの部屋に窓は無い。その暮らし振りは、宛ら洞窟で生活する
ような印象だ。 これらの構造問題を根本的に解決しない限り、中国がどれだけ
公共投資等のカンフル剤を打っても、それは問題の先送りに過ぎない。
将来的には、より一層膨張した“バブル”が弾けるという最悪のシナリオが
不可避となるだろう。
ここで、中国で“バブル”が崩壊した場合の潜在的なマグニチュードを定量化
しておきたい。 筆者のシミュレーションに依れば、
〔資本ストック調整が本格化する“メルトダウンシナリオ”では、中国の潜在
成長率は1.6%まで低下し、実際の経済成長率は大幅なマイナスに陥る。〕
勿論、一般論として言えば、世界経済のドライバーは依然としてアメリカで
あり、決して中国ではない。仮に中国経済が少々減速した場合でも、日本経済に
与える影響は軽微なものに留まろう。しかし、中国経済が“メルトダウン”する
場合には、全く別次元の話となる。その影響は、〔世界経済を奈落の底に叩き
落とす程の強烈なインパクトを持つ〕ことになりかねない。中国の政策当局には、
自らが置かれた状況を的確に認識した上で、中長期的な構造改革と、短期的な
カンフル剤に依る景気刺激策をバランスよく講じて、何とか中国経済を
“ソフトランディング”に導くことを切に期待したい。尚、中国での“バブル”
崩壊に伴う日本への悪影響は、主に中国向け輸出の低迷と、消去法的な
円高進行を受けた他地域向けの輸出低迷という2つのルートから生じる。
中国人に依る“爆買い”の消失を懸念する向きもあるが、2014年のデータでは、
日本の対中輸出は13.3兆円程度と、訪日中国人の日本での消費額(5600億円程度)
の24倍に達する。つまり、中国向けの輸出は中国人に依る爆買いよりも、日本
経済に与えるインパクトが遥かに大きい。中国経済の減速に備えて、我が国の
政策当局は何をなすべきか? “Do your homework.(自分の宿題をやれ)”と
いう言葉があるが、日本政府は自らの積残した課題に粛々と取り組むべきだ。
現時点では、当初のアべノミクスの3本の矢の中で、“第1の矢”(金融政策)
に過度な負担が集中しており、構造改革は若干遅れ気味である。今後は、
①農業・医療・介護といった分野における所謂“岩盤規制”の緩和
②社会保障制度の抜本的な改革を通じた財政規律の維持等の国民にとって
耳の痛い構造改革を断行することが、最大の課題となるだろう。≫
▼ 今回の熊本地震、まさか九州の中部で大地震が起こるとは思っても
いなかったようだ。そして、いざ災害になると、その準備態勢が如何に
甘いか知ることになる。これは、中国のメルトダウンに対しても言えること。
問題は、弱者ほど、その対応が不十分ということ。「弱者だから準備ができ
なかったからではなく、準備をしてないから弱者」 とも言えることになる。
「南海トラフト地震が本陣とすると、その一部の部隊が動いた一現象」か!
東北大震災が本陣とすると、中越地震、刈羽沖地震、一連の東北地区の地震が、
熊本大地震にあたる。 直近でないとしても、本陣が控えていることは事実。
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5877,世界がもし100人の村だったら お金篇 ~1
2017年04月18日(火)
『世界がもし100人の村だったら お金篇
~たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち 』
池田 香代子 (著), C.ダグラス・ラミス (著)
~まずはAmazon(内容紹介)より~
≪ 「お金」を糸口にすると、世界の仕組みがよりリアルにわかる!
累計160万部のシリーズ最新
世界のGDPは2000年からの15年で2倍以上になりましたが、
貧しさはなくなりません。
世界がもし100人の村だったら
1人の大金持ちの富と 99人の富はだいたい同じです。
なぜ、そうなったのでしょう?
イギリスのEU離脱、トランプ大統領就任……
新しい時代に生きるわたしたちが知っておくべき世界の実態を
わかりやすい数字と解説で紹介する 新『100村』の「お金篇」、緊急出版! ≫
―― 主な個所を抜粋 ――
▼ 出版以来、15年経過するが、
・ その後の世界はネットが飛躍的に普及し、
世界の半数近くがネット環境を持つようになった。
・ 人口は60億人から73億人と20%増加。
・世界のGDPは2倍以上になりましたが、貧しさはなくならない。
・100人のうち、
26人が子供で
74人が大人で、
8人がお年寄り
・60人がアジア人で、
16人がアフリカ人で、
13人が南北アメリカ人で、
10人がヨーロッパ人で、
あとは南太平洋地域の人です。
・54人が都市に、46人が農村や砂漠や草原に住んでいる。
その都市に住む54人のうち12人がスラムの住人です。
・33人がキリスト教
23人がイスラム教
13人がヒンドゥー教
7人が仏教を信じている
18人が、ほかのさまざまな宗教を信じているか、
あるいは何も信じていません
――
▼ 僅か15年で、世界の人口が2割も増えているとは驚き。
このままいけば20年数年後に100億人になる。地球にとっては
異常な人口過剰状態になる。そこで起こるのが何らかの自然淘汰。
そして現在起きている一強多弱の世界。そこには当然、争いが多発する。
「お金は、剥き出しの真実」とすると、この<お金篇>は、
シリアスの世界を、そのまま写しだすことになる。 ~つづく
・・・・・・
5147,1%による1%のための勝利戦略 ー②
2015年04月18日(土)
【金持ちが確実に世界を支配する方法】スーザン・ジョージ著
ー内容紹介ー
~ネットにあった概要の後編より
≪・本書の前半では、「第1回報告」(これも架空)を振り返り、社会、経済、
環境問題の展開を検証する。後半では、「階級闘争必勝戦略」の提言を行う。
「階級闘争必勝戦略」は、投資家で世界第三位の大富豪ウォーレン・バフェット
の2006年の発言、「階級闘争があると言いたいなら、そう言ってもいい。しかし
戦いを仕掛けているのはわれわれの階級、金持ち階級のほうで、勝利は目前だ」
から取られたものであり、1%の野望をはずかしげなく洩らしている。
・本書によれば、リーマンショックにもかかわらず、1%への富の集中は進んで
いるので、彼らが仕掛けた階級闘争は順調。彼らの「必勝戦略」は、ひたすら
99%を洗脳する事と、言い変えると「文化的乗っ取り」あるいは「メディア戦略」。
「民主主義をお払い箱に」にし、人権を縮小し、自由競争や自己責任の言葉の
連発で、新自由主義に洗脳することが、1%層の宿願である。
・本書の架空の作業部会が、日本の採点をするとしたら、世界の優等生として
褒めてもらえそうである。福祉(医療、年金、生活保護)の切り下げ、消費税に
よる99%層への収奪、一方では大企業への減税の大盤振る舞い、経済格差の進展、
実所得の低下、子どもの貧困率のさらなる悪化、東電福島原発事故の発生と
その被害者の切捨て、秘密保護法の制定、集団的自衛権行使への動きとそれに
伴う軍需産業の動き、国民を犠牲にしても自由貿易を拡大しようとするTPP推進、
ますます政府の広報機関と化している新聞・テレビなど、日本で進行中の動きは、
本書が暴き出した「1%による99%支配の強化」の日本版と読替えれば、すべて
納得がいく。本書は、日本での動きが、世界を席巻するグローバリズム
(新自由主義化)の一環であることを改めて教える。
・本書の性格上、99%による1%への対抗戦略は書かれていない。1%が何を考え、
そのためにどのような手段を使っているか、を寓話形式で知らしめることが
目的だからである。99%が明日からでも実行可能な、1%への対抗戦略については、
ジーン・シャープ著『独裁体制から民主主義へ』がある。≫
▼ この政策を実行するに、3つのS戦略が重要としている。 スピード
(すばやく)、セクレシイ(知らせず)、ステルス(水面下)である。これに
サプライズも加えることができるという。中国は、彼らと同じ体質を持っている。
この傾向は、短期間で達成している。地中海クラブに住む劣等国民には、憎悪
すら感じている。彼らは身に合わない生活をしてきたため、債権は、他の国が
払うべきと信じて疑わないが、これも時間の問題。アフリカ、中近東は、彼ら
の手先の一部王族が、天然資源を独占、営利を貪っている。それがIS国として
大きなウネリとして支持を得ている。世界は、1%の人たちのためにあるようだ。
・・・・・・
6607,閑話小題 ~クーエの法則
2019年04月18日(木)
* エミール・クーエの言葉…
<日に日に 私は あらゆる面で 良くなっていく> である。
このクーエの考えを発達させて、シャルル・ポードゥアンは
「努力逆転の法則」と定義している。
クーエの原則は以下の通りである。
≪・ ① 意思は想像力に絶対勝てない。
② 想像力は意思の力の二乗に正比例する。
③ 意思と想像力が同調している場合、そこから生じる力量は、
両者の和ではなく、積によってはかられる。
④ 想像力は誘導可能である。
・以上を総じていえば、「想像は思考に打ち勝つ」という法則である。
自己暗示法の創設者フランスの精神科医・心理学者エミール・クーエに
よって実証された。人生の方向は、おおかた、自分が日々どのように
考えているかによって決まってくる。
・「すべてはますますよくなっていく。」の言葉をリラックスして繰り返し
静かに自分の心の深み(霊)にこう語り掛けていると、だんだん否定的な
思いから解放され、すべてがよくなっていくように思えてくると気力が回復し、
体調もよくなり、現実の問題に前向きに取り組む力が湧いてくる。結果として、
時間の遅速はあるが、生活のすべてがよくなってくる。自己暗示(想像)は、
その人の思考を変え、その人の人生を変えていくというのが、この法則」。
・この法則、聖書的な原則でもある。「スピリット(霊)はマインド(魂・思考)
を支配し、マインドはボディ(体)を支配し、ボディはライフ(生活)を支配する」
という法則。霊が健全であれば、魂が健全になり、体が健康になり、生活が健全
になる。だから、霊の健全性を保つことが一番大切である。もちろん「原則
」には、時と場合によっては「例外」もある。≫
―
▼ 姉の一人が両親に次ぐ指導者であった。10歳の頃、勉強に目覚めさせる戦術。
<まず一つの科目で優をとりな、そうするとコツがわかってくるし、面白くなる>
そして14歳時に、<いま成績を上げておかないと、一生、手遅れになる。両親に
口添えしてやるから東京の高校に挑戦しなさい> その言葉で周囲を見渡すと、
手遅れと、手遅れでない同級生が二分されていることに気づき、猛勉強をした。
無理だったが、それで何と
地元の受験校に何とか合格。 そのチャレンジが
なかったら無理。そして、最後に、大学の頃、
< よ~く見ておきなさい。私の夢が、日々、切ったはったの商店だけは嫌でね、
東京郊外の辺りに、庭のある小さい家にと温和な旦那と子供に囲まれた生活を
夢見ていた。それがフッと振り返ると、そのまま有るの。それにはね、何になり
たいか、何をしたいかをハッキリさせてイメージを具体的に持つことよ >
そして一年後に、創業を目指すという立志、二年後に欧州一周旅行に行く
キッカケになった教えである。 時は昭和40年代、日本は高度成長真只中、
本屋の書棚には、このクーエの法則を発展させたような本が多く並んでいた。
この法則は、まさに肯定思想の自己暗示そのもの。司馬遼太郎の歴史小説が、
…世界が緑の原野、それも木々の枝には鈴なりの果実が実っているような原野に。
<日に日に 世界は あらゆる面で 良くなっていく>の バブルの世界に。
しかし、こと情報革命がもたらしている、情報社会の面白さと、それが齎す現象
に関しては、この言葉が、あながち間違っているとはいえない。
クーエの原則の想像力を映像力に置換えると
【 ① 意思は映像力に絶対勝てない。
② 映像力は意思の力の二乗に正比例する。
③ 意思と映像力が同調している場合、そこから生じる力量は、
両者の和ではなく、積によってはかられる。
④ 映像力は誘導可能である。】 とあいなるが、
この映像力を、ネット力、AI力に、置換えると、更に考えさせられる。