* ニーチェが看破したキリスト教価値観の欺瞞 
(12)≪ 思想家ニーチェは、来る200年はニヒリズムの時代になる、と言った。
 ニーチェが死んだのは世紀の変わり目1 9 0 0年だった。ニヒリズムは人々が
 共有できる大きな価値観の崩壊。キリスト教が約束した福音も近代主義の福音
 も、ヨーロッパが生み出した大きな価値観であった。人々の幸福を保証する
 ものだったはず。ニーチェはそんな価値観は脱ぎ捨てろと言った。キリスト教
 や近代主義の理想にとらわれては駄目と言った。そんな幸福はちっぽけなもの
 だし、人はそんな価値によっては幸福になれないと言うわけ。 ニーチェ
 キリスト教は人間を見苦しいまでに自虐的な存在にし、自由や平等や人権などを
 唱える近代社会は極めて偽善的で欺瞞的ないやらしい社会だ、と言った。
 今日アメリカがグローバルな正義として打ち出している自由や民主主義、平等
 や人権、公正な市場経済などは、ニーチェの発想からすれば、何とも欺瞞に
 満ちたインチキくさい正義だとの論理。ニーチェの言い分が全面的に正しいか
 は別としても、今日、最早、自由や民主主義、平等や人権、公正な市場経済
 など無条件に信じられない。この「正義」の背後に、「力」の競争や闘争が
 隠されていることに誰もが気づいてしまったから。だから、市場しか見てない
 者は、規制改革を徹底して行い競争を強化すれば経済は効率化できる、という
 ことしか眼中にない。成長戦略しか見ていない者は、教育から観光から
 エネルギーから人間の生命や医療まで、すべていかにG D Pを押し上げるか、
 の観点からしか見ていない。人権主義者は、女性の職場であれ、家庭であれ、
 学校であれ、人間関係を権力関係としてしか見ていない。政治学者や政治
 評論家は、もっぱら政治を民主化という観点からしか見ていない。ある種の
 ナショナリストは、すべて中国が悪い、韓国が悪い、という観点に立つ。
 一方、平和主義者は憲法9 条にしか関心がない。≫
▼ ニーチェは、近代社会を偽善的、欺瞞的社会と看破し、その根源が
 キリスト教にあるとした。人生振り返って、哲学では、ニーチェに一番、
影響を受けていた。特に欧米主義にドップリ浸かっている自分に徐々に
気づく過程が私の人生とは・・ 世の論説をみると、ニーチェが看破した
価値観に即して論じているようだ。そして、世界は益々動乱になっていく。
 20世紀の半ば頃に、地球上に人間として生まれ、21世紀を15年を生きたが、
あの世からの視線で見直すと、面白い時代の狭間を生きてきた事を思い知る。
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4736,<つまずき>の事典 〜  ー4
2014年03月03日(月)
           <つまずき>の事典> 中村邦生編著
  * 言ってはならぬ、闘いが無益などと
 人生の終盤に、あまり良い結果ではなかった?が、自分の人生を
全面否定する気持ちは最小である。気持ちは「天気晴朗なれど、波高し」。
 この詩は、誰にでも訪れる人生の終焉で、励ましを与えてくれる。
《  言ってはならぬ、闘いが無益などと
   努力も傷手も無駄などと
   敵はなお息絶えず、怯むこともなく
   事態は相も変らず元のとおりだ、などと。
 ーアーサー・ヒュー・クラフ「言ってはならぬ、闘いが無益などと」P-44
アーサー・ヒュー・クラフはイギリスの詩人。ラグビー校でトマス・アーノルド
に習い、その息子マシューと生涯にわたる親交を結んだ。マシュー・アーノルド
の追悼詩の傑作「サーシス」はクラフを悼んだもの。「言ってはならぬ、
闘いが無益などと」は窮地にあってなお不屈の心をうたった詩として知られる
(引用は冒頭の一節)。また第二次大戦中にチャーチルルーズベルトへの放送
の結びにこの詩を引用し、イギりス国民を励ましたという逸話を持っている。
クラフには「一度も闘わないよりは、闘って敗れた方がましである」
という有名な言葉もある。  》  
  ーネットで、調べたところ、以下の訳があった。   
【 悪戦苦闘しても無駄だ、
  骨折り損だし、怪我をするだけだ、
  敵は一向に怯(ひる)まないし、逃げる気配もない、
        結局元の木阿弥だ、などと言ってはならない。
  希望を抱いて馬鹿をみるなら、心配が杞憂に終わることもある。
        もしかしたら、ここからは見えない戦場の一隅で、
  まさに今、君の戦友が逃げる敵を追っているかもしれない、
        君さえいなければ、勝利は味方のものかもしれないのだ。
  疲れきった様子で浜辺にうち寄せている波も、
       いくら苦労しても一歩も前進してはいないように見える。
  それでも、ずっと彼方の湾や入江では、じわじわと、
       そして、黙々と、大きな潮がみちかけているのだ。
  夜明けの時にしても、東側の窓からだけ、
       光が射してくるのではない。
  東の空に太陽が昇るのが、どんなに遅々としていても、
       西の方を見るがいい、天地はもう明るくなっているのだ。 
               ー平井正穂編『イギリス名詩選』より 】
▼ 現在の私に、一言一言が実感として響いてくる。 何もしない人ほど、
 いや出来なかった人ほど、「闘いが無益で、努力も痛手も無駄」と言い張る。
闘いもない、さしたる努力もない人生ほど、毒が溜まり、精神を腐らせている。
その毒を、他人に?に向け、吐き出すしかない人々の哀れさを、この節目で
タップリと見せて貰った。「世界は広い。そして深い!」人類は成功によって
導かれてきたが、その背後には99%の失敗と挫折がある。それが人生だ。
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4369, 書くことが思いつかない人のための文章教室  ー8
2013年03月03日(日)
     「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤 勝重 (著)
  * そもそも書く手順とは
 12年間、毎日書き続けてきた。そして文章作法の本も数冊、読んできた
割りに満足出来る内容に全く至ってない。しかし、この本には多くの基本を
改め確認することが出来た。以下のルールも量を書くうちに身についてきたが、
話の筋たてのヒントが理路整然と書き連ねてある。ー私なりに、要約してみた。
 ≪ ー まずは箇条書き、そして起承転結
 ・ まず頭に浮かんだことを箇条書きにする。そして、それを起承転結の順に
  ナンバーをふる。起承転結は漢詩から生まれたもので、起句、承句、転句、
  決句、からなる。起句で文章を起こし、承句でこれを承(う)けて、転句で
  その単調さを破り、内容をガラッと一転させ、決句で全体をまとめる。
  その中で一番大事なのは「転」。この捻り、転しが、その人の特徴になる。
 ・ 行き詰ったら、初めから読み流し最初からの流れに乗ること。
  これを面倒ぐさがらずやること。すると、すっと次の考えが出てくる。 
  他に、散歩に出ること。頭が煮詰まって何も浮かばないときは、その方が、
  新しい考えが浮かんでくる。 行き詰らない方法として、「また」
  「そして」「しかし」「おそらく」「たぶん」といった接続詞や副詞も、
  文章を前進する働きをしてくれる。要は、次の文章が浮かんでくる
  ところで、一休みの働きになる。
 ・ アイデアはすぐに書き留める ー何処であろうと、思いついだ時に
  メモをとっておくこと。とにかくメモ魔になる。書き留めることは、脳に
  刻み込むことでもある。長期保存された事柄は、書き留めたことが多い。
    ー 現在・過去・未来の順に書く
 ・ 現在は、今の状況、過去は、その今の状況をもたらした背景、そして
  未来は、その状況が今後どうなるかーですから、その順に書いていけば
  話の筋が組み立てられる。情報伝達で、この3つは欠かせない。
  ・・文章は自由自在に「時」を操ることが出来る。文章は現在の状況を
  書きつつも、近未来、近過去を行ったり来たりできます。
    ー 書き出しで興味を引く
 ・ ハッとすることをズッバと書いて興味を引く。 
  気の利いた一文で、さっさと終わる
 ▼ プロの書き手には、それなりの定石がある。量を書けば良いのではない。
  量から質を高めるには基本が必要になる。定石を知っているといないとでは
 大きく違う。「現在」を基点に、「過去」そして「未来」の順を意識する、
 しないのとでは、大きく違ってくる。この12年間で、論理脳が出来てしまった
 ようだ。 ああでもない、こうでもないと、独りで言葉を組み立てている。
 感じ取り、思い、考える。これを自動的に脳内で誰もがしていることだが、
 問題は文章化をして残すかどうか。 「で、残して、どうなるの?」という
 問いには、「どうも、こうもなりません!」

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3995, 宇宙は本当にひとつなのか ー2
2012年03月03日(土)
        「宇宙は本当にひとつなのか」 村山斉著
 先日、「 宇宙論コペルニクス以来の大転換 」について書いたが、
そのタネ本が、この「宇宙は本当にひとつなのか」。私にとって、世界観が
ひっくり返るほどの驚きである。オーバーにいえば夜半に目がさめ、これを
考えると息苦しくなるほど。宇宙の果てがあるかどうか、時間の始まりが
あるのか、神の存在とは、自由とは何か、どこまで自由になれるのか?
などの問いは、この本を読んでしまうと根底から揺らいでしまう。
前提が宇宙がひとつ、だったのが、10の500乗の宇宙の存在の可能性を
突きつけられれば、今までの宇宙論と、世界観は何だったのか?になる。
コペルニクスの地動説が事実と知ったキリスト教徒のようなもの。 
 これは万物の存在に根底から問い直しを迫った宇宙論になる。
「 宇宙で原子でできている目に見える物質は5 %に満たず、残りの約23 %
は正体不明の暗黒物質ダークマター)と、73 %の暗黒エネルギーが占める。
それが、どうもあるらしい。ということは、宇宙の約96%は正体不明で、
それらは他の宇宙から、私たちの宇宙に流れ込んできている 」という途方も
ない説。まず「 第一章 私たちの知っている宇宙 」から、幾つか書き出す。
 * 私たちの知っている宇宙
・ 地球が太陽の周りを回る速さは、秒速 30 km。
・ 星の成分は光を分析することで解る。温度が高い場所ではどんな物質でも
  ガスになる。光がガスの中を通るとガスにより決まる波長が吸収される。
  このスペクトラムの欠けで元素がわかる。
・ 宇宙の年齢は137億年。宇宙が膨張して38万歳のときに電子と原子核
  くっついて光が真っ直ぐ進めるようになる(宇宙の晴れ上がり)。
  このときの光が宇宙背景放射である。 地球の年齢は約46億年。
・ 2006年8月に冥王星は惑星から準惑星に格下げになった。光の速度で4時間。 
  月は7分。 太陽系の中で恒星は太陽だけ。次に近い恒星はケンタウルス
  プロキシマ星で4.2光年。 我々の天の川銀河には約2000億個の星がある。
  太陽系は中心から28千光年離れた端に近い場所にあり、天の川銀河では、
  まだ若く星や惑星が生まれている。太陽系は銀河の中心を秒速220kmで動く。
・ 銀河団より広い6.6億光年でみると、銀河は一つの点になり、線のように
  つながったフィラメント構造と空洞になった泡になる。
  これを宇宙の大規模構造という。
・ 60億光年くらいの範囲で見ると、宇宙はだいたい均質で同じような性質を
   もっている。 これを宇宙原理という。
・ スイス・ジュネーブ郊外の地下一周27kmの世界最大の加速器「大型ハドロン
  衝突型加速器」でビッグバンを再現する実験を行なっている。ここでは、
  ブラックホールをつくる計画があり、できれば4次元以外の次元、つまり、
  異次元があるという証拠になる。そうすれば、異次元の中を運動する物質の
  暗黒物質の正体もわかるかもしれない。
▼ この数年来で最も面白く、ショックを受けた本である。このところ、
 ショックのことが多い。異次元世界、いや異次元宇宙があるとはね。
・・・・・・
3629, 閑話 小題ー二題
2011年03月03日(木)
  * クライストチャーチ
 ニュージーランドはチョットした旅行やショートスティーには良いところだ。
オーストラリアの右下にある日本の北海道と九州が上下に並べたような島国。
北より南の島の方が見るべきところがおおい。私には非常に良い印象が残る。
今回の地震があったクライストチャーチは南の島のオーストラリアよりにあり、
ロッキーのバンフに雰囲気が似ている。この国は、こじんまりとした自然豊か
だが、冬はかなりの寒さになる。近くにあるクインズタウンの小さな街並みが
すばらしい。クライストチャーチは観光地だが、最近は日本人学生の語学研修
に人気がある。クイーンズタウンから6時間ほどにある氷河のミルフォード
サンドが印象に残っている。山あり、氷河あり、港があり、高原ありで、
日本人が好む国である。一見、豊かそうだが、実際はそうでもなさそうだ。
そういえば、現地人の姿は全くといってよいほ見かけなかった。
  ーニュージーランドバンジージャンプー H7・05
 四十三mの渓谷の吊橋より足首に一本のゴム紐をつけて飛びおりるゲーム。
まさに“身も氷るおもい”そのものであった。あの飛びこみ台は死刑台と同じ
感覚ではないかとその瞬間思えた。立って下を見た瞬間まさに金縛りそのもの。
自分は何でこんな事をしてしまったのか。 まさか自分がここより飛びおりる?  
…本当に恐怖のどん底とはあの瞬間であった。そういえば現地の日本人ガイドが
私の申し込みに、四回も私の目をみて念をおしたのも頷けた。また、その後に
のったジェット・ボートの現地の運転手が、その事を聞き“クレージー”。
  * ‘ありがとう’と‘ごめんなさい’
 人間の精神活動の根本に、この二つの言葉がある。 これを使いこなせれば
人間関係は、よりスムースにいくのだが。それが意外とむずかしいのである。 
子供に対する躾で、この二つの言葉を素直にいえるようにするのが、第一歩。
それと‘おはようございます’‘こんにちは’‘おつかれさま’‘ごくろうさま’
は社会人の初めに訓練される。最近の若者に、この言葉が聞かれなくなっている。 
今年の学卒の3割は、就職ができないが、正社員とアルバイトの差が、この辺の
一年間の訓練、躾が入っているかどうかの大きな分岐になる。フリーター癖の
ついている人は、まず挨拶がまともに出来ない。これは20歳前後までに訓練
されないとなかなか組織人として長年生きていくに難しくなる。
 ありがとう、ごめんなさいは、互いの心を開かせる働きがある。
外国旅行では、サンキュー、ソーリーは、イエス、ノーより頻繁に使う。
互いに迷惑をかけないが、基本にあるからだ。  
・・・・・
3264, 哲学者は神について、どのように語ったか ー1
2010年03月03日(水)
 神について「一神教多神教について」以外はは書いたことは殆どなかった。 
書けるほどの知識も宗教体験もない。そんな恐ろしいことがかける訳がないし、
結果として無知を曝け出すことになる。今さらだが。それなら、哲学者が神に
ついて、どのように書いてきたかなら調べることが出来る。
もし、あと半年しか命がないとしたら、永遠の命の存在としての神について、
真剣に考え救いを求めるだろう。「あの世は、あるのだろうか」
「生まれ変わりは」「この私の人生とは何だったのだろうか」
「神が存在するとしたら、自分は、その大元に帰っていくのだろうか」等等・・
古代のプラトン、中世のトマス・アクィナス、近代のカントなどの哲学者が、
神について書いている。
  * まずはプラトンイデア界(本物の世界)の考えが面白い。
【 我々が生きる、今ここは、人が真に生きる世界ではない。前世のイデア界の
 世界で、完全な美や真実を目にしている。しかし生まれてきた現世では、
 そのことを忘れていて、この「世」の美しいもの、真実、良いものをみると、
 それを思い出す。このイデア界の憧れは、この世ならぬ完全なものへの憧れで、
 この世の中での有限なものの恐怖と表裏一体としている。】
  * 次にローマ帝国期のAC3頃のプロティノスは、
【 プラトンの哲学の流れをくんで、プラトンイデアと同じく、この世に
 根拠を与えているものを想定し、それを一者(ト・ヘン)となずけた。
 それは絶対的な超越者、人間が把握することも、表現することも出来ない。
 それは一者でさえなく、存在に先立ち、すべてを含む完全なものという。
 一者は完全なるがゆえに、力が満ち溢れ、外に溢れ出る。世界は、一者からの
 流出物と位置づけている。この一者からヌース(精神)が生まれる。
 これが一者の思惟の世界。これがプラトンイデア界にあたる。そして、
 プシュケー(霊魂)が生まれる。さらにこれが、ヌース(精神)からイデア
 を受け取り、物質と結びついて、我われが感じ取る感覚の世界をつくる。
 これが世界をつくられる。流出のプロセスである 】
【 一者は、流出を行っても完全性を損なわない。太陽の光がどんなに
 照らしても、その力を失わないのと同じである。ただ、遠ざかると太陽の
 ように光も熱も弱まるように、そのレベルが低くなる。ヌース、プシュケ、
 物質の順に、一者から遠い存在になる。】
【 人間は、物質である肉体を持ち、そこに霊魂を持っている。その物質に
 逆行して、一者を目指すのが人間のあるべき姿。それは忘我の境地でなされ、
 そこで人は知性の光に満ち溢れる。一者のことをプロティノスは「神」という。
 忘我の境地になれば、人間は神と神秘的な合一が果たせる、という 】
  ー 以上だが、プラトンにしろ、プロティウスにしろ、説得力がある。 
 プロティウスの論理と、そのイメージは、キッチリと頭に叩き込んでいた
方がよい。 いざという時の生から死へのイメージが沸いてくる。般若心教と
同じような感覚として、安らかな気持ちになれる。考えぬかれたイメージ。
 ・・・・・・・・
2889,プーチンのリスト
 2009年03月03日(火)
 一昨日の三月一日のNKKスペシャルの「 揺れる大国 プーチンのロシア
プーチンのリストー強まる国家資本主義?》 」が、今後の世界の方向を暗示
する内容であった。米国もまたAIG、シティ、GMなどを政府管理下におき
建直しを図ろうとしている。
  ーまずは、NHKのHPより、その番組説明をコピーしてみるー
オイルマネー流入で、いちやく経済大国となったロシア。去年秋の金融危機
以降、プーチン首相のもとで進む経済対策、支配の強化によって、財界はかつて
ない大混乱に陥っている。ロシア経済の繁栄を支えてきた外国資本が一気に去り、
頼りは国家が貯めこんだ資金だけとなった。ソ連邦崩壊後、市場経済化の中で
急成長してきた新興財閥は巨額の負債を抱え、国の支援を受ける代わりに国から
送り込まれた監視役を受け入れざるを得ない状況に陥った。
プーチン首相は、国家が蓄えた巨額の資金を振り分ける企業を選別する
プーチンのリスト」の作成を指示。財閥たちはリスト入りをかけて熾烈な
争いを繰り広げ、そのことがプーチンによる財界支配を強化していく。
 (字数制限のためカット 2012年3月3日)
・・・・・・・・・
2525, 国家を斬る
2008年03月03日(月)
佐藤優 国家を斬る」佐藤優, 宮崎 学,(著)  ー読書日記ー
佐藤優のみならず、イーホームズ藤田東吾社長、そしてヤメ検田中森一
の本を読んで国家の腐敗、特に官僚の腐敗の実態に、ただただ驚く。それが
司法の検察まで及んでいるのだから救いがない。
元々、腐っているのが、露見しただけということも言えるが。
 (字数制限のためカット 2011年3月3日)