閑話小題 ~新型コロナの現状と、行方は? ~9

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   * 身の毛もたつ程、末恐ろしい事態か?
 このシリーズをテーマに書いてきたが、時間経過をする程に深刻さが増している。
まずはリーマンショック、3・11東北大震災以上か?の見極めから始めないと!
◉ 毎日、通っているSJの実態を垣間見ると、大フロアーに15人位のメンバーが
居るだけ。エアロが休止しており、席取りの行列は無し。二週間と区切っているが、
これで再開は無理? この騒ぎが始まったと同時に、一人ヨガの際にマットを
丹念に拭いてきたが、それも数日前から消えた。 その代り、スタッフが、その後
に拭いている。 何か末恐ろしくなった。これが半年も続くわけがない。
<平日の昼間コース>は人気があり、メンバーが溢れかえっていたのに今は疎ら。
◉ 夜の居酒屋、スナックも虫の息だろうに。そのレポートのニュースも、報道規制
か全く見当たらない。若い人がいくキャバクラなら、関係ないか。
「インフルエンザのように夏になれば消滅すると考えるのは間違い。現時点では
そのように考える根拠が見つかっていない」とWHOが強調するのも当然。
 以下の記事をみると、異次元の驚きの内容。
 ――
【 新型コロナウイルスで死亡する日本人は最悪のシナリオでは57万人。
   世界では、最悪6800万人が死亡。
 恐るべき数字を伝える報告書「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパク
 :7つのシナリオ」が、3月2日(米国時間)、アメリカの著名シンクタンク
ブルッキングス研究所」のウェブサイトに掲載された。
 この報告書の著者は、オーストラリア国立大学教授のワーウィック・マッキビン氏
とローシェン・フェルナンド氏。両氏は、新型コロナによる病気や死亡のため各国で
減少する労働者数、消費者の商品嗜好の変化、製造網が受ける障害によるビジネス
コストの上昇など世界経済に与える経済的ショックを分析、新型肺炎パンデミック
となった場合に、適切な経済的判断が行われないと起こりうる7つのシナリオを紹介。
 この報告書によると、7つの中の最善のシナリオであっても世界のGDPは2.4兆ドル
(約254兆円)も失われることとなり、最悪のシナリオでは世界のGDPは9兆ドル
(約954兆円)も失われるという。 】
 ――
【 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日、新型コロナウイルス感染に
 よる致死率がこれまでのところ約3.4%となっていることを明らかにした。
 季節性インフルエンザの1%未満を大きく上回る。
  ~テドロス事務局長の主な発言は以下の通り。
新型コロナウイルスは季節性のインフルエンザよりも重篤な疾患を引き起こす。
世界の多くの人が、インフルエンザへの免疫を持っているが、新型ウイルスへの
免疫は誰も持っていないからだ。つまり多くの人が感染しやすく、重症化する
ケースもある。】
 ――
【 イタリアで感染者3000人超 死者100人超 新型コロナウイルス
             2020年3月5日 2時22分新型コロナウイルス
イタリア政府は4日、北部を中心に感染が広がる新型コロナウイルスについて
感染者の数が新たに587人増えて3089人となり3000人を超えたと発表しました。
また死者も28人増え、107人になったとしています。】
 ――
【 <ジュネーブ共同> 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括する
 ライアン氏は6日、新型コロナウイルスについて「気象条件が変わればウイルス
の活動がどうなるのか、まだ分かっていない」と述べ、気温が上昇すればインフル
エンザ同様に終息するかどうかは見通せないとし、過度の期待を戒めた。
ライアン氏は「インフルエンザのように夏になれば消滅すると考えるのは間違い。
現時点ではそのように考える根拠が見つかっていない」と強調。
「ウイルスが自然に消えてくれると期待するのではなく、今こそウイルスと
闘わなくてはならない」と述べた。】
 ―
 ―
▼ 新潟駅前で30年実業してきた事業を止めざるを得なくなった。最終場面の
 2001~2011年の10年が、酷かった。2割、4割、6割減の大波が到来。東北大震災
で7割減となり、即座に事業断念した経験を持つため、この降ってわいた事態
(何処かのホテルの責任者が、東北大震災よりも、落込みは深刻)とコメント
していたが、人一倍、この事態の深刻度が理解できる。…としても、タイミング
も含めて不可解さ残る大惨事である。第一次世界大戦時の「スペイン風邪」までで
ないとしても、リーマンショックを遥かに超えたレベルでないと幸いだが。
知れば知る程に、ことは深刻。 関係者には酷だが『オリンピック開催?』とは
異次元の大問題が既に発生してしまった! 中国帰りの日本人が宣った
『中国と日本とでは、これに対する危機感が全く違う』が、全てを物語る。

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6567,閑話小題 ~白鵬よ、モンゴル大統領を目指せ!
2019年03月08日(金)
   * 白鵬よ、モンゴル大統領を目指したら!
 貴乃花が、次のステージに向かって動き出した。あのサッパリした表情。
少なくとも、大相撲協会の理事長より遥かに条件が良い。顔見せパンダとして
東京オリンピック協会の役員の1人にでも… その前に代議士選挙ですか。
生れる前から、相撲の世界にドップリ浸かっていた人間が、離婚をした上に、
一匹狼とは… まず精神の切替えに2年は要する。『精神は自由ほど不自由』を
肌身に感じとり、新たに、問題から目を逸らさず判断、決断をする難しさは
並大抵ではない。少なくとも、あの延長上より、道は大きく開ける。あれはあれ。
8年前、20年、40年前の自分と重なる部分が… あのままでは、親父の
大関貴乃花と同じくストレスで早死に! まあ、良かった。世の中、粗悪の
人間が多いからね! 他人事でないか? 人生の味わい深い経験は、50歳辺り
から経験できる。見えない筈の先が、見えてくるため。それも、思い込みとして。
 ところで白鵬よ。年内でキッパリ引退をして、数年後にモンゴル大統領に
立候補を宣言したら。 この男なら可能な筈。日本で門外不出の優勝回数
重ねたことを考え合わせると、話題性もあるし― 9割かたは可能である! 
 要するに地頭が異常に良い! ハロー効果もあるだろうが…
 ―
 逮捕されていたゴーンが108日ぶりに釈放された。工事関係者に扮して隠れる
ように記者団の前に現れた姿は往年の姿がない。これも一週間もすればギアが
元に戻り、執拗な反撃が始まる。出世街道を順調に駆け上がってきたゴーン。
さて次のラウンドは? 一度、道を踏み外すと、元に戻すに膨大なエネルギーを
要するのは人の常。次期フランス大統領を狙っていた飢えた狼、さて如何する?

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6203,閑話小題 ~宇宙は本当にひとつなのか -9
2018年03月08日(木)
    * 再び、多次元宇宙論
 6年前に、8回にわたって要約していたテーマ。内容は遠大で、当時の驚きが
そのまま伝わってくる。自分の死など大したことはないと、宇宙科学に面前に
突きつけられたようだ。
<我々の宇宙は10の500乗分の1個でしかない!>という科学的事実?の前に、
プーチン、習主席、金、トランプが、それが如何した? 一兆、100兆、千兆円
が何んだ? 人生の一大命題の「死」の問題も、些細でしかなくなるような思い
に誘う破天荒な説である。6年前、ここにビッグバンが137億年前とあったが、
数年前に、正式に1億光年がプラスされた。1億光年といえば、気の遠くなる数値。
半世紀前の学生時代に「ビッグバン」を知り、驚いた。宇宙に外側があるか?が、
そこに、多元宇宙論である。6年前も、驚きそのままを書いていた。この本を読む
までは、宇宙は拡大するにつれて、密度が薄れていき、最後は縮小に転じて消滅
するとあった。観測からして、薄れてないという。他宇宙からループ状の管から
我々の宇宙に素粒子が注ぎ込まれており、永遠に拡大し続けるという。私たちは
三次元世界に生きているが、宇宙には7次元、8次元の世界があるという。三次元
世界からは考えられない次元というと、私たちは、宇宙も、世界も殆ど知らない
ことになる。子供じみたような、異次元宇宙の知的生物の管理下にあるのでは?
という説がまことしやかに語られている。それを否定する実証が不可能とか。
 論理の飛躍は、ここで止めておくが、孔雀の羽根のデザイン? 高度の知的
レベルの…と考えたくもなる。自己の存在を含めて、世界は、宇宙は不思議である。
私たちは何処から来たのか?=ビッグバン。 
何処に 行くのか?=いったん消滅。
はたまた多宇宙の一つに? 生残りし者の心の内? 宗教めいてきたか!
 重油で燃やされ、永遠の彼方に消滅するのが現実? 
…で、魂とは何ぞや? このブログに残した魂を込めた言葉。
私の両親をみると、娑婆に残した愛情。 心残りだったのだろうが…

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3987, 宇宙論コペルニクス以上の大転換     
2012年02月24日(金)
               宇宙は本当にひとつなのか ー1
  * 我々の宇宙は10の500乗分の1個でしかない!
 2003年を境に宇宙論は、コペルニクス的大転換に匹敵する以上に大きく
変わった。コペルニクスが地球が宇宙の中心と思っていたところに、実は太陽
が中心で、その周りを地球が周っているに過ぎないと主張した以上の大きな
衝撃的進展という。それは、観測の結果から宇宙全体のエネルギーの内訳が
明らかになった。星や銀河、それを形作るすべての元素のエネルギーは宇宙
全体の4・4%で、目に見える星や銀河は、宇宙の中のほんの一部分でしか
ないものだった。ここで、残る96%は何か? というと23%が暗黒物質で、
約73%が暗黒エネルギー。それを合わせると、残りの96%になり、元素の
エネルギーを合わせると100%。しかし、その正体は殆ど分かってなかった。
つまり、宇宙の殆どが分かっていなかった。ところが、その暗黒物質が分かる
一歩手前まで来たのである。
この暗黒物質の研究から出てきた考えが、宇宙はもっと沢山、もしかしたら
10の500乗個もあるかもしれないという宇宙多元論。たくさんある宇宙の
「たまたま」真空のエネルギーが十分小さかったものが僅かあり、私たちの
宇宙は、その一つだったという説。殆んど宇宙のことが分かってなかった事実と、
我々の宇宙は気の遠くなるような多くの宇宙の一つでしかない裏ずけがでてきた。
 学生時代にビッグバンとブラックホールの理論を知ったときの新鮮な驚きを
今でも憶えている。その後の科学の飛躍的進展で、宇宙のことが格段に知られる
ようになった。その一つにブラックホールの先が違う宇宙への入り口ではないか
という説。それが2003年を境にコペルニクス的大転換以上に変わったという
のを最近、知ることになった。哲学が宇宙の外があるかどうかを論じているが、
科学は、宇宙はもっと多くあり、10の500乗もある可能性を論じている。 
科学が哲学を遥かに超えたことになる。 永遠の中の有限の存在を知った人間
が、その苦しみを緩和するためつくり上げた神も、多元宇宙論を知ると、所詮は、
そこまでということが分かる。 私にとっても、衝撃的大転換である。
137億年前のビッグバンで我々の(今度から、我々の、を付ける)宇宙が
出現し、その広がりには千から2千億の星からなる銀河が、100億もある。
そこには星の消滅の時に生じる空間の歪みが、ブラックホールになり、周辺の
星を吸い込んでいる。それは、どうも他の宇宙に通じる通路と思われる。
これが、私の知っていた宇宙である。それが、気の遠くなる数の多くの宇宙の
一つというと、根本が変わってくる。
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3995, 宇宙は本当にひとつなのか ー2
2012年03月03日(土)
           「宇宙は本当にひとつなのか」村山斉著
 先日、「宇宙論コペルニクス以来の大転換」について書いたが、
そのタネ本が、この「宇宙は本当にひとつなのか」。私にとって、世界観が
ひっくり返るほどの驚きである。オーバーにいえば夜半に目がさめ、これを
考えると息苦しくなるほど。宇宙の果てがあるかどうか、時間の始まりがある
のか、神の存在は、自由とは何か、どこまで自由になれるのか?などの問いは、
この本を読んでしまうと根底から揺らいでしまう。 前提が宇宙がひとつ、
だったのが、10の500乗の宇宙の存在の可能性を突きつけられれば、
今までの宇宙論と、世界観は何だったのか?になる。コペルニクスの地動説が
事実と知ったキリスト教徒のようなもの。 
 これは万物の存在に根底から問い直しを迫った宇宙論になる。
「 宇宙で原子でできている目に見える物質は5 %に満たず、残りの約23 %は
正体不明の暗黒物質ダークマター)と、73 %の暗黒エネルギーが占めている。
それが、どうもあるらしい。ということは、宇宙の約96%は正体不明で、それら
は他の宇宙から、私たちの宇宙に流れ込んできている 」という途方もない説。
 まず、「 第一章 私たちの知っている宇宙 」から、幾つか書き出す。
   * 私たちの知っている宇宙
・ 地球が太陽の周りを回る速さは、秒速 30 km。
・ 星の成分は光を分析することで解る。温度が高い場所ではどんな物質でも
  ガスになる。光がガスの中を通るとガスにより決まる波長が吸収される。
  このスペクトラムの欠けで元素がわかる。
・ 宇宙の年齢は137億年。宇宙が膨張して38万歳のときに電子と原子核
  くっついて光が真っ直ぐ進めるようになる(宇宙の晴れ上がり)。
  このときの光が宇宙背景放射である。 地球の年齢は約46億年
・ 2006年8月に冥王星は惑星から準惑星に格下げになった。光の速度で4時間。 
  月は7分。 太陽系の中で恒星は太陽だけ。次に近い恒星はケンタウルス
  プロキシマ星で4.2光年。我々の天の川銀河には約2000億個の星がある。
  太陽系は中心から28千光年離れた端に近い場所にあり、天の川銀河では、
  まだ若く星や惑星が生まれている。太陽系は銀河の中心を秒速220kmで
  動いている。
・ 銀河団より広い6.6億光年でみると、銀河は一つの点になり、
  線のようにつながったフィラメント構造と空洞になった泡になる。
  これを宇宙の大規模構造という。
・ 60億光年くらいの範囲で見ると、宇宙はだいたい均質で同じような性質を
  もっている。 これを宇宙原理という。
・ スイス・ジュネーブ郊外の地下一周27kmの世界最大の加速器
 「大型ハドロン衝突型加速器」でビッグバンを再現する実験を行なっている。
  ここでは、ブラックホールをつくる計画があり、できれば4次元以外の次元、
  つまり、異次元があるという証拠になる。そうすれば、異次元の中を
  運動する物質の暗黒物質の正体もわかるかもしれない。
 ▼ この数年来で最も面白く、ショックを受けた本である。このところ、
  ショックのことが多い。異次元世界、いや異次元宇宙があるとはね。
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3998, 宇宙は本当にひとつなのか ー3
2012年03月06日(火)
          「宇宙は本当にひとつなのか」村山斉著
暗黒物質ダークマター」「暗黒エネルギー」「多次元宇宙」
「多元宇宙」が、この本のキーワード。
まず、「暗黒物質ダークマター」から取り上げてみる。
  * 「暗黒物質ダークマター」とは?
 目で見えなくて正体不明だが重力を持つように観測されるものを
暗黒物質と呼ぶ。銀河は遠くに行っても星やガスの速度は遅くなっていない。
このためには、見えない物質(暗黒物質)が銀河の端に行くほど増加して
いなければならないことになる。また、遠くの銀河団の光が巨大な重力に
よって曲げられている。これから暗黒物質が存在していることがわかる。
そもそも、この暗黒物質がなければ、地球も、太陽も星も、銀河も生まれ
なかった計算になる。この暗黒物質は何物とも干渉しないので、今この
瞬間にも私達の周辺、身体をすり抜けている。暗黒物質の有力候補が
アクシオンと、超対称性粒子のニュートラリーノであると理論的に予言、
期待されている。
 ニュートリノ観測結果から、銀河系の中にある星はすべて原子できている
と結論。銀河系全体では、その中心からの回転速度の観測から、見えないが
重力を持つもの(暗黒物質命名)が存在し、宇宙進化のシミュレーション
から暗黒物質が存在しないと現在の宇宙は存在しなかったことになる。最新の
宇宙研究の現場では、この「暗黒物質」をつかまえる一歩手前まで来ている。 
現在、仮説としては、「暗黒物質は異次元から来る使者であるという可能性」
が、まじめに議論されている。
  ー以下は、暗黒物質についての箇所であるー
【 私たちは学校で、万物は原子でできていると習いました。ですが、
 その原子は宇宙全体の5%にもならないのです。ここで疑問になるのが、
残りの95%は何なのか。実は約23%は暗黒物質で、約73%を占めるのが
暗黒エネルギーなのです。全部足すと誤差の範囲でちゃんと100%になります。
暗黒物質も暗黒エネルギーも、名前はついていますがその正体はわかりません。】
【 この考え方が最初に提起されたのは1933年のことです。銀河団の中の
 銀河の運動を観測したフリッツ・ツビッキーが、最初にそういった。
 最近の観測では銀河団のほとんどが暗黒物質でできている。どうしてそれが
分かるのか?重力レンズ効果を利用し暗黒物質の分布が分かります。
重力レンズ効果とは、アインシュタインが予言したもので、光は重力に引っ張
られて曲がる。 そのため、遠くにある銀河や星の光は変形して地球に届く。
この重力レンズ効果が、今は正確に測定することができるようになったのです。
暗黒物質の分布地図作りではっきりしたことは、暗黒物質は原子ではない、
つまり宇宙にある物質の8割以上は、原子ではないということ。】
【 暗黒物質は、ニュートリノ以上に、他の物質と反応せずに、地球なども
すぐに通り抜けてしまう物質です。電子やニュウトリノと同じような小さな
粒々の粒子だと思われる反応はしない重い素粒子と想像される。】
▼ ビッグバンから、この宇宙が始まったというが、その元になる素粒子が、
 どうして生まれたかは謎のまま。暗黒物質が、他の宇宙から来たというなら、
ビッグバンの原因が、暗黒物質が来た原因を探し求めていく中で分かってくる
のでは?と思われる。