新潟駅前でビジネスホテルという業態モデルを経営しているために、世界恐慌の影響がストレートになる。
初めに、広告、営業活動に対して経費をつめてくる。 二時間以内の出張は日帰りである。
インターネットや携帯電話などで情報をやりとりして出張は可能な限り回数を減らすのは常道である。
最近は宿泊ネット販売が25パーセントなっている。しかも新潟では半額以下の2600〜3000円代前半は当たり前。 
当日でも3000円前半なら何時でも取れる状態だから、堪ったものではない。

そういう私も、冷蔵庫や洗濯機や大型TV以外は、電気製品、デジタル家電、書籍、健康食品、ユニクロは、ネット購入。 
情報は、大型店の店頭で見て、実際に買うのはネットである。 2〜3割はまちがいなく廉いからである。
リーマン・ブラザーズから始った経済危機から、世の中は一挙にデフレスパイラルに入った。
情報化によるフラット化で一物一価の世界になったことも、さらに輪をかけている。 
最低価格が実現できないところは、即、退場をさせられてしまう。(客室は、在庫が限定されているから、まだよいが)
ということは、大部分の企業は淘汰されることになる。 世界は5〜10年と暴風雨が吹き荒れだしたのである。
日本の国力もバブル崩壊後に大きく失われてしまった。 アメリカのように資源や軍事力や知的蓄積がないのである。

この金融恐慌は近代資本主義社会の根幹を揺るがすほどの大事件である。
4〜500年かけて近代社会がつくり上げてきたのはが中産階級である。
その中産階級が中期・長期的に見て消滅しようとしているというのだから、ただ事ではないのである。
1990年前後にソ連と、東欧諸国の共産社会体制が消滅。 
そして10年後の2001年9月11日にイスラム原理主義アルカイダアメリカの金融の中心のビルを二つ崩壊させ、
2千数百人の生命を奪いアフガン・イラクの戦争中に入った。
そして今度は百年、数百年に一度といわれる金融恐慌である。
これは簡単に解決できるような事態ではなく5〜10年は世界中で想像を絶した多くの経済混乱が発生する。
  まさか、これほどの大事件を目撃できようとは思っていなかった。それも全ての人が直撃する惨事を・・