2005年09月28日(水)
1639, 死に花

DVDレンタルを借りてみたが、見ごたえのある内容であった。
「生きてる、と思える瞬間こそ、なにものにも換えがたい」
−全編を貫くテーマはシンプルだが、充実した‘人生の大命題’を扱っていた。
み終わった後にサッパリした、心に残った内容である。
好奇心、それに対するチャレンジ、そして闘いこそ人生がある。

人生を楽しみつくしていた母の生きかたを身近で見ていたので、
年を重ねることはそう悪いことではないのは解ってはいたが。(痴呆症になる直前までだが?)

この作品は正に、老人問題を通して人生如何にあるべきかのモチーフである。
常に新しいことに挑戦し、自分を作り替える若い心の必要性を説いている。
これから5年〜10年?という準備期間をおいて、自分自身も「老い」の時期に入る。
「それまで生きてきたように、人間は老いていく」という。楽しみ方は知っているので大丈夫のはずだが?
豪華俳優の山崎努宇津井健青島幸男谷啓長門勇達が、あまりに年寄り臭くなっているのにおどろいた。
そういう役もあったのだろうが、もう少し溌剌とした姿の方が良かったようだ。

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