2004年01月26日(月)
1027, 大人のワッペンー勲章の意味

「新リーダーの研究」          読書日記−1
「叙勲に辞退」が価値をもつ時代

飯塚昭男著の「新リーダーの研究」を図書館で借りて読んだが、なかなか内容があった。
目次の見出しだけ見ていても、ハッとする内容が並んでいる。
その中で『「叙勲に辞退」が価値をもつ時代』というのが良い。叙勲は春と秋の定例行事になっている。 
批判をしたいが、「貰えないからやっかんでいる」と思われるから、誰も批判しないで黙っている。
著者は、誰もが普段思っていることを辛らつに書いているのが良い。
私の意見と、著者の意見をミックスして書いてみる。責任転嫁もできるからよいが、著者は辛らつである。
・「大人のワッペン」とズバリ言ってのけている。ーもらって涙をこぼしている姿は可愛いといえば可愛いが。
・大体が叙勲で人の価値が決められるというのか。 どういう規準でランクをつけるというのだ。
 詐欺まがいの元首相と一生を教育や福祉に捧げた人を含めてどういう規準でランクの上下を決めているのか。
総理府の勲章局というのがあって、「全銀連盟」や「鉄鋼連盟」 などの業界団体が推薦者をあげて、
 各々の所轄官庁に書類を提出。その中から選ばれるという。要するに官民の談合で決められるという。
 それを総理府などの長官会議で決めたものを、総理がサインをして決定する。
 それは政財官の癒着の温存の元凶になっているという。ーこの本を読んでマスマス馬鹿馬鹿しくなってきた。
・心ある財界人はほとんど辞退をしているという。政治家は喜んで、いや自分から働きかけて哀願するという。
 政治家は国民を騙す以前に自分を騙しているから、ワッペンで自己証明をしないと御祓いができなくなる。 
 政治ごろの鑑札?は、言い過ぎか。
  文化勲章は認めてよいのではというが、人間国宝というのがあるから、充分である。
 さっきも書いたが国が、いや役人がそれを決めるとはオコガマシイ。天皇制の一つのフレームなのだろう。
 また経営改革は自己改革という言葉にハッとした。会社の転換期に入っているので、
 一番実感している。 一番の抵抗勢力は、自分の固定観念と甘さである!

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【新】リーダーの研究 ◇飯塚昭男
<内容紹介>
 ー以下、字数の関係でカット2009年01月25日ー
(次回は、この目次の小項目と、その解説を書き込む予定)
 
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