二年と三年前に二回受けたセミナーのシリーズが、再び開講するというので一昨日、受講してきた。
講師の清水洋氏は《平成20年からマーケットの大転換》があると言い続けてきたが、
いよいよ、それが現実化をしてきた。
 《日本経済はかってない構造変化を体験するので、早めに手をうって事業と財産を守れ》
   というのが、彼が一貫して言い続けていることである。
今年になって、サブ・プライム問題がアメリカで表面化をして、一挙に世界の景気の陰りが出てきた。
数年前に出席したときに、言っていたことが、まさにそのとおりになってきた。
今年になって、読んだ本にも同じようなことが書いてあったが・・・・

 講師は予告どおりになっているので上機嫌だったが、聞いている方は、その激しさに震撼として空気であった。 
  その内容を印象に強かった順に大筋書いてみる。

金利の高騰は、既に始っており6〜7?になっている。 出来たら固定金利に換えておくこと。
・とにかく破産者が多い。生活保護世帯も二年間で130万から150万世帯に増えた。
 零細・中小企業の倒産、廃業が信じられないぐらい多い。
・ガソリンスタンドが現在4万あるが、60?が淘汰される。
 (一例をとると、ガソリンは赤ランプがついてから入れにくる車が増え、その上に千円しか入れない)
・地方は老人と子供が増えて、商売が成り立たない職種が増えてきている。
・問題は国債だが、それより年金の未払いの数字が膨大にあるのを、国民は知らされてない。
 800兆円あるという。
・生産者優先の社会から、消費者優先の社会への大転換が雪崩をうって進みはじめた。
・金は現在、Kgあたり350万だが600万はいくだろう。
アメリカのドルは近々には暴落をするが、その後に金か農作物本位制度で復活する。
 しかし日本は、暴落はするが、金を持つことをアメリカから間接的圧力で持たされなかった。
 アメリカの金の在庫量が7500万トンだが、 日本は170万トン、ドイツは350万トンしかない。
郵政民営化は、郵貯の資金が外国に逃げることを意味している。
・国家破綻の結果として、ハイパーインフレが生じ、国債が暴落。 
 国民の資金の価値が暴落。 それで国の借金をチャラにする?
 国家破綻は政府の破綻である。 それを外国メディアが正確に報じる。(外国メディアに敏感であれ)
 国民は、消費意欲が極端に落ち、さらなるデフレへ。
スイスフラン、ユーロダラーや、金の現物にリスクヘッジをしておくこと。
・2〜3年後には、ドルと円の破綻は間違いない。
・人口減少社会は、300年に一度の社会的大変化の時代に突入。
 それは、明治維新、第二次大戦の終戦に匹敵する

  以上だが、次回は私なりの意見を書く。

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