2001年05月26日(土)
[32] 34年ぶりの文章化

欧州1周旅行(印象記)欧州1周 ー 1967・07〜
 デンマークコペンハーゲン)・スエーデン・イギリス
 ・ドイツ・フランス・スイス・イタリア・オーストリア・タイ・・・ 

・34年前の立大三年ー大学の海外旅行研究会が募集した旅行会が募集した欧州1周旅行に参加した。
・期間 は30日間ー1967年7月01−30日ー総勢 40名
・ 団長 高木豊 添乗員 玉井 氏であった。−深井・川崎・酒向・池永・堀井八郎・・

内側(内面。国内)ばかり見てきたそれまでの世界観が一変、
地球の広がりを肌で感じた当時年間20万人しか海外旅行者はなかった。
カルチャーショックで、人生観が全く変わってしまった。
自分の世界の狭さを知る人生の一大転機でもあった。それまでの総てが粉々になってしまった。
人生でこれだけの楽しみも初めてといってよかった。

その時の印象に残っている事は、
1.まず自分は東洋人ということであった。白人の世界で初めてそのことを自覚をしたのだ。
 それと露骨な人種差別の視線を。
2、欧州の豊かさも想像をはるかに超えていた。
3、また文化の深さに驚愕した。毎日毎日見るものふれるものが、全て新鮮で興奮の連続であった。 
 全く事前の知識を入れてなっかったのが逆に良かった。
4.若さにありがちなコンプレックスの塊の自分に初めて自信がついたー行動としては初めてといってよい。

A.まず機内ーー飛行機で食べたヒレステーキーこんなにおいしい牛肉は生まれて初めて!
B.デンマークの街並みの清潔かつ美しさ! 一人で路面電車に乗ったとき嬉しさと不安! 
 郊外にあったお城からみた緑と空の色! 当時日本では殆どなっかったコッテジ風ホテル
C.スウエーデンでみた金髪美人の美しさと着こなし!
 それが北欧の街並みにぴったり!  そこのバイキングの食事
 ―バイキング方式の食事の存在をそこで初めて知った。
D・ロンドンの王宮そしてビッグベン。イギリスではパブが印象に残っている。
 軽くスタンドでビールを飲める感じであった。
E.ドイツはミュンヘンビヤホールの大きく豪華なこと。 確か2000人位の客がステージの楽団に
 あわせてホール全体が一つになり楽しんでいのるのが不思議に思えた。
 なるほどヒットラーが出るわけだと思った。また古い街並みと古城のよいハイデルブルグ
 そしてライン下りで見た田舎ドイツの何とも言えない深みのある景色。
F.スイスアルプスの登山列車から見る山並み。    
G・オーストリアで飲んだ地酒のワインと生ハムの美味しい味。 
H・パリで見た凱旋門とシャンゼリデ通りそしてルーブル博物館のモナリザの絵と
 ミロのビーナス。そしてヴェルサエル宮殿とその鏡の間。そして庭。
I.ローマの遺跡の数々。コロセウム闘技場にトレビの泉。
 284本の円柱が囲む楕円形のサンピエトロ広場と寺院そこで見たピエタの像。
 地中海のカプリ島。幻想的だったコモ湖
J.帰りに立ち寄ったタイのバンコク―その何ともいえない素朴な景色。
 寺院もどこもかしこも仏教の影響の為か純粋な東南アジアの良さがにじみでていた。
 この旅行から帰ってきて2〜3ヶ月呆然自失であった。
 もし神様が人生で1ヵ月時間を戻してくれるとしたら、迷わずこの一ヶ月を選ぶだろう。

 ー34年ぶりの文章化である。意外と憶えているものだー