2007年05月20日(日)
2238, お金の正体 −2
  (*゜ロ゜)ノミ☆【おは〜♪】
                  −読書日記

ーまずは面白そうなところを幾つか抜粋して考えみよう。
P32−
 ここで不動産のイロハを言うと、
・土地、建物の値上がり率は経済成長率より低い。 
 ロンドンでもニューヨークでも、50年~100年間の統計がそうなっている。
 その理由は固定資産税をとられるからで、経済成長率より低い分はちょうど、
 税金額に見合っている。不動産に対する税金は逃げようがない。
・ロンドンやニューヨークで不動産で財産をつくった成功者がいるが、
 その人たちは大抵ユダヤ人である。ユダヤ人相手に売買して負けになら そうぞおやりください。
・ロンドンでもニューヨークでも人口が爆発的に増加した時があった。
 その初期に買った人は巨万を築いたが、やがて町にも必ず衰退期がくる。
 その前に売り抜けないと! 一等地だから大丈夫という人は大抵騙される。
 これは古今東西に通じる真理である。

 結論をいうと、土地に限らずお金をまわして儲けるのは、自分で事業をおこして儲けるよりも楽ではない。
 確実だとはいえない。 事業そのものを見る力のない人は不動産売買に近づかないことだ。
 土地は万能基本財だが、それでも大きな浮き沈みの波に晒される。
  ーーー
    解)身に染みて解ったことが不動産の浮き沈みである。
      これが解らないから苦労するのである。大銀行もである。
      そして、また都会を中心に土地バブルがおきようとしているが、
      今度は利益還元法で割り出した裏づけを求められるだろうから、以前とは違うのだろう。
 −−
P120−
 *格差社会といっているが
 日本は精神でも身分でも経済でも平等な社会をつくることでは、
 世界で一番成功している。いまはだいぶ崩れてきて格差社会といっているが、
 5~10年前に比べればの話で、国際社会からみれば世界で一番平等な社会である。
 だから格差社会を問題にするなら、それは5~10年前に戻せばよいのか、それともそれ以上に、
 もっと平等にしなくてはいけないと考えているのか、そこまで考えて欲しい物である。
 格差ができたということは、格差さえ甘受すれば自由が増えるということである。
 事実、今の日本は、格差がない平等社会をつくるために、いろいろな制度をつくったために
 大きく自由が制限されている。
 「私は学校に行きたくありません」とか、「野垂れ死にしてもほって置いてください」と答えない。
 「私は失業しないように真面目に働くので失業保険は払いません」というのも、
 強制徴収制度だから実行できません。
 「私は病気になっても病院に絶対行かないので健康保険は払いません」とか、
 「年金はいりません」というのを実行すると、国家負担分や企業負担分をもらいそこねる。
 あまり差があるのは良くないが、全くないのもよくない。
 ときどき締めたり、ゆるめたりすれば、両方のありがたさがわかって良いと思う。
 挌差には色いろあって、その一つが経済であって、それでしかない。
 昔ギリシャには美人税があった。美醜の差で課税で公平化しようというアイディアだ。
 多くの女性が自発的に納税を申し出たとは面白い話である。
 ーー
   解)昨夜も、NHKのゴールデンタイムに地域格差の是非の特番を組んでいた。
    グローバル化の時代、世界の格差社会の構造がストレートに影響してくる。
    日本も仕方ない!というしかない。情報化社会とは、そういうものである。
    弱肉強食の原理を入れておかなと、世界の中で国家として劣敗していくしかない。
    5〜10年前には戻れないのである。弱者は消え去るしかないのである!
    経済的な格差が、この数年で大きくついた実感がする。
    しかし、経済だけが優勝劣敗の基準ではない。
    「太った豚より、痩せたソクラテス」の方が良いに決まっている。
    それはソクラテスー考えられる人という条件がつく。
    「バカな考え休むに似たり」にならないためにも考え続けなければならない、ということか!               
               (○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ
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