2006年03月03日(金)
1795, 心に効くクラシック−2
   っω-)..。oо○(゚+。ぉレ£∋ぅ゚+。)  
                 ー 読書日記
  ー音楽がもたらす効用ー

音楽がもたらす効用は多大なものがある。
まずは感情伝達の効果をあげることができる。
私も音楽で何度か人生の危機を救われたことがあった。
最後は目をつぶり静かにしているしかない時、
何げなくかけた音楽が心の底で魂を包み込んでくれた経験を何度かしてきた。

   気分が滅入ったとき、励ましてくれる凛々とした曲を聴いていると
   いつの間にか気持ちが立ち直っていることがある。
   朝起きたときに庭の小鳥の声を聞きながら、軽やかなフルートなどの
   音楽を聴いて目覚めれば一日が爽快になる。
   疲れを癒すような音楽を聴きながら就寝すれば、快適な就眠ができる。
   その意味で心理状態のコントロールが音楽の選択ひとつで可能になる。
   現在はCDなどがITで安価で手に入る時代、感情コントロールがしやすい。

我われは自我の成長にしたがい、親からも、世界からも、切り離された存在が思い知らされる。
生まれる時も、死ぬ時も自分一人であるという孤独感を抱え込む。
それは人間という動物が持つ不安である。分離不安といわれるものである。
それが母親の懐へ回帰しようという願いを抱える。
それを音楽が深いところで慰めてくれる働きをする。
                 且_(゚◇゚;)ノ゙まあ、コフィーを!
クラシックは長い時代のフィルターを経て残ったものである。
ポピュラーは時代の限定を受けているが、クラシックは時代を乗り切ってきた普遍性がある。
音楽のプロの選択眼を乗り越えてきたものは信頼に足るものであるのは当然である。
   
クラシックは一般的に欧州の音楽をさすが、なぜ欧州なのだろうか。
   これは5線符は、他の文化圏の音楽をある程度書き取ることができる。
   その反対に、日本の音符は楽譜に書き取ることは難しい。
   だから、多くの音楽の音を表現できる構造になっている。

人間は普遍的なものに近づく努力を常に何処かでしているが、
音楽においてはその努力が、クラシックを残していくことになる。
その淘汰の中で残ってきたものを、われわれは今、「クラシック」として聴くことができる。
              ゚+.βуё゚+.(つ●_`*)ノ"
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