2005年02月12日(土)
1411, LOVE&FREEー世界の路上に落ちていた言葉−2

「求めよ、さらば与えられん!」が、人生である。
この著者の生き方の中に、それがはっきりと見て取れる。
「何故、人は求めないのか?」、それは一般常識とやらに囚われているからだ。
この題名のFREEは、一般常識からの自由と、自らに由るという意味である。

この本の中に以下の文章がある。オマエハ ナニガ ホシインダ? 
それに答えられない人は、旅は続けられないぜ。

これはズバリ、それを言っている。
何が欲しいのか、何を求めてよいのか解らない人は旅を続けられない。
そのナニガ ホシインダという根本的問いかけを曖昧にしているのだ。

  次の言葉もよい、
〜あるハワイアンの言葉より〜

「自分の魂が本当に満たされるというっていうのは、どういうことなのでしょうか?」
「それはね、自分が本当に何をしたいのか、何をするためにこの世に生を受けたのかを
知ることです。いくらお金を持っていても、いい仕事を持っていても、自分の魂を
満足させられないと、病気になったり、悪いことを引き起こしたりしてしまいます。
いろいろな辛い体験を踏み、苦しい体験を経てこそ、
その中から自分にとっての本当の幸せを学びとることなのです。」

「だから、本当に必要なものを見つけるまで、魂は旅を続けます。
ただじっと待っていても幸せになれません。
また不必要なものを捨て去ることができなくては、新しく得ることができません。
変化をする時はいつも大変ですが、不必要なものを捨て去る決断を
下せない人の魂は決して満たされることはないでしょう。」

ナニガホシイか解らないと、魂がたださまよい続けて一生を終えてしまうのだ。
 ーー
必要なのは、勇気でなくて、覚悟。 決めてしまえば、すべては動き始める。

この言葉も意味深である。この覚悟こそ、魂の根本である。
 ーー
すべては自分が選んでいる。
 ーー

〜シンプル〜

 世界を放浪を続けているうちに、大事なことがどんどんシンプルになってきた。

 大きなもの、広いもの、多種多様なものに触れれば触れるほど、
 大事なことは小さく小さく絞られていく気がする。
 おやじ、おふくろ、弟、妹、彼女、仲間・・・
「大切な誰か」のために始めた小さなことが、
 結果として大きな世界をHAPPYにしていくことになる。
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ーこの著者の本から受けた感想は、はっきりと自分の欲しいものを見つめ、
覚悟を持って始めれば、何ごとの中にも一番重要なことが見えてきて、
それを選んでいけば、シンプルになっていく。それが、自分の生き方のできる人だ。

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