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今朝の信濃川土手のポタリングのコース、
花火のため、交通禁止だったが、朝の8時前ということも
あって、まだ閉鎖されてなかった。 この暑さの中、去年に
引き続けていかない予定だが、気分が変われば…
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3447.秘・異郷の旅、よもやま話・・4
2010年09月02日(木)
* 初めての21歳の欧州旅行 ー3
初回の欧州旅行で、帰国して半年間は自失呆然状態であった。自分の心が粉々
に粉砕されてしまった。カルチャーショックである。今から思うと、これが
良かった。両親から受け継がれていた小さな世界の価値観が根こそぎ壊れた。
それと「自分は東洋の小さな島国・日本の黄色人種」という目線を得たこと。
これをキッカケとして、根こそぎ自分を変えなければ学生時代の4年の自由時間
を与えられた価値がないと気づいた。それと社会、世界は、不平等で格差である
こと。世界には豊かな人種と国家があり、反対に貧しい人種と国家が満ちている。
その中で生きていく自分を作る基礎を学生時代に培わなければと気づいたのである。
とにかく世界は広く、深い一端をみた。
話は戻るが、ロマンチック街道から見た、川添に展開するお城と、景色。
それと、早朝にスイスに霧の中から見えたレマン湖とスイスの渓谷の美しさに
言葉を失ったことを思い出す。毎日、これまで、想像すらできない光景を、
これでもか、これでもか、と見せられるのだから・・ 当時、中高年の人で、
あまりのカルチャーショックで精神の異常をきたす人が多いと聞いた。
現在のように、写真に、テレビの旅番組に、ニュースに、映画の背景として過剰
に入ってくる時代ではない。 私のように、中高校の白黒の小さな写真でしか見た
ことがないものを、次から次へと見れば、感動の蓄積で、脳が変になって当然である。
幕末の獅子たちで、当時、欧米渡航経験があるかないかで、動乱の中で大きく、
その後を左右したというが、当時の彼らは欧米の社会を驚愕の目で見てきて近代
国家の絵図を描いたのである。時代も、スケールも、全く違うが、それでも
21歳での経験として、大きな財産になっている。
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3448・秘・異郷の旅、よもやま話・・5
2010年09月03日(金)
* ツアーあれこれ ー4
・パック・ツアーに参加するか。
・旅行代理店に行って窓口の担当に旅行の目的をいい、行程を組んでホテルや
飛行機の手配をしてもらうか。
・旅行先の現地のパックを探してもらい飛行機の搭乗券と組み合わせるか。
・それらをネット上で、全て予約を組むか。
・それとも、飛行機だけを予約して、現地に行って出たとこ勝負で、ホテルとか
行き先を決めるとか、旅行にも色いろな方法がある。
人見知りをする私にとって、パック旅行は最適なシステムである。旅行パック
システムは欧米から発展してきたもの。全国から同じ目的を持った者がチームを
組んで旅の目的を達成する。 その最適パッケージを代理店が企画販売するのが
パックツアー。激しい競争の中で、パッケージの商品は年々、改良されていく。
その進化したシステムを如何に合理的に使うかである。
インテリと称す何?が時々、パッケージ・ツアーを罵倒している文章に出く
わすが、彼等はそのシステムの合理性を知らない。これがなければ、
・「ケニアでヌーの河渡り」や、「タンザニアのセレンゲッティーの草原で、
チーターの狩り」など見れる訳がない。それを可能にするには、10倍近い
金額と期間が必要になる。 それ以前に、そんな気持ちになれない。
・南米のべネゼイラのテーブルマウンテンに、地元のインディアンが先導する
ボートに乗って奥地にいき、キャンプをし、飛行機で上空を旋回し、エンゼル
フォールの滝の下から1千Mの滝を見上げることなど出来るわけがない。
・南アフリカで、ボツナワとザンビアの国境の橋の上から100mの高さからの
バンジージャンプなど出きようがない。
代理店は普通のパック商品だけでは生き残れないから、各種パッケージを
開発する。特に中小は、自社の強みが何かを探し出して、それを売りにする。
ケニア・タンザニアを専門にしたり、イスラエルだったり、アマゾンだったり。
それをパッケージにして、可能な限り格安に売りに出してくる。面白いところ
では、ツアーのベテランを狙って、秘境・異郷のツアーに、かなり厳しい教育の
入った自前社員を組み合わせた一ランク値段の高いパッケージを売っている
代理店もある。それも、ランクがあって特Aの客層狙いだったり、A層狙い
だったりする。特Aの団体を時どき見かけるが、人相からして違う?
一度、パタゴニアで、この層のツアーに参加したことがあるが、成程である。
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3449 秘・異郷の旅、よもやま話 -6
2010年09月04日(土)
*初めて経験した大自然の懐
広大な大自然に初めて唖然としたのが、カナダのロッキーの懐に入った
時である。トロントと、ナイアガラの滝をみた後にロッキーを巡るコースのため、
その途上のバスの中で寝入ってしまった。そして目を開けると、何かこれまで
見たことのない山々と渓谷が続いている。「これは、まだ夢の中。それにしても、
リアルな夢じゃないか」と思っていた。しばらくして、これが夢ではない現実に
気づいた。これは何処かの星の異次元の世界としか考えられなった。
(その後、これと同じような異次元の世界を数多く見ることになった)そして、
次から次へと想像を遥かに超えた光景が、これでもか、というほど現われてきた
のである。 「これまでの人生と、これからの人生という境になるほど、この感動
は大きい」という言葉が、溢れ出てきた。これをキッカケに大自然に魅せられ、
世界の秘境・異郷の大自然の世界に引き寄せられるようになった。
大自然には、
・「山脈」「湖」「滝」「川」「氷河」「密林」といった山脈系
・「海・海岸線・島」「クルージング」という海系
・そして「平原・草原」「サファリ」「砂漠」の平原系がある。
目的別に分けると、リゾート、探検、遺跡探索などの知識収集、祭りなど分かれる。
どれが一番と一概にはいえない。どれもこれも、素晴らしいとしかいえない。
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3450 秘・異郷の旅、よもやま話 -7
2010年09月05日(日)
* アフリカに魅せられて
私がアフリカに興味を持ったのは、私の高校時代の友人がケニアのサファリ
から帰ってきて、その写真を見せてもらったことに始る。100枚以上の、
ライオンや象、ヌー、そしてチーターの写真が数多くあった。それだけの写真が、
その男が実際に写真に撮ってきた事実が受け止められないのである。そこには、
バルーンから動物を撮った写真もあった。 なんで一回のツアーで、これだけ
多くの写真が撮れるのだろか? 実際に彼が撮った写真だろうか?狐に摘まれる
感覚であった。 どれもこれも、これまで見たことのない活き活きした野生動物
のエネルギーが写真から溢れ出ていた。丁度、カナダのロッキーに行って、
大自然に魅せられたばかり。なら、アフリカの大地と、野生動物が次のターゲット
として良いだろうと考えた。しかし、17~8年前にケニアのサファリというと、
大きな抵抗感がある。とはいえ、あの写真を見せられた上には、行かない訳には
いかない。そして、初めてケニアのマサイマラの平原にサファリカーで乗り入れた
のである。 平原をしばらく走っていると、遥か彼方に、動物が走っているのが
見えてきた。事前知識は全くないので、期間中にせいぜい数匹のライオンか、
シマウマを見れれば儲けもので、テレビで撮影された動物は、普通は見れないもの
と、信じきっていた。それが、シマウマが走っているのである。そして、その後は、
次々と、ヌー、ガゼルの姿を見ることができるのである。
現地のドライバーが、無線とか、行きあう仲間同士で、何処にライオンの群れが
いるとか、チーターがいるかを連絡しあっている。そして、夕刻に像の20頭位の
群れが一列になり寝ぐらに帰っていくのに出くわした。 夕陽の中に、黙々と
隊列を組んで進む姿が何とも絵になっている。そして、翌朝は、早朝サファリ。
この時の参加者が4名に添乗員が一人。我われ夫婦に、40歳ぐらいの中年の男
の一人参加が、二人のため、ペースは我われ夫婦になってしまう。これほど、
都合の良いサファリのツアーは今だかってない。どの場面をとっても、強烈な
印象が残っている。 最初のサファリは、誰にとっても、そうらしい。
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▼ まだまだあるが、次回に。 最終講義の日が「妻の誕生日」。サプライズで
誕生日の祝いのケーキが出てくる。驚いて壇上に出てきてキスをする場面が、
涙を誘う。最後の最後に、『これは、子供たちに残すための講座』のオチが良い。
私的なことだが、卒業をしてから10年程経ってのOB会が、大学内の大ホールで
行われると案内があった。「何だろう?」と思いつつ出席すると、それは先生の
最終講義でもあった。その時に、病魔が進んで余命いくばくもないのを覚悟だった
集まりだった。それぞれの年次のグループが壇上に立ち、思いで話をするのだが、
誰もが、先生に対する魂の篭った内容で、2時間の時間がアッという間に経過した。
御夫婦とも亡くなられた現在でも、30~40人が毎年、集まった会が開かれている。
<紳士たれ。本を読み続けなさい。他人には優しく自分に厳しく。群れるな。
自分を律しなさい。> 等々… 自分を「絹布団」と喩えていた通り、
肌触りは冷たいが、時間をかけると、温かさが伝わってくるタイプ。その真逆が
多い中、貴重な存在である。私が直接であった人物で、間違いなくNO1の人物。