* 経験則の詰まったパックでしか行けないところに… 
 パックツアーとは、ツアー仲間と、熟練した企画のパックで世界を股に
かけて遊ぶゲーム。地球儀を碁盤目にして、埋めていくライフワークは、
遊びとしてベストで、これが面白くない訳がない。本当に面白く、ゲーム
感覚になるには7〜8回の経験を要する。ネット検索で、その意味を調べると、
これが面白い! パッケージツアーと侮るなかれ、欧州では600年以上の歴史
がある。一般的には、世界各地の地元の業者のパッケージを購入、添乗員、
飛行機などのパーツをパックにしたツアー商品を売り出す。パックを愉しむ
コツは回数しかない。 日本旅行、阪急旅行社など大手から、秘・異郷先を
専門の業者する弱小や、それぞれの地区に根差した地元密着の業者などが
存在している。大都市には大空港が必ず存在、そこで乗り継ぎ、目的地に
分散していく。これが回数を重ねるうちに、文化、文明、大自然など、
各地の「光を観る」観光別の目的が分かれる。 パッケージツアーは、
観光の既製品。それも無駄を一切省いて合理的に遊ぶゲーム。 
ユーザーは如何に面白いパックを見つけ、観光ゲームを短時間で楽しむ
かにある。後あと、魂の刻印として残る点を加えると価格価値は10倍は
あると実感している。家内と子供分を加えると100回、3500万。本格的に
ライフワークとして30数年。年に平均100万のコストが高いか安いか?
私の行蔵にあるコーナーの宝物。
   〜ウキぺディアによると〜
< パッケージツアーとは、旅行業者が主催して、一般の人から参加者を募り、
 運送・宿泊・観光の料金を一括して集めておこなう団体旅行のこと。>とある。
旅行業者から見れば、出発地(集合場所)から帰着地(解散場所)までの全旅程
を"管理"する形で提供する商品の一種という位置づけ。
  :歴史と業態:
ヨーロッパでは、組織化された旅行は既に1400年頃にあったといわれており、
エルサレム巡礼者向けの旅行代理人が宿泊契約や乗船契約の代行を行っていた。
このほかにも簡単なパックツアーは実施されており、1600年頃にはローマの観光
ガイドがナポリに宿泊したのちヴェスヴィオ山へ登りさらにガエタへ船で周遊
する2週間旅行などを実施していた。18世紀には宿泊・食事・観光ガイドの料金
すべて含む一定料金でパリやローマに案内する旅行代理人が存在した。
19世紀初めごろには観光産業という言葉が使われるようになったが、組織化
された旅行産業が誕生するのは鉄道や汽船の技術的な発達によって交通網が発達
してからである。近代の旅行産業の先駆けとして団体旅行と呼ばれるプランを
初めて実施したのは家具職人で巡回牧師だったイギリスのトーマス・クックと
されている。トーマス・クックは1841年7月5日に割引料金の臨時列車を仕立てて
570人が参加するレスターからラフバラまでの往復旅行を実施し、この鉄道旅行
が近代旅行業の始まりといわれている。 >

▼ 色いろの旅行代理店から週に2〜3冊のパンフレットが送付されてくる。
 それを元に、家内が、行先をネットサーフィンで、ネット、ウィンドウ・
ショッピング気分で遊んでいる。それが面白いという。現在ではTVのYouTube
面白いのが見ることが出来る。とはいえ、70歳過ぎと、年金暮らしでは…
 30数年前に、80歳の母親が、姉二人と、家内と、義姉を従えた5人と
「二週間の欧州周遊のパック旅行に参加したことがあった。母のポケットマネー。
少し痴呆初期の勢いもあったが、欧州は老人に非常に優しい社会。殆ど、迷惑を
かけなかったようだ。その後も、姉二人を連れてカナダに行ったから、驚き。
その一年後に初期痴呆症、要するにマダラ呆けになって、5年半後に亡くなった。
 HP内検索でパックツアーを入れると、アルアル…  
<楽しめるうち! 直に泣く時がくるからね!> の言葉。 この歳ともなれば、
<ニコッと笑ってハンカチーフ> というよりも、<ニヤッと笑って…>ですか。

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2016/12/19
閑話小題  〜ファースト・クラスのラウンジ
 先日のTVで、ファースト・クラスの飛行場待合ラウンジをレポーターが
実際に入って撮影していたのを家内が録画をしていて是非、見てみたらという。
ゆったりしたラウンジに、顧客1人にサービス員1人が召使のように付きっ切り
で応対する。パックツアー専門の私はエコノミークラス。で、10回に1度?は、
エコノミー席がダブルブッキングで無料で格上げすることがある。 
 一度だけ、ツアー添乗員の計らいで、ファーストクラスにまわしてもらった
ことがあるが別に何とことはない。 ベテラン添乗員から以前に聞いた話。
<「エコノミー席」が格安にできるのは、ファーストクラスとビジネスクラス
の代金の肩代わりで料金をカバーしているが、エコノミー席で飛行機全体の
バランスをとるための「重り」の役割がある。格安エコノミーが「重り」には
驚いた。「重石でも何でも安けりゃ良い」は貧乏人の発想か。以前に書いたが、
飛行機は社会の縮図が露出する。 世の中は残念ながら格差社会

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2013/03/29
ヘリコプター勉強法
           ー超「超整理法」より
 ヘリコプター勉強法とは自分で麓から山の頂上まで勉強するのではなく、
ネットなどを駆使することで一気に山頂を極める方法。 野口悠紀雄
『超「超」整理法』にあった内容で、以前はパラシュート法といっていたもの。
本など一番のキーポイントを見つけ、そこだけ集中して学ぶ方法である。
10数年前、ある知人に、「あなたの読書方法の要は何か?」と聞かれた。
直ぐ誰から聞き知った上で質問してきたのは分かった。その時に自然に出た
答えは、「熟読する本と、目的を持って読む本を分けている。後者の場合、
読みに足りる部分を主観的に読む」であった。その答えがベストでないが、
初めから対象に従うのでなく、主観的に読むことでポイントを把握する方法。 
随日を毎日書いていると主観的でなければ続けることは不可能。
そのため、読書感想文は自ずとヘリコプター読書法になる。 この本の何処が
一番の要点かを、まず探す。小説と哲学書以外は、まともに読みやしないない。
80対20の法則で、20だけしか拾い読みをするだけ。図書館で借りて読むことが
多く、10冊は机の前に積んで置いて、時どきパラパラと流し読みをし、その後
アマゾンの内容紹介と書評を読む。そこに幾つかのピンポイントが表示され、
関連した本の紹介まである。20分も流し読みをすれば八割は把握できる。
それを纏め書き残せば、後々まで、残る。 だから面白く病みつきになって
続いている。
 ところで国内外のパックツアーも、ピンポイントを揃えてパックにしている。
ポイントだけに舞い降りると点で、「ヘリコプター旅行法」ということになる。 
旅通の人は小ばかにするが、ツアー好きな私は元もと旅行などと思っていない。
専用ヘリで富士山頂上などの観光ツアーで充分。何も麓からの登山をしたいと
思わない。富士の頂上から下界を眺めるだけで充分。旅とツアーは違うもの。
情報化の時代、熟読とヘリコプター勉強法を分けておくべきである。
検索にキーワードを入れれば、情報と他人の知識は幾らでも手に入る。
その意味で、幾ら時間があっても足らなくて、面白くて面白くて仕方がない。
幸せなことだが、何時、死を含めブラックスワンが舞い降りてくるか分からない。
楽しめ、笑え、悲しめる、今のうちである。

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5615,かわいい自分に旅させた 
2016年07月30日(土)
             <『かわいい自分には旅させよ』浅田次郎著>
   * かわいい自分に旅させた 〜A
 40〜50歳代にかけて40回、合計51回。家内と遇わせて?90回、海外旅行に
出かけたが、その殆ど格安パックツアー。 夫婦で月あたり10万の贅沢。
10万×360回。一点豪華主義?で 何とか可能にしてきた。凡そ家屋敷一軒分。
あと5回で家内と合計で、100回になるが、年、二回なら可能だが、無理? 
肉体的には、厳しいだろうが、問題は気力と、体力と、?。
 10億円の現金と、どちらを選ぶかといえば、間違いなく旅行を選ぶ。
では100億なら、どうする? さあ、どうだろう? 旅行可能が5年とみて、
半分の50億、年に10億を使ってみたいが、私には無理か。そうこう考えると、
10億の価値は充分あった実感がする。「かわいい自分に旅させよ」のフレーズ
は、さすが作家。 別腹の人生が、そこにもう一つあるような。
≪ 私は感動を求めて旅に出る。いや、あえて求めずとも旅は必ず感動を
 もたらしてくれる。感動に出会ったとき、日ごろ金や時間や手間を惜しんで
旅せぬ自分を愚かしく思う。誰のためでなく、かわいい自分のために旅する
のである。 先人たちは不便な旅をしていた。しかしその一方で、悠長で
あるがゆえ深い旅の味わいを知っていたはずである。
 今やその気になりさえすれぽ、日本中どこであろうとあらかた日帰りが
できるのだが、その手軽さ気軽さのおかげで私たちは、まるで漫然と映像でも
眺めるような旅をするようになった。
 非日常の世界を訪れ、感動する。本物に触れ、五感をふるわせる。
先人たちの不便で悠長な旅、あるいは知らぬことぱかりの子供のころに体験した
旅とは、そうしたものであった。もし今日の旅の便利さはそのままに、本来の
そうした感動を得ることのできる旅があるとしたら、どんなにすばらしいだろう。
より深い日本を求めて旅に出たい。いにしえの旅人と刻を同じくし、溜息を
分かち合えるような、深く美しい日本にめぐりあいたい。 私たちは生まれ
育ったふるさとについて、知らないことが多すぎるのだから。≫
 ――
▼ 旅は、非日常の世界であり、日常と違った世界が別次元で流れている。
 そして、自分の世界も、その一つでしかないことを教えてくれる。
それと、感動である。「ここ、いま、じぶん」を、感動は焼き付けてくれる。
「この感動を、ほぼ大部分の人は、知らないで死んでいくのだ。もしかして、
自分も、その一人だったかもしれない!」という激しい感情と、その世界との
同化である。この「かわいい自分には旅させよ」のフレーズのとおり、この
感動を、自分に与えてくれのは自分だけである。 〜つづく

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ーH0607  ケニア・サファリ紀行 
 前知識はほとんどなし、
「何がおきるのか出たとこ勝負の旅」というのが率直な気持であった。ところが
秘境の旅というイメージで行ったところ、そこは欧州の高級リゾート地であった。
三十年前まで英国領であった為、欧米のサファリを目的としたリゾート地として
区画整備されてあった。広大な動物保護区及び国立公園と一般の土地はわけられ
ており、前者は天国、後者は貧困そのものであった。
サファリ(動物ウォッチング・ドライブ・ゲーム旅行)は生まれて初めて、
一日一日、一シーン、一シーンが鮮明な感激として脳裏に焼きついている。
強烈な印象の順に列記してみると、
・夕方、五十頭の象の群れが一列になり、右手にキリマンジェロをみながら林
 の方に帰っていく、(TVでこのシーンを見た事があるが、まさか初日に
  これをみれるとは思わなかった)
・ライオン二匹がペアリングしている横で一頭がシマウマを食べているシーン、
チーターが二百m先に一匹のガゼルをねらいを定めて木影でスキをねらっている、
・ 二十頭位の象の群れに三m位近ずいたシーン、
・湖でカバの群れに近ずいたところ一頭が我々のボートを追いかけてきたシーン
(一ケ月前にその群れに漁師が殺されたとか)
・数千〜数万頭のヌーの大移動、
・マサイ・マラ族の村の中での異様な雰囲気、
・気球の船上よりのアフリカの大地の景色、
・四〇〜五〇頭の水牛の群れの真只中にサファリーカーでつっこんだシーン、
・キリマンジェロの遠景、等々書けばきりがない。過去十七回の海外旅行の中
 でも最も刺激的印象的なものであった。欧州では“アフリカの毒”という言葉
 があるとか。その毒(魅力)にあたり、ウワ言のようにアフリカ、アフリカと
 言うそうで、今の私はまさに毒にあたっている状態です。
                     (1994.7/10 〜18 )