つれづれに

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 今日のYoutube
http://www.youtube.com/watch?v=LTlv360UC5w

  この夏は一転して冷夏を思わせる天候である。 エルニーニョということか。 
それと、不景気の中の物価の高騰も出てきている。 とはいえ、年金暮らしに
なった現在、気楽なもの。一日一日を如何に気楽に過ごすかだけ。
 
 以下の、30数年前に書いた『事業百訓』 現在からみれば、
何ということもないものばかり。 可愛いものだ! 森の生活の教訓でしかないためだろう。

・・・・・・
2329, この株価暴落の意味するもの
2007年08月19日(日)
                 ヾ(´∀`o)+。才ノヽ…YΘ!!
この一ヶ月足らずで、株価が3000円近く、大よそ15?の下げは、やはり気になる。
アメリカの低所得者のローンの破綻や、アメリカ経済の疲弊、自民党参院の大敗、
近々に予測される衆院選挙と、その結果の混乱を先読みした結果である。
参院選挙以降から株価がジワジワ下がり始めて、ついに一昨日800円の暴落になった。

ところで立花隆の「ぼくの血となり肉となった500冊」で紹介されていた
ティーブン.ローチ著『超大国の破綻』(中央公論新社)の内容が、
アメリカ経済の破綻が始まったのではないかと不安になる。
立花隆の本からの抜粋をしてみると・・・
---
目次には、
「もはやアメリカ経済は世界経済を支えられない」
「ドルの暴落は必然的に起る」
「激突の道を走る世界経済/グローバリゼーションが生み出した世界的供給過剰/
 資産バブル破裂/かくてデフレは生じ、今後も続く」
「情報革命は『失敗に終わった革命』」
「幻想をばらまく"ばら色のシナリオ」
「景気二番底の危機に直面するアメリカ経済」がならぶ。

アメリカの経常赤字が、世界がかって見たこともないような規模にまでふくれ上がり
(二〇〇三年第一・四半期だけで五千四百五十億ドル)、
これはアメリカのGDPの5・1%にあたり、毎日・二十億ドル以上の資本流入がなければ
埋め合わせがつかない。これまでは、アメリカ経済に幻想を持った、
あるいはアメリカ経済に頼る以外に行き所を失った、ヨーロッパあるいはアジア、
中近東の資本が流れこんできてそれをまかなってきた
(アメリカにとってはフりー・ランチ=ただメシ食い放題経済)。
しかし、このメカニズムは破綻寸前であり、破綻すると、世界経済のトータルな
再調整が避けられない。

それは必然的に為替の再調整(すなわちドル大暴落)という形をとるということが
説得力あるデータをもって示される。
(ただし、破綻がいつ起るかはわからない。日本の大地震と同じで、
そう遠くない将来に起るのは確実だが、いつになるかはわからない)。
情報革命に関するくだりは、クールな筆が乱れて個人的な体験を
いろいろ書きつらねているが、ここがまた妙に生々しくて、
アメリカ型情報社会の現実を知らせてくれるという意味でも面白い。
日本経済と中国経済もそれぞれ一章をさいて鋭利な分析をしてくれている。
--ー

等々、読んでいると、もしかしたら、この株安と円高=ドル安は、
その先駆けではないだろうかと考えてしまう。
現在の世界は、経済も、テロも、天災も、政局も何があっても不思議ではない事態。
身近で大地震が二度あり、今度は馬ウィルスで書き入れ時に売り上げが激減!
これで世界同時株安が進んだら不景気になる。特に地方は最初に影響を受ける。
この仕事は、それが直接敏感に影響してくるから、恐ろしいのである。

  自民党をここまで延命させてきた国民の民度が低すぎたということか!
                   
                   ヾ(・ω・`)ノバイ
・・・・・・・・・
2006年08月19日(土)
 1964.事業百訓・・・?
事業百訓ー1983年・1984年 (2)
 S5801新年にあたり 激動の年

 今年はあらゆる面での激変の年となりそうです。
本格的新幹線の年に入ると同時に高速道路の開通等による首都圏化が、
ますます明確になって時間的距離だけでなく、主観距離が数分の一になってしまいそうだ。
我々の身近にも世界的不況が一刻一刻と近づいてくるのがわかります。
と同時に超LSI等のマイコン革命が社会生活の中に顕著にあらわれ出しています。
当ホテルをみても(決してオーバーな表現ではなく)
機械の中に部屋がある機械の中にショップがあるといってよいほど
カニズムが入ってきています。
 また、新幹線の影響により今まで平日(月~金)で空室が出る事は、
二ヶ月に一日あるかないかというのが、(年末という事もあったのですが)
一ヶ月に3~4日も出たりしています。
その反面、平日の火~木曜日までの満室断りのTELが今までより、
多くなったりしています。
学生ショップをみても、人事院の給与凍結の発表と同時に
昨対50%以上つづいた売上の伸びが20%の伸びにおちこんでしまったり、
予測もできない現象が生じています。
今年からはこの様な予測外の事が(というより予測不可能な事が)
次々と出てくる事を前提に変化を見ていた方がよいかとも思われます。
今まで比較的環境条件のよかった当社も、今年はあらゆる点で
大きい節目である事は事実です。
その中で一人一人が会社理念の“誠心誠意”と“七大方針”をもとに、
一体となり変化に対応していかなければ、競争環境の中生きぬく事は不可能です。
ーー

ーS5801事業百訓
51 会社経営のコツ=平均年令を常にひき下げる事
52 事業の鉄則=2分の余裕を常にもつこと
53 案に一案、二案、三案、常にもつべし
54 三倍の法則は生きていた
  =赤穂浪士は3人1組のグループで1人の敵に集中攻撃
55 もうける前に損失を回避すべし
56 第一次産品をさけるべし
57 事業の基本は占有率にあり
58 他人の利益を図らずして、自己の利益はありえない
59 “まず出ずるを制して、入るを図る”べし!
  今や“入るをはかって出ずるを制する”時代は終わった
60 売上げ(小売業)の50%の不動産資産を持つべし
61 男子正社員一人あたり五千万円の資産も一つの目安
62 小売業は“空間的架け橋業”である
63 とにかく“変化し続ける事”が基本
64 未来投資の金額はその二乗に比例する
65 在庫高と純利益は反比例する
66 “運”とは“勘”であり“勘”とは“決断力の連続線”を言う
67 知恵とは広さ(知識)と深さ(思考力)と強さ(決断力)等を総合化した多面体である。
68 庭石は深く埋めよ!
(石というものは、土の中に入っている量が多いほど、どっしり見える )
69 商売をした時には絶対金を貯めては駄目。そうすると元手以上の事はできなくなる
70 すぐれたリーダーは後ろを決してふり返らず


ーS5803事業百訓
71 今までの労働の中心はOA、FAに大部分がとって変わり、
 “イマジネーション”“クリエーテブ”が中心となる。
72 ボロ会社は「内部管理」に焦点をあわせ、
  優秀会社は「経済的成果」に焦点をあわせる。
73 市場の地位こそ企業存続の基本条件である。
74 “運”とは動きなり。事にあたれば動きが出る。
  “十”にすれば運がよし、“一”にすれば運わるし(勘=判断力)
75 業界の組合せの時代(単一業界にすむ危険をしれ)
76 情報化社会の“能力”の最大基準はその人脈のネットワークの数で判断できる。
77 いい会社とか悪い会社はない。あるのは“いい社長”と“悪い社長”である。
78 仕入でもうけで販売で損をしろ!
79 商売とは“Show 売なり”
80 小説を気楽に書こう!
81 力(チカラ)は知空(チカラ)・血空(チカラ)なり。
82 労働の九割はOA・FAにおきかえ可能
83 本屋の一時間は読書の一日にまさる。

ーS5805事業百訓
84 ホテル事業の本質は“日貸アパート”と考えると、+αのサービス面がみえてくる。
85 ホテルは“償却産業”なり
86 ホテル経営者の部屋の位置はその経営的素材に正比例する
87 具体的問題は抽象化して、(抽象的問題は具体化して)考えるべし
88 “ビジネスホテル”という単語ほど顧客無視の表現はない
89 “求めよさらば与えられん”与えよさらば得られん”“ギブ アンド ギブ”の方向へ
90 人をもちいる時は鞍馬天狗より丹下左膳がよい!
91 競争こそ最高の師!
92 “望む事と決意することに加えて献身すること、
  つまり自分をささげること”が、成功への早道だ!
93 手を広げるな!一つのものを徹して一番に仕立てあげろ
 (一番店的発想をつきぬけオンリーワンまで到達せよ)
94 五年後のビジョンに関係あることのみやるべし
95 大多数の消費者に気にいることのみやるべし。
  少数客は悪魔のさそい
96 考える能力とは
 (1)数字で勘をみがく事
 (2)論理の組立(くみくずし)を簡単にする能力
97 人間の“不足”と“不在”は別
98 人事管理の急所…使うと思うな!
  育てる、勉強させると考えるべし、すべてが変わる!

ーS5807事業百訓ー
99 Keep it Simple,Stupid!
 (単純簡素にしろ!このバカ)
100 氷河時代の認識!
  基本姿勢=利益の極限化、資産の再活用・極限活用、
       卓越性、洗練された

-おわりに-
この数年間、セミナー・実務書等で私の勘にピンときたメモを
手帳より抜粋し、時系列にランダムに書いてみた。
その中には2割は自分の実体験より生まれた戦術・戦略も書き加えた。
?27相手の心臓を鋭いナイフで下よりつきあげる、それも全身(捨身)で。
?50創業は発狂(に似たり)なり。
?45ホテルの方向は、高級(高性能)小型自動車に類推して考えていくと
“答”がある等々である。
“おわり”を書くにあたって、百訓の中より7項目を選び、特に再確認と選んでみた。
しかしその時点ごとに“金言”と信じたものばかりで、それは不可能であった。
視野の狭さを公表する様ではばかるが、“私の趣味とは何か”と一度考えた事がある。
そしてそれは歴史上の“人物”あるいは、現在一線に立って活躍している
実務家の行蔵より“宝”をいただく事であった。
世の中は広く、深い“蔵”を持ち、信じがたい“宝”を持っている人物の何と多い事かと。
この年令でやっとわかりかけてきた。
“棒ほど願えば針ほどかなう”ということわざのように、
彼等より少しでも“宝”をいただき、小さなみすぼらしい“蔵”の内容を
少しでもみたす様今後ともメモにはげむつもりです。

ーS5809見聞皆師 
  “面接について”
過去の面接の経験で、そしてその判断に対する誤差等々で、一つ基準ができてしまった。

(1)まず真面目である事
(2)その環境の変化節目をみる
(3)面接時の“必死さ”は絶対信用しない事
(4)両親に注目特に職業
(5)“ルーズ”と“甘え”と“言い訳”を身につけているか(この部分は非常にむずかしい)
(6)夢をきく
(7)後姿のあかるい人
(8)学生時代に一つの事を貫いたかどうか
(9)受験の動機
(10)中学・高校中位以上の成績である事
(11)対話の中で話に一貫性があるかどうか等である。

3~4時間の試験と、一時間位の面接では、
その人間の歩いてきた時間の経験よりの質の判断は非常にむずかしい。
消極的な表現かもしれないが、こういう人物がほしいというより、
こういう人物は絶対入れないという事の方が重要のようです。

ーS5811見聞皆師 <その2> ー
 「“場所”は建物や商品といった“モノ”で決まるものでなく、
そこにどんな“オモヒ”をこめたいか、お客様にどのような“行動”を
とらせたいか、とらせ得るかで決まる。
そこが“位置”ではなく、“場所”であると考えたとたん、
その場所を生かす要素は“モノ”及び“お客様の行動”であることは確かである」
-(ナンダ「何んだ」物語―城功著より)

 この文章より考えてみると
事業とは(商業)そこをいかに位置(立地)より“場所”に変えていくか。
顧客ニーズに適応した場所づくり(ストーリーづくり)に設備投資をすること、
と考えられる。

新潟駅新幹線改札口に“忠犬タマ”、長岡駅の“良寛”の像も、
その“オモヒ”づくり“場所づくり”という面を充分に考えたものといえよう。
この観点より考えてみると“お店”とは、“オモヒ”をいかに顧客に提供するかである。
従って“お店”とは「お魅せ」であり、
         「お味せ」であり、
         「お身せ」であり、
         「お見せ」である。
そのオモヒ=コンセプトは概念のそれであったら、
その中身(魅、味、身、見)何も出てこない。
それはそこでハタラク(他楽)人間の血(霊、道)の中より生じてくる。
ーーーーーーーー
事業百訓ー1984年 
 S5901新年にあたり

 この二年間に地道につみ上げてきた開発準備が、
今年第2、第3ベンクーガーホテルという“カタチ”で完成します。
創業三周年に記念すべき丁度よい“花”ともいえます。
過去三年間は、外的環境が一段と厳しさを増し、
かつ今後もその傾向が増す事は目にみえています。
この中で第2、第3ホテルのオープンは非常に厳しい状況です。
ホテル業界において、今後の絶対的事実として、
小割の面内で相互のつぶし合の中での、生存の確保のみしかありません。
“つぶし合”とは、価格競争における相手資本の弱体化及び破壊です。
一滴たりとも顧客を相手にもらさない戦略戦術です。
その徹底化こそ、今年我社に与えられた最大課題です。
原価低減をはかりながらお客様に
“モア・スペシャル、モア・ディスカウントのシングル・ルーム”の提供を図る事です。
 
 時流の方向として、マクロ(大局的)にみて、我々のやろうとしている方向は、
一分たりとも間違っていません。
“我々は、真にお客様の為にそのニーズを満たすべく努力する。
そしてその過程に喜びをみいだす”という働く事及び事業の目的があります。
その目的に向かって最大限にたちむかう限り、難局はすべて我々にとってのチ
ャンスとして姿を変えていくと確信しています。

ーS5903見聞皆師 <その3>ー
 経営に関する書物や中国・日本の歴史上の戦略家等の書物で
戦略と戦術、戦法は明確に理解していたつもりであった。
しかし、最近講演や書物で出会った城野宏氏、
そしてランチェスターの法則の田岡信男氏により、いかに私の理解の浅さ、
甘さに自ら反省するところ大であった。
城野宏氏は、30歳前後にすでに満州国の司令官になり、
30万の軍隊をひきいて、毛沢東と闘った経歴の持主である。
彼は今だ第一線での講演等活躍しており、次の事を経験上重要視しています。
(1) 戦略と戦術の明確化(戦略と思っていた事が戦術であったり、
  戦術と思っていた事が戦略であったり、その混同をはっきり整理すべし)。
(2) 立場、観点の整理。
(3) 原因と条件の明確化
(4) 人間の思考の変化は手と口と足の動きを変える事である。
(5) 事実を明確に把握せよ。
(6) あらゆる事になるべく経験すべし…等である。
  その整理ができてないのが現状であり、それをはっきりさせて、
  その方向へ全力をあげれば、脳力は十数倍に伸びると断言しています。
  田岡氏は“戦略”とは“常識”そのものであると言いきっており、
  やはり戦略の必要性、重要性を説いている。

ーS5905事業百訓ー
101 創造とは準備なり!
102 責任とはおこる前に負うもの
103 一人のうしろに二百人!
104 教育→“教”→ロジック(スジ)“育”→体験
  (教えてやらせてみる!やらせて、おしえる!)
105 知識→その応用(知識→一のものは一 応用→一のものを百にする。)
106 振込資本金の2年に1度、50~100%増加主義が理想
107 名前をおぼえよ!中味までわかるようになる。
108 儲けるよりは損をするな!
109 “零”は何もない事だが、その零により数は無限に増えていく。
110 事前の一策は事後の百策にまさる。


ーS5907事業百訓 ー
111 販売とは奪いあいである。
112 販売とは釣師の心!
113 “商品は売れなくてあたりまえ”が商売(販売)の原点、
  そこから販売の工夫が生まれる。
114 勝利とは勝とうという努力のつみ重ね…
115 勝たなければ勝ち方はわからない→勝ち続ける事により勝ち方を覚える。
116 戦略の要請は集中!(集中=?地域集中?商品アイテムの集中
               ?対象→顧客の集中?価値の集中)
117 分断と集中の差(?20の2乗=400、?1の2乗+19の2乗=362、
     ?5の2乗+15の2乗=250、?10の2乗+10の2乗=200)
118 分断せよ。そして弱い方へ集中攻撃せよ!
119 攻撃相手と競争相手をわける事
120 経営チェックのポイント→ミクロでチェック、マクロで対策をたてる。
121 事の軽重、大小の判断に留意し、仕事は部下にまかせなさい。
  部下には役割を申しつけ処理させ、結果をよく聞きなさい。

ーS5909事業百訓 ー
122 遠くおもんばかる時は近きに憂なし
123 足らぬものは余り、余るものは足りぬ。
124 という字は買い字に十一を加ふるなり、十分一の利を得れば満足せよ。
   小利は大利のもと(小利は勝利につながる)
125 利は元にあり、利は売りにあり
126 元手をいかにふやすかが商売の原点
127 もうからないのは(うまくいかないのは)やり方がまずいからだ!!
128 頭と尻尾はくれてやれ!!
129 自分の勢が七~八分と覚った時はそこでやめておくべし
130 鈍力(どんとう)骨をきる。
   自分の能力を自覚して、努力すれば鋭い刀で満足している人間をこえる。
131 ボロをまとった情報にこそ価値がある。
132 商売は人べんである。
133 睡眠は情報を整理する
134 資金回転の速さが経営の原点
135 何がうりものか明確にすること
136 初歩的なことが繁盛のコツである
137 生まれつきで能力は育っていくものではない。
  みんな自分が自分を育てるのだ。お前の左手は右手におとっている。
  遊ばせておいたからだ。
  同じお前の左右の手でさえ、ふだんから訓練しているほうと、
  しなかったほうとはこうも違う。
  お前自身も、その右手のように毎日訓練すれば、
  力が生まれ感覚がそだち能力が育ってくる
   ……(ある音楽家の手記)

ーS5912事業百訓ー
138 戦略とは占拠率そのもの
139 マーケッティングでは60%が戦略の領域、40%が戦術の領域。
140 戦略として敵を軽視し、戦術として敵をおそれよ!
141 王手、小手より先手がこわい。
142 戦闘の要訣は先制と集中と機動力。
143 計画の為についやされた時間がもっとも生産的である。
144 ビジョンとは夢でもよい。今とは全く違うものであるべし。
145 準備は集中の要。
146 六十年代は“本気”が“やめる”か二つに一つ。