閑話小題 ~読書日記『日本人のすごい名言』 ―①

   * そう、名言は使うものなのです。
 図書館で見つけ、借りてきた本だが、なかなか含蓄の名言を解りやすく
論じている。名言とは何度か声に出して読み、覚え、日常生活で使っていく、
引用したり、判断基準としつつ行動したりして、使うのです。そうする中で、
名言は心を支えるものになっていく。
ネット上にも多くの解説が理解を手助けをしてくれる。
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≪ 【たとえば、こんな名言たち】
● 心が折れそうなとき
 なまけ者になりなさい。:水木しげる
 どうしようもないわたしが歩いている :種田山頭火
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● 背中を押してほしいとき
 前へ。    :北島忠治
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ :茨木のり子
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● 成長したいと願ったとき
 活用なき学問は無学に等し :福沢諭吉
いろいろむつかしい議論もありませうが、
私が一身にかけて御引受けします  :西郷隆盛
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● 人付き合いに悩んだとき
 一期に一度の参会の様に、亭主をしつして威づべきとなり。
                  (一期一会) :千利休
 丸くとも 一角あれや 人心 あまりまろきは ころびやすきぞ 
                   :江戸時代のことわざ
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●道に迷ったとき
 自分自身でおありなさい。  :中原中也
けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。 :宮沢賢治
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これでいいのだ」、「いじわるされるたびにしんせつにしてやったらどうだろう」、
「みんなちがって、みんないい」etc.

自分の中に名言を持つことで、その言葉を言った人の精神と自分の精神が
つながり、過去から現在、そして未来へと続く精神の系譜のようなものができ、
心を支えてくれる一生の宝物になるのです。何やら毎日、書きづ続けているが、
そこに現われているのが、底抜けの根性ばかり。≪お前なんぞは、生れて
来なければ良かったのに!> が、内なる空虚な洞窟に鳴り響いている。