閑話小題 ~歯槽膿漏

f:id:horii888888:20201013064241j:plain

    * 閑にまかせて歯医者通い
 閑にまかせて、この10年近く虫歯と歯槽膿漏の治療に定期的に通ってきた。
この春からは3~4ヶ月に一度、数回通うだけになったが、それでも、小まめに
通った御蔭か歯槽膿漏がホボ完治。永久歯の6割は残っているから、まあ良しと
しなくては。(平均で60歳なら6割、70なら7割、80歳なら8割は入歯)
 コロナ禍から以来、毎日、数回、丹念に口内を濯ぎもしている。 

 口内は、胃液、鼻汁、歯垢などが入り混じり黴菌の巣窟! 10年前からは、
暇で余裕時間が充分あり、歯垢とりに定期的に通いだした。以来、年に一度は
みる妙な夢をみなくなった。その夢は、歯がボロボロ抜け落ちる夢。 
歯の腫れが夢で警告をしていたようである。
 
 倒産した知人の3人とも、久々に訪ねてきた時に、驚かされるのが歯が皆無。
歯医者に行く余裕がないためと承知していた。‘不景気になると、まず歯医者
に行かなくなり、その結果、廃業が続く’と… ギリシャ経済危機の時に、
街中で失業した歯医者のインタビューに肩を落として応じていた。
 
 会話の3分の1に噂話を減らすことを意識しておかないと…
その殆どが、尾ひれ、端ひれ付きと、意識の何処かに置いて置かないと… !

・・・・・・
2015/06/04
千年ぶりの「大地動乱期」に入った日本列島
   * 「南海トラフ巨大地震」について、
 2011年の東日本大震災以後、日本列島はいつ、どこで地震や噴火が起きて
もおかしくない「活動期」に再び入った。13年には小笠原諸島西之島近くで
海底噴火があり、溶岩は島をのみ込んで陸地を広げてきた。昨年は御嶽山噴火が
あり、57人が死亡。阿蘇山の噴火もあった。御嶽山噴火から半年、その間に
噴火が次々と起こっている。これは「大地変動の時代」が始まったといことか?
 火山学者で京都大教授の鎌田浩毅が、『新潮45』の去年の11月号や、近刊
地震と火山』で、1100年前の貞観地震から、大噴火と、「南海トラフ地震」の
可能性を取り上げている。被害は東北大地震の10倍以上と。 ~その内容とは~
≪「南海トラフ巨大地震」は、10年ほどの誤差があるにせよ、地球科学的に
 発生時期が予測出来る唯一の巨大災害で、その予測は2030年代。
現在は2015年だから15~20年後になる。 1100年前の地震
869年 貞観地震三陸沖)M8.4 大津波
878年 相模・武蔵地震(関東諸国大地震)M7.4 直下型
887年 仁和南海地震南海トラフ沿い)震度7 巨大津波が発生。
 この貞観地震が3.11に似ていて、9年後にそれぞれ起こった。
これを単純に現在にあてはめると、2011年(3.11の年)の9年後2020年は
東京オリンピック、9年後は2029年に南海トラフという計算になる。・・
 「3・11」以降の日本列島が千年ぶりの大変動期に突入したことは、日本人の
共通認識として必要なことではないかと考えている。二〇三〇年代に起きる
可能性の高い南海トラフ巨大地震は、一〇年ほどの誤差があるにせよ、地球科学
的に発生時期が予測できるほとんど唯一の巨大災害である。こうした、言わば
「虎の子」の情報を活用し、必ずやって来る激甚災害を迎え撃たなければならない。
南海トラフ地震が首都圏を直撃した場合には、国家機能が麻痺する恐れもある。
さらに江戸時代のように、巨大地震の数ヶ月後に富士山が大噴火した場合には、
地震と火山災害が同時にもたらされることになりかねない。
事実、両者の複合災害によって幕府がしばらく疲弊したことが記録に残っている。
南海トラフ日本列島で生きのびる巨大地震が「3・11」の20兆の損害より一桁
大きいダメージを与えることは必定で、日本経済が破綻するだけでなく世界金融
危機を招くと予測する専門家も少なからずいる。今後の日本にとって喫緊の課題
は、その激甚災害をいかにして減らすかである。こうした大きな流れの状況下で、
今回の御嶽山噴火が起きたのである。地球科学者としての視点からは、大地が揺れ
火山が噴火する現象は、日本人にとって避けられない事態である。今後、災害に
対する正確な知識を事前に持ち、ネットを活用しながらリアルタイムで情報を
得つつ、刻々変化する自然現象に向けて手を打たなければならない(拙著
地震と火山の日本を生きのびる知恵』を参照)。 加え、過度の不安に陥って
しまうのではなく、「正しく恐れる」ことも求められる。今回の噴火をきっかけ
として、我々の大地が千年ぶりの変動期に入ったことを、読者の方々の人生と
仕事のスケジュールに組み込んでいただきたいと切に願う。≫
 また、「サンデー毎日」緊急報告の下では、こう書いている。
≪ 御嶽山噴火は『大動乱時代』の幕開か?
 地球科学者たちは、3年半の東日本大震災以後、日本列島の地盤が長期的に見て、
変動期に入ったことを、各種の観測でつかんでいた。いわば、「3,11」が引き
起こした1000年ぶりの『大地動乱の時代』である。 御嶽山が活動期に入り、
富士山や箱根山などの活火山の地下にあるマグマが、いつ活動を再開しても
不思議ではない状態にある。過去の歴史を振り返ると、海域でマグニチュード9
という巨大地震が発生すると数カ月から数年以内に、近隣の火山の噴火を誘発
する事例がある。20世紀以降、全世界でM9クラスの巨大地震は6回起きたが,
その全てで、地震の数日もしくは数年後に噴火が発生。 869年に起きた
貞観地震」と極めてよく似ている。9世紀には、地震と火山の多い特異な
変動期にあったが、それは貞観地震をきっかけに始まった。3,11以後、
日本列島は9世紀同様の『大地動乱の時代」に入ったに違いない。・・ ≫
▼ 爆発的な噴火を起こした鹿児島県の口永良部島。噴火直後に火砕流が発生、
 海岸線にまで到達した。気象庁は、噴火警戒レベルを3(入山規制)から、
5(避難)に引き上げ、町は全住民に避難指示を出した。レベル5に引き上げ
られたのは、気象庁が平成19年に噴火警戒レベルの仕組みを導入して初めて
のことだ。桜島阿蘇山箱根山など全国各地で火山活動が活発になっている
日本列島。日本人の特性、喫緊の問題以外は楽観的で、「正しく恐れる」こと
から目を背ける性向がある。リアルなドラマ仕立ての『日本沈没』の様相に!
5年後には、東京オリンピックもあることだし、起こった時は、起こった時と!

・・・・・・

015/06/04
千年ぶりの「大地動乱期」に入った日本列島
   * 「南海トラフ巨大地震」について、
 2011年の東日本大震災以後、日本列島はいつ、どこで地震や噴火が起きて
もおかしくない「活動期」に再び入った。13年には小笠原諸島西之島近くで
海底噴火があり、溶岩は島をのみ込んで陸地を広げてきた。昨年は御嶽山噴火が
あり、57人が死亡。阿蘇山の噴火もあった。御嶽山噴火から半年、その間に
噴火が次々と起こっている。これは「大地変動の時代」が始まったといことか?
 火山学者で京都大教授の鎌田浩毅が、『新潮45』の去年の11月号や、近刊
地震と火山』で、1100年前の貞観地震から、大噴火と、「南海トラフ地震」の
可能性を取り上げている。被害は東北大地震の10倍以上と。 ~その内容とは~
≪「南海トラフ巨大地震」は、10年ほどの誤差があるにせよ、地球科学的に
 発生時期が予測出来る唯一の巨大災害で、その予測は2030年代。
現在は2015年だから15~20年後になる。 1100年前の地震
869年 貞観地震三陸沖)M8.4 大津波
878年 相模・武蔵地震(関東諸国大地震)M7.4 直下型
887年 仁和南海地震南海トラフ沿い)震度7 巨大津波が発生。
 この貞観地震が3.11に似ていて、9年後にそれぞれ起こった。
これを単純に現在にあてはめると、2011年(3.11の年)の9年後2020年は
東京オリンピック、9年後は2029年に南海トラフという計算になる。・・
 「3・11」以降の日本列島が千年ぶりの大変動期に突入したことは、日本人の
共通認識として必要なことではないかと考えている。二〇三〇年代に起きる
可能性の高い南海トラフ巨大地震は、一〇年ほどの誤差があるにせよ、地球科学
的に発生時期が予測できるほとんど唯一の巨大災害である。こうした、言わば
「虎の子」の情報を活用し、必ずやって来る激甚災害を迎え撃たなければならない。
南海トラフ地震が首都圏を直撃した場合には、国家機能が麻痺する恐れもある。
さらに江戸時代のように、巨大地震の数ヶ月後に富士山が大噴火した場合には、
地震と火山災害が同時にもたらされることになりかねない。
事実、両者の複合災害によって幕府がしばらく疲弊したことが記録に残っている。
南海トラフ日本列島で生きのびる巨大地震が「3・11」の20兆の損害より一桁
大きいダメージを与えることは必定で、日本経済が破綻するだけでなく世界金融
危機を招くと予測する専門家も少なからずいる。今後の日本にとって喫緊の課題
は、その激甚災害をいかにして減らすかである。こうした大きな流れの状況下で、
今回の御嶽山噴火が起きたのである。地球科学者としての視点からは、大地が揺れ
火山が噴火する現象は、日本人にとって避けられない事態である。今後、災害に
対する正確な知識を事前に持ち、ネットを活用しながらリアルタイムで情報を
得つつ、刻々変化する自然現象に向けて手を打たなければならない(拙著
地震と火山の日本を生きのびる知恵』を参照)。 加え、過度の不安に陥って
しまうのではなく、「正しく恐れる」ことも求められる。今回の噴火をきっかけ
として、我々の大地が千年ぶりの変動期に入ったことを、読者の方々の人生と
仕事のスケジュールに組み込んでいただきたいと切に願う。≫
 また、「サンデー毎日」緊急報告の下では、こう書いている。
≪ 御嶽山噴火は『大動乱時代』の幕開か?
 地球科学者たちは、3年半の東日本大震災以後、日本列島の地盤が長期的に見て、
変動期に入ったことを、各種の観測でつかんでいた。いわば、「3,11」が引き
起こした1000年ぶりの『大地動乱の時代』である。 御嶽山が活動期に入り、
富士山や箱根山などの活火山の地下にあるマグマが、いつ活動を再開しても
不思議ではない状態にある。過去の歴史を振り返ると、海域でマグニチュード9
という巨大地震が発生すると数カ月から数年以内に、近隣の火山の噴火を誘発
する事例がある。20世紀以降、全世界でM9クラスの巨大地震は6回起きたが,
その全てで、地震の数日もしくは数年後に噴火が発生。 869年に起きた
貞観地震」と極めてよく似ている。9世紀には、地震と火山の多い特異な
変動期にあったが、それは貞観地震をきっかけに始まった。3,11以後、
日本列島は9世紀同様の『大地動乱の時代」に入ったに違いない。・・ ≫
▼ 爆発的な噴火を起こした鹿児島県の口永良部島。噴火直後に火砕流が発生、
 海岸線にまで到達した。気象庁は、噴火警戒レベルを3(入山規制)から、
5(避難)に引き上げ、町は全住民に避難指示を出した。レベル5に引き上げ
られたのは、気象庁が平成19年に噴火警戒レベルの仕組みを導入して初めて
のことだ。桜島阿蘇山箱根山など全国各地で火山活動が活発になっている
日本列島。日本人の特性、喫緊の問題以外は楽観的で、「正しく恐れる」こと
から目を背ける性向がある。リアルなドラマ仕立ての『日本沈没』の様相に!
5年後には、東京オリンピックもあることだし、起こった時は、起こった時と!

・・・・・・
2011/10/04
正常性バイアスと同調バイアス

 この日曜日のNHKスペシャルで「巨大津波 その時ひとはどう動いたか」
が凄い!と家内から聞き、録画を見ることにした。その内容は、
≪「津波が来るかもしれない」という時、人は何を考えどう行動し、何が生死を
分けるのか。≫ が テーマ。 ここで正常性バイアスと同調バイアスが、多くの
犠牲者を出してしまったケースを炙り出していた。そこでネット辞書で調べると
【 正常バイアスとは、外界の強烈すぎる刺激に対して、理知的動物がそれを心理
で抑制して、慌てないようにしてしまうこと。当然、日常性を保護するために必要
な措置だが、度が過ぎると「本当の危険」に対しても、「煙はやがて収まるだろう」
とか「今の地震が全てで予震などではなく、もっと大きな地震などやってこない」
とか、暴風雨被害や津波、テロ等々あらゆる事態に対して、緩い判断をしてしまい
かねない。現代は謎を駆逐した明るい社会である。が、そのために殆ど無感覚者と
化し、まさにこれが原因で被害が甚大化している。】とある。また同調バイアスは、
【大災害のとき、人は大多数の人と同じ行動をとる(ことで判断を誤る)】
▼ ここで、「いざとなった時の人間の判断は、鈍い」ことを浮き彫りにしている。 
 ここで気づいたことは、この千年に一度の大地震津波を察知して直ぐに逃げる
判断は、一般的に難しいという事実である。 この大津波から連想されるのが、
リーマンショック。これは数百年に一度の経済大震災であり、その本格的大津波
大恐慌が今年から数年かけて、世界中を大混乱に陥れる大惨事の震災。
その影響は、まずG8の中で一番弱体化している日本の地方にやってきている。 
それが、次に欧米の株式の大暴落がくるのは必定。日本の大多数の中小企業と鈍い
大衆には、それが他山の石としてしか見えてない。地球規模のハイパーインフレ
来ているのに現実として受けとめることが出来ないとしか思えない。何故か? 
正常性バイアスと同調バイアスが働いているからだ。その先取りしてしまったことも
あり、それがよく見える。 思わず耳を疑う言動に唖然とすることしばしば。
「御前の会社は低地だが、自分のところは少し上にある(業績の見通しは悪くない)、
偉そうなことを言っているが、その様は!」と。 私から見れば「 それは数年の
時差でしかない、数キロ先に過ってなかった大津波が来ているのに、当方の崩壊の
立ち話をしているだけ」という単純な視線が冴えてくる。 轟音をたてて、そこに
来ている事実を、「正常バイアス」と、鈍い連中間の「同調バイアス」が、動物的
直感を狂わしている。 ドルとユーロの暴落は2年ほど前から始っていて、まだ下落
の道半ば。 後は株式の暴落である。本格的にくるのは、今月中か、遅くとも来年三月。 
リーマンショックの上に半年前の東北大震災。 この費用は増税で賄うしかない。 
その各家庭の預金は、回りまわって、アメリカ国債と日本国債にいっている。
それも暴落することになる。ギリシャ国民の、あの鈍感さは察知しても、自国に
なると!  偶然だが、以下に、日本の近い将来を暗示する内容が取り上げてある。
 韓国ドラマが受けるのも分かる。 以下の状態を経験する以前に、オカシナな
カルト国家がある。

・・・・・・
6786,閑話小題 ~何故にまた、巨大災害が続くのか? -2
2019年10月13日(日)
    * で、台風19号、どうなった
 先回は、台風15号の二日後に、巨大災害をテーマにした。
その一か月後に、今度は超大型の台風が神奈川から東京にかけて直撃。
被害は、まだ判断は出来ないが、ワールドカップの開催の真只中、国家威信を
かけた大会だけに、大きなロスになる。継続するか如何か、頭が痛いテーマ。
 早朝、恐る恐る災害の実害をニュースで見たが、死者数千、数万人の最悪の
事態はないようだ。としても、時が時だけに…? 一週間、遅かったら?
 この原因は、天災というより、人災。背景には、温暖化にある。時の権力者
は将来の世界より、現在の世界の利益を優先する。8年半前の東北大震災で、
原子炉の危険が見直さることになったが、それでも、まだ全く甘い。
 地元の影響は、台風の渦が、逆時計回りで東北から吹き込むため、県内への
影響が出るというが。 …問題は信州の千曲川の洪水が、そのまま信濃川に流れ
込み洪水になる可能性。 被害規模によっては、ワールドカップラグビーと、
来年の東京オリンピック開催中止の可能性もあったが、何やら大丈夫そうな。
 最悪地区の住民向けと、一般と分けた上で、判断しなければならないのも… 
この位で丁度、いいのかも! としても、毎日毎日、天災が次々と続くもの。
非日常が、日常とは、これ如何に。やはり、首都圏、とりわけ、下町には
永住すべきでない。実際に、スマフォの写真・映像が、現場の生々しいのが
公開され、世界に向け、公開される。 さて、その迫力ある情報は如何に?
 ところで、地元・長岡の信濃川の水量が心配になるネット検索すると、
「長岡大橋・水道町」と、「長生橋」のカメラの写真が出てきた。
で、ほぼ満杯。 とすると、千曲川の洪水が流れ込むとしら、どうなる?

・・・・・・
2019/09/10
閑話小題 ~何故にまた、巨大災害が続くのか?
           ~NHK<地球大変動の衝撃 
               第5週『日本に迫る脅威 激化する豪雨』~   
   * 地球大変動の衝撃
 NHKが<地球大変動の衝撃第5集 『日本に迫る脅威 激化する豪雨』>
を先日、見た直後の首都圏直撃の台風。今後の過ってなかった巨大台風の到来を
予測し、この傾向は一時的に治まることがない!と断言するシリアスな内容。
これに地震と火山噴火が加わるとしたら… 特に表日本側沿岸は如何なることに? 
とはいえ、一般庶民には、如何にもならないこと。首都圏で住むなら、埼玉?
温暖化が進む中で、このような異常気象が増える…?
純化して言えば「温暖化とは水の循環が極端になる現象」と言える。
 
 温暖化で、通常、陸や海から水分が大気中に蒸発、やがて雲を作り雨になって
循環する。蒸発する水分が大幅に増えた結果、水分を奪われた陸地では乾燥化が
進み、干ばつや火災のリスクも増加する。一方、熱帯の海ではさらに大量の水分
が蒸発し、大気中に含まれるようになる。しかも、海水が蒸発する時に奪う熱が、
形を変えて大気を運動させるエネルギーになるため、台風などの暴風雨が強く
発達しやすくなり、大気に含まれた大量の水蒸気は豪雨をもたらし、洪水や土砂
崩れにつながる。このように温暖化が進むと猛暑だけでなく、雨が降る所では
豪雨災害が深刻化し降らない所では干ばつが深刻化と両極端な現象をもたらし
やすくなると考えられる。国家予算は、支出が収入の二倍を超える中、破綻は
時間の問題。ある日、突然、現在の韓国並みの国家に… 恐ろしい限りである。
 その日本における客観的実態を、よくぞシリアスに映像化したNHK
NHKという存在意義の面目躍如の特集である。 少し褒めすぎ?
 ――
NHKスペシャル 巨大災害 MEGA DISASTER
地球大変動の衝撃 第1集 異常気象 “暴走”する大気と海の大循環

【収録内容】
■第1集 『異常気象 “暴走”する大気と海の大循環』
 東南アジアでは海面上昇に豪雨が追い打ちをかけ沿岸部の町を破壊、ロンドン
や東京などの大都市もこれまでの水害対策が通用せず未曽有の被害が予想される。
番組では、地球の“大循環”を可視化し、最新の観測データやシミュレーション
が明らかにしつつある将来の気象災害の姿を見つめる。

■第2集 『スーパー台風 “海の異変”の最悪シナリオ』
 台風は、熱帯の海にたまった熱エネルギーを温帯に循環させ、均衡を保とうと
する地球の巨大なシステムの一部でもある。しかし、今後も海水温が上がり
続ければ「スーパー台風」が頻発し、日本を襲う可能性が高まる。暴風によって
送電網の鉄塔が倒れ大規模停電が発生、高潮で都心まで浸水…、最新の
シミュレーションからは大都市の新たなリスクが見えてきた。大気や海水の
ダイナミズムが生み出す、地球最強の気象災害「スーパー台風」の脅威に迫る。

■第3集 『巨大地震 見えてきた脅威のメカニズム』
インドネシアや日本、チリなどで相次いで発生している巨大地震
地球を揺るがすほどの膨大なエネルギーは、どのようにして生まれるのか。
いま科学者たちは、地震波データを解析することで地下の構造をレントゲン写真
のように可視化する最新の“地震波トモグラフィー”を使って、そのメカニズム
に迫ろうとしている。番組では、地震波トモグラフィーが解き明かし始めた
地球内部の挙動から、巨大地震の発生メカニズムを読み解いていく。

■第4集 『火山大噴火 迫りくる地球規模の異変』
 地球の歴史上、繰り返されてきた火山大噴火。現代の私たちが経験していない
大噴火は、地球環境や人類にどれほどの影響をもたらすのか。火山研究の最前線
を取材し、その脅威の姿を見つめていく。

■第5集 『日本に迫る脅威 激化する豪雨』
 2014年、西日本の太平洋側では平年比301%の史上最多の雨が降り、全国的にも
記録的な大雨によって土砂災害や水害が相次いで発生した。最新の研究から、
日本列島に流れこんだ大量の水蒸気(暖湿気)が大雨を引き起こしていたことが
明らかになってきた。番組では、地球規模の大気と海の異変から日本を襲った
今年の異常気象を徹底的に解明。激しさを増す豪雨に私たちは、どう備えれば
よいのかを考えていく。

 ――
▼ 地元ではタブーかどうか? 柏崎刈羽原発が稼働して以来、地元の積雪が異常
 なくらい年々、減ってきた。世界最大の原発規模というのも、誰も口には出さない。
しかし東北大震災以来、その脅威を口に出すように… 彼らは、そこが地震帯の
真上にあることを知っていた上に、この計画を強行した事実が表面化してきた。
本来、地震と火山大国には、原発建設は無理があったが、目先の利権に、政治家、
利権団体も、目を逸らして… まあ、酷いことを…。とはいえ、資源貧国の日本に
とって、必要悪でもある。経済成長は国家としては絶対条件である。太平洋戦争の
敗戦以来、このかた。アメリカに次いだ経済規模に成上った付けが、返り矢として、
そのまま、災害として表立ったとみると、皮肉と言えば皮肉である。終戦直後に、
この日本に生を受け、ある意味、『起承転結』を、人生として経験できたことは
最たる幸運だったということか。 成るほど、その手応えは確かにあったような!
 で、脈絡として以下に続いていく。 これも偶然だが!

・・・・・・
2019/07/21
閑話小題 ~異常な状態が「通常」になるロジック =世界的異常気象

   * あと一週間は雨空の予報というが…
 このところ続いている雨空も、梅雨時なら、こんなものと思いきや、時節外れ
の台風の接近もあって、あと一週間は雨空が続きそう。これでは、ファッション、
レジャー関係、冷房など夏物の季節モノを扱う商売は上がったりで、それは深刻。
 そこで、【世界の異常気象】で検索すると、深刻な大問題を孕んでいる。 
この数年来、火山活動、地震、集中豪雨などのニュースで、私たちは何時の間に
感覚が麻痺しているようだ。 ホルムズ海峡の戦争の可能性が高まる中で、大災害
が止まることなく続き、深刻な不況になる可能性が大になる。それらが近隣諸国
とのトラブルを引き起こす切っ掛けに… 日韓関係も、その潮流の一つ。
 今年は前半、安定。後半は大荒れと閑念していた。その中で、、エルニーニョ
の影響は意外と少なく終わったが、異常気象による不景気と、世界各国の政権の
不安程度が思いもよらない「ブラックスワン」の到来を感じさせられる。
 その危険な「9月・10月跨ぎの時節」に近づいてきた。株価大暴落、戦争、テロ、
大震災? そんな中で、これまで底支えをしてきた隠れ特需「東京オリンピック
の特需も終わろうと… 

  ★ 『世界の異常気象』の検索結果は
《 =この夏の異常気象は、気候が「予測不能」な段階にきたことを象徴=
 ◉ この夏も異常気象が止まらない。南フランスでは45℃の熱波を記録し、
スペインでは高温で山火事が発生。米中西部のミシシッピ川流域では未曽有の
大洪水が発生し、メキシコでは異常な量の雹が1m近く積もった。もはや「異常」
であることが当り前になり、新たな「普通」など見つけるべくもない。
そして過去のデータに基づく気候予測は成立しなくなっている── 
 一方で、南極海の氷はいかなる予測よりも急速に溶けている。米中西部の
ミシシッピ川流域では、1993年の破壊的な大洪水以来、未曽有の規模の洪水に
対処しているところだ。熱波に襲われた北カリフォルニアのボデガ湾では、数千
ものムール貝が強い熱によって死滅した。 異常なのは高温現象だけではない。
メキシコのグアダラハラでは、尋常ではない量の雹(ひょう)が降ったあとに豪雨
となり、この山あいの都市は91cmの氷に埋もれて復旧作業が行われた。――  》
 ―
《  =異常な状態が「通常」になるロジック=
「去年の夏、似たような意見をいくつか目にしました。わたしはそういう異常気象
のすべて、嵐や洪水や熱波がどんなふうだったか、いまは忘れています」。
カリフォルニア大学デイヴィス校の環境科学者フランシス・ムーアはそのように
語る。ムーアは気象パターンの変化において、何が通常なのかを人々がどれほど早く
忘れてしまうかに関する論文を、今年初めに発表している。
この現象は一般に「シフティング・ベースライン・シンドローム(基準推移症候群)」
と呼ばれている。長期間にわたり徐々に生じる変化が、人間の愚かですぐに現状に
満足してしまう脳に認識されると生じる現象だ。
「毎年連続して奇妙な夏を経験していると、この症候群に陥ります」と、ムーアは
言う。「異常なのは個々の出来事だとしても、世界中で起きている一連の出来事が
異常であり、その状態が通常になる。そんなふうにわたしたちは考えるように
なってしまうのです」 とはいえ、かつての基準が異常になり、その異常な状態が
現在の通常の基準に変わるという基準推移は、変化への適応を推進する際には実の
ところ好材料となる。変化が生じた世界で人間が安全に生存し続けられるように
するには、基準の推移が役に立つのだ。》
 
 ――
 ▼ 何気なく検索した結果が、この深刻な異常気象の現実。「異常な状態」が
「通常な状態」になってしまった現実。 情報化が成せるワザである。京都の
アニメ会社精神疾患のアニメ御宅に襲われて、33名の死者が出た。これも、
一月もしない内に、アナザーワンの事件として記憶から遠ざかっていく。