ゴールデン・ルール ~4つの目

f:id:horii888888:20191223060611j:plain


f:id:horii888888:20191223060339p:plain

f:id:horii888888:20191223060238j:plain


f:id:horii888888:20191223055005p:plain

 これまで、鳥瞰、虫観、モグラ観と分けて物事をみてきたが、
モグラ観の替わりに、魚(さかな)観とは… それに加え、こうもり観とは。
モグラも、森や林の土の中で、その土質の変化を感じとり、土表の草木や、
そこで蠢く動物の変化を読み取るのは、魚が水中のトレンドを読み取るのに
似ている。それに、「こうもりの目」で、真逆に見る視点も解りやすい。
この4つ目… 鳥の目」「虫の目」「魚の目」「こうもりの目」の視点…
 これらをネット検索すると…
【 ~ 「鳥の目」は高くから鳥のように見下ろし、全体を俯瞰する目。
 「虫の目」とは目の前のことをさまざまな角度で見る目。
「魚の目」は川の流れを見るように物事の流れを見る目。
「こうもりの目」… 常識や慣行・慣習を疑って、逆さから見る目。
物ごとを構造的にみるには便利。 
◉ 見るにも「見る・視る」「観る」「察る」「診る」がある。
・「見る」「視る」は、外見を視ること。
 パッと見て分かること、表面を注視するという意味。
・「観る」は、過去の経緯や経年変化を観ること。
 表面に見えているものではなく、時間の変化を加えてみる。
・「察る」は、更に内面に踏み込んで、その背景や意図、目的をつかもう
  とするること。
この3つが揃うことにより「診る」ことができるようになる。
「診る」は、ポイントを押さえて判断し、アクションにつなげること。】
 ―
▼ なる程、鳥瞰、虫観、モグラ観よりも解りやすい。欧米では一神教
 『ゴッド』の目で、それらを総括してみていた。そこに宗教の必然性が
見えてくる。 「10-10-10」著者のスージーウェルチ氏は、ジャック・
ウェルチ氏の妻。人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!…と。
◉ ところで、米国のファイナンスのテキストに「70-20-10」の法則がある。
 これは可処分所得(税金社会保険料を引いた手取りの所得)のうち、
・70%は支出、消費に回し。
・20%は今後の大きな買い物のために貯蓄する。
 10%は投資する。(時間をかけた運用)
70%が無理なら、80・10.10から始めるとよいと…
これも習慣の力を利用すれば良いが… 
誰も、そんなことを教えてくれない。私は幼児の頃から、両親から、これに
近いことを教えて貰っていた。学生時代の友人の多くも、大半が、そうで
あった… 彼らには無駄金、無駄時間、小銭管理はしっかりしていた。
問題が起こったときには、目先の表層だけを見て即断しがちだが、この法則で
一拍置いて考えることで判断が変わる。「判断軸」を普段から構築する必要
ありということ。
 特に、<友人間での金銭の「貸し借り」や、金銭管理の判断軸>は、
根幹に関わる問題。それと内幕情報屋に対する「判断軸」も持っておかないと、
重大な危機にみまわれる。やぶ蚊は、強烈な痒みをもたらす上に毒持ちが。
 判断には主なバイアス、潜む罠は4つある。
①見逃し(視野が狭くなりがち)
②ご都合主義(都合のいいように拾い集めがち)
③心の溶岩流(感情による選択ミスをしがち)
④自信過剰(自分の無知に無知)。

でも、バイアスを弱めることはできる。
意識的に動かし、広げる、確かめる、距離を置く、備える。

・・・・・・
6493,閑話小題 ~武士の一分には驚いた!
2018年12月23日(日)
   * まさか?ゴーンが再逮捕?
 一昨日の「ゴーンの再逮捕」のニュースに驚いた。フランスとアメリカの
政治的圧力で…検察と裁判所が引き下がり、ゴーンが早々に釈放で有耶無耶
という何時もの茶番劇で終わると思いきや、再逮捕とは誰もが驚いたはず。
一番に驚いたのが安倍とゴーンと欧米各国の政治家。 日本なんぞの敗戦国。
その手先の犬(検察)が、何とオーナーに盾突いたのだから。 それだけ、
事前に覚悟をして逮捕をしたのだから、そうは簡単には引き下がれない。
検察としては、ここで??されても、引下がれば、武士の一分が立たない。

   * 恐れ、不安は感情とは…
 「恐れ」と「不安」の意味を調べると、感情の一つとあった。
「恐れ」は対象が絞られているが、「不安」は漠然とした状態。これが感情
なら、理性でコントロールできるはず。知っているかいないかで、大部分が
解消可能になる。その多くは、迷いや、優柔不断の心情を母体に生じる。
私の内語に、「何とかなる」「その時は、その時」「御前、それでも男か」
「とにかく、やってみてから修正しろ」「最悪を想定し、対策から入れ」
などのオプションなどがある。このマイナスの感情は、狩りに失敗しても
再度のチャンスがあるが、狩られたら、それで終わりの動物の経験則の感情。
感情といえば、まず「喜怒哀楽」がある。これも動物の経験則とすると、
感情豊かである方が、人間味豊かということ。不安、恐れも目を背けるのでは
なく、逆に注視することで、対策を事前に立てておけばよい。整然と事業撤退
が出来たのは、創業時の漠然とした不安、恐怖心が、万一のシェルターを
事業計画に入れ込んでいたため。常に最悪の事態… 原始的視点の維持である。
ブラックスワンの飛来は、想定外から生じる。野生化した野良猫の動物的
直感しか、最後の最後は頼れない。ゴーンは、それで上りつめ、ふやけて
フランス大統領の座を狙い、最後は、甘くみた日本の日産幹部に寝首を。
野生感情の麻痺。 近々の整理対象?の日産幹部の不安と恐れがで…
 留置場でゴーンが「ガーン」というところですか。まずは、一ラウンド!

   * 熊さん、寅さん
熊:たまには俺たちを呼出せよ。このところ、からっきし無視じゃかい。
寅:そうだよ! クダラナイのは俺たちだって分かってるよ。でも、野良犬、
 野良猫の見方だってあるんだよな。とすると、野良猫はネコ科のオレカイ!
熊:でも、日産の御家騒動が面白いね。みているぶんにはだけれどもね。
寅:要するに吸収合併前に、明らかに首切り対象の幹部たちが、免責を条件に
 不正を調べ上げて、検察に垂れ込んでさ… 根首を削いだということ。
熊:フランス大統領を援助して…? 次期大統領を狙っても不思議ではないね。 
寅:フェイクニュースになるから、好い加減なことは言っちゃあ駄目。
 検察も、苦しいところだね。 官邸の意向も、安倍ちゃんの疑惑でコント
 ロール不能じゃないかな。何れにしても、フランス筋から頼まれたアメリ
 の強引な介入がある筈。ロシアもね。
熊:としても検察には驚いたね。 見直したよ。
寅:何があっても、国際資本主義の世界で、日産幹部の生残りは無理だよ。
 検察も、この懲罰は数年がかりで行われるよ。嫌な時代に入ってんだよ。
熊:でも、何か生臭いドロドロした臭いがプンプンだね。検察にとって、
 俺たち日本のシマ(テリトリー)で、当然、逮捕だよ、これは。
寅:一応、三権分立があるからね。世論は無視できないし、リークもあるし。
熊:オイラも日本人だし、日産社長一派を応援したいけど、あまりに不利よ。
寅:蜂の一突きでも、いいんじゃないか!
熊:安倍ちゃんにしても、小難しい難題だね。脛に傷持ちだし。
寅:何万かの首切り退職者は複雑な気持ちでみているだろう。同じ貉の
 相討ちとして心の中は、喝さいさ。自家用ジェット機で、ブラジル、
 フランス、レバノン、日本などを闊歩し、それぞれ不正で、別荘を持ち、
 何で、俺たちは… 
熊:分かるわかる! でも、これが世界の実態何だろう。文句を言えば、
 知らない内に抹殺? フランス大統領も、国内で非難の嵐の中で、
 ゴーン絡みの不正が表立ったら、終わりぐらいは、オイラでもわかるさ。
寅:これは、考えてみると、世界的大問題が孕んでいることになるね。
 アメリカ第一主義アメリカにとって、ルノー・日産の力を間接的に
 削ぎたいからね。 

・・・・・・
6128,読書日記 ~『金言・笑言・名言録』
2017年12月23日(土)

       『私だけが知っている 金言・笑言・名言録』高田文夫(著)
 有名人の面白い逸話のオンパレード。前にテーマにした長嶋茂雄と、
ガッツ石松の笑言は、この本からヒントを受けネット検索で加味したもの。
 面白そうなところを前説をすると…
☆ 三宅裕司夫人が、立食パーティで、「ご主人は、何処?」に、
 「あすこが立っているのが、うちの主人です」
☆ はなわが若き日に、「前説の仕事に行ってくるよ」に、奥さんが、
 「いったい何の仕事? その猥褻(わいせつ)な仕事とは?」
((注)前説:観客に本番前の説明をする若手芸人の仕事)
  目次だけでも、面白い!
   ☆ Amazon 内容紹介より
志ん生、小さん、談志、森繁久彌渥美清永六輔、たけし……
 伝説の芸人から現役、そして若手まで。放送作家・落語家として
笑芸界を知り尽くした第一人者ゆえ知り得る、笑いのレジェンドたちが
放った珠玉の「一言」を厳選。著者しか知らない極秘エピソードで綴る。
 楽しみ方は自由自在。どこから読んでも面白い!

第一章 金言
・「稽古の間は大根役者と思え
  舞台に上がったら千両役者と思え」(昔の看板役者)
・ 誰かが言った。「人気は高さじゃない。長さだ」
・「人間万事可愛気」(高田の金言)
・「型がある人間が破るから型破り」(中村勘三郎)
・「買えるなら 金で買いたい 好感度」(中村獅童)、ほか

第二章 笑言
・「元旦や 餅で押し出す 二年糞」(ビートたけし)
・「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) 
         <チェックインと間違えて>
・「打つと見せかけてヒッティングだ」(長嶋茂雄)
・「ジョニーがきたなら伝えてよ 二次会庄屋だと~」
・「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
 <「に」と「が」じゃ> 大違い。
・「ガッツ右松」(ガッツ石松) 
・「12月25日は誰の誕生日?」「七面鳥! 」(ガッツ石松)、ほか

第三章 名言
・「どこでもいい! オレが座った所が上座だ」(立川談志)
・ 勝新太郎青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」
・「ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水飲み飲み浮き沈み」(都都逸)
・「コラムは三つのミで書く。ねたみ・そねみ・ひがみ」(野坂昭如)
・「長生きした若者はいない」(立川談志)
・「嘘をつくときは、みんな真顔」(居酒屋のとなりの客)
・「迎えの拍手は昨日までの人気。降りる時の拍手は今の人気」(古今亭今輔) 
― 
▼ 後説で… 
 ☆「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
   <「に」と「が」じゃ> 大違い。 ~拳でなくてよかった。
☆ 勝新太郎青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」~そりゃ酷かった!
☆ 「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) も面白い。
        ~フロントは、「それはお客様の自由に」というしかないわ。
 「すいません、CIAはどこですか?」(三宅裕二夫人)も面白い。
  <ICU(アイ・シー・ユー)電気屋でエアコンを探してて>
~三宅夫人の笑言が面白いので、次のテーマに。よほど閑でネタ切れなんで!

・・・・・・
4664, 閑話小題 ー我家、今だエアコンを使わず
2013年12月23日(月)
   * この冬、今だエアコンを使わず
 別に意識をしてエアコンを入れない訳ではないが、この冬、我家は今だ
エアコンを一度も入れてない。仏間の書斎コーナーに、パソコンか読書のため
4時間は籠っているが、ここはエアコンはない。そこでハロゲンヒーターと、
電気アンカ、着る炬燵、加湿器を組み合わせている。それでも寒い。居間では、
炬燵に、加湿器と、着る炬燵?を組合わせると、エアコン暖房の必要がない。
冬期間の電気代が月3万円になるため、その無駄に家内は神経質。終日、TV、
暖房、24時間風呂、台所と使えば、一日千円は当然といえば当然。 
スポーツセンターに、昼晩二回、十時間もいる人が何人も居るようだ。
風呂、TVに、エアロに、マッサージの電気光熱、水道代を考えると十二分に
元が取れている。殆どの会員が、週1~2回しか行かないので、手持ち時間の
多い人は、非常に買得。 この時期、摂氏5度を下まると、エアコンを入れる
ことになるが、今だに入れてない。それを楽しんでいるところが面白いが、
寒さなれがあるから出来るのだろう。
   * 加湿器
 吹き出している水蒸気だから、てっきり高温の水蒸気と思っていた。
中からはグツグツ音がして、そこを見ると水滴が跳ね上がっているので瞬間湯沸
機能に見えたが、実は超音波を当て微粒子にした水蒸気を送りだす「超音波式」。
そのため、熱くならず少ない消費電力で高い加湿能力を発揮が可能になっている。
考えてみたら雲も霧も高熱ではない。この水源にアロマを加えて匂いを
楽しむことも出来る。考えたものである。
   * 新築の隣家に家族が引っ越してきた
 隣の新築家に一昨日、家族が引っ越してきた。40代?の夫婦に、小学生と、
中学か高校の娘さん二人の四人が連れ立って挨拶に来た。家内が留守で私が対応
したが、新しい家に引っ越してきたウキウキ感が漂っていた。下の子どもが巣立つ
までが、家族にとって一番良い時である。終の住まいの新築の家は、天国の仮の
カタチというが・・ そうすると私は、両親の終の住まい、そのまま40年近く
住んでいたことになる。精神的には非常に安定している。
・・・・・・
4299, 「国の借金」新常識 -2
2012年12月23日(日)                 
  * 破綻国家は飛躍する   「国の借金」新常識  ー廣宮 孝信  
 思い切った切り口である。破綻のどこが悪いという。「現在の事態のどこが
悪いか!」と私が開き直るようなもの。駄目なものは駄目なら、思い切った
手術をしてしまえという。 ここで破綻国家のプラスマイナスのプラス面を捉え、
戦後日本の世界史に残る破綻から世界二位の経済大国に立ち直った偉業を事例を
取り上げている。 1945年に第二次大戦で、徹底的に破壊されたが、たったの
8年で以前の規模まで回復し、50年でアメリカに肩を並べる規模まで回復した。
アルゼンチンの破綻もそう。日本の規模からすると借金が一年で700兆円も
増えたが、失業率が3年で破綻前に、実質GDPも4年で破綻前に回復して
アルゼンチンの奇跡といわれている。アイスランドも1年で日本規模からみて
300兆円も借金が増えたが失業率は8・5%。インフレもハイパーにならず、
21%で打ち止めだった。2000年以降で破綻した国々9ヶ国が、日本や
アメリカより成長している事実がある。ロシアも二度も破綻しているに
かかわらず、ソ連崩壊から16年間で16倍も急成長をしている。破綻こそ、
絶好の投資チャンスという典型的事例である。要は、開き直れ、国債を無尽蔵に
刷りまくれ、後は野となれ山となれ、というのだから・・・
  * 「国の借金が大変」は、終末信仰
 1929年のアメリカ政府の支出は、いまの日本の15兆円。それを、7年後に倍以上
の40兆円、第二次大戦時には今の日本でいえば380兆円にまで増やしたとき、
失業率は大恐慌前に戻すことができた。それでもハイパーインフレにならず、
10%程度までしか上がらなかった。 GDPを増やし、我々の給料を増すには、
政府が支出を増やす必要がある。不況時には迷わず政府支出を増すべき!国の
借金をいたずらに恐れると、いつまでも不況から抜け出すことができないし、給料
も減っていく。破綻もやむなしである。ただし、あくまで、国内で賄うことが前提。
  * 人口減がデフレ原因は間違い
 人口が減っていてもインフレになっている事例は数多くみられる。
旧ソ連圏の国々に多い。アメリカの建国から130年間に数百万から一億人
(20倍)に増加したが、物価は殆ど上がらなかった事例をみても、人口増は
インフレの決定的要因でない。それより、政府の支出規模の方が、経済成長や
インフレとの関連が高い。「国の借金は大変」の最大の犠牲者は若者・・ 
▼ この辺は、かなり強引な論理。インフレは弱者、貧困層に一番初めに直撃、
 中小・零細の多くは金利高騰で即死だろう。弱肉強食を更に推し進めることに
なるが、グローバル化の潮流では、致しかたがないのか? 自民党の大勝は、
大きな政策の舵取りが変わるとみてよい。
 ・・・・・・
3924, 今年の総括  ー断層
2011年12月23日(金)
 今年の総括といえば、会社の倒産と東北大震災である。 
これが突出したので他は考えられないほどである。実際は「延命した恐慌」だが。 
そうこうあって自宅が生活の中心となり、会社通いがスポーツジム通いにとって
変わった。日常という点ではiPadを購入したことも衝撃的であった。
有線の机上のiMacに、タブレットのiPadが加わって、パソコン上で
ゲームや読書をする生活スタイルが加わった。その上、ネット・サーフィンの
機会も格段に多くなった。10年後に振り返った時、今年は大きな節目だった
ことは間違いない。何ごとも、渦中に入ると無我夢中で腹が据わるもの。
 問題は、決断する間際と直後である。気持ちを、その中心点に集中し続ける
ことで、問題の多くは解決できる。同級会などの付き合いも、そのまま出席をし
気持ちを前向きにしていた。 露骨の白眼視を何度か感じたが、その都度
「このシラミ!」と唱えると、対象が本当にシラミに思えてくる。兄や姉の
倒産時に、親密に相談に乗っていたので、取引業者や従業員など関係者への迷惑
を最小にし、引き際を綺麗にすることが最優先と手順に入った。 が、それでも
恨みを買ったようだ。当然である。節目、引き際の決断は、一瞬の間。
あの瞬間の見極めは間違ってなかったと思うしかない。それと東北大震災。
この震災は、まだ迷いのあった決断を後押しをした。 しかし直接原因は、
リーマンショックである。その直後から止むことのない売上げ減。10年前の
9・11テロで3割減、リーマンショックで、更に半減し、10年前の三分の一
まで落ち込んでしまった。 更に東北大震災で三割減が予測されれば、事業と
して成立しなくなったと判断をせざるを得ない。この事態で来年に控えている
世界恐慌の大断層を乗り越えらると考えるほど楽観論者ではない。 
 今年は、世界的にも、欧州の経済危機、アラブの春という北アフリカ
独裁国家の崩壊ドミノ、東北大震災、最後は、北朝鮮のドン様の突然死である。
どれもこれも、大事件である。しかしビック・イヤーは来年である。 ロシア、
アメリカ、中国、韓国の首相と大統領の交代の年である。 更に今年、何とか
延命をした欧州発世界恐慌の発生の可能性が高い。地震後、三年が過ぎ、津波
押し寄せ、海岸線の立ち位置の私の事業が押し流れた。その一瞬の間際に高台に
逃げた。そこで見えているのが津波の本体。 今年中にくるはずだった津波が、
来年、海岸線の防波堤を遥かに超え、やってくる。避難先の山の手の住人は
自分に大丈夫と安心しているが、仕事や親戚が海辺にあることを忘れている。
三年前に起こった、近未来。
・・・・・・・
3559, 閑話小題 ー死について
2010年12月23日(木)
  * 「生が終われば、死も終わる」
 ある「死」の特集の雑誌にあった言葉「生が終われば、死も終わる」
が心に残った。「一人称の死」を砕いた言葉である。身ちかな二人称の死は
あっても、一人称=私、の死はない。したがって「私の生が終われば死も終わる」
ということ。それを一言で言い表した言葉。このことから「生が始り、死も始る」
という理が見えてくる。生があるからこそ、死がある。「死んでしまえば、
それまでよ」という言葉もある。父が親戚の葬式で何時も言っていた。
これは生者の目線の代表的な言葉。その言葉の背後には、「他人の死から、
生きているうちが華。人生を可能な限り生きなければ」という、思いがある。 
  * 人間の死因
 日本では、毎年大よそ百万人が亡くなっている。死因は、病気、自殺、他殺、
そして災害による。そのうち、95パーセントが病死、自殺は3パー、交通事故
などの災害と他殺が残りになる。もっとも、それは死のキッカケであって、
真の死因は産まれてきたこと。いずれにしても死ぬ。百万人が産まれ、百万人が
死んで人口は減りも増えもしなかったが、数年前から人口減が始った。
  * 同じ年代の死
 私の同学年の男性では、平均して2割ほど亡くなっている。中学は25%、
30年来の高校三年の同級会の出席者の20パーセント、大学のゼミ同期6人は0。 
進学につれて死亡率が低くなっている。従姉妹で父方をみると、兄姉を含め30人
の従兄弟(従姉妹)がいるが、平均年齢が72歳で12人が亡くなっている。
4割である。私の兄姉も私含め9人のうち4人が亡くなっている。生存している
平均年齢は70歳。父方は癌系で、糖尿は少ない。40過ぎの死亡が殆どそれ。
死を恐れるのは「やり残したことがある」が、「虚無」への不安と並んで心底に
ある。やり残したことを、やり尽くしたところで同じでしかない。虚無になり
ようもないのに、そのイメージを恐れる。プッツン、いや、プチ!か?それは。
これもイメージ。