閑話小題 ~ついに二日間、休んでしまった!

無線LANの中継機を買って自宅のネット環境をサクサクにしてみた ...

 

 

    * これを機会に止めようかとまで…
 休まないのが売りのブログ、Wi-Fiが不調で繋がらず、二日間も休んだ。
これまで無かったこと。何やら家内は平然と構えている。後で知ったのが、
月に2~3度、新潟市から帰省してくる長男に相談していたこと。
昨日帰ってきて、買換えるべしと結論! 新規の機種を買うことになった。 
…居間とのベランダの出入り口に置いてあるため、時どき、倒れるのが原因の
ようだ。直ってしまえば、ああそうかになるが、気持ちは焦るし… 何時もは
時間を置いて、あれこれすると、何となく原因に辿り着く。 …これを機会に
止めようかとまで思ってしまったが、20年近く続けてきた、これを止めたら、
張を失い気落ちをするのは解ってはいること。
『誰も望んでいない、こんなこと!良い機会だから止めてしないさいよ!』と
いうが… これが結構、現実社会でのストレス解消になる。
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    * 12月の一波の積雪も、ここまで?
 例年なら、ここで積雪は終わり、次が一月半ばから第二波の積雪が始まるのが、
雪国・長岡の風物詩。去年のように、ほぼ積雪がないのも、除雪代を充てにする
庭師、農業、建築関係者たちにとっては、大ごとになる。ファッション関係者も、
冬物残品の処理もある。 今年の年末は、クリスマスと、年末年始を祝う雰囲気
もなく、これでは、さらなる景気の悪化は避けられない。
 このところ、積雪のためかスポーツジム(SJ)が閑散としている。 以前は
週5日だった通いも、週3~4日になっている。TVの録りだめ、YouTubeがリアル
世界より、遥かに面白いのがある。 このコロナ禍で、世界の人たちの意識が
画面上に移動した。 そこを起点として世界が動くようになってしまった。

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6857,ゴールデン・ルール ~4つの目
2019年12月23日(月)
 これまで、鳥瞰、虫観、モグラ観と分けて物事をみてきたが、
モグラ観の替わりに、魚(さかな)観とは… それに加え、こうもり観とは。
モグラも、森や林の土の中で、その土質の変化を感じとり、土表の草木や、
そこで蠢く動物の変化を読み取るのは、魚が水中のトレンドを読み取るのに
似ている。それに、「こうもりの目」で、真逆に見る視点も解りやすい。
この4つ目… 鳥の目」「虫の目」「魚の目」「こうもりの目」の視点…
 これらをネット検索すると…
【 ~ 「鳥の目」は高くから鳥のように見下ろし、全体を俯瞰する目。
 「虫の目」とは目の前のことをさまざまな角度で見る目。
「魚の目」は川の流れを見るように物事の流れを見る目。
「こうもりの目」… 常識や慣行・慣習を疑って、逆さから見る目。
物ごとを構造的にみるには便利。 
◉ 見るにも「見る・視る」「観る」「察る」「診る」がある。
・「見る」「視る」は、外見を視ること。
 パッと見て分かること、表面を注視するという意味。
・「観る」は、過去の経緯や経年変化を観ること。
 表面に見えているものではなく、時間の変化を加えてみる。
・「察る」は、更に内面に踏み込んで、その背景や意図、目的をつかもう
 とするること。
この3つが揃うことにより「診る」ことができるようになる。
「診る」は、ポイントを押さえて判断し、アクションにつなげること。】
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▼ なる程、鳥瞰、虫観、モグラ観よりも解りやすい。欧米では一神教
 『ゴッド』の目で、それらを総括してみていた。そこに宗教の必然性が
見えてくる。 「10-10-10」著者のスージーウェルチ氏は、ジャック・
ウェルチ氏の妻。人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!…と。
◉ ところで、米国のファイナンスのテキストに「70-20-10」の法則がある。
 これは可処分所得(税金社会保険料を引いた手取りの所得)のうち、
・70%は支出、消費に回し。
・20%は今後の大きな買い物のために貯蓄する。
 10%は投資する。(時間をかけた運用)
70%が無理なら、80・10.10から始めるとよいと…
これも習慣の力を利用すれば良いが… 
誰も、そんなことを教えてくれない。私は幼児の頃から、両親から、これに
近いことを教えて貰っていた。学生時代の友人の多くも、大半が、そうで
あった… 彼らには無駄金、無駄時間、小銭管理はしっかりしていた。
問題が起こったときには、目先の表層だけを見て即断しがちだが、この法則で
一拍置いて考えることで判断が変わる。「判断軸」を普段から構築する必要
ありということ。
 特に、<友人間での金銭の「貸し借り」や、金銭管理の判断軸>は、
根幹に関わる問題。それと内幕情報屋に対する「判断軸」も持っておかないと、
重大な危機にみまわれる。やぶ蚊は、強烈な痒みをもたらす上に毒持ちが。
 判断には主なバイアス、潜む罠は4つある。
①見逃し(視野が狭くなりがち)
②ご都合主義(都合のいいように拾い集めがち)
③心の溶岩流(感情による選択ミスをしがち)
④自信過剰(自分の無知に無知)。でも、バイアスを弱めることはできる。
意識的に動かそう。広げる、確かめる、距離を置く、備える。

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6493,閑話小題 ~武士の一分には驚いた!
2018年12月23日(日)
   * まさか?ゴーンが再逮捕?
 一昨日の「ゴーンの再逮捕」のニュースに驚いた。フランスとアメリカの
政治的圧力で…検察と裁判所が引き下がり、ゴーンが早々に釈放で有耶無耶
という何時もの茶番劇で終わると思いきや、再逮捕とは誰もが驚いたはず。
一番に驚いたのが安倍とゴーンと欧米各国の政治家。 日本なんぞの敗戦国。
その手先の犬(検察)が、何とオーナーに盾突いたのだから。 それだけ、
事前に覚悟をして逮捕をしたのだから、そうは簡単には引き下がれない。
検察としては、ここで??されても、引下がれば、武士の一分が立たない。

   * 恐れ、不安は感情とは…
 「恐れ」と「不安」の意味を調べると、感情の一つとあった。
「恐れ」は対象が絞られているが、「不安」は漠然とした状態。これが感情
なら、理性でコントロールできるはず。知っているかいないかで、大部分が
解消可能になる。その多くは、迷いや、優柔不断の心情を母体に生じる。
私の内語に、「何とかなる」「その時は、その時」「御前、それでも男か」
「とにかく、やってみてから修正しろ」「最悪を想定し、対策から入れ」
などのオプションなどがある。このマイナスの感情は、狩りに失敗しても
再度のチャンスがあるが、狩られたら、それで終わりの動物の経験則の感情。
感情といえば、まず「喜怒哀楽」がある。これも動物の経験則とすると、
感情豊かである方が、人間味豊かということ。不安、恐れも目を背けるのでは
なく、逆に注視することで、対策を事前に立てておけばよい。整然と事業撤退
が出来たのは、創業時の漠然とした不安、恐怖心が、万一のシェルターを
事業計画に入れ込んでいたため。常に最悪の事態… 原始的視点の維持である。
ブラックスワンの飛来は、想定外から生じる。野生化した野良猫の動物的
直感しか、最後の最後は頼れない。ゴーンは、それで上りつめ、ふやけて
フランス大統領の座を狙い、最後は、甘くみた日本の日産幹部に寝首を。
野生感情の麻痺。 近々の整理対象?の日産幹部の不安と恐れがで…
 留置場でゴーンが「ガーン」というところですか。まずは、一ラウンド!

   * 熊さん、寅さん
熊:たまには俺たちを呼出せよ。このところ、からっきし無視じゃかい。
寅:そうだよ! クダラナイのは俺たちだって分かってるよ。でも、野良犬、
 野良猫の見方だってあるんだよな。とすると、野良猫はネコ科のオレカイ!
熊:でも、日産の御家騒動が面白いね。みているぶんにはだけれどもね。
寅:要するに吸収合併前に、明らかに首切り対象の幹部たちが、免責を条件に
 不正を調べ上げて、検察に垂れ込んでさ… 根首を削いだということ。
熊:フランス大統領を援助して…? 次期大統領を狙っても不思議ではないね。 
寅:フェイクニュースになるから、好い加減なことは言っちゃあ駄目。
 検察も、苦しいところだね。 官邸の意向も、安倍ちゃんの疑惑でコント
 ロール不能じゃないかな。何れにしても、フランス筋から頼まれたアメリ
 の強引な介入がある筈。ロシアもね。
熊:としても検察には驚いたね。 見直したよ。
寅:何があっても、国際資本主義の世界で、日産幹部の生残りは無理だよ。
 検察も、この懲罰は数年がかりで行われるよ。嫌な時代に入ってんだよ。
熊:でも、何か生臭いドロドロした臭いがプンプンだね。検察にとって、
 俺たち日本のシマ(テリトリー)で、当然、逮捕だよ、これは。
寅:一応、三権分立があるからね。世論は無視できないし、リークもあるし。
熊:オイラも日本人だし、日産社長一派を応援したいけど、あまりに不利よ。
寅:蜂の一突きでも、いいんじゃないか!
熊:安倍ちゃんにしても、小難しい難題だね。脛に傷持ちだし。
寅:何万かの首切り退職者は複雑な気持ちでみているだろう。同じ貉の
 相討ちとして心の中は、喝さいさ。自家用ジェット機で、ブラジル、
 フランス、レバノン、日本などを闊歩し、それぞれ不正で、別荘を持ち、
 何で、俺たちは… 
熊:分かるわかる! でも、これが世界の実態何だろう。文句を言えば、
 知らない内に抹殺? フランス大統領も、国内で非難の嵐の中で、
 ゴーン絡みの不正が表立ったら、終わりぐらいは、オイラでもわかるさ。
寅:これは、考えてみると、世界的大問題が孕んでいることになるね。
 アメリカ第一主義アメリカにとって、ルノー・日産の力を間接的に
 削ぎたいからね。 

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6128,読書日記 ~『金言・笑言・名言録』
2017年12月23日(土)

       『私だけが知っている 金言・笑言・名言録』高田文夫(著)
 有名人の面白い逸話のオンパレード。前にテーマにした長嶋茂雄と、
ガッツ石松の笑言は、この本からヒントを受けネット検索で加味したもの。
 面白そうなところを前説をすると…
☆ 三宅裕司夫人が、立食パーティで、「ご主人は、何処?」に、
 「あすこが立っているのが、うちの主人です」
☆ はなわが若き日に、「前説の仕事に行ってくるよ」に、奥さんが、
 「いったい何の仕事? その猥褻(わいせつ)な仕事とは?」
((注)前説:観客に本番前の説明をする若手芸人の仕事)
  目次だけでも、面白い!
   ☆ Amazon 内容紹介より
志ん生、小さん、談志、森繁久彌渥美清永六輔、たけし……
 伝説の芸人から現役、そして若手まで。放送作家・落語家として
笑芸界を知り尽くした第一人者ゆえ知り得る、笑いのレジェンドたちが
放った珠玉の「一言」を厳選。著者しか知らない極秘エピソードで綴る。
 楽しみ方は自由自在。どこから読んでも面白い!

第一章 金言
・「稽古の間は大根役者と思え
  舞台に上がったら千両役者と思え」(昔の看板役者)
・ 誰かが言った。「人気は高さじゃない。長さだ」
・「人間万事可愛気」(高田の金言)
・「型がある人間が破るから型破り」(中村勘三郎)
・「買えるなら 金で買いたい 好感度」(中村獅童)、ほか

第二章 笑言
・「元旦や 餅で押し出す 二年糞」(ビートたけし)
・「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) 
         <チェックインと間違えて>
・「打つと見せかけてヒッティングだ」(長嶋茂雄)
・「ジョニーがきたなら伝えてよ 二次会庄屋だと~」
・「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
 <「に」と「が」じゃ> 大違い。
・「ガッツ右松」(ガッツ石松) 
・「12月25日は誰の誕生日?」「七面鳥! 」(ガッツ石松)、ほか

第三章 名言
・「どこでもいい! オレが座った所が上座だ」(立川談志)
・ 勝新太郎青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」
・「ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水飲み飲み浮き沈み」(都都逸)
・「コラムは三つのミで書く。ねたみ・そねみ・ひがみ」(野坂昭如)
・「長生きした若者はいない」(立川談志)
・「嘘をつくときは、みんな真顔」(居酒屋のとなりの客)
・「迎えの拍手は昨日までの人気。降りる時の拍手は今の人気」(古今亭今輔) 
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▼ 後説で… 
 ☆「銀座でも、五本の指が入るいい女」(私の飲み友達) 
   <「に」と「が」じゃ> 大違い。 ~拳でなくてよかった。
☆ 勝新太郎青島幸男に言った。「いやな都政だなぁ」~そりゃ酷かった!
☆ 「ベッドインは何時なの?」(三宅裕司夫人) も面白い。
        ~フロントは、「それはお客様の自由に」というしかないわ。
 「すいません、CIAはどこですか?」(三宅裕二夫人)も面白い。
  <ICU(アイ・シー・ユー)電気屋でエアコンを探してて>
~三宅夫人の笑言が面白いので、次のテーマに。よほど閑でネタ切れなんで!

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4299, 「国の借金」新常識 -2
2012年12月23日(日)                 
  * 破綻国家は飛躍する   「国の借金」新常識  ー廣宮 孝信  
 思い切った切り口である。破綻のどこが悪いという。「現在の事態のどこが
悪いか!」と私が開き直るようなもの。駄目なものは駄目なら、思い切った
手術をしてしまえという。 ここで破綻国家のプラスマイナスのプラス面を捉え、
戦後日本の世界史に残る破綻から世界二位の経済大国に立ち直った偉業を事例を
取り上げている。 1945年に第二次大戦で、徹底的に破壊されたが、たったの
8年で以前の規模まで回復し、50年でアメリカに肩を並べる規模まで回復した。
アルゼンチンの破綻もそう。日本の規模からすると借金が一年で700兆円も
増えたが、失業率が3年で破綻前に、実質GDPも4年で破綻前に回復して
アルゼンチンの奇跡といわれている。アイスランドも1年で日本規模からみて
300兆円も借金が増えたが失業率は8・5%。インフレもハイパーにならず、
21%で打ち止めだった。2000年以降で破綻した国々9ヶ国が、日本や
アメリカより成長している事実がある。ロシアも二度も破綻しているに
かかわらず、ソ連崩壊から16年間で16倍も急成長をしている。破綻こそ、
絶好の投資チャンスという典型的事例である。要は、開き直れ、国債を無尽蔵に
刷りまくれ、後は野となれ山となれ、というのだから・・・
  * 「国の借金が大変」は、終末信仰
 1929年のアメリカ政府の支出は、いまの日本の15兆円。それを、7年後に倍以上
の40兆円、第二次大戦時には今の日本でいえば380兆円にまで増やしたとき、
失業率は大恐慌前に戻すことができた。それでもハイパーインフレにならず、
10%程度までしか上がらなかった。 GDPを増やし、我々の給料を増すには、
政府が支出を増やす必要がある。不況時には迷わず政府支出を増すべき!国の
借金をいたずらに恐れると、いつまでも不況から抜け出すことができないし、給料
も減っていく。破綻もやむなしである。ただし、あくまで、国内で賄うことが前提。
  * 人口減がデフレ原因は間違い
 人口が減っていてもインフレになっている事例は数多くみられる。
旧ソ連圏の国々に多い。アメリカの建国から130年間に数百万から一億人
(20倍)に増加したが、物価は殆ど上がらなかった事例をみても、人口増は
インフレの決定的要因でない。それより、政府の支出規模の方が、経済成長や
インフレとの関連が高い。「国の借金は大変」の最大の犠牲者は若者・・ 
▼ この辺は、かなり強引な論理。インフレは弱者、貧困層に一番初めに直撃、
 中小・零細の多くは金利高騰で即死だろう。弱肉強食を更に推し進めることに
なるが、グローバル化の潮流では、致しかたがないのか? 自民党の大勝は、
大きな政策の舵取りが変わるとみてよい。
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3924, 今年の総括  ー断層
2011年12月23日(金)
 今年の総括といえば、会社の倒産と東北大震災である。 
これが突出したので他は考えられないほどである。実際は「延命した恐慌」だが。 
そうこうあって自宅が生活の中心となり、会社通いがスポーツジム通いにとって
変わった。日常という点ではiPadを購入したことも衝撃的であった。
有線の机上のiMacに、タブレットのiPadが加わって、パソコン上で
ゲームや読書をする生活スタイルが加わった。その上、ネット・サーフィンの
機会も格段に多くなった。10年後に振り返った時、今年は大きな節目だった
ことは間違いない。何ごとも、渦中に入ると無我夢中で腹が据わるもの。
 問題は、決断する間際と直後である。気持ちを、その中心点に集中し続ける
ことで、問題の多くは解決できる。同級会などの付き合いも、そのまま出席をし
気持ちを前向きにしていた。 露骨の白眼視を何度か感じたが、その都度
「このシラミ!」と唱えると、対象が本当にシラミに思えてくる。兄や姉の
倒産時に、親密に相談に乗っていたので、取引業者や従業員など関係者への迷惑
を最小にし、引き際を綺麗にすることが最優先と手順に入った。 が、それでも
恨みを買ったようだ。当然である。節目、引き際の決断は、一瞬の間。
あの瞬間の見極めは間違ってなかったと思うしかない。それと東北大震災。
この震災は、まだ迷いのあった決断を後押しをした。 しかし直接原因は、
リーマンショックである。その直後から止むことのない売上げ減。10年前の
9・11テロで3割減、リーマンショックで、更に半減し、10年前の三分の一
まで落ち込んでしまった。 更に東北大震災で三割減が予測されれば、事業と
して成立しなくなったと判断をせざるを得ない。この事態で来年に控えている
世界恐慌の大断層を乗り越えらると考えるほど楽観論者ではない。 
 今年は、世界的にも、欧州の経済危機、アラブの春という北アフリカ
独裁国家の崩壊ドミノ、東北大震災、最後は、北朝鮮のドン様の突然死である。
どれもこれも、大事件である。しかしビック・イヤーは来年である。 ロシア、
アメリカ、中国、韓国の首相と大統領の交代の年である。 更に今年、何とか
延命をした欧州発世界恐慌の発生の可能性が高い。地震後、三年が過ぎ、津波
押し寄せ、海岸線の立ち位置の私の事業が押し流れた。その一瞬の間際に高台に
逃げた。そこで見えているのが津波の本体。 今年中にくるはずだった津波が、
来年、海岸線の防波堤を遥かに超え、やってくる。避難先の山の手の住人は
自分に大丈夫と安心しているが、仕事や親戚が海辺にあることを忘れている。
三年前に起こった、近未来。