☆ 大晦日には、この総括を書き上げることと、過去の総括分を読み返すこと
 が楽しみである。時流からして政治、経済の見通しは暗く、自分自身に甘く、
明るい? としても、実態を凝視すると、重苦しい潮流に押流されている。
やはり、ISによる世界規模の爆弾テロと、シリアを中心としたアラブ難民の
欧州への大量流入問題がある。北朝鮮の政治混乱が生じれば、難民は日本にも
殺到してくることも考えられる。 日本でもISに感化されたテロが起きる可能性
がある。更に懸念されるのが、欧州、中国、経済後進国の経済破綻危機。
時局は年々、世界的右傾化と、一強多弱の傾向が顕著になっている。
 ギリシャや、中国経済の破綻をキッカケとした株価暴落で、隠されている
世界恐慌が一挙に表立ち、身近の貧困問題が出てくる。
世界的経済格差が、そのまま、身辺の格差に繋がってくる。 
「日本にとって、今年が最後の平和の年だった!」 と、言われないことを
祈るばかりである。
☆ 個人的には、年初の1月15日に「古希」を向かえた。そして半月後に、
 自分が70歳になる。その実感がないのが、偽らざる気持ちである。
若い頃みた老人の印象は、地味で暗い顔をした大爺で、何時の間にか
消えていった。 今では誰が先か後の問題でしかない。母から聞いた話で、
90歳過ぎの伯母が寝たきりになったので、挨拶に行くと、正座で、
『老いるとは無念なことじゃ!』と、悲しそうな顔で言ったという。
長生きすれば良いことばかりでない、むしろ嫌なことが多いはず。
で、今年の総括は、充実感は90%、満足感は80%、日々是好日度は80%。 
読書も、映画も、TVドラマも、運動も、美味い酒も、満足度80点。 
 これに加えた過去の文章が、晦日の私の気持ちになる。 良い年を! 
―――
★ 今年読んで取上げた本は、以下である。
   再読や、雑誌記事の一部も入れた!
ー『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
ー『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』安田登(著)
ー『修羅場の極意』
ー『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』深尾 葉子(著)
ー『人間であること』時実利彦著
ー『毛沢東の大飢饉〜史上最も悲惨で破壊的人災』
             フランク・ディケーター(著)
ー『幸福論』吉本隆明(著)
ー『知の逆転』〜ジャレド・ダイアモンド , ノーム・チョムスキー&他
ー『金持ちが確実に世界を支配する方法』スーザン・ジョージ(著)
ー『人生、しょせん気晴らし』中島義道(著)
ー『哲学で自分を創る』瀧本往人(著) 〜再読
ー『社会学〜フシギなくらい見えてくる!』現代位相研究所(著) 
ー『大脱出――健康、お金、格差の起原 』アンガス・ディートン (著)
ー『世界の大富豪2000人が教えてくれたこと』トニー野中 (著)
ー『エリック・ホッファー自伝』中本義彦訳 〜再読〜
ー『借金人間 製造工場―“負債"の政治経済学』
                マウリツィオ・ラッツァラート (著)
ー『思いが人生をつくる』 〜ジェームズ&リリー・アレン(著)
ー『泥棒刑事』 元三課部長刑事 小川泰平(著)
ー『他諺の空似 〜ことわざ人類学』米原万理(著)〜再読〜
ー『ニーチェ「超」入門』白取春彦(著)
ー『その時、言葉は私の「神」となる(新潮45/6月号)
   〜心肺停止になって考えたこと!』中村うさぎ(著)
ー『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』藤田孝典(著)
ー『読書の腕前』岡崎武志(著)
ー『『自分を超える法』ピーター・セイジ(著)
ー『スノーボールアースについて』〜新潮45ー2015年5月号〜
ー『クオリア再構築』〜島田雅彦茂木健一郎対談集
ー『【澤上篤人×出口治明対談=投資も人生も長期思考で!
                   新潮45・3月号】
ー『ウェブ2・0」はどこへ消えた?』ー古市憲寿
             新潮45号 〜悪夢の21世紀より
ー『BRUTUSの「谷川俊太郎」』ノンセンス辞典〜
ー『島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜』
ー『世界の哲学・思想〜構造主義とは 』小須田健(著)
ー『身の下相談にお答えします』上野千鶴子(著)
ー『世の中、それほど平等でない』浅田次郎(著)
ー『うらやましい死に方』五木寛之[編]
ー『ベストエッセイ 2015』(文藝春秋)
ー『お金のいらない快適生活入門』岸本葉子(著)
ー『武器としての決断思考』瀧本 哲史 (著)
ー『自分史の書き方』立花 隆 (著)
ー『グローバリズムという病』平川克美(著)
 
・・・・・・
2014年12月31日(水)
5039,大晦日 〜つれづれに
 この文章を書くにあたって、大晦日に書いた内容を読返して驚いたことは、
見通しが暗いこと。これは短期的でみれば当然で、経済的大災害が目先、押さえ
こまれているため。情報端末の飛躍的進化と普及で、現実社会の上にネット社会
が覆ってしまい、世界が大きく変化を始め、大混乱を始めたため、目先は悲観的
になるのは至極当然。中・短期悲観、長期楽観で、個々はポジティブでいけばよい。 
 私を含め、一般的に3〜5年スパンしか見えないため、悲観論が先にたつ。
私のいう悲観論は、これでも大甘の内容。目先の経済の炎上が起こってないだけ。
3〜10年スパンでみれば、厳しい近未来が間違いなく待っている。
 情報化の大波が、グローバル化を促進させ、各国の、各社会の垣根を乗越えて、
私たちに直撃し、大多数が一強多弱の悲惨な現実に直面せざるを得なくなった。
その直激で三年前に事業閉鎖になってしまったから、この事態の深刻さが、
人一倍に見えてくる。 社会学が好きで、その視点で、長期間、独学をしてきて、
この現象に対し、悲観楽観より、SF小説に渦中にいるようだ。 何もかもが、
面白く?受け止めることが出来る。この数年来の大晦日の内容は、少し悲観的で、
偏っていると思うが、中長期的にみれば、極端過ぎでない。この悲観的状況で、
無意識であろう、最近、幸福本や、ポジティブ本を読んで、ここでも書いている。 
 この年齢では、一年先に、現世に存在しているかどうか。 むしろ、
『俺たちに明日(一年先)がない!』と、思って、一年一年を生きればよい。
あと半月で、古希で、70歳の峠まで、あと1年。なるほど、後ろから迫って
いた生老病死の問題が、正面にまわって見え出してきた。
 ところで、今年も読書から色いろな教えを頂いた。
『ぼんやりの時間』辰濃 和男 (著)
『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
『コトの本質』 松井孝典
『暴走する「世間」―世間のオキテを解析する』佐藤 直樹 (著)
『人は死ぬとき何を後悔するのか 』小野寺 時夫 (著)
『幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係』ショーン・エイカー著
『ポジティブ・サイコロジー「よい生き方」を科学的に考える方法 』
                 クリストファー・ピーターソン (著
などは、これから生きていくための大きな指標になる内容であった。
 今年の自己評価は、初孫ができたことこともあり、満足度は90点か、
いや80点! というところ。 心は「天気晴朗なれど、波高し」である。
・・・・・・
2013年12月31日(火)
4672, 閑話小題 ー大晦日
   * 大晦日、つれづれに
 今年の総括を閑話小題で書いているので、取り立てて書くこともない。 
晦日とて大掃除をするでなし、次男夫婦が元旦の午後に帰省してきて、長男と
五人と居酒屋で食事会をするぐらい。あとは寝正月。考えてみれば年中寝正月か。 
面白いほど、取りだてて印象に残ることがないのも珍しい。その分、じっくりと
本を読むことが出来たし、気持ちも落ちついてきた。
 ーそういえば、「読書の総括」をしてなかったー まず10冊を選ぶと
『「死ぬのは怖い」とはどういうことか』『一年で全米記憶チャンピオン』
『静かなる大恐慌』『2050年の世界』『破綻』『大往生したけりゃ医療
とかかわるな』『どうせ死ぬなら「がん」がいい』『そして人生はつづく
『君は一万円札を破れるか』『日本の論点』などになる。 その中で、
『「死ぬのは怖い」とはどういうことか』の「死を克服する7つの登山道」が、
人生の悩み、死の恐怖を考える上で参考になっている。近藤誠の『どうせ死ぬ
なら「がん」がいい』も、何度読んでもよい本。以前、著者のレポートを読んだ
影響もあって、20年近くの人間ドックを4年前から中止している。余命か、
半年か、一年と言われたら後悔するだろうが、身辺の人の死をみるにつけ、
早期発見で助かった事例は聞いたことがない。スキルス性のガンなら、どのみち
助からないし、それ以外なら放ってけばよい。 平均、10年の寝たきりなら、
早逝も悪くない。 こうしてみるとノンフェクションばかりで、小説はない。
映画が、その肩代わりをしていることもある。『一年で全米記憶チャンピオン』
もショック。「自分には、記憶力が弱い!」というバイアスが、「知識対象の
認識から甘くし、適切に保持して整理することから逃げていた」ことに、この歳
で初めて気づいた。読みっぱなし、書き散らしが、あまりに酷かったので、
12年前に、この随想日記に外部記憶として公開することで、少し向上はしたが、
逆に、自分の知能の底の浅さを思い知っている。で、何事も、まず可能な限り
対象をしっかり認識することから出直しの第一歩になった。このところ日々、
自分のバイアス(思い込み)の枠に気づかされている。この年齢になってである。 
脳内の多くのバイアスに気づかされた年だったが、死ぬまで、続くのだろう。
・・・・・・
2012年12月31日(月)
4307, 大晦日、つれづれに
  * 今年を省みて、来年を予測する
 今年は八割の確率で恐慌になると思い込んでいたので、不思議な気持ちで
年末をむかえている。11月半ばから三週続いて高校の同級生の不況がらみの倒産、
不祥事、自殺が続いた。これは地方経済の変調の一現象。去年の春に私も先立って
事業整理をしていた。情報化で全ての事業形態が根本から変わってしまい、
それがデフレと世界的金融恐慌を引き起こしている。国内では地方経済が早々に
大波に直撃されている。東北震災の陰に隠れてしまったが、リーマンショック
世界経済を破壊し始めてきた。 それに北アフリカ独裁国家が国民の反乱で
カオスの状態。またイスラエルとイランの緊迫がある。 ここでイランが、大々的
な軍事演習を始めて、ホルムズ海峡が一触即発状態。今だ何とか持ちこたえている
のは、世界主要各国のトップ交代で新体制が整うまで、世界的カオスを引き
延ばしたのだろう。日本は、この衆院選の結果からみて憲法改正が早まるだろうが、
それは世界危機の中で必然の流れ。それからみて、来年前半は、金融緩和で
ミニバブルになるが、それも夏を過ぎる頃から変調が表立ってくる。 参院選挙で
維新の党が、そこそこ議席をとり、安部自民が公明党から維新の党へ連立相手を
変える可能性が強い。それと、欧州の経済危機と、イスラエル・イラン戦争が
起きる可能性が高い。そもそも世界恐慌は、幾つか複合的に絡まって起こる。
今年持ち越した問題が何かの発火で一斉に火を噴出すが、ガスは充満しており、
火の手は早くなる。 その中で、日本の右傾化は国論になり、中国か韓国との軍事
衝突も有りうる事態。まずは、目先、日本経済はアベノミクスで生暖かい風が吹く。
それが最後の饗宴として浮き足立った隙に、何処かで火の手が上がるのが、
物語としての収まりがつく。先日、TVでイタリアの青の洞窟内を映し出していた。
そこの船頭が、カンツォーネを歌いながら、その合間に、「頑張れ日本!」を
連呼していた。PIIGSに言われる筋合いはないが、そこまで日本経済の凋落は
世界に知られている。気が付かないのは国内の微温湯の中のフヤケタ蛙状態のため。
それも今のうち。太平洋戦争の敗戦直後の事態に緩々と、しかし、ある瞬間、
一挙になるのだろう。「てんでんばらばら」が、大津波の発生時のキーワードだが、
高台から見ると、娑婆の衆が、のんびり日常生活をしている姿が、どうもこうも。
それも、アベノミクスでミニ宴会を始めるのだから。現在の家電業界の窮地。
麻生が始めたエコポイントが原因。その男が、更なる大愚策をしようというから、
ただ唖然。何か明るい話? ワイキキかフィジーの端所で、情報を遮断し、
のんびり過ごしたいが、貧乏人の私には・・ 今さらか。 
 TVの旅番組を居間で見ていれば、土地勘があるので、世界の何処にでも
行っている気分になれる・・ それも飽きたが! 端所は、夢も希望も無くした
ミイラのようなのが、あまりに多い。人間の臭いを嗅ぎつけ、抱きついてくる
から始末が悪い。抱き付かれた当人もミイラ化するというから、気をつけている。 
既にミイラ化が始まっているのかもしれない。防御策は、一日一生で趣味に
熱中しバリアを張るしかない。もしか既にミイラは私?ドキッとした。良い年を!
・・・・・・                                    
2011年12月31日(土)
3932, 今年の総括 ー2
  * そうであっても良い年?であった! 
 去年の暮れに、まさか3ヶ月後に会社が消滅するとは思ってもいなかった。
それが一月末に手持ち資金残高が予定より思いの他、少ない結果になった。
そこで「売上減が止まる前提の計画」を、そのまま下がり続ける数値の
シュミレーションをしてみると、虎の子の予備資金を運転資金に出しても、
秋口には資金ショートになる。 しかし年を超えてからも、同じペースの売上
ダウンは続いていた。毎日、何度もシュミレーションをし、議論をしても、
プラスに転じる材料はゼロ。その上に7月の地デジ化による、テレビの入替えと、
ボイラー交換の問題が発生していた。二つともリース会社の了解を得ていたが、
年末の資金ショートは、火を見るより明らか。それを承知の上での投資は? 
私の「良心」の問題になってくる。 2〜3ヶ月後の閉鎖ならば、法定の退職金
・給与も、取引業者の月末の支払いを済ますことができる。そのボイラーの発注は
ギリギリに迫ってきた。さあ、どうするかの決断の間際に、東北大震災が発生。
その直前に弁護士事務所に行って、問題の相談に入っていた。震災発生直後に
再び行くと、弁護士いわく、「弁護士の仕事柄、その決断に対しては口出しを
する立場にはない。が、今回は状況からいって、迷う状況ではない。
現在なら関係者に迷惑は最小だが、延ばすほど傷が深くなる。止め時です。」と。
 そして3月18日に会計事務所の担当を含めて「3月末の支払い直後に廃業」
と決定。 決まれば、あとは手順に落とせばよい。そうこうあって引き際は
手順に沿い機械的に進んでいった。 「これも事業サイクルの一つ」と、
違う誰かが空の彼方から指示しているかのようでもあった。そして淡々と事が
進んでいった。経理事務所の30年来の担当が、「あなたは、手順を楽しんで
いるようですが、何が起こっているのか分かっているのですか?」と、怒った
ように言う。しかし、最後の手順も30年の事業の一環。それも自他共認める?
3つの未曾有の大災害なら、割り切るしかない。ならば、現象を興味深く見つめ、
記憶にとどめるのがベスト。この総括、「今年の総括」というより、
「30年の事業総括」の前書き部分に近い内容だが、泣いて喚いても、どうにも
ならないなら、虚勢を張ってでも明るく一日一日を過ごすしかない。日本経済の
来年の縮図が、そのまま当方に現象として現れ出たことになる。
実際に渦中に立つと、一場面一場面がドラマそのもの。社会のヒダが良く見える。
 あのまま続けていたら、今頃は県外の何処かに雲隠れ・・。 思い切って、
次の人生に転身するに、それもあるが・・ やはり、立つ鳥あとを濁さず、である。
「私の人生は何だったのか?」などの、世迷いの泣き言は不思議なぐらい全くない。
あるとすれば「現時点からみて、15年前に会社を売却すればよかったか?」
ぐらい。それが出来るぐらいなら、もともと、この事業は手がけたなかった。
来年の3月末が一周年になるので、この30年の事業と、準備期間の15年を
含めた総括をするが、どう総括しようが、大津波に全てを渫われてしまった事実は
変えようがない。最後はソフトランディングを望んだが、この震災では諦めがつく。 
来年は、高みの見物になるのか、防波堤とも流されるか? 
娑婆はのんびりしているが。大丈夫かい!
・・・・・・・・・・
2010年12月31日(金)
 ー今年の経済を振り返ってー
 今日で無事、今年は終わる。不況の波は一日一日大きくなってきている。 
耐久消費財(車、家電、住宅)のエコポイント制度で(前どり需要で)
何とか消費を喚起してきたが、来年そうそう、その反動が来るのは必定。
またグローバル的にみればリーマンショックの表出が来年から更に激しくなる。
東海から関東のベルト地帯は、まだ経済的温もりが残っているが、そこから離れた
地方ほどマイナスの度合いが高くなっている。不思議なことにマスコミは取り上げ
ないが、惨状は酷いもの。鳥取、福井、石川、富山、新潟、秋田など日本海側に
接する県は特に酷い。長岡、新潟市をみると、悲鳴すら上がらないのが実情。
私の知る限りでは、デフレスパイラルの渦がリーマンショック以来、三周目に
なっても一日一日大きくなっており、押さえが効かなくなっている。
欧州ではデフォルトする国家が出る可能性がある。それをきっかけに世界同時
株安となれば、体力を消耗しつくした日本が大きく傷つくことになる。
現在の心情をいえば、「来年怖い」。時代の流れとは恐ろしいもの。
右上がりのよい時代を生きてきただけ、時流の段差が見えてくる。
 チロリチロリ、チンチロリか〜
 ー独学が唯一の教育であるー
10年位前に、「どんな教育も突きつめれば独学が唯一の教育である」
という言葉に出会った。その後、そのことについて考え続けている。
大学卒業時に自分の絶対的読書量の少なさに呆然として、社会に出てから
一日2時間以上の読書時間を持つことを誓った。その独学こそが学生時代の
一番の収穫ということは、当時知りようもない。特にネットで情報を取れる
時代に、そのベースは大きな財産になっている。とはいえ基本は独学より
学校システムに乗り、そこで多くの指導者に出会い学ぶ方が良い。修破離の修。
教育とは、独学が可能な能力を持たせること。そのベースは、これまでは
高等教育だった。しかし、今度はネットという新しいツールが出きてきた。
独学に、これは最適である。「それぞれの人の素質が、それぞれに伸ばすことが
可能になる」ということ。 〜年末の、過去の同月同日の文章が自分書いた
だけに時代がみえて、懐かしく面白い! 何で、ここまでして書くの?
の自問自答の答えがある。思いと行蔵の痕跡を残すため、そして・・である。
 ・・・・・・・・
2009年12月31日(木)
3192、大晦日、つれづれに!
 今年も大晦日になった。覚悟をしてほど経済の混乱は無かったが、
それでも確実に悪くなっている。政治は、アメリカでオバマが正式に大統領に
選ばれ、日本では自民党が政権に最後まで、しがみついた結果、国民に見放され
自己崩壊。 民主党の鳩山政権が発足、今のところ、及第点だが、来年からは
土壇場の場面に直面し、政界再編成は必至。日本経済の崩壊予測を書いてきた
浅井隆の本を先日、立ち読みした。「リーマンショックは、日本にとって
東京と名古屋に原爆二個を落とされたようなもの。 その激震の津波は、まず
体力を消耗している地方に直撃しており、凄惨な事態」と、あった。
上越新幹線の最終駅で、ビジネス・ホテルを経営しているので、その論は至極
当たり前に受け止めることが出来る。一般より3ヶ月早い数値が先行して出るが、
すでに二番底にむけて動き出したようだ。 2〜3月あたりから、経済は深刻な
一段落ちになる。 恐ろしい限りである。何とか、緊急対策で失業率の上昇や
株の暴落を抑えているが、これもカンフル剤でしかない。来年は何とか、
これで持たせることが出来ても、参院選挙の終わった来年の後半からは、
思い切った政策が断行されるだろう。それが通貨の切り替えなのか、銀行閉鎖か、
国家非常事態宣言による??なのか。悲観的に成りざるをえないのは、まだ、
数百年に一度の動乱の入り口でしかないことだ。人間は脆いものだが、国家も
脆いもの。25年ぶりに、私の人生の大きな位置を占めている「秘境ツアー」
に行かなかった。《最近は、欧州が多いが》気合が入らないのである。 
無理をすることもないが、といって、「何が何でも行く」が崩れてしまった。
 それにしても、大晦日の総括の、これまでの文章を読み返すと面白い。
何ともいえないTPOSが感じられる。
 ・・・・・・・・
2827, 晦日は、今年の読書の総括
 2008年12月31日(水)
今年の締めくくりは読書の総括。
まずは年初に読んだ 副島隆彦の「恐慌前夜」「属国・日本論」
「連鎖する大暴落」を読んで愕然とした。他に彼の一連の本を読んで、
迫っている世界経済の危機を感じ取った。また金融を中心にコンサルトを
していただいているH氏に紹介された竹森俊平著「資本主義は嫌いですか」と、
マンデンブロ著「禁断の市場」も印象的であった。ソロス著「ソロスは警告する」、
金の投資家、松藤民輔著「無法バブルマネー終わりの始まり」、藤原直哉
「世界同時株暴落」、野口悠紀雄著「世界経済危機ー日本の罪と罰」、そして、
松井孝典著「地球システムの崩壊」など、地球規模で起こっているエネルギーの
ウネリを感じ取れたことも収穫だった。そのために、リーマンの破綻が世界恐慌
の発火点と直感し翌日ここで取り上げ書いた。 
どの本を読んでも目から鱗であったが、いざ金融恐慌が始るると、
世界的な経済崩壊の規模の大きさとスピードの速さに驚愕している。
ー 本として印象の強い順に書いてみるー
1、松井孝典 「地球システムの崩壊」    2、副島隆彦 「恐慌前夜」
3、竹森俊平 「資本主義は嫌いですか」   4、マンデンブロ 「禁断の市場」
5、松藤民輔 「無法バブルマネー終わりの始まり」
6、ソロス  「ソロスは警告する」     7、近藤道生 「平心庵日記」             
8、副島隆彦佐藤優著 「暴走する国家ー恐慌化する世界」
9、野口悠紀雄 「世界経済の危機」  
10、米原万理「打ちのめされるようなすごい本」
(字数制限のためカット09年12月31日)
・・・・・・・・・
2007年12月31日(月)
2462, つれづれにー大晦日          ´▽)ノおは〜
晦日である。 一年は本当に早く過ぎ去る。御節は今年は止めておこうかと
思ったが、結局は注文してしまった。例年の半値の5千円のセットだが、郊外に
あるフランス料理店のものである。この十年以上は紅白歌合戦はホボ見ていない。
格闘技を見るか寝ているかだ。総括は先日書いたが、面白い本には多く行き会った。
新潟駅前に新しい図書館が出来たのも大きいが・・ 今まで自分がそこまで行って
なかったこともある。自分の知能のレベルでしか本の内容は理解できない。
 (以下は字数の関係でカット2011年12月31日) (■*U∀u)ノ 良い年を!
・・・・・・・・
2006年12月31日(日)
2098, 今年を振り返って −2     オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!