* 未知の外界に接し、子供のように興奮する!     『コトの本質』 松井孝典
 現在の毎日が、まさに〔未知の外界に接し、子供のように興奮する日々〕である。45年間の事業も、
その日々だったし、秘境ツアーも同じ。現在も、その延長にあるため、毎日が充実をしている。
  ーその辺りからー
≪ 大学という環境で、私はいつもエネルギーが高い状態を保てます。歳をとると、普通は、だんだん
 その状態から落ちていくわけです。安定した軌道上に落ちてしまって、変化がなくなってくる。
引退するときに、よく、刺激を受けなくなったとか、燃えなくなったとか、モチベーションが
なくなったとかいいますが、同じこと。
 私は、脳の内部モデルを更新していくということが、無性に楽しいわけ。毎日のように、生命や地球、
太陽系、銀河系、宇宙について、次々といろんな新しいことがわかるわけでしょう。タイタンに探査機が
軟着陸して、探査するとか、どんどん未知の現象が眼前に飛び込んできます。それについてどう思うか、
考えさせられているわけ。夢中になります。わくわくします。子どもみたいなものです。
 未知の外界に接して、興奮する日々を送る。本当は、そのような機会をより多く与えることが子どもの
教育にとって必要なことなのです。他と接することによっておのれを知る。これが教育の基本です。
いまの教育に欠けているのは、まさにその点です。それが欠けているから、自分を持たず自分の頭で
考えられない、ろくでもない子どもが育ってしまうわけで、ほんとは、子どもというのはそういう
環境下におくべきなのです。
 外界と接し、境界を拡大することによって、自らを知るわけです。それが、おのれとはなんぞやを
認識することでしょう。そのような経験を通じて自己ができてくると、初めて自分の頭で考える、あるいは
自分の意見というものがいえるようになる。さらに、どこまでこの意見は通用するのか。それはここまでしか
通用しないとか、いろいろなことを経験して、普遍性、あるいは世間を知ったうえで、さらに深いレベルで
自分の判断ができるようになるわけです。
 成長するということは、ここまではわかっているという、外側の境界を、いつでも広げ続けていくことですから、
毎日が楽しくてしようがないはずです。新しい事象に接することで、その境界が広がっていくわけです。ここだけ
の領域でしか通用しないことが、あ、ここでもそうなんだ。さらにここでもそうなんだ。 ・・・≫
▼ 著者の本を何冊か読んで、ここでも、紹介したことがあった。宇宙の彼方から逆照射の視点で見直し、
 地球をシステムとして捉える。そして、その一つとしての人間圏を改めてみると、気がつかなかったことが、
見えてくる。まさに、地球を支配しているサルが、その自然圏の資源を使い放題で、破壊をしている。
綺麗ごとを言っている私も、その恩恵を受けているサルにすぎない。未知の外界は漆黒だが、光を当てると?
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4565, 2050年の世界 ー6
2013年09月15日(日)
       「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
   * 第十九章 距離が死に、位置が重要になる
《 テクノロジーが距離を葬った。通信費は限りなく無料に近づき、様々なソフトウェアーでこれまで以上に
 つながるようになり、‘どこにいるか’がかってない程重要になる。》 これは10年前から現在に遡って
言えること。その何処かにいるのかさえ、重要で無くなる可能性がある。大相撲やプロ野球の観戦も、現場より
居間の大型TVの方が面白くなりつつある。その意味でグーグルアースは、ますます重要な位置を占めてくる。
   ー第十九章のまとめーより
・『エコノミスト』誌編集主任だったフランセス・ケアンクロスは一九九七年に『距離の死』という本を書き、
 そのなかで通信費が技術革新で安くなり、距離は障害ではなくなると予言したが、二〇一一年現在の時点で
 それは現実になりつつある。
・一九九七年には、アメリカと欧州の電話料金は、一分あたり平均で八一セント、二〇一一年には、
 スカイプを使えば2セントですむようになった。
・国際間のテレビ電話会議とも言える「テレプレゼンス」はすでに商業化されているが、
 今後はそれが家庭に安価に進出していくだろう。
・携帯電話に搭載されるさまざまなソフトで、距離はさまざまな分野で意味をなさなくなっている。
 テキストメッセージで現金を移動させるモバイルマネーもそのひとつ。 そういうサービスで最も成功した
 一例が、二〇〇七年にケニアで始まったM-PESAだ。〔 *(M-pesa、エムペサ)とは、ケニアにおいて人口の
 約3割(1,300万人)が登録 するほど普及しており、銀行口座を持たない貧困層の金融システムへの
 アクセスを可能 にしたとして名高いSafaricom社のモバイルバンキング〕
・典型的な発展途上国で百人あたりの携帯電話台数が一〇台増えれば、
 GDP成長率を○・八ポイント押し上げる効果がある。
・ウェブ空間上で、人の集えるソフトは、専制的な政府が集会の自由を圧迫しているときも、
 それを迂回できる道を提供した。
・距離が意味をなさなくなったことを利用し、各地域、各文化圏の労働力、技術力の特長を生かした
 国際分業がやりやすくなった。そのぶん、どこで何をする、という位置が重要になってきた。
 開発の得意なシリコンバレー、スペックをもとにプログラミングをするのが得意なインドのバンガロール
 厳格な運用システムを創ることが得意なドイツ、といった具合である。
・常時接続の世界により人々は互いに話すことに興味を失ったように見える。市場調査会社二ールセンによると、
 アメリカでは携帯電話の加入者が自分の端末で話す時間は、二〇〇七年からの四年間で、一カ月あたり
 一〇〇分以上短縮され、七〇〇分(着信を含む)になった。
▼ ネット社会が世界を覆い尽くし、それが全てを変え始めているが、その行方は誰も知る由がない。
 それが距離より、それぞれの立ち位置を重要にさせていく。家族や隣人より、ネットで継った友人の方が
 優先されるネット社会が現にきている。 そうこう考えると、「自分」「私」の哲学的問題も出てくる。 
 「ネットで継った私は何者だろうか?」「ネット社会とは何?」
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4190, 呪いの時代 ー8
2012年09月15日(土)                   
   * 草食系男子とは何だったのか 「呪いの時代」内田樹
 団塊世代の下の年代に草食系男子が多くなったようだ。今に限らず、私たちの年代にも肉食系と草食系男子は
別れていた。しかし中流階層下流階層に移行している現在、その比率が高くなってきた。この暗い世相の中では、
男子も下を向いて草を食べているしかないのだろう。50歳以下の男たちをみると、本当に多い。しかし自分が、
この世代にいたら、草食系になりざるをえないのも確か。長期的右下がりは、いかんともしようがない。 
 ー 以下の部分が面白い! ー
≪ 僕のゼミで、このところ年に二回も「草食系男子」を自由研究発表のテーマが取り上げられる。
 学生たちは、草食系男子と現にかかわり深い当事者のみなさんですから、その報告には「現場を見抜いたもの」
にしか語れない生々しいリアリティがある。ー以下、僕が彼女たちから聴き取った情報の一部を開示したいと思います。
 草食系男子の特徴は、とにかく「弱い」ということです。きわだった特徴は「すぐ泣く」、それから物を決める
のが苦手。「どこに行く?」とか。「何を食べる?」とか訊いても答えられない。できることなら女の子に全部
決めてもらいたがる。身体的には細身・お洒落で・髪の毛の手入れと美肌に関心が高い。かわいいしぐさ(胸の前で
両手を組んで、口をとがらすとか、外見的には哺乳類の幼生、なかんずくげっ歯類に通じる風貌をしている。 
 では、このような「草食的ふるまい」がもたらす生存戦略上の利点とは何でしょうか。ある特異な社会的態度が
集団的に採用される場合に、それは「生存戦略上有利である」という無意識的な判断が下されたためと考えるのが
合理的です。実際に有利であるかどうかはともかく、有利であるという判断は下された。
とりあえず誰でも思いつくのは、それが「弱い立場」にあることを強くアピールすることによって、これ以上攻撃
されることを抑止する機能を持つという仮説です。僕も、この仮説には妥当性があると思います。 弱い犬が股間
尻尾を挟むのと同じように、あるいはマウンティングをされるのを尻を向けて待つ弱いサルのように、「弱い」
ポーズを取ることで、これ以上の攻撃を予防することが出来ます。一種の「安全保障」として機能する。・・・
こういうことが可能になったのは、公的な「強いシステム」と、それに収奪され抑圧され管理されている「弱い個人」
という二元的な対立図式に置いて、常に「弱い個人」の個に正義があるというチープでシンプルな物語を国民が
選好したからである。草食系男子は、おもに性的関係の局面で発揮されるが、とにかく傷つくことを恐れる。・・・≫
▼ バラエテー・ショーに出てくる若いタレントを、ほぼ、こんなのばかり。私たちの年代から見れば
 「女の腐ったような男」「人畜無害のヤサ男」。 疑似ホモ化である。 逆に司会とか、キャスターは
 肉食系を思わせる逞しそうな女が目立っている。これもグローバル化・情報化によるのだろう。
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3825, 生命保険について
2011年09月15日(木)
 一昨日のNHKの連続ドラマで「生命保険」をテーマにした連続ドラマが始った。後で録画を見るつもりだが
シビアな内容だろう。生命保険は名前のとおり命をかけた博打。 当たった時には、当人は娑婆にいないが、
残された人に保険金が支払われる。そのため胡散臭さが漂う。母親が生前、「自分には八百万の保険がかけてあり、
死ねば支払われる」と遺言書にあった。しかし、契約書では80歳で切れていた。母の勘違いというより、
保険屋が、そのことを言ってなかったようだ。私は「保険は体の良い組織的詐欺の要素を持ったシステム」
という持論があり、保険などかけたことはない。  ーある本に、その辺のことが分かりやすい説明があった。
【 生命保険の保険料は、男性の場合、十万人が一斉に生まれ、順次死亡して、百七歳で全員が死亡するという
前提で、毎年の死亡確率を出し、これを元に算出される。 四十歳の男性の場合、生き残っている九万七千
三百九十人中、年間に死亡するのは百四十四人。つまり、九万七千三百九十一人が払った死亡保障の保険料は、
不幸にも亡くなった百四十四人がもらい、その年は終わりということになります。十万人生まれた男性が、
半分の五万人を切るのは八十二歳。死なない限り払った保険料の元は取れない。】
「自分が死んだ後の身内のことを考え、保険に入っておく」という理屈は分からないでもないが、それをネタに
利益を得ようとする保険の仕組まれたシステムは、契約書に業者に有利に作られているのは、当然のこと。 
火災保険は、万一を考えると必要だが、それで「も利益団体の言いなり」ということを考えておくべきである。 
古来から金融の本質は、保険のあるという。だから、そこは、専門家でさえ知りえないほどの騙しが隠されている。
私が保険嫌いのため、家内は心配で、家内名義の給料を38年間預金をしていたことを、一年前に知った。
それが、この事態(倒産)の命綱になっている。 保険は、生々しい世界だが、この情報化のため、保険のオバサンの
多くが淘汰されつつあるという。 それと零細の業者も、ほぼ大手によって淘汰。 再編成もすざましいという。
 何処も同じということだ。 
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3460, つれづれにー政治談議  −2
2010年09月15日(水)
 * 管首相の大勝利
 民主党党首選挙、ここまでの大差で管首相が勝利するとは驚いた。これは日本経済にとって深刻な問題。
ある意味で致命的である。目先は分裂することはないが、半年、一年スパンでは再編に動きざるをえなくなる。
この結果、景気は円高、株安にシビアにふれてくる。 管内閣三ヶ月間で、彼が経済、外交音痴であることが判明。
当分の間、政権を担うとなると考えただけで鬱々たる気分になる。まず雪崩をうって景気が悪化、二番底、三番底
に向けて容赦なくふれてくる。円は80円、株は8千円割れが、当面の目安になる。我われに商売は直接、景気が
直接反映するから敏感になる。結果からみれば小沢の政界再編は現職与党の国会議員にとって、何時、解散があるか
分からないし、次の選挙の資金確保という大問題に直面する。 この歴史的危機でも国家天下より、御身大事を
優先するしかないのか。地方議員や、サポーターなどの票は、どうしても世論に左右されるのは仕方がないのか。
一番、怖いのは、小沢が政界から引退すること。しかし、直ぐに自分の出番が来ることを彼が一番知っている。
二人の演説を聞いていて、管首相の内容が国家のトップとして内容が乏しいのが渦中にいると分からないようだ。
過去と内側のことばかりで、方向性が乏しい。あれで、大きく小沢に振れないのだから、民主党の議員レベルの
質を問われて然るべきである。 無政府状態が当分続く。そして景気はますます悪化する。
 これでは瀕死の日本経済のリンゲルも効かなくなる?
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3085,時間リッチと時間貧乏
 2009年09月15日(火)
 新聞広告の雑誌の見出しに「時間リッチと時間貧乏」があった。
図書館で立ち読みをしたら、「TodoリストよりNotTodoリストつくり」。
「何をするかより、何をしないかをリストアップして実行せよ 云々」である。私事になるが、時間リッチを
自認している。月に数回の飲み会以外は一切の付き合いが無いに等しい。自分を育ててくれた学校の同級会、同期会
以外は、商工会、町内会、ライオンズなど、誘いもないし、行く気も無い。都合の良いことに、職場と住宅が新潟と
長岡に分かれているので新幹線の乗れば、そこで遮断できる。おまけに事業が装置産業ときているので、目先の判断は
人任せでも大きな支障がない。そのために20年あまりで、40回近い秘境ツアーに参加することも出来た。
おまけに早朝5時に起床、散歩や、読書、そして、この随想日記を書いたりもできた。 
「戦略とは、何々をすることを決めるのではない! 何々をしないかを決めること」という言葉を著名な
コンサルタントの先生の講義で、30歳そこそこで聴いたこともあり、時間に関してはリッチであった。
「で、時間リッチというわりに全然、人間的にリッチじゃないじゃないかい」と言われれば、返す言葉が無い。
しかし可能な限り世界の果てを見てきたという満足感はある。 そこで検索に「時間リッチ」と入れたら
面白いリストがあった。 その幾つかを抜粋してみた。
 〜 時間リッチになる 〜
・一週間は金曜日から。 金曜日に翌週の準備、月火水でmustを済ませ、木に検証反省。
・やる気が出ないときはとりあえず動く! 動くからやる気が出る!
・楽する方法を考える       ・自分の時間価値を意識する。「2735円」
・スタートから完璧を目指さない。走りながら完璧を目指す。挑戦すると案外簡単、成果が出るもの。
・失敗しても経験が残る。「武器を手に入れてから走るのでは遅い。走りながら武器を拾え」
・今動かないとそのチャンスを他の人に持って行かれると考える。 ・時間はお金で買える。(セミナーは有料を)
・お金を殖やすため、モチベーションを維持するための先行投資を恐れるな
・時間をケチらない。「ながら作業」は「ケチ」。 一つの行為に2つ以上の意味を見いだす、
 一つの行為をいくつかの目的のために利用するのが時間密度を濃くするということ。
・忙しいときこそ勉強する。自分のために時間を使うという行為が安心感を生む。
・仕事のできる人は仕事に遊びを取り入れ余裕がある。・そうねではなく魅力的ねと言われるように。
・かきくけこ(簡単・興味・グレー時間・決断・行動)・嫌なことは朝一で片付ける ・隙間時間にやることリスト  
・捜し物は時間の無駄              ・携帯時計よりアナログ腕時計。時間の量的感覚を身につける。
  ー 以下は字数制限の関係でカット(2007年9月15日)
・・・・・・・
2720,議論に絶対負けない法 −1
 2008年09月15日(月)
「議論に絶対負けない法」
  ―全米ナンバーワン弁護士が書いた人生勝ち抜きのセオリー    ゲーリー スペンス 著
 ある知人が訪ねてきて話しをしていたら、現在、トラブルに巻き込まれて裁判中という。
「500万〜1000万規模か、億単位なのか?」と聞くと「億単位」という。その人は30年来の付き合いがあって、
地元では大手クラスのトップ。大きな分岐点の経営判断のときは必ず相談に来て、何気ない応答にヒントを
得るようだ。その場ではヒントを得たふりを見せないが、後年になってヒントになったという。
 今回は、裁判の係争の真っ只中、具体的な生々しい相談。「議論に絶対負けない法」という本を紹介した。
アメリカのナンバーワンの弁護士が書いた本で、拗れたトラブルであるほど、彼の一言一言が全て、問題を
ヒント与えてくれるはずと、助言をした。私が、この本を読んだのは十年以上前。 問題を抱えていた時で、
本そのものがコンサルタントの先生のような役割を与えてくれ、非常に参考になった。
詳細は憶えてなかったが、スラスラ出てきた言葉は
・準備、準備、準備、それが全てである。 準備以外の秘訣など何もない。
・それと構えである。 構えの構築を一つずつしていくこと。それが準備。
・問題の中心点に向かって、自分の心を無にして集中すること。
 そのためには、心の底から正しい!と信念が持てるかどうか自分の心に問うこと、そこが一番重要。
・戦いを始めたからには、絶対に強気、攻撃的で攻めること。等々、それを言えるのは、10年前に貪り
 読んだため。「その知人の相談は、再び目を通せ」というメッセージだろうと本を探したが無い、誰かに
 貸したのだ。そこで早速アマゾンで中古本を買った。 10円+送料340円=350円。新書なら750円である。
そして再び目を通すと、なかなか内容があり、味がある。著者が魂を込めて書いてあるのが解る。
 ー 次回から、面白そうな所を書いてみる。ー
十年前は、どうなった?かですか。構えを知ってか、相手が手を引いてきました!   −つづく
 ・・・・・・
2007年09月15日(土)
 2356, ギリシャエーゲ海の旅 −2               o○[ォハヨ]○o。(>ε<☆)ノ
 この旅行では、天候、実際の対象の内容の良し悪し、スケジュール内容の質、添乗員の当たり外れ、同行のツアー
仲間の質、体調(食あたり など)?行き帰りの飛行機の席の順など、すべてが90点以上であった。この一つでも
外れると、だいなしになることがある。前回のケニアでは、過半数が外れたが・・代理店の選定ミスがあったが。 
それも御愛嬌と割り切らないと旅行など続けることは出来ない。「アフリカ・南米などの零細専門業者、地元中小の
旅行代理店」は‘外れる可能性が非常に高い’ことは経験からいえることだが・・・
 外れた場合は金をドブに捨てたと割り切らないと! 中小の場合などでは、「劣悪の添乗員ー素人の
遊び気分の夏休み代わりの添乗員」を平気で組んでくる。 二度、いや三度当たったことがある。でも、そんなもの
と割り切らないと・・・ ある規模以上の代理店は、質の高いマニュアルのしっかり入っている添乗員が揃っている。
同じ代理店の、ほぼ同じ少し商品の違うパックのグループとクルーズで一緒だった。ところが、そのグループの
添乗員への不平不満が、食事時に耳に入ってきた。そのグループは外れの添乗員だったのである。
間違えれば、当方の担当になる可能性もあった。 今回の旅行を印象に深い順にランダムに書き出してみた。
・まずはクルーズ船の最上階にある甲板の先頭で、長いすに横たわりエーゲ海の風に当たりながらの日光浴。
 三日間、毎日90分間、一人で小島を左右に見ながらの甲板の瞑想?は至高であった。夢の中にいるような気分であった。
・次は、サントリーニ島の断崖の上からみたエーゲ海ブルーの広大な景色。
 そして、傾斜面の街の建物が全て白に統一された光景・・広角に広がる湾とエーゲ海の光。これも眼に印象的であった。
・小さな珠玉のようなミコス島のリトル・ベニスといわれる海岸線からみたエーゲ海に沈む夕景と、その街。
・デルフィの遺跡の神々しい雰囲気。 2500年以上昔に、そのままタイムトリップしたようであった。
・奇岩の上にそびえ立つメテオラ修道院の神聖な雰囲気と それを取り囲む広大な原野と、山々。
アテネパルテノン神殿と、そこを取り囲んでいるアテネ市内の風景。
・二度目だが、ギザにある三つのピラミッドとスフィンクス。そして前回は時間の関係で見なかったピラミット群の遠景。
・カイロ市内にある「エジプト古代博物館」特に、見れば見るほど驚かされるツタンカーメン王のマスクなどの財宝群。
 そして、多くのピラミッドなどから発見された像や財宝などなど・・
 以上、指が動くまま、頭に浮かんだまま、キーボードを打って書いてみた。
この旅行はギリシャ本土とエーゲ海と、そして、そこにある遺跡を見て歩く少し趣向の変わった旅行であった。
そして三日間はクルーズとはいえ、午前、午後と二つの島を数時間かけて見てまわる強行なスケジュールであった。
しかし、その間は移動が船のため、ストレスの少ない旅であった。  Д`、)マタネ         ーつづく