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2006年01月07日(土)
1740, アウグスツヌスとローマ帝国
(σ・з・)σオハYO!!
先日のNHKハイビジョン特集 「ローマ皇帝の歩いた道」が面白い。
ー内容の概略といえば、
海を制したローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが築いた地中海の交易ルート
「海の道」を紹介。イタリアやギリシア、チュニジア、スペインなど地中海沿岸の
ローマ遺跡を日本の考古学者がガイドしながら旅する内容であった。
・エジプトを破り地中海の覇者となった海戦の舞台、ギリシアのアクティウム。
・皇帝ゆかりの街、スペインのメリダ。(*^ー^)/C□~~コーヒーいかが?
・はるか北アフリカのチュニジアにそびえ立つ巨大な円形闘技場と水道橋。
・帝国内の圧倒的な遺跡群と新発見に沸く発掘現場、そして今なおローマ帝国の遺産と共に暮らす
人々とのふれあいを通じ、多民族を束ね上げ、地中海に君臨したローマ帝国繁栄の秘密に迫っていた。
去年北イタリアに行ってきたことも含め、ローマ帝国に対して関心がわいてきた時期なので、丁度良いタイミング。
ーその中で印象の強い順に印象に残った内容を書いてみる。
1、アウグスツヌス皇帝が、スペインのメリダの円形闘技場で思いたった
「円形闘技場の座席を差別化して、階級制度をビジュアルに見せる仕掛けを考えた。
大まかに身分ごとに三段階に席を分けて、娯楽の中で差別意識を埋め込んむシステム」
が面白い!どこの都市にも円形劇場という娯楽を与えて、その中で、無意識の中に階級制度を埋め込んだ。
2、自由民といわれる最下層でも、25年の兵役を果たせば一般市民に格上げされるシステムもよい。
自由民は自ら望んで兵役に従うシステムである。??(‘0‘@)スゲ〜!
3、地中海を内海としての戦略ポイントにおき、それを中心に帝国を創りあげた。
4、占領した相手の破壊は最小限度にして、兵役システムで多民族を束ね上げる
手法も卓越している。また兵役を終了した際「世界で初めて退職金制度」も作った。
5、ここでは紹介されてはいなかったが、ローマ軍の日常の大部分は、
帝国内の道路の整備に費やされていた。こと反乱があった時に軍を数日以内に到達できる準備を常にしていた。
「ローマは一日にしてならず」という言葉の重みが、窺い知れる。
☆~~ヾ・ェ・)o尸~ マタネ~♪
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