*米自動車救済法案、協議決裂 政府支援白紙だと!
間違いなく通過するだろうと見ていた米自動車救済法案が決裂、政府支援が白紙になった。
これから、どうなるかが問題だが、これを書いている12日の16時現在では、アメリカの株が大暴落の可能性がある。
株の世界は、これを逆に好感するかもしれないが、この時期では弱気が大勢を占めているので暴落だろう。
その方が、下手に延命して無駄な資金を垂れ流すより良いことは誰の目にも明らかである。
そのため、ドルはアッサリと90円を割ってしまった。長い目で見れば、日本車のメーカーはプラスに働くだろうが。
当面は七転八倒の苦しみを味わうことになる。 何とか輸出企業の頑張りで持っていた日本経済はグリーン点滅から、
一挙に赤信号になってしまった。もし、GMが倒産でもすれば、アメリカ経済は氷河期に入り、その影響は世界も
大恐慌への足が速くなる。考えただけでも恐ろしい。恐らく、これに合わせて日本の政局も大きく動き出すことになる。
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 * オバマ政権の顔ぶれをみると
オバマの次期政権の顔ぶれが出揃ったが、8年前のクリントン政権関係者と、
現政権下の国防大臣とニューヨーク連銀議長の二人をを加えると
15人中11人が過去三期の大統領下の閣僚などの関係者である。
これでは、『変革』より、『継続』への変更ではないかと危惧する面もあるが、
しかし実力者を集めたことには違いない。これをみる限り、やはりたぐい稀なる人物のようだ。
変化すべき部分と、変化してはならない部分を使い分けるものが指導者である。
これからは、彼がこれだけの多様な人物を使い分けることが出来るかどうかにかかっている。
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 * アメリカが新ドルの発行で、対外債務を半分に?
オバマが、大統領に就任した後の、近い将来にアメリカが『新ドル』に変更。
旧ドル二ドルに対して、新ドル一ドルにするのでは?という説がある。
早く言えば、「どっちにしてもドルは半分の価値になるのだから、新ドルに切り替え、
交換比率を半分にして借金の半分を踏む倒す」というもの。
「国内的には給料は維持するから預金を持っている人は、半分になる反面、借り入れをしている人も
半分になる。給料は、そのままにする」というのだから、大問題になるだろう。それしかないだろうと、
日本の学者が、その可能性を述べているに過ぎないが。しかし、日本もして欲しいものだが、無理だろう。
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トヨタが100万台以上の生産削減

トヨタが、グループを含めて100万台以上の車の生産を決めたと、昨日の朝に報じていた。
さて、大手新聞が今朝の一面のトップに載せるニュースのはずが、殆どの新聞に掲載されてなかった。
恐らく、政府からの御達しがあったのだろう。常識的にみれば、世界に40万人のうち、5万人以上の
人員整理が想定されるからだ。 日本は8万人の従業員というから1万人、部品メーカーなど下請けを入れたら、
数万人の人員整理のなる。 そうすると、他の自動車メーカーは、更に多いはずだからというと・・・・
新聞各社は刺激があまりに大きいことになる。 これに住宅・マンション・オフィスビルの新規着工が
見合わせられることになるから、来年は倒産と、人員整理の嵐になる。 考えただけで恐ろしい年になる。

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