2007年07月24日(火)
2303, また地震!どうなっている?まったく!− 7
 −風評で観光地が壊滅状態ー

まだまだ、地震の話はつづく。2〜3回のつもりだったが、いくらでもあるものである。
この地震原発の風評が、観光を直撃している。
これから一ヶ月近くの稼ぎ時期の海水浴場と、温泉などの観光旅館である。
死活問題であろうが、他人事ではない。8月~10月は当方にとっても一年間の利益の殆どを稼ぐ時期である。
今年は政令都市になった勢いで、一割近くの売り上げアップを期待していたが、
これでは大幅でないとしても、マイナスも覚悟をしなくてはなるまい。この商売の宿命である。

さっそく地元紙に取上げられていたのが、寺泊港の名物の海と魚の「アメ横」通り。
10軒以上の大きな魚市場風の店が立ち並び、1千台?以上の駐車場は、
平日でも車で溢れる。休日は観光バスが大挙して押し寄せてくる。
近くには小洒落たレストランや、海洋深海水をつかった風呂が売りの入浴施設
「きんぱち」などが立ち並んで、若いカップルなどで賑っている。

去年も知人の元部下が経営をしているレストランに行って食事をしてきたが、
なかなか主人には強気な雰囲気が漂っていた。ところが、その日を境に寺泊はゴーストタウン化。
駐車場には殆ど車が見当たらず、目も当てられない惨状という。
毎年7月20日前後に始まる臨海学校も軒並み中止。
群馬から受け入れ予定だった小学生約5千人はキャンセルになったと報じていた。

まだ被災地の柏崎周辺は災害関係者の宿泊があって、差し引きゼロだろうが、
寺泊や村上の瀬波温泉など風評だけで壊滅状態という。 全く関係ない湯沢や、
佐渡までさえもキャンセルが相次いでいるから、この観光シーズンを前に深刻な問題になっている。

さらに米など農水産まで影響する可能性もあるから深刻である。
下手をすると、コシヒカリというだけで、新潟の酒というだけで、敬遠される可能性がある。 
恐ろしいことである! 

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