*[潮流、世界は今]

2006年07月06日(木)
 1920, 浮かれる景気
     \(^▽^*)おはようございます!(*^▽^)/
       「浮かれる景気」ー 読書日記

浅井隆の本である。書いてある内容は極端に聞こえるが、中長期的視点からみれば当たり前のことである。
発刊されたばかりの本を偶然図書館で見つけた。
この数年彼が主張してきたことを書きかえているだけだが、決して間違ってはいない。
「現在の景気は、目先のミニバブルでしかない!来年か、再来年から、間違いなく国家破産に近い状態が来る。
現在からでも遅くはない、それに対応した準備をしておきなさい」というのが主旨。
さっそく速読をした。かれのHPに要点が書いてあった。

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株式会社第二海援隊 浅井 隆 

 皆さんお久しぶりです、浅井隆です。
今年も年頭からライブドア・ショックイラクを中心に頻発するテロ、
インドネシアで再度発生した津波など波乱の幕開けとなりました。
一方、日本経済そのものは、多くの人の予想以上に景気の回復が進んでいます。
かつて私は、
拙著「国家破産サバイバル読本(下)」の中で、2004〜2005年について「嵐の前の静けさ」
と書きました。厳しいデフレが一時的に緩和され、株も最悪の状況を脱し、
国家破産が表面化する前の一時的な小康状態が出現するというわけです。

 景気回復が力強さを増す中、ようやく量的緩和は解除されましたが、
ゼロ金利政策は依然として継続されています。
一般庶民にはなかなか回ってきませんが、大量のお金がダブついている状況です。

都心部を中心に地価も上昇に転じ、東京や名古屋の一等地など一部地域ではバブルが指摘されるほどに過熱。
銀座、丸の内、さらに最近では表参道の裏通りの物件まで不動産業者による物色の範囲は広がっています。
また、住宅地についても、特に田園調布や成城などの高級住宅地では路線価の1.5倍や2倍もの値段で
売れるという状況が見られます。

また大企業を中心に最高益を記録する企業が相次いでいます。
かつて不況業種の代表格であった造船会社などでも、受注が数年先まで埋まっているという活況ぶりです。

株価はライブドア・ショックで一時大きく下落しましたが、ここにきて持ち直し、再び上昇する気配も感じられます。
4月か5月頃に中東のオイルマネーが日本に入ってくる、という情報も私のもとへ入ってきました。
株についてはあと1年ほどは良好な状態が続く可能性が高いと思います。
場合によっては「黄金の1年間」とも呼べるものになるかもしれません。

ただし、以前から申し上げているように、日本の財政赤字はますます膨張しています。
この点には注意が必要です。すぐにではないでしょうが、いずれ大きな転換点を迎えることになるでしょう。
私はその転換点を2008年か2009年頃と予測しています。

そのような中、これから数年の日本経済の動向を予測した
「浮かれる景気」(第二海援隊刊)という私の最新刊が出版されます。
4月初旬(都内の主要書店では3月末)より全国の書店にて発売予定ですので、ぜひお読み下さい。

 さらに、私が主幹を務める「経済トレンドレポート」なども利用しながら
財産を守り、混迷を深める時代をしたたかに生き残っていただきたいと思います。
浅井隆の最新コメント 2006.3.24)
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ー最後の円高局面に対処ー

 「浮かれる景気」(第二海援隊刊、P79)や
経済トレンドレポート(2005年12月30日号)の中で指摘したように急速な円高ドル安がやってきました。
2005年12月上旬に付けた1ドル=121円台をピークにドルは下落に転じ、
2006年5月現在で1ドル=110円を割り込んでいます。

 これはアメリカの利上げ打ち止めが近いという観測と日本の景気回復をにらんだ動きといってよいでしょう。
この調子ではもう少し円高が進行する可能性が高いと思います。
円高がいつどこまで進むかは正確には誰にもわかりませんが、私自身は1ドル=105円前後がピークと見ています。
あと半年ないし1年くらいは円高局面が続くかもしれませんが、5〜10年という長期で見れば、今回の円高
最後の円高になると思います。日本の破滅的な財政状況を考えますと、長期的には円安にならざるをえないでしょう。

 そういう意味では、現在の水準は非常によいドルの買い場といえるでしょう。
それどころか、円をドルなどの外貨に換える最後のチャンスとなる可能性さえあるのです。
円を外貨に換える際には、銀行預金ではなく海外の優良ファンドを買う方がよいでしょう。
銀行に外貨預金をしていて円高になった場合は、大きな損失を被ることになります。
ところが優良ファンドであれば、仮に円高が大きく進んだとしても高いリターンが
為替差損をカバーしてくれることを期待できます。

 いずれにしても、10年後に振り返ったときに、
「あれほどの円高があったのか」と驚くほどの局面にさしかかっているのはほぼ間違いないでしょう。
国家破産にともなう将来の円安やインフレにより資産を目減りさせないためにも、
総資産の半分程度はドル、ユーロなどの外貨建てファンドに分散しておくことが大切です。
皆さんも、最後のチャンスとなるかもしれないこの円高局面を有効に活用し、
国家破産という困難な時代を生き抜く対策を万全なものにしていただきたいと思います。
浅井隆の最新コメント 2006.5.22)                    
                
ーこれに「ドラッガーの遺言」を重ねてみると、間違いなく、大きな混乱期に入ったのが解る。
 特に、日本は七転八倒の苦しみに入りざるを得ない。
 そういう視点で理解できなかった事象をみると、解ってくるから・・・・                              
                            (。・ω・)ノ☆゜+.バイ!
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