つれづれに

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 何故か、5月病を想いだす時節。10連休で、改元である。
何かしら憂鬱になりそうな… 録画してある映画は刑事モノが
多くなる。犯罪の解決がテーマになると、どうしても暗くなる。





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5898,閑話小題 ~病は覚醒装置である
2017年05月09日(火)
   * 病は覚醒装置である
 二年前に、中村うさぎの手記の感想文を10回にわたって、いや、その前にも幾つか書評を
書いていた。女流無頼漢を地でいく内容が面白い。私のような半端なアウトサイダーではない。
だから心は傷だらけ。その血を文字に替えて書くから内容はシリアス。
一昨年の内容をブログ内検索をかけると、
 <「うさぎちゃん」が、心肺停止になって考えたこと!ー①2015/08/26
ーその時、言葉は私の「神」となる(新潮45/6月号)中村うさぎ著>である。
その直後にTVに出ていたが、最近は殆ど見かけることが無かった。ところが先日、図書館で、
新潮45。2月号に、彼女の手記があったが、現在、死にかけた病を抱えたまま車椅子生活を
過ごしているという。知人に事故で車椅子生活を余儀なくされた人がいるが、心の内は如何
ばかりと思っていたが、それそのままを中村うさぎ女子が、代弁しているような内容。 
 社会といえば、経済社会が、その位置を大きく占める。倒産といえば、経済社会では落伍者
として葬りさられる。著者が語る言葉そのままが、現在の私の奇妙な立場の気持ちそのままを
表している。~その一節より
【 私がもっとも苦手とするのは私の悪口を言う人々ではなく、私に一方的な幻想を抱いて
それを押し付けてくる人々だ。私の幻想を必要とする他者に、私は一切の責任を負う気がない。
だって、それは私が作った幻想でないからね。あなたが自分で作り上げた虚像なのよ。
そんなものを振りかざして私に勝手に期待を抱かれても、困る。あなたに私を規定される
筋合いはこれっぽちもない。……(略) 病と、それに伴う喪失は、何だかんだ言いながらも
社会の中にポジショニングされる自分を捨て切れなかった私にとって、痛烈にして効果的
な平手打ちだったのだと今では思う。いきなり身ぐるみを剥がされた時は、まるで追剥に
遭った気分だったけど、結果的には、裸にされたことで、私は自分を取り戻せたのである。
病は、私の覚醒装置だったのだ。】
 ー
▼ 6年前から現在に至る間に、小躍りをした様ざまの人が病や事故で倒れた。
 それからして、「私のエネルギーは? 彼らを排除する脳力を持つ?」
「私の覚醒装置が他者に働いた場合、彼らは「まさか」に遭遇する」という物語を作り上げて
怪奇現象?としてを眺めている。 同世代の倒れた人は、遥かに深刻な内なるブラックスワン
いずれ自分に舞い降りるとは思わない。己の死や重大事故が身近にあることに気づいていない。
病も倒産も、確かに覚醒をさせてくれている。数日前に書いた「素朴な実在主義者」の
「純粋悪」の汚水が年齢を重ねるにつれ満ちてくる。 生・老・病・死は、一体である。
 ~その幾つかより~  (読み返してみて、「これじゃ病気なるわ!」)

――――
2007/06/02
2251, ビョーキな人々探訪記  -1
才ノヽ∋―_φ(≧ω≦*)♪
             ー読書日記ー
      「変? ビョーキな人々探訪記」 著者・中村うさぎ
 
またまた「中村うさぎ」である。
買い物依存症の中村が、他の依存症の人と語る、際どい話である。
この変な人が、それに劣らないほどの変な人の病巣を浮き上がらせる。
やはり両親、特に父親との愛情不足の問題がある。
色いろ反省することが多い。
両親から愛情をたっぷり注がれたわりに子供には?等々・・・
ーまずは、その目次からー

 * 私たちって「変」ですか?うさぎと語る12人
ー目次
和田秀樹―「買い物依存症」になって考えた。人間はなぜ、心の病に罹るのか?
原田宗典躁鬱病VS依存症。どっちがバカで、どっちが辛いか?ま、いい勝負だが。
本橋信宏覚醒剤やめますか、人間やめますか?それとも人間やめたくて
     覚醒剤をやるんですか?
島村洋子―お互いのすべてを肯定する快感! だから恋愛って、素晴らしいと思う
横森理香―お人形さん願望と自己実現願望。エステサロンは女の業の吹き溜まり。
団鬼六 ―鬼畜のブランド買いVS鬼六のサディズム!さて両者の接点は?
尾崎弥生―やめられない、止まらない。餓鬼のごとく貪る、過食の恐怖…!
宮台真司―少年犯罪と依存症。他者への攻撃行動と自分への破壊行動は、
     正反対の存在か?
月乃光司―引きこもりからアルコール依存症へ。
     自意識の病は人を限りなく転落させる。
松本侑子―男であること、女であること。それって、そんなに大事なことなのか?
沢村拓也―ホストにハマった中村うさぎをベテランホストは救ってくれるか!?
苫米地英人ーなぜ、やめられない。なぜ、破滅したがる。
      依存症の不思議に、脳機能学が答える!
 ーーーー
この本の書評をいざ書くとなる難しい?
どこから書いてよいのやら、とまずは深呼吸をしないと、
それで上記の上から、気の向いたまま面白いところを抜粋してみよう。
下手な精神病理の話より、ずっと話の奥行きが深い。

 * 買い物依存タワーハッカー
まずは和田秀樹の「買い物依存タワーハッカー説」より。
後楽園のタワーハッカーに乗るたび、とてつもなく恐怖と後悔を味わう中村。
だが猛スピードで落ちた後に押し寄せてくるのは、これまたとてつもない陶酔感と
異様な達成感で、全身が鳥肌立つほど興奮してしまうのだ。
これは「死の恐怖」に直面した脳が、恐怖をやわらげるための脳内麻薬を
ドッバーと分泌するからではないか。
そして、中村が浪費するたびに味わう恐怖と快感は、このタワーハッカー
同じ現象が起きているせいではないか、と。

和田:「アルコール依存症」と「大酒飲み」の一番の違いは、
 ひとりで飲むか、誰かと飲むかの、ということなんです。
 いつも誰かと一緒に飲んでいる人は、依存症にまずならない。
中村:わかります。その気持ち。私は誰かと一緒に行く買い物はダメなんです。
 ひとりじゃないと絶対にヤダ。
和田:依存症状態になった人は、自分の内面に深く入り込みますから、
 ひとりではまっていくのです。

和田:何より、自己洞察の世界に入っていますから。これだけ自己分析が
 できるというのは、重症ではないと思います。普通なら、自分が見えなくなって
 しまうのが依存症の基本ですから。直そうと思っている時点で、充分治る可能性は
 あると思います。
 
 ーーーー
「秘境旅行依存症」というのがあるなら、少し「買い物依存症」に似ている。
この浪費で味わう事前の恐怖と達成感の快感は、タワーハッカーの現象に似ている。
いやまだあった、ニュージーランド南アフリカでのバンジージャンプは、
この数百倍?の恐怖と達成感である。
それと「アルコール依存症」は一歩手前までいったと思ったが全く関係ない。
一人、黙々と飲むのが、特徴のようだ。 私が経験したのは、単なる大酒のみである。
ただ、守ったのは一人酒のハシゴ、この味を覚えたらアル中になる予感がしたからだ。
              see you again!(*ゝェ・)/~☆Bye-Bye♪
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「読書日記・映画鑑賞日記」のコーナー
2007/05/09
2227, 人生張っています -1
             (*´・ω・)ノおはよー
           (((。・-・)从(・-・。)・*:
                    ー 読書日記                   
中村うさぎ」については、もういい加減にしろ!と思いながら、
図書館で見つけると、ついつい借りてしまう。
エゲツナイ!の一言である。「人生張っています」は露悪という言葉など、
はるかに超えている。
「無頼の女たち」5人と語った対談は、互いの最悪を引き出したエログロものである。
こういう話は、世間様の枠から遥かに出ていて中途半端なお笑いより面白い!

花井愛子、岩井志麻子マツコ・デラックス西原理恵子斎藤綾子とくれば
「たしなみ」など、ありえるわけがない。「はみだし者」の世間の価値観におさまらない
オバケのような妖怪女が普通人の「常識」と違う「異世界」の話を展開している。
個性的な女同士のバトル的、際物的な、ぶっ飛びの話題ばかり。
中村うさぎが普通の人に思えてくるから不思議である。
女のシモネタの羅列も、ここまで明け透けの話すと、なるほど納得する。

西原が「私から悪いところ取ったら私がなくなっちゃうじゃない」
という言葉がよい。自分自身を丸ごと引き受けて生きている言葉である。
まずは冒頭の
       ー無頼な女たち宣言ー
 「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子には
 まくらする所がない」 (マタイによる福音書第八章20節)
諸君、我々には、あらかじめ用意された居場所などない。それ故、
人はさまようのである。自分の居場所を求めて・・・・
無頼な女たちとは、ねぐらを持たない行き方を選択した女たちだ。
その道は自由で、孤独で、そして果てしない。
人は彼女たちを笑い、彼女たちを恐れ、彼女たちに憧れるだろう。
多くの物を背負いながら、何も持たないかのように歩いていく、
その軽がるした足取りに。
  ーー
 人生とは何じゃらかんじゃら?などクソクラエである。
 世間?そんなもの何処にあるの?
 生きたいように生きて何が悪いの?
 変態? それじゃあんたはどうなのよ?
 新幹線の中で薄気味悪い笑いを浮かべながら読んでいるが、
  誰かが見たら不気味だろう!
                  ーつづく
 ☆^(*≧ω≦)ノ~~~βyё βyё♪