つれづれに

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 昨日の昼は、シネマ館で『スパイダーマン』をみてきた。
アニメで、映像が神秘的で、何とも惹きつけられる画面がつづく。
アカデミー賞のアニメ部門で受賞しただけの映像。
10年、20年先の映画は、かくあらんという感じを持たせる内容。

 夜は飲み会。二次会は飛び込んできた同級生と遭遇。
殆ど話した事がなかった男だが、カラオケで盛上る。
それぞれの人生があるものだ! 寒さのせいか腰痛が少し出る。

 





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 5837,閑話小題 ~4k8kテレビの世界 -6
 2017年03月09日(木)
   *「感激・感動・感謝」は一つの能力?
 最近、考えたことは、<「感激・感動・感謝」は、至高体験などの積み重ねで
つくられる‘能力’ではないか>という内なる問いかけ。感情の豊かさとは触媒に
より立ち起ったこれらの感情の蓄積で培われた情念の質量ではないかと。
 恋愛感情も、そうかもしれない。 毎日、飽きずにTVをみて、読書をして、
ネットサーフィンをし、毎週、シネマ館の映像に感激、感動する。これも知らず
と感情を豊かにしているのでは?…と。今ではWowowなどで映画が無尽蔵に流され、
知らぬ間に大きく影響を受けてしまう。しかし、あくまで受動態でしかない…
 人生を、この3つの感情の視点で振り返ると、如何に多く至ったことか。
どの場面で、それに至ったか? そこに、人生の秘儀があったような。汗と涙が、
そこにあった。これに至る前には、まずは「驚き」がある。いや、この感情の後
にもある? その結果、「これは何だろうという問いが立つ」ことになる。 
触媒により「感激・感動・感謝」の激情が立り上り、触媒に対する「問い」の
積み重ねが、人生を前向きにし、豊かにする。それが18歳までに作られた壁に
気づき、乗越える原動力になっていく。 その壁の厚さの程度が「世間人指数」
の高い人。日常に圧し潰され、常識をそのまま信じて、疑いもせず一生を終える。
これを壊すのは、「感激・感謝・感謝」の積重ね。 これが脳をクリアーにして、
バカの壁」の存在に気づく切っ掛けとなる。今では、TV画面を通しての触媒が
中心だが、それでも探しただけ、無尽蔵に『本当かよ!』が現れ出てくる。
 この程度でも… まだまだ日々が面白い。明日のシネマ館は何をみるか? 
カミさんは数日前に??で「○○ショー」で、私は寝室でTV…。家庭内格差は
広がるばかり。「山は向こうから来ない、歩いていくしかない」のは分かって
いるが、腰痛持ちの身の私は… ああそう、長年かけた4k8k並みの「感激・感動
・感謝」の受信脳力がある。で、寝室で寂しくTV三昧。
迷う家内に、『直ぐ泣くときが来る。したいうち、出来るうち、今のうち』
と励ましている。 50歳代に「可能の限り、していて良かった」と実感する。
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5472,閑話小題 ~不眠とうつ病
2016年03月09日(水)
   * うつ病の人との対話で
 先日、うつ症の人と話していたら、一度、陥ると正常になるに苦労する、
というより、症状と仲良く付合っていくしかないという。そこで、
『般若心経』を暗記したら?と勧めたところ、既に暗記をしていると、その場で
唱えたが、初めだけで止めてしまった。その感じが? 他の対処療法として、
風呂で明かりを消して蝋燭の光をジッと見つめる療法を行っているとか。
仕事はストレスが多く、その蓄積は並々でないのは傍でも見てとれる・・ 
 夜半に寝付かれず苦悶するウツの睡眠不足は、日常の気持ちを暗くし、
マイナスの循環をもたらす。 当人がいうに、「不眠症は病気ではない、眠れ
なければ寝ないでいればよいだけ。人間は眠るように出来ているため、何処か
で眠ている。とはいうが、それを解っていても寝れないのが不眠症」とか。
仕事の関係で、いま寝ておかないととか、寝よう寝ようと、あせることが負の
連鎖になって眠れなくなる。 そこでマイナスのフラッシュが、出てきて、
不快の時を過ごすことが多くなる。人の心は複雑で、奇怪だからこそ、面白い。
  * あの難民たち滞在場所は?
 ニュースで、「シリアなどの難民たちは、欧州の都市に流れ込んでいるが、
その治安はどうか?」の一般的な疑問に対して、「難民キャンプに隔離・収容
されて、出入りが出来ないため、一般人との接触は少ない」とか。各国も入国
したからには餓死をさせる訳にいかず何処の政府も大変という。殆どの難民は、
衣服かリュック一つで、冬の最中、一日を過ごすに精一杯のはず。それでも、
シリアやアフガンに留まれば、命の危険が大きく、欧州に入れば何とか、
生きていける。昨日のニュースによると、難民をトルコに送り返す見返りに、
3700億の資金援助をする案があるそうだ。
■【ブリュッセル斎藤義彦】《欧州連合(EU)とトルコは8日、当局の許可
 を得ないEUへの「違法な移民」をトルコに送還する新対策で基本合意した。
EUは見返りにトルコ内の難民の生活向上に向けた追加支援を行い、トルコ人
対するEUの入国査証(ビザ)を免除する。来週の首脳会議で詳細を確認する。
実現すれば、欧州の難民問題は解決に向けて大きく動き出すことになる。
EUは見返りに、トルコ国内に在住する約270万人のシリア難民の学校設立
などのため2018年末までに30億ユーロ(約3700億円)を支援する。
昨年合意した17年までに30億ユーロという支援に追加する。》
▼ 成るほど考えるものだが、何か似たような映画があった。これでは、更に
 難民がトルコに殺到するのでは? という疑問が出てくる。いずれにしても、
厳しい事態は変らない。混乱は混乱を呼ぶ。この背後には情報化がある。

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4742,閑話小題 ー大相撲が始まるが・・
2014年03月09日(日)
  * 面白くなってきた大相撲!
 今日から大相撲が始まるが、久々に有望力士の三人が出てきた。
遠藤、モンゴル出身の「照の富士」「逸ノ城」(実業団優勝で外国人初の
幕下15枚目付出しで、先場所から入った)である。1~2年後には、役力士
として、次の大関候補になっているはずだが、怪我があるため断定は出来ない。
私の目では、モンゴルの二人は、白鵬朝青龍クラスの要素があるようだが、
どうだろう。「遠藤」は相撲センスがあるので、大関になれる逸材だが騒がれ
すぎで潰される? 一連の不祥事の危機感もあってか、相撲が真剣勝負になり
俄然面白くなっている。ここで大関鶴竜が、地味だったが徐々に力をつけた。
先々場所から、その力が開花し、横綱候補になったが、性格が大人いのが弱点。
真面目で、こつこつ稽古をするタイプで好感が持てるが、横綱は図太さが必要。
このところ上位陣に個性的力士が揃ってきた。ブルガリア出身の碧山あたりが、
突然、大化けの可能性がある。今場所は、色いろ楽しめそうだが、相撲協会
体質が変わってないのが、気にかかる。
  * へ~、そうか!
 一昨日のシネマの中で、「人はオナラを一日、平均14回する」
と言っていた。身に覚えのあるのは4~5回?だが、意外と多いのに驚いた。
白人は腸が短いため、回数が多い? 大家族の商家の中で育ったこともあって、
暗黙の内に、鼻ほじりやオナラなど人前の不調法は厳禁であった。
「海外ツアーでは、日中、ほぼ皆無」を考えると、環境にもよる。
動いているとガスは溜まらない? ヨガにガス抜きのポーズがある。
仰向けになって、脚を曲げ、膝の上から両手で抑えて腹に圧迫を数分続ける。
これを50人でするから壮観。ところで、欧米人、本当に14回もするのか~

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3270, 焼き鳥は何故串刺しにするのか?
2010年03月09日(火)

 図書館で書棚を見ていたら「焼鳥は何故串刺しか?」という本があった。
「何々??」と手にとってみたが、成るほどと思う部分があった。迷ったが借りてはこなかった。
  記憶に残ったことといえば、ー 串刺しにすると ー
・何本食べたか出す方も、食べる方も分かりやすい。
・串は食べやすい。箸を使うことなく串を口に持っていける。
・皮、ハツ、モツ、軟骨など、多品種にできる。
・焼き台で焼くのに串が最適。 (かつ火が通りやすく、生焼きを避ける)
・肉や内臓の切れ端が無くすことができる。
・内臓など安い材料のものを、串に刺すことで、見た目に良く見える。
 このように、改めて考えると要領を得ている。
最近、串刺しをしないで、材料を焼くだけの焼鳥を居酒屋で見かけるが、何か様にならない。串焼に刺した
肉や魚などを鉄板の間に挟んで焼く専門店がある。駅前に一店しか成立をしないが、焼き鳥の方が人気が高い。
 串ものといえば串団子がある。これも串刺しにすることで一々箸で摘むことなく食べることができる。
蒲焼も串を通して焼くが、出すときは串を抜く。焼き鳥の焼き台で一本一本がクルクル回転するものや、
ベルトコンベアで一回転する間に自動的に焼き上げるものもある。また火も炭のような金属を熱して焼くもの
など、色いろな工夫もされてきている。冷凍は客に嫌われるので食肉屋が串に刺したものを配達するのもある。
豚肉や内臓を串に刺す焼とんは、戦後の食糧難のときに苦肉の策でできたという説がある。最近、スーパー
などで中国製の冷凍のものを見かけるが、やはり焼き鳥屋で酒を傾けながらが良い。

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2895, 不況景色 -9
 2009年03月09日(月)
去年の9月15日以来、毎日が恐慌の進行のメルクマールを書く日々になっている。
この一年で中国で二千万人、アメリカで四百万人の失業者が増加。直近の12・1・2月の三ヶ月で
アメリカは200万人が失業をし、それは年率にすると800万人。中国は今年は更に二千万人が失業するという。
日本も水面下で失業が増え続けている。来月辺りから爆発的な倒産とリストラにより失業者の激増が予測される。
 昨日の朝日新聞の一面トップで「失業者 雪崩打ち生活保護へ」ー1月は最多の116万世帯ーと報じていた。
5年前の2004年の100世帯、14年前の1995年の60万世帯、25年前の79万からみると、
異常な増加。この事態の中では当然だが、それが更に大幅に失業者が増加し続けるのである。
・日本では、夫65歳、妻60歳以上平均で、収入平均が17万、支出が25万。残りは預金の取崩しや
 子供からの援助など。
国民年金も40年払い続けて、満額で一人当たり6万6千円、二人で13万あまりだから、
 ギリギリまで働かないと個人営業者は生活できない構造になっている。
・支出25万円の内訳は、食費6万、住居2万、水道光熱1万6千、保健医療1万6千、交通通信2万7千、
その他11万1千円。地方では、最低生活は月に15万円と税務所の担当から聞いたことがある。中小会社
や、個人営業者は船板一枚下は地獄。だから日々が刺激があって面白いが、反面、常に最悪の事態を常に
想定して生活している。この百年か数百年に一度の恐慌は弱者を土壇場に追い詰めることになる。イギリス
では、あのロイドが国家管理になり、4大金融機関のうち2つが国家管理になってしまった。まずは世界
の銀行が破綻しているが、これからは実体経済がやられ企業倒産が続くことになる。その影響をモロに
受けざるを得ない事業のため、毎日が生きた心地がしないが、成るがままに身を任せるしかない。 
今さらジタバタしても、しなくても同じことである。現金商売というのが、目先は何とかしてくれる。
 1~2年は何とか大丈夫? 二年後には駅前再開発による道路拡張で「一つのホテルの買収計画」が具体化
するので、まずは二年さえ凌げばよいことになっている。 まあ何とか成るようになってはいるが・・・。
それすら、大津波は根こそぎ破壊するかもしれない、それが世界恐慌である。
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2008年03月09日(日)
産経新聞のトップページに5回にわたって連載さっれた梅田望夫の【ウェブ時代 5つの定理】が面白い。 
梅田の本を読むのは4冊目になるが、今のところ外れはない。  その5つの定理とは、
 その1 アントレプレナーシップ     その2 チーム力
 その3 技術者の眼           その4 グーグリネス 自発性に導かれた「時間」
 その5 大人の流儀  になっているが、 
 まずは1と2の概要をまとめてみよう。
第1定理は「アントレプレナーシップ」(起業家精神)。
 新しい物事に対する積極的意欲、リスクを引き受けて果敢に挑む姿勢、不確実な未来を楽しむ精神の持ち
 よう飽くなき探究心や冒険心や没頭、変化を求める心、自分の頭で考え続ける力、始めたら徹底して勝つ
 までやりぬく気持ち、といった要素がこの言葉には含まれる。
 ≪シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」こと。「世界を良い方向へ変える」ことだ。
 そしてそれをやり遂げれば、経済的にも信じられないほどの成功が手にできる≫
 これはアップル創業者兼CEO(最高経営責任者)のスティーブ・ジョブズの言葉である。
 「アントレプレナーシップ」を支える「常軌を逸した熱」は、「やりたいことをやる」という気持ちと、
 「社会をより良くしたい」という思いの組み合わせによって持続する。お金が最優先事項では長期に
 わたってそういう熱が持続しない。倫理性と経済性が融合したシリコンバレーのそんな独特の論理が、
 仕事の面白さを倍化させ、強い「働く意欲」の源になっている。
第二の定理はチーム力
 ≪Aクラスの人はAクラスの人と一緒に仕事をしたがる。Bクラスの人はCクラスの人を採用したがる≫
  この言葉をシリコンバレーでは格言としてよく耳にする。Aクラスの人は、自分を向上させたいと常に
 思っているから、自分より優れた人と一緒に働きたいと考えるが、Bクラスの人は実力に不安があるから
 自分よりも劣った人を採用してしまう、という意味である。チーム編成においてはAクラスの連鎖を作るべし。
 イノベーションを生むには、選りすぐりのチームを組成するところから始めなければならないという経験則
 が、この言葉の背後にある。
 ≪世界を変えるものも、常に小さく始まる。 理想のプロジェクトチームは、会議もせず、
 ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ≫ 
 これは、サン・マイクロシステムズ共同創業者のビル・ジョイの言葉である。マイクロソフトもアップル
 もグーグルも、すべては数人のチームによる熱狂的な没頭から始まった。「世界を変える」イノベーション
 を生む一番大切なことは、資金でも設備でもなく、情熱を持ったわずか数人の力を結集して爆発させる
 「チーム力」にある。
 ーー
この二つはソニーの創業時の井深や盛田などと同じである。日本にも筑波という素晴らしい都市が
あるが、そこの個性的な創業者の姿は見えてこない。研究都市だから、少し違うとしてもである。
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2007年03月09日(金)
2166, 日本の人口動態の推移   オッ(*^○^*) ハ?ヨウサン!
 「超リタイア法」ー野口悠紀雄 ー読書日記
 解りやすく、面白い本である。その中で人口動態が書いてあったが、解りやすく要点がまとめてある。
日本の人口が一昨年から減少に転じた。それなら、歴史的にみて日本の人口はどのように
推移していったのか知りくなるのが人情である。人口推移を大雑把にまとめれば、
・1600年(1200万人)から1700年(2769万)までの間に倍増し、その後江戸時代の終り(3228万)までの
 約150年間はほぼ一定。
明治維新(3481万人)から昭和の初め(6000万)までに倍増し、
・さらに昭和初めから現在までに倍増した。400年で10倍、140年間で4倍、80年間で2倍に増え、
 今後約100年の間に半分に減る。
ーまずは、そこを書き出してみるー
・江戸時代の総人口は、前半で成長し、後半は停滞した。1600年に約1200万人であった総人口は、1700年
 に2769万人となったが、1720年の3128万人から1850年の3228万人まで、ほぼ一定に留まった。日本の
 近代的な人口統計は1872年(明治5年)から存在する。この年の総人口は3481万人である。
 すでにこの頃から、人口増加率は年率0.5%というかなり高い値になった。
 そして、1880年代の終り頃からはさらに高まって、年率1%程度になった。江戸時代の停滞社会から脱却し、
 富国強兵と近代産業国家をめざして成長過程に入ったことが人口面にも明瞭に現われている。 総人口は
 1891年(明治24年)に4千万人を突破し、1912年(大正元年)には5千万人を超えた。人口増加率は
 この頃からさらに高まって、1.4%程度となった。
・1926年(昭和元年)に、総人口は6千万人を突破した。明治維新以降約半世紀で、日本の総人口は
 約2倍に増加したわけである。 日本が江戸時代とはまったく異質の社会になったことがわかる。
 この頃の人口増加率は年率1.5%程度と、きわめて高い。 総人口はさらに増え続け、
・1936年に7千万人、・1948年に8千万人を突破した。終戦直後には、それまでの勢いをさらに越える猛烈な
 人口増加が続いた。1940年代後半の人口増加率は2%を超えている。年間の出生児数は、1920年から52年
 まで、毎年200万人を超えている (39、45、46年を除く)。最近の出生児数は年間115万人程度であるから、
 違いに驚かされる。総人口は1967年に1億人を超えた。1%を超える人口増加は、その後も76年まで続いた。
 しかし、これから後、人口増加率は傾向的に落ち始めた。 86年には0.5%になり、94年からは0.2%台に
 落ちた。現時点(2003年6月)の日本の総人口は、1億2761万人と推計されている。昭和の初めから、
 約2倍に増加したことになる。しかし、これがピークであり今後日本の人口は、継続的に減少してゆくもの
 と見られている。国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(平成14年1月推計)によれば、
 2006年にピークになり、2010年に1億2747万人、20年には1億2410万人になる。その後、30年に1億1758万人、
 40年に1億938万人になる。そして、50年に約1億人となり、2100年には、約6413万人になるものと予測
 されている。我われは、日本列島に生息する日本人の数が最大になったさまを見ているのである。
 「平均寿命」は、0歳児が何歳まで生きられるかを示すものだ。日本人の現在の平均寿命は、女性が85.23歳、
 男性が78.32歳で、どちらも世界一になっている。 明治から大正期までは、女性が40歳代の中頃、男性が
 40歳代の前半だったから、その後非常に大きな変化があったことがわかる。 これは、成人した人が
 どのくらい生きるかを見るには適当でない。 とくに過去の時点では、乳幼児死亡率の高さが 平均寿命を
 大幅に下げていた。この時期を生き延びたものは、平均寿命より長く生きると期待できるのである。
 この点を補正するには、「平均余命」という概念を使う。これは、ある年齢に達したものがその後生存すると
 期待される年数である (したがって、「平均寿命」は、0歳の平均余命である)。リタイアという問題を
 考えるには、平均寿命ではなく、60歳程度の人の平均余命を見るのが適切だ。1891年?98年(明治24?31年)
 において60歳の平均余命は、男12.8歳、女14.2歳であった。60歳になった人は、男なら72.8歳、女なら
 74.2歳まで生きると期待できた。現在、この数字は、21.44歳と26.85歳になっている。
現在60歳である人は、男なら81.44歳まで、女なら86.85歳まで生きると期待できる。
60歳の日本人の平均余命は、この1世紀の間に、10歳程度延びたことになる。
ーー
以上だが、成人になった平均寿命は、思ったほどは延びてはいない。80年間で二倍になった人口が100年かけて
元の6000万人に戻ると思えばよい。「江戸初期から10倍、明治初期から4倍、昭和初期から2倍に増えた人口が
昭和初期の人口に100年かけて戻る」ということだ。これだけでも人口動態に関してチョッとした物知りになる。
人口減少に対し社会資本は比例しては減らないから豊かさは増える。その現象に対し、自らを変えていく
システムを構築すればよいだけである。その意味でも州制度をとり、それぞれの地区に州知事か首相を置いて、
思い切った権限の移譲が必要だろう。
 ーここで気がついたが、去年の同日に、やはり野口悠紀雄の読書日記だった。
・・・・・・・・・
2006年03月09日(木)
1801, 日本経済改造論   ー読書日記
                     才ノヽ∋?_φ(≧ω≦*)♪             
またまた野口悠紀雄である。このところたて続き読んでいるが、どの本を読んでも
飽きさせないから不思議である。この本では、現在の日本経済の不況の原因が
1940年体制を起点とした戦時体制を引き継いだ1945年体制以降から
 現在まで続いている間接金融による銀行支配にあるとしている。
・また日本企業のリスク回避的な行動にも原因がある、と指摘している。
従ってそれらを克服するには45年体制から続いている間接金融 から直接金融に移行し、
リスク回避的な企業が市場から直接資本を集め、新しい事業を立ち上げない限り今後の日本経済は
立ち行かなくなることを指摘している。企業がリスク回避的であることを利益率の低さから考察している。
食料自給率の低さこそが日本の食糧の確保を確かなものにしていると看破。人口問題は、人口減少が問題
なのでなく、年齢構造の高齢化が問題であると指摘。日本企業の資本収益率は国際比較で見てもきわめて
低いし、長期トレンドとしてこれを高めることは容易なことでない。郵政民営化は不要であり、他にもっと
やるべき大事な仕事がある、それは年金改革と税制改革などである。
 第一章では、日本経済の現在を概観
 (以下、字数の関係でカット2009年03月09日)
・・・・・・・
2005年03月09日(水)
 1436, つれづれなるままに
ー面白い日記のコーナー
10年後の私が現在に立ち戻って来たイメージで日記を書いている。
それが書いていて面白い。実際の日記より書きやすいのである。 それと、現実が良く見える。
なかなか10年スパンで物事は考えにくい。が、日記で遊びとして書くと、気楽に現在の自分を
見つめることができる。新しい発見である。我が内なる天使様?か、守護神様か?か、冷静に見つめて
いる良心か? その目で見ると、いかにつまらない事に日々追われていることに気づく。
ーーー
ーはなまる・うどんーについて
 一年ほど前に、「はなまる・ウドン」にFC加入をして、セルフうどん屋新潟市内に数店開店をしよう
とした。ところが契約直前にフランチャイズ・ショーに行って、数社の競合相手の話を聞いて急遽中止をした。
セルフうどん屋の状況が、彼等の言っていることと違うのだ。6千万の投資をする直前で、あと2?3店舗も
出店するはずであった。その後、社長が例の詐欺で問題になった豊田商事の元社員ということが週刊誌に暴かれた。
その直後に牛丼の吉野家に株式の33・4?を売却、その系列化に入った。現在、ほぼ出店ストップの状態である。
焦りもあって、調査もしない甘さもあった。軽い損失で済んだのは、不幸中の幸いであった。佐渡で一店だけ
「はなまる」が開店したが、悲惨な状況という風評が入ってきた。経営は、ひとつ間違えば舟下は地獄である。
・・・・・・・・
2004年03月09日(火)
 1070, 美容整形医師の「美人の定義」
ある月刊誌に書いてあった美容整形医師の「現代美人の定義」が面白い。
 ーその文章を書き写してみるー
普通、美人と問われれば「目がパッチリ」「肌がきれい」「鼻が高い」「小顔」…と思いがちだが全部間違い。
現代美人とは「顔立ちが整っていること」が絶対条件。浜崎あゆみの目であろうが、ベッカムの鼻にしても、
バランスが悪ければ立派なブス(ブ男)である。つまりプロポーションの良いのが美人であり、いくら部品が
よくても組み立てが悪くてはブスなのです。一点豪華主義の美人は存在しません。むしろ全部地味なほうが美人
なのです。日本の伝統的美人は雛人形に見られるように、目も鼻も口も全て小さく平べったい顔をしています。
ヨーロッパの美人はミロのビーナスに見られるように、口も鼻も口も全て大きく、立体的な顔をしています。
美人に見せるには、全部大きいか全部小さいかどちらでも良いから均一化して、バランスをとることが重要。
日本人は突出することを嫌います。「出る杭は打たれる」などいって、平均的な小さくまとまった美しさを
みます。これが美人の基準にもなる。いま一つは、権力によってその基準は左右される。北朝鮮では
金正日がいい男の面」になっている。欧州の貴族は、それだけで顔立ちに係わらず美人美男になる。
 ー以上である。
美人バランス論ということか。中年になってきて、特に45歳を過ぎると急激に体形や顔立ちが崩れるのは
バランスが悪くなる為であったと考えると納得できる。本来、化粧はそのバランスを直すためするものである。
わざわざ崩している人がいるが。太りすぎも体形のバランスの崩れを直すため痩せようとするのだ。
固太りの人は、それほど見たほどデブに見えないのはバランスが崩れないからであろう。
西欧的美人より日本的美人の方が歳を重ねた時に美的段差が小さいのは、チマチマしているから
バランスの崩れが小さく済むためだ。顔は、その人の家系や過去の集約として現れるが、
化粧一つで誤魔化しがきくから恐ろしい。といって品位などは三日も経てば直ぐ見えるが。
・・・・・・・ 
2003年03月09日(日)
 704, [つかず離れず]ー群れない為に
「つかず離れず」は人間関係の基本である。「和して同ぜず」ー和同の精神である。
(仲良くはしても、お互い同じでない事を理解することだ)「隣の芝生は緑に見えます」
「隣の花は赤い」は 同じ意味だ。「味噌汁の冷えない位の距離」は嫁姑の距離である。以上は相手が良く
見える距離を保つことの必要性をいっている。人間関係には「親しき仲にも礼儀あり」という基本ルールがある。
離婚した女性を見ていると、この距離感の果たす役割の解ってない人が多い。スナックや居酒屋のママは離婚
経験者がほとんどだ。フレンドリーで、お互いに距離を置かないのがプラスに働くのが皮肉である。
お客は群れに来るのだから丁度フィットするのか。群れといえばこういう話しがある。私のある姉が東京圏で、
サラリーマンに嫁いで団地に住んでいる。そこで色々な家庭を見て、子供の数の理想は3人以上と言っていた。
「3人以上だと群れという感がする」「家庭は群れの場、その為にはその数が必要と見える」といっていた
のが印象に残っている。人間は孤独を求めると同時に、何らかの形で群れてないと生きていけない。 
カナダやアラスカで一人で荒野に住んでいる人が街に出てきて人に会うと、ハイになって話しまくるという。
スナックなどでは多く見かけるという。何か解るような気がする。都会のスナックの片隅で一人飲んでいる人は、
人間の持つ両面を裏表にした姿である。 群れの中で自分を見失わないためには、自分の世界をしっかり持ち
距離を保つことが必要だ。 朝鮮人儒教の影響が非常に強く、家庭の結びつきが日本に比べ格段に強い。
それに比べ日本は幕藩体制を300年続けてきた為か、組織に対する所属意識が強い。侍は藩に?百姓は5人組
に組み込まれていた。韓国人ー朝鮮人と結婚した人はその文化の違いに驚くという。基本的には日本人と
全くかみ合わない。
(字数制限のためカット 2010年3月9日)