つれづれに

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 昨日のシネマは、『アㇼー』をみてきた。 評価:85点。
全米を一時期、人気絶頂にした歌手「レディ・ガガ」とは如何なるものか!
という面で興味があった。 何処の世界も、注視をすれば、
似たところがある。魂を如何に表現して同感させるか! である。






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6127,閑話小題 ~大相撲珍問答
2017年12月22日(金)
   * 大相撲問答
 大相撲の珍騒動を、大家、ハっつあん、長嶋・寅さん、石松・熊さんが
空想の世界で語り合う珍問答を思い立った。それも、『日馬富士暴行事件』に
ついてのため、出たとこ勝負の語りになるが、さて如何なることやら…。
――
長嶋・寅さん:批評家連中、何を言ってるんでしょうかね。
ガッツ石松・熊さん:御身大事で話しているのが気に入らねえよな。
 八っつあん:「大男総身に知恵が回りかね」レベルでしかない話。
大家:そんな世界でも、今では学士様が… 馬鹿にしたものでもないよ。
八っつあん:各部屋を「○○組」と言い換えてみると、ヤクザ組織の世界に酷似
 した社会が見て取れる。土俵上のルールを決めて、互いの力の優劣を決めるが、
 差異は?…大してない。関取ともなれば、数人の子分がついて身の回りの世話
 をする。各部屋には親方(親分)がいて、絶対的縦社会の中で、稽古という名
 の「可愛がり」が待っている。
ガッツ熊:俺のいたボクシングも似たところがある。強いのが勝つだけの世界。
長嶋・寅:横綱が、左手で張手で、右からのカチ上げが一場所で三分の二とは。
 それは下位力士が横綱には出来ないし、もしすれば、本場所以外の稽古場に
 押しかけ可愛がりを徹底的にする。これは止めさせないと…
ガッツ:そうでもしないと勝てなくなったんだよ、あの男。禁じ手にしないと、
 やり通すのが、あの男の性分。
大家:だいたい、モンゴル相撲が、大相撲の大元だろう。13世紀の頃、大陸を
 支配していたモンゴル帝国と属国の高麗王国によって2度にわたり行われた
 対日本侵攻の元寇。1度目を文永の役(1274年)、2度目を弘安の役(1281年)
 の蒙古襲来。その時、国家を上げて防いだが、神風の御蔭だけではない。
 残虐で、陰惨な殺戮に、恐れ慄いた武士が、死に物狂いで戦ったそうな。
 それが730~740年の時を超えて、日本の国技の世界に現れ出て、実質支配
 をして好き放題しているのが現実。
ガッツ・熊:相撲協会は、40回優勝の白鵬に対する態度は「ポチ」そのもの。
 あの横審も偉そうな肩書だが、保身を前提にした綺麗ごとばかり。聞いちゃ
 いられないよ。警察、検察も、場所終了後、三人を逮捕すべきだったよ。
 地方巡業だって?馬鹿いっちゃいけないよ。 誰も主犯が白鵬とは言わない。
八っつあん:11月になるが、「日本学生相撲選手権」で、高校時代にレスリン
 で、タイトルを総なめをしたモンゴル人が準決勝で日本の有望力士を振り回し、
 骨折をさせた上に、即、入院をしたのを見たが、相撲道も何もありゃしないよ。
長嶋・寅さん:数百年、数千年かけた肉食のモンゴル人と、草食米を主食にした
 日本人では互角に戦える訳がないよ。外国人への解放を決めた当時の人の認識
 が甘かったのですね。でも、プロ野球では日本人でも通じるじゃないですか。
大家:チームプレーもあるが、バッターやピッチャーの場合、個人プレーの要素
 が強いし… ただ、面白さという点では、外人への開放は良かった。大体が、
 国技というが、別に法的に認定するのは何も無いらしい。こういう矛盾を
 抱えながら、その都度、乗越えていくしかないよ。
八っつあん:鶴竜からして、あと半年の力士寿命が来ている。白鵬も、張り手、
 カチ上げ風肘打ちが難しくなれば、せいぜい1~2年で引退に追込まれるよ。
 衰えの恐怖は並大抵ではないはず。このままいけば、必ず朝青龍の二の舞だ。
ガッツ:俳優同士の色恋沙汰と同じで、付きものとして楽しめば良いだけかい。
 単純に捉えれば、「貴乃花が切れたんだよ」。それと、理事長。あの人が、
 引責すべきじゃないか。何が減俸じゃい。毅然として白鵬の引退勧告をし、
 自らが引退するのが筋というものじゃないかい。
八っつあん:相撲取りとしての「保志」は魅力的だったが、理事長は問題あり。
 兄弟子の千代の富士理事長、貴乃花のラインが、協会のひな壇にあっている。
 今の協会と、横綱審議会には、無理なのは分かっちゃいるけれど。
ガッツ:悪いのは分かってはいるが、気の毒なのは、日馬富士だ~。
 5~10人の付人も無しの上で、傷持ちの被告人として、隠れ人の身。 
長嶋:「万歳!」じゃなくて、これは「ハンザイ!」と私には聞こえます。

▼ もう少し、コミックにしたかったが… 不幸を笑いものにするのも。
 ただ、貴乃花部屋の力士への陰陽の「いやがらせ」は、想像するだけでも
 気分が悪くなる。その前の白鵬の引退への流れが急務になる。頑張ったが、
もういい! 更に理事長も、引責で引退に。このままでは、更に大きな問題が!
 まあ、暇な御隠居の、相撲談義の一説でした。

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5395,自分史の書き方  ー⑦
2015年12月22日(火)
           『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 年表を自分史のコンテにする
 履歴書と個人・家族史を骨格として、設計図面のように何度か書き直し、
そこに詳細を書き込んでいく。それを著名なライターが、指導するため、
受講者の内容は当然、アップスケールする。文章でも、ディベートでも、
やはり基礎知識が必要となる。以下は、自分史を書くにあたっての要諦になる。 
≪ 文章を書く上でいちばん最初に迷うことは、なにについて書くかである。
 題材、テーマということだが、自分史の場合は、それが決まっているから、
そこで悩むことはなにもない。自分という人間がどのようにできあがったか、
その流れを時間を追ってながめなおす、というのが自分史の基本だ。
初期の授業紹介にあったように、受講生たちに最初にやらせたことは、
「自分史年表」を作ることだった。
 通常、長い文章を書く時には、その大ざっぱな内容の流れをメモ風に記した
「コンテ」を作るのが普通だ。自分史の場合、この自分史年表がコンテになる。
いい自分史年表ができたら、自分史はもう半分できたといってもいい。
それくらいこれは重要な要素だから、初期の授業ではここに一番力を入れた。
自分史年表は何度も形を変えて作り直してもらっている。
 最初スケッチ程度のものを出してもらって、それをまた教室のスクリーンに
映し出して、いいもの、悪いもの、いい点、悪い点を具体的に指摘していった。
いいものをいくつか紹介していくと、次の回では、皆がいいものを真似して
とり入れてくるので、それを二度くらいやるとだいだい基本的なもの(コンテ
たりうる自分史年表)ができた。自分史年表は、いいものがいちどきにできる
わけはないから、いろんな枠組みと、いろんなスケール(特に時間軸の長さ)
で、習作的にいくつか作ってみることが重要である。
 年表を作る意義は、それによって巨視的に自分の人生全体をパッと見渡せる
ようになることにある。大切なのは、「全体をパッと見渡せる」ということに
あるから、はじめからあまり詳細な年表を作ることに熱中するのはよくない。
詳細すぎると、細部に目がいきすぎて、全体をパッと見渡すことができなく
なるからである。・・(略)
 自分史年表の骨格は、いわば、「履歴書(学歴・職歴)プラス個人生活史
プラス家族史」みたいなものであるから、まずは、そのアウトラインを自分の
思い出すままにメモ的に書いてみるところからはじめるのがよい。
・履歴書は、普通の履歴書を少し詳しく書く程度でいいだろう。
・職歴の部分は、「仕事内容の歴史」「職場異動の歴史」が入いるほうがいい。
・個人生活史の基本は、住所変更の歴史をきちんとおさえることが重要だ。
人間の人生はすべて4次元時空(空間軸プラス時間軸)上の移動の歴史だ。
人間はすべて、「あるとき」「ある場所」で誕生する「誕生点」といってよい。
一生の間、4次元時空の時間軸上、空間軸上を移動しながら生活を続けていく。
そして、やがて、命数が尽きたとき、人は、4次元時空上のある一点(あるとき、
ある場所)で死ぬ。「死滅点」といおうか。結局、人の一生は誕生点から出発
して、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の航海のようなものだ。
自分史はその航海日誌のようなものだ。≫
▼「人生は、誕生点から出発し、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の
 航海のようなもの」で、その間に「多くのエピソード」を道しるべにして
自分史を作り上げていく作業で、自分とは何者であったか、何者でも無かった
かを知るのである。だから、当人にとっては、苦しい内省でもある。
何ごとも指導者しだいで、作品の品質が違ってくる。人生もだが!


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5030,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー5
2014年12月22日(月)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * アメリカは、「キリスト教原理主義」の国
 ここで取上げている『神の国アメリカの論理』上坂昇著と、
アメリカは、キリスト教原理主義新保守主義に、いかに乗っ取られたのか?』
スーザン・ジョージ著を読むと、アメリカの占領政策下で、いかに洗脳されてきた
日本の立ち位置が見えてくる。イスラム原理主義と同じく、アメリカもキリスト
原理主義で世界を占拠している実態が浮かび上がって見えてくる。 同時に、
イスラム教国の意味あいもみえてくる。 ーその辺りからー
≪ ここで紹介されているアメリカ人の宗教観は信じがたいまでキリスト教原理
主義的。教派によって違いがあるが、アメリカ人の圧倒的多数が、神、イエス
信じており、地獄、悪魔の存在も信じている。原理主義者は世界で起きている
ことはすべて「神と悪魔の戦い」とみなす。「邪悪な人々」は「抹殺」される
べきと考え、神の教えに反する不道徳な制度・慣習は廃絶されるべきと考える。
それが政治にも直接反映、レーガン大統領は、ソ連は悪魔に導かれた「悪の帝国」
とみなしたし、中絶や同性愛を認める人々は神の教えに反しているとした。
 宗教右派の分析が面白い。そこで紹介されている有名テレビ説教師や、CNNに
次ぐネットワークカを持つCBN(宗教テレビネットワーク)の驚くべきパワーを
知らないと、アメリカの政治と社会を本当に理解できない。特に彼らの政治力が
存分に発揮されることでイスラエル全面支援の米外交戦略が維持されていること
がわからないと、中東問題は理解不可能。 今世界のユダヤ人は約1300万人。
うち4割がイスラエルに住み、4割はアメリカにいる。アメリカとイスラエル
切っても切れない関係だが、彼ら宗教右派の未来イメージが、悪魔と反キリスト
が起す最終戦争のハルマゲドンの戦いにあり、そのとき天の軍勢をひきいて
キリストが再臨してくると信じているなどと聞くと、なんともあきれ返る。 
(略)・・著者はパリ在住の著名な米布教活動家。ユニークなのは、キリスト教
原理主義ネオコンの思想を加えた右派の思想がなぜ近年のアメリカ言論界で
これほど圧倒的な影響力を持つにいたったかの分析。その背景には、資金潤沢で
よく組織された右派エリートたちによる論壇コントロール長期戦略があった。
その戦略下、過激な右派思想が「『思想を正統化する存在』として機能する
大学やシンクタンクや各種財団を制覇」した。 その結果、巨大な右派思想
ネットワークが、大学、シンクタンクだけでなく「個別問題の政策開発センター、
草の根組織、出版社」などまで乗っ取り、いまやアメリカ全体がそのネット
ワークにおおわれている。・・ ≫
▼ 上記からして、、現在のアメリカと世界の政治の大きな構図が見えてくる。
 欧米の考え方は、『白人をトップにした進化論主義で、その下に、赤、黄色、
黒色と、進化が遅れた人種が続き、黒の下には、類人猿がいる』という考え。 
白人にも細かいランク付けがある。 世界の1%が、世界の富の半分を保持。
 格差社会の扇方の骨格が軍隊と警察と、銀行と、司法になっていて、
日本はキリスト教原理主義に間接統治をされている!のが実態である。