つれづれに

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  今日のYoutube

 さあ、北朝鮮が追い込まれて、
長距離弾道弾を太平洋に打込むかどうか。
政治学者の小此木境内教授が、この数十年来、
一番危ない事態とTVで述べていたが、いざことが始まったら、
何でもありになる。特に、今月が危ない。

 それにしても、ソウルからの米国人の脱出が報じられてない。
報じられたときは、時、既に遅しか。「男は黙ってサッポロビールか」

――――
・・・・・・
閑話小題 ~朝鮮戦争が現実的に ー1
   * 朝鮮戦争が現実にあるのだろうか
 アメリカのシリア軍への攻撃で、アメリカによる北朝鮮への攻撃が想定
されてきた。もし開戦ともなれば、十万、百万単位の死者が出る可能性もある。
戦力として世界四位の力を持つ北朝鮮との交戦なれば、さもありなん。
大統領に相応しくないトランプなればこそ、危ない。朝鮮半島に二隻の空母が
配置されれば、一つ間違えれば、交戦もあり得る。空母には7~8隻の艦隊が
付き添い、この二つの艦隊に加え、沖縄基地からの攻撃と、集結しているだろう
原子力潜水艦などを考え合わせると、2~3ヶ月以内に勝負がつく位は周知して
いるはず。ドン様が早々に実兄を葬り去ったのは、それもあっての先手。
交戦ともなれば、ソウルは焼け野原になり、百万単位の死傷者が出る。
 2013年04月23日づけの『週刊現代』の記事に息をのむ。
――
≪ ■ 米軍はどう動くのか
北朝鮮情勢が、いよいよ緊迫してきた。 韓国の国防部関係者が解説する。
・「北韓(北朝鮮)は、中距離弾道ミサイル『ムスダン』の発射を日本海の元山
 から行うなど、東海岸に周辺国の目を向けさせています。
だが攻撃の"本丸"は、あくまでも西海岸(黄海)だと国防部では見ています。
北韓は、これだけ内外に挑発的な発言を繰り返しているので、何もしなければ、
金正恩の名折れとなります。しかし本当にアメリカと戦争になれば、一溜まりも
ないことは重々心得ている。
 そこで、米軍を参戦させない範囲内で最大限の挑発をする可能性が高い。
それには、首都ソウルに近い西海岸で暴発するのが、一番効果的だというわけ。
 具体的には、西海岸に浮かぶNLL(北方限界線)の南側にある5つの島を砲撃する
のではと警戒しています。NLLは米韓が海上に引いた線で、北韓は認めていない
ので、彼らにとって攻撃の正当性がある。小島くらいの砲撃では、アメリカは
参戦しないという読みもある。実際、'10年11月に、北朝鮮が突如、5島の一角
である延坪島を砲撃した時も、韓国側が泣き寝入りしました」
・前項でやはり「NLL付近が危険」と述べたソウル大学統一平和研究院の
 張容碩博士も続ける。
北韓は4月9日に、南北和解の象徴と言われた開城工業団地を封鎖しました。
ここは南北軍事境界線まで8kmの距離にあり、元々は朝鮮人民軍の基地があった
場所です。そこへ再度、大量の朝鮮人民軍を配置し、韓国攻撃の拠点にしよう
ということでしょう。北朝鮮との国境付近は、大変危険です」
 実際、38度線に近い韓国京畿道高陽市では、4月1日より「危機対応マニュアル」
を市民に配り始めた。「核兵器放射能攻撃時の行動要領」「化学兵器攻撃時の
行動要領」「生物兵器攻撃時の行動要領」など、全10ページにわたる行動指針を
記した、おどろおどろしいパンフレットだ。
――
▼ 自宅から、そう遠くない柏崎に世界最大の原発があるため、8割以上の確率
 の交戦となると、他人事ではない。 狙うなら平和ボケした日本の原子力? 
以前の戦争危機はカーター元大統領が身を挺して阻止したが、「何故、あの時」
の悔いが、右翼勢力に残った。 その右翼が現政権の中核を占めているため、
本格攻撃の可能性が無いとは言い切れない。中国も国境沿いに軍を集結、北への
圧力をかけるだろう。4月末辺りに、その「まさか!」がなければ良いが。
 中国辺りが、取巻きの女たちに亡命を保証し、暗殺か、軍事クーデターを
画策しているのだろうが… 根が深いだけに?        ~つづく

・・・・・・
閑話小題 ~朝鮮戦争が現実的に ー2
   * 全面戦争にならないのか(8割の確率で)
 私がアメリカ大統領だったら、今のうちに核施設に全面攻撃を加える。
ましてトランプなら、8割以上の可能性の説に真実味を感じるが、如何だろう。
やはり、日本は平和ボケをしている。習主席がトランプに、「全面攻撃を容認
する代わりに尖閣列島への侵攻を黙認する」裏契約をする可能性も充分ある。
現在でなくとも、来年中には? 週刊誌の売らんがための煽り記事としても、
現実は、全面戦争に向かって動いている。 ~その辺りから~
≪ ■ 高陽市安全都市課の職員が語る。
「わが市は目と鼻の先が北朝鮮なので、すでに臨戦状態です。市民からの問い
合わせが殺到したため急遽、10万枚のパンフレットを作成して市民に配付した。
それでも市民からの問合わせが日々、大量に来て、生きた心地もしない日々です」
北朝鮮は4月9日、韓国国内の外国人に対しても、「韓国から至急離れないと
責任は取らない」という警告を発表した。これによって韓国では、ラーメンや
乾パンなどの非常食や、ミネラルウォーターの買い占めが起こっている。
韓国はまさに、「第2次朝鮮戦争開戦前夜」といった緊迫した状況なのである。
 そんな中、ケリー米国務長官が、4月12日から15日まで、韓国、中国、日本と
北朝鮮を取り巻く3ヵ国を回る、東アジア初外遊に出た。
  ■ アメリ国務省関係者が語る。
「わが国はいままさに、韓国と合同軍事演習の最中で、いつでも実戦に移す
準備はできています。今回のケリー国務長官の3ヵ国訪問で最重要だったのは、
中国訪問でした。新指導者の習近平は、金正恩を救おうとしているのか、
それとも滅ぼそうとしているのかを、しっかり見極めようとしたのです」
これまでの東アジア地図は、日米韓vs.中朝という対立の構図だった。
前世紀末に世界の冷戦構造が崩壊したが、東アジア地域だけはいまだに、
冷戦構造を引きずっているからだ。
  ■ 8割の確率で戦争が起きる
 だがこの伝統の図式に最近、異変が起こっているのが、中国の態度の変化。
習近平政権は、いまの大荒れの北朝鮮をどう見ているか。外交関係者が明かす。
<かつて毛沢東と鄧小平は金日成を、朝鮮戦争を共に戦った"血を分けた誼"
と見なしていた。続く江沢民胡錦濤金正日を、兄弟国の"特別な弟分"と
見なしていた。金正日は計7回訪中したが、北京へ来れば必ず中国共産党
トップ9が全員揃って歓待する習慣があった。だが習近平金正恩を、単なる
"物騒な若造"としか見ていない。だから、北朝鮮のミサイル実験や核実験を
受けて、いともあっさりと、北朝鮮への重油・食糧・肥料の援助ストップを
決断したのだ。中国にとって絶対に看過できないのは、朝鮮戦争時代の悪夢
である米軍が北朝鮮に侵入してくることだけだ。それさえなければ、いつ
核兵器の矛先をわが国に向けてくるか知れない金正恩という狂った指導者が、
いつ失脚しても構わない。それが習近平新主席のホンネだ>
 4月10日には、中国共産党機関紙『人民日報』が発行する中国最大の国際
情報紙『環球時報』に、中国で最も有名な北朝鮮研究者の張瑰・中国共産党
中央党校教授が、次のような原稿を寄せた。
朝鮮半島に近く戦争が起こる確率は、7割から8割くらいあるだろう。
北朝鮮にとって武力統一は、昔からの既定路線だからだ。金正恩は、金日成
金正日が成し遂げられなかった祖国統一を、いまこそ果たそうとしているのだ>
                ~「週刊現代」2013年4月27日号より ≫
▼ 首都ソウルから北朝鮮の距離は、東京と大宮の距離しかない。そこには
 2500万人が住んでいて、北の脅し文句が「ソウルを火の海にする」である。
それを二分した国家に向かってなら効果があるが、アメリカに向かって、
「大陸間ミサイルで核攻撃で火の海にする」と、実験を繰返せば、交戦好きの
アメリカが見逃すわけがない。白人優先主義を謳って当選した大統領にとって、
東洋人の100万、200万が生きようが死のうが、大した問題ではない。
 在日米軍と、二つの空母艦隊と、多くの原子力潜水艦に囲まれ、いつ何時、
攻撃を仕掛けられない南北朝鮮の人たちと、平和ボケの日本人とは、危機感が
雲泥に違う。それでも、何かしらしら危ないのは分かる。危機の察知の早い
株式市場と、為替の変動の兆候がないので、大丈夫? そうじゃないから…

・・・・・・
閑話小題 ~朝鮮戦争が現実的に ー3
   * 死傷者は400万人
 2500万人が住む首都ソウルに、北朝鮮が核弾頭付でなくとも、ミサイルを
撃ち込めば、百万単位の死者が出るのは周知のこと。北は、それを熟知して恫喝
して何とか体制を維持している。それ故に、韓国は大統領に莫大な権力を集中
せざるを得ないため、汚職をうむ土壌になっている。現在でも破綻している国家
に戦争は更に加速させる結果になること必定。しかし、アメリカには、東洋人の
100万や200万より、己の国家の安全の方が遥かに重要になる。
「第一次、第二次世界大戦から見れば、この程度は大したことがない」と、
考えても不思議ではないのか。     
                ~「週刊現代」2013年4月27日号より
≪ ■ 北の妄想
北朝鮮の国民は幼少時から、「朝鮮はアメリカと日本に勝利した軍事大国」
と教えられて育っている。 金日成軍事総合大学の軍事関係者は、
アメリカを倒すのは、掌を返すくらい容易だ」と豪語しているほどだ。
 先日、朝鮮中央テレビは、3日間で韓国を占領するシナリオの映像を流した。
1日目に韓国の重要拠点を占領し、15万人の米兵を捕虜にする。
2日目に韓国の大多数の都市を占領し、
3日目にその他の地域を占領するというものだ。
朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は、「朝鮮は世界中でアメリカに対抗できる
唯一の国である」と誇っているほどだ。
まさに皮肉たっぷりの筆致で北朝鮮の「井の中の蛙」ぶりを強調している。
 だが、張教授が述べている「7割から8割の確率で第2次朝鮮戦争が勃発する」
という予想は、すなわち中国政府の見解に他ならない。
 前出の韓国国防部関係者が続ける。
北朝鮮は、南北の局地戦ならば、米軍は参戦しないと踏んでいるようだ。
だが、実際にはアメリカは、三つの条件さえ整えば、
第2次朝鮮戦争に参戦する可能性が高い。
 第一に北朝鮮の核やミサイルによって自国の脅威が増すこと。
 第二に戦争によって自国の兵士の損失が最小限に抑えられる見通しがつくこと。
 第三に中国の後押し、もしくは少なくとも黙認が得られること」
 前述のような習近平政権の"反金正恩政策"を見ると、金正恩除去に向けて
米中が手を組むというシナリオは、十分考えられるのである。
  ■ 死傷者は400万人
 それでは実際に、南北衝突となった場合、どのようなシナリオが想定されるか。
軍事評論家の世良光弘氏が解説する。
「第2次朝鮮戦争になった場合、北朝鮮は38度線沿いにある数千基の砲台から、
ソウルへ向けて一斉砲撃します。合わせて、スカッドミサイルもソウルへ向けて
撃ち込みます。しかし米韓は、その前にB2ステルス爆撃機を発進させ、精密誘導
爆弾で38度線の砲門や主要ミサイル基地を爆撃します。B2爆撃機の護衛には、
F22ステルス戦闘機が当たります。
 これに対し北朝鮮は、ミグ29戦闘機が迎撃しますが、まともに稼働するのは
30機程度で、たちまち撃墜されるでしょう。その間にも米韓は、F15Eストライク
イーグルやB52爆撃機、ホーネット戦闘機などを投入します。また海からは
トマホーク巡航ミサイル平壌を爆撃します。そうして制空権を完全に押えた後、
戦車部隊やストライカー戦闘旅団などの地上部隊が38度線を越えて進軍します。
 こうして北朝鮮全域を制圧するには、3ヵ月くらいかかるでしょう。
それでも山岳地帯の坑道に隠れるであろう金正恩の身柄を拘束するには、
それ以上の時間がかかります」
 かくしてイラクサダム・フセインのように、金正恩も拘束されて、
戦争は完全終結となる。その後、北朝鮮には、米中韓、それに日本とロシアも
加わった5ヵ国との協調政権が樹立されるというシナリオだ。
 だがこのシナリオが現実のものとなれば、第1次朝鮮戦争と同様、400万人
規模の死者を出すだろう。ちなみに中国は、金正恩から亡命要請が来ても、
断るという。≫
――
▼ 昨日の午後の政治トーク・バラエティーそこまで言って委員会』が
 時が時だけに、ユニークな企画になった。プーチン、習主席、トランプ、
金主席の顔写真のお面を、各国の専門家に被せて、際どい質問をするもの。
専門家は、自分の意見と、お面の主の考える想定が混同するため混乱するが故、
隠れた真実が垣間見えたような錯覚が、ブラックジョーク、コメディ的である。
「これだけの危機の問題を、爆笑するのも問題では?」 というのも、
そこまで言って委員会』の番組名からして野暮。 
 イエローモンキー(日本猿)が、寄ってたかって、
赤ザルと、白豚と、白熊と、白パンダを、寄笑い飛ばしているに過ぎない… 
としても、際どい笑いが何とも「平和ボケ」そのもの。南北朝鮮の人民に
とって一番ウケるのは日本攻撃であることを忘れないこと。

・・・・・・
閑話小題 ~朝鮮戦争が現実的に ー4
   * おい、おい、おい!
☆ ワイドショーの中で、日米の軍事専門家が語る目先の第二次朝鮮戦争
 危機 が日ごと近づいているようだというが。当然、後方支援か、実質参戦
となれば、首都圏、原子力発電所が報復として狙われる。
 恫喝の文言の『ソウルを火の海に』が、『東京を火の海に』へと、何時の間に、
変わっても不思議ではない。「400万の死傷者が出る」なら、日本は1~2割の、
数十万位は出る仮説を立て対処しなければ。 当然、潜入している北朝鮮軍人の
数百人?は、テロによる攪乱が考えられる。
☆ アメリカの元・軍事関係者が、「目先のベストの結果は、長い目でみれば、
 ワーストになる」を危惧した言葉が重い。 クリントン元大統領時代の軍事
危機で、数万の死傷者を危惧し、捨身で阻止したカーターを引合いに出して、
<もし中国が力で、目先の危機を乗越えても、引延ばした分、核弾頭で世界を
恫喝する力が、高まるだけ>と、引くに引けない現状を語っていた。
 そうこう考えると、8割の確率で第二次朝鮮戦争の可能性も、あながち誇張で
ない。日本の平和ボケそのものが、日本を破滅の道に向かわてきたことになる。
☆ 欧州はイスラム教とユダヤキリスト教とのテロを介した準戦争状態に
 あるが、今度は日本列島も似た状況に成りざるを得ないのか。
この数ヶ月のアメリカトップの動きからみると「戦争回避は無い」だが…
「歴史は繰返す」の言葉とおり、第一次、第二次世界大戦頃の道を繰返すしか
ないのか。 来年辺りには、この70余年の平和は夢幻だった?と、日本中が
嘯いている? のだろうか? 悲観的にみても、楽観的にみても、動乱に
巻込まれることは避けられない? 戦争勃発なら『国家非常事態宣言』に? 
  おい、おい、おい!

・・・・・・
閑話小題 ~朝鮮戦争が現実的に ー5
  * 北朝鮮の結末は
 北朝鮮の記念日の核実験はなかった。「中国が原油を止める事態ともなれば、
国家の存続が出来なくなる」という理由が出来て面子も立ったからだ。
それにしても、中国が原油供給停止の恫喝とは驚き。このままでは、そう遠く
ない時期に戦争か、原因不明の病死の発表で体制が変わるか?
 韓国に米国人20万人が滞在しているため、アメリカの奇襲攻撃がないこと
位は、南北朝鮮の人たちは知っている。ちなみに、駐韓日本人は6万人とか。
 しかし目先を乗り越えても、年内か来年辺には?・・ 近未来も同じなら、
今やっても同じと考えても不思議ではない。韓国人の7割が移住希望を持って
いるというのも、理解できる。
 このところ、沈黙を保っているロシアのプーチンにとって、朝鮮戦争は、
願ったりかなったり、とすると、この男がカギを握っているのかも。
小狡い北狐、中国からロシアに原油供給を委ねる可能性もある。
 ところで、韓国内は、この手の北の恫喝には慣れたもの、5月9日の大統領
選挙の方に遥かに注目度が高いという。
 
・・・・・・
2017/04/26
閑話小題 ~北朝鮮問題
  * 北朝鮮の結末は
 北朝鮮の記念日の核実験はなかった。中国が原油を止める事態ともなれば、
国家の存続が出来なくなる」という理由が出来て面子も立ったからだ。
それにしても、中国が原油供給停止の恫喝とは驚き。このままでは、そう遠く
ない時期に戦争か、原因不明の病死の発表で体制が変わるか?
 韓国に米国人20万人が滞在しているため、アメリカの奇襲攻撃がないこと
位は、南北朝鮮の人たちは知っている。ちなみに、駐韓日本人は6万人とか。
 しかし目先を乗り越えても、年内か来年辺には?・・ 近未来も同じなら、
今やっても同じと考えても不思議ではない。韓国人の7割が移住希望を持って
いるというのも、理解できる。
 このところ、沈黙を保っているロシアのプーチンにとって、朝鮮戦争は、
願ったりかなったり、とすると、この男がカギを握っているのかも。
小狡い北狐、中国からロシアに原油供給を委ねる可能性もある。
 ところで、韓国内は、この手の北の恫喝には慣れたもの、5月9日の大統領
選挙の方に遥かに注目度が高いという。


・・・・・・
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5687,平面思考と球面思考
2016年10月10日(月)
           <「20歳からの人生の考え方」外山滋比古著>
   * 平面思考と球面思考
 41年前から長岡駅裏に住んでいる。そのうち5年前まの31年間は新潟駅前の
事業のため、新幹線通勤で二つの市を跨いだ生活をしてきた。地方暮しでは、
丁度良い職住分離になっていた。 それが今では城下町での肩身が狭い日々。 
 新幹線は、大河の急流に例えられる別世界。それが長岡だけの住居の生活は、
球面から平面的になった感覚にある。その対策として、毎日、早朝の信濃川
2つの大橋を一周する一時間のポタリングと、2時間のスポーツジムの運動と、
週一回の映画館通いと、年一回の旅行を入れているが、年齢もあってか、
その世界の狭さが息苦しい。 苔ならまだしも、垢・錆の問題が切実。
≪ イギリスのコトワザに"A rolling stone gathers on moss."
 ロックバンド「ローリングストーンズ」の由来となった言葉です。
  「ころがる石は苔を付けない」
 これは、背景として、苔は美しいモノという考えがあるから、
転職や引っ越しを繰り返しすぎると、ロクなものにならない、という意味。
これはイギリス人にとっては常識で、わざわざことわざの意味は考えない。
 戦後アメリカ人が日本にやってきた時、英語に詳しい日本人が、それまで
知っていた意味と違う事に気付き、驚いた。アメリカでは、逆に優秀な人は、
いつも活動的で、変なものが付着しない。同じ所にじっとしていると、
苔つまり垢や錆が付く、という意味である。
 日本では「所変われば品変わる」ということで、辞書には両方の意味が併記
されている。英国人も米国人も、平面思考をとっている。自分たちが考えている
ことが正しい。それ以外は間違いという立場を無意識にとっている。
自分たちの考えに合わないのは、間違いとしてかたずける。
 日本人は、意識はしてないが、球面思考の立場をとっている。 
ところ変われば品変わるで、同じ言葉が全く違った意味を持つことを容認する。
それが球面思考である。
 人類は比較的小さなところに定住していた。遠くのことはよく分からない
から平面思考で生きてきた。地球は平板でなく立体であることは何百年前にも
発見されたが、ひとりひとりの生活では、依然として、土地は平板と信じて
きたのである。大西洋アトランティックの向こうは断崖、絶壁になっていると、
中世の人は信じていた。世界は地球で丸いということを感覚的、実感的に
とらえるのは容易でない。その点、日本人は西欧より早く、平面思考から
解放される可能性を持っている。≫
▼ 二つの市を跨ぐことで、何とか、平面思考に陥らないよう過ごしてきた。
 しかし、条件(原因)が平面になれば、平面思考になって当然だが、今さら
生き方を変えられない。とはいえリタイアの身。球面思考も、平面思考も、
大して変わりはしない。ヘドロ化対策は、ソリストに徹するしかないが。

・・・・・・
5322,閑話小題 ー5年前に、10年の余生と想定して
2015年10月10日(土)
   * 老いの恐ろしさ
 数日前のポタリングの帰路、信号が赤に変わったのに、ボ~ッとして何か
勘違いしたのか、そのまま車道に進入をしてしまった。何で車が向かって
走ってくるのだろう?としか、考えられないとは。 直後に気づいたため、
事なきだったが、これまで二度、車で赤信号に気づかず、そのままつき切った
ことがあったが、二日酔いと、旅先で疲れが原因だった。今回は老いだろうか。
魔が差し事故にあうときとは、こんなもの。 
 70歳以上の免許書換え前の講習会で、「交通事故の当事者は3分2が65歳
以上の高齢者。老いによる注意緩慢が原因です。」と聞かされた。
毎朝一時間、冬期を除き年に8ヶ月、6年以上走ってきたが、来年春先から、、
週末の二日間に切り替えるべきか。
   * 5年前に、あと10年の余生と想定して
 65歳の節目で、あと10年の75歳辺りが寿命と、気楽に考え5年近く。
間もなく半分が経過する。10年前は一昔に感じるが、5年はアッという間。
とすると、もう残された時間も直ぐにくる。数ヶ月後に70歳になるが、
父は、この年にガンが見つかり、一年後に亡くなった。 死についての
知識が皆無だったこともあり、死の恐怖に悶絶をしていた。誰もが、
直面する恐怖。その凍りついた空気は、そのまま周囲に伝わってきた。
老いと死の問題は、人類の永遠のテーマ。 70歳を過ぎると、背後からの
漠然とした不安から、前側に移動し迫ってくるという。ここにきて、長生き
をしたいとか、後悔の念が少いのは意外。好きなように生きたためだろう。
 いざ直面すると、違うのだろう。 5年は何とか?だが、10年は?
その時、『死ぬのは死ぬ。助かるは助かる。ガタガタするな!
それにしても面白かった!』が、内語になるのか? 
その時には、こんな事が書けないだろうから、今にうちに書いている。
・・・・・・
脳がよろこぶ話 ー4
2014年10月10日(金)
      対談ー夏樹静子『脳がよろこぶ話』茂木健一郎ー5人との対談
  * 脳という最大のミステリーを、文学と科学で読み解く
 私も腰痛持ちで、その苦痛は、言葉では表現できない程辛い。
付き合いだして丁度50年になる。最後に一番辛かったのが、5年前のこと。
その時から本気になって幾つかの対策をしたのが功を奏して、今では、軽い
腰痛は年中続いているが、重いものは、あれ以来ない。更に、二年半前からの
週二回のヨガが、良いみたいである。しかし、少しでも身体を冷やすと、
直ぐにでも痛みが増してくる。
≪ 夏樹:脳より腰がミステリ!。(笑)
茂木:一時はイスにも座れなかったぐらいだったという。
夏樹: もう、イスが怖くて怖くて。イスに座れないというところから始まった
 んです。ある朝、いつものとおり家族が出ていって、書斎に入って、さて仕事
 をしようと思ってイスに座ったら、どうしても嫌だといわんばかりに。腰が
 上体を支えるのが嫌だと言い出した。そういう感じで、座っていられなくて。
茂木:腰の反乱ですね。
夏樹:それから三年間というもの、ドクターショヅピングっていう言葉は
 好きじゃないけど、いろんなところであらゆることを試したんです。
 でも、注射も、薬も、東洋医学も、何ひとつ効かず、それどころか原因さえ
 わからないもので、あきらめて、絶望的になって、家で寝ていたわけです。
 イスに掛けられないし、立ってもいられない。一日中、ううっいたいといって
 動けないような激痛も頻発して、異様な倦怠感もあって、鉄の甲羅を背負わ
 されたみたいに、部屋を横切るのにも這って行くっていうぐらいでした。
 もう万策尽きたと思っていたところに、主人の友人から紹介された心療内科
 の先生がいらして、最初に先生が、私の話を二時間、聞き取ったんです。
茂木: おつらかったでしょう。
夏樹:先生がおっしゃるには、全部心因性なんだ、心が原因なんだと。
 私は全然信用しなかった。張り切って仕事してきて、ストレスも何も感じて
 なかったから、そんなはずはないって言ったんだけど、「あなたの潜在意識
 は疲れ切って、休もうよ、休もうよと言っています」って。愚かな私が意識と
 潜在意識の乖離に気が付かないから、とうとう潜在意識がこのままでは死んで
 しまう。生体としてやっていけなくなるから、幻の病気をつくり出して、
 そこに逃げ込んだ「疾病逃避」というんです。しかも、これだけ拗らせて
 しまったら、ちょっとやそっとじゃ治りませんよ、もう小説書き辞めて、
 一主婦として生きなさいと。私はもう、そのころになると、痛みとの戦いに
 精も根も尽き果てたという感じで、「わかりました、もう断筆しまう」
 と言ったら、じわじわと、本当に日一日と、二週間の絶食療法の三年間の
 地獄の苦痛が、約三週間でまったく消えた。ずいぶん早く潜在意識が
 折り合ぞくれたもんだと驚いたりもしたもんです。 ≫
▼ 座る姿勢と、精神的圧迫が、腰に集中していたことになる。
 何か、事業から引退したと同時に、様々な神経症から、解放されたが、
それだけ、知らないうちに大きな重荷になっていたようだ。だから強がりで
なくて、後悔とか、挫折感は、ほぼ無く、何か毎日がスッキリしたような日々。
・・・・・・
4590, 閑話小題 ー謝罪あれこれ
2013年10月10日(木)
 このところ、毎日のようにJR北海道東京電力など謝罪会見がTVの
ニュースで報道されている。そのあたりを狙ったのか、『謝罪の王様』という
映画が上映され、私も見てきたことは前に書いた。土下座は江戸時代の大名
行列などで平民が土下座したことに始まり、謝罪というより権力の誇示のため
武士がやらせた慣習。謝罪に土下座をするようになったのは70年以降のこと。
映画で、記者会見など頭下げの時間が20秒が相場で、長いほど効果があると・・ 
さっそくNHKクローズアップ現代で、この風潮を取り上げ分析していた。
  ーまずは、NHKのブログからー (番組趣旨より)
空前の高視聴率を記録したドラマ『半沢直樹』。注目を集めたのは、
“土下座”シーンだ。宮藤官九郎さんが脚本を書いた映画『謝罪の王様
でも頻繁に出てくるのが“土下座”。 いったいなぜ私たちは“土下座”が
気になってしまうのか。 専門家は、2000年以降、謝罪会見などで経営者の
土下座が見られるようになったのは、日本人が心のゆとりを失って不寛容になり、
相手を土下座させるまで追い込む風潮が広がっているからだと分析。
“土下座”が氾濫する中で、見え隠れする社会の変化を探る。
 (NHK説明より)
 早速、プレビューを見てきました。ドラマ「半沢直樹」は視聴率が民放ドラマ
として今世紀最高を記録したこともあり、多くの方がご覧になったと思います。
その中で、注目を集めた土下座のシーン。印象深かったですよね。
企業の不祥事などで、社長たちが謝ったり、土下座するシーンを近年よく目に
するようになりました。そもそも、「土下座」という言葉に、謝罪という意味が
加わったのは、70年代に入ってからのことらしく、比較的新しいといえます。 
中には、土下座するまでもない場面で、土下座を強要させられることもある。
私たちの社会は、なぜ、ここまで土下座を求め、またするようになったのでしょう。
土下座をさせると一時の爽快感があるが、何か見てはいけないものを見たような
そんな居心地の悪い気分になることも事実。番組を通して分かってくるのは、
ますます不寛容な社会になっている、一方で、謝る側も、形だけでも土下座
することで、それ以上追及されることを避けようという姿勢です。本来なら、
土下座させるよりも、ことの本質を見てそれを改善することに向かうべきでは
ないでしょうか。番組の中で一番印象に残るのは、脚本家・宮藤官九郎さんの
こんな言葉です。「もっと本当は広い心で過ごせたらいいのにっていう思いは
ありますよね」。 ぜひ、番組をご覧ください!
▼ 報道陣を前にした会見は、公開処刑か、リンチの縮小版に近い。
 見ている方は、ライブで大して関係ないのに、直接の被害者のように怒り、
呆れ、嫌なものを見た感覚になり、また優越感に浸る。 謝罪をしている方も
変だが、見ている方も、明らかに変である。要は、役割を演じているだけで、
本心からでないのは、有りありと画面から伝わってくる。大場面なのに、殆ど
悲壮感が伝わってこない。それさえ映画で、笑いネタにされ、それを国営放送
の話題になるのだから・・ 大した謝罪もしないで首相を辞めさせられた、
あの二人が再び首相と副首相で登場、更に大きな間違いをしようとしている。
元もと罪の意識もないのだから救いようがない。
選挙制度の欠陥もあるが、自民党に大勝させ過ぎた国民が悪い!
・・・・・・
4215, 開国という強迫観念 ー2
2012年10月10日(水)
       ー反・幸福論『開国という強迫』ー 京大教授・佐伯啓思
 * 果たして欧米社会が普遍的・先進的で、「日本」は特異で後進的か?
 義務教育が終わると、高校受験で進学校と専門高校に分けられ、大学では
首都圏の大學か、地方大學に分けられる。一般的に都心の大学進学は、進歩的
文化人としての特権を得るための要素がある。それで果たして、それだけの知識
と教養を積んだかというと、そうではない。あくまで将来に知的素養の下地を
つくるため。自由の立場で、世界を、社会を、人間を見つめるための猶予期間。
しかし、最も重要なことである。  ーその部分からー
≪「進歩的文化人」こそ自己特権化の典型。戦後のいわゆる進歩的文化面は、
自己特権化という立ち位置に自らを置くことで、まさに一進歩」した「文化人」
を演出したのでした。「進歩的文化人」が西洋思想に関心をもっていたことは
事実。彼らがそれなりの知的エリート教育を受けていたことも事実でしょう。
では彼らが本当に西洋を理解していたかというと全くそんなことはありません。
・・ 戦前では天皇が頂点にあり、戦後すぐには「マッカーサー」がこの頂点
にやってき、その後は「西洋社会」や「アメリカ」がそこへくる。
進歩的知識人、進歩的文化人という存在そのものが「抑圧移譲の原理」に捕捉
されていった。知的商売人には、少し手の込んだ事情があります。それは、
彼らは、彼らに都合のよい西洋思想や学問を取り入れて、それを「科学」と
いい、自らを「専門家」といったことです。 「西洋の学問」=「科学」=
「専門的」=「先進的」であり、これに対し、「日本的思考」=「非科学的」=
「大衆的」=「後進的」とみなした。その上で、自らの身を前者の「科学」
「専門家」「先進的」の方に置いたのです。 これは、「世界」"「先進的」
「普遍的」であり、対して「日本」は「後進的」"「特殊的」というあの図式と
同じ。この両者を重ね合わせ、知識を身に付けた知識人は、あたかも日本の外に
立って日本を眺めつつ、その特異性を批判する、という特権的立場を手に入れた。
・・(中略) この潮流からすれば日本はヘンだ。だから、世界へ向けて国を
開かないと、世界の潮流に乗り遅れる」というのです。実は、この発想は、
必ずしも「世界」と「日本」に限りません。「世界」は普遍的で先進的であり、
「日本」は特異で後進的であるという発想は、もっと根深いものをもっています。
それは日本の近代化そのものを支えてきた思考様式だったのではないか。
この「世界」を「東京」に、「日本」を「田舎」に置きかえてみよう。・・≫
▼ 哲学の構造主義は、「世界」=先進国は普遍的で先進的で、僻地の住民が
 果たしては特異で後進的か?を、問うている。それまでの欧米は、自分たちは
文化人で進んでいる。それを遅れている南米、アフリカ、東洋に普及させる建前
で、世界を侵略をしてきた。しかし、その誤魔化しが何時までも続く訳がない。
日本の開国という強迫も、西欧文化に乗り遅れる、という刷込みではないかと、
著書は問うているのである。しかし、ネット社会は否が応にも開国を迫る。真の
支配層はネット化で、それぞれの国や社会の開放で、支配力を強化するのが狙い! 
・・・・・
3850, ツレがうつになりまして -1
2011年10月10日(月)
 「ツレがうつになりまして」という映画を見てきた。TVでも放映され
話題になったストーリー。ところで、もう亡くなってしまったが、前の会社の
取引先の営業の担当が創業当時から高校の後輩ということもあり、隙間時間に
暇を持て余していた私のところに息抜きに来ていた。ところが20数年前の
バブル崩壊直前に重い躁鬱病になってしまった。その症状のまま営業や知人先
に回るので、再発すると周囲から「彼が再発をした」と、電話が入っていた。 
躁の時は、晴れやかに飲みに誘われ、しかし直前に断りの電話が入る。 
鬱のときは、目が据わり今にも自殺でもしそうな暗い顔で、再発の報告と相談
に来ていた。 私も若い時から数多くの挫折体験をしてきたが、宗教書や
精神科学の本の言葉で、何とか危機を乗り越えてきた体験があるので、
痛いほど彼の悩みと症状が分かっていた。 その時に彼に言い続けたことは
≪ 躁鬱や分裂病などの精神病、精神症は心の風邪で何にも恥ずかしいこと
 ではない。風邪をひいて恥ずかしい、という人はいないのと同じ。上司に
正直に現状を報告し、直ぐに医者にいって治療すべき。医者の言うとおりに
すれば、それ以上悪くなることはないし回復は最短になる。とにかく拗らせない
で治療すること。拗らせると廃人になり鉄格子の奥に隔離されることもある≫と。
 15年間に大きな躁鬱の波は3~4年に一度は来ていたが、その都度、
初めに飛び込んでくるのは私のところ。欝にしろ、躁にしろ、本人や奥さんから
状態を聞くと、それはすざましい。聞いているだけで背筋が寒くなる話しが
山ほどある。しかし瀬戸際の経験を重ねるうちに、自分で医者に行き、一時
入院をするようになっていた。会社は管理職からヒラになったが、最後まで
病気と付き合いながら職に留まっていた。「精神病」と「精神症」の境は、
他人に危害を加えるかどうか。その辺はギリギリでセーブをしていた。
彼の場合、多くの友人がいて、それを見守って許してくれる人間性があった。
営業先には病気を逆にネタにしてしまう逞しさもあった。その人も7年前に
癌で亡くなってしまったが、純粋で、面白い人であった。欝による失態も、
決して恥ずかしいことでも何でもない。 だからこそ書いている。 
そういう経験があるので、この映画に感情移入をし、涙をしながら見入って
しまった。 歳をとると年齢に比例して欝が重くなっていく。 
足腰の関節が痛くなり、何らかの成人病が出てくる。 欝になるな!という方が
無理な話。その中で、欝というトラの背中を如何に乗りこなすかと、割り切り
きった方が良策。 それから逆算すると、若い時から何らかの宗教に入っていた
方が良いことになる。私は子供の頃から仏壇前のお経だった。  
次回は、映画の感想文・・