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読書日記~ <凡人の怪談> ~2
幼児の頃から母親が、事あるごとに因縁めいた話をしていたのを聞いていた。
いい歳を何を…と、子供ながらに聞き流していたが、年齢を重ねる度に、それも
有りかと思うようになってきた。「心と霊感」の問題である。父親が、あと余命
半年と宣言された当時、千葉市郊外の千城台ビルを父と供に準備のために同居を
していて、慌てふためいた父の姿を身近に見ていたため、その実情を垣間見る
機会にあった。…あと10数年は生きると信じていたのが、余命一年と刃を喉元
に突きつけられば、動揺して当然のこと! そして、
<死とは何か…? 死後はあるのか…?>
<苦しい時の神頼みの神とは…何?>等々を考えるが、何の手がかりが
見当たらない。イザとなると、娑婆は非情で、冷酷である。
誰も身近で知識をする人が居ない中で、孤独は孤立に変化していく。
父の姿は、砂漠の真只中にただ独り置かれ彷徨い人のようであった。
その時の父は、人生の終焉の淵に立つ人。私は、そこから旅立つ人。
そこに当然、魂の引継ぎがあった! それにしても辛い一年であった。哀しみと、
焦燥感と、喜怒哀楽が混在する中、伴侶も決めなくてはならない。その題になると、
父は不安そうな顔になる。
亡くなり一ヶ月前に、母親が喪服の準備を…何とも言えない「人生とは…これか!」
と悲壮感を持ったまま、サイズを計りに…。…面白いほど、身辺に近づいていた
人達は、姉夫婦に気づかい誰も来ない。姉夫婦は露骨な、態度豹変!
~つづく
・・・・・・
6874,読書日記 ~新・人類進化史 -1
2020年01月09日(木)
『世界が動いた「決断」の物語』スティーブン・ジョンソン(著),
~Amazonの説明~
【「新・人類進化史」シリーズ第3弾。人生・組織・文明の進路を大きく変える、
生涯に一度あるかないかという重要な意思決定のモデルとなる、世界の社会的
歴史を形作ってきた「選択肢」を分析・解説。「英断」のメカニズムを解き明す。
ダーウィンは、なぜ非科学的な医療を信じたか?
独立戦争でワシントンが犯した最大の過ちとは?
オバマが調べ忘れたビン・ラディンの情報とは?
「財産」より「愛」を選ぶ理由とは?
はたして、人生はシミュレーションできるのか!?
熟考を重ねた英断から、世紀の大失敗まで、迷い、悩んだ末に
導かれたたった一つの選択によって紡がれた壮大な物語。 】
――
* 人命の価値= 900万ドル〈10億円)
目次を流し読みして目に飛び込んできたのが、人命の価値=900万ドル。
何を根拠に? まあ固いことを言わずに、人命を円換算で10億円と、仮に設定
したとしよう。 あくまで遊びのテーマとして… でも、何か腑に落ちる値段!
人生80年として、割ると一年で1100万円あまり。自分の人生を振返った実感は、
一年が2000万というところ?一日5~6万円。で、どうだろう?
・金に困った素人娘がアルバイト代わりに、買春するコスト…
・海外ツアーの一日当たりのコスト…
・一週間分のアルバイト代…
・良く遊び、よく学び、良く働いた一日分の賃金?
何ごとも、仮に設定すると、おぼろげ乍ら見えてくることがある。
75歳を私の寿命と10数年前に設定し、公言をしたところ、知人たちの驚きに
逆にビックリ。ハッと気づくと、あと一年。そして、ハッと驚いた人たちが、
何人か亡くなっている。ということは、設定して、シリアスに生きた方が、
プラスになる? ならば、ここに私の人命の価値=10億に借り確定すれば、
一日一日の価値が見えてくる。 <365日* 80年 = 29 200> 約3万日。
10億円÷3万日とすると、一日あたり、3万3千円… こんなものか!
自分より知人をみて? さて幾らでしょうか? そうこう見ると、
世間とかいう身近な世界に縛られている奴って、何なんでしょうか。
その世間様の御値段は、マイナス何億? それもスマフォまで繋がれ!
私たちは、その娑婆に生きているのだから、それが楽しければ、それで良い
じゃないですか! 娑婆!
・・・・・・
6145,閑話小題 ~あと9日で72歳ですか! 先は少ない
2018年01月09日(火)
* 元気でいられる数年を如何に!
老化の問題を突詰めると、「最後の10年を如何に生きるか!」になる。
「長生きはしたいが、寝たきりや呆けでは…さて如何に?」になる。
・健康寿命が男性:71歳。女性が74歳(4年前の統計)。
・寿命は30年前に比べ、男性が6歳延び81歳、女が7歳延び87歳に(去年)。
とすると、男は9~10年間、女は13年の介護生活の末、亡くなることになる。
その平均介護年齢を超えて一年、老化現象が年々、如実に出てきている。
前期・後期高齢者の折返しの75歳を境に「どんな努力も水の泡」(渡辺淳一)
と宣う。 これからすると、いいとこ3年。 一休の歌
「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」そのままが、前方
から迫りくる時節にある。青・壮年期に共に闘った取引先の担当も、過剰飲酒
が祟ったためか過半数は故人に。私は、有難いことに、毎日が充実し、面白く、
可笑しい日々が続いているが、常時、充実状態にしてないと、深淵の闇に飲み
込まれてしまう。 いつも悲観的?文章を書いているが、実は、そうでもない。
「余命、あと半年!」と宣言された瞬間、灼熱の砂漠でただ独り‘生への渇望’
で七転八倒することに。どのみち通る、避けれない道。後期高齢者年齢まで僅か
千日の娑婆!になった現実があるが、10年以上も生き延びる可能性もある。
思い残すことを最小にと、17年近く、連日、行蔵を書き残してきた。
世界の名残りと地球の果てを、数多く見てきた…。そこで実相を見てきたか?
というと疑問が果てなく残る。これまでは、身近で見えていた両親の後姿に
先導されていた。
「最後の10年を如何に生きるか!」の視点からして、7年前の会社清算に、
3年を加えると、10年になる。碁盤の白石が黒石に反転した目線で、人生の
プロセスでの行蔵を見つめ直して、「この結果も悪くはない」との諦念
も出来つつある… あと少しで72歳! 来年も健康体で、
<ああ既に73歳ですか!>をテーマに書きたいもの。…お後が宜しいようで!
・・・・・・
5048,修羅場の極意 -2
2015年01月09日(金)
『修羅場の極意』佐藤優著
*「夫のアル中」と「カネがない」のが最大の修羅場
西原理恵子との対談の表題にある『修羅場の極意は、「最悪」の
シュミレーションをすればよい』だが、修羅場はいつ来るか、どういう
状況の下にくるかもわからない。準備のしようがないように思えるが、
長期的な体質づくりは可能である。そこで、自分が何をしたくて生きて
いるのか、を明確にして、優先順位を決め「最悪」状態になっても「やる」
と決めれば、何とかなるもの。 ーその辺りからー
≪ 佐藤 西原さんの最大の修羅場はいつですか?
西原 戦場カメラマンだった夫がアルコ孟依存症で、家の中で暴れていたとき
ですねアルコール依存症って大変な病気で、理性が吹飛んで、野生の生き物
みたいになっちゃう。だから強い者にはペコペコして、弱い者は徹底的に
いじめる、という動物のような人格になってしまう。二十四時間、私のことを
罵倒していました。私はアルコール依存症という病気の知識がなくて、この人
は著しく性格の悪い人だと思い込んで、二人の子どもを守るために離婚した。、
佐藤 酒は怖いですよ。僕もロシアで山ほどアルコール依存症の人を見ました。
あの国は男の平均寿命がものすごく短い。64歳くらいです。そして、死因に
ウオッカが関係しているケ支が多い。アルマル依存症による内臓疾患だけで
なく、酔っ払って交通事故や機械に巻き込まれる事故も少なくない。
またはアルコール依存症に関係があると思われる自殺も多い。
西原 アルコール依存症患者の生還率は二、三割とされています。
佐藤 でも旦那さんは帰ってきた。
西原 そうなんです。治療を終えて、「ただいま」って帰ってきた。
最初は怖くて目も合わ軸せられなくて。でも二日目くらいで結婚する前の優し
かった頃に戻っていることに気づいた。
西原 夫が病気になって思ったことですが、人間は必ず病気になる。病気に
ならない夫も、潰れない会社に勤めている夫も、浮気しない夫も、この世の中
には存在しません。そのとき専業主婦だったら家の中は滅茶苦茶になる。
夫が倒れて、自分に子どもを養う力がなければ、家庭は修羅場になります。
専業主婦は極めて危険なお仕事です。夫を治すために莫大なおカネがかかり、
半年後にちゃんと死なせるためにも莫大なお金がかかりました。
最大の修羅場はおカネがないこと。おカネがないと、たいていの人は獣に
なってしまいます。おカネがないと男の子は泥棒に、女の子は売春婦になる
危険性が高くなる。
佐藤 西原さんの修羅場の対処法を整理すると、まず、最悪の状況を
シミュレーションしておくと。それで、原因を理性的に分析して、その危険が
ある芽を潰していくということですね。これはすべてのことに応用できる。
西原 子どもを東大に行かせようなどと高望みしない。いい子に育てようといった
漠然とした理想も描かない。最悪の危機管理から逆算するのであって、上は
想定していません。
西原 人に好かれる、何か言われてもはね返せる強さが身につけば
いいなと思っています。人に好かれるって一番の財産ですよね。それと、
女の子は他人の中傷とかにすぐへこんだりしがちですが、それさえ気に
しないで生きていける強度があればいいと思っています。 ≫
▼ 事業計画をつくる時、事業構想の背後には、最悪の思わぬ事態を想定し、
自宅ならシェルター、船なら救命ボートを事業設計段階から 組み込んで
おいた。 父親からの教えがあったが、ドルショックと、石油ショックを
創業準備期に経験し、その恐ろしさを知っていたため。 事業は恐ろしい!
だから命がけで面白いが、舟板一枚下は地獄。 今は何とかシェルター?
暮らしだが、なかなか濃口の妙な味がする! 小さな修羅場は、最悪の事態
を想定して逆算すればよい。悲観と楽観の枠を広げ冷静になる思考法。
・・・・・・
4316, 幸せはいつもちょっと先にある -4
2013年01月09日(水)
「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」
ーダニエル・ギルバード著
* お金の果てない追求は、なぜおこるのか? ー�
私たちは、極貧から中産階級に移動した時の喜びが、中産階級から上流階級に
移動した時にも正比例すると思っている。しかし実際は少しだけ上がるだけ?だが、
あまり変わりはしないことに気づかない。
ーまずは、その辺を書き出し考えてみる。
≪ …何かを売ろうとしたことがあるなら、あなたはできるだけ高く売ろう
とし、相手はできるだけ安く買おうとしただろう…
売買の当事者はみんな、最後に残るお金が少ないより多いほうが幸せだと
思いこんでいる。この思いこみが経済行動の根本原理だ。だが、これを立証する
科学的な事実は、あなたが思うほど多くない。経済学者や心理学者は、何十年
にもわたって富と幸せの関係を研究している。富が人間の幸せを強めるのは、
赤貧から抜けだし中産階級になる場合だけで、それ以上はほとんど幸せを強め
ないという説が一般的だ。アメリカ人の場合、年収五万ドルの人は年収一万ドル
の人よりずっと幸せだが、年収五〇〇万ドルの人は年収一〇万ドルの人より
ずっと幸せというわけじゃない。貧しい国の人びとにくらべると、ある程度豊かな
国の人びとはずっと幸せだが、ある程度豊かな国の人々にくらべて、非常に豊かな
国の人びとがずっと幸せかというとそうじゃない。経済学者は、富に「限界効用
逓減」があると説明するが、これは、空腹、寒さ、病気、疲労、恐怖の状態に
あるのはつらいが、その苦しみから抜けだしさえすれば、それ以上のお金は
増えるだけで意味のない紙の山でしかない、ということを言っているにすぎない。
ならば自分が使いきれるだけのお金を稼いだら、あとは仕事をやめて楽しむだけだ。
でしょ? いいや、はずれ。豊かな国の人びとは、たいてい、長時聞まじめに
働いて、これ以上お金が増えても喜びを引きだ芸いという限界以上に稼ごうとする。
われわれはこの事実をもっと不思議がるべきだ。なにしろ、ゴールに安物チーズ
をおくだけで迷路を走り抜けるラットさえ、いったん満腹になれば、最高級の
チーズを使っても動こうとしないのだ。我われ自身、パンケーキをたっぷり
食べたら、それ以上のパンケーキはもう食べがいがないため、調達や消費の努力
をやめる。だが、お金については違うらしい。近代経済学の父、アダムスミスが
一七七六年に書いたように、食べ物への欲求は、人間の胃袋の容量が小さいせいで、
どの人でもかぎられている。しかし住宅、、衣服、馬車、家具などの便利品や
装飾品への欲求は、何の限界も、はっきりした境界もないようだ。食べ物もお金も、
いったん十分になるとそれ以上の喜びを与えてくれなくなるなら、なぜわれわれ
は、食べ物を腹に詰め込むのをやめるのに、ポケットには際限なく詰め込み続ける
のだろう。それは金銭の多さに比例して満足が増えると思い込んでいるためだ。≫
▼ 世界も、日本も上流階級が存在している。金銭で表現すると、1~2億以上の
純資産が上の下、10~20億クラスが上の中、最上が100億以上という。
それに見合って幸せかというと、そうでないようだ。純資産がゼロというと、
常にお金の残高を意識する生活になるため、ある程度の収入と預金が必要である。
だから、極貧から脱出した時の喜びは、大きくなる。では中流と上流との幸福感は、
どうだろう? それほど変わらないようだ。しかし中流の上流に対する希求は
思いのほか大きい。中流は欲しい物が買えないので少し不幸で、上流は何でも
買えるので少し不幸ということ。でも、これだけは、多い方が良い。
一万円と百万円を懐に持って一万円の買い物をするとき、気持ちが全く違う。
心理学者のお金に対する切口は特別に面白い。
・・・・・・
5413,だれもわかってくれない ー②
2016年01月09日(土)
『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
* 信用レンズ
まず、この3つのレンズを簡潔に要約すると・・
・信用レンズ: 初対面の相手を評価する際に働く、温かみと、
それを伝える能力が大事。誠実でウソをつかないこと。
話しをしている間、目を逸らさないことがポイント。
・パワーレンズ: 会社における上司など権力者が持っている認知の特徴。
例えば、「私にとって役に立つことを示せ。さもなくば消えろ」
「自分を守ってくれるパワーがあるか」
・エゴレンズ: 自分の過去の意思決定や立場を守るための認知の特徴。
このレンズの目的は、ただ一つ、自己肯定感を守ったり、
高めることが可能かどうか。このお陰で、私たちの殆どが、
自分が平均より賢く、魅力的で、道徳的に優れていると
思っている。したがって、何かうまくいけば自らの実力と思い、
うまくいかないと、状況や誰かのせいだと考える
ー他に ・予防レンズ: 失敗を回避することに重きをおく特徴。
慎重でリスクや問題がよく見える。
・促進レンズ: チャレンジして成功することに重きをおく
のが特徴。リスクが見えづらく、楽観視しがち。
誰でも、今より良い暮らしを手に入れることと、今あるものを守る
ことの両方を同時に望むが、どちらかに偏るもの。
一番大事なことは、ある人にとって「向上すること」だが、
ある人にとって「安全であること」。
ーー
まずは、「安全で、安心できる相手かどうか?」の「信用レンズ」より。
そのポイントを、以下のように上げる。-P130-
☆「信用レンズ」= 初対面の相手があなたを見極めようとするときに
最初に考えるのは、「信用できる人間かどうか」ということです。
早く言ってしまえば、「敵か味方か」ということです。
☆ 人を信用するかどうかの判断は、ほぼ完全に無意識のうちに行なわれ、
それは「人間的温かみ」と「能力」の印象に基づきます。「温かみ」は、
相手の味方になろうとしていることの表れで、「能力」はそういう意図を
実践できることを意味します。
☆「温かみ」を伝えるには、相手に注意を払います。話している間は目を
合わせること、微笑むこと、うなずいて理解を示すことなどです。
またそれが適切なら、共感を示したり相手を気遣つたりします。
一番大事なのは、誠実でウソがないこと。こちらが先に相手を信用して
安心させることも、場合によっては効果的です。
☆ 目を合わせるというのは、「能力」を示すことにも有効です。そして、
背筋を伸ばして座りましょう。個人的な心配事などをやたら話しては
いけません。あまり卑下するのも、自慢もよくありません。少々謙虚な
くらいにすると、相手は感心してくれます。自分をあまり有能だと
思えないという人は、「パワーポーズ」を試してみてください。
☆ リーダーとして部下から信頼と忠誠を得たいと思うなら、
「能力」よりも「温かみ」のイメージを優先的に発信することです。
ーー
▼「だれもわかってくれない」のは当然のこと。少しはわかってくれて、
友人で、わかってくれなくとも、一緒にいるだけでホッとするのが親友?
この3つのレンズは、大方、直感で判断するが、この選定の結果、過半数
以上が、間違いだったことに気づき、『男(女)運が悪かった!』と嘆く。
運が悪いのでなく、頭が悪いだけだが、その自覚がないから始末が悪い。
その鬱積を周辺の噂話の創作に向けるため、ガスが湧くヘドロのドブとなる。
挑戦、変化、戦い続け、脱皮しないと、肥大し歪んだ、あの世間人に陥る。
・・・・・・
5778,閑話小題 ~瞬間瞑想の方法
2017年01月09日(月)
* 瞬間瞑想の方法
ヨーガでは、いろいろな場面を思い起こし呼吸に集中する瞑想がある。
たとえば、「寄せては返す波の音」「山の向こう側に昇る朝日」「澄んだ空を
飛んでいる白い鳥」「海を照らす大きな満月」など。これらを、私たちは
自分の経験に伴ったイメージを持って忘我の状況に入る。
私には、「寄せては返す波」のイメージが良く、一瞬で瞑想状況に瞬間に導く。
呼吸から入る瞑想で、寄せる波が「呼」で息を吐出し、返す波が「吸」。
これをイメージして呼吸すると心が休まる。4~11月の8ヶ月間、自転車で信濃川
の土手架かる二つの大橋を一周して帰ってくる。その時に、対岸にあるベンチで、
数分、川を挟んだ岸辺をボーッとして眺めているが、これも瞑想の一種?
それと、大橋を1k、ヒキチャリウォークをするが、これも似たような状況。
更に、ベッドでTVを見疲れた時に、�・outubeで「瞑想音楽」を楽しむのも瞑想?
夜半の0~4時までの「死者のポーズ」も、瞑想タイム。
瞑想のキーワードから、様々の思い当たることが出てくる。般若心経もしかり。
これを唱えている忘我も、瞑想タイムになる。瞑想も妄想も、現在の私にとって
同じようである。で、これが日常になると耄碌してきたと評される。
耄碌とは瞑想状態が平常となると、これも悪くない? 阿保違いまんねんパーの
世界ですか。これは… 世間、世界からの解放。生からの開放、因縁からの開放!
としても、確かな自分が、世界があればこそ、言えること。パーでは無理か。
・・・・・・
6873,閑話小題 ~ミネルヴァのフクロウ ―2
2020年01月08日(水)
* この番組が言わんとするところは
「世界は幼児化している」ことと、「トランプ現象の意味」である。
そこに、イランNO2の暗殺である。これはトランプの読み違い。それに乗じて
イスラエルが、イランの核施設を徹底して破壊する可能性がある。下手をすると
三次世界大戦の起爆になる可能性も含む。トランプは、大統領選と、弾劾裁判の
対策にルビコンの川を渡ってしまった! イスラム対ユダヤ・キリスト教の戦争に
様変わり、すなわち三次世界大戦の可能性まで発展する可能性がある。
アメリカ・ファーストは、白人ファーストであり、白人第一主義のエゴまるだし
のこの狂信的極右の人物を頭に頂いた結果が、この致命的ミス。何やら大量の
ブラックスワンが、静かに到来してきた。 …あの三人の含み笑いが聞えそうな。
~番組の主旨は~
《 ◉ 世界は幼児化に…
この番組で、心理学者の加藤諦三が、世界は幼児化に動き出していると提示。
< ベルリンの壁崩壊。それらは歴史の流れの変化を感じる時代。「冷戦終息?」
に見えたが、その裏で人々の心の中では<幼児化が、隠れて進んでいた>よう
そして今、その隠された幼児性が、少子高齢化となって表に現れてきた。
アメリカ、イギリス、日本などと地域は違っても、中東もまた幼児化した。
その典型がテロ。フロムの言うごとく。テロは、母親固有の、最後の病理的段階。
幼児性の間接的表現の典型的な例である。今の世界において、々は、情報化社会
の技術的発展のスピードについて行かれなくなった。歴史の発展はアンバランスに。
パリ協定離脱、シリア撤退などトランプ大統領をはじめとする政治家の視点の
少なさ。「得か損か」と言う、恐ろしいほどの視点の少なさ。 指導者の
「視点の少なさという幼児性」が、国民の隠されていた幼児性を刺激した。
◉ トランプ現象の意味
トランプの唯一の信念は、経済的利益の哲学であり、今までの民主主義的
価値観の否定である。アメリカ独立についての「エマソンのコンコルド賛歌」の、
「レキシントンの一ッ発の銃声が世界を回した」と言う言い方を参考にして
言えば、トランプの絶望が世界を変えた。アメリカ・ファーストだけに反応し、
世界に責任を持たなくなっている。アメリカ大統領が、世界にたいして何らの
連帯感や義務感を持たない。アメリカが歴史上初めて楽観主義から悲観主義に
変った。 》
―
▼ これは世界の重心が中国に移動しつつあることに通じる その意味で、
地政学的からみて、日本の優位性は当分は続くとみてよい。情報化の潮流は、
中国にとって有利。「サラサラな流砂の民」の国民性を、ネットが世界の国内外
を細く結びつける。そして集中すると、甚大な力になる。ミネルヴァの見たのが、
三次世界大戦でないことを祈るしかない。中国、北朝鮮を見せつけに脅す計算が
あるとしても相手が悪い。アメリカ極右には、カーター元大統領の失態の恨みも。
後記:2年前にも、同じような文面があった。アメリカに踊らされているだけ
なのか。とにかく、気違い?に刃物? こんな人物を大統領にする民主主義とは
何だろう? でも、中国、北朝鮮より、まし?
・・・・・・
6144,閑話小題 ~熊さん、八つぁん、珍問答、再び -2 新春談義
2018年01月08日(月)
* 新春談義 ‘一触即発の恐ろしさ’
八つぁん: 大家さん、今年も大変な年になりそうな雲行きですね。秋口に
アメリカ下院選が行われるため、起死回生を狙った朝鮮戦争も考えられる
雲行き。100万単位の死者も覚悟の上に… 一触即発状態じゃないですか。
大家: 北朝鮮の金様の自爆覚悟の瀬戸際戦略も、これでは、一つ狂うと日韓
を巻き込んだ破滅に至るよ。 ますます開戦は避けられない雲行きだね。
一番利益を受けるのはプーチン、トランプ、習主席と、世界中の軍事産業。
八つぁん: 日本も非常な危険状態に置かれている。平和ボケした日本人には、
東北大震災の数倍、数十倍の戦災状態のイメージが出来ないんだよ。
戦争の経験者も数少なくなった。
大家: 政府は、既に情報コントロールをしているよ。冬季オリンピックを
無事終わらせて、選手と観客の帰国に紛らわせ、滞韓米人を帰国させた上…
この年末年始にも可能性があったが…。 開戦ともなれば、思いもしない
国内でのテロ攻撃が考えられ、これまでの日常が一変する。ペットボトル
と、トイレットペーパーの買置きぐらいはしておかないとね。
熊さん: あっしがトランプなら開戦に踏込むね。老い先も短いことだし。
あの言動は‘俺並み’じゃないか。オバマの綺麗ごと治世が懐かしいよ。
八つぁん: 何れも陰陽があるからね。でも、トランプには陰の部分が多すぎる。
クリントン女史に比べると、バカどうしは先が読めないため手ごわいのでは。
熊さん: そうさな~、あっしがドン様だったら、クリントンの方が組み易いか。
大家: 最近、妹が幹部に抜擢されたが、ピンポイント爆撃か、脳卒中で急死を
した場合の後継者を考えてのこと。この妹がプーチンと情報を共有して知恵
を借りているとみると、この一連の戦略が解るような。
熊さん: それにしても、韓国の現大統領というのは何じゃい!。国家同士が
合意し金までとっておいた決め事を反古にするとは。国家の態をなしてない
じゃないか。「国 敗れて山河あり」というより、「惨禍あり」そのもの。
気の毒といえば、気の毒の国だよ。
八つぁん: 地勢上のリスクを甘く見ていると、日本も韓国の後追いだよ。
寅さん: 先ずは、改憲さ。 仲たがいした隣家が敷地内を二分し、爆弾と
鉈を振り上げた、一触即発の中で、平和ボケした腑抜けが、「争い事は
いけません」と鼻声で声高らかに運動会の準備…。先はしれているよ。
大家さん: 「そのマサカが起こるのが娑婆世界」 日常は表象でしかなく、
百年、千年に一度のマサカが世界を動かし、変動させる。茹で上がった
のは、脳も体が動けない。
八つぁん: 準備のしようがない?っていうけど、疎開先として地方のホテル
に、万一の場合を考えて予約も可能だよ。笑われてもいいんだよ。予約金
の一万円も入れとけば、ほとぼりが冷めた後、解消すれば戻ってくるさ。
生まれた時節が太平洋戦の敗戦の半年後、そして、そろそろお別れに近づく
現在が…戦争前夜? 不思議な廻りあわせ。決まったわけじゃないが。
熊さん: あんたみたいに達観できないよ。まだ、やり残しが山ほどあるし、
食べるものから節約してきた小金がある。俺のダチ公は、その時々に面白
おかしく使ってスッカラカンさ。こうなると、奴の方が得をしたのさ。
「カネを持っちゃ、あの世に行けないし、楽しんだコトを持っていくんだ」
と薄笑いをしていたが、その通りじゃないか。
寅さん: 「あのダチ公」って、俺のことじゃないか。 実は親父から、
死際に教訓として教えて貰っていたんだ。だから、熊さんの慌てようが…
別に快楽主義じゃないよ。「良く働き、学び、遊ベ」の‘良いバランス’と、
常に大波の到来を予測し、心の行蔵に「楽しんだ充実感」を貯め込んで
いただけだよ。それを知らないお前さんの自業自得さ。
八つぁん: それって、親父じゃなくて私が御前さんに教えたことだよ。
寅さん: あんたの代わりに、私が代弁してやったのさ。御蔭で良かったよ。
大家さん: でもね、私のようなノンビリして、ボ~ッとした人生も、悪く
ないよ。行蔵の中味は少ないが、代々引き継いできた「蔵」とお宝は、
それはそれで、自己満足が出来るのさ。引継ぎランナーは、それなりに。
寅さん: まず、比較しないことだね。ところで私が話に参加したと同時に、
何か、甘ったるい内向きな内容になったね。
熊さん:〈大家さんと俺様〉対、〈八つぁんと寅さん〉になってきたね。
でも、不安だろう、御前さんのような生き方では。
寅さん: 「死んで三日もすれば300年前に死んだと同じ!」って、他からも
教えて貰ったからさ。 そしてコツは、「他人さまと、比較しないこと。
同化しないこと。独善でも、独悪でも良し、独りだけの世界を持つこと」
大家さん: 寅さんも、良いことをいうじゃないか。
八つぁん: あの二人の掛合いの根本が、この対話の根にあるんだよ。
どうにもならない二人の、根本が。寅さん、熊さん以下が、核弾頭の
ボタンを握ってしまったのが、大問題なのさ。
熊さん: あの二人と比較しないでよ。あんまりだよ。でも、現実だもんね。
大家さん: 第二次世界大戦を挟んで、スターリン、毛沢東、ヒトラーなどに
権力を与えたために、数千万、いや一億以上の死者を出していまった。
何か、プーチン、習主席を加えた4人の顔ぶれが悪すぎですよ。
八つぁん: これからして、百万、二百万の犠牲者も、あながち多過ぎで
躊躇することでもないように思える。 権力を持つと、猿は狂うのよ。
・・・・・・
5412,だれもわかってくれない ー①
2016年01月08日(金)
『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
*「信用レンズ」「パワーレンズ」「エゴレンズ」
世間とは、一般的に、個々の立場から延長する人間関係を言い、
本人、家族、近所、その知り合いと広がった人たちの繋がりを総称する。
人間は複雑で、この3つをベースにした歪んだレンズを通した世界に住む。
個々人にとって、それが現実で、全世界になるが、それを客観視できない
ため、小さな世界から一歩も外に出ることが出来ない世間という名の牢獄で、
一生を終えることになる。 そのレンズを、著者は、「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」の3つに分けて、ここに前向きな
「促進レンズ」と、後ろ向きの「予防レンズ」を加える。のっけから、
そんなレンズの視線を気にしないで、自分のレンズを冷静にみて、
生きていくべきだが、これが難しい。
~アマゾンの内容より~
≪ そんなつもりで言ったのじゃないのに、勝手にそうと決めつけられたり、
自分では笑顔でいるつもりでも、だれも話しかけてくれなかったり…。
こういった「誤解」は、オフィスでも、学校でも、家庭でも、老若男女関係
なく、つねに起こる問題です。ところが近年、その仕組みは科学的にかなり
解明され、予測することが可能になってきています。社会心理学の研究に
よると、人は育った環境や性格によって、大きく3つのレンズ「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」をつけ世の中を見ていることがわかりました。
あなたがコミュニケーションしようとしている相手はどのレンズをつけて
いるのか、あなた自身はどのレンズを通して相手を見ているのか、まずは
それを理解することが、スムーズなコミュニケーションにつながる秘訣だと、
著者は言います。 本書は、モチベーションと目標達成分野の第一人者で、
コロンビア大学ビジネススクールで教鞭をとる社会心理学者が、誤解の原因と
解消法について具体的事例を挙げながらわかりやすく解説した実践的な1冊。≫
▼ この3つのレンズで、世間の視線を分けると、その嫌らしい縄目が透けて
見えてくる。多くの人が、この歪んだレンズの共同幻想の飼殺しで終わる。
3つのレンズを、連れあい相手を探す時のレンズと例えると、解りやすい。
・一生の伴侶として信用してよいか、温かみがあるか? 「信用レンズ」
・自分の望む生活を維持できるパワーを持っているか? 「パワーレンズ」
・我がままを許容してくれるか?のレンズで、相手を見定める。「エゴレンズ」
ライオンの群れが、ボスライオンが失踪したとき、メスグループが、新たな
ボスを選定するプロセスを映しだしたTVドキュメントを見たことがあった。
メスにすれば、外部の強いオスにボスが群れから追い出されれば、子供は
皆殺しになるため、ボスの選定は当然、厳しくなる。これが人間社会だと、
一つ間違えると、一生をボウにふることになる。「貴方の事など誰も解って
くれない!」 そこで、努力をするか、壁をつくるか? どうでもいいか?