読書日記 ~『自由への旅』 -4
<自由への旅「マインドフルネス瞑想」実践講義>
* 第3章 ウィパッサナー瞑想への道
般若心経の「色即是空 空即是色」を直感することが瞑想である。その為には
ひたすら唱えるしかない。唱えて、唱えて、唱えて、その唱えている自分を忘れる
程に唱えるしかない。だから暗記をし、隙間時間を埋めが有効になる。 以前、
NM式発想法の中山正和氏の「運のツケカタ」という講演を聞いたことがある。
<『般若心経』を暗記し、ことあるごとに唱えなさい。判断に迷った時に、
一度、無に立ち戻って純心に現象を見つめることに繋がるからです!>
なる程と合点がいき、直に暗記をしたが…
~Amazonの内容説明より~
<仏教瞑想への関心が高まっている。しかも、それが宗教的文脈でというより、
セラピーやビジネスといった世俗的な文脈での臨床的応用という観点から論じ
られている。そのキーワードになっているのが「マインドフルネス(気づきを
保っておくこと)」である。
仏教に淵源を持つマインドフルネスが多くの人々に受け入れられ、日常生活の
中で活かされようとしていることは、非常に望ましいことだ。しかし、それが
あまりにも手軽な対症療法的メソッドとしてのみ理解されると、仏教瞑想が
本来持っている深く豊かな内容がごっそりと見落とされてしまいかねない。
仏教瞑想は涅槃という本当の自由を目指す長い旅である。
マインドフルネスが注目されている昨今、まことにタイムリーなことに、
そのような長い旅を始めるにあたって最適のガイドブックが登場した。
ミャンマーのテーラワーダ仏教指導者ウ・ジョーティカ師の、この
『自由への旅―「マインドフルネス瞑想」実践講義―』である。>
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~Amazonの投稿より~
<「物質的プロセス(ルーパ)と精神的プロセス(ナーマ)が動いているので
あって『私』という存在者が動いているのではない」という第一の洞察
(名色分離智)から始まって、最終的には精神的・物質的プロセスの停止、
つまり涅槃へと至る「自由への旅」の道行きが懇切丁寧にしかもわかりやすく、
仏教の深い伝統的英知に裏付けられながら、解説されている。
肝心の前提を取り外すといくら熱心に実践しても「われわれは経験は手に
入れたがその意味を取り逃がした」(T・S・エリオット『四つの四重奏』)と
いうことになってしまう。この部分は、瞑想に取組む者がしばしば陥りがちな
誤りからわれわれを守ってくれる。 特に興味深かったのは心を留めておく
のはパンニャッティ(概念)ではなくパラマッタ(真実)でなければならない
という重要な指摘。瞑想行にはそのような厳密性が要求されるのである。>
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▼ ツアーの行き帰りの、特に帰りの機内席で、強行軍のスケジュールから
解放され、秘異郷の感動体験に浸る時間帯の感覚が… これである。
<正しく恐れよ!>が、一連の新型コロナ騒ぎのキーワードになっている。
これを瞑想にして捩ると… <正しくドロップしろ!> になる。
『涅槃』が、これ? 亡くなった同期の性格の共通点が、ドロップ出来ない
男たち。現実に溺れて、その泥をタップリ飲みこみ… それさえ気づかず
生臭い彼方の消えていく。それで良いんじゃないかとはいうが… 仕方ない。
…ドロップですか、ドロップ。いずれにしろ、『死』というドロップが
涅槃?と共に足元に控えている。
・・・・・・
6536,閑話小題 ~郊外化の流れが止まらない
2019年02月05日(火)
* ヨーカ堂撤退と、東京インテリア家具のオープン
何とか長岡駅前で一棟、生残っていたヨーカ堂が2月11日で撤退。
駅周辺の衰退と郊外化の流れに逆らえず…
その交代要員のように、『東京インテリア家具』が2月1日に、信濃川西郊外
にオープン。県内には10数年前に新潟市郊外にオープンしていた。「ニトリ」
とは趣の少し違った商品構成。ニトリの仕様書発注に対し、問屋とメーカーが
企画する仕入れが中心。ここは実用より家庭内ファッション性の高い一般雑貨
の比重が高いこともあり、既存SC内の様々な店舗に甚大な影響を与える黒船。
隣接するシネマ館『T・ジョイ長岡』に隣接しており、シネマに毎週、通って
いることから立寄る機会が多くなる? 家具売場のウィンドウ・ショッピングは、
若い時からの趣味の一つ。高級家具を見ているだけで豊かな気分にさせられる。
数年前、ヤマダ電機が「家電製品とコーディネートを提案した「家具と家電」
の混合店を郊外にオープンした。驚いたのが、値段とセンスの提案。
「これこそカテゴリーキラー!」と思わせる業態店舗。
食品スーパーと、ドラッグストア、コンビニの「業態間競合」そのままが、
総合家具屋と家電屋間で生じた現象が面白い。 これにネット販売が加わり
競争が激しくなる一方。
――
寅: 熊よ、何だかんだといってもよ、丸大を加えた『ヨーカ堂』は昭和生れに
とってさ、最後の拠り所だったんだよ。『ヨーカ堂文化ロス』になるんじゃない。
熊: 地元スーパーとは、商品力が違っていたね。それと、ヨーカ堂の文化と
いうか何かがあったよ。でも、この数年、一度も行ってないね。
寅: ワクワクしなくなったね。筋ものでは、イオンと、アピタのユニに押され
ていたね。でも、やはりショックだね。存在するだけで温みがある店だったしね。
熊: 昭和生まれ、それも戦中、戦後生まれの俺たちには、ここがないと困るよ。
そろそろ自動車免許証も返さなくなるしね。ただね、ヨーカ堂ばかり行っていた
らさ、徘徊しているじゃないかと気になるしね。
大家: だから、あまり行かなくなったの。いや、行けなくなってね。だいたい
もの自体が欲しくなくなってね。経営サイドからみて、年寄りばかりが目立って
くるし、とにかく金がないしね。その上に活気がないね、地方の老人は!
寅: 店員も居心地が良いのか、中年から老年ばかり。何か侘しさがあったね。
客も店員も「老々」じゃあ、商品まで新鮮味がなくなるしね。
八: 上さんが言うにね、どんどん在庫商品が少なくなって、「終わり!」って
感じになってきたとさ。それでも、今まで値下げしなかった売れ筋を、どんどん
下げているらしい。週に二回、バスで川西のイオンのジムのエアロと、SCの
アピタに通っている上に、帰り道にヨーカ堂と、駅の専門店街に立寄って帰って
くる家内が、ショックというから…
大家: 廃れが止まれないのも仕方がないね。あまり大きな声で言えないけれど、
柏崎・刈羽原発の操業停止、これがボデーブローで、効いているね。
八: 柏崎だけじゃなくて、長岡が響いているようだね。で、柏崎と長岡の
ヨーカ堂店の撤退。県会議員秘書の談合問題も厳しくすれば… ハイそれまでよ。
大家: 第四銀行と北越の統合問題も、経済の下方圧力として効いてくるね。
熊: 俺様のような下系じゃ、これ以上、悪くなりようがないしね。としても、
街全体が活気がないとね。冬なんぞ、独り寂しくTVを見るしかないもんね。
寅: それにしては大笑い声が聞えてくるね。
大家: 熊さんの、あれが空笑いって気づかないのかい。
熊: 別に空笑いじゃないよ! 笑うしかないじゃないか。大声で笑うとね、
本当に面白くて、楽しくなるのさ。空笑いじゃないのよ。切実なんだよ。
八: 解るわかるよ… それって。ヤケクソでもね、腹の底から笑えるって、
特技なんだよ。これって少しの訓練で出来るんだ。 習慣、習性だからね。
寅: 今度、熊さんから教わらないとね。いや、これは八っあん、ですか。
八: 理屈なしで、先ず笑う。 長くなるから、この話は今度ね。もっと
もっと笑わなくては… 自分を振返れば笑えることばかり。まずは自嘲から!
大家: ヨーカ堂の撤退の話が全く変わったじゃないですか。
「暗い話の中で、笑うしかない」ということですか。
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6172,閑話小題 ~米朝開戦 -1
2018年02月05日(月)
* 寅さん、プーチン、スターリンに問いかけ
神様: 熊さんの望み通り、プーチンとスターリンを、スペシャルルームに
招いておきましたよ。次は、トランプ大統領と、ケネディを予定して
いるがね。
熊さん: まさか実現するとは思ってもいなかったが、仮想会見としても。
相手がね。といって、神様の特別の計らいだからね、誠実に聞くよ。
敬語など使えないので、普段どおりだけど、断っておくね。
神様: そうだね、お前さん一人じゃ無理ですか。じゃあ、大家さんを呼ぶよ。
熊: プーチン大統領、いま、アメリカのロシア疑惑というのは本当ですか。
プーチン: 私も、当のトランプも、まさか大統領に当選するとは思っても
いなかったさ。でも万一と思って、自分たちでは出来ない情報工作を
頼んで来たのさ。聞いた時は、まさかと思ったけどね。
大家: 事実でなければ、FBIの長官や、今度は副長官が、早々に辞めないよ。
プーチン: もう、当分世界はワシのようなもんさ。
スターリン: 何か、私を参考にしているようだが。お前さんに私のように
非情になって自国民を殺せますか。
プーチン: 中東では、ISを手当たり次第に殺しましたよ。それとチェチェン
でも。今度は、アメリカと北朝鮮の相討ちを狙っているが… 今では
虐殺現場がカメラビデオに映しだされるんで、殺り辛いんですよ。
北朝鮮とアメリカ、いいところまで来ているですがね。上手くいき、
中国の参戦で相討ちともなれば、理想的ですがね。
熊: 何か居た堪れなくなってきたけど… で、開戦の結果は分かっている
戦争じゃないですか。一般の人が気の毒じゃないの。
大家: 金様にしろ、プーチンにしろ、自分が弾丸の中の悲惨な経験をして
ないので、現実の悲惨さが解ってないの。
熊: そんなのが大統領なの。
スターリン: 1000万、2000万を殺したところで、麻痺をしてしまえば、
何てことはないよ。まだまだプーチンは、柔いよ。ワシのつくった
ソ連邦を解体されて。何じゃい。敵はアメリカ連邦の解体だよ。
神様: お前らを見ていると、神でいることが嫌になるよ。
熊: 本当に戦争になるの? 東京にミサイルを打ち込まれると、一瞬に
して80万人が死ぬというけど。それと、難民問題もあるしね。
大家: これが大変だよ。 中国じゃ、3ヶ所の難民収容所を想定し、
万一の備えを考えているらしい。 中東、アフリカの、欧州への
難民問題と同じことが、今度は極東で起こるんだ。
プーチン: ズブの素人が突然大統領になるんだから… バカな話さ。
スターリン: ワシが聞いても恐いよ。大統領は、プロ中のプロがなるもの。
あの顔からして、相応しい指導者ではないね。 どうなってるの?
プーチン: 正直なところ、ワシも、同じ考え。8年にわたった黒人大統領と、
女の国務大臣に、世の中の冴えない白人層が腹を据えかねていたからさ。
としても、娘婿の援助の依頼には驚いたよ。 アメリカを見ていて、
民主主義の建前ほど変なのはないね。
スターリン: やっちまえ、今の内だよ、ソ連邦解体の復讐の機会は。
神様: 何で、こんな男を、呼出してしまったのか? プーチンの思惑を
聞きたかったので、これはこれで… 二人とも、トリックスターじゃ
ないか。それも陰湿、露悪の。 熊さんよ、現在の平和は、仮の姿。
もう、動き出したの。その辺の計らいを読み取って大家さんにばかり
頼らないで、自分の頭で考えなさい。白鳥もいれば、黒鳥もいる。
プーチン: 日本っていうのは、この72年間、軍備を蓄積していたのは流石。
生真面目過ぎるけど、侮れないんだ。 北朝鮮なぞ誰が相手にするか。
大家: 貧しさを国民に強要してきた国は、国家として卑しいのは当然。
まともな正論は通じないの。
―
▼ 寒さの中でのライブの内容のため、悲観的になったが、スターリンの参加
を思い立ったのは我ながら驚いた。「陰惨で、残酷で、疑り深い」人物と
いうが、プーチンも似たようなもの。 彼の前のトランプなど赤子そのもの。
この数ヵ月は、過ってないほど緊迫した事態が続くことになるのだろうが…
~で、これまた6年前の以下に、脈絡として丁度よく繋がっていくr。
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3968, 民主主義への疑問 ー2
2012年02月05日(日)
* 明治元年の五箇条の御誓文 「民主主義とは何なのか」長谷川三千子著
【 たとえば自国が経済危機に陥っているからといって、若者たちがデモをし、
店や車を壊して為ばれるという海外ニュースを、われわれはよく目にする。
愚かしいかぎりの行動であるが、民主主義イデオロギーに即していえば、彼らは
正しいふるまいをしているのである。指導者に対する不信と敵意を破壊的な
行動によって示すのは、近代民主主義の出発点をかざるフランス革命以来の
偉大なる伝統だからである。民主主義が本質的にかかえ込んでいるこうした
愚しさを克服して、かくも厄介な民主主義をなんとかうまく使いこなす方法は
ないものだろうか? 考えてみれば、「国民の、国民による」政治という形
それ自体は、活気にみちた健康的な国家をっくり上げてゆくうえで不可欠な
ものともいえる。国民自身が意欲を失い、やる気をなくした国家に、
「国民のための政治」が実現するはずはない。・・明治元年の五箇条の
御誓文には、そのエッセンスともいうべきものが簡明に表現さきじている。
一、広ク会議ヲ興シ万機公論二決スヘシ
一、上下心ヲ一ニシテ盛二経編ヲ行フヘシ
一、官武一途庶民二至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメンコトヲ要ス
一、旧来ノ随習ヲ破リ天地ノ公道二基クヘシ
一、智識ヲ世界二求メ大二皇基ヲ振起スヘシ
ここでまず注目すべきところは第二条である。
この「経論」という言葉は、もともとは政治を指して使われる言葉であったが、
ここではむしろ経済活動に重点を置いて使われている。つまり指導者も国民も、
すべて心を合わせて、政治・経済の活動に積極的にかかわろう、ということ。
あたり前の呼びかけとも思える。政治であれ経済であれその他何であれ、上も
下も心を一つに合わせておこなわなければ、よい仕事はできないのである。
しかし今みてきたとおり、この「上下心ヲ一ニシテ」ということは、まさに
民主主義が捨ててしまった心構えである。その意味で、実はこれは極めて
根本的な民主主義批判ともなっている。】
▼ 日本の近代の始まりの明治元年に立ち返り日本の誇りを取り戻すことが必要。
一条の「公論」の心構えこそ、この非常時に求められること。相手の論を叩き
潰すのでなく、危機を乗り越えるための論でなくては。目標が明確であれば、
公論が可能になる。声をだして、何度も読んでみたが、なる程、そのとおり。
現在の日本は壊滅状態、これを第二の敗戦とみるなら、近代日本の精神を、
この御誓文として新たな第一歩とすべき、という著者の論も納得する。
・・・・・・
5075,強みを生かす
2015年02月05日(木)
* 強み生かす ー無駄な努力はダメ―
ドラッカーのマネジメントの法則に「自分の強み生かす」がある。
この「強みを生かす」について、ネットで簡潔にまとめてあった。
≪ 卓越した仕事を生き生きしている人がいる。彼は単に有能な働き者
ではない。自らの強みを知り、自らの属する場所を得た人がゆえと、いう。
誰でも、自らの強みはについてはよくわかっていると思っている。だが、
たいてい間違っている。気づいているのは、せいぜい弱み。それさえ間違って
ることが多い。しかし何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かをおこなうことはできない。どうすれば自らの強みを知る
ことができるか。ドラッカーは、フィードバック分析しかないと言う。
ドラッカー自身が五十年以上続けてきた方法だ。方法は簡単。まず何かを
することを決めたら、「自分はそれに何を期待するか」を記録しておく。
そして九ヵ月~一年後に、自分が期待した内容と実際の結果とを比較。
フィードバック分析により、強みを生かすために行うべきことが明かになる。
①成果を生み出す強みに集中する
②誰にでも学べる技能や知識は身に付ける
③専門馬鹿にならない
④成果を挙げるうえで邪魔になっている悪癖は仕事ぶりは直す
⑤人への対し方、礼儀はわきまえる
⑥苦手の分野の仕事は引き受けない
⑦努力しても並にしかなれないことはしない
―(プロフェッショナルの条件』)≫
▼ ポジティブ思考は、ただ楽観的だけでなく、己の強みを生かすことで、
ものごとをプラスに発展させる。幸せは、己の得意分野を生かしている
状態とすると納得できる。「得手に帆を揚げ」、フィードバックをする。
御隠居生活の強みは、「好きなことだけをして、嫌なことをしないで済むこと」
で、因業になっていくが、それで良い。まずは周囲に迷惑をかけないことだ。