閑話小題 ~事実は小説より奇なり!

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   * 映画・ドラマよりも… 究極の悲恋物語
 この夏に放送された『家、ついて行ってイイですか?』が、またして衝撃的!
「事実は小説より奇なり!」というが… これは遥か上を行く物語である。
 ~ネット検索をすると、この概要が詳しく書き込んであった… ガイド役の
番組のスタッフも泣きの涙であった、ずしとくる物語。
 https://news.livedoor.com/article/detail/16852619/

≪ ◉【ロケ3000回…奇跡の瞬間】6連発SP>と題されたこの日の放送の中でも、
 驚いたのは、スタッフが新宿で声をかけた宅建士のえりか嬢(38歳)。
「テレビのゴミ屋敷なんて、私に言わせれば甘い」
生ゴミもあるから相当ヤバい」と笑うえりか嬢の自宅へついていくと、
家の中は洋服やゴミであふれ返り、冷蔵庫の中は賞味期限切れの腐った食品
ばかり、生活空間はベッドの上のみ、という期待を裏切らない部屋! 
スタッフが写真立てに飾られた青年の写真について聞いたところ、話は思いも
よらぬ方向へ。

◉ 写真に写る青年はえりか嬢の元カレで、7年ほど前に亡くなったとか。
<なんで飾っているかっていうと、死んじゃったんで…。死んでいるから忘れ
られず、飾ってるんです。たまに花を飾ったり… …ちょっとした仏壇です」。
 友達の彼氏の親友で、湘南乃風の「純恋歌」の歌詞のような出会いだった。
2年付き合い、同棲していたという。スタッフが別れの原因を訪ねると、えりか
嬢はこう切り返した。
「同じ年で、同じ地元で、同じ誕生日ですよ? これ、なんだと思います?」
「運命だな、偶然だなって、最初は思いますよね。私たちも最初は浮かれてたん
です。でも、なんていうのかな… …血縁」 実は2人は双子で、生まれてすぐに
彼は子どものいない夫婦に引き取られたという。2人がこのことに気づくのに、
そう時間はかからなかった。
 
◉ ある日、彼がえりか嬢の実家に遊びにやって来た。えりか嬢の育ての父親と
 仲良くなり、「こんな家に生まれたかった」とうらやましそうに話す彼に、
「実は両親は彼女が1歳の時に離婚して、本当の父親ではない」と明かすと、
彼の表情が一変 。もともと自分の両親から双子の子がいると聞かされていた
こともあり、えりか嬢の境遇を聞いて生き別れたきょうだいに違いないと、
確信したようだ。「びっくりしたけど、あぁ、やっぱりなぁって思いましたね。
彼氏としても好きだったけど、自分のことを好きなように相手を好きだったんで。
やっぱり離れられなかったですよ。戸籍上は問題ないかもしれないけど、倫理上は
問題あるので。しょうがないよね、みたいな。それが苦で(彼は)自殺しました」

◉ 双子は他人にはわからない不思議な絆で結ばれているとはよくいわれるが、
 それが2人を恋人という形で結び付けてしまったとは残酷すぎる。当時はつら
かったと目を伏せるえりか嬢だが、だんたんと時間が癒やしてくれたという。
「いま幸せか?」とスタッフから尋ねられた彼女は、こう答えた。
「はい、幸せですよ。彼のことも悲しいかも しれないけど、(彼と過ごした)
2年があるからこそ私は世界一幸せと思うし、一生分の幸せをもらったかなって 」

◉ 市井の人の日常を切り取るのがこの番組のコンセプトだが、3000回ロケしても
 なおマンネリ化しないのは、私たちは誰ひとり、同じ人生を歩んでいないという
ことの証しでもあるだろう。だからこそ、赤の他人の人生をのぞき見するという
エンタメが成立するということでもある。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」とはチャップリン
有名な言葉だが、まだまだ当分の間、この番組の人気は衰えそうにない。≫

 ――
▼ 学生の頃、今は故人の知人から聞いた話に耳を疑ったことがある。
 その兄が、当時の専売公社で、煙草の売店の認可の調査をしていると、仰天する
内々の事実が表立ってくると… それは犬コロのような、裏話。えりか嬢に子供が
存在してない?のが、不幸中の幸いだが! 年齢もあるが…
「普通であれば、それで充分! …その普通が、なかなか!」と思う日々。
ところで、数ヶ月前に、面白いテーマを書いていた。
 これを重ねて読むと、様ざまな人生を想いうかべることが出来る。
自分も含めて、人間は絶対肯定をするしかないのだろう。 親鸞
「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」の言葉の重みがズッシとくる。
 
 ~まずは、数ヶ月前の以下のテーマから…
どの生き方を選ぶか? で、人生が変わってくるが… 因縁だけは、如何にも
ならない! 親鸞の「悪人正機」の意味合いの深さを、年々、垣間見ること多し。
苦しくても、岩を転がし、上に持ち上げるべきか、否か。 
彼女には、それより遥かに大事なことがある。 

 ――――
2019/07/07
閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話 -1

         『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著 
   * 私は、島に辿りついた3人兄弟の話が好き。
 何気なく借りてきた、この本の中で紹介されていた村上春樹
アフターダーク』の一節を読んで、驚いた。 著者が「現実」と「本」が
交差して、「現実」そのものが変えられてしまったと。成るほど!面白い話は
尽きぬ。  例え話は、鋭く真実をついてくる。
 ―
≪・三人の若い兄弟が漁に出て、嵐にあって流されて、長いあいだ海を漂流して、
 誰も住んでいないハワイの島の海岸に流れ着く。 美しい島で、椰子の木が
生えていて、果物もたわわに実り、真ん中に高い山がそびえていた。 
 その夜、神様が三人の夢に現れてこう言った。
『もう少し先の海岸に、三つの大きな丸い岩をお前たちはみつけるだろう。 
お前たちはその岩をそれぞれに転がして好きなところに行きなさい。岩を転がし
終えたところが、お前たちそれぞれの生きるべき場所だ。高い場所に行けば行く
ほど、世界を遠くまで見わたすことができる。どこまで行くかはお前たちの自由』
・神様が言ったとおり、三人の兄弟は海岸に三つの大きな岩を見つけた。
そして言われたように、その岩を転がして行った。とても大きな重い岩で、
転がすのは大変だったし、ましてや坂道を押して登るのはえらい苦労だった。
・いちばん下の弟が最初に音を上げた。
『兄さんたち、俺はここでいいよ。ここなら海岸にも近いし、魚もとれる。
 じゅうぶん暮らしていける。そんなに遠くまで世界が見れなくてもかまわない』
 といちばん下の弟は言った。 上の二人はなおも先に進み続けた。
・しかし山の中腹まで行ったあたりで次男が音を上げた。
『兄さん、俺はもうここでいいよ。ここなら果物も豊富に実っているし、じゅうぶん
 生活していくことができる。そんなに遠くまで世界が見れなくてもかまわない』。
・いちばん上の兄はなおも坂道を歩み続けた。道はどんどん狭く険しくなって
 いったけれど、あきらめなかった。我慢強い性格だったし、世界を少しでも遠く
 まで見たいと思ったんだ。そして力の限り、岩を押し上げ続けた。何ヶ月もかけて、
 ほとんど飲まず食わずで、その岩をなんとか高い山のてっぺんまで押し上げること
 ができた。彼はそこで止まり、世界を眺めた。今では誰よりも遠くの世界を見渡す
 ことができた。そこが彼の住む場所だった。草も生えないし、鳥も飛ばないような
 場所だった。水分といえば氷と霜を舐めるしかなかったし、食べ物と言えば苔を
 かじるしかなかった。でも後悔はしなかった。彼には世界を見渡すことができた
 からだ…。というわけでハワイのその島の山の頂には、今でも大きな丸い岩が
 ひとつぽかんと残っている。 ≫
 ―
▼ 含蓄の深い話である。いちばん上の兄が眺めた場所は世界を眺めることが
 出来る場所。ツアー道があるならば、より厳しい秘・異郷先に挑戦し、その先
を味わい、帰ってくる。大自然の神秘に触れ、感動を通し同化し、地球の広さと
深さを垣間見て、帰路に就く。それで、充分である。物質的満足感を遥かに超える
充実感。他者への説明の必要はない創業、いや、人生の味わいそのもの。
その味わいは、味わった者しか知り得ない至高体験。ただ、住みたいとは思わない。
 海辺の岩場で囲まれた岩穴で、外洋を知ることなく満足して生きるのも人生。
そうそう、外に出て世界を知るのも人生。問題は丸い岩を押し上げていく代償。
長男に見えていたのは、さて如何だろう? 丸い岩だけ。時どき、休み、下界を
垣間見ていた。その味わいは、麓に留まった弟たちには知り得ないこと。
としても、その石は重かっただろうに! 如何だろう次男のように、中腹に留まり、
時にピクニックで山頂に登って世界を眺め、時に海辺で釣り三昧。ただ、風当たり
が悪い?それぞれ、問題は生じてくる。反面、ハワイの土地柄で、何処も同じか!
 この手の話なら、限りなく面白そうな話が浮び上ってくる…   ~つづく

 ――――
2019/07/09
閑話小題 ~島に辿りついた3人の兄弟の話 ―2
          『人生を狂わす名著 50』三宅香帆著
  フランクルの哲学の柱になっている【人生、よく遊び、よく学び、良く働け】
のとおり、バランスをとって、人生を生きてきた。 人生には思いもよらぬ
『まさか!』が、突然に襲いくるとものと… だから、楽しい釣りとか、山遊び
を通した学びを当初から組み込む必要性がある。「全機で可能な限り、世界を眺め
味合うことが、我々にとって必要となるって… ある時は、遊びを主とした学びの
三男の生き方。その後、次男の働きを主とした生き方。…最後は、長男の生き方と、
節目を持って態度価値を変える必要がある。

≪ この本『アフターダーク』の中で、教訓は
『何かを知りたいと思ったら、人はそれに応じた代価を支払わなくてはならない』
『ハワイまで来て、霜をなめて、苔を食べて暮らしたいと思わないよな』
『でも長男には、世界を少しでも遠く見たい好奇心があったし、それを押さえる
 ことができなかっただよ。その為に支払わなくちゃならないものが、どんなに
 大きかったとしてもさ』
本は、この話の『神様』によく似ています。本はいつも、ここまでくれば、こんな
世界があるよと教えてくれます。その世界を詳細に、魅力的に。
だけど、現実世界では、案外きつい。
 正義のヒーローの話は面白い。主人公が成長する話はかっこいい。だが、自分が
現実でヒーローになったり成長するのは玄人時間が必要となる。哲学書を読むのは
楽しいけど、本当の意味でそれを理解するには、積上げた知識を必要御する。
… 本を本気で好きになったら、バカな男にひっかかったバカな女になる可能性が
増えます。世界の読書推奨人はそのことをわかってるのかと、苦笑します。
<だって、どんなマトモさを手放しても、人生を狂わせて面白い本に出会えることは
幸せなんだもの。役に立つ立たないというよりも、もっと大きな、遠くを見させて
くれる存在として「本」に触れていただけるなら、けっこう大変な人生を、一緒に
戦ってくれるならなら。 ≫
 ―
▼ この本は、まだうら若き、20歳半ばの京大院生の書店スタッフが「正直、
 これを読んだら人生狂っちゃうよね」と選んだベスト50のブックガイド。
30歳までが「学び」。50歳までが「働き」。それ以降が「遊び」が主とした
態度変換が人生には必要だが、彼女には、これから膨大な儚いが、膨大の人生が
待っている。 羨ましいが、それは、あくまで彼女の世界。 
< せっかく、この世に生を受けたなら、宇宙、世界の広さと、深さを少しでも
垣間見て、味合ないとしたら、勿体ないじゃないか! >に 落ちつく
 
・・・・・・
6394,閑話小題 ~「平成」も終わる、さっさと引退しましょうよ、キミたち!
2018年09月15日(土)
    
   * ヘドロ世界の殿様蛙よ
◉ 今度はウェートリフティング協会の会長がやり玉に!
『○○協会の会長』『○○市教育長』『青年会議所理事長』とかいう奴。
その職を得ると、人間がガラッと変わってしまうのは周辺を見れば分かる。
そこにドドメ色の目をした古キツネが擦り寄って、持ち上げ、その気にさせる。
そこに烏合の衆の連中が神輿を担ぎ… 世間様祭り(溝沼ヘドロ)のエログロ
世界そのものの饗宴…。 その具体的な物語の生々しいのが… 何やしら? 
 その拡大したのが韓国大統領職周辺世界。未だ朝鮮戦争終戦してないため
絶大な権限が大統領に与えられて腐敗の温床になっている上に、儒教社会の
構造上、汚職阻止は絶対無理という。大統領職をマトモに辞した人は存在しない。
 
◉ レスリング、ボクシング、体操協会、日大アメフト部にしろ、パワハラ当事者
 は対応を誤って後手を踏み、自らの首を絞めた後、最後は解任、辞任劇が通例に
なりつつある。スポーツ競技で暴力は通例だが…。セクハラの次が「パワハラ」。 
本来、世の中はパワハラで成り立っているのに… ポピリズム弊害の最たる事例。 
弱肉強食が世の習い。「強くてはならない」のである。業績を利用して、まずは
『○○長』の座。それさえとれば、弱肉強食の強者の肩書を得て利権漁りの手順
になる。ヘドロ世界には、ボウフラには快適環境。ボウフラをネット検索すると、
<「カ」の幼虫の俗称。水中にすむが,汚水,たまり水,清水とそれぞれすむ。
種類が異なる。腹端の呼吸器を水面に出して呼吸…> 何か地方大名のようで、
これ以上書くのは、止める。トンボの幼虫「ヤゴ」とて同じだが、人間の血を
狙わない。
 
◉ 日大監督と理事長、ボクシング協会の会長の精神構造から様々なことが浮び
 上がってくる。過ってバブルに浮かれていた我姿も…。だが、バブルで踊った
経験も、なかなかな! 破裂の20年後に、最後のトドメが直撃し… 因果応報。
<踊る阿呆に、踊らぬ阿呆、同じ阿呆なら、踊らな損損!> だが、問題は、
その後のカエリ矢。 よく見ると、昭和の残物のこびり付きでしかない。
やはり「断捨離」。 「平成の終了の年度に、こういう問題が噴火始めた。
ということは、「カタチをかえ、様々の分野で何かが起こる」ということだ。

・・・・・・
5297,『自分を超える 5つの法』とは  ~『自分を超える法』ー④
2015年09月15日(火)
             ー『自分を超える法』ピーター・セイジ著ー
   * 法則 2 ーお金のつくり方
 ここで、お金を得る方法として5つをあげている。
「勤めるか、相続か、盗むか、ギャンブルか、ビジネスをする」をあげ、
ビジネスでの成功を勧めている。ビジネスとは、「利益を創出すること」で、
宝クジの当たる確率が1400万分の1に対し、ビジネスは「5%」の
20分の1。とすると70万倍の確率である。「経済の歴史」から、有史
以来、常に「人口の5%が経済的に自立した人たち」である。 これは、
時代や地域に関係なく、あらゆる時代、国、地域に共通する。身近な例で、
私の世代では、まず高校の進学校に20%が、次は国立大か、私立なら早慶
上智同志社あたりに5%に絞り込まれる。そして、上場企業の勤め人か、
上級公務員になるか、実家の事業を継ぐか。数ヶ月前に、中学の「古希の会」
が湯沢で開かれたが、卒業時の成績が拡大したままが、その人生のようだ。 
死んだり、ウダツの上がらないのは、出てこれないが、私みたいなのもいる。
 ここでは起業を勧めている。とすると、20歳時に「創業}の人生を決意
したのは、賢明だったことになる。で、このザマだが、充実感は残った。
  ~章末の「まとめ」より~
● お金持ちになるダントツの方法は「ビジネス」
● お金とは、「社会への貢献度」を示す指標
● ビジネスの選択は.「できること」ではなく「情熱」で選ぶ
● 起業に必要なのは「資金」ではなく.よりよい「戦略」
●「購入額」と「購入頻度」がビジネスを成長させる秘訣
● 起業を成功させる5つの秘訣は.
 1.まず、「情熱」を持てる仕事か、
 2、次が、「ニーズ」より「ウォンツ」の商品かサービス
 3、どうすれば「付加価値」を上げることが出来るか、
 4、自分がいなくても会社がまわる「しくみ」をつくる、
 5、成功の「モデリング」をすること
  「成功したビジネス事例のエッセンス部分」を、形を変えて
  「自分のビジネスに応用してあてはめる」こと。
  ~巻末の、ピーターからの「格言」より~
◎ あなたがお金を少ししか持っていないとき、それを気分が落ち込んでいる
 ことの言い訳にするのであれば、「常にお金が少ないという状態」が続きます
◎ よりよい戦略とは、「よりよい質問をすること」です
◎ 「人の感情を動かし、行動を起こしてもらう能力」は、どんなビジネス
 においてももっとも高い価値が支払われるスキルです
◎ 意思決定をする際に、この3つの質問をすることが大切です
 「1・何がもっとも大切なのか?」「2・私は何が本当にほしいのか?」
 「3・何がもっとも貢献できるのか?」
◎ 方法はまったく関係ありません。「情熱」さえ注げれば、
 方法は必ず現れるのです。どんな状況でも常に「道はある」のです
◎ お金とはあなたが社会に「どういう貢献をしたか」の証明なのです。
 そして、豊かなマインドとは、「先に貢献し、そのあとでお金をもらう
 というマインド」なのです
◎ ビジネスをスタートするのに「お金」は必要ありません。
「よりよい質問」を自分自身に投げかける必要があります分 それは、
「どうしたらより多くの価値を加えることができるのか?」という質問です。
―――
▼ 成るほど、上手くいっている時は、上記などの法則に当てはまり、
 丁度よい塩梅で油断をしている時に、突然、想定外の事変で、転覆するのが
事業、いや人生のなりわい。幼児のときから、両親に規模は小さいが、起業
経験を、聞いてきた割に小さく縮んでしまった。でも、45年間の物語が、
そこにあった。何より良かったのが、『時間』と『閑』があったこと。
そこで、ふやけてしまった結果が、これだったが。人間の型だけは?
・・・・・・
4932,コトの本質 -2
2014年09月15日(月)
 * 未知の外界に接し、子供のように興奮する!    
                 『コトの本質』松井孝典
現在の毎日が、まさに〔未知の外界に接し、子供のように興奮する日々〕。
45年間の事業も、その日々だったし、秘境ツアーも同じ。 現在も、
その延長にあるためか? 毎日が充実をしている。 ーその辺りからー
≪ 大学という環境で、私はいつもエネルギーが高い状態を保てます。
 歳をとると、普通は、だんだんその状態から落ちていくわけです。
安定した軌道上に落ちてしまって、変化がなくなってくる。引退するときに、
よく、刺激を受けなくなったとか、燃えなくなったとか、モチベーションが
なくなったとかいいますが、同じこと。私は、脳の内部モデルを更新していく
ということが、無性に楽しいわけ。毎日のように、生命や地球、太陽系、
銀河系、宇宙について、次々といろんな新しいことがわかるわけでしょう。
タイタンに探査機が軟着陸して、探査するとか、どんどん未知の現象が眼前
に飛び込んできます。それについてどう思うか、考えさせられているわけ。
夢中になります。わくわくします。子どもみたいなものです。未知の外界に
接して、興奮する日々を送る。本当は、そのような機会をより多く与える
ことが子どもの教育にとって必要なことなのです。他と接することによって
おのれを知る。これが教育の基本です。いまの教育に欠けているのは、まさに
その点です。それが欠けているから、自分を持たず自分の頭で考えられない、
ろくでもない子どもが育ってしまうわけで、ほんとは、子どもというのは
そういう環境下におくべきなのです。外界と接し、境界を拡大することに
よって、自らを知るわけです。それが、おのれとはなんぞやを認識すること
でしょう。そのような経験を通じて自己ができてくると、初めて自分の頭で
考える、あるいは自分の意見というものがいえるようになる。さらに、
どこまでこの意見は通用するのか。それはここまでしか通用しないとか、
いろいろなことを経験して、普遍性、あるいは世間を知ったうえで、
さらに深いレベルで自分の判断ができるようになるわけです。
 成長するということは、ここまではわかっているという、外側の境界を、
いつでも広げ続けていくことですから、毎日が楽しくてしようがないはずです。
新しい事象に接することで、その境界が広がっていくわけです。ここだけの
領域でしか通用しないことが、あ、ここでもそうなんだ。さらにここでも
そうなんだ。 ・・・≫
▼ 著者の本を何冊か読んで、ここでも、紹介したことがあった。宇宙の彼方
 から逆照射の視点で見直し、 地球をシステムとして捉える。そして、
その一つとしての人間圏を改めてみると、気がつかなかったことが、見えてくる。
まさに、地球を支配しているサルが、その自然圏の資源を使い放題で、破壊を
している。綺麗ごとを言っている私も、その恩恵を受けているサルにすぎない。
未知の外界は漆黒だが、光を当てると?
・・・・・・
2017年09月15日(金)
6028,閑話小題 ~大相撲・炎上
   * 横綱大関の権威失落
 大相撲が大変な事態になっている。私の相撲ファンからして、これほどの
大関横綱の権威失落の事態は初めてで、理事長自らが辞任しても然るべきほど
である。初日から4人横綱のうち3人が休場。残る一人の横綱が前半で2勝3敗とは、
これいかに。上位に上がったばかりの阿武咲が横綱初挑戦で金星を挙げ5連勝。
日馬富士の負け方が空中に1回転して裏返し。その上に、大関の照の富士が負傷、
3人の大関も2人が休場ともなれば。 面白といえば面白いが、この惨状では、
首を傾げざるをえない。その背後には若手に実力があるのが何人か台頭してきた
ことがある。もしかして、半年、1年後の番付が、これかとも… 
 ファンが、相撲協会の心配をする必要がない。横綱大関の権威の崩壊を
見ながら、誰が優勝をするかを楽しめば、「また白鵬!」よりも遥かに刺激的。
「何で今の若手が強いのかって?」というと、勝つために頭(情報機器)を活用、
稽古土俵から考えているため。それも親がかりで。 将棋の新生人と同じ。
白鵬が、それ。素材が良いだけでは難しい。一月前に、高校横綱のトーナメント
を見たが、その中で、強そうなのが数多く見かけた。底辺の育成が出来ていると
いうことか。 
   * 地方銀行消滅
 ふと、去年分の同月同日分をみると、以下なるテーマ「地方銀行消滅」を
書いていた。「第四銀行北越銀行の合併」をテーマにしていた時には、これを
書いていたことを失念していた。数年で、3分の1、5分の1に再編・統合なら、
早々に、合併するのも当然のこと。健全ということになる。ただし地方豪族化
した体質、塗炭の苦しみになるだろう。

――――
2017/03/17
閑話小題 ~北越第四銀行経営統合
  * 北越第四銀行経営統合、の号砲一発
 昨日の夕方、TVのニュースで「地元NO・1と、NO・2の地銀の統合合併の
ニュースが報じられた。 6年前に一線を離れた身としても、驚きは大きい。
実際にあるとすれば、元・第二地銀大光銀行北越銀行と思って当然。
まさか殿様?の北越第四銀行とは鳩に鉄砲の組合せ。
「合併に対等はなし」の通例からして第四の吸収になるが、目的は人員と
関連会社の整理。機械化と、ネット化などの合理化で、人員の三分の?が
不要になるという。ニュースであまり取上げられてないが、2年前の
北陸新幹線開通のマイナス効果。それと、二つの地元の大地震の損害と
原発停止による経済の弱体化も大きな要素。 
 ~ネット記事から
≪・新潟県地方銀行で最大手の第四銀行(新潟)と二番手の北越銀行
(長岡)が経営統合する方向で最終調整に入ったことが、16日分かった。
4月にも基本合意を交わした上で、2018年春をめどに統合を目指す。
統合の形態は共同持ち株会社を設立して、2行が傘下にぶら下がる方式を検討。
将来的な2行の合併も視野に入れる。2行は統合による規模の利益の追及など
によって経営効率を高め、今後の生き残りを図る。
2016年9月末時点での2行の連結総資産額を単純合算すると、8.2兆円。
統合が実現すれば、全国の地銀約100行・グループの中で10位台に浮上
する、大規模な地銀グループが誕生することになる。
・2行を経営統合へと突き動かした要因は大きく二つ。
一つは、ここ数年で相次いでいる他の地銀再編と同じく、地元地域の人口減少と
超低金利環境だ。 国立社会保障・人口問題研究所によると、2行が地盤を持つ
新潟県における25年時点での15~64歳人口は、10年時点と比べて約2割も減少
するという推計結果(13年3月推計)が出ている。
2つめは、足元の経営環境も16年2月の日本銀行によるマイナス金利政策の導入
以降、一層厳しさを増している。超低金利の状況において、預金と貸出金の
金利差である利ざやの縮小が進んでいるためだ。
対前年同期比で見た、2行の16年4~12月期決算における業績がそれを示唆する。
一般事業会社の営業利益に当たる実質業務純益では、第四が26.7%減の117億円、
北越銀行が18.9%減の65億円。さらに、連結経常利益では2行共に3割以上の
減少という苦境に陥っている。この状況が長く続けば、将来的に地元である
新潟県の地域金融を支えられなくなるかもしれない。そんな危機感が2行を
統合交渉のテーブルに着かせた。≫
 ――
▼「15~64歳人口は、10年時点と比べて約2割も減少」は、この記事で知ったが、
 深刻な事態である。常識的にみれば、中越地区は3割減?。これからして、
この合併は、当然といえば当然。第四にとって第二地銀との合併は避けて当然。
その結果が第四+北越銀行の組合せ。「地方経済の弱体化モデル地区の象徴」
として、越後長岡は取上げられる。全体エネルギーが、3分の2に落ちている
感はあったが… それでも合併で何とかなる?から、よいのか。
 今後10年で第四の3分の1、北越の2分1の人員と店舗の整理があって然るべき。
目的は時代に即した合理化。 地銀の整理淘汰の号砲一発。
今夜と明日の殿町の巷は如何なることに? 金融関係者は青い顔、中小・零細
経営者は赤い顔で。今さらだが、「毒喰えば皿まで」。県知事は建設省出身者
の選択しかなかった? 床柱だった北海道拓殖銀行の倒産は、地元道民が乾杯
をあげたという。地元は、如何なることに? 倒産でもないし… 
越後新潟も、新潟市一極化は、ますます顕著になる。ここというより、地方の
常識は非常識。負け犬の遠吠えでしかないが… ワオ~ン。 いや、キャン!
――――
2017/04/08
閑話小題 ~北越第四銀行経営統合 -2
   * 大蔵直轄統治の大光は
・数日前になるが、地銀の第四と北越銀行頭取の合併に関する 記者会見が
TVニュースで流れていた。気のせいか、第四頭取は明るく、北越の頭取は
下向き加減の暗い顔をしていたような? しかし、健全な経営体質なら、
前向きの統合策として評価されて然るべき決断。で、残る大光は、地勢上から
他県の有力な地銀との連合が筋道なるが…  考えてみれば、今まで動きが
無かったのが不思議。デフレと、首都圏一極化と、情報化による地方経済の
疲弊は、直接、金融機関の劣化に正比例する。20数行あった都市銀行は三行
まで激減した中で、地銀以下の集約は無かった方が不自然であった。
銀行の本質は職業柄、高利貸しの悪質の特性をも持つ。力の有る者に媚り、
弱者から利益を毟り取る。世界最大規模を誇る柏崎・刈羽原発の再開が見込め
ない現在、地元経済の劣化は進む中で、締め付けは厳しくなる一方。それが
銀行憎しのガスを充満をしている。その最中のリストラの号砲一発。その弱肉
強食の現実が、世間とかいう人食いネズミ群の絶好の餌食?になっていく。
立場が一転、弱者の「こんなはずではなかった」へ、文字通りに立つ。
バブル崩壊後、大手地銀自ら格下げをした「リソナ銀行」?が、バランス
からしてよい?…云々が、連想創作の「天の声」として1人歩きをしそうな。
しかし、天領と、大波で削ぎ落とされた体質の銀行では、体質が違い過ぎる。
ちなみに次男の嫁さんと、両親がリソナ母体?の一つの旧埼玉銀行の出身。
また兄嫁が大手銀行出身。更に家内の妹が、一度退社後の子育てを終えた頃、
元上司に請われ、地銀のパートを20年続けている。
・大蔵官僚として、天領天下り先の地銀の『頭取』の座は残したいが、
問題は単独のリストラ能力の有無。直轄統治でも無理、と思うのは官僚役人
の力を知らないから? このようなコンニャク政経談議。 今後、材料は
絶えることはない… 状況は条件の意味に近い。城下町小唄の世界にドップリ
浸かってしまった私。「先手の一策は、事後の百策に勝る」という。 
この時節が、先手かどうか。以下の「一切は、君の自由だ」に、無理があるが、
文脈としてつながる。 「未来の健全のために、ご自由に、どうぞ!」 
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5662,閑話小題 ~地方銀行消滅
2016年09月15日(木)
   * 地方銀行消滅   ~地方銀行消滅 (朝日新書)津田倫男 (著)~
 先日の新聞広告の、<『地方銀行消滅 』~105行から20行に>が刺激的。 
  ~アマゾンの内容紹介には~
《銀行名が消え、組織も行員も消える再編の奔流を、いかに乗り切るか?
 全国6ブロックの新勢力図を発表! 地銀、第二地銀の計105、大手信金
あわせて140ほどの金融機関が5年後には20~30に再編・統合されてしまう。
人口減少がもたらした「金融戦国時代」に生き残るのは、どこか!?
その理由は!? 元・敏腕バンカーが大胆に予想する。》
▼ 20数年前に20数行あった都銀が、数年でメガバンク3行になった。
 地方経済の衰弱化が進んでいる中、地銀の再編の推進が行われなかった方が
不可解。世界不況が深刻化する中、人口減が進む地方経済は深刻な弱体化が
進行、待ったなしの地銀再編の合理化は当然の成行き。常識的にみて、地方再生
とかいうが、その疲弊は政治力では何ともならない。地方豪族化した一部の
土着プチブルと我世を謳歌した地銀も、世界的大不況と、グローバル化で、
大幅な合理化対象になる。