閑話小題 ~まさかの坂が

                              

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   * 今日の午後は、卒50周年記念の集い
 今日は卒業50周年記念で、9時過ぎに上京予定。腰痛をおしてだが… 
何とかなるだろう! 20,30,40周年と10年単位で大学主催で開かれてきたが、
50周年ともなれば合同の生前葬のような気持でもある。 年齢からして、既に
4分の1が亡くなっているのだろうが… 平均介護年齢が72歳というから、残り
4分の3のうち、介護される身か、する身で、出てこれない人が大多数になる。
現実は、10年前と様変わり。これから10年後には、更にその傾向が強くなる。
 要するに老いてしまったということ! 自分だけは死なないで生きている
のだから。二次会の誘いの電話があったが、参加者が集まらず不成立の電話が
あり、「何でまた?」と思ったが、介護される、する年齢を考えると…
何の不思議ではないことになる。 考えてみれば、夫婦して無事安泰である
ことに感謝すべきことと、あいなる。 さて、今日、どんなドラマが?

    * まさか!の坂が、人生を、事業を、左右してきた。
 過去を俯瞰すると、人生には、「上り坂、下り坂、そしてマサカ」の3つの
坂があるというが、振返えみると、人生を大きく左右したのは、マサカの坂。
ある日、突然、飛び降りてくる。別名が『ブラックスワン』と言われている。
世界的レベルでは、20世紀前半に起きた第一次、第二次世界大戦が、これ。
間接的殺戮を加えると一億以上の人々が虐殺された歴史的参事である。
私たち世代は、その直後に生を受けたため、その受難は少なかったが、
小中学校の同級生の多くは長岡空襲の被害者。それを背負っていたようだ。
面白いのが、人間の誰もが持つ、『自分は大丈夫!』という固いバイアスに
縛られていること。それが、ある日、突然、「まさか」の坂に行き当たる。
そして、『まさか、自分がね… 何でまた、どうして?』と、茫然となる。
 いい歳をして、何を今さらだが… 
私にとっても、ドルショック、石油ショックバブル崩壊、9・11テロと、
それを起因としたアメリカによるイラク、アフガン戦争。そして、リーマン
ショック、中国の資本主義への転向。地元の中越地震と、柏崎・刈羽地震
そしてトドメは、東北大震災と相成る。それが、8年前の事業の清算
相成る。我ながら手際は良かったが、これを良しとしない見方もあるが、
その判断は正しかった! 「まさか」の坂が、立ち現われたのである。
ならば、置くものはさて置き、裏山の避難所に… 有象無象には、これが
理解できない。 今日明日、大阪でサミットが行われる。 何が決まる?
 まさか無いと思うけどね~ 
< 韓国、台湾、日本を含めたアジアは中国にくれてやる。その代わりに、
 南北アメリカと、アフリカには手を出すなよ!> ぐらいのことは、
トラや、プ~なら言いかねない。まさかね? 安倍ちゃん本当に大丈夫?
 
  で、日本は叩き犬に? 

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6315,読書日記 ~エスキモーの「叩き犬」
2018年06月28日(木)
            ~『善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか』
                          曽野綾子著より 
   * 叩き犬と日大アメフト部
 これを読んで、暫しショックと驚きで茫然… その数日後、思いついたのが、
日大アメフト部の一連の事件の、鉄砲玉のラグビー選手のこと。選手間では、
精神的に圧力をかけて選手を追い込んでいく内田前監督のターゲットになる
ことを選手たちは『ハマる』と呼んでいた。プラスに考えれば、見込みがある
から対象にされるから判断は難しいところ。 しかし、エスキモーの犬は… 
 ポン督として、「チーム強化策として、その位でないと宿敵校は破れない」
というのも至極当然かもしれない。
             ~『死の準備教育』曽野綾子著より
≪ 本多勝一のカナダ・エスキモーのレポートに、面白い話がある。
 それは、犬橇のことで、エスキモーは橇の前面に犬を扇方に立ててひかっせる。
もっとも長い綱をもらい、先頭に立つのは、頭のいい優等生の犬で、これが群れ
を引っ張る。ところが、いつも、綱がたるんでしまっているのが一匹いるという。
綱がたるんでいるということは、橇を引くのに全く役立ってない。こんな犬は、
連れて行かなければいいのに、と本多氏も思うが、それが面白い。
 この犬は、たえず振り下ろすムチの目標として存在価値がある。犬たちは、
一種のパニックに陥りながら走るが、この能無し犬は、いつもムチを受けて
キャンキャン啼き声が他の犬を奮い立たせる。この犬のお尻は、あまりに多くの
ムチを受けるので、次のムチが自分の上に落ちてくるかと、絶えず振り返る。
この犬は、この世に生れてよかった、ということはないが、その姿は、私を慰め
てくれる。 この犬のような存在になって生きることも意味があるのだと、
思わせてくれる。≫

▼ これをヒントにポン督(日大アメフト監督)とコーチが考えたチーム強化策
 か如何かは分からない。 サラリーマン社会の浮沈みの中では「叩かれ犬」の
経験をしている人は多いだろう。 この逆の話もある。養殖場の魚を活気つける
ため、食肉種の魚を数匹入れるという。自然界では、その存在が有って然るべし
だから。定年後、急に元気が無くなるのは、食肉魚の存在がいなくなるため。
いや、小池で酸欠不足?。それとも、家庭内食肉魚に追回され疲れはてるため?

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5218,聴覚の方が、視覚情報より根源的!
2015年06月28日(日)
      『人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか』堤未果:佐治晴夫対談 
  * 聴覚の方が、視覚情報より根源的!
 全盲辻井伸行が、譜面をみないで多くの曲を弾きこなすことに不思議?と
思っていたが、「皮膚の外側全部が宇宙」と聞くと成るほど、「聴覚の方が、
視覚情報より根源的!」というのも納得できる。 ~その辺りから~
≪ 堤◎ ー目に見えるものだけを信じることはなぜ危険なのでしょう?
佐治◎ 一耳のほうが優れているともいえます。目は見たいようにものをものを
 見る特性が顕著です。 聖書にも「神の姿をかたちづ~てはいけない」と書かれ
 ているでしょう。神の姿が見えようとすると、自分に都合の良い神をつくりだして
 しまって、極端の場合は、その神の命令によって、という思い込みから殺傷事件
 を起こしてしまう。 それも、脳のメカニズムに関係してくるらしいのですが。、
堤◎ ーどんなメカニズムでしょう? 耳との違い?.
佐治◎ ー目は三種類の色を識別する細胞からできています.「RGB」、つまり
 赤REDと緑(GREEN))と、青(BLUE)の細胞にどういう光が入るかによって
 いろいろな色を識別します。 ところが耳の聴覚器官は、二万五〇〇〇種類
 くらいの細胞が縦に並んでいる。ある音が片側からやってきた場合、われわれ
 は二つの耳で、その方向を識別できます。ところが音が片側の耳に入って、
 次にもう片側の耳に入るまでの時間差は一〇〇〇分の一秒くらいで、神経の
 伝達速度では、間に合わない。となると、音源の方向を識別できないはずです。
 そこで・片方の耳から入ってくる音は細胞の上から、もう片方は下から入って
 きて、その合致する位置から、脳が計算して方向の認識をしている。
 しかも、目から入った信号が脳に到達する時間と、耳からの信号が脳に到着
 する時間を比べると、耳からのほうが速い。つまり、耳のメカニズムのほうが
 ある意味では優れています。人類の進化の歴史を見ても視覚情報は、母親の
 胎内にいる時にはシャットアウトされている。でも、音だけは聞こえている。
 視覚情報のほうが優先されているということです。聴覚情報は、より根源的
 ということです。
堤◎ ーならば目の不自駐方の感じ方は全然違うのでしょ-か?
佐治◎ ー生まれながら全盲の人の言葉を借りると、「先生にとっての宇宙は、
 月とか太陽とか星なんでしょうけれど、ぼくにとっての宇宙は、皮膚の外側が
 ぜんぶ宇宙なんです」という。すごいですね。・・・
佐治◎ ー目が不自由で、耳は健常な人と、逆に耳が不自由で、目は健常な人
 とでは、感じている世界はまったく違うようです。  
佐治◎ ー全盲のピアニスト、辻井伸行さんによると、カルテッドでの共演など、
 通常はアイコンタクトで合わせますが、彼は、相手の呼吸を耳で読むといって
 いた。われわれには五感があるが、そのなかでいちばん深いところに入って
 いくのが音情報です。≫
▼ 動物は海中から陸上に、上がって進化?してきた。海中は視覚より聴覚の
 方が生存競争に有効に働くため、人間も、その流れを引継いでいるのだろうか。
ウツの対策に音楽療法があると、この書で述べているが、iPodで軽音楽を聴き
ながらの早朝の自転車散歩で、その実感は確かにある。 情報端末の進化は、
聴覚、視覚情報を、より手軽に修得可能にする。

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5583,閑話小題 ~暇とは、こんなに忙しいものか
2016年06月28日(火)
   * 暇とは、こんなに忙しいものか
 欧州サッカー選手権とプロ野球WOWOWの映画とTVドラマと、時間が
足りないほどTVを観るのに忙しい。他動的で後ろ向きだが、面白いのは面白い。
これにスポーツジムとポタリングとパソコンと読書が加わる。更に近くの‘
ツタヤ’のビデオ・レンタルでも借り始めたら、本当にどうなるか?
 で、レンタルは、ウィンドウショッピングに止めているが面白そうなのが
多くある。 隠居になってみて、内向きの忙しさとしても、こんなに面白い
日々とは思いもしなかった。苦しみ1に対して、楽しみ3の割合に意図的に
加えていることもある。これは楽しい時間をスケジュールに組めば済む。
 例えば、早朝のペダリングだったり、TVで観る映画やドラマや、金曜日の
シネマ通いだったり、この随想日記のテーマ探しと書上げだったり・・ 
 これは75歳を健康年齢の目安に設定すると、自由に動けるのは、あと4年半! 
とすると当然、何事にも貪欲になる。 <死んで花実が咲くものか>だが、 
70歳という自覚が少ないためか。同年代の知人友人が次々と倒れるためか。
   * 2016年上半期 重大ニュース
 あと数日で、今年の上半期が終わろうとしている。世界をみると、ベルギー・
ブリュッセル国際空港のテロと、アメリカの大統領泡沫候補共和党の代表に
選ばれたこと。国内では、枡添都知事の辞任と、熊本地震ぐらいだったが、
先週になって、『英国のEUからの離脱』という政治的激震が起こった。
 この影響は、今後、5~10年と続くが、日が過ぎる度に、事の重大さに
世界は震撼としている。離脱自体も然ることながら、ドイツ、フランス、
イタリアなどにも離脱の動きが大きくなる。スペインのように、英国の離脱
を受けて、逆に熱が下がった、思わぬ効果もある。当初、トランプに順風と
思えたが、これまた逆のようだ。毎日の為替・株の相場から目が離せない。

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5948,閑話小題 モンテッソーリ教育 -1
2017年06月28日(水)
   * モンテッソーリ教育とは
 天才将棋少年の藤井君の秘密の一つが、幼児期の「モンテッソーリ教育
にあったという。そこで調べてみると、知的障害児の感覚教育で知的水準
上げる効果から、貧困層の健常児への独特の教育に発展し、この教育法が欧米
社会に広がったという。要するに天才教育である。
 家内には私の持ってない異様な能力がある。聞くところによると、直ぐ上の
兄が、生まれて間もなく死んでしまったため、両親が、我がまま放題に育てた。
それが、習い事にも現れて、バレー、小唄、習字など、次々と本人の気分に
従って、1~2年で変わっていった。その辺に、変な能力? 異常な位の好奇心
の元にあるのではと、思ってきたが、それを当人が、自分で、してきたことに。
ただし、『受験勉強で、そのエネルギーの全てを使い果たして、この有様!』と
宣う。知的好奇心と、マスコミに取上げられる流行に対する直感は、異様に強い。
この教育法を読むにつれて、武澤ゼミの基本が、ここにあったと、気づくこと
になる。知識にしろ、経験にしろ、私たちは小さな世界に閉じ込めれれている。
まず、その認識をして、外にも内にも、その壁を壊さなければならない。
 その前に、その壁に入らない教育法が、これである。
  ~ネット検索によると~
≪ 20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法。
 イタリアのローマで医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは知的
障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せ、1907年に設立
した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な
教育法を完成させた。以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」
と呼ばれるようになる。
 1907年、ローマに最初に誕生した「子供の家(Casa dei bambini)」は…

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4853,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー23
2014年06月28日(土)
   * 仮店舗と、本店ビルの建設
 設計も終わって、ゼネコンへの見積もり。長岡駅前の一等地もあって、小さな
規模きかかわらず、多くのゼネコンの見積もり依頼があった。そして最後に、
大手の大成建設と、準大手の淺沼組に絞られた。しかし、500万の金額の差で
浅沼組になった。 準大手の淺沼組社長が、山本五十六元帥の元直属の部下で、
何もあっても取れとの厳命があったと、後で聞いた。しかし、500万の差が、
実はアーケードの見積もり落ちと、後で判明し、請求してきたが、話が違う!と、
トラブルになりかけたが、最後は相手側のミスと、決着。今から考えると、
建設は、一割以内の差なら、最大手を選ぶのが順当だった。ただし、浅沼組も、
悪くはなかったが。見積もり過程で、得体の知れない建設業界の不気味さを
感じ取っていた。談合で、殆どが決められる建設業界の(マフィアのような)
シンジケートであるる。それも10数年前に社会的大問題になって大きく
変わったが、現在でも、それは厳然と残っている?はず。
 ところで、ビル完成まで、どうするか?で、駅前に、たまたま撤退した
ばかりの専門店街があった。その権利を、母の従兄弟の元市長がが持っていた
関係で、入店することにした。そして7ヶ月後、11月に新規オープンになる。
新店舗の開店も順調にいったが、直ぐに気づいたのが、売場面積を三倍にした
割に、売上げが、思いのほか伸びない。順調に伸びたのが、学生服の売上だけ。
既に、時代が車社会に入っていて、郊外店舗への流れが本格的になっていた。
 その頃、仕入先の産地も、繊維不況で大きな曲がり角に立っていた。
それと大型店の影響で、駅前立地も本格的衰退の兆候を現していた。
その頃、チェーン店を目ざすクラブのセミナーの講習に三ヶ月に一度の割に
聴講にいっていた。そこでは『早く、新業態の店舗を開発し、現業を潰すべし』
と、繰返し、聞いていた。 現に、この10年間、各地で、それを目の当りに
してきた。一息を入れたとき、全エネルギーを、店舗運営と、仕入と販売に
縛られる日々に、自分の限界を感じるようになっていた。その頃、ヨーカ堂
出入りしている紳士ファッションメーカーが訪ねてきて、取引をしたいという。
ヨーカ堂に入れている商品の一部をブランドを変えるので、取引をさせて欲しい
という。 ところが、その商品が嘘のように売れるのである。要するに全国的
ホット商品ばかり。内心、「これは!」の声。新興の大手チェーンには、
短期的には闘えても、長期的消耗戦では、勝てないのではないか?である。
 本店の建替えも落ち着いた頃、ペガサスの教えのチェーン化に、実兄は、
やる気満々!私は、逆に自信が喪失。考えてみれば、私に会社の資産はないし、
縛られるものはない。引き時では?と。
 話は変わるが、本店を開店した後に、その成功の祝いに、30人を連れて、
ハワイ旅行に行くことになった。それが、長岡での花。山場であった。これが、
それまでの疲れ全てを取り払ってくれた。そういえば、同じことを新潟駅
シリーズでも、やっていた。その時々を仕事の合間でレジャーも楽しんでいた!
 
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3746, 閑話小題
2011年06月28日(火)
   ◆ エイズ並みの、恐ろしい性病
 人間、ギリギリに立つと、本性が出てくるもの。その中で最もリアルに
出るのが「他人(ひと)のせい」にする悲しいサガ(性)。人間には、
「あなた群」というのがあって、色いろな気持ちや体験を通して培った感覚や、
体の細胞たちからの記憶が、人の中に蠢いている。過去の色いろな感情や
感覚が、塊になって、その時々の感情や感覚を仲間として同居していて出番を
待っている。その一つが「他人(あのひと)のせい」病である。さしずめ、
今回の倒産劇の「三つの震災」を倒産理由にしている我が内なる、それである。
そう書きながら、これらの八割が原因と脳の奥からの声が聞こえてくるが・・
原因や責任転嫁は動揺から生じることが多い。「他人のせい」は、メビウス
輪で、「原因は自分にもある」ことに気づかなくしてしまう。東北大震災も、
あれは数百年に一度の天災が原因である。そこまで、想定できないのは自明。
それを政治は言明できないという恐ろしい事態である。
   ◆ 3D仕立の靴下とスポーツシャツ
 「父の日」に、次男からプレゼントが送ってきた。ネット・ショップから
だが、包装を開けてみると、靴下二足。白系と黒系の無地もので、よく見ると、
立体的な足の形をしたモノで、足の部分ごとに縫い方が違っている。
 それも、縫い目がない。足にピッタリ密着するようになっている。 
分かりやすくいえば、足袋風ハイソックで、指先、踵、そして土踏まずの箇所が、
それぞれに合わせた織り方になっている。一度、TVで、その製造マシーンを見た
ことがあった。スポーツジムで、それを履いてみたが、脚が全体が適度の締め
付けで軽快な感じがする。一度履いたら、運動に欠かせなくなる。これなら
2~3千円を出してでも買いたくなる。ところで昨日、ジム用の着替えの
スポーツシャツをと専門店にいったところ、何と「3Dシャツ」のコーナー
があった。やはり立体的に上半身の形になっているシャツが並んでいた。
それも乾燥が早いシロモノである。それが千円というので、さっそく買ったが、
これも良い。元々あったのだろうが、ベトナムで、トレード・オフをし価格
ダウンしたのが店頭に並んだので、目に入ったが。