* 明方、つれづれに
・ 片方の年齢が75歳をこえた老々介護が、三割を超えたと報じていた。 
 どうも老いるに従い、社会の隅に追いやられるようである。しかし娑婆
には面白そうな、まだ経験してないことがあまりに多い。その一つがゴーグル
をつけたソニープレイステーションVRでのゲームの体験と、それを使った
YouTubeの動画での絶景観光。この齢でプレステでゲームに興じるのも変か?

・ 学生時代に、深夜の2〜3時に起きて酒を飲む「夜明けの酒」の経験を
思い出した。友人が誰かと体験をしたが妙な酔いかたが良かったと聞いて、
数人で飲んでみた。 深酒をしないで泥酔状態のサイケ感覚にトリップをした。
水商売の人は、客や、同僚とのアフターで経験済み? これは慢性化すると、
身体も脳にも良くないはず。学生だからできた経験。朦朧と黄色にみえる朝日
が何とも! 今度、夜の6時に寝て、0時に起きて何処かのスナックに行って、
二時間ぐらい酒を飲んでみますか? 年齢を考えると、危ないか?
 毎朝、4時に起床して、この文章を完成し、アップして、信濃川の大橋を一周
してくる方が、サイケ調ですか、今度、缶ビールでも、持っていってみようか? 
これは事故が危ない。

・ 一昨日、TVで見た映画が、「強い麻薬でトリップをしたグループの
 経験と、その結果がもたらす錯乱した狂喜の世界」を映像で垣間見る内容。
トリップ後にやってくる反動の世界の一端に、視聴者が引込まれる筋立て。
酒類、薬物を介さなくとも、映像に波長に合わせれば、トリップに近い状態に
なれる? <所詮、別世界の何かがつくり上げたバーチャル世界の住人>なら、
自ら積極的に、入り込むのも手である。で、飲酒過剰で、この始末。

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5583,閑話小題 〜暇とは、こんなに忙しいものか
2016年06月28日(火)
   * 暇とは、こんなに忙しいものか
 欧州サッカー選手権とプロ野球WOWOWの映画とTVドラマと、時間が
足りないほどTVを観るのに忙しい。他動的で後ろ向きだが、面白いのは面白い。
これにスポーツジムとポタリングとパソコンと読書が加わる。更に近くの‘
ツタヤ’のビデオ・レンタルでも借り始めたら、本当にどうなるか?
 で、レンタルは、ウィンドウショッピングに止めているが面白そうなのが
多くある。 隠居になってみて、内向きの忙しさとしても、こんなに面白い
日々とは思いもしなかった。苦しみ1に対して、楽しみ3の割合に意図的に
加えていることもある。これは楽しい時間をスケジュールに組めば済む。
 例えば、早朝のペダリングだったり、TVで観る映画やドラマや、金曜日の
シネマ通いだったり、この随想日記のテーマ探しと書上げだったり・・ 
 これは75歳を健康年齢の目安に設定すると、自由に動けるのは、あと4年半! 
とすると当然、何事にも貪欲になる。 <死んで花実が咲くものか>だが、 
70歳という自覚が少ないためか。同年代の知人友人が次々と倒れるためか。
   * 2016年上半期 重大ニュース
 あと数日で、今年の上半期が終わろうとしている。世界をみると、ベルギー・
ブリュッセル国際空港のテロと、アメリカの大統領泡沫候補共和党の代表に
選ばれたこと。国内では、枡添都知事の辞任と、熊本地震ぐらいだったが、
先週になって、『英国のEUからの離脱』という政治的激震が起こった。
 この影響は、今後、5〜10年と続くが、日が過ぎる度に、事の重大さに
世界は震撼としている。離脱自体も然ることながら、ドイツ、フランス、
イタリアなどにも離脱の動きが大きくなる。スペインのように、英国の離脱
を受けて、逆に熱が下がった、思わぬ効果もある。当初、トランプに順風と
思えたが、これまた逆のようだ。毎日の為替・株の相場から目が離せない。

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5218,聴覚の方が、視覚情報より根源的!
2015年06月28日(日)
       『人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか』堤未果:佐治晴夫対談 
   * 聴覚の方が、視覚情報より根源的!
 全盲辻井伸行が、譜面をみないで多くの曲を弾きこなすことに不思議?と
思っていたが、「皮膚の外側全部が宇宙」と聞くと成るほど、「聴覚の方が、
視覚情報より根源的!」というのも納得できる。 〜その辺りから〜
≪ 堤◎ ー目に見えるものだけを信じることはなぜ危険なのでしょう?
佐治◎ 一耳のほうが優れているともいえます。目は見たいようにものをものを
 見る特性が顕著です。 聖書にも「神の姿をかたちづ〜てはいけない」と書かれ
 ているでしょう。神の姿が見えようとすると、自分に都合の良い神をつくりだして
 しまって、極端の場合は、その神の命令によって、という思い込みから殺傷事件
 を起こしてしまう。 それも、脳のメカニズムに関係してくるらしいのですが。、
堤◎ ーどんなメカニズムでしょう? 耳との違い?.
佐治◎ ー目は三種類の色を識別する細胞からできています.「RGB」、つまり
 赤REDと緑(GREEN))と、青(BLUE)の細胞にどういう光が入るかによって
 いろいろな色を識別します。 ところが耳の聴覚器官は、二万五〇〇〇種類
 くらいの細胞が縦に並んでいる。ある音が片側からやってきた場合、われわれ
 は二つの耳で、その方向を識別できます。ところが音が片側の耳に入って、
 次にもう片側の耳に入るまでの時間差は一〇〇〇分の一秒くらいで、神経の
 伝達速度では、間に合わない。となると、音源の方向を識別できないはずです。
 そこで・片方の耳から入ってくる音は細胞の上から、もう片方は下から入って
 きて、その合致する位置から、脳が計算して方向の認識をしている。
 しかも、目から入った信号が脳に到達する時間と、耳からの信号が脳に到着
 する時間を比べると、耳からのほうが速い。つまり、耳のメカニズムのほうが
 ある意味では優れています。人類の進化の歴史を見ても視覚情報は、母親の
 胎内にいる時にはシャットアウトされている。でも、音だけは聞こえている。
 視覚情報のほうが優先されているということです。聴覚情報は、より根源的
 ということです。
堤◎ ーならば目の不自駐方の感じ方は全然違うのでしょ-か?
佐治◎ ー生まれながら全盲の人の言葉を借りると、「先生にとっての宇宙は、
 月とか太陽とか星なんでしょうけれど、ぼくにとっての宇宙は、皮膚の外側が
 ぜんぶ宇宙なんです」という。すごいですね。・・・
佐治◎ ー目が不自由で、耳は健常な人と、逆に耳が不自由で、目は健常な人
 とでは、感じている世界はまったく違うようです。  
佐治◎ ー全盲のピアニスト、辻井伸行さんによると、カルテッドでの共演など、
 通常はアイコンタクトで合わせますが、彼は、相手の呼吸を耳で読むといって
 いた。われわれには五感があるが、そのなかでいちばん深いところに入って
 いくのが音情報です。≫
▼ 動物は海中から陸上に、上がって進化?してきた。海中は視覚より聴覚の
 方が生存競争に有効に働くため、人間も、その流れを引継いでいるのだろうか。
ウツの対策に音楽療法があると、この書で述べているが、iPodで軽音楽を聴き
ながらの早朝の自転車散歩で、その実感は確かにある。 情報端末の進化は、
聴覚、視覚情報を、より手軽に修得可能にする。
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4853,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー23
2014年06月28日(土)
   * 仮店舗と、本店ビルの建設
 設計も終わって、ゼネコンへの見積もり。長岡駅前の一等地もあって、小さな
規模きかかわらず、多くのゼネコンの見積もり依頼があった。そして最後に、
大手の大成建設と、準大手の淺沼組に絞られた。しかし、500万の金額の差で
浅沼組になった。 準大手の淺沼組社長が、山本五十六元帥の元直属の部下で、
何もあっても取れとの厳命があったと、後で聞いた。しかし、500万の差が、
実はアーケードの見積もり落ちと、後で判明し、請求してきたが、話が違う!と、
トラブルになりかけたが、最後は相手側のミスと、決着。今から考えると、
建設は、一割以内の差なら、最大手を選ぶのが順当だった。ただし、浅沼組も、
悪くはなかったが。見積もり過程で、得体の知れない建設業界の不気味さを
感じ取っていた。談合で、殆どが決められる建設業界の(マフィアのような)
シンジケートであるる。それも10数年前に社会的大問題になって大きく
変わったが、現在でも、それは厳然と残っている?はず。
 ところで、ビル完成まで、どうするか?で、駅前に、たまたま撤退した
ばかりの専門店街があった。その権利を、母の従兄弟の元市長がが持っていた
関係で、入店することにした。そして7ヶ月後、11月に新規オープンになる。
新店舗の開店も順調にいったが、直ぐに気づいたのが、売場面積を三倍にした
割に、売上げが、思いのほか伸びない。順調に伸びたのが、学生服の売上だけ。
既に、時代が車社会に入っていて、郊外店舗への流れが本格的になっていた。
 その頃、仕入先の産地も、繊維不況で大きな曲がり角に立っていた。
それと大型店の影響で、駅前立地も本格的衰退の兆候を現していた。
その頃、チェーン店を目ざすクラブのセミナーの講習に三ヶ月に一度の割に
聴講にいっていた。そこでは『早く、新業態の店舗を開発し、現業を潰すべし』
と、繰返し、聞いていた。 現に、この10年間、各地で、それを目の当りに
してきた。一息を入れたとき、全エネルギーを、店舗運営と、仕入と販売に
縛られる日々に、自分の限界を感じるようになっていた。その頃、ヨーカ堂
出入りしている紳士ファッションメーカーが訪ねてきて、取引をしたいという。
ヨーカ堂に入れている商品の一部をブランドを変えるので、取引をさせて欲しい
という。 ところが、その商品が嘘のように売れるのである。要するに全国的
ホット商品ばかり。内心、「これは!」の声。新興の大手チェーンには、
短期的には闘えても、長期的消耗戦では、勝てないのではないか?である。
 本店の建替えも落ち着いた頃、ペガサスの教えのチェーン化に、実兄は、
やる気満々!私は、逆に自信が喪失。考えてみれば、私に会社の資産はないし、
縛られるものはない。引き時では?と。
 話は変わるが、本店を開店した後に、その成功の祝いに、30人を連れて、
ハワイ旅行に行くことになった。それが、長岡での花。山場であった。これが、
それまでの疲れ全てを取り払ってくれた。そういえば、同じことを新潟駅
シリーズでも、やっていた。その時々を仕事の合間でレジャーも楽しんでいた!
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4486, 静かなる大恐慌 ー3
2013年06月28日(金)        「静かなる大恐慌 」柴山 桂太 (著)
   * 第二次グローバル化のゆくえは?
この地球規模の混迷の行きつく先は、どうなるのか?
そう楽観的ではないだろう。ーその辺りから
≪ 第一次大戦後には各国間の貿易が再開され、金本位制への復帰が進むなど、
 戦前世界への回帰が模索された。しかし29年に始まる世界恐慌から、各国は
保護主義やブロック化へと雪崩をうって、保護主義やブロック化へと突入して
いった。世界経済を統合するグローバル化の動きは、世界経済を分断する
グローバル化の動きに急速に切り替わり、貿易をめぐる国家の「経済戦争」
が激しくなった。それが第二次世界大戦へつながっていった。 そして、
それは第二次世界大戦で終わりをとげた。 それでは第二次グローバル化は、
どのような結末を迎えるのか。まず、当時と現在とでは状況が違う。
第一次当時は、予期せぬ経済変動に対し、各国経済はあまりに弱かった。
しかし、現在は先進国を中心にした労働者を保護する制度や、銀行や預金者を
保護する制度が幾重にも張り巡らされている。・・加えて、当時の金本位制
という国際金融システムに問題があったといえる。多くの点から考えても、
現在のほうが遥かにショックに強いといえる。しかし、それがいえるのは先進国
だけ、新興国は遥かに弱い。二度のグローバル化に共通しているのは、輸出を
中心に成長する新興国が急激に台頭してくること、そして一たびショックが
起きると大きな打撃を受けるのも新興国であること。 世界はいつも、弱い鎖
から切れていく。アメリカで始まった現在の危機は、欧州に飛び火をした。
それも経済力の弱いギリシャに火がついた。これが別の地域、特に輸出を
伸ばして急成長をしてきたBRICsなどの新興国へと波及したとき、
危機の複雑さは一挙に深まっていく。≫
▼ 著者は、100年前のような二つの大戦が起るかどうかまでは言及してない。
しかし、中国や北朝鮮のような新興国が現に存在している。内部の基盤が
危うい国は、それをカバーするために世界大戦やむなしと考える危険がある。 
それだけでない、スマートフォン(小型パソコン)が一般大衆に普及したとき
の危険性は計り知れない。政府より大衆の方が、情報を知り抜いてしまうからだ。 
20、30年前なら数億、十億円もしたコンピューターが、誰もが持ち活用
した時の社会的影響は想像を超えるだろう。大きな政府をつくったとして、
ネットで結びついた力の終結は誰も予測不能だろう。静かに恐慌は進んでいき、
混沌は当分の間、続く。 隠れた正体は、「情報化社会の本格的到来」である。
・・・・・・
4112、閑話小題 ー血圧
2012年6月28日(木)
   * 血圧
 血圧が高めのことは知っていた。しかし毎日これだけ運動をしていれば
大丈夫のはずと、たかをくくっていた。ところが、家内が先週末、ドラッグ
ストアにある血圧計ではかったところ、思いのほか高かったと聞き、一昨日、
スポーツジムにある血圧計ではかったら、何と165もあった。ヨガを終えた
直後なので血流が良過ぎたのか、それとも・・ そして昨日、一時間半の
運動の後、怖々とはかってみたところ、130だったので、ホッとした。
しかし、これでも高いようだ。ジムに通い始めた頃には月に一度は見ていたが、
だいたい130代だった。ネットによると、≪ 日を変えて何回か血圧を測定し、
いつも拡張期血圧が90mmHg以上、あるいは収縮期血圧が140mmHg以上であるのが
高血圧の診断目安≫という。これからすると、私は、ぎりぎりセーフになる。 
塩分と糖分に関しては、意識的に最小にするようにしてきた。体重も30年間、
体重も増えることもない上に、身体が重いと思ったことはない。
  * 欧州発世界恐慌の瀬戸際 (同じことを繰り返して書いているが)
 ギリシャのやり直し選挙で緊縮派の勝利で、目先の世界恐慌の火種を何とか
消した。しかし、スペイン国債金利が7%を超えた。UCBなどが融資を決定
をし何とか、これも乗り越えつつあるが、何時までも続くわけでない。 一度、
火がつけば、世界の6京(6千億ドルの10倍)の不良債権が表立ち、世界中
の企業と銀行の連鎖倒産が出ることになる。これはリーマンショックなど
比べようのない事態。そのため何があっても目先、乗り越えざるを得ない。
次の目標はロンドンオリンピックの終了だが、微妙である。先日も、スペイン
の銀行28行の格付け引き下げがあった。ドンヨリした暗雲が世界中を覆って
いる中、国内政治は大混迷。消費税を上げないと日本はもたないが、引き
上げれば経済は大打撃。 これほど酷い政治と経済の惨状をみるとは! 
それも、まだ本格的世界恐慌は始まっていないのに、である。 悪いことに
内税のため、増税は実質は経費アップになる。その上、売上減は必至になり、
中小・零細企業は大打撃。もう私にとって影響は少ないが、一歩、ひいた目で
みても恐ろしい。ある朝、何処かの株式市場で暴落が発生、その日を境に
世界経済は大混乱に陥る。解っていても手立てが無いから、ことは深刻。 
・・・・・・
3746, 閑話小題
2011年06月28日(火)
   ◆ エイズ並みの、恐ろしい性病
 人間、ギリギリに立つと、本性が出てくるもの。その中で最もリアルに
出るのが「他人(ひと)のせい」にする悲しいサガ(性)。人間には、
「あなた群」というのがあって、色いろな気持ちや体験を通して培った感覚や、
体の細胞たちからの記憶が、人の中に蠢いている。過去の色いろな感情や
感覚が、塊になって、その時々の感情や感覚を仲間として同居していて出番を
待っている。その一つが「他人(あのひと)のせい」病である。さしずめ、
今回の倒産劇の「三つの震災」を倒産理由にしている我が内なる、それである。
そう書きながら、これらの八割が原因と脳の奥からの声が聞こえてくるが・・
原因や責任転嫁は動揺から生じることが多い。「他人のせい」は、メビウス
輪で、「原因は自分にもある」ことに気づかなくしてしまう。東北大震災も、
あれは数百年に一度の天災が原因である。そこまで、想定できないのは自明。
それを政治は言明できないという恐ろしい事態である。
   ◆ 3D仕立の靴下とスポーツシャツ
 「父の日」に、次男からプレゼントが送ってきた。ネット・ショップから
だが、包装を開けてみると、靴下二足。白系と黒系の無地もので、よく見ると、
立体的な足の形をしたモノで、足の部分ごとに縫い方が違っている。
 それも、縫い目がない。足にピッタリ密着するようになっている。 
分かりやすくいえば、足袋風ハイソックで、指先、踵、そして土踏まずの箇所が、
それぞれに合わせた織り方になっている。一度、TVで、その製造マシーンを見た
ことがあった。スポーツジムで、それを履いてみたが、脚が全体が適度の締め
付けで軽快な感じがする。一度履いたら、運動に欠かせなくなる。これなら
2〜3千円を出してでも買いたくなる。ところで昨日、ジム用の着替えの
スポーツシャツをと専門店にいったところ、何と「3Dシャツ」のコーナー
があった。やはり立体的に上半身の形になっているシャツが並んでいた。
それも乾燥が早いシロモノである。それが千円というので、さっそく買ったが、
これも良い。元々あったのだろうが、ベトナムで、トレード・オフをし価格
ダウンしたのが店頭に並んだので、目に入ったが。これも、デフレの一現象。