閑話小題 ~マシュマロテスト異論

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   * 夢の中の酒、ああ飲んでおけば! 
 去年の同月同日のテーマ『マシュマロテスト』を読んで、逆説が思い浮かんだ。
過去は変えられないとしても、「そうそう食べていたら?」と… 後悔しても
今さら? 二個貰って食べるのと、耐えきれず食べた美味さの満足感と、二個も
食べられたのにという後悔。人生は大方は、耐えきれずに食べた後悔が大方?
 で、父親から教わったマシュマロテストの結果、貯めて買った馬券が、私に
とって、万馬券。 半世紀前の欧州一周旅行は、そのタネ銭があればこそ、
当たった経験。その価値としての値段は、時代背景と、年齢からして、5~10億
は充分にあった。 逆にいえば21年分の我慢した蓄積を、1ヶ月の遊びで使った
ことになる。しかし、その100倍の価値は実感として残っている。昭和40年代前半
の経済右上りの時節の経験は、人生全般に最後まで、付いてまわっていた。
その経験が、合計52回の「秘・異郷ツアー」に繋がって現在まで続いてきた。
継続がもたらす膨大なエネルギー。他人の豊かさを許容できるのが最大の収穫。
これにテーマ日記と、早朝のポタリング(自転車散歩)の継続による心の安定。
マシュマロテストの、食べてしまった味わいと、後悔。それで、後悔するのも
味わいの内。我慢できずに…も 絶好の機会とは、因縁の縁。因があればこそ
の縁。こと人生にいえることは、機会は二度無し、一期一会、食べてしまえ!
 こと女性の関しては、やはりマシュマロテスト、我慢してフリーハンドが…
「夢の中の酒、ああ飲んでおけば!」 現実は、飲んでしまえば、それまでよ。
で、カラオケで涙を浮かべて「夢追い酒」、いや「別れの一本杉」…ですか。

・・・・・・
6208,閑話小題 ~人生はマシュマロ・テスト
2018年03月13日(火)
   * マシュマロって実に美味しいけどな!
 以前、マシュマロテストについて書いていた。
< 子供たちの目の前には1つのマシュマロが置かれている。
…目の前のマシュマロは食べたいが. 我慢すれば2つも貰うことができる.。
子供たちにとって,究極の2 択が突きつけられる。‘マシュマロ・テスト’は
1968年にアメリカの心理学者ウォルター・ミシェルが行った実験。 4~6歳の
幼児をテーブルとイスだけの何もない部屋に通しテーブルの上には好きな…>
 考えてみれば、人生は”マシュマロ・テスト”の連続である。三次産業に
従事していたため、女性中心の職場では、独身時代の数年は、日々、生々しい
マシュマロテストの真っ只中。一度食べてしまえば、ハイ、それまで。
20歳の頃、学生寮の友人にダブルデート誘われ… 誘った男は、あい成立し、
最終的に結婚に至った。 80点が合格ラインの70点評価の人だった。が、
75~80点のファジーらしい人がいた。 友人が成立した女性は?点だが、
趣味の違いはある。 ところで80点って何を基準?というと、4人の姉の
平均評価で主観的な基準。 相方をみれば、その人物の大方が垣間見れる」
というが… その時点の、己の姿が合せ鏡として映しだしている。
その時に、『職業と相方の選択は、人生最大のポイントになるのに、如何
して、そんな簡単に決めるの?』が、その時の感想であった。
 以来、振り返って、結婚までの道のりで、7年もフリーの状態でジックリ
と観察を楽しむことが出来た。 しかし、それはマサにマシュマロテスト。
若い時は、いや現在もか、自分を過剰評価する特に若い女性に強く見られる。

父が、私たち子供のため各自の通帳を持たせ、晦日に与えた御年玉を翌日、
取上げ預金させていた。それを高校時代に株式の一つを選定、購入させていた。
 それをタネ銭として21歳に30日間の欧州旅行に行ったが、その年齢なれば
こその貴重な経験になったことは、ここで何度も書いてきた。
 ロングランのマシュマロテストをさせていたのである。姉と兄には、持ち家
の為の結婚資金に当てていた。傍目からすれば、強欲に思えるかもしれないが、
親の金銭の躾そのままを忠実に守っているだけ。
・ダイエットのために、甘味なモノや、脂ものを避ける。
・お金は、死に金を使わないで、天引きにしてタネ銭を長期にわたりつくり上げる。 
・健康面では、ジョギングや、散歩や、スポーツジムで身体の健康を図る。
・文化面では読書やネットで教養面のベースをつくり上げる。
 どれも、中長期間の生活を良好に保つためである。
 ~
『自分のために、長・中・短期に分けて、目先の欲望を、コントロール
 しなさい』とかは、誰も言ってくれない。
『天引き預金をしなさい』『人生は一度だけ、何事も積極一貫で臨め』とか、
『計画的に楽しみなさい』『幸せ状態を常に工夫して維持しなさい』とかは、
 自分自身で習得しなければならない。
これらは、親の教育の一環だが、自分自身の問題でもある。

 まあ、疲れ切った時に食べるマシュマロの味は格別。それと、夕暮れ時の
晩餐の酒とツマミの味も然り。この年齢なればこそ、あのマシュマロを食べて
いたら?の思いも湧かないでもないが…我慢をした味わいも、これまた良い。

追)上記を真剣に書いた後に、以下を読返して飽きれるのが、殆ど同じこと
 の繰返し。それも小さな世界の些細な出来事を恥ずかしげもなく、毎日。
成るほど、内観そのものである。マシュマロも何も、何でもいいから、腹一杯、
食べてみたかった? の叫びが聞こえてきそう。誰も、幾つか、食べ足りない
ものがある。人生、儚く、短いが、充実していた手応えがあれば、救われる? 

・・・・・・
5751,マシュマロテスト ~①
2016年12月13日(火)
        『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
 図書館を彷徨っていると<マシュマロ・テスト~成功する子・しない子>
が目にとまった。子供に2つの御菓子をみせて、ある時間を我慢すれば二個、
貰えるが、我慢できない子は一個だけと教え、席を立つ。自制心の弱い子は、
目先の欲望に負けて食べてしまう。その結果と、将来の成長度を比べるテスト。
当然、我慢する子は将来成功する確率が高くなるという面白い実験結果の分析。 
  ~ネット検索の内容が簡潔である~。
≪ マシュマロ実験、またはマシュマロ・テストとは、子ども時代の自制心と、
 将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験。スタンフォード大の心理
学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけ実施した。
マシュマロ実験という名前ではあるが、報酬はマシュマロの代わりにクッキー
プレッツェルが使われることも多くあった。
  ◇ スタンフォード大学での実験
「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている「将来のより大きな
成果のため、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」
が、人の社会における成功に重要であることはよく知られている。この実験の
本来の目的は、この能力の幼児期における発達を調査するためであった。
最初の実験は、ミシェルと、エッベセンによって1970年に行われた。
最終的にこの実験には、600人以上が参加した。
  ☆ 実験方法
・職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4才の子供186人が実験に参加。
被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に
通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個
載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、
私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもう一つ
あげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を
出ていく。
・子どもたちの行動は、隠しカメラで記録された。1人だけ部屋に残された子ども
たちは、自分のお下げを引っ張ったり、机を蹴ったりして目の前の誘惑に抵抗。
小さな縫いぐるみのようにマシュマロをなでたり、匂いをかぐ者もいた。
目をふさいだり、椅子を後ろ向きにしてマシュマロを見ないようにする者もいた。
映像を分析した結果、マシュマロを見つめたり、触ったりする子どもは結局
食べてしまう率が高いこと、我慢できた子どもは目をそらしたり、後ろを向いたり
して、むしろマシュマロから注意を逸らそうとする傾向があることが観察された。
すぐ手を出してマシュマロを食べた子供は少なかったが、最後まで我慢し通して
2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、1/3ほどであった。
・ミシェルの娘も実験に参加した一人だったが、娘の成長につれミシェルは実験
結果と、児童の成長後の社会的な成功度の間に、当初予期していなかった興味
深い相関性があることに気がついた。そして1988年に追跡調査が実施された。
その結果は、就学前における自制心の有無は十数年を経た後も持続していること、
またマシュマロを食べなかった子どもと食べた子どもをグループにした場合、
マシュマロを食べなかったグループが周囲からより優秀と評価されていること、
さらに両グループ間では、大学進学適性試験の点数には、トータル・スコアで
平均210ポイントの相違が認められるというものであった。ミシェルはこの実験
から、幼児期においてはIQより、自制心の強さのほうが将来のSATの点数にはるか
に大きく影響すると結論した。2011年にはさらに追跡調査が行われ、この傾向が
生涯のずっと後まで継続していることが明らかにされた。
・また被験者の大脳を撮影した結果、両グループには、集中力に関係すると
される腹側線条体前頭前皮質の活発度において、重要な差異が認められた。
同実験は、スタンフォード大学で「人間行動に関する、最も成功した実験の
うちの1つ」とされた。≫

▼ 15年かけ創業の準備をかけ30年間の実業の結果が、9・11テロ、リーマン
 ショックと、東北大震災のブラックスワンの到来で45年のミニ物語が呆気なく
終わりをつげた。しかし、失ったモノ、コトより、得たコトが、少なくとも10倍
はあった実感がある。そこには想像を絶する忍耐を要した。両親の後ろ姿を見て
いればこそ、45年間を面白おかしく過すことができた。 学生時代に、水商売の
アルバイトなどから同棲や、二股、三股をかけるなど私生活の乱れがある知人は、
その後の人生は恵まれていない。それは目先の快楽を御菓子に例えられる。
家系もあるが… 
 独身時代数年の女職場は、猛毒入りのマシュマロ、いやマンジュウだらけ? 
一度かじったら…それまで! その後の様々な女性とのイチャツキを、その時点
で放棄したことに、不思議な感覚にとらわれた。いや、相手によるか? 
今でも後悔している?選んだ相手が、「猛毒を持ったタガメ」のケース?
人生は複雑怪奇!「若い時に誤りがないのが最大の誤り」としても。

・・・・・・
2016/12/14
マシュマロテスト ~②
            『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
  * 父親の教育 ~御年玉の預金
 この実験で、「我慢し通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、
1/3ほど」という。何の知識や経験のない子が目前の誘惑に負けて当然だが、
1/3もいるのだから驚かされる。
 父の金銭教育を5歳頃からされていた逸話を、何度か書いてきた。
会社清算の後、金銭的に窮しなかったのは、そのお陰で。15%の家内への給与
と、家内名義の積立預金のベースと、家内共々の厚生年金があったため。
これは40年以上の継続があればこそ。マシュマロ・テストと同じで、年末年始
に貰った御年玉の全てを回収して通帳に預金される。そして高校時に、私自身
に選ばせた株式銘柄を購入させ、その動きを見させていた。自然と日経新聞
経済欄を見る習慣がついていた。 それが21歳時の欧州一周旅行の「種銭」に
なっていた。普段の生活を質素にして預金を続ける重要さを教っていた。
姉達には、結婚時に、それを種銭として家付き娘として嫁がせていた。
 「目の前の欲望を我慢する」「将来の結果のため欲求充足を先延ばしを
する能力を養成していた」ことになる。上京して、都会生活の中で驚いたのは、
その父親の呪縛?に、あまりに染まっていた自分に気づいたこと。その呪縛も、
一か月間の欧州旅行で半分近くは壊れていた。贅沢な遊びの味を知ってしまった。
面白いものである。
 ところで、学生時代を含めた独身時代、合コンに何度も参加してきた。
そこで見たのが、直ぐに一生の伴侶を決めていく友人たち。
 20歳の頃、「創業を目指す」という決心があったが故に、
「その人は、青春を捨てるだけの相手か?」と、冷ややかな目線が出来ていた。
といって生身の欲求がある。 社会人になって数年間、女性職場で何とか…? 
 若い女性が主な職場は、まさにマシュマロ・テストの生現場。18~23歳頃の
女性は、どれもこれも美しいが、食べてしまえば、それまでよ。で…
「選んだ相手が、自分レベル」。とすると? 基準が4人の姉たちの具体例が
現にある。その姉らの評価に耐えられないと、行先長い人生、頭が上がらなく
なるため、いざ決断となると躊躇する。その先延ばしの繰返しで楽しめた? 
それが良かったか悪かったのか、落ち着くところに落ち着いた。戦争で一番男数
の少ない世代のため、対象は団塊世代で1~2ランク上の選択が可能? だった
はずだったが… いっぱいマシュマロを食べておけば良かったが、食べたら
食べたで…桃色吐息? 

・・・・・・
2016/12/16
マシュマロテスト ~③
          『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
   * 彼らは、どうして耐えたか
 マジックミラーでコッソリと観察された二個貰えた子供たちの耐え方の
観察が幾つかあるが、これがいじらしい。独身時代の女性職場で、何とか
先延ばしで耐えた?が、それが、ここで紹介されている子供の姿に二重写し
思い出される。フラフラとすると、『この人と一生、添えられる?』と、
対象に集中すると、一週間ほどで、『い・や・だ、ヤ・メ・ト・コ』。
外見だけでなくて、品性、教養、人柄のバランスが、揃っていれば、
『こ・れ・が・い・い』になったのだろうが… その時々の自分に丁度良い
人が現れるが、そこはあくまで仮の場。
 ここ一番(ジャンプ)の旬のタイミングに、家内と出会えたから、
これが私のレベル! (ハアー?)という誰かの声? 
 ~その内容とは    
≪・組んだ腕の上に顔を載せて横を向く子
 ・顔を背けて、御褒美と向き合うのを完全に避ける子
・褒美をチラチラみて、待つ価値があることを確認する子
・「待っていれば二個、貰えるんだ」と自分に言い聞かせている子
・テーブルの向こうの縁まで、遠ざける子
・うまく先延ばしできる子は、気をそらし、自分が経験している葛藤と
 ストレスを和らげるため、ありとあらゆることをしてした。≫
アウシュビッツのような?死体(したい)の山中の当時が、いじらしい!
――
▼ 金沢時代の衣料チェーンの社長が、男社員だけの席で、
『女は煽てれば逆上せ上る、殺せば化けて出るが、群れるとサル集団になる。
 現場でサルと割切ってしまえば、何とことはない』と宣っていたが、当に、
その言葉通り。 人生を振返ると、男どもこそ、当てはまる道理。
 40年前の話だが、関西への出張などの列車の席の過ごし方に慣れない時、
着くまでの時間が本当に長くつらかった。で、如何したか? 腰骨を立てて、
きちっと座る。そして、到着時間を考えないこと。その方が、遥かに楽。
海外ツアーのエコノミー席の過ごし方のコツが20回目辺りから分かってきた。
・食べものは最小に、飲み物は多めに飲んでトイレに足繁く通う。 
・行先の観光本や旅行代理店から貰ったパンフレットを何度も読み返す。
・今では、座席前のモニターで、TV映画が幾つかみることが出来る。
 落ち着いたとき、何をみるか決めておく。
・「高速移動の乗物は脳が最大限に活性化する、それをプラスにて楽しむ」と
 自分に言い聞かせ、経過時間を可能な限り気にしない。ゆめゆめ嫌な時間帯
 と思わない。
回数を重ねるうちに、御褒美は観光だけでなく、飛行機内の瞑想タイムも含まれ
ていることを自覚する。これは、人生過ごし方と同じ。 忘我の世界に入れば、
そこは別世界。 隣席の家内の存在すら、「孤」の外に追いやることが出来る。
手っとり早い「合理的高質な瞑想タイム」になる。 この応用が夜半0~4時の
「死者のポーズ」の瞑想タイム。瞑想なら良いが、時に「妄想」に? ったく!