* バブル期に
 10数年ぶりに学生時代の友人と飲む。38年前になるが、新潟シリーズの創業の
半年前に大手中堅商社の新潟支社に転勤で赴任してきたばかり。引継ぎの幾つか
の案件に私の名前をみつけ電話をしてきた。新潟で知人が皆無の中で、ゼネコン
関係の資材を扱う部門で、情報を得るにうってつけ。 学生時代のクラブで親友
というほどでもなかったが、比較的親しい合気道演武の相方だった。 その後、
開業を経て16年、2〜3ヶ月の割合で新潟駅前と古町に飲み歩いていた。その後、
本社の方に戻っていたが、新潟滞在中に県外の女性と結婚、二子が生まれていた。
彼にとって新潟は第二の故郷、その息子にとって生まれ故郷になる。
 勤めた商社が、4回も吸収合併を受け、そのハンデの環境で生抜いてくるには
並大抵でない苦労話を、飲む度に聞かされていた。 晩婚だったこともあり、
その関連会社に現在も勤務。その仕事の関連で新潟、北長岡に出張にきた帰りに
長岡駅周辺で一軒ハシゴをして、最終の新幹線で帰っていった。しかも翌日は、
9時出社というからリタイアから8年近くの私には…? 数年前、一度、退社
したが、社長交代で、新社長に呼び返され現在に至っているとか。社長直属の
便利屋的存在? お互い、あと3ヶ月で73歳。老いは隠せないが、気持は元気。
現役の良さは、気持ちの張りと、エネルギーを貰えこと…という。この年齢、
何処も家庭内で邪魔者扱い。 <…老いは厳し〜野辺の花よ〜>で。
 バブル期の絶頂期を古町の夜を飲み歩いた行蔵の味は、何ものにも変えがたい。
高校の後輩の広告代理店の支社長、ゼネコンの所長、不動産屋社長、某雑誌の
愛読者の会と、週末、週初めに、誰かしらと飲み歩いていた時期が懐かしい。
新潟シリーズの実業30年の、当初10年は上昇期間、中間10年は横ばい、後半
10年は後退期だった。その前半15〜6年が一緒だったため、面白い思いでばかり。
後半にかけた20年は年2回の秘・異郷ツアー。バブルで膨れ、その崩壊で萎んだ
人生そのもの。 過去を懐かしみ浸ることは問題だが、どう振返ってみても、
<そう考えたい>要素もあるとしても面白さは、プラマイ3対1、いや6対1。 
良かったことが有りすぎ。何故なら自分から、そこに近づいたため。運は
自らを、そこに「運ぶ」。因縁の因は、直接原因。縁は、それに誘発された
間接原因。縁から因を探す方策もある。
 世界史上最も恵まれた時代背景に生きただけでも有難い。人生は一度、好転
すると、そのまま転がる傾向にある。 問題は、如何に軟着陸するか? 死ん
でしまえば、それさえ如何でもよいこと。 宇宙のチリでさえなくなる。
ただそれだけ! なら美味い酒を飲んで、【僕は幸せ!】と、ひと時を過ごす
しかない。ただし、充実した日の名残りに! 空虚が一番悪い。その怒りを
他者に向けるしかないのが最も悪い。 それも老いてなお群れて! 
 ところで、群れは何人以上をいうのでしょうか? これは、次回のテーマ。 

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2014年10月28日(火)
4975,閑話小題 〜好きなこと、非日常
   * 嫌いなこと、無感動
 酒席での、ある人の一言が気に入った。
『私の好きなことは非日常!嫌いなことは無感動、無反応!』
私の趣味の秘境ツアーは、非日常と感動を求めて海外に出ることにある。
毎日1〜2つはみるTVドラマも、週1度は、通っているシネマも非日常世界の
仮想体験をするため。人生を振り返ってみて、思い出されるのは非日常的のこと
ばかり。しかし本当に大事なのは、その時節の日常。背景があればこその非日常。
したがって、この二つの組合せを知恵で生かせば良い。老いるということは、
日常に埋没し無感動になること。子供の頃の、青春時代の、あのキラキラ
した気持ちは、どこにいったのやら。
  * 塩の話
 サラダは、だいたいが塩をかける。このサラダは塩の意味から派生した言葉。
ラテン語で塩のことをサルsalと呼ぶ。このsalから様々な言葉が派生した。
例えばサラーリーマン(salary man)がそれ。サラリーマンは和製英語だが、
そのサラリーsalary(給料)は塩sal。古代ローマでは、兵士の塩代のことを
ラテン語でサルsal(塩)にちなんでsalariumといい、これがsalaryサラリー
(給料)となった。 塩と同じくらい貴重なものという意味で、給料salarium
が使われていた。他にも、例えばsauce(ソース)、sausage(ソーセージ)、
salami(サラミ)、soldier(ソルジャー:兵士:塩をもらう人)がある。
 塩は空気や水とともに、人や動物が生きていく上で欠かせない。
これは生命が海から誕生したことと関係がある。世界で生産される塩の三分の二
が、岩塩を材料としている。岩塩は5億〜2千万年前に地球の地殻変動で海が
陸地に閉じ込められ、水が蒸発後に土砂が堆積してできたもの。
人類は魚介類や獣肉を食べて自然に有機塩を摂取する以外に、塩を意識
しだしたのは5千年前からと推定される。食物の味を高め腐らせない塩は、
古くから霊力を秘めていると崇められ、お清めや、相撲などで土俵にまくなど、
清浄の力で穢れを払う目的がある。「しおらしい」は、「塩を欲しがる」女性の
仕草が由来のようだ。 「塩梅がよい」「塩加減がよい」「敵に塩を送る」
「青菜に塩」「ナメクジに塩」「傷口に塩」など、諺にも多く使われている。

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5340,もし上野さんが美人だったら? 〜身の下相談
2015年10月28日(水)
               〜社会学者の身の下相談
  * もし上野さんが美人だったら?
         ー身の下相談にお答えしますー 上野千鶴子 
「私は美人故に読書量が少なかった。そうでない貴女は読書量が多く、知名な
学者になっておられる。その私は、どうしたら、その深みに到達できるのか?」
という辛らつな質問。 何かやらせ?のようだが、それはないという。
  ● 質問: もし上野さんが美人だったら? 相談者主婦60歳
≪ 60歳の主婦です。 愚息たちが独立し、ひとりの時は本ばかり読んで
 過ごしています。が、読んでも読んでも足りないくらい読みたい本が次々と
出てきます。若い時代に「きれい」と言われるような部類に入っていたため、
ちやほやされながら過こしたことが悔やまれます。
 そこで上野千鶴子さんにぜひ質問したいことがあります。
もし上野さんが絶世の美女に生まれついたとしたなら、現在のように、社会
の底辺にまで目をやる社会学の道に進んでいたでしょうか? フエミニズムや
ジエンダーの問題、引きこもり、おひとりさまの考察も、ミソジニー
(女性に対する憎しみや軽侮)のあの深さに到達したのでしょうか。≫
  ● 回答 人生がそんなに単純ならねえ…
≪ アメリカにこんなジョークがあります。
 キャンパスをメークの似合うきれいな女性がパンプスで歩いていたら、
教授秘書。すっびんで、さえない、若くない女性なら、教授、なぜかというと
花のハイスクール時代に、きれいな女の子は男の子にもててデートに忙しく、
勉強どころではないのに、きれいでない女性はこつこつとお勉強して名門大学
へ入り、成果を上げるから、と。かのボーヴォワールも、妹と何かにつけ比較
され、親に「あなたはかわいくないから、お勉強をいっしょうけんめいしなさい」
と言われ続けてきたとカそれならフェミニズムは「ブスの女のルサンチマン
だという(今か40年も前にオヤジメディアが唱えた説は正しいのでしょうか。
娩曲な言い方ながら、あなたは全く同じことを言っていることになりますね。
あなたの説は容貌人生決定説です。人生がそんなに単純なら、どんなにいいで
しょう。証言しておきますが、ウーマンリブに参加した女たちにはきれいな
女性がたくさんいました。きれいな女性は男にセクハラされ、ストーカーされ、
利用されていましたし、ブスの女性は男に無視され、黙殺され、からかいの対象
になっていました。きれいでもブスでもない、その中間の大多数の女性は男に
つけこまれ、ふりまわされ、あなどられていました。残念ながらそれが40年前
の女性の現実でした。察するにあなたはそこそこ幸福な人生を送ってこられた
ようですね。それを容貌のせい、とお考えでしょうか。「若い時代」と限定が
あるので、女の容貌の価値が賞味期限付きだとは知っておられるのですね。
ということは「若い時代」が幸福のピークで、それからずっと下降線をたどって
きたということでしょうか。察しのとおりわたしは「顔の不自由な」ひとですが
(笑)、これまで生きてきた上で男女を問わず他人と関係をつくるのに、
そのせいで不都合があったことは、一度もありません。弱者に想像力を持つ
ためには、自分自身が弱者でなければならない理由もありません。
この年齢になって読みたい本が次々に出てきたんですって! なんてすてき。
本と読者は出会いもの。若いときに本を読まなかったことを容貌のせいに
してはいけません。容貌は容貌、幸幅は幸幅、知織欲はそれとはまた別、
その間に何の相関もない、っていうことぐらい、本を続めばわかりますよ。≫
▼ 美人カースト制で恵まれた人だった質問者が、それ故に読書の絶対量が
少ない自分を責めている見識そのものが低い。容貌には賞味期限があり、
知識は絶対量が増すほど質に転化する。女性は容貌で大きく人生を左右する。
しかし、そこに品性と教養が伴なって、光の色が変わってくる。 
人生に、「もし」や「たら」は無い。一期一会の積重ねが、その人となり。
「女性のセックスの質量は、容貌に大きく左右される」、統計があるとか。
容貌が崩れる前に、『やりたい時が、やれる時』と知るべし(笑い)。
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4608, 孤立無業
2013年10月28日(月)
 朝日新聞の書評に、『孤立無業(SNEP)』 玄田有史〈著〉があった。
ネット検索で調べると、多くのレビューが出てきた。そこで、その幾つかを
まとめてみた。孤立無業から独居老人に、そして孤立死を迎えることになる。
死ぬ時は、誰もが孤立死だが。
《  * 孤立が就労意欲を奪う
 日本の若年無業者を「ニート」概念を用いて論じた東大社会科学研究所の
玄田有史が、新たな分析視角を提唱。ニートが15歳から34歳の無業者を
指すのに対し、本書が取り上げる「孤立無業」は、20歳以上59歳以下の未婚で
無業者のうち(在学中を除く)、ふだんずっと一人でいるか、一緒にいる人が
家族以外にいない人々を指す言葉。孤立無業者は、家族と一緒にいる時間が
ふだんある「家族型孤立無業」と、ずっと一人の「一人型孤立無業」に分類。
 その春、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本版ウェブサイト
『JAPANREALTIME』が「孤立無業者『SNEP』が急増中」という記事を掲載した
ことで、ネット上で「SNEP」に注目が集まることとなった。玄田教授によると、
「SNEP」のインターネット利用率は41.3%にとどまり、孤立していない無業者
に比べると20ポイントも少ない(2006年のデータ)。 
 〜玄田教授への質問〜 
 ―孤立無業と聞いても新しい概念とは思えませんが。  
玄田:孤立無業は、英語でいうSolitary Non―Employed Personsの頭文字を
 取ってSNEP。Solitaryには「ひとりぼっちの」「他人とつきあいのない」
「孤独な」「寂しい」といった意味があるように、無業者の中でもふだん
ずっと 一人か、一緒にいる人が家族以外にはいない人々のことを指します。
   ―ニートや引きこもりとどう違うのですか。
玄田:まず年齢の定義が違います。ニートは15〜34歳の若年無業者を指す一方、
 孤立無業は20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚無業者。仕事をしていない
点ではニートと同じですが、ニートは仕事を探す活動や準備をしていない無業者、
SNEPは友人や知人との交流のない無業者、約9割が6か月以上働いていません。
外出をめったにしない人もいますので、その意味では引きこもりはSNEPに
含まれていると考えていい。 また、過去1年にスポーツや旅行、ボランティア
などの社交活動を一切行っていない割合が高いのが特徴です。
  ――孤立無業者はどのくらいいるのですか。
玄田:総務省統計局の「社会生活基本調査」から導き出したところ、2006年に
112万人いた孤立無業が2000年代に急増し、2011年時点で162万人に達している
ことが分かりました。これは60歳未満の未婚無業者の実に約6割を占めています 》
▼ 老後にも「孤立無業」が待っている。特に男の場合、縦社会に慣らされて
きたため、横社会では、孤立しやすい。それでも160万以上は驚き。 何とか
60歳に辿りついたが、それまでに一つ間違えれば『孤立無業』があった。
倒産は、ほぼ、孤立無業が待っている。事業は船底一枚下が地獄。だから必死に
考え、力と知恵が湧き出る。 最後は挫折で、孤立無業である。特に大都会での
「孤立無業」は厳しい。「独りは良い」というのは、独りでないからこそ 
言えること。人の間にあってこそ、人は人間になる。先日、初老の独り暮らしの
人が、アルバイトで何とか生活している状況をリポートしていたが、鬼気(危機)
迫る深刻なもの。あの時、何もかも放り出し、独り東京の郊外に身を隠し、
年金暮しか、生活保護の道もあった。大部分が、それに近い。そこで寂しさと、
心の傷を癒すため、酒に溺れアル中、そして孤立死・・ としても、一歩も、
かたい岩場の穴に閉じこもった人生より遥かにまともに、思うのだが、
当人は、凍りつく日々。緩んだ方々より凍死? 何か最近、緩んできた?
・・・・・・
6072,閑話小題 〜割合で理解する法則 〜4
2017年10月28日(土)
  ● メラビアンの法則
≪ アメリカの心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。
 人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんど
を「視覚情報」から得ていると言う概念。メラビアンが提唱する概念において、
初対面の人物を認識する割合は、
「見た目/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、
「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、
「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。  ≫
◎‘外観、印象などの非言語情報はメッセージの受け手に大きな影響を与える’
 ということ。異性に対する判断も、飾りたてた外面と性欲に惑わされて大方
(9割)が失敗し人生を終わる。そのことに気づくか否かだが。ベルギー、
スペインなど、それに気付き7割方が離婚に至る。気づかないか、気づかない
ふりをする手もあるが… しかし結婚はしなければ後悔が待つ。すればしたで、
桃色吐息、青色吐息より、『濁色吐息』が待っている。女性がファッションと
化粧にエネルギーを注ぐかが、このことから理解できる。 言語情報が7%とは、
これ如何に。私たちは、上っ面が罷り通る社会に生きている。それが現実世界
と思っている人を「世人」、その集まりを「世間」という。彼らは自然と沈殿、
ヘドロ化する。しかし半径500mの生活範囲なら、これが自然となる。
清水より、ドブ川の方が面白いのが多いのも事実! ナマズ雷魚、ダガメ、
ボウフラ、フナなど、それぞれ荷物を背負った、共喰いなどの雑食世界。複雑
怪奇な娑婆の味である。少し先には小川が流れているが、水が合わない上に急流
のため適当なエサがない。時に紛込んだ外魚に、そ知らぬふりをし針を刺す。
 また日本的世間様社会の話になってしまった。街を歩けば、それしか見えない
なら、この法則に従いTPOSに合わせればよい。日常生活を省りみるに、TV
とネット情報が、この位の比率だろう。とすれば、発信も、視覚情報を増やして
然るべきではと、思うが。
・・・・・・
5705,マネー・ワールド  � 〜資本主義の未来
2016年10月28日(金)
  今さら経済の話題でもないが、NHKスペシャル
『マネー・ワールド資本主義の未来』の三回シリーズの録画をみた。
 今世紀に入ってから世界の政治・経済の異常さは、ただならぬものがある。 
 冷戦の終結、1995年のウィンドウズ95の発売、スマートフォンの普及と、
 電子機器の飛躍的進化で、現実社会の上を覆うような別世界が出来上がり、
 フラットになってしまった。その結果、国家、民族、宗教の垣根が低くなり、
 一部の人たちの総取り傾向が、中間層の没落を招いている。それが、マネー
 ・ワールドを変え、人々の生活を激変させている。
  2500年前のギリシャの社会構造が、「3%のトップ、30パーセントの中間層、
 67%の隷属層」。それが、現在でも、言葉を変えて、そのまま続いている。
 3%に従い、社会を主導してきた30%が、ネットや、電子機器の進化で、いま
 まさに隷属層に落ちようとしている。それがマネー世界で端的に表れてきた。 
  何ともシリアスな現象だが、情報化社会の功罪そのものである。
   〜NHKのHPの番組紹介より
◇ 第一回、マネー・ワールド<資本主義の未来(1)世界の成長は続くのか>
≪ 米大統領選挙を左右する大富豪とホームレスの「巨大格差」。
 2500億円の詐欺事件の首謀者が語る「大企業の不正」の内幕…。
 世界中で相次ぐ“お金”をめぐる大異変に、爆笑問題の二人が分かりやすく
 切り込む! いま「マイナス金利」「モノを買わない若者」など、日本でも
 異変が。それは250年続いてきた経済成長の終わりではないか?今後も世界
 は成長を続けられるのか?資本主義のスケールで現代を読み解く新シリーズ。≫
◇ 第二回、マネー・ワールド (2)国家VS.超巨大企業
≪ 私たちの暮らしやお金、格差問題まで、すべてに関わる資本主義。
 シリーズ2回目は、経済を誰がコントロールすればいいのかを考える。
 国境を越えてグローバルに活動する巨大企業が次々と誕生。なかにはビジネス
 に支障が出たとして国家を訴える裁判が多発。財政に深刻な影響の出た国まで
 現れている。国家が企業をコントロールしてきた資本主義。それが今、企業が
 国家を飲み込む事態が起きている。この先に一体何があるのか、考える。≫
◇ 第三回 マネー・ワールド 第3週〜巨大格差のその先に
≪ 近代資本主義250年の歴史の中で、現在は格差が最も広がっていると言われる。
 巨大格差の先には何が待っているか。元米国労働長官のロバート・ライシュ氏や、
“世界一貧しい大統領”と呼ばれたホセ・ムヒカ氏ら知の巨人たちに話を聞く。
 また、自らへの増税を求める米国の富裕層グループの活動や、経営者の報酬を
 10分の1に削って従業員の最低賃金を7万ドルにした企業の社会実験などを通じて、
 格差是正の可能性を探る。≫
▼ まさか事業整理に至るとは、その時に至るまで思ってもいなかった。
 アッという間である。情報化による社会の変化に対応できなかった結果である。
第三回の<巨大格差問題>の特集がシリアス。これは後で取り上げる。現実の
生活で、セブンイレブンで弁当を買い、トヨタの自動車に乗り、ユニクロ
ジャケットとズボンを着て、マイクロ・ソフトのウィンドウズを使い、iPad
iMacのパソコンを使い日々を過ごす。それぞれが巨大企業の製品である。
更にAIとロボットが、中間層の仕事を奪う事態が進むことになる。 〜続く