< しまった! 「失敗の心理」を科学する
       ジョゼフ・T・ハリナン (著) >
   * 概要とは?
「しまった!」で一番多いのが結婚相手の選定。ベルギー、ポルトガルなどは
7割が、アメリカでは5割以上、日本は3割半ばが離婚に至っている。家庭内離婚
を含めると9割が破綻している?とはいえ、愛憎半ばの家庭は持ってみないと…
 失敗を最小にとどめるに、知識と情報が必要になる。 ここで、
<医師の84%は、同業者がメーカーからの贈与に影響されていると考える。
だが、自分が影響されていると考える医師はわずか16%しかいない。> 
成る程、日本は贈答社会(ミニ収賄社会)であるわけだ。
   〜Amazonの内容紹介〜
≪ 「人間はなぜ、まちがうのか」というテーマについて、
 面白くてネタになるトピックを「これでもか」というぐらい集めて
 分析した本です。たとえば・・・・・・
★レントゲン技師は、画像に写っていた悪性腫瘍の9割を見落とす?
★トップレスダンサーの収入は、彼女の月経サイクルに左右されている?
★黒いユニフォームのチームは、ペナルティーをとられる可能性が高くなる?
★人間は、誤りを犯しそうなときは、むしろ「行動を起こさない」という
 誤りを犯すほうを選ぶ?
★「セックスした相手の数」を、男は女の四倍も多めに答えたがる?
★人はなんらかの形で自分が不正をしていないことを証明すると、
 その後の作業でもっと不正をしやすくなる。
★映画を「あとで見る」人は高尚な作品を、
 「いま見たい」人は大衆的な作品を選ぶ。
★キャッシュローンを勧める通知書に女性の写真を載せるだけで、
 利率を五ポイント下げたのと同じ効果が期待できる。
★予備選名簿の一番目に載った候補者は、得票に三ポイント上乗せできる。
★投資家は、金曜日の経済記事には月曜日の記事ほど注意を向けない。
★人間は、印象の操作など特定の目的のためには平気で話をつくり変える。
★無意識につくり変えた話でも、二度三度と繰り返すうちに、いつしか
 「記憶」そのものになってしまうことがある。
★一般的に、男は自分を持ち上げるために、
 女は他人を持ち上げるために嘘をつくことが多い。
★社会的地位や学歴、収入は、全体の幸福度における三%しか占めていない。
★ 人を単純作業に従事させるためには、お金の力がものを言う。
だが、たいていの行動では、人間は総じて金銭的同期には左右されない。
(ゆえに、行動経済学はあまり役に立たない?)≫
――
▼ 上記の中で、【☆人間は、印象の操作など特定の目的のためには平気で話
 をつくり変える。☆無意識につくり変えた話でも、二度三度と繰り返すうち
に、いつしか「記憶」そのものになってしまうことがある。】などは、如何に
世間話の「噂話」が奇形されて流布されるかを端的に言い当てている。
9割は好い加減な馬鹿話。それを信じ真面目に論じているのが、世間人。
                           〜つづく〜
・・・・・・
5448,人生で最も大切な技術 ー21 幸福の社会学
2016年02月14日(日)
        『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
  * 幸福の社会学 〜A:幸・不幸になりやすいタイプ'
 客観的には分からないが、私は幸福の典型的タイプと自認している。
8人姉兄の末っ子で、両親の愛情を一身に享受してきたことが大きな要素。
幸せのタイプといえば、家内と、その母親が幸せな人。幸せが磁石のように、
擦寄ってくるように。空っぽの頭にあるのは視界にある楽しみと、楽しかった
想い出のみ。幼稚園から小学校の頃、お人形のように、次々と習い事を重ねた
のが底に沈殿している。何事にも興味を持つが、直ぐに他に気持ちが移る。
 私も、家内も、不幸系の人の匂いを直ぐ嗅ぎわける。言葉にあらわすと、
品位というが・・ 「じゃあ、お前さんはどうだ?」というと、『品位とは、
言葉と行動に責任を持てるか』という基準からしたら、あるのかないのか。
 口先で綺麗ごとをいうのを、品位とはいわない。  〜その辺りから
≪ 幸福を引き寄せるのはどのような心の状態か。幸福を妨害するのはどの
 ような心の状態か。それを見分けるのが本書の主旨である。では、人生の質に
影響を及ぼす要因に関する社会心理学的な研究から、何か学ぶことがあるだろう。
 20世紀初期の心理学と精神病医学の関心のほとんどが、心理学的障害と精神病
の解説と治療にあった。ごく最近まで、科学は、人間が、「正常」な状態から、
精神的に最も健全で生気に満ち溢れた状態に変革する可能性についての研究には、
ほとんど関心がなかったが、このところ認知科学と「ポジティブ心理学」が
非常な関心を集めるようになり、状況は変わりつつある。
 人間には、幸福になりやすいタイプ、不幸になりやすいタイプ等の遺伝的素因
が生まれつき備わっているのだろうか。家庭のしつけや人生経験は、主観的な
幸福感に対して、どの程度、有利に働いたり不利に働いたりするのだろうか。
人格的な特性をどの程度まで修正することができ、どの程度まで永続的な満足感
を起こさせることができるだろうか。精神的要因のどれが変革に貢献するのだ
ろうか。 過去30年の間に、以上の問題は十分な時間をかけて研究されてきた。
70数力国で、何十万というテーマの研究が実施されており、膨大な量の研究結果
も出版されている。これらの研究結果から、大まかに三つの結論が導きだされる。
・その第一は、富、教育、社会的地位、趣味、性別、年齢、民族等々、外的条件
 その他の一般的要因が、満足度指数にもたらす影響は付随的でたいした重要性
 がなく、変動幅は10〜15%以下にとどまっている。
・第二の結論は、幸福になるか不幸は、遺伝的素因が関係しているらしい。
 幸福になる潜在能力の25%が遺伝子によって決まる、ということである。
 だが、遺伝子は状況に応じて、適応したり無視したりできる、いわば青写真
 のような機能を持つ。
・第三の結論は、人間の生き方、人生観、人生における出来事の認識と反応の
 仕方は、幸福や不幸の体験に多大な影響を及ぼす、というものである。
 この結論は朗報である。なぜなら、幸福になる能力が不変のものなら、幸福の
 現象を研究したり、持続的に幸福になるために努力したりする意味はなくなる。
これらの結論により、幸福に関するこれまでの膨大な量の理論が誤りだったこと
になる。幸福は健康にいい、楽観主義者は人生を長く楽しむ、幸福になる技術は
磨くことができるといった考え方は・作家や哲学者によって、しばしば笑い種
にされてきた。ところが、これらが立証済みの事実として認められようとして
いるのである。≫
▼ 過去を内省すると、様々な節目の危機があったが、判断と決断を大きく
 間違わなかった?のは、早朝の読書習慣を続けていたことか?その蓄積が、
何とかポジティブとネガティブの比を3対1に維持させていた。もしかして、
自分で気づかないだけで、判断と決断を間違え、ここまで生きてきたのだろう。

・・・・・・
5084,閑話小題 〜夜明けのスキャット ー?
2015年02月14日(土)
   * 夜明けのスキャット −?
 一昨日の夢が奇妙! ある男、昨年、ガンになって、慌てふためいていた。
誰かの弱り目をみると、攻撃をしないでいられない性分。ビジネスでも、強者
にはヘツライ、弱者を叩くのが幸い?してか、一応はミニ成功者?で、会で顔
をあわせる度、三度続けて嫌味。その結果?ガンか、大事故?と予知したら、
ガンの結果。 ところが、その会の幹事会があると、先日、電話が入った。
 それもあって、早速、その男の夢をみる事になった。 〜その荒筋は〜
≪ その男が暗い部屋で独り座って、死の恐怖に恐れおののいていた。
 そこで急に仏心がおきて、『どうすべきか教えようか?』と、話しかけると、
『頼む!』と。そこで、『身辺整理を直ぐしなさい。始末は自分でしか出来ない
こと! 残される者にとって、死後、予め整理した分、楽になる上、その行為
そのものが、死の恐怖を和らげる。』と。ところが本人、急に表情が硬くなり、
苦悶の様子。複雑な家庭環境があるのだろうと思ったところで目が覚めた。≫  
 脳は奇妙な物語をつくるもの!(思いこみで)善意を押し付けるべきでない
ことが、ここから学べるが、まあ「身辺整理」という言語が出てきたもの。
   * この奇妙な違和感は何?
 幸福な貧乏人も、不幸な金持ちも存在する。もちろん幸福な金持ちも、
不幸な貧乏人も存在する。 実際に倒産に至って実感したことは、自分も
倒産=悪、と思い込みが、実は過ち!と、この経験であい知った。
 何事も、良い要素、悪い要素が積み重なる重層構造がある。「資金繰などで、
身動き出来なくなる前に、予め到達ラインを決めておいての決断が悪い!」
というなら別だが。倒産=悪の固定観念が中小企業の過半数近くの資金繰り
地獄を招いている。そういう人たちこそ、諸手を挙げて喜ぶから始末が悪い。
その辺が当事者として大きな違和感が生じる。「まさか(坂)自分が!」は、
企業も、個人も、避けて通ることは出来ない坂。 私も含めて、あまりに
ブラックスワンに、無防備、無準備、無知過ぎ! しても同じ? いや違う!
・・・・・・
4719,「余命3カ月」のウソ  ー3
2014年02月14日(金)
 * 苦しみ抜いて死に至るがん治療 ー「余命3カ月」のウソー近藤誠 (著) 
 著者は、現在のがん治療は拷問するために生かしておくようなもので、角を
矯めて牛を殺す喩えそのもの。がんを治そうとして本体を痛めつけ、死に至ら
しめる危険が大きい。ー以下は、その典型。知り尽くしているのに、であるー
《 名誉総長はこう語っています。{妻は抗がん剤のつらい治療も受けてくれ
 ました。1回目はマーカーが下り、喜びました。しかし、2回目からは効果が
なく、副作用ばかりが出てきた。薬を代えたのですが、今度は口内炎、食道炎が
ひどく、食べるのもつらそうで、かわいそうでした。医師も転移したリンパ節
1個は治せると思っていたはずで、前向きに治療していました。
 しかし、最後は敗戦処理のような感じにもなりました。抗がん剤の効果を
本当は信じていなくても、前向きに闘いたいという気持ちでした}。妻が余命
3ヶ月と思われる時期を迎えても、「緩和ケアのことは考えませんでした。
迷うことなく再入院し治療を」と、玉砕しか考えていない。ふともらした
敗戦処理」「抗がん剤の効果を本当は信じていなくても」という言葉に、
がん治療の恐ろしさが集約されています。医者はこのように「がんと闘う」の
一点張りで、効果を信じてもいない残酷な治療を患者に次次へと平気で押し
つけるのです。患者がどれほど苦しみ、弱っていようと。がんセンター名誉総長
の妻は一度だけ「こんなつらい治療を受けたのは、あなたのためですよ」
とつぶやいたそうです。・・・ 》 
▼ 老人ホームの専門医の中村仁一が、「ホームでの放置患者は、ほとんど
 苦しまず亡くなっている」という事実が、上記の名誉総長の妻の悲惨さの
逆を物語る。私の父がスキルス性胃がんになって、余命半年〜一年と身内に
宣告された。そこで当時名医といわれた東京女子医大の中山教授に執刀して
もらったが、一年で亡くなった。父は亡くなる直前、「あれほど苦しむなら、
死んだ方がまし、同じならしない方が良かった!」と、こっそり打ち明けた。
死ぬ間際の肉体的苦痛は、それは酷く、「結果はどうであれ、モルヒネ
うって苦痛を止めてくれ」になっていた。 がん死か、痴呆老人になって紐に
繋がれ死んでいくか、どうするか?と言われたら、私は前者の選択になる。
酒の飲みすぎの罰として、モルヒネの効きは飲んだ量に比例して悪くなる。 
神は生きていたくなるほどの苦痛を与え、天に召されるようだ。だから
生きている内、五感と肉体がしっかりしている内、楽しめる内に、積極一貫
に生きるしかない。成るほど、後ろに感じた死神が、そろそろ横並びになり、
数年後は正面から? 死ぬべき時には死ぬが良い!ということ。
・・・・・・
4352, 書くことが思いつかない人のための文章教室  ー4
2013年02月14日(木)
    「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤 勝重 (著)
  * 独自の視点の手立て ー納得/共感/驚き・不思議
 以下は、著者が新聞や雑誌の切り抜きを、「なるほど、納得したり、そう、
そのとおりだ、と感じ入って共感したり、そんなことができるんだ、と驚いた
ことなど」を、納得/共感/驚き・不思議三つのファイルにした中から
選んだ抜粋。分かりやすく納得する。
≪ �納得 ー漫画家・黒鉄ヒロシー たとえば酒場で男女が別れ話をしていて、
 どっちの話を聞いても真実がわからない。 そこにバーテンダーが、
「2人ともバカなんですよ」と言われて問題がす〜と氷解することがある。
 取り入れなければならないのは、このバーテンダーの視座でしょう。
  �共感  ーホスピス医・徳永進ー  日常生活ほど幸せを作るものはない。 
 勤務医のころ、「死の前にしたいことは何ですか」と聞いたら、
「道を歩いてみたい」と言った女性がいたんです。きっと素晴らしい道に
違いない、とついていったら、ありふれたアスファルト道路。右に曲がると、
スーパーがある。いつもの買い物をしてご主人の酒のつまみを作る。
日常が命を支えてるんです。
  ーエッセイスト・岸本葉子ー  覚えている景色があります。
手術して一年もたたない夏の日、マンションの猫の額ほどの庭に下り、草むしり
をしました。汗をかき、終わってきれいな庭を見たらとても満足感がありました。
草むしりとがんは直接関係ありません。しかし、その時「ストレスの原因を取り
除けなくても、スーレスを軽減することはできるのではないかと思いました。」
 �驚き・不思議  ー明治大学教授・諸富祥彦ー(若いころ、ドン底の気分で、
電車にび込みそっになった。どうして思いとどまることができたを自ら語って)
心理学を勉強していてよかった。脱同一化という手法です。一歩下がって自分を
眺める。例えば、「死にたい自分はそこ、私はここ」と、大きな声で言うのです≫
▼「独自の見方」も3つに分類しておくと、自然とテーマが浮き上がってくる。 
 驚き・不思議の意識を持ち世界や、ネットを見れば、数限りない情報が広がる。
そして、共感し、納得する。驚き、感動する心こそ最重要になる。「納得/共感
/不思議・驚き」のキーワードを頭の棚につくっておき、目にふれた情報を、メモ
するか、切り取り、ファイルすれば、テーマのネタ探しのベストの習慣づけになる。
・・・・・
3977, 人生を振り返る時節に
2012年02月14日(火)
 還暦を過ぎ60代半ばを越えて、そろそろ人生の整理に入る時節に入った。
一年近く前に会社も倒産し、事業人生えを終えてしまった。後悔も、未練
も全くないのが自分でも不思議である。しかし時間に余裕が出来、気持ちも落ち
着いた現在、人間は時代の波に漂う存在でしかないことに思いやられる。
 出身の長岡市が生まれる直前の戦災で、両親も含めた我家全て焼け出された。 
子供の頃の記憶は3歳位から始まるというが、私は生後三ヶ月から始まっている。 
大人数の中で育ったこともあるのだろう。 長岡の商店街の真っ只中で何時も
独りで遊んでいた。その習性が、そのまま現在に至っている。 幼児の頃から
住み込み従業員と10人の家族の中で、常に周辺の人の顔色を窺っていたが、
それが刺激的であった。そして年齢を重ねるのと同時に、経済が成長していく
右上がり社会で、その豊かさを享受してきた人生だった。それも20年前の
バブル崩壊で、一挙に右下がり経済になり、それと正比例した引き潮に私の事業
も浚われてしまった。それでも66年を振り返れば、ベストの時代に生きることが
出来たと両親に国家に天(運命)に感謝している。人生の満足度では90点以上。
しかし振り返るとフラッシュのように恥ずかしい場面が次々に思い出される。
それでも嫌なことより、良いことが数倍あった実感が気休めになる。 
時代と家庭に恵まれて、社会に出てからも独学を続けてきたこともある。 
で、これだが問題はこれから。 老齢は、おのずから病気、老い、死の問題が
背後から追い越し目前に突きつけられる。 自然と気持ちが暗くなり、慢性
老人性鬱症が付きまとう。初老の心象風景とはこんなものかと思っているうちに、
中老になっていく。人生それぞれの年齢の心象風景は、それなりに微妙な味がし
面白い。やはり、読書と芸術と自然に深く触れることが晩年の味。人生万歳!
・・・・・・・
3612, 無縁社会
2011年02月14日(月)
無縁社会 〜新たな“つながり”を求めて」NHKスペシャル 2月11日
  =内容=
‘社会に居場所がない’―― ‘無縁’となる人たちは高齢者だけでなく、
すさまじい勢いで低年齢化し、日本列島に無縁社会が広がっている・・・。
「未婚で高齢の親と同居しています。私も無縁死するかもしれません」
「介護で仕事をやめざるをえなくなりました。日々、自分は無縁だと感じます」
無縁社会の放送を見てNHKに寄せられた一万件を超える声。多くは20代から
50代の働き盛りの世代からだ。未婚、離婚、失業、職場での人間関係の希薄化。
若い世代を無縁社会に引きずり込むきっかけはあらゆるところに転がっている。 
この世代に広がる自殺や心中。無縁化した若者たちが社会での居場所も、自分
の存在意義も見失い「無縁死せざるをえない、無縁死してもかまわない」
と考えるようになっている深刻な現状が浮き彫りになる。‘心の居場所’を
作りたい―無縁化した人たちが再び、社会とつながるための様々な試みを通じ、
無縁社会を乗り越えるための処方箋は何か、解決の道筋を模索していく。
▼ この金・土曜日の二日間にわたり、ゴールデンタイムにNHKで放送
されたが、考えさせらる内容だった。知人に孤独死で亡くなった人がいたが、
これは誰もが今後起こりえる問題。 ここでは、正社員をやめさせられ、
非正規社員をしながら食い繋いでいる中年に差掛かった人たちを追っていた。
 また自分が社会から必要とされてないのでは?という挫折感が心底の重しに
なっている。 「縁」という言葉は日本特有の言葉。 一神教の世界では、
絶対神 X を発明し、常に祈ることで神様と共に生きている。 
 聖書が常に傍らにあり、休日には教会に行けば、そこには信者仲間がいる。
しかし日本には身近な周辺の因縁社会が、その役割を果たしてきた。
しかし最近ではプライベート的には、会社も、近所の人たちとの関わりあいが
希薄なってきている。 その中で縁を作るのも並大抵でない。一神教徒から
すれば、その辺がリアルに見えてくる。しかし、彼らの切実な叫びから
聞こえてくるのは凍り付く孤独感。ふと孤独死をした知人の魂が
「御前さん分かるか、この気持ち?」と語りかけてきた気がした。
が、最期は誰もが独り死ぬ。仏様の像の小指と死にいく者の小指に赤い糸を
結んで見送る風習があるが、やはり最後は神様しかないのか。
そういえば無縁墓を両親に頼まれて、毎年、ひとつお参りしているが・・
 ・・・・・・・・
3247, 時事放談
2010年02月14日(日)
 アメリカの露骨な日本タタキが始った。小沢、鳩山の次はトヨタのバッシング。
国内でも時を待ったようにプリウスが槍玉に上げられた。アメリカにとって丁度
良いネタ。次はドル安、円高圧力の再開である。日本を揺さぶるなど朝飯前、
次は年度末にかけて株式あたりの揺さぶり。アメリカの海外に向けての揺さぶりは
北朝鮮かイラン。中国も上海万博までは景気を維持するだろうが、その後の反動期
に狙われる。中国人は「流砂の民」。まとめようとしても 指の間からサラサラと
落ちてしまう。大きな権力で枠組をつくっておかないと体制は崩れてしまう。
しかし20数年続けてきた「一人っ子政策」のプラス面もある。下々は底から
這い上がりたい一心に両親が二人がかりで全エネルギーを注ぎ込む。 
本人は堪ったものではないが、エネルギーが 集中されるから教育効果は大。
日本は、その間にアメリカの骨抜き政策の効果で「ユトリ教育??」が完成。