* 日本社会の貧困問題 
 「米国社会の貧困問題」の実態に驚いている場合ではない。アメリカの貧困率が世界で3番目の16%だが、次が15%の日本。
ほぼ同じ格差社会である。このところ急に身近な貧困化が目立ってきている。 これまでの比較的豊かだった中間層が、
2001年の9・11テロ以来、リストラや倒産でジワジワと貧困層に陥っている。 現に私自身の事業が10年間で、売り上げが
三分の一に下落、会社整理に至った。 何とか年金で生活は出来ているが・・ 昔から日常生活を質素にしていたので、
生活の質が落ちた実感は少ないが、以前とは違う。地元の同級会では、倒産・廃業や、借金苦?の自殺など悲惨な話題が多い。
実兄も7〜8年前に実家の商売を倒産させたが、良質だった上に夫婦して厚生年金でノンビリしたもの。その中で、知人の
何人かがバブっているが、これも時間の問題。米国人口の三分の一が貧困か貧困予備軍なら、日本もほぼ同じ。
 気晴らしに?週に一度はランチに出るが、低価格志向は日々強まっている。回転寿司や、牛丼はワンコインで、満足できる。 
私も家内の実家も事業をしているため失業保険はない。そこでセフティネットで、夫婦とも厚生年金をかけるのが知恵。 
それもあって、何とか貧困ラインの生活はクリアー出来ている。 
 地方では自営業や農家が多く、夫婦とも国民年金だけの人が多い。夫婦二人で手取10万は厳しい。特に持家では、
生活保護が受けられず貧困に陥るケースが多々ある。私自身、この十年間で一千、6百、5百、4百万と生活費を減らしたが、
貧した感覚はゼロ。これは、60歳までに遣りたいこを遣り尽くした感があって、別に特に欲しいモノも、コトもないからだ。
あと一年で古希なら、当たり前だが! 老いただけでも汚くなるので、服装や、身の回りは清潔に保つのが老いの第一原則。
特に服装は注意しておかないと。それと精神=言葉には注意しなくては! 特に、私は言葉である。 世間様をシラミなど!
 もう一つ注意しなくてはならないのは、貧困=悲惨(不幸)から、金持=豊か(幸福)という錯覚に陥ることだ。
会社を整理をして実感したのが、一般の、この妄想、思い込みの強さである。情報化社会の本格的到来で、根こそぎ
世界は変わってしまったが、既存体制は、そのまま残っている。それでは、まず会社を破壊する方が先決。ダメなものダメ!
老兵は黙って去るべき! 残ろうとするだけ?  次回は、都会の一応恵まれていたサラリーマンの貧困化問題。
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4300, 「国の借金」新常識 −3
2012年12月24日(月)             
                  「国の借金」新常識  "年金絶望世代"も元気が出る ー廣宮 孝信
   * 「国の借金700兆」それがどうした!
 昨夜、日曜日のゴールデンタイムで、NHKスペシャル、「700兆円の国債」について放映していた。
著者は、「お金の本質を知るほど、国の借金900兆円は恐ろしくなくなる」という。人と物が主役で、お金はあくまで脇役。
100年後には、この数字もゼロに等しくなるため。 「お金は人間存在にとって、必要不可欠ではない」ということ。
2000年からの12年間で中国は220兆円を超える金額、欧州中央銀行は80兆円を、アメリカは157兆円を創り出した。
その間に日本は48兆円しか増加していない。お金は金属片、紙切れ、帳簿上の数字記録、コンピューター上の磁気情報でしかない。
預金の実態も、もはやサイバー上の磁気情報でしかなく、指先一つで創り出せる仮想空間上の存在でしかない。 原理的には、
即座に無限に創り出せるものでしかない。そして、最近の各国の国債も電子化で、これまた、「仮想空間上のフワフワした存在
でしかない」ことになる。 それでは何が基本となるかというと、食である。 「金は天下の回りもの」から、「食が天下の本」
になっていく。お金は特殊の事情がない限り消えてなくならない。
「あなたの収入=あなた以外の世界全体の支出。あなたの支出=あなた以外の世界全体の収入」である。また、借金もしかり。
「あなたの貯金増=あなた以外の世界全体の借金増」「誰かの少しの預金増=他の誰かの借金増」になる。
これが、世界中の政府の借金増加の理由である。「世界中の政府金融純負債と、世界中の民間金融純資産は、必ず釣り合う。」 
政府の借金まみれが嫌なら、あらゆる人が、自分自身が借金まみれのまま生きる覚悟をしなければならない。それが経済である。
 〜 これを読んでいると、成るほどと思う部分と、お金そのものが持つ危なさを感じ取れる。但し、現在の日本の貯蓄が
  膨大にあり、それが銀行預金として滞っているのが不況の大きな要因というのは分かる。そこで、インフレに強引に
  もっていこうとする自民党の方針が分からないでないが、どうも大きな破綻要素があるはず。著者は、それでも現状より
  良いという。末期患者なら、心臓に対する電気ショックも必要ということか。そこまで、事態は緊迫してきたようだ。
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3925, 精神力ーその偉大な力 ー13
2011年12月24日(土)
「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * 朝の黙想
《 毎朝は一つの新鮮なはじまりです。毎日は新しく造られた世界です。今日は一つの新しい日です。
 私はこの瞬間に至るまで、この日に至るまで、私の全生涯を生きてきたのです。この瞬間、この日、は永劫のなかの
どの瞬間と等しく善い瞬間です。この日を地上における天国に造りましょう。今日は私にとって好機の日です。
今日に対処できるように神が私に与えてくれた要具のすべてを有難く思い、可能な限り上手に使いましょう。
・・ 今朝、私の生涯に過ってあったより以上の経験に頼ることができます。私の目の前には旅すべき最も興味ある道があります。
なすべきことが多いのです。なすべく私の前に横たわっているあらゆることを効率と、力と、勇気と、熱とを持っておこないます。
私自身に「今日は、これよりよい世界にするには何をなすことができるか? どう、誰を助けることができるか?
いかに奉仕できるか?」と聞きます。・・・ 深奥の潜在意識は、私を正しいところに私を導きます。
・・ 「神は私の牧者だ。私に足りないものはないだろう。神は私を静かな水に沿って導く。彼は私の魂をよびもどす。
彼は私を正義の道に私を導く。私はなにも恐れない。神の杖や竿は私を安楽にする」と聖書に書かれています。深奥の潜在意識は
私を正しいところに導きます。それは私をとおして思います。それは私を指揮し誘導します。私は正しい考えを持ち、力を持ちます。
恐れません。大自然は―無限の精神が、私の中に働いているからです。 》
 ▼ こうなると、宗教である。 早朝、新鮮な気持ちで、この言葉を唱えていれば間違いなく心は洗われ、すばらし一日が
待つことになる。特に老化の時節になると、肉体とともに歪んだ精神を正す役割になる。周囲を見回すと、大部分の人の心が
歪んで見える。 そうこう考えると、朝の黙想は必要になる・・・ それにしても、書き写していて新鮮に心に響いてくる。
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3560, 「プレイボーイの人生相談 1966-2006」ー2
2010年12月24日(金)
  ー 今東光、今でも一言一言が光っているが、さすが福田和也の評である。怖いものは何もない今東光の毒が、
 薬の役割?を果たすことを自分がファンとしての読者だったから熟知している。鎌倉の円覚寺の管長の朝比奈宗源と大喧嘩した
 逸話は次回に取り上げるが、何をしても、言っても、それが通用するからよい。「プレーボーイ」の読者層の悩みの大半は
 過剰な性欲である。この本の過半数は、その類の悩みに対し、毒に対し毒を持って制する回答をしている。
 回答者は、ある意味でユングフロイトが仮面を被って悩みに答えている? そんな上等でないとしても、男なら
 誰もが抱えている大問題。ある意味で、有名人が異常?性欲者という告白をして、同レベルで答えるから共感するのである。
 ▲ 今東光についてー福田和也 
≪ 今東光は、スゲェ。 中学生の時に、週プレで、その核爆発的連載を読めたことは、今ままでの生涯のなかでも、
飛び切りの幸運だと思っている。 谷崎潤一郎、ただ一人の弟子。谷崎はバカが嫌いで、無教養な奴を許さなかった。
今東光にそれだけのアタマがあった。とはいえ、中学を三つクビになって、そのままというのも立派な学歴。
って、そのままという立派な学歴。そのうえ乱暴者でね、いつも仕込み杖をもってあるいて、喧嘩は殺す気でやらなきゃ、が信条。
自宅の一階に右翼のテロリストたち、二階に共産党の運動家をかくまっていたという。左翼が二階なのは、逮捕された時の扱いが
厳しいから、少しでも逃げやすいほうへ、という配慮。戦前の話だ。親友が川端康成。で、当時の文壇の大ボス菊池寛とケンカをして、
バカらしいっていって比叡山にいって、大僧正になった。 菊池が死んだら、また筆をとって、ベストセラーを連発。 
 しかし、この相談にはシビれたねえ。もう載せられないだろう、こんなの。十七のバーテンが、十六のホステスとデキて、
子供が出来たからどうしようという相談に、そんなもん、タネも畑も悪いから、堕しちまえ、だもの。坊さんの云うことじゃないよ。
面白い。老人ホームに努めている男には、横着なジジイどもなんざけっ飛ばせ、だし。青春の悩みをうちあける女学生には、
一発ヤラセロだからね。「よく女に手をだして、女にゆすられたり、親からねじこまれたりとか、若気のあやまちで、とか
いろいろいうけど、そんなもの、あやまちでもなんでもありゃあしねえ。しかし、やらなかったことこそ、若気のあやまちだね」だと。
良いこというよなあ。≫ ー やらなかったことこそ、過ちか〜。下半身が衰えてくると尚のこと思う? 息子に悪いことをしたと!
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3185, 坂の上の雲
 2009年12月24日(木)
 NHKで「坂の上の雲」が何回かのシリーズで放送されている。私たちの年代が、この本に大きく影響されを受け、
日本経済成長期の精神的支柱になった歴史小説である。秋山兄弟と日清、日露戦争の中に生きる青雲の志を持った群像に
引きこまれていった思い出がある。日露戦争での兄・秋山好古の戦闘場面。そして、弟・真之が海軍の参謀として
バルチック艦隊を殲滅する場面は、当時の私にとって驚きの連続であった。 読みながら己の卑小さに改めて自己嫌悪を抱いたり、
彼らの志の純粋性に感化したことが懐かしい。当時、日本は西欧列強に対抗するための新国家つくりに青年達が坂の上の雲を目指して
必死に生きていた。司馬遼太郎は、日露戦争は奇蹟の勝利と看破、その奇蹟の演出者の代表に秋山兄弟を選んだ。
伊予松山の人、秋山好古秋山真之である。 家柄といえば伊予松山藩の下級武士族であった秋山家の下級武士で、
秋山家の父久敬は、「貧乏がいやなら、勉強をおし」と立身の道を説いていた。好古は陸軍で、世界最強といわれた
ロシアのコサック騎兵集団を破った。弟の真之は海軍で、ロシアの主力艦隊であるバルチック艦隊を破った。 
真之は日本海海戦の開始前に「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」の電文の起草をした。 
その真之と一つ年上の正岡子規とは中学から大学予備門まで同学であった。しかし二人の性格は対称的で、
真之はガキ大将であり、子規は子供の頃、「青びょうたん」というあだ名であった。。
子規も真之も勝山小学校を卒業して松山中学校に入った。 兄の好古はこの時期、士官学校付きの勤務となっている。
日本人離れした顔かたちをしていて、たびたび西洋人と間違われた。 彼にとって男子に必要なのは
「若い頃には何をしようかということであり、老いては何をしたか」と考えていた。
彼らを中心にした明治期の激動の中の「大きな物語」である。 この激動期に、原点に立ち返り青雲の志を
日本人に喚起する意図で放映されたのだろう。 ドラマ自体もなかなか良くできている。
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2820, ドバイは今 −?
2008年12月24日(水)
ドバイが、この金融恐慌でバブルが崩壊、解雇の波と一昨日の読売新聞の一面トップで特集をしていた。
ドバイブル破裂というところだ。 このまま廃墟化すれば、歴史に残る光景になる。「悪銭、身につかず」ということか。
 ーまずは、その新聞記事ー
《ドバイにも金融危機の影 … 止まったクレーン・解雇の波》
 世界一高いビル、世界一豪華なホテルなど「世界一」を冠する建築物を次々に登場させ、21世紀に入って猛烈な勢いで
 発展を続けてきたドバイ。中東の物流・金融センターとして、200に及ぶ国籍の労働者や投資家を引きつけてきた
 このペルシャ湾岸の小さな首長国にも、金融危機の影は忍び寄っていた。その現場を歩いた。
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 ドバイ北東部にあるアラブ首長国連邦(UAE)労働省。「カスタマーサービス局」待合室に、
  (以下、字数制限のためカット 2010年12月24日)
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2007年12月24日(月)
2455, 歌舞伎町事変(1996〜2006) −2     (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪
 この数年、週刊誌に歌舞伎町の泥酔客の喧嘩や、 露わな若い女性客の狂態の写真を見かけるが、
 この写真家?が撮ったものだろう。私も新潟駅前のヤクザの徘徊する足元でよく酒を飲んでいたものだ。
 数回ニアミスをして凄まれそうになったことはあったが。それよりも危ない世界と、
 危なくない世界の人間の臭いを彼らが一番知っているはず。それと、隙があるかどうかもあるが。
 数年前から、ホテヘルとかデリヘルとかいう噂を聞く。私の性格上、絶対にそういう客は当方に泊めないのが方針。
 今更というが性格なら仕方がない。新潟も来年の4月から本格的に浄化の流れになるが。
 歌舞伎町の彼ら(風俗)はどうなったのか? 以下は、その変身の実態である。
 先日、新潟の事務所の近くの図書館に行く道すがらラブホテルの前を通ったら、
 明らかに一仕事を終えた女性が出てきてきたが、そこには、曇りガラスの車が待機していた。
P−62 以前から、「歌舞伎町に許可店のヘルスは 3、4店舗しかないといわれていた。
(以下字数の関係で、中間カット2008年12月24日)
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長岡で何度か兄と行ったスナックの前がラブホテル。出入りが窓から見えるが、その数に驚くと言う。
それも、合法というから・・・・       ゜・。*バイバイヾ(´∀`o)+。
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2006年12月24日(日)
2091, 下流喰い −1
      b(^o^)dおっ W(^O^)Wはようー♪       ー 読書日記                 
銀行に勤めている親戚の人から、「サラ金から金を借りている人の多いのに驚くばかり!」
と、聞いてから10年近く経つ。 本屋で、この本を何度か立ち読みしていたが、<直ぐに図書館に並ぶだろう>
と思いとどまり買わなかった。 ところが会社の‘Oさん’から、「面白いから読んだら」と、この本を手渡され読んでみたら、
この中味が凄い!やはり立ち読みとは違う。さっそくインターネットの検索に「多重債務」と入れたら、「2000万人、200万人、
20万人、1万人」の数字が解りやすい!と、金融筋の人から聞いた話として、あるHPの中に紹介していた。
サラ金からの借金をしている人が2000万人、そのうち多重債務に陥っている人が200万人、(この本では350万)
自己破産者が20万人、 借金苦による自殺者が1万人、だという。 8000万人の勤労者の中2000万人がサラ金
利用しているというと勤労者の1/4になる。( ̄▽ ̄)■]~~~ 珈琲TIME♪
 ーまずは「下流喰い」の概要をまとめてみるー
・小泉構造改革が最終盤にかかった05年後半あたりから、「地域格差」に加えて、「格差社会」という
 キーワードも話題にのぼるようになった。その分岐点が1980年代にあった、バブルの発生である。
 それが借金=悪という日本人の常識が、借金を如何にして土地などに投機した方が得という風潮に変わってしまった。
 消費行動も買ってからローンで支払うという感覚に変わってしまった。クレジットが推奨されはじめた時期である。
 この背景をもってバブルが弾けてしまった。
・日本の全産業の平均年収が500万円を下回ったとされ、
・貯蓄ゼロが24?と4分の1になり、
生活保護が100万世帯を超え、
・全体の4分の1の世帯の高額所得が、その他の4分の3に匹敵する事態、
・その他の4分の3の平均の半分に満たない人の数が、この数年で15.3?に跳ね上がった
・いまや多重債務者は、数年で二倍の350万人以上になり、
・大都市の大阪や東京の公立小中学校の就学援助者を受ける人数は、04年までの4年間で40?も増え、
 4人に1人。足立区では2人に1人が受給する事態である。
   (字数制限のためカット 09年12月24日)
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2005年12月24日(土)
 1726, つれづれに          (。・o・。)ノ こんにちゎぁ♪
ー東京は明らかにバブルの様相ー
  久々に東京に行って、知人と終日都内の要所を回ってみて驚いた!高層ビルが彼方此方に建っていることだ。
 〔知ってはいたが、実際みた感覚は違うということ〕建築中のものが多く、明らかにバブルの様相が見てとれる。
  この反動で2010年あたりが危ないというのも、解るような気がする。それと、新宿近くの大通りに韓国通りとか
  中国街ができていた。何か日本もここにきて、大きな回り角にきているのか!
  世界の首都でスラム街が無いのは、日本だけと聞いていたが。  ○=(≧Σ≦)  へっくし
(以下、字数制限のためカット 2011年12月24日)
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 2004年12月24日(金)
  1361, ルーブルの一日
  ー夢の美術館
  昨日は、NHK・BSHIの「夢の美術館」で「ルーブル美術館」の6時間生番組を見た。
  10時から17時(昼一時間休憩)までのロングランであった。私にとって、「ルーブルの一日」であった。
  NHKの存在に対して疑問を持っている一人であるが、こういう番組みを見ると、その存在も必要かと思ってしまう。
  学生時代の旅行でのルーブル美術館とベルサイユ宮殿はカルチャーショックの最たるものであった。
  ミロのビーナスモナリザ、ニケの像、ボナバルドの戴冠式などの絵を見た時の感動は今も鮮明に憶えている。
  数日をかけてじっくり見てみたいと思っていたので、丁度よいタイミングであった。 昼の一時間は息抜きで、
  ウォーキングをして効率的に時間を使った。実際に見始めたら非常に内容が濃い。800年の時間の中で、
  それぞれの時代に翻弄されながら、皇帝や市民に愛されたプロセス(歴史)を克明に追っていた。この番組みでは、
  それぞれの絵などの背景や歴史を克明に追っていた。その時代時代の皇帝や、その愛人、そして市民の、
  ルーブルに対する思い入れを、作品の背景を通して追っていた。フランソワ1世、ルイ13世ルイ14世、ナポレオンの
  役割をあげることができる。それぞれが思い入れて収集をしてきた作品群が残っている。これだけ美術に対して
  思い入れてあるのも、フランスという国柄である。国民が会員になって基金を毎年積み立てて、作品の収集を続けている。
  まだ、「自然・文明から文化に戻ってくる」には5年は早いと思っているが。
  それでも、チャンスがあれば何でも見て知っておかなくてはならない。それにしても、ハイビジョンは作品を
  鮮明にリアルに映し出すものだ。 人生は、前倒しにしておかないと。 いや、してきたか?!
 ・・・・・・・
 2003年12月24日(水)
 994, 戦死者と犠牲者と殉職者ー1
  「戦死者と犠牲者」は図書館で立ち読みをした「文芸春秋」の塩野七生の寄稿文の「題名」である。
   イタリアでは、イラクのテロで亡くなった兵士を「戦死者」で統一したという。「戦死者」は言葉の通り、
   戦争で死んだ兵士をいう。現在の日本は、もし死者が出たところで「戦闘」に参加したことにならない。
   首相官邸でさえ「犠牲者」扱いにせぜるをえないのだ。イタリアでは、戦死者として国葬並みの扱いをした。
   アメリカ大統領が終戦宣言をした後で、参加したにかかわらずである。ところが日本ではあくまでも「犠牲者」
   になってしまうのだ。憲法を変えずに軍隊をつくり、このイラクにも「戦闘でない後方支援」と言葉を濁して、
   問題を先送りをしようしている。矛盾が出ることは必定だ。「隣にスターリン主義国家があり、その脅威に
   曝されている現実を直視しようとしないで、平和主義を唱えていれば済む問題ではない。堂々と主権国家の国民を
   100人以上も拉致をしている現実がある。旧社会党自民党の一部は、それに間接的に加担しているのである。
   それにも拘らず、まだ寝ぼけている平和国家日本。その虚構が脆くも崩壊しようとしている。
   すでに国家の体を生さなくなっていると言わざるをえない。ここまできても、自民党の利権屋に
   牛耳られているのだから、小泉のパフォーマンスに目先を誤魔化されているだけである。
・・・・・・・・・
2002年12月24日(火)
620, パタゴニア旅行記ー7 
 −話しまくる人ー
今回の旅行で面白い人がいた。常に一人話しまくっている人である。常に自分が話をしていないと気がすまない人だ。