『三位一体モデル』中沢新一著  −読書日記
  *「三位一体モデル」を読んだ人たちの座談会

 それぞれの職業の立場で考え出した三位一体モデルの事例が面白い。
 これからみても思考モデルとして充分に使える。
 私の思考法として利用しているのが、この随想日記である。
 テーマ選定から始まり、それを起承転結にまとめあげる、そのプロセスで頭の中を整理していく。
 第三者から見れば、私の脳の中が少しは見ることができるのだから面白いだろう。
 =その事例から=
ー広告代理店の勤務ー
 「精霊(代理店)」と、「子(お得意先の企業)」は、一緒になって、見えにくくなった「父(理念)」を
 探しにいく旅に出るということでしょうか。 父は「企業の社会的価値」と理解できる。 
ー中学校の教師ー
 自分(教師)を「子」とすると、父が「法則」「原理」「先人の知恵」。
 そうすると、まずは<成功や幸福という概念>が「父」だと思われます。
 分かりやすくいうと予備校の教師群こそが「精霊」なのです。
 資本主義社会では予備校こそ一番分かりやすい「三位一体モデル」です。
ー音楽業界にいるものー
 先ず「子」として、音楽家とする。そして私たちは音楽産業を「精霊」の場所とする。
 父の部分を逆算して「歌われるべきもの=神の意思」と。この原型になるのに教会音楽がある。
 神の思し召しを、バッハが音楽を通して地上の民に伝えてくれる。それを伝える場所が教会であった。
ースポーツ業界にいるものー
 ルールが父なんです。見えないけど絶対の「神」です。「子」が選手です。
 「霊」の中には、「競技場」とも「観客席」ともいいし、「テレビ」でもいいと思います。
 いっそ、「スポーツ業界」ともいえる。いまの時代に、もっとも考えられているのが、この部分です。
 一番のポイントは、装置化した「霊」の部分が、「子」の材料を探してくることです。
 スポーツでは、三位一体は考えやすいのです。何しろ「父」が確固として存在しているからです。
ー料理人ー
 レストランでは、前から「三位一体」を「味」「料理」「ムード」といってました。。
 今回の、この「三位一体」を読んだことで、「美味しい幸せ」が父。
 それを作り出すのが「料理人」というのが「子」。そして、「お店とムード」が「霊」に変わりました。
  ――
 スポーツ業界のルールが親には驚いた。コーチとか、父親・母親ならわかるが。
  次は、身近な知人の職業を『三位一体モデル』で演習をしてみる。

・・・・・・・・・
2562, ドル覇権の崩壊 ?1
2008年04月09日(水)

 図書館で借りてきた本だが、この本が出版されたのが、去年の7月の末である。
 それから半年もしないうちにアメリカのサブプライムの問題が表面化をして、この本の大筋のとおりになってしまった。
 かなり刺激的な言葉に満ちているが、サブプライム問題で株とドルの暴落を目の当たりにすると、納得するしかない。
 この著者の本は何度か買って読んだが、何時も刺激的・悲観的な内容で一貫している。
 そして、指摘しているほどの事態に世界はならなかった。しかし、この本に関する限りアメリカのサブプライムが 
 表面化したために、決して悲観過ぎではなかった。 この一連の金融危機、考えれば考えるほど、
 恐ろしい近未来が待ち受けているようだ。 年々ジワジワと悪くなっているのが身に沁みる。どうなるのだろうか?
 まずは、この本の表紙裏の 「説明文」と 目次を コピーしてみる。
 これだけで、この本の半分以上の要旨が書いてあると言って過言ではない。
  ーー
「ドル覇権の崩壊」?静かに恐慌化する世界  副島隆彦
 ー背表紙裏の説明文
ドル暴落を見越した資産逃避(キャピタル・フライト)が始まった
2007年5月からの「三角合併方式」での日本企業への買収の真実は"ドルの逃避"である。 
日本企業をただ単に乗っ取ることよりも、真の動機は、ドル資産の保全
ドル暴落からの避難、外貨建て資産でのリスクヘッジという考えに変わりつつある。
日本の大企業を買収する利益は、チョップ・ショップ方式による、荒っぽい自動車泥棒・解体屋の手法ではなくて、
これからは、アメリカ本国からの資産逃避(キャピタルフライトである。

  ー 目次 ー
第一章 2008年末からドルが大暴落しアメリカ帝国は衰退する
  2008年末にかけての為替と株の動向を予言する
  円キヤリートレードは金融博打である
  いまのうちに黙って人民元を買え!
  ジェイ.ロックフェラーはアメリカのバブルを延命させて最後には奈落に突き落とす
  財政と金融の政策をごっちゃにしてきた日本
 すでに金融統制経済は始まっている
  ドルは2008年末ごろ暴落を始め やがて一ドル80円台の超円高が出現する
  ユーロの台頭でドル離れがますます進む
  アメリカの国力衰退によって円安の日米秘密合意も壊れていく
 アメリカ住宅バブル崩壊世界恐慌の引き金を引く
 バーナンキは米ドル紙幣を刷り散らして大不況突入を阻止する
  原油価格がさらに高騰すると米国内では非常に危険な状況に
  原油高騰は日本にとってはチャンスの到来
  これからのエネルギーの鍵を握るのは何と原子刀発電
 ーー
第二章 世界はこうしてドルに騙された
  ロン・ポール下院議員が予言する「ドル覇権の終焉」
  「ドルによる世界支配」はやがて終焉する
  非交換紙幣であるドルの刷り散らかしはアメリカによるマネーの偽造
  "ドル外交"を"ドル覇権"へと変質させたアメリ
  iMF体制は秘かにロックフェラー石油通貨体制にすりかえられた
   金キャリー・トレードで痛めつけられたゴールド
   金取引に関するワシントン協定がゴールドにとどめを刺した
   あらゆる帝国は 4代 120年で衰退に向かう
 ーー
第三章 かくてドル覇権は崩壊していく
  36年続いた「修正IMF体制」はもうもたない
  ドルの没落を阻止するためならアメリカは何でもやる
  世界各地から湧き起こるドル信任を掘り崩す動き
  ネオコンによる「世界革命」は完全に失敗した
  国際通貨体制のいかさまをもう世界は我慢しない
  アメリカは強大な軍事力で脅してドルの価値を維持してきた
  アメリカはもうイスラエルを見放すつもり
  日本がアメリカに貢いだお金の半分はもう戻らない
 ーー
第四章 日本はどこまで日本はアメリカに毟られるのか
  アメリカの経済は日本から毎年30兆円を徴収して維持されてきた
  日米間に金利差をつけてアメリカに資金を環流させてきた
  日本の財政破綻で円安になるという大嘘
  ドルを支えてきたオイル・マネーとジャパン・マネー
  日本の外貨建て資産への投資が今のドル高を支えるという矛盾
  日本の国債相場が急落すれば米国債相場は必然的に暴落する
  ダウは3年後に1万ドルを割り、その後8000ドル台にまで下がっていく
  ドルを売り払いたい アメリカ財界人たちの本音
 ーー
第五章 アメリカが衰退し、中国が次の超大国になる
  アメリカは中国に北朝鮮問題を丸投げして、アジアから逃げ出した
  アメリカは東アジアのヘジェモニーを中国に引き渡す
  アメリカは次世代の中国指導者まで決めている
  人民元に投資せよ
  ーー
 以上だが、こういう悲観論者の話は、この時期には敏感になったほうが良い。

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2007年04月09日(月)
2197, ファンタジー文学の世界へ ?3
            ( ^3)?♪ オハヨウゴザイマス!
 「ファンタジー文学の世界へ」  ー読書日記
 
 P-154 「さいはての島へ」(ゲド戦記?)
■目的と存在 ?「ある人生とする人生」について

 第三巻は、壮年になったゲドが王子アレンとともに、世界の均衡を取り戻す旅に出る物語です。
 これから本格的に冒険が始まろうとする前夜、ゲドは、以下のようにアレンに語りかけます。

 「よくよく考えるんだぞ、アレン、大きな選択に迫られた時には。
 まだ若かった頃、わしは‘ある人生’と‘する人生’のどちらかを選ばなければならなくなった。
 わしはマスがハエに飛びつくように、ぱっと後者に飛びついた。
 だが、わしらは何をしても、その行為のいずれからも自由にはなりえないし、
 その行為の結果からも自由にはなりえないものだ。ひとつの行為が次の行為を生み、それが、またつぎを生む。
 そうなると、わしらは、ごくたまにしか今みたいな時間が持てなくなる。
 一つの行動と次の行動の間の隙間のような「する」ということをやめて、ただ、「ある」という、
 それだけでいられる時間、あるいは、自分とは結局のところ、何者なのだろうと考える時間をね。」

 ここでの「ある人生」とは人間の存在を意味し「する人生」とは人生の目的を意味する。
人間の全体性を哲学的に分析すれば、この存在と目的という観点は重要な切り口である。
抜粋にあるとおり、若きゲドは「する人生」に飛びついたという。
目的は若者の特権としても、目的だけの人生には、常に、危ないものがつきまとう。
目的を持つことと、それを目指す行為とは一体のものだからである。
目的と行為の一体性には、何ら問題がないように無いように感じるかも知れない。
しかし、往々にして行為のみに追われだすと、行為という活動に実在感を得て、
何もしないことや、何もできないことが自分にとって否定的に感じてしまう。
とにかく「動く」ことのみ専心してしまいがちになる。
活動のみに追われて、その意味を考えることが鬱陶しくなってくる場合が多くなる。

先の抜粋の中の『一つの行動と次の行動の間の隙間のような「する」ということをやめて、ただ「ある」という、
それだけでいられる時間、あるいは、自分とは結局のところ、何者なのだろうと考える時間』が大きな意味を持つ。
この休止時間こそ最も大事な時間である。この時間の中で、一に戻って考えることこそ、
個々人の心や魂と向き合うことになる。
   ・・・・・・・
 ゲドも、世界の危機を救うさまざまな冒険を成し遂げ、魔法学院の長である大賢人となるが、
本人はそれを喜ばない。そして曰く「わしのほうは、うむ、いろんなものになった。いちばん最後が、
そして、おそらく、いちばんつまらないものが、この大賢人というやつだ」と。
河合隼雄が著書「生と死の接点」の冒頭「ライフサイクル」の中で、人生の「後半の問題」を解説する。
ユングフロイトへの批判をして、「フロイトは人生の前半の問題(自我の確立といった言葉で表される)
しか相手にしていない」としている。「人生後半の問題とは、自分なりのコスモロジーを完成させることである。
コスモロジーとは、この世に存在するすべてを、自分もそこに入れ込むことによって、ひとつの全体性へと
作り上げることである。世界を対象化するのではなく、自分という存在との濃密な関係付けの中で、
全体性を把握することである。本人のなんらかのパフォーマンスが要請される。」
 
 ・前半の問題とは、平たくいうと「生きるためにすること/壊すこと」、
 ・そして後半の問題とは「死ぬためにすること/創ること」である。
 若い時は攻撃的だったのが、人生の後半になると大人しくなる。
 前半は「する人生」、後半は「ある人生」に転換してしまう。
   ーーー
   解)人生を振り返って一番重要と思えるのは、無駄と思えた『浪人』の時期である。
   一度、リセットをして一より考え、出直す時であった。
   その時は、無駄で意味がなく惨めで、辛く悲しいとしか思えない。
   しかし、その時ほど人生で一番大事なことをしていた時期であった。
   水平から、縦に立っているから、水平線の人からみたら無駄飯食にしか見えないし、
   当人も、仕方なく縦に立っているしかない。しかし、「する人生」を振り返り、
   「ある人生」の転換期でもある。水平の彼方の地平線が果たして幻覚かどうか、眼を据えて見るときである。
   「する」と「ある」という面では、ホテル業も似たところがある。
   立ち上げ(創業の時)という晴れの時と、日々の日銭で借金を返す倹約時(ケの時)と明確に分かれる。
   それをツマラナイとみるか、面白いとみるかは、性格によるだろう。

                 ホンジャ、バアアイ ♪♪((((*`・´))ノ ♪♪
・・・・・・・
2006年04月09日(日)
1832, グーグル完全活用本 ?1
      ォ'`ョ━━(。・∀・)ノ゙━━ゥ★  ー読書日記

この本は「ウェブ進化論」と同じ位の、お勧め本だ。(ちなみに「ウェブ進化論」はベストセラーになった)
この随想日記を読んでいる人なら、検索を多用していると思うが、グーグルの「検索」を勧める。
ウェブ進化論の影響があるが)
もしパソコンの検索機能や、Yahooの検索を使っているなら、直にでも切り替えたほうがよい。
別に洗脳されたわけではないが「ウェブ進化論」と、この「グーグル完全活用本」を読めば分るはずである。
30万台のパソコンが24時間、世界中のネット上にアップされた情報を収集しているという。
もう5年も、グーグルの検索を使ってきた。キーワード入れれば、アクセスの頻度の高い順に出してくれる。
これがキーポイントになる。          ~~旦_(^O^ )
この本を読んで殆どの検索の便利さを知らなかったことが解った。
・「120×180= 」と計算式を検索の窓に入れるだけで答えが、
・「新潟市 郵便番号」と入れれば、新潟市の郵便番号がすぐ調べられるHPが、
・「和英 何々」と入れれば、和英辞書の検索のように英語が、
・税金を調べたい時は「税金□(空間)源泉□控除」と入れれば、効率よく調べたい内容が、
・ある企業の株価を調べたい時は「企業名と株価」を、そのまま入れればよい。
 「ダイエー□株価」(□ー空間)と。 
・「イチロー」以外の「鈴木一郎」を検索する方法として、イチローの前にマイナス記号をつけて
 ( 鈴木一郎 -イチロー)とすれば、イチロウ以外の鈴木一郎の情報が出てくる。
・キーワードを<" ">で囲むと、完全一致検索ができる 
 ーその言葉の範囲内で検索する。
・意味を知りたいときは「?とは?」といれればよい。
・多く使えるのが「ビジネス□ ”文例集”」である。ビジネスの部分に色いろのキーワードを入れればよい。
 「”文例集”」 ー 手紙、スピーチ・・・
 知人が私の「随想日記」を読んで、どうしてそんな細かなことを知っているのか
 不思議そうな顔をしていた。  別に物知りなのではない。
 本の引用と、この検索から引き出しているだけである。
 グーグルのサイトは、普通の「検索サイト」と思っていたが、
 実は「人工知能」という方が正しい。擬人化をするか、電子図書館と思えばよい。
 ーー
「グーグル完全活用本 」 知的生きかた文庫 ー創藝舎 (著)
             ヾ(●・з)ノ" バイバイ!
・・・・・・・
2005年04月09日(土)
1467, おしっこ

雑誌に面白い歌が載っていた。なかなか面白いので、詩を書き写してみた。
おしっこをしている時の顔はみんな哲学的である。「水を飲みながら、おしっこをすると妙な気持ちになる」
と何かに書いてあったので、試みたこととがある。やはり妙な気分であった。馬鹿みたいだが面白い。
この詩の、おしっこの代わりにウンコを思い浮かぶと更に面白い。
何か臭いがしそうなので、やはりおしっこの方がよい。
でも、その方が人間の露な姿を表現できるだろう。シンプルな詩であるが、中味は濃い。

曲・ 小室等、 作詩・谷川俊太郎
ーお し っ こー    谷 川 俊 太 郎

大統領がおしっこしてる
おしっこしながら考えている
戦争なんかしたくないんだ
石油がたっぷりありさえすれば

テロリストもおしっこしてる
おしっこしながら考えている
自爆なんかしたくないんだ
恋人残して死にたくないもの

兵隊さんもおしっこしてる
おしっこしながら考えている
殺すのっていやなもんだぜ
殺されるのはもっといやだが

男の子もおしっこしてる
おしっこしながら考えている
マシンガンを撃ってみたいな
きっと気持ちがすっきりするから

武器商人がおしっこしてる
おしっこしながら考えている
銃がなければ平和は守れぬ
金がなければ自由も買えぬ

道で野良犬おしっこしてる
おしっこしながら考えている
敵もいなけりや味方もいない
ただの命を生きているだけ

・・・・・・
2002/06/05
おしっこをしながら、水を飲む
(字数の関係でカット2008年04月09日)

・・・・・・・・・
2004年04月09日(金)
1102, つもりちがい十ケ条

 高いつもりで 低いのが教養     低いつもりで 高いのが気位
 深いつもりで 浅いのが知識     浅いつもりで 深いのが欲望
 厚いつもりで 薄いのが人情     薄いつもりで 厚いのが面皮
 強いつもりで 弱いのが根情     弱いつもりで 強いのが自我
 多いつもりで 少ないのが分別    少ないつもりで多いのが無駄
        そのつもりでがんばりましょう
                    天台宗別格本山 両子寺
人間の浅はかさ、のぼせ上りをいっている。
「般若心教を唱えていたので、高いも低いも、深いも浅いも、多いも少ないも、
『色即是空・諸法空想』としか思っていなかったつもりであった」が、
果たして実際はそうであろうか。いや、そんなことはない。この通りであった。
この随想日記をその全てを露呈しているではないか。恥ずかしいことである。
それにしても、人間の心理の一番奥の逆上せ上がりをそのままついている。
これを読めば読むほど、本当に自分はバカで卑小とつくづく思ってしまう。

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2003年04月09日(水)
735, ホームページを開いて二年

このホームページを開いてあと一ヶ月足らずで二年になる。
旅行以外は随想日記を一日も欠かさなかった。脳内の何パーセントを汲みだした感覚である。
その時その時の興味が移り変わっていくのもわかる。お笑いであったり、癒し系であったり、人間観察であったりだ。
・何事も三年である、あと一年は今のペースは続けるつもりである。随想テーマ日記の千項目がもう一つの目安だ。
・毎日書き続けるとネタ不足になるが、それが外部の情報収集の動機になる。
 公開をして第三者の目を意識をして書くことで、自己コントロールをするようになった。
・書き続けること、改善し続けることで自己の外部化をしていることになっている。
 毎日文章を書き続けることは大変である。
「今日飯食って、会社に行って、テレビを見て寝た」という内容なら如何といことないが、
テーマをみつけて筋の通った?文章にするにはエネルギーをつかう。
考える時間を入れると、2?3時間ぐらいはかかる。その危なさが面白いと感じるから、続けることができるのだが。
一人で、机の中の日記帳にこれをやろうとしても無理である。第三者に対する意識があるから続けることができるのだ。
なんで毎日書き続けるのかという疑問があるが、誰のために書いているのではなく、自分のために書いているだけだ。
読み返していると結構自分を鏡でみているようで面白い。ハッキリいって見る人が見たらバカじゃないのかと思うだろが、
これが自分でしかないのも事実である。参考の為に一年前に書いた「テーマ日記」を書き始めて一年
ー1・2をコピーしておきます。
ーこうしてあらためて読んでみると、今も一年前も考えることは、ほとんど変わらないものだ。
今のままの自分がいる。

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「テーマ日記」を書き始めて一年   
    ?1ー2002・05・22)
(字数の関係でカット2008年04月09日)

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2002年04月09日(火)
371,花見

いつもこの時期、福島江と悠久山の花見に行く。
といって朝の散歩で行くのだが。今年の桜は当たり年のようだ。
「散る桜、残る桜も散る桜」 毎年このことをおもいしらされる。
人間の人生の短さに例えて言っているのだ。所詮自分の死もいずれ近くやってくる事を言っている。
京都の桜も素晴らしい。それぞれの地区で素晴らしい桜の名所がある。この時期の名物の一つである。
7年前私の従兄弟が桜の散際に自死をした。桜が好きで毎年写真を撮っていたという。
なくなった後で、その時の写真を見せてもらった。なくなった通夜の納棺の時、突風が吹いた。
納棺の桜吹雪である。背筋がこうりつく思いであった。 こういう事が実際あるのだ。
桜は人間の人生を見せてくれる。その年も桜の当たり年だった。